JP2018100782A - 冷媒回路装置 - Google Patents

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【課題】省エネルギー化を図ること。【解決手段】庫内熱交換器35と、圧縮機31及び庫外熱交換器32と、第1電子膨張弁39a等とを冷媒管路36で接続して構成された主経路30と、圧縮機31で圧縮された冷媒を庫内熱交換器35を構成する加熱兼用庫内熱交換器35cに送出する導入経路40と、第2電子膨張弁52を有し、加熱兼用室内熱交換器35cに送出された冷媒を主経路30に送出する帰還経路50とを備えた冷媒回路20を有し、主経路30は、庫外熱交換器32を通過した冷媒を減圧させることによって庫内熱交換器35の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出するエジェクタ33と、エジェクタ33から供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を圧縮機31に吸引させつつ、液相冷媒を第1電子膨張弁39a等に送出する気液分離器34とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、冷媒回路装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機等に適用される冷媒回路装置に関するものである。
従来、例えば自動販売機等に適用される冷媒回路装置が特許文献1に提案されている。この特許文献1に提案されている冷媒回路装置は、主経路と、導入経路と、帰還経路と、バイパス経路とを有する冷媒回路を備えている。
主経路は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器及び膨張機構が冷媒配管で順次接続されて環状に構成されている。室内熱交換器は、対象となる室の内部に設置されている。圧縮機は、室内熱交換器を通過した冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態にして吐出するものである。室外熱交換器は、圧縮機で圧縮された冷媒を導入して凝縮させるものである。膨張機構は、室外熱交換器で凝縮した冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。
このような主経路においては、圧縮機で圧縮された冷媒が室外熱交換器で凝縮し、凝縮した冷媒が膨張機構で断熱膨張され、室内熱交換器で蒸発する。この室内熱交換器で蒸発した冷媒は、圧縮機により吸引されて再び圧縮されて循環することになる。これにより室内熱交換器が設置された室の内部空気が冷却される。
導入経路は、圧縮機で圧縮された冷媒を導入し、主経路を構成する室内熱交換器のうち加熱対象となる室に配設されたものに供給することにより該室内熱交換器で冷媒を凝縮させるものである。これにより該室内熱交換器が配設された室の内部空気は加熱される。
帰還経路は、室内熱交換器で凝縮した冷媒を導入して室外熱交換器に供給するものである。これにより室外熱交換器では、通過する冷媒が周囲空気と熱交換を行って蒸発する。
バイパス経路は、室外熱交換器で蒸発した冷媒を導入して、圧縮機に送出させるものである。かかるバイパス経路を通過した冷媒は、圧縮機に送出される。
このような構成を有する冷媒回路装置においては、該当する室の内部空気の冷却のみを行う場合(冷却単独運転を行う場合)には、主経路のみに冷媒を循環させる。その一方、一の室の内部空気を冷却して他の室の内部空気を加熱する場合(冷却加熱運転を行う場合)には、圧縮機で圧縮された冷媒を、導入経路及び帰還経路を通過させてから主経路を通過させるように循環させる。更に、該当する室の内部空気の加熱のみを行う場合(加熱単独運転を行う場合)には、圧縮機で圧縮された冷媒を、導入経路、帰還経路及びバイパス経路の順に通過させて圧縮機に戻すよう循環させる。
特開2014−112012号公報
近年の消費電力量の低減に伴う省エネルギー化の要請により、上述したような冷媒回路装置においても省エネルギー化が求められている。
本発明は、上記実情に鑑みて、省エネルギー化を図ることができる冷媒回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷媒回路装置は、室の内部に設置された室内熱交換器と、前記室の外部に設置された圧縮機及び室外熱交換器と、通過する冷媒を断熱膨張させる第1膨張機構とを冷媒管路で接続して構成された主経路と、前記圧縮機と前記室外熱交換器とを接続する冷媒管路に設けられた流路切替弁を介して該冷媒管路から分岐する態様で設けられ、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に送出する導入経路と、通過する冷媒を断熱膨張させる第2膨張機構を有し、かつ前記導入経路を通じて前記加熱兼用室内熱交換器に送出された冷媒を前記主経路における前記室外熱交換器の上流側に送出する帰還経路とを備えた冷媒回路を有する冷媒回路装置において、前記主経路は、前記室外熱交換器を通過した冷媒を減圧させることによって前記室内熱交換器の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出するエジェクタと、前記エジェクタから供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機に吸引させる一方、液相冷媒を前記第1膨張機構に送出する気液分離器とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記冷媒回路装置において、前記室外熱交換器と前記エジェクタとの間の冷媒管路から分岐するとともに、前記気液分離器と前記圧縮機との間の冷媒管路に合流する態様で配設されたバイパス経路と、前記バイパス経路に開閉可能に設置され、かつ開成する場合には冷媒が通過することを許容する一方、閉成する場合には冷媒の通過を規制するバイパスバルブとを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記冷媒回路装置において、前記第1膨張機構及び前記第2膨張機構は、電子膨張弁により構成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記冷媒回路装置において、前記第1膨張機構は、キャピラリーチューブと、このキャピラリーチューブの上流側に設置された電磁弁とにより構成され、前記主経路は、前記加熱兼用室内熱交換器を除く前記室内熱交換器において、いずれかの第1室内熱交換器の出口側に接続された冷媒管路を他の第2室内熱交換器の入口側に接続された冷媒管路に合流させることにより、少なくとも2つの室内熱交換器を直列に接続して成ることを特徴とする。
また本発明は、上記冷媒回路装置において、前記加熱兼用室内熱交換器が複数設けられており、前記導入経路が、前記圧縮機で圧縮された冷媒を第1加熱兼用室内熱交換器に送出する第1導入配管と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を第2加熱兼用室内熱交換器に送出する第2導入配管とを備え、前記流路切替弁は、入口が前記圧縮機の出口側の冷媒配管に接続され、第1出口が前記室外熱交換器の入口側の冷媒配管に接続され、第2出口が前記第1導入配管に接続され、並びに第3出口が前記第2導入配管に接続されてなり、かつ前記入口と前記第1出口とを連通する第1送出状態、前記入口と前記第2出口とを連通する第2送出状態、前記入口と前記第3出口とを連通する第3送出状態、並びに前記入口と前記第2出口及び前記第3出口とを連通する第4送出状態のいずれかに切替可能な四方弁により構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、主経路を構成するエジェクタが、室外熱交換器を通過した冷媒を減圧させることによって室内熱交換器の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出し、該主経路を構成する気液分離器が、エジェクタから供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を圧縮機に吸引させる一方、液相冷媒を第1膨張機構に送出するので、圧縮機に吸引される冷媒の圧力を高くすることができ、これにより圧縮機の消費電力量を低減させることができる。従って、省エネルギー化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1である冷媒回路装置が適用された自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す説明図である。 図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示すものであり、右側の商品収容庫の断面側面図である。 図3は、本発明の実施の形態1である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。 図4は、図3に示したエジェクタの構成を示す模式図である。 図5は、図3に示した冷媒回路における冷却単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図6は、図3に示した冷媒回路における冷却加熱運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図7は、図3に示した冷媒回路における加熱単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図8は、本発明の実施の形態2である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。 