JP2018102027A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの占積率を高くしても、ワニスをスロット内のコイル隙間に均等に含浸させ易い回転電機を提供すること。【解決手段】回転電機1が、ステータコア11と、ステータコア11のティース16に巻回されると共に、断面矩形の平角状である導体34と、導体34の周囲を被覆する絶縁被膜35とを有する平角線38を含むステータコイル15と、を備えるようにする。絶縁被膜35は、隣り合うティース16の間に設けられるスロット17内において導体34を覆っているスロット配設部35eを含み、そのスロット配設部35eには、ステータコア11の軸方向に延在する溝が設けられる。回転電機1が、更に溝の少なくとも一部に含浸されたワニスを備えるようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、回転電機としては、特許文献1に記載されているものがある。この回転電機は、ステータ、及びステータの内周側に配設されたロータを備え、ステータは、ステータコア及びコイルを含む。ステータコアは、環状のヨークと、複数のティースを有し、複数のティースは、周方向に互いに間隔をおいて位置し、各ティースは、ヨークから径方向の内方側に突出する。コイルは、隣り合うティース間の空間であるスロットに挿通され、ティースに巻回される。ティースと、コイルとの間には、ワニスが含浸される。ワニスによって、コイルがステータコアに固着される。
特開2013−143860号公報
回転電機を高出力化及び高効率化するためには、スロット内でのコイルの占積率を高め、コイル間の隙間を小さくする必要がある。しかし、コイルの占積率を高くすると、ワニスをスロット内のコイル隙間に均等に含浸させにくく、ステータコアに対するコイルの固着力が低下する。
そこで、本発明の目的は、コイルの占積率を高くしても、ワニスをスロット内のコイル隙間に均等に含浸させ易い回転電機を提供することにある。
本発明に係る回転電機は、環状のヨーク、及び前記ヨークの周方向に互いに間隔をおいた状態で前記ヨークから径方向の内側に突出する複数のティースを含むステータコアと、前記ティースに巻回されると共に、断面矩形の平角状である導体と、前記導体の周囲を被覆する絶縁被膜とを有する平角線を含むコイルと、を備え、前記絶縁被膜は、隣り合う前記ティースの間に設けられるスロット内において前記導体を覆っているスロット配設部を含み、そのスロット配設部には、前記ステータコアの軸方向に延在する溝が設けられ、更に、前記溝の少なくとも一部に含浸されたワニスを備える。
本発明に係る回転電機によれば、ステータコアの軸方向に延在する溝が平角線の絶縁被膜のスロット配設部に設けられ、ワニスが当該溝内の少なくとも一部に含浸される。したがって、より多くのワニスをスロット内に含浸でき、ワニスをスロット内のコイル隙間により均等に含浸できる。よって、コイルの占積率を高くして、回転電機の高出力化及び高効率化を実現しても、ステータコアに対するコイルの固着力が十分なものになり易い。
本発明の一実施形態に係る回転電機のステータの斜視図である。 ステータコイルの一部をなす導体セグメントの一部の正面図である。 径方向と、周方向とを含む平面で、ステータコアを切断したときの断面図の一部である。 図3の一部を表す拡大断面図であり、1つの平角線の拡大断面図である。 ステータコアを径方向外方から見たときの模式図である。 (a)は、図3の一部をなす拡大断面図であり、平角線と、絶縁紙との接合部周辺を表す拡大断面図である。また、(b)は、図3の一部をなす拡大断面図であり、径方向に隣接する2つの平角線の接合部周辺を表す拡大断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の図面および実地例の説明で、R方向は、ステータ2の径方向を示し、θ方向は、ステータ2の周方向を示し、Z方向は、ステータ2の高さ方向(軸方向)を示す。