JP2018100591A - 庇パラペットの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】別の庇パラペットに交換する際の作業効率を上げることができる庇パラペットの取り付け構造を提供する。
【解決手段】屋根材の軒先の下方に配置された梁には、複数のアーム103が前方へ延設されており、各アーム103の先端部には、それぞれ固定ブラケット104が固定されている。これらの固定ブラケット104に取り付けられている庇パラペット105を別の庇パラペット5に交換するときには、各固定ブラケット104に庇パラペット交換用ブラケット1を装着する。この庇パラペット交換用ブラケット1は、一対の板材と、それらを結合させた結合材(12,13)とを備え、固定ブラケット104を被覆可能で、且つ、別の庇パラペット5が取り付け可能に形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、庇パラペットを交換する際に使用される庇パラペットの取り付け構造に関する。
従来から建物の屋上等には、屋根材の軒先の鼻隠し部分に庇パラペットが設けられている(特許文献1参照)。軒先の下方には梁が軒先に沿うように配置されており、この梁には複数のアームが前方へ延設されている。庇パラペットは、この複数のアームの先端部にそれぞれ固定された複数の固定ブラケットを介して取り付けられている。
特開2002−106129号公報
しかしながら、固定ブラケットは庇パラペットの種類毎に専用のものが使用されており、庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときには、固定ブラケットも別の庇パラペット専用のものに交換する必要がある。
そのため、庇パラペットの交換を行うときには、最初に庇パラペットを各固定ブラケットから取り外し、各固定ブラケットを各アームから取り外す。次に、別の庇パラペット専用の固定ブラケットを各アームにそれぞれ取り付け、これらの固定ブラケットに別の庇パラペットを取り付けることになる。
したがって、各固定ブラケットを各アームから取り外したり取り付けたりする面倒な作業が発生するために庇パラペットの交換作業の作業効率が良くない。
そこで、作業効率を上げるために、各固定ブラケットに対して、その形状に関係なく装着することができ、且つ、別の庇パラペットが取り付け可能なブラケット(庇パラペット交換用ブラケット)を使用することが検討されている。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、別の庇パラペットに交換する際の作業効率を上げることができる庇パラペットの取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のような庇パラペット交換用ブラケット、庇パラペットの取り付け構造、庇パラペットの交換方法を採用した。
本発明の庇パラペット交換用ブラケットは、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに各々の固定ブラケットに装着される庇パラペット交換用ブラケットであって、前記固定ブラケットを被覆可能で、且つ、前記別の庇パラペットが取り付け可能に形成されたことを特徴とする。
また、本発明の庇パラペット交換用ブラケットは、その内部に、前記固定ブラケットを挿入させて収容することにより前記固定ブラケットを被覆可能な収容空間を備えることが好ましい。
また、本発明の庇パラペット交換用ブラケットは、前記固定ブラケットを被覆したときに前記固定ブラケットまたは前記アームの少なくとも一方に保持される保持部を備えることが好ましい。
また、本発明の庇パラペットの取り付け構造は、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの取り付け構造において、各固定ブラケットに装着される庇パラペット交換用ブラケットを備え、当該庇パラペット交換用ブラケットに、本発明の庇パラペット交換用ブラケットを用いたことを特徴とする。
また、本発明の庇パラペットの交換方法は、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの交換方法において、各固定ブラケットに本発明の庇パラペット交換用ブラケットをそれぞれ装着し、これらの庇パラペット交換用ブラケットに前記別の庇パラペットを取り付けることを特徴とする。
すなわち、庇パラペットの取り付け構造は、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの取り付け構造において、各々の固定ブラケットに装着される庇パラペット交換用ブラケットを備え、前記庇パラペット交換用ブラケットは、一対の板材と、それらを結合させた結合材とを備え、前記固定ブラケットを被覆可能で、且つ、前記別の庇パラペットが取り付け可能に形成されていることを特徴とする。
また、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの取り付け構造において、各々の固定ブラケットに装着される庇パラペット交換用ブラケットを備え、前記庇パラペット交換用ブラケットは、前記固定ブラケットを被覆可能で、且つ、前記別の庇パラペットが取り付け可能に形成されるとともに、前記固定ブラケットの上面に前記別の庇パラペットが載せられていることを特徴とする。
さらに、上記庇パラペットの取り付け構造において、前記一対の板材には、ビス止め用固定穴が設けられていることを特徴とする。
また、上記いずれかい記載の庇パラペットの取り付け構造において、前記庇パラペット交換用ブラケットは、その内部に、前記固定ブラケットを挿入させて収容することにより前記固定ブラケットを被覆可能な収容空間を備えていることを特徴とする。