図9は、図8に示した冷媒回路における冷却単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図10は、図8に示した冷媒回路における冷却加熱運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図11は、図8に示した冷媒回路における加熱単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図12は、本発明の実施の形態3である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。 図13は、図12に示した冷媒回路における冷却単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図14は、図12に示した冷媒回路における冷却加熱運転での冷媒の流れを示す概念図である。 図15は、図12に示した冷媒回路における加熱単独運転での冷媒の流れを示す概念図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る冷媒回路装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1である冷媒回路装置が適用された自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す説明図である。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面に開口が形成された直方状の筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1には、その内部に例えば2つの断熱仕切板2によって仕切られた3つの独立した商品収容庫3が左右に並んだ態様で設けられている。これら商品収容庫3は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容する室で、断熱構造を有している。
図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示すものであり、右側の商品収容庫3の断面側面図である。尚、ここでは右側の商品収容庫3(以下、適宜右庫3aとも称する)の内部構造について示すが、中央の商品収容庫3(以下、適宜中庫3bとも称する)及び左側の商品収容庫3(以下、適宜左庫3cとも称する)の内部構造も右庫3aと略同じような構成である。また、本明細書における右側とは、自動販売機を正面から見た場合の右方を示し、左側とは、自動販売機を正面から見た場合の左方を示す。
かかる図2に示すように、本体キャビネット1の前面には、外扉4及び内扉5が設けられている。外扉4は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉5は、商品収容庫3の前面を開閉するためのものである。この内扉5は、上下に分割してあり、上側の扉5aは商品を補充する際に開閉するものである。
上記商品収容庫3には、収納ラック6、払出機構7及びシュータ8が設けられている。収納ラック6は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。払出機構7は、収納ラック6の下部に設けてあり、この収納ラック6に収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ払い出すためのものである。シュータ8は、払出機構7から払い出された商品を内扉5の下側の扉5bに設けられた商品搬出口5cを介して外扉4に設けられた商品取出口(図示せず)に導くためのものである。
図3は、本発明の実施の形態1である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。ここで例示する冷媒回路装置は、内部に冷媒が封入された冷媒回路20を有しており、この冷媒回路20は、主経路30、導入経路40、帰還経路50及びバイパス経路60を備えて構成されている。
主経路30は、圧縮機31、庫外熱交換器(室外熱交換器)32、エジェクタ33、気液分離器34及び庫内熱交換器(室内熱交換器)35を冷媒管路36にて接続して構成されている。尚、冷媒管路36は、冷媒配管が適宜接続されて形成されたものである。
圧縮機31は、図2にも示すように機械室9に設置されている。機械室9は、本体キャビネット1の内部であって商品収容庫3と区画され、かつ商品収容庫3の下方側の室である。この圧縮機31は、制御部21から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。
ここで制御部21は、図示せぬメモリに記憶されたプログラムやデータに従って冷媒回路20を構成する各部の動作を統括的に制御するものである。尚、制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
庫外熱交換器32は、圧縮機31と同様に機械室9に設置されており、つまり室である商品収容庫3の外部に設置されている。この庫外熱交換器32は、通過する冷媒と周囲空気とを熱交換させるものである。かかる庫外熱交換器32の近傍には庫外送風ファン10が設置されている。
この庫外熱交換器32と圧縮機31とを接続する冷媒管路36には、三方弁(流路切替弁)37aが設けられている。かかる三方弁37aについては後述する。
エジェクタ33は、詳細は後述するが、庫外熱交換器32で放熱された高圧の冷媒(高圧冷媒)を減圧させることによって、庫内熱交換器35により吐出された低圧の冷媒(低圧冷媒)を吸引し、該吸引した低圧冷媒を庫外熱交換器32からの高圧冷媒と混合させ、昇圧させた後に吐出するものである。本実施の形態1におけるエジェクタ33は、図4に示すように、2相流噴射型エジェクタであり、ノズル部331、混合部332及びディフューザ部333を有している。
ノズル部331は、高圧冷媒導入口334を通じて吸入された庫外熱交換器32からの高圧冷媒を減圧して加速させる部位である。このように高圧冷媒を加速させることで、冷媒吸入口335を通じて庫内熱交換器35より吐出された低圧冷媒を吸引することができる。このノズル部331には、ノズル弁331aが設けられている。ノズル弁331aは、高圧冷媒を減圧させるためのノズル径を調整するための弁体である。つまり、このノズル弁331aを駆動させることにより、エジェクタ33の開度を調整することができる。
混合部332は、ノズル部331で加速させた高圧冷媒と、冷媒吸入口335を通じて吸引した低圧冷媒とを混合させる部位である。
ディフューザ部333は、混合部332にて混合された冷媒(混合冷媒)を昇圧させる部位である。昇圧された混合冷媒は、気液分離器34に向けて吐出されることになる。
気液分離器34は、エジェクタ33より吐出された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するものである。この気液分離器34には、気相冷媒出口34aと液相冷媒出口34bとが設けられており、気相冷媒出口34aに接続された冷媒管路36は、圧縮機31の吸引口に接続されている。液相冷媒出口34bに接続された冷媒管路36は、各庫内熱交換器35の入口側に接続されている。
庫内熱交換器35は、複数(図示の例では3つ)設けられており、それぞれが各商品収容庫3の内部低域であって背面ダクト11の前方側に設置されている。各庫内熱交換器35の近傍には、庫内送風ファン12が配設されている。
これら庫内熱交換器35と気液分離器34の液相冷媒出口34bとを接続する冷媒管路36は、その途中に設けられた分配器38により3つに分岐され、右側の商品収容庫3(以下、右庫3aともいう)に設置された庫内熱交換器35(以下、右庫内熱交換器35aともいう)、中央の商品収容庫3(以下、中庫3bともいう)に設置された庫内熱交換器35(以下、中庫内熱交換器35bともいう)並びに左側の商品収容庫3(以下、左庫3cともいう)に設置された庫内熱交換器35(以下、左庫内熱交換器35cともいう)の入口側にそれぞれ接続されている。
また、この冷媒管路36においては、分配器38から左庫内熱交換器35c、中庫内熱交換器35b及び右庫内熱交換器35aに至る途中に複数の第1電子膨張弁(第1膨張機構)39a,39b,39cが設けられている。これら第1電子膨張弁39a,39b,39cは、制御部21から与えられる指令に応じて開度が調整されることにより、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。
上記庫内熱交換器35のそれぞれの出口側に接続された冷媒管路36は、途中の第1合流点P1で合流してエジェクタ33の冷媒吸入口335に接続されている。また、左庫内熱交換器35cの出口側に接続された冷媒管路36には、第1合流点P1よりも上流側に出口用電磁弁37bが設けられている。この出口用電磁弁37bは、開閉可能な弁体であり、制御部21から開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。
導入経路40は、一端が三方弁37aに連結され、かつ他端が左庫内熱交換器35cの入口側の冷媒管路36の第2合流点P2に合流する態様で該冷媒管路36に接続された導入管路41により構成されている。この導入管路41は、導入配管が適宜接続されて構成されている。
上記導入経路40は、圧縮機31で圧縮された高圧冷媒を左庫内熱交換器35cに導入させるためのものである。尚、左庫内熱交換器35cの入口側の冷媒管路36においては、第2合流点P2とその上流側の第1電子膨張弁39cとの間に低圧逆止弁37cが設けられている。この低圧逆止弁37cは、第1電子膨張弁39cから第2合流点P2に向けての冷媒の通過を許容する一方、第2合流点P2から第1電子膨張弁39cに向けての冷媒の通過を規制するものである。