R方向、θ方向、及びZ方向は、互いに直交する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機1のステータ2の斜視図である。図1に示すように、ステータ2は、ステータコア11と、平角線を含むステータコイル15とを備える。ステータコア11は、環状の磁性体部品であり、例えば、複数の珪素鋼鈑(電磁鋼鈑)が積層されて構成されるが、樹脂バインダと磁性材粉末を加圧成形することにより構成されてもよい。ステータコア11は、環状で外周側に配設されるヨーク12と、複数のティース16を有する。複数のティース16は、θ方向に互いに間隔をおいて配設され、各ティース16は、ヨーク12からR方向内方側に突出する。ステータコイル15は、螺旋状に延在するU,V,Wの三相のコイルを備え、例えば、これらのU,V,Wの三相のコイルをY結線して構成される。U,V,Wの三相のコイルの夫々は、隣接するティース16の間の空間であるスロット17に挿通され、ティース16に巻回される。
U,V,Wの三相のコイルの夫々は、複数の導体セグメントを溶接して構成されるセグメントコイルからなる。図2は、導体セグメント31の一部の正面図である。次に、図2を参照して、各セグメントコイルの形成方法について説明する。詳しくは、先ず、略U字形の導体セグメント31を複数個準備する。各導体セグメント31は、互いに平行な2つの脚部32と、各脚部32の一端が連結されて、山形形状を有する連結部33を含む。各導体セグメント31は、断面矩形の平角状である導体34(図4参照)における両端部以外の中間部を絶縁被膜35(図4参照)で覆い、その導体34の両端部を露出させることにより形成される。
複数の導体セグメント31は、R方向に並んだ状態で、ステータコア11のZ方向他方側(図1の下側)から同じ2つのスロット17に挿入される。そして、各セグメントコイルの導体セグメント31の脚部32でステータコア11のZ方向一端面(図1の上端面)よりも外側に突出した突出部のステータコア側が曲げ加工される。当該突出部において絶縁被膜35から露出する先端部は、曲げ加工されずZ方向外側に延在する。
R方向に重なる複数の導体セグメント31に関し、R方向に隣り合う2つの導体セグメント31において、一方の導体セグメント31のθ方向一方側の先端部は、θ方向他方側に折り曲げられ、他方の導体セグメント31のθ方向他方側の先端部は、θ方向一方側に折り曲げられる。そして、当該一方の導体セグメント31のθ方向一方側の先端部が、当該他方の導体セグメント31のθ方向他方側の先端部にTIG溶接などの溶接で接合されて接続される。これによって、R方向に重なる複数の導体セグメント31が螺旋状に連結されて、セグメントコイルが構成される。各セグメントコイルのθ方向両端部の一部が2つのスロット17に挿入された状態で、各セグメントコイルは、複数のティース16に跨るように複数のティース16の周囲に分布巻きされる。
各セグメントコイルにおいて、ステータ2のR方向両端に配置される2つの導体セグメント31の脚部32は、θ方向に隣り合う別のセグメントコイル側に曲げられる。そして、θ方向に隣り合うセグメントコイル30において、R方向端部に配置される2つの導体セグメント31の脚部32の先端部が溶接で接合される。これにより、θ方向に隣り合う同じ相の導体セグメント31が直列に接続され、θ方向に隣り合う同じ相のセグメントコイルが直列に接続される。各セグメントコイルにおいて溶接部周辺以外の個所は、断面矩形の平角状である導体34と、導体34の周囲を被覆する絶縁被膜35とを有する平角線38(図4参照)で構成される。ステータコイル15は、ティース16に巻回され、断面矩形の平角状である導体34と、導体34の周囲を被覆する絶縁被膜35とを有する平角線38を含む。