さらに、上記いずれかに記載の庇パラペットの取り付け構造において、前記固定ブラケットを被覆したときに前記固定ブラケットまたは前記アームの少なくとも一方に保持される保持部を備えることを特徴とする。
また、上記庇パラペットの取り付け構造において、前記保持部は、前記アームと対応する位置に形成された切り欠きであることを特徴とする。
そして、庇パラペットの交換方法は、屋根材の軒先の下方に当該軒先に沿うように梁が配置され、当該梁から複数のアームが前方へ延設され、各アームの先端部に固定ブラケットが固定され、これらの固定ブラケットに取り付けられている庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの交換方法において、各固定ブラケットに、一対の板材と、それらを結合させた結合材とを備え、前記固定ブラケットを被覆可能で、且つ、前記別の庇パラペットが取り付け可能に形成された庇パラペット交換用ブラケットをそれぞれ装着し、これらの庇パラペット交換用ブラケットに前記別の庇パラペットを取り付けることを特徴とする。
本発明では、庇パラペット交換用ブラケットを、固定ブラケットを被覆可能で、且つ、別の庇パラペットが取り付け可能になるように形成した。これにより別の庇パラペットを取り付けるときには、庇パラペットを各固定ブラケットから取り外し、各固定ブラケットに庇パラペット交換用ブラケットを装着し、これらの庇パラペット交換用ブラケットに別の庇パラペットを取り付けることになる。
したがって、庇パラペット交換用ブラケットを使用することにより、固定ブラケットの種類に関係なく別の庇パラペットを取り付けることが可能になるので、各固定ブラケットを各アームから取り外したり取り付けたりする面倒な作業が発生しない。よって、本発明は、別の庇パラペットに交換する際の作業効率を上げることができる。
本発明の第1の実施の形態の庇パラペットの交換後の軒先構造の断面図である。 同実施の形態の庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。 同実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット、固定ブラケット、アームの斜視図である。 同実施の形態の庇パラペットの交換方法を示すフローチャートである。 同実施の形態の庇パラペットの交換方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態の庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。 同実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット、固定ブラケット、アームの斜視図である。 同実施の形態の庇パラペットの交換方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態の庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。 同実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット、固定ブラケット、アームの斜視図である。 同実施の形態の庇パラペットの交換方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態の軒先構造の断面図である。この軒先構造は、庇パラペットの交換後を示すものである。ここでは、軒先構造の全体的な構成を説明する。この軒先構造は、建物の上部に設けられた屋根材101の軒先の下方に梁102が軒先に沿うように配置されている。梁102には、複数のアーム103の後端部が固定されている。
複数のアーム103は、梁102と平行に並んで配置されており、それぞれ梁102から前方へ延びて形成されている。各アーム103の先端部には、それぞれ固定ブラケット104が固定されている。これらの固定ブラケット104には、本発明の庇パラペット交換用ブラケット1を介して庇パラペット5が取り付けられている。この庇パラペット5は、交換後の新しい庇パラペット5である。
固定ブラケット104と梁102との間には、軒樋106が梁102と平行に配置されている。この軒樋106は、各アーム103の上面に取り付けられている。軒樋106の下部には縦樋107が接続されている。
アーム103の下面には、軒天井108が取り付けられている。庇パラペット105と梁102との間口には、カバー109が取り付けられている。このカバー109は、雪やゴミ等を受け止めて、雪やゴミ等が軒樋106内に入らないようにするものである。
図2は、庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。この軒先構造は、固定ブラケット104に直接庇パラペット105が取り付けられている。この庇パラペット105は、交換前の古い庇パラペット105であり、固定ブラケット104専用のものである。なお、固定ブラケット104の後面は、図1で示した固定ブラケット104よりも簡略化して示している。
次に、図2と図3を用いてアーム103と固定ブラケット104の構造を説明する。
アーム103は、前述したように梁102(図1参照)から前方へ延設され、左方に開口した断面コ字状の板状に形成されている。
具体的に説明するとアーム103は、垂直に延びる垂直部103aと、垂直部103aの上端から左方に水平に伸びる上水平部103bと、垂直部103aの下端から左方に水平に伸びる下水平部103cとを備えている。