三方弁37aは、圧縮機31で圧縮された高圧冷媒を庫外熱交換器32へ送出する第1送出状態と、左庫内熱交換器35cへ送出する第2送出状態との間で択一的に切り換え可能な流路切替弁である。かかる三方弁37aの切替動作は、制御部21から与えられる指令に応じて行われる。
帰還経路50は、左庫内熱交換器35cの出口側に接続された冷媒管路36において、上記出口用電磁弁37bの上流側の第1分岐点Q1で分岐し、三方弁37aから庫外熱交換器32に至る冷媒管路36の途中の第3合流点P3で合流する態様で該冷媒管路36に接続された帰還管路51により構成された経路である。この帰還管路51は、帰還配管が適宜接続されて構成されている。
この帰還経路50は、左庫内熱交換器35cで熱交換した冷媒を主経路30に帰還させるためのものである。該帰還経路50を構成する帰還管路51の途中には、第2電子膨張弁(第2膨張機構)52及び帰還逆止弁53が設けられている。第2電子膨張弁52は、制御部21から与えられる指令に応じてその開度が調整されるものであり、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。帰還逆止弁53は、第2電子膨張弁52から第3合流点P3に向けての冷媒の通過を許容する一方、第3合流点P3から第2電子膨張弁52に向けての冷媒の通過を規制するものである。
バイパス経路60は、庫外熱交換器32からエジェクタ33に至る冷媒管路36の途中の第2分岐点Q2から分岐し、気液分離器34から圧縮機31に至る冷媒管路36の途中の第4合流点P4で合流する態様で設けたバイパス管路61により構成されている。このバイパス管路61には、バイパスバルブ62が設けられている。バイパスバルブ62は、開閉可能な弁体であり、制御部21から開指令が与えられた場合には開成して冷媒がバイパス管路61を通過することを許容する一方、制御部21から閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒がバイパス管路61を通過することを規制するものである。
尚、図3において、符号22,23はストレーナである。ストレーナ22,23は、水分除去を行うための乾燥剤を有しているとともに、異物除去を行うためのフィルタを有しており、通過する冷媒の水分除去及び異物除去を行う除去部材である。
以上のような構成を有する冷媒回路装置は、次のようにして商品収容庫3に収容された商品を冷却、あるいは加熱する。
まず冷却単独運転の一例として、CCC運転(全ての商品収容庫3の内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部21は三方弁37aを第1送出状態にし、出口用電磁弁37bを開成させる一方、第2電子膨張弁52及びバイパスバルブ62を閉成させる。また制御部21は、第1電子膨張弁39a,39b,39cの開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機31で圧縮された冷媒は、図5に示すように循環する。
圧縮機31で圧縮された冷媒は、第1送出状態にある三方弁37aを通過して庫外熱交換器32に至る。庫外熱交換器32に至った冷媒は、該庫外熱交換器32を通過中に、周囲空気(外気)と熱交換を行って放熱する。庫外熱交換器32で放熱した冷媒は、エジェクタ33に送出される。
エジェクタ33に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口334を通じてノズル部331に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器35を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口335を通じて吸引される。そして、該エジェクタ33の混合部332にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部333に至り、混合冷媒は、ディフューザ部333で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ33から吐出された混合冷媒は、気液分離器34に送出され、該気液分離器34で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口34aを通過した後に冷媒管路36を通過して圧縮機31に吸引される。一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口34bを通過した後に分配器38にて3つに分岐される。3つに分岐された液相冷媒は、第1電子膨張弁39a,39b,39cで更に減圧されて断熱膨張し、各庫内熱交換器35に送出される。
各庫内熱交換器35に送出された冷媒(低圧冷媒)は、図示せぬ冷媒流路を通過して周囲空気(内部空気)と熱交換して該内部空気を冷却する。冷却された空気は、各庫内熱交換器35に近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより各商品収容庫3に収容された商品は、循環する空気により冷却される。
各庫内熱交換器35を通過した冷媒は、第1合流点P1で合流した後に、上記エジェクタ33において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ33の冷媒吸入口335に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路20を循環するサイクルを繰り返す。
次に冷却加熱運転の一例として、HCC運転(左庫3cの内部空気を加熱し、かつ中庫3b及び右庫3aの内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部21は三方弁37aを第2送出状態にし、第1電子膨張弁39c、出口用電磁弁37b及びバイパスバルブ62を閉成させる。そして、制御部21は、第1電子膨張弁39a,39b及び第2電子膨張弁52の開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機31で圧縮された冷媒は、図6に示すように循環する。
圧縮機31で圧縮された冷媒は、導入管路41を通過して左庫内熱交換器35cに至る。左庫内熱交換器35cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器35cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。つまり、左庫内熱交換器35cは、本発明における室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に相当する。
左庫内熱交換器35cで凝縮した冷媒は、帰還経路50を構成する帰還管路51を通過して第2電子膨張弁52で減圧されて断熱膨張し、その後に第3合流点P3を通過して主経路30に至る。このように主経路30に至った冷媒は、庫外熱交換器32を通過し、かかる庫外熱交換器32を通過中に、周囲空気と熱交換して放熱する。庫外熱交換器32で放熱した冷媒は、エジェクタ33に送出される。
エジェクタ33に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口334を通じてノズル部331に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器35を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口335を通じて吸引されることになる。そして、該エジェクタ33の混合部332にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部333に至り、混合冷媒は、ディフューザ部333で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ33から吐出された混合冷媒は、気液分離器34に送出され、該気液分離器34で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口34aを通過した後に冷媒管路36を通過して圧縮機31に吸引される。一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口34bを通過した後に分配器38にて2つに分岐される。2つに分岐された液相冷媒は、第1電子膨張弁39a,39bで更に減圧されて断熱膨張し、右庫内熱交換器35a及び中庫内熱交換器35bに送出される。
右庫内熱交換器35aに送出された冷媒(低圧冷媒)は、図示せぬ冷媒流路を通過して周囲空気(内部空気)と熱交換して該周囲空気を冷却する。冷却された空気は、右庫内熱交換器35aに近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより右庫3aに収容された商品は、循環する空気により冷却される。
中庫内熱交換器35bに送出された冷媒(低圧冷媒)は、図示せぬ冷媒流路を通過して周囲空気(内部空気)と熱交換して該周囲空気を冷却する。冷却された空気は、中庫内熱交換器35bに近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより中庫3bに収容された商品は、循環する空気により冷却される。