再度、図1を参照して、ステータ2の内周側には、ステータ2に対して間隔をおいて図示しないロータが配設される。ステータ2とロータの中心は一致している。ロータは、回転軸の周囲に固定される環状の磁性体部品であり、例えば、複数の円環状の珪素鋼鈑(電磁鋼鈑)が積層されて構成される。ロータには、複数の永久磁石がθ方向に互いに間隔をおいた状態で埋め込まれる。回転電機1を駆動する際には、例えば、バッテリからの直流電流がインバータを介して三相交流電流に変換された後、三相交流電流が、U,V,Wの三相のコイルに供給される。係るU,V,Wの三相のコイルに対する三相交流電流の供給によって、ティースが磁化されて磁極となり、磁極の位置がステータ2のθ方向に沿って移動する回転磁界が生じる。そして、ロータがその回転磁界に基づいて回動し、回転動力が生成される。他方、電力を回生する際には、ロータが、外部からの動力によって回動すると、ロータに埋め込まれた永久磁石がロータ中心軸の回りを回転する。すると、U,V,Wの三相のコイルに電磁誘導の法則に基づく誘導起電力が誘起され、交流の誘導電流がU,V,Wの三相のコイルを流れる。そして、係る誘導電流に基づくU,V,Wの三相のコイルからの交流電力が、インバータで直流電力に変換された後、バッテリに供給される。なお、ステータ2は、θ方向に間隔をおいて配置される複数の取付部36を有し、各取付部36は、R方向外方側に膨出する。図示しないボルトを、取付部36の締結孔37を通過させた後、図示しないケースの軸方向の端面に固定することで、ステータ2がケースに取り付けられる。
図3は、R方向と、θ方向とを含む平面で、ステータコア11を切断したときの断面図の一部である。図3の紙面では、下側がR方向内側に一致する。図3に示すように、スロット17内においては、複数の平角線38が、R方向に重なるように配置される。すなわち、スロット17内では、ステータコイル15の導体34は、絶縁被膜35から露出することがなく、必ず絶縁被膜35で覆われる。絶縁被膜35においてスロット17内で導体34を覆っている箇所は、スロット配設部35eを構成する。また、R方向に隣り合う2つの平角線38に関し、R方向外側の平角線38において略θ方向に延在するR方向内側縁部は、R方向内側の平角線38において略θ方向に延在するR方向外側縁部に接触している。R方向外側の平角線38においてR方向内側の平角線38に接触するR方向内側縁部は、絶縁被膜35に含まれ、R方向内側の平角線38においてR方向外側の平角線38に接触するR方向外側縁部も、絶縁被膜35に含まれる。
回転電機1は、更に絶縁紙50を備える。絶縁紙50は、絶縁性を有する材料で構成され、好ましくはアラミド絶縁紙で構成される。絶縁紙50は、スロット17内でR方向に連なる複数の平角線38と、ステータコア11においてスロット17を画定するスロット画定面46との間に配設される。係る絶縁紙50の配置によって、平角線38の導体34が金属製のステータコア11と短絡することを確実に防止している。
図4は、図3の一部を表す拡大断面図であり、1の平角線38の拡大断面図である。図4を参照して、上述のように、平角線38は、略矩形の断面形状を有する導体34と、導体34の周囲を取り囲む絶縁被膜35とを含む。絶縁被膜35は、一対のθ方向延在部35a,35bと、一対のR方向延在部35c,35dを有する。一対のθ方向延在部35a,35bは、略θ方向に延在し、導体34を挟んでR方向に対向する。また、一対のR方向延在部35c,35dは、R方向に延在し、導体34を挟んで略θ方向に対向する。
R方向外側のθ方向延在部35aのθ方向中央部には、R方向外側が開口する溝70aが設けられ、R方向内側のθ方向延在部35bのθ方向中央部には、R方向内側が開口する溝70bが設けられる。また、θ方向一方側(紙面における左側)のR方向延在部35cのR方向中央部には、θ方向一方側が開口する溝70cが設けられ、θ方向他方側(紙面における右側)のR方向延在部35dのR方向中央部には、θ方向他方側が開口する溝70dが設けられる。各溝70a,70b,70c,70dは、開口側に行くにしたがって末広がりとなる二等辺三角形の断面形状を有し、Z方向に延在する。各溝70a,70b,70c,70dの深さ(当該二等辺三角形の高さ)は、絶縁被膜35(スロット配設部35e)の厚さの3/4以下であると、絶縁被膜35が破れにくくて好ましいが、絶縁被膜(スロット配設部)の厚さよりも薄ければよく、導体34が平角線38の外側に露出しなければよい。