固定ブラケット104は、左側面でアーム103の先端部(前端部)に固定されている。この固定ブラケット104は板状に形成されている。
固定ブラケット104の前面104bは、上から順に、斜面141b、湾曲面142b、第1L字面143b、第2L字面144bを備えている。
斜面141bは、固定ブラケット104の上面104aの前端から下方へ延びて形成されている。湾曲面142bは、斜面141bの下端から前方且つ下方へ湾曲して形成されている。
第1L字面143bは、湾曲面142bの下端から後方且つ下方にL字状に屈曲して形成されている。第2L字面144bは、第1L字面143bの下端から後方且つ下方にL字状に屈曲して形成されている。
次に、図3を用いて本発明の庇パラペット交換用ブラケット1の構造を説明する。この庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット104を前方から被覆可能に形成されている。さらに、この庇パラペット交換用ブラケット1は、図2の庇パラペット105とは別の種類の庇パラペット5(図1参照)を面接させることで取り付け可能に形成されている。
この庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット104を後方側から内部に収容するように後方側が開口した箱状に形成されている。
また、この庇パラペット交換用ブラケット1は、左右に離間して配置された一対の板材11,11と、一対の板材11,11の上端と前端を結合する3つの結合部材(上結合部材12、中間結合部材13、下結合部材14)とを備えている。
一対の板材11,11は、前後に延びる板状に形成されている。板材11,11の離間幅は、固定ブラケット104の左右幅よりも広く設定されている。一対の板材11,11は同じ形状に形成されている。各板材11には、複数のビス止め用固定穴11dが設けられている。
各板材11の後端11cには、アーム103と対応する位置に切り欠き15が形成されている。この切り欠き15は、後方へ開口したコ字状に形成され、固定ブラケット104の被覆時にアーム103の先端部を挿入させて先端部に保持されるようになっている。
つまり、この切り欠き15は、本発明の保持部を構成している。具体的に説明すると、この切り欠き15は、アーム103の先端部を挿入させたときに前面15aがアーム103の垂直部103aの先端に当接し、上面15bと下面15cがアーム103の上水平部103bと下水平部103cを挟持してアーム103の先端部に保持される。
なお、切り欠き15についてカッコ書きにした方は、右側の板材11にあるため図示していない。以下の説明においても同様である。
また、各板材11の前端11bは、上から順に、上下延在部112b、コ字部113b、湾曲部114bを備えている。
上下延在部112bは、板材11の上端11aの前端から下方へ延びて形成されている。コ字部113bは、上下延在部112bの下端から後方且つ下方にコ字状に屈曲して形成されている。湾曲部114bは、コ字部113bの下端から後方へ湾曲して形成されている。
3つの結合部材12〜14は板状に形成されている。上結合部材12は、一対の板材11,11の上端11a,11aを結合している。中間結合部材13は、一対の板材11,11の上下延在部112b,112bを結合している。下結合部材14は、一対の板材11,11のコ字部113b,113bの下部から湾曲部114b,114bの上部にかけての部分を結合している。
庇パラペット交換用ブラケット1は、以上のように3つの結合部材12〜14が一対の板材11,11を結合していることにより、内部に固定ブラケット104を収容する収容空間1Sが形成されている。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sに固定ブラケット104を収容した状態では、中間結合部材13は固定ブラケット104の湾曲面142bの前側部1421bに当接するように形成されている。
また、上結合部材12は、中間結合部材13が固定ブラケット104の湾曲面142bの前側部1421bに当接した状態で、固定ブラケット104の湾曲面142bの上側部1422bに掛止して固定ブラケット104に保持されるように形成されている。
つまり、この上結合部材12は、本発明の保持部を構成している。また、中間結合部材13が固定ブラケット104の湾曲面142bの前側部1421bに当接した状態では、前述したように切り欠き15がアーム103の先端部に保持される。
次に、図4と図5を用いて庇パラペットの交換方法を説明する。
(ステップS1、図5の(a)→(b))
最初に、古い庇パラペット105を各固定ブラケット104から取り外す。続いて、各アーム103や各固定ブラケット104の点検を行い、必要であれば補修を行う。
(ステップS2、図5の(b)→(c))
次に、各固定ブラケット104に庇パラペット交換用ブラケット1を装着する。装着方法を具体的に説明すると、庇パラペット交換用ブラケット1の収容空間1Sに固定ブラケット104を挿入させて、固定ブラケット104の前側部1421bを中間結合部材13に当てる。すると上結合部材12は、固定ブラケット104の上側部1422bに掛止して固定ブラケット104に保持される。同時に、切り欠き15はアーム103の先端部に保持される。
上記のように庇パラペット交換用ブラケット1を固定ブラケット104に保持した後に、庇パラペット交換用ブラケット1をビス(図示せず)で固定ブラケット104に固定する。この結果、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット104を被覆した状態となる。
(ステップS3、図5の(d))