右庫内熱交換器35a及び中庫内熱交換器35bを通過した冷媒は、第1合流点P1で合流した後に、上記エジェクタ33において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ33の冷媒吸入口335に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路20を循環するサイクルを繰り返す。
更に加熱単独運転の一例として、左庫3cの内部空気のみを加熱する運転を行う場合について説明する。この場合、制御部21は、三方弁37aを第2送出状態にし、バイパスバルブ62を開成させる。また制御部21は、第1電子膨張弁39a,39b,39c及び出口用電磁弁37bを閉成させる。更に制御部21は、第2電子膨張弁52の開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機31で圧縮された冷媒は、図7に示すように循環する。
圧縮機31で圧縮された冷媒は、導入管路41を通過して左庫内熱交換器35cに至る。左庫内熱交換器35cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器35cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。
左庫内熱交換器35cで凝縮した冷媒は、帰還経路50を構成する帰還管路51を通過して第2電子膨張弁52で減圧されて断熱膨張し、その後に第3合流点P3を通過して主経路30に至る。このように主経路30に至った冷媒は、庫外熱交換器32を通過し、かかる庫外熱交換器32を通過中に、周囲空気と熱交換して蒸発する。庫外熱交換器32で蒸発した冷媒は、バイパス管路61を通過した後に圧縮機31に吸引され、その後に圧縮されることにより冷媒回路20を循環するサイクルを繰り返す。
以上説明したような本実施の形態1である冷媒回路装置によれば、冷却単独運転、冷却加熱運転及び加熱単独運転を行うことができ、しかもエジェクタ33が庫外熱交換器32を通過した冷媒を減圧させることによって庫内熱交換器35の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出し、気液分離器34がエジェクタ33から供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を圧縮機31に吸引させる一方、液相冷媒を第1電子膨張弁39a,39b,39cに送出するので、圧縮機31に吸引される冷媒の圧力を高くすることができ、これにより圧縮機31の消費電力量を低減させることができる。従って、省エネルギー化を図ることができる。
<実施の形態2>
図8は、本発明の実施の形態2である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。尚、上述した実施の形態1と同様の構成を有するものには同一の符号を付して説明する。
ここで例示する冷媒回路装置は、内部に冷媒が封入された冷媒回路120を有しており、この冷媒回路120は、主経路130、導入経路140、帰還経路150及びバイパス経路160を備えて構成されている。
主経路130は、圧縮機131、庫外熱交換器(室外熱交換器)132、エジェクタ133、気液分離器134及び庫内熱交換器(室内熱交換器)135を冷媒管路136にて接続して構成されている。尚、冷媒管路136は、冷媒配管が適宜接続されて形成されたものである。
圧縮機131は、機械室9に設置されている。機械室9は、本体キャビネット1の内部であって商品収容庫3と区画され、かつ商品収容庫3の下方側の室である。この圧縮機131は、制御部121から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。
ここで制御部121は、図示せぬメモリに記憶されたプログラムやデータに従って冷媒回路120を構成する各部の動作を統括的に制御するものである。尚、制御部121は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
庫外熱交換器132は、圧縮機131と同様に機械室9に設置されており、つまり室である商品収容庫3の外部に設置されている。この庫外熱交換器132は、通過する冷媒と周囲空気とを熱交換させるものである。かかる庫外熱交換器132の近傍には庫外送風ファン10が設置されている。
この庫外熱交換器132と圧縮機131とを接続する冷媒管路136には、三方弁(流路切替弁)137aが設けられている。かかる三方弁137aについては後述する。
エジェクタ133は、上記エジェクタ33と同様のものであり、庫外熱交換器132で放熱された高圧の冷媒(高圧冷媒)を減圧させることによって、庫内熱交換器135により吐出された低圧の冷媒(低圧冷媒)を吸引し、該吸引した低圧冷媒を庫外熱交換器132からの高圧冷媒と混合させ、昇圧させた後に吐出するものである。本実施の形態2におけるエジェクタ133は、上述した実施の形態1におけるエジェクタ133と同様に、2相流噴射型エジェクタであり、図には明示しないが、ノズル部、混合部及びディフューザ部を有している。
ノズル部は、高圧冷媒導入口を通じて吸入された庫外熱交換器132からの高圧冷媒を減圧して加速させる部位である。このように高圧冷媒を加速させることで、冷媒吸入口を通じて庫内熱交換器135より吐出された低圧冷媒を吸引することができる。このノズル部には、ノズル弁が設けられている。ノズル弁は、高圧冷媒を減圧させるためのノズル径を調整するための弁体である。つまり、このノズル弁を駆動させることにより、エジェクタ133の開度を調整することができる。
混合部は、ノズル部で加速させた高圧冷媒と、冷媒吸入口を通じて吸引した低圧冷媒とを混合させる部位である。
ディフューザ部は、混合部にて混合された冷媒(混合冷媒)を昇圧させる部位である。昇圧された混合冷媒は、気液分離器134に向けて吐出されることになる。
気液分離器134は、エジェクタ133より吐出された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するものである。この気液分離器134には、気相冷媒出口134aと液相冷媒出口134bとが設けられており、気相冷媒出口134aに接続された冷媒管路136は、圧縮機131の吸引口に接続されている。液相冷媒出口134bに接続された冷媒管路136は、各庫内熱交換器135の入口側に接続されている。
庫内熱交換器135は、複数(図示の例では3つ)設けられており、それぞれが各商品収容庫3の内部低域であって背面ダクト11の前方側に設置されている。各庫内熱交換器135の近傍には、庫内送風ファン12が配設されている。
これら庫内熱交換器135と気液分離器134の液相冷媒出口134bとを接続する冷媒管路136は、その途中に設けられた分配器138により3つに分岐され、右庫3aに設置された庫内熱交換器135(以下、右庫内熱交換器135aともいう)、中庫3bに設置された庫内熱交換器135(以下、中庫内熱交換器135bともいう)並びに左庫3cに設置された庫内熱交換器135(以下、左庫内熱交換器135cともいう)の入口側にそれぞれ接続されている。
また、この冷媒管路136においては、分配器138から左庫内熱交換器135c、中庫内熱交換器135b及び右庫内熱交換器135aに至る途中に複数の低圧電磁弁139a,139b,139c及びキャピラリーチューブ(第1膨張機構)139d,139e,139fが設けられている。低圧電磁弁139a,139b,139cは、開閉可能な弁体であり、制御部121から開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。キャピラリーチューブ139d,139e,139fは、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。
右庫内熱交換器135a及び左庫内熱交換器135cの出口側に接続された冷媒管路136は、途中の第1合流点R1で合流してエジェクタ133の冷媒吸入口に接続されている。また、左庫内熱交換器135cの出口側に接続された冷媒管路136には、第1合流点R1よりも上流側に出口用電磁弁137bが設けられている。この出口用電磁弁137bは、開閉可能な弁体であり、制御部121から開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。
上記主経路130において、中庫内熱交換器135bの出口側に接続された冷媒管路136a(以下、連結管路とも称する)は、キャピラリーチューブ139dから右庫内熱交換器135aに至る冷媒管路136の途中の第2合流点R2で該冷媒管路136に合流している。つまり、主経路130は、供給された冷媒を蒸発させる2つの庫内熱交換器135同士を直列に接続している。
導入経路140は、一端が三方弁137aに連結され、かつ他端が左庫内熱交換器135cの入口側の冷媒管路136の第3合流点R3に合流する態様で該冷媒管路136に接続された導入管路141により構成されている。この導入管路141は、導入配管が適宜接続されて構成されている。上記導入経路140は、圧縮機131で圧縮された高圧冷媒を左庫内熱交換器135cに導入させるためのものである。尚、左庫内熱交換器135cの入口側の冷媒管路136においては、第3合流点R3とその上流側のキャピラリーチューブ139fとの間に低圧逆止弁137cが設けられている。この低圧逆止弁137cは、キャピラリーチューブ139fから第3合流点R3に向けての冷媒の通過を許容する一方、第3合流点R3からキャピラリーチューブ139fに向けての冷媒の通過を規制するものである。
三方弁137aは、圧縮機131で圧縮された高圧冷媒を庫外熱交換器132へ送出する第1送出状態と、左庫内熱交換器135cへ送出する第2送出状態との間で択一的に切り換え可能な流路切替弁である。かかる三方弁137aの切替動作は、制御部121から与えられる指令に応じて行われる。