また、図5、すなわち、ステータコア11をR方向外方から見たときの模式図に示すように、各溝70a,70b,70c,70dは、ステータコア11のZ方向において、少なくとも、aで示す領域、すなわち、ステータコア11のZ方向一端から5mmだけZ方向他端側に移動した位置から、ステータコア11のZ方向他端から5mmだけZ方向一端側に移動した位置までの領域を含むように設けられると好ましい。しかし、絶縁被膜に設けられる溝は、ステータコアのZ方向に関し、ステータコアが存在する範囲に少なくとも一部が重なるように設けられればよく、例えば、絶縁被膜に設けられる溝は、ステータコアのZ方向の一端及び他端のうちの少なくとも一方から5mm以下の領域に設けられてもよく、又は、ステータコアのZ方向一端から10mmだけZ方向他端側に移動した位置から、ステータコアのZ方向他端から10mmだけZ方向一端側に移動した位置までの領域に設けられなくてもよい。
次に、各溝70a,70b,70c,70dとワニス80の位置関係について、図6を用いて説明する。図6(a)は、図3の一部をなす拡大断面図であり、平角線38と、絶縁紙50との接合部周辺を表す拡大断面図である。また、図6(b)は、図3の一部をなす拡大断面図であり、R方向に隣接する2つの平角線38の接合部周辺を表す拡大断面図である。
図6(a)を参照して、回転電機1は、各ティース16と、ステータコイル15との間に含浸されたワニス80を備える。ワニス80は、樹脂などを溶剤に溶かした公知の如何なる材料で構成されてもよく、樹脂としてはエポキシ樹脂やシリコーン等を採用できる。ワニス80は、各溝70a,70b,70c,70d(図4参照)の少なくとも一部に含浸される。詳しくは、図6(a)に示すように、ワニス80は、平角線38のθ方向一方側(図6(a)の紙面における左側)において、R方向延在部35cの溝70cの少なくとも一部に、溝70cの内面と絶縁紙50とに接触するように含浸される。また、図示はしないが、ワニス80は、平角線38のθ方向他方側において、R方向延在部35d(図4参照)の溝70d(図4参照)の少なくとも一部に、溝70dの内面と絶縁紙50とに接触するように含浸される。R方向延在部35c,35dへ含浸されたワニス80によって、各平角線38と絶縁紙50とが固着され、ステータコイル15が絶縁紙50を介してステータコア11に対して確実に固着される。
また、図6(b)に示すように、ワニス80は、R方向に隣接する平角線38の境界部において、R方向内方側に配設される平角線38のR方向外側の溝70aと、R方向外方側に配設される平角線38のR方向内側の溝70bとが相まって構成されてZ方向に延在する断面四角形状の溝70eの少なくとも一部に、溝70aと溝70bとに接触するように含浸される。ワニス80の溝70e内への含浸によってR方向に隣接する平角線38同志が固着される。
図4を参照して、本実施例のように、平角線38が、R方向外側のθ方向延在部35aとR方向内側のθ方向延在部35bとに導体34を挟んでR方向に対向する溝70a,70bを有すると、R方向に隣接する2つの平角線38において断面積がより大きい溝70eを構成でき、ワニス80が含浸され易くなって好ましい。しかし、平角線が、R方向外側のθ方向延在部及びR方向内側のθ方向延在部のうちの一方だけに溝を有している場合においても、その溝に含浸されるワニスによってR方向に隣接する2つの平角線を固着されることができる。なお、絶縁被膜35の厚さにもよるが、ワニス80を溝70a,70b,70c,70d内に十分に含浸させるため、溝70a,70b,70c,70dの深さは、絶縁被膜35の厚さの1/2以上であることが好ましい。しかし、少なくとも一つの溝の深さは、絶縁被膜の厚さの1/2未満であってもよい。