最後に、別の庇パラペット5を、各庇パラペット交換用ブラケット1と各固定ブラケット104に載せて取り付ける。
以上説明したように本実施の形態では、庇パラペット交換用ブラケット1を、固定ブラケット104を被覆可能で、且つ、別の庇パラペット5が取り付け可能になるように形成した。したがって、この庇パラペット交換用ブラケット1を使用することにより、固定ブラケット104の種類に関係なく別の庇パラペット5を取り付けることが可能になるので、各固定ブラケット104を各アーム103から取り外したり取り付けたりする面倒な作業が発生しない。よって、本実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1は、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率を上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、その内部に、固定ブラケット104を挿入させて収容することにより固定ブラケット104を被覆可能な収容空間1Sを備えた。これにより庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sを備えていない場合に比べて、固定ブラケット104を容易に被覆することが可能になる。よって、本実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1は、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらに上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット104を被覆したときに固定ブラケット104とアーム103の双方に保持される保持部(上結合部材12、切り欠き15)を備えた。この保持部により庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット104への装着位置が容易に決まる。よって、本実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1は、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらにいっそう上げることができる。
また、この庇パラペット交換用ブラケット1が使用される庇パラペット5の取り付け構造および庇パラペットの交換方法は、庇パラペット交換用ブラケット1による上記の効果と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態の庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。図7は、同実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1、固定ブラケット204、アーム103の斜視図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態と比べて固定ブラケット204と交換前の庇パラペット205の構造が異なる。交換前の庇パラペット205は、固定ブラケット204専用のものである。ここでは、固定ブラケット204の構造を説明する。
固定ブラケット204は、左側面でアーム103の先端部に固定されている。この固定ブラケット204は板状に形成されている。
固定ブラケット204の前面204bは、上から順に、第1垂直面241b、斜面242b、第2垂直面243b、第1コ字面244b、第3垂直面245b、第2コ字面246b、湾曲面247bを備えている。
第1垂直面241bは、固定ブラケット204の上面204aの前端から下方へ垂直に延びて形成されている。斜面242bは、第1垂直面241bの下端から前方且つ下方へ斜めに延びて形成されている。第2垂直面243bは、斜面242bの下端から下方へ垂直に延びて形成されている。
第1コ字面244bは、第2垂直面243bの下端から後方且つ下方にコ字状に屈曲して形成されている。第3垂直面245bは、第1コ字面244bの下端から下方へ垂直に延びて形成されている。第2コ字面246bは、第3垂直面245bの下端から後方且つ下方にコ字状に屈曲して形成されている。湾曲面247bは、第2コ字面246bの下端から後方側へ湾曲して形成されている。
また、図7に示すように本発明の庇パラペット交換用ブラケット1は、この固定ブラケット204に対しても前方から被覆可能に形成されている。具体的に説明すると、この庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット204を後方側から内部に収容するように後方側が開口した箱状に形成されている。
また、この庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sに固定ブラケット204を収容した状態では、中間結合部材13が固定ブラケット204の第2垂直面243bに当接するように形成されている。
また、上結合部材12は、中間結合部材13が固定ブラケット204の第2垂直面243bに当接した状態で、固定ブラケット204の斜面242bに掛止して固定ブラケット204に保持されるように形成されている。
また、中間結合部材13が固定ブラケット204の第2垂直面243bに当接した状態では、第1の実施の形態と同様に切り欠き15がアーム103の先端部に保持される。
次に、図4と図8を用いて庇パラペットの交換方法を説明する。
(図4のステップS1、図8の(a)→(b))
最初に、古い庇パラペット205を固定ブラケット204から取り外す。続いて、アーム103や固定ブラケット204の点検を行い、必要であれば補修を行う。