帰還経路150は、左庫内熱交換器135cの出口側に接続された冷媒管路136において、上記出口用電磁弁137bの上流側の第1分岐点S1で分岐し、三方弁137aから庫外熱交換器132に至る冷媒管路136の途中の第4合流点R4で合流する態様で該冷媒管路136に接続された帰還管路151により構成された経路である。この帰還管路151は、帰還配管が適宜接続されて構成されている。
この帰還経路150は、左庫内熱交換器135cで熱交換した冷媒を主経路130に帰還させるためのものである。該帰還経路150を構成する帰還管路151の途中には、帰還電子膨張弁(第2膨張機構)152及び帰還逆止弁153が設けられている。帰還電子膨張弁152は、制御部121から与えられる指令に応じてその開度が調整されるものであり、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。帰還逆止弁153は、帰還電子膨張弁152から第4合流点R4に向けての冷媒の通過を許容する一方、第4合流点R4から帰還電子膨張弁152に向けての冷媒の通過を規制するものである。
バイパス経路160は、庫外熱交換器132からエジェクタ133に至る冷媒管路136の途中の第2分岐点S2から分岐し、気液分離器134から圧縮機131に至る冷媒管路136の途中の第5合流点R5で合流する態様で設けたバイパス管路161により構成されている。このバイパス管路161には、バイパスバルブ162が設けられている。バイパスバルブ162は、開閉可能な弁体であり、制御部121から開指令が与えられた場合には開成して冷媒がバイパス管路161を通過することを許容する一方、制御部121から閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒がバイパス管路161を通過することを規制するものである。
尚、図8において、符号122,123はストレーナである。ストレーナ122,123は、水分除去を行うための乾燥剤を有しているとともに、異物除去を行うためのフィルタを有しており、通過する冷媒の水分除去及び異物除去を行う除去部材である。
以上のような構成を有する冷媒回路装置は、次のようにして商品収容庫3に収容された商品を冷却、あるいは加熱する。
まず冷却単独運転の一例として、CCC運転(全ての商品収容庫3の内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部121は三方弁137aを第1送出状態にし、低圧電磁弁139b,139c及び出口用電磁弁137bを開成させる一方、低圧電磁弁139a、帰還電子膨張弁152及びバイパスバルブ162を閉成させる。これにより圧縮機131で圧縮された冷媒は、図9に示すように循環する。
圧縮機131で圧縮された冷媒は、第1送出状態にある三方弁137aを通過して庫外熱交換器132に至る。庫外熱交換器132に至った冷媒は、該庫外熱交換器132を通過中に、周囲空気(外気)と熱交換を行って放熱する。庫外熱交換器132で放熱した冷媒は、エジェクタ133に送出される。
エジェクタ133に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口を通じてノズル部に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器135を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口を通じて吸引される。そして、該エジェクタ133の混合部にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部に至り、混合冷媒は、ディフューザ部で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ133から吐出された混合冷媒は、気液分離器134に送出され、該気液分離器134で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口134aを通過した後に冷媒管路136を通過して圧縮機131に吸引される。一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口134bを通過した後に分配器138にて2つに分岐される。2つに分岐された液相冷媒は、キャピラリーチューブ139e,139fで更に減圧されて断熱膨張して中庫内熱交換器135b及び左庫内熱交換器135cに至り、中庫内熱交換器135b及び左庫内熱交換器135cで蒸発して中庫3b及び左庫3cの内部空気から熱を奪い、該内部空気を冷却する。冷却された空気は、各庫内熱交換器135に近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより中庫3b及び左庫3cに収容された商品は、循環する空気により冷却される。
そして、中庫内熱交換器135bを通過した冷媒は、連結管路136aを通過して右庫内熱交換器135aの上流側に至り、右庫内熱交換器135aで蒸発する。これにより右庫3aの内部空気は、右庫内熱交換器135aにより冷却され、庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより右庫3aに収容された商品は、循環する内部空気に冷却される。
右庫内熱交換器135a及び左庫内熱交換器135cで蒸発した冷媒は、第1合流点R1で合流した後に、上記エジェクタ133において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ133の冷媒吸入口に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路120を循環するサイクルを繰り返す。
次に冷却加熱運転の一例として、HCC運転(左庫3cの内部空気を加熱し、かつ中庫3b及び右庫3aの内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部121は三方弁137aを第2送出状態にし、低圧電磁弁139a,139bを開成させる一方、低圧電磁弁139c、出口用電磁弁137b及びバイパスバルブ162を閉成させる。そして、制御部121は、帰還電子膨張弁152の開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機131で圧縮された冷媒は、図10に示すように循環する。
圧縮機131で圧縮された冷媒は、導入管路141を通過して左庫内熱交換器135cに至る。左庫内熱交換器135cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器135cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。つまり、左庫内熱交換器135cは、本発明における室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に相当する。
左庫内熱交換器135cで凝縮した冷媒は、帰還経路150を構成する帰還管路151を通過して帰還電子膨張弁152で減圧されて断熱膨張し、その後に第4合流点R4を通過して主経路130に至る。このように主経路130に至った冷媒は、庫外熱交換器132を通過し、かかる庫外熱交換器132を通過中に、周囲空気と熱交換して放熱する。庫外熱交換器132で放熱した冷媒は、エジェクタ133に送出される。
エジェクタ133に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口を通じてノズル部に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器135を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口を通じて吸引されることになる。そして、該エジェクタ133の混合部にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部に至り、混合冷媒は、ディフューザ部で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ133から吐出された混合冷媒は、気液分離器134に送出され、該気液分離器134で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口134aを通過した後に冷媒管路136を通過して圧縮機131に吸引される。一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口134bを通過した後に分配器138にて2つに分岐される。2つに分岐された液相冷媒は、キャピラリーチューブ139d,139eで更に減圧されて断熱膨張する。
キャピラリーチューブ139eで断熱膨張した冷媒は、中庫内熱交換器135bに至り、この中庫内熱交換器135bで蒸発して中庫3bの内部空気から熱を奪い、該内部空気を冷却する。冷却された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により中庫3bの内部を循環し、これにより中庫3bに収容された商品は冷却される。中庫内熱交換器135bで蒸発した冷媒は、連結管路136aを通過して右庫内熱交換器135aの上流側に至る。
一方、キャピラリーチューブ139dで断熱膨張した冷媒は、第2合流点R2で中庫内熱交換器135bで蒸発した冷媒と合流して右庫内熱交換器135aに至り、右庫内熱交換器135aで蒸発する。これにより右庫3aの内部空気は、右庫内熱交換器135aにより冷却され、庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより右庫3aに収容された商品は、循環する内部空気に冷却される。