上記実施形態によれば、ステータコア11の軸方向に延在する溝70a,70b,70c,70dが平角線38の絶縁被膜35のスロット配設部35eに設けられ、ワニス80が当該溝70a,70b,70c,70d内の少なくとも一部に含浸される。したがって、より多くのワニス80をスロット17内に含浸でき、ワニス80をスロット17内のステータコイル15隙間により均等に含浸できる。よって、ステータコイル15の占積率を高くして、回転電機1の高出力化及び高効率化を実現しても、ステータコア11に対するステータコイル15の固着力が十分なものになり易い。
また、平角線38のR方向延在部35c,35dに溝70c,70dが設けられるので、ステータコイル15と絶縁紙50とを固着でき、ステータコイル15を絶縁紙50を介してステータコア11に確実に固着できる。
更には、平角線38のθ方向延在部35a,35bに溝70a,70bが設けられるので、R方向に隣接する平角線38同志をより確実に固着できる。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、平角線38と、ティース16との間に絶縁紙50を配設する場合について説明したが、平角線と、ティースとの間に絶縁紙を配設しなくてもよい。また、溝70a,70b,70c,70dの断面形状が、三角形である場合について説明したが、各溝の断面形状は、如何なる形状であってもよく、例えば、半円、半楕円、又は矩形(長方形及び正方形を含む)等であってもよい。また、絶縁被膜35に、同じ断面形状を有する複数の溝70a,70b,70c,70dを設けたが、絶縁被膜に、断面形状が互いに異なる2以上の溝を設けてもよい。また、一対のθ方向延在部35a,35b及び一対のR方向延在部35c,35dで構成される絶縁被膜35の4つの縁部の夫々に1つの溝を設ける場合について説明した。しかし、一対のθ方向延在部及び一対のR方向延在部で構成される絶縁被膜の4つの縁部のうちの少なくとも一つの縁部に、互いに間隔をおいて配置される2以上の溝を設けてもよい。また、当該4つの縁部のうちの1以上3以下の縁部に、溝を一つも設けなくてもよい。ただし、一対のR方向延在部のうちの少なくとも一方に溝を設けて、絶縁被膜と、絶縁紙又はティースとをワニスで固着すると、ステータコイルをステータコアに確実に固定できて好ましい。また、溝70a,70bを、θ方向延在部35a,35bのθ方向の略中央に設ける場合について説明したが、溝をθ方向延在部に設ける場合、溝は、θ方向延在部のθ方向の如何なる個所に設けられてもよい。また、溝70c,70dを、R方向延在部35c,35dのR方向の略中央に設ける場合について説明したが、溝をR方向延在部に設ける場合、溝は、R方向延在部のR方向の如何なる個所に設けられてもよい。また、平角線のスロット配設部に、2以上の溝を設けると好ましく、当該2以上の溝に、θ方向延在部に設けられた溝とR方向延在溝に設けられた溝とが含まれると更に好ましい。
1 回転電機、 11 ステータコア、 12 ヨーク、 15 ステータコイル、 16 ティース、 17 スロット、 34 導体、 35 絶縁被膜、 35e スロット配設部、 38 平角線、 70a, 70b, 70c, 70d 溝、 80 ワニス、 R方向 ステータの径方向、 θ方向 ステータの周方向、 Z方向 ステータの軸方向。

Claims (1)

  1. 環状のヨーク、及び前記ヨークの周方向に互いに間隔をおいた状態で前記ヨークから径方向の内側に突出する複数のティースを含むステータコアと、
    前記ティースに巻回されると共に、断面矩形の平角状である導体と、前記導体の周囲を被覆する絶縁被膜とを有する平角線を含むコイルと、を備え、
    前記絶縁被膜は、隣り合う前記ティースの間に設けられるスロット内において前記導体を覆っているスロット配設部を含み、そのスロット配設部には、前記ステータコアの軸方向に延在する溝が設けられ、
    更に、前記溝の少なくとも一部に含浸されたワニスを備える、回転電機。
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