(図4のステップS2、図8の(b)→(c))
次に、固定ブラケット204に庇パラペット交換用ブラケット1を装着する。装着方法を具体的に説明すると、庇パラペット交換用ブラケット1の収容空間1Sに固定ブラケット204を入れて、固定ブラケット204の第2垂直面243bを中間結合部材13に当てる。すると、上結合部材12は、固定ブラケット204の斜面242bに掛止して固定ブラケット204に保持される。同時に、切り欠き15はアーム103の先端部に保持される。
上記のように庇パラペット交換用ブラケット1を固定ブラケット204に保持した後に、庇パラペット交換用ブラケット1をビス(図示せず)で固定ブラケット204に固定する。この結果、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット204を被覆した状態となる。
(図4のステップS3、図8の(d))
最後に、別の庇パラペット5を、各庇パラペット交換用ブラケット1と各固定ブラケット204に載せて取り付ける。
以上説明したように庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット204を被覆可能に形成した。これにより別の庇パラペット5を取り付けるときには、庇パラペット交換用ブラケット1を使用することにより、固定ブラケット204の形状に左右されなくなる。したがって、上記で説明したように各固定ブラケット204を各アーム103から取り外したり取り付けたりする面倒な作業が発生しない。
よって、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット204の形状が第1の実施の形態の固定ブラケット104の形状と異なっていても、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率を上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sを備えたことにより固定ブラケット204を容易に被覆することが可能になるので、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらに上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット204を被覆したときに固定ブラケット204とアーム103の双方に保持される保持部(上結合部材12、切り欠き15)を備えたことにより固定ブラケット204への装着位置が容易に決まるので、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらにいっそう上げることができる。
また、本実施の形態においても、庇パラペット交換用ブラケット1が使用される庇パラペット5の取り付け構造および庇パラペットの交換方法は、庇パラペット交換用ブラケット1による効果と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態の庇パラペットの交換前の軒先構造の斜視図である。図10は、同実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1、固定ブラケット304、アーム103の斜視図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態と比べて固定ブラケット304と交換前の庇パラペット305の構造が異なる。交換前の庇パラペット305は、固定ブラケット304専用のものである。ここでは、固定ブラケット304の構造を説明する。
固定ブラケット304は、左側面でアーム103の先端部に固定されている。この固定ブラケット304は板状に形成されている。
固定ブラケット304の前面304bは、上から順に、第1垂直面341b、第1斜面342b、水平面343b、第2斜面344b、第2垂直面345b、コ字面346b、屈曲面347bを備えている。
第1垂直面341bは、固定ブラケット304の上面304aの前端から下方へ垂直に延びて形成されている。第1斜面342bは、第1垂直面341bの下端から前方且つ下方へ斜めに延びて形成されている。水平面343bは、第1斜面342bの下端から前方へ水平に延びて形成されている。
第2斜面344bは、水平面343bの前端から前方且つ下方へ斜めに延びて形成されている。第2垂直面345bは、第2斜面344bの下端から下方へ垂直に延びて形成されている。コ字面346bは、第2垂直面345bの下端から後方且つ下方にコ字状に屈曲して形成されている。屈曲面347bは、コ字面346bの下端から下方且つ後方に屈曲して形成されている。
また、図10に示すように本発明の庇パラペット交換用ブラケット1は、この固定ブラケット304に対しても前方から被覆可能に形成されている。具体的に説明すると、この庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット304を後方側から内部に収容するように後方側が開口した箱状に形成されている。
また、この庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sに固定ブラケット304を収容した状態では、中間結合部材13が固定ブラケット304の第2垂直面345bに当接するように形成されている。
また、上結合部材12は、中間結合部材13が固定ブラケット304の第2垂直面345bに当接した状態で、固定ブラケット304の第1斜面342bに掛止して固定ブラケット304に保持されるように形成されている。