右庫内熱交換器135aで蒸発した冷媒は、上記エジェクタ133において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ133の冷媒吸入口に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路120を循環するサイクルを繰り返す。
更に加熱単独運転の一例として、左庫3cの内部空気のみを加熱する運転を行う場合について説明する。この場合、制御部121は、三方弁137aを第2送出状態にし、バイパスバルブ162を開成させる一方、低圧電磁弁139a,139b,139c及び出口用電磁弁137bを閉成させる。更に制御部121は、帰還電子膨張弁152の開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機131で圧縮された冷媒は、図11に示すように循環する。
圧縮機131で圧縮された冷媒は、導入管路141を通過して左庫内熱交換器135cに至る。左庫内熱交換器135cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器135cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。
左庫内熱交換器135cで凝縮した冷媒は、帰還経路150を構成する帰還管路151を通過して帰還電子膨張弁152で減圧されて断熱膨張し、その後に第4合流点R4を通過して主経路130に至る。このように主経路130に至った冷媒は、庫外熱交換器132を通過し、かかる庫外熱交換器132を通過中に、周囲空気と熱交換して蒸発する。庫外熱交換器132で蒸発した冷媒は、バイパス管路161を通過した後に圧縮機131に吸引され、その後に圧縮されることにより冷媒回路120を循環するサイクルを繰り返す。
以上説明したような本実施の形態2である冷媒回路装置によれば、冷却単独運転、冷却加熱運転及び加熱単独運転を行うことができ、しかもエジェクタ133が庫外熱交換器132を通過した冷媒を減圧させることによって庫内熱交換器135の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出し、気液分離器134がエジェクタ133から供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を圧縮機131に吸引させる一方、液相冷媒をキャピラリーチューブ139d,139e,139fに送出するので、圧縮機131に吸引される冷媒の圧力を高くすることができ、これにより圧縮機131の消費電力量を低減させることができる。従って、省エネルギー化を図ることができる。
<実施の形態3>
図12は、本発明の実施の形態3である冷媒回路装置を概念的に示す概念図である。ここで例示する冷媒回路装置は、内部に冷媒が封入された冷媒回路220を有しており、この冷媒回路220は、主経路230、導入経路240、帰還経路250及びバイパス経路260を備えて構成されている。
主経路230は、圧縮機231、庫外熱交換器(室外熱交換器)232、エジェクタ233、気液分離器234及び庫内熱交換器(室内熱交換器)235を冷媒管路236にて接続して構成されている。尚、冷媒管路236は、冷媒配管が適宜接続されて形成されたものである。
圧縮機231は、機械室9に設置されている。機械室9は、本体キャビネット1の内部であって商品収容庫3と区画され、かつ商品収容庫3の下方側の室である。この圧縮機231は、制御部221から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。
ここで制御部221は、図示せぬメモリに記憶されたプログラムやデータに従って冷媒回路220を構成する各部の動作を統括的に制御するものである。尚、制御部221は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
庫外熱交換器232は、圧縮機231と同様に機械室9に設置されており、つまり室である商品収容庫3の外部に設置されている。この庫外熱交換器232は、通過する冷媒と周囲空気とを熱交換させるものである。かかる庫外熱交換器232の近傍には庫外送風ファン10が設置されている。
この庫外熱交換器232と圧縮機231とを接続する冷媒管路236には、四方弁(流路切替弁)237aが設けられている。
四方弁237aは、1つの入口2371と、3つの出口(第1出口2372、第2出口2373、第3出口2374)とを有しており、制御部221から与えられる指令に応じて、入口2371と第1出口2372とを連通する第1送出状態、入口2371と第2出口2373とを連通する第2送出状態、入口2371と第3出口2374とを連通する第3送出状態、並びに入口2371と第2出口2373及び第3出口2374とを連通する第4送出状態のいずれかに切替可能な流路切替弁である。この四方弁237aの入口2371は、圧縮機231の出口側の冷媒管路236を構成する冷媒配管が接続されている。
エジェクタ233は、庫外熱交換器232で放熱された高圧の冷媒(高圧冷媒)を減圧させることによって、庫内熱交換器235により吐出された低圧の冷媒(低圧冷媒)を吸引し、該吸引した低圧冷媒を庫外熱交換器232からの高圧冷媒と混合させ、昇圧させた後に吐出するものである。本実施の形態3におけるエジェクタ233は、上述した実施の形態1のエジェクタ33と同様に2相流噴射型エジェクタであり、図には明示しないが、ノズル部、混合部及びディフューザ部を有している。
ノズル部は、高圧冷媒導入口を通じて吸入された庫外熱交換器232からの高圧冷媒を減圧して加速させる部位である。このように高圧冷媒を加速させることで、冷媒吸入口を通じて庫内熱交換器235より吐出された低圧冷媒を吸引することができる。このノズル部には、ノズル弁が設けられている。ノズル弁は、高圧冷媒を減圧させるためのノズル径を調整するための弁体である。つまり、このノズル弁を駆動させることにより、エジェクタ233の開度を調整することができる。
混合部は、ノズル部で加速させた高圧冷媒と、冷媒吸入口を通じて吸引した低圧冷媒とを混合させる部位である。
ディフューザ部は、混合部にて混合された冷媒(混合冷媒)を昇圧させる部位である。昇圧された混合冷媒は、気液分離器234に向けて吐出されることになる。
気液分離器234は、エジェクタ233より吐出された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するものである。この気液分離器234には、気相冷媒出口234aと液相冷媒出口234bとが設けられており、気相冷媒出口234aに接続された冷媒管路236は、圧縮機231の吸引口に接続されている。液相冷媒出口234bに接続された冷媒管路236は、各庫内熱交換器235の入口側に接続されている。
庫内熱交換器235は、複数(図示の例では3つ)設けられており、それぞれが各商品収容庫3の内部低域であって背面ダクト11の前方側に設置されている。各庫内熱交換器235の近傍には、庫内送風ファン12が配設されている。
これら庫内熱交換器235と気液分離器234の液相冷媒出口234bとを接続する冷媒管路236は、その途中に設けられた分配器238により3つに分岐され、右庫3aに設置された庫内熱交換器235(以下、右庫内熱交換器235aともいう)、中庫3bに設置された庫内熱交換器235(以下、中庫内熱交換器235bともいう)並びに左庫3cに設置された庫内熱交換器235(以下、左庫内熱交換器235cともいう)の入口側にそれぞれ接続されている。
また、この冷媒管路236においては、分配器238から左庫内熱交換器235c、中庫内熱交換器235b及び右庫内熱交換器235aに至る途中に複数の第1電子膨張弁(第1膨張機構)239a,239b,239cが設けられている。これら第1電子膨張弁239a,239b,239cは、制御部221から与えられる指令に応じて開度が調整されることにより、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。
上記庫内熱交換器235のそれぞれの出口側に接続された冷媒管路236は、途中の第1合流点T1で合流してエジェクタ233の冷媒吸入口に接続されている。
また、中庫内熱交換器235bの出口側に接続された冷媒管路236には、第1合流点T1よりも上流側に第1出口用電磁弁237bが設けられている。この第1出口用電磁弁237bは、開閉可能な弁体であり、制御部221から開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。
更に、左庫内熱交換器235cの出口側に接続された冷媒管路236には、第1合流点T1よりも上流側に第2出口用電磁弁237cが設けられている。この第2出口用電磁弁237cは、開閉可能な弁体であり、制御部221から開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。
導入経路240は、第1導入管路241と第2導入管路242とを有している。第1導入管路241は、一端が四方弁237aの第2出口2373に接続され、かつ他端が中庫内熱交換器235bの入口側の冷媒管路236の第2合流点T2に合流する第1導入配管により構成されている。この第1導入管路241は、四方弁237aにより冷媒の導入が許容される場合に、圧縮機231で圧縮された高圧冷媒を中庫内熱交換器235bに導入させるものである。尚、中庫内熱交換器235bの入口側の冷媒管路236においては、第2合流点T2とその上流側の第1電子膨張弁239bとの間に低圧逆止弁237dが設けられている。この低圧逆止弁237dは、第1電子膨張弁239bから第2合流点T2に向けての冷媒の通過を許容する一方、第2合流点T2から第1電子膨張弁239bに向けての冷媒の通過を規制するものである。
第2導入管路242は、一端が四方弁237aの第3出口2374に接続され、かつ他端が左庫内熱交換器235cの入口側の冷媒管路236の第3合流点T3に合流する第2導入配管により構成されている。この第2導入管路242は、四方弁237aにより冷媒の導入が許容される場合に、圧縮機231で圧縮された高圧冷媒を左庫内熱交換器235cに導入させるものである。
尚、左庫内熱交換器235cの入口側の冷媒管路236においては、第3合流点T3とその上流側の第1電子膨張弁239cとの間に低圧逆止弁237eが設けられている。この低圧逆止弁237eは、第1電子膨張弁239cから第3合流点T3に向けての冷媒の通過を許容する一方、第3合流点T3から第1電子膨張弁239cに向けての冷媒の通過を規制するものである。
帰還経路250は、第1帰還管路251及び第2帰還管路252を備えて構成されている。第1帰還管路251は、中庫内熱交換器235bの出口側に接続された冷媒管路236の途中の第1分岐点U1で分岐され、四方弁237aの第1出口2372と庫外熱交換器232との間の冷媒管路236の第4合流点T4で合流する態様で該冷媒管路236に接続された第1帰還配管により構成されている。
この第1帰還管路251の途中には、上流側より第1入口逆止弁251a、第2電子膨張弁(第2膨張機構)251b及び帰還逆止弁251cが設けられている。
第1入口逆止弁251aは、第1分岐点U1から第2電子膨張弁251bに向けての冷媒の通過を許容する一方、第2電子膨張弁251bから第1分岐点U1に向けての冷媒の通過を規制するものである。
第2電子膨張弁251bは、制御部221から与えられる指令に応じてその開度が調整されるものであり、通過する冷媒を減圧させて断熱膨張させるものである。
帰還逆止弁251cは、第2電子膨張弁251bから第4合流点T4に向けての冷媒の通過を許容する一方、第4合流点T4から第2電子膨張弁251bに向けての冷媒の通過を規制するものである。
第2帰還管路252は、左庫内熱交換器235cの出口側に接続された冷媒管路236の途中の第2分岐点U2で分岐され、第1帰還管路251の第5合流点T5で合流する態様で該第1帰還管路251に接続された第2帰還配管により構成されている。この第2帰還管路252の途中には、第2入口逆止弁252aが設けられている。第2入口逆止弁252aは、第2分岐点U2から第5合流点T5に向けての冷媒の通過を許容する一方、第5合流点T5から第2分岐点U2に向けての冷媒の通過を規制するものである。
バイパス経路260は、庫外熱交換器232からエジェクタ233に至る冷媒管路236の途中の第3分岐点U3から分岐し、気液分離器234から圧縮機231に至る冷媒管路236の途中の第6合流点T6で合流する態様で設けたバイパス管路261により構成されている。このバイパス管路261には、バイパスバルブ262が設けられている。バイパスバルブ262は、開閉可能な弁体であり、制御部221から開指令が与えられた場合には開成して冷媒がバイパス管路261を通過することを許容する一方、制御部221から閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒がバイパス管路261を通過することを規制するものである。
尚、図12において、符号222,223はストレーナである。ストレーナ222,223は、水分除去を行うための乾燥剤を有しているとともに、異物除去を行うためのフィルタを有しており、通過する冷媒の水分除去及び異物除去を行う除去部材である。
以上のような構成を有する冷媒回路装置は、次のようにして商品収容庫3に収容された商品を冷却、あるいは加熱する。
まず冷却単独運転の一例として、CCC運転(全ての商品収容庫3の内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部221は四方弁237aを第1送出状態にし、第1出口用電磁弁237b及び第2出口用電磁弁237cを開成させる一方、第2電子膨張弁251b及びバイパスバルブ262を閉成させる。また制御部221は、第1電子膨張弁239a,239b,239cの開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機231で圧縮された冷媒は、図13に示すように循環する。
圧縮機231で圧縮された冷媒は、第1送出状態にある四方弁237aを通過して庫外熱交換器232に至る。庫外熱交換器232に至った冷媒は、該庫外熱交換器232を通過中に、周囲空気(外気)と熱交換を行って放熱する。庫外熱交換器232で放熱した冷媒は、エジェクタ233に送出される。
エジェクタ233に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口を通じてノズル部に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器235を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口を通じて吸引される。そして、該エジェクタ233の混合部にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部に至り、混合冷媒は、ディフューザ部で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ233から吐出された混合冷媒は、気液分離器234に送出され、該気液分離器234で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口234aを通過した後に冷媒管路236を通過して圧縮機231に吸引される。一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口234bを通過した後に分配器238にて3つに分岐される。3つに分岐された液相冷媒は、第1電子膨張弁239a,239b,239cで更に減圧されて断熱膨張し、各庫内熱交換器235に送出される。
各庫内熱交換器235に送出された冷媒(低圧冷媒)は、図示せぬ冷媒流路を通過して周囲空気(内部空気)と熱交換して該内部空気を冷却する。冷却された空気は、各庫内熱交換器235に近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより各商品収容庫3に収容された商品は、循環する空気により冷却される。
各庫内熱交換器235を通過した冷媒は、第1合流点T1で合流した後に、上記エジェクタ233において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ233の冷媒吸入口に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路220を循環するサイクルを繰り返す。
次に冷却加熱運転の一例として、HHC運転(中庫3b及び左庫3cの内部空気を加熱し、かつ右庫3aの内部空気を冷却する運転)を行う場合について説明する。
この場合、制御部221は四方弁237aを第4送出状態にし、第1電子膨張弁239b,239c、第1出口用電磁弁237b、第2出口用電磁弁237c及びバイパスバルブ262を閉成させる。そして、制御部221は、第1電子膨張弁239a及び第2電子膨張弁251bの開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機231で圧縮された冷媒は、図14に示すように循環する。
圧縮機231で圧縮された冷媒は、第4送出状態の四方弁237aを介して第1導入管路241及び第2導入管路242を通過する。
第1導入管路241を通過した冷媒は、中庫内熱交換器235bに至る。中庫内熱交換器235bに至った冷媒は、該中庫内熱交換器235bを通過中に、中庫3bの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、中庫3bの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、中庫3bの内部を循環し、これにより中庫3bに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。つまり、左庫内熱交換器235cは、本発明における室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に相当する。
第2導入管路242を通過した冷媒は、左庫内熱交換器235cに至る。左庫内熱交換器235cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器235cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。つまり、左庫内熱交換器235cは、本発明における室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に相当する。
中庫内熱交換器235bで凝縮した冷媒は、第1帰還管路251に至り、左庫内熱交換器235cで凝縮した冷媒は、第2帰還管路252を経由して第1帰還管路251に至って、互いに合流する。合流した冷媒は、第1帰還管路251を通過して第2電子膨張弁251bで減圧されて断熱膨張し、その後に第4合流点T4を通過して主経路230に至る。
このように主経路230に至った冷媒は、庫外熱交換器232を通過し、かかる庫外熱交換器232を通過中に、周囲空気と熱交換して放熱する。庫外熱交換器232で放熱した冷媒は、エジェクタ233に送出される。