また、中間結合部材13が固定ブラケット304の第2垂直面345bに当接した状態では、第1の実施の形態と同様に切り欠き15がアーム103の先端部に保持される。
次に、図4と図11を用いて庇パラペットの交換方法を説明する。
(ステップS1、図11の(a)→(b))
最初に、古い庇パラペット305を固定ブラケット304から取り外す。続いて、アーム103や固定ブラケット304の点検を行い、必要であれば補修を行う。
(ステップS2、図11の(b)→(c))
次に、固定ブラケット304に庇パラペット交換用ブラケット1を装着する。装着方法を具体的に説明すると、庇パラペット交換用ブラケット1の収容空間1Sに固定ブラケット304を挿入させて、固定ブラケット304の第2垂直面345bを中間結合部材13に当てる。すると、上結合部材12は、固定ブラケット304の第1斜面342bに掛止して固定ブラケット304に保持される。同時に、切り欠き15はアーム103の先端部に保持される。
上記のように庇パラペット交換用ブラケット1を固定ブラケット304に保持した後に、庇パラペット交換用ブラケット1をビス(図示せず)で固定ブラケット304に固定する。この結果、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット304を被覆した状態となる。
(ステップS3、図11の(d))
最後に、別の庇パラペット5を庇パラペット交換用ブラケット1と固定ブラケット304に載せて取り付ける。
以上説明したように庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット304を被覆可能に形成した。これにより別の庇パラペット5を取り付けるときには、庇パラペット交換用ブラケット1を使用することにより、固定ブラケット304の形状に左右されなくなる。したがって、上記で説明したように各固定ブラケット304を各アーム103から取り外したり取り付けたりする面倒な作業が発生しない。
よって、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット304の形状が第1の実施の形態の固定ブラケット104や第2の実施の形態の固定ブラケット204の形状と異なっていても、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率を上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、収容空間1Sを備えたことにより固定ブラケット304を容易に被覆することが可能になるので、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらに上げることができる。
また、庇パラペット交換用ブラケット1は、固定ブラケット304を被覆したときに固定ブラケット304とアーム103の双方に保持される保持部(上結合部材12、切り欠き15)を備えたことにより固定ブラケット304への装着位置が容易に決まるので、別の庇パラペット5に交換する際の作業効率をさらにいっそう上げることができる。
また、本実施の形態においても、庇パラペット交換用ブラケット1が使用される庇パラペット5の取り付け構造および庇パラペットの交換方法は、庇パラペット交換用ブラケット1による効果と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明にかかる実施の形態を例示したが、これらの実施の形態は本発明の内容を限定するものではない。また、本発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、上記の実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1では、固定ブラケット104(204、304)を被覆したときに固定ブラケット104(204、304)とアーム103の双方に保持される保持部(上結合部材12、切り欠き15)を備えた。
しかし、保持部は、固定ブラケット104(204、304)とアーム103の双方に必ずしも保持される必要はなく、施工状況に応じて、固定ブラケット104(204、304)とアーム103の少なくとも一方に保持されるものであれば良い。
また、上記の実施の形態の庇パラペット交換用ブラケット1では、固定ブラケット104(204、304)を前方から被覆するように形成したが、側方から被覆するように形成しても良い。
以上説明したように本発明では、別の庇パラペットに交換する際の作業効率を上げることができる。したがって、本発明を、庇パラペットの交換に係る技術分野で十分に利用することができる。
1 庇パラペット交換用ブラケット
1S 収容空間
5 別の庇パラペット
12 上結合部材(保持部)
15 切り欠き(保持部)
101 屋根材
102 梁
103 アーム
104 固定ブラケット
105 庇パラペット
204 固定ブラケット
205 庇パラペット
304 固定ブラケット
305 庇パラペット

Claims (1)

  1. 庇パラペットを別の庇パラペットに交換するときに使用される庇パラペットの取り付け構造において、
    軒先に沿うように配置された梁から延設された複数のアームの先端部に固定された各々の固定ブラケットに装着される庇パラペット交換用ブラケットを備え、
    前記庇パラペット交換用ブラケットは、
    一対の板材と、それらを結合させた結合材とを備え、
    前記固定ブラケットを被覆可能で、且つ、前記別の庇パラペットが取り付け可能に形成されていることを特徴とする庇パラペットの取り付け構造。
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