エジェクタ233に送出された冷媒(高圧冷媒)は、高圧冷媒導入口を通じてノズル部に進入し、減圧されて加速する。これにより、庫内熱交換器235を通過した冷媒(低圧冷媒)が冷媒吸入口を通じて吸引されることになる。そして、該エジェクタ233の混合部にて、加速された高圧冷媒と、吸引された低圧冷媒とが混合して混合冷媒となってディフューザ部に至り、混合冷媒は、ディフューザ部で昇圧された後に吐出される。
エジェクタ233から吐出された混合冷媒は、気液分離器234に送出され、該気液分離器234で気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は、気相冷媒出口234aを通過した後に冷媒管路236を通過して圧縮機231に吸引される。
一方、分離された液相冷媒は、液相冷媒出口234bを通過した後に第1電子膨張弁239aで更に減圧されて断熱膨張し、右庫内熱交換器235aに送出される。
右庫内熱交換器235aに送出された冷媒(低圧冷媒)は、図示せぬ冷媒流路を通過して周囲空気(内部空気)と熱交換して該周囲空気を冷却する。冷却された空気は、右庫内熱交換器235aに近接配置された庫内送風ファン12の駆動により内部を循環し、これにより右庫3aに収容された商品は、循環する空気により冷却される。
右庫内熱交換器235aを通過した冷媒は、上記エジェクタ233において高圧冷媒が減圧されて加速されることによる吸引力により、エジェクタ233の冷媒吸入口に至る。このようにして冷媒は、冷媒回路220を循環するサイクルを繰り返す。
更に加熱単独運転の一例として、中庫3b及び左庫3cの内部空気のみを加熱する運転を行う場合について説明する。この場合、制御部221は、四方弁237aを第4送出状態にし、バイパスバルブ262を開成させる。また制御部221は、第1電子膨張弁239a,239b,239c、第1出口用電磁弁237b及び第2出口用電磁弁237cを閉成させる。更に制御部221は、第2電子膨張弁251bの開度を所定の大きさに調整する。これにより圧縮機231で圧縮された冷媒は、図15に示すように循環する。
圧縮機231で圧縮された冷媒は、第4送出状態の四方弁237aを介して第1導入管路241及び第2導入管路242を通過する。
第1導入管路241を通過した冷媒は、中庫内熱交換器235bに至る。中庫内熱交換器235bに至った冷媒は、該中庫内熱交換器235bを通過中に、中庫3bの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、中庫3bの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、中庫3bの内部を循環し、これにより中庫3bに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。
第2導入管路242を通過した冷媒は、左庫内熱交換器235cに至る。左庫内熱交換器235cに至った冷媒は、該左庫内熱交換器235cを通過中に、左庫3cの内部空気と熱交換し、該内部空気に放熱して凝縮する。これにより、左庫3cの内部空気を加熱する。加熱された内部空気は、庫内送風ファン12の駆動により、左庫3cの内部を循環し、これにより左庫3cに収容された商品は、循環する内部空気に加熱される。
中庫内熱交換器235bで凝縮した冷媒は、第1帰還管路251に至り、左庫内熱交換器235cで凝縮した冷媒は、第2帰還管路252を経由して第1帰還管路251に至って、互いに合流する。合流した冷媒は、第1帰還管路251を通過して第2電子膨張弁251bで減圧されて断熱膨張し、その後に第4合流点T4を通過して主経路230に至る。
このように主経路230に至った冷媒は、庫外熱交換器232を通過し、かかる庫外熱交換器232を通過中に、周囲空気と熱交換して蒸発する。庫外熱交換器232で蒸発した冷媒は、バイパス管路261を通過した後に圧縮機231に吸引され、その後に圧縮されることにより冷媒回路220を循環するサイクルを繰り返す。
以上説明したような本実施の形態3である冷媒回路装置によれば、冷却単独運転、冷却加熱運転及び加熱単独運転を行うことができ、しかもエジェクタ233が庫外熱交換器232を通過した冷媒を減圧させることによって庫内熱交換器235の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出し、気液分離器234がエジェクタ233から供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を圧縮機231に吸引させる一方、液相冷媒を第1電子膨張弁239a,239b,239cに送出するので、圧縮機231に吸引される冷媒の圧力を高くすることができ、これにより圧縮機231の消費電力量を低減させることができる。従って、省エネルギー化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態1〜3について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。すなわち、上述した実施の形態1〜3における冷却単独運転、冷却加熱運転及び加熱単独運転は一例であり、これに限定されるものではない。
1 本体キャビネット
3 商品収容庫
20 冷媒回路
21 制御部
30 主経路
31 圧縮機
32 庫外熱交換器(室外熱交換器)
33 エジェクタ
34 気液分離器
35 庫内熱交換器(室内熱交換器)
36 冷媒管路
37a 三方弁(流路切替弁)
38 分配器
39a 第1電子膨張弁
39b 第1電子膨張弁
39c 第1電子膨張弁
40 導入経路
41 導入管路
50 帰還経路
51 帰還管路
52 第2電子膨張弁(第2膨張機構)
53 帰還逆止弁
60 バイパス経路
61 バイパス管路
62 バイパスバルブ

Claims (5)

  1. 室の内部に設置された室内熱交換器と、前記室の外部に設置された圧縮機及び室外熱交換器と、通過する冷媒を断熱膨張させる第1膨張機構とを冷媒管路で接続して構成された主経路と、
    前記圧縮機と前記室外熱交換器とを接続する冷媒管路に設けられた流路切替弁を介して該冷媒管路から分岐する態様で設けられ、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記室内熱交換器のうち加熱対象となる室に設置された加熱兼用室内熱交換器に送出する導入経路と、
    通過する冷媒を断熱膨張させる第2膨張機構を有し、かつ前記導入経路を通じて前記加熱兼用室内熱交換器に送出された冷媒を前記主経路における前記室外熱交換器の上流側に送出する帰還経路と
    を備えた冷媒回路を有する冷媒回路装置において、
    前記主経路は、
    前記室外熱交換器を通過した冷媒を減圧させることによって前記室内熱交換器の少なくとも1つを通過した冷媒を吸引してこれら冷媒を混合させて吐出するエジェクタと、
    前記エジェクタから供給された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相冷媒を前記圧縮機に吸引させる一方、液相冷媒を前記第1膨張機構に送出する気液分離器と
    を備えたことを特徴とする冷媒回路装置。
  2. 前記室外熱交換器と前記エジェクタとの間の冷媒管路から分岐するとともに、前記気液分離器と前記圧縮機との間の冷媒管路に合流する態様で配設されたバイパス経路と、
    前記バイパス経路に開閉可能に設置され、かつ開成する場合には冷媒が通過することを許容する一方、閉成する場合には冷媒の通過を規制するバイパスバルブと
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒回路装置。
  3. 前記第1膨張機構及び前記第2膨張機構は、電子膨張弁により構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷媒回路装置。
  4. 前記第1膨張機構は、キャピラリーチューブと、このキャピラリーチューブの上流側に設置された電磁弁とにより構成され、
    前記主経路は、前記加熱兼用室内熱交換器を除く前記室内熱交換器において、いずれかの第1室内熱交換器の出口側に接続された冷媒管路を他の第2室内熱交換器の入口側に接続された冷媒管路に合流させることにより、少なくとも2つの室内熱交換器を直列に接続して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷媒回路装置。
  5. 前記加熱兼用室内熱交換器が複数設けられており、
    前記導入経路が、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を第1加熱兼用室内熱交換器に送出する第1導入配管と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を第2加熱兼用室内熱交換器に送出する第2導入配管と
    を備え、
    前記流路切替弁は、入口が前記圧縮機の出口側の冷媒配管に接続され、第1出口が前記室外熱交換器の入口側の冷媒配管に接続され、第2出口が前記第1導入配管に接続され、並びに第3出口が前記第2導入配管に接続されてなり、かつ前記入口と前記第1出口とを連通する第1送出状態、前記入口と前記第2出口とを連通する第2送出状態、前記入口と前記第3出口とを連通する第3送出状態、並びに前記入口と前記第2出口及び前記第3出口とを連通する第4送出状態のいずれかに切替可能な四方弁により構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷媒回路装置。
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