JP2018100095A - 袋の封止方法及び封止装置 - Google Patents

袋の封止方法及び封止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流動性内容物を充填した袋を押圧して空気等のガスを抜く際、内容物が袋の未封止縁部から溢れ出すのを防止するとともに、袋内から確実にガス抜きする。【解決手段】袋9に流動性内容物8を充填後、袋封止装置1のクランプ体10,20によって、袋9の未封止縁部9eの端部9gを解放しながら中央部9cをクランプする。この状態で、押圧機構4によって袋9を押圧し、端部9gから空気等のガスを抜く。その後、封止機構50によって未封止縁部9eを封止する。【選択図】図7

Description

本発明は、流動性の内容物を収容した袋を封止する方法及び装置に関し、特に内部の空気等のガスを抜いたうえで封止する袋封止方法及び袋封止装置に関する。
例えば、接着剤や飲料等の流動性の内容物を充填する袋においては、袋内に空気が混入されていると、内容物が劣化したり変質したりすることがある。このため、袋を空気抜きしたうえで封止(シール)することが求められている。
特許文献1によれば、袋の未封止縁部の両端部をグリッパーで挟んで保持する。袋内に内容物を充填した後、袋を両側から押圧する。これによって、袋内の内容物が押し上げられる。これに伴って、袋内の空気が未封止縁部の中央部から抜ける。その後、未封止縁部を封止している。
特開2015−101386号公報
流動性の内容物を充填した袋を押圧すると、通常、袋内の中央部における内容物が、袋内の端部における内容物よりも勢いよく上昇する。このため、内容物が袋の未封止縁部の中央部から溢れ出しやすい。溢れないように押圧力を弱くしたり押圧時間を縮めたりすると、袋内から空気を抜けきれないおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑み、流動性の内容物を充填した袋を押圧して空気等のガスを抜く際、内容物が袋の未封止縁部から溢れ出すのを防止するとともに、袋内から確実にガス抜きすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明方法は、流動性の内容物を収容した袋を封止する袋封止方法であって、
前記袋の未封止縁部の中央部をクランプし、かつ前記未封止縁部の端部を解放した状態で、前記袋を押圧して、前記端部からガスを抜き、
その後、前記未封止縁部を封止することを特徴とする。
当該発明方法によれば、流動性の内容物を充填した袋を押圧して空気等のガスを抜く際、袋の未封止縁部の中央部をクランプしておくことによって、内容物が袋の未封止縁部から溢れ出すのを防止することができる。かつ、袋の未封止縁部の端部を解放しておくことによって、袋内から確実にガス抜きすることができる。
前記未封止縁部におけるクランプされる中央部の長さが、前記解放される端部の長さより大きいことが好ましい。これによって、袋の未封止縁部におけるクランプされた中央部からの流動性内容物の溢れ出しを防止できるのは勿論のこと、解放された端部からの溢れ出しをも確実に防止することができる。一方、ガスの粘性は、通常、接着剤や飲料などの流動性内容物の粘性よりも低いから、未封止縁部の解放部分が小さくても袋内のガスが通り抜けることができ、確実にガス抜きできる。
本発明装置は、流動性の内容物を充填した袋を封止する袋封止装置であって、
前記袋の未封止縁部の端部を解放しながら前記未封止縁部の中央部をクランプするクランプ機構と、
前記クランプした状態において前記袋を押圧する押圧機構と、
前記未封止縁部を封止する封止機構と、
を備えたことを特徴とする。
当該発明装置によれば、クランプ機構によって、袋の未封止縁部の端部を解放しながら中央部をクランプする。その状態で、押圧機構によって袋を押圧する。このとき、袋内の中央部における内容物が勢いよく上昇したとしても、未封止縁部の中央部がクランプされているために、そこから溢れ出ることがない。一方、袋内のガスは、内容物の前記上昇流によって袋の端部へ押しやられるとともに上昇して、未封止縁部における解放された端部から排出される。このようにして、内容物が溢れ出すのを防止しながらガスを抜いた状態で、封止機構によって袋の未封止縁部を封止できる。
前記クランプ機構が、前記未封止縁部を挟んで、互いの対向方向へ接近、離間可能な一対のクランプ体を備え、
前記一対のクランプ体のうち一方のクランプ体には、該クランプ体における前記対向方向と直交する幅方向の中央部から他方のクランプ体側へ出没可能な出没部材が設けられていることが好ましい。
一対のクランプ体を離間させることによって、これらクランプ体どうし間に袋の未封止縁部を挿入配置したり、袋を袋封止装置から取り出したりすることができる。
一対のクランプ体を接近させ、かつ出没部材を突出させることで、袋の未封止縁部の端部を解放しながら、出没部材と他方のクランプ体とによって袋の未封止縁部の中央部を挟み付けてクランプすることができる。この状態で、押圧機構によって袋を押圧することによって、内容物が溢れ出るのを防止しながら、ガス抜きすることができる。
続いて、出没部材を一方のクランプ体内に引っ込ませ、かつ一対のクランプ体によって袋を挟み付ける。これによって、袋の未封止縁部の中央部及び端部をクランプできる。この状態で袋の未封止縁部を封止できる。
前記出没部材における前記他方のクランプ体と対向するクランプ面の前記幅方向に沿う長さが、前記一方のクランプ体における前記出没部材のクランプ面より前記幅方向の外側において前記袋と対向する部分の前記幅方向に沿う長さより大きいことが好ましい。これによって、前記未封止縁部におけるクランプされる中央部の長さを、前記解放される端部の長さより大きくすることができる。したがって、流動性内容物が袋の未封止縁部から溢れ出るのを確実に防止でき、かつ確実にガス抜きできる。
前記封止機構が、前記クランプ機構に組み込まれていることが好ましい。これによって、装置構成を簡素化できる。例えば、前記封止機構が、シールバー(発熱体)及びシール受けを含み、前記シールバーが、前記一対のクランプ体のうち何れか1のクランプ体に設けられ、前記シール受けが、反対側のクランプ体に設けられていてもよい。
本発明によれば、流動性の内容物を充填した袋を押圧して空気等のガスを抜く際、内容物が袋の未封止縁部から溢れ出すのを防止することができる。また、袋内から確実にガス抜きすることができる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る袋封止装置を初期状態で示す正面断面図である。図1(b)は、前記袋封止装置を、袋に流動性の内容物を注入した状態で示す正面断面図である。 図2は、図1(a)のII−II線に沿う、前記袋封止装置の平面図である。 図3(a)は、前記袋封止装置の一方のクランプ体の分解斜視図である。図3(b)は、前記袋封止装置の他方のクランプ体の分解斜視図である。 図4(a)は、図1のIVa−IVa線に沿う、前記袋封止装置の側面断面図である。図4(b)は、図1のIVb−IVb線に沿う、前記袋封止装置の側面断面図である。 図5(a)は、前記袋封止装置を、袋の未封止縁部の中央部をクランプした状態で示す正面断面図である。図5(b)は、前記袋封止装置を、袋内の空気を抜く状態で示す正面断面図である。 図6(a)は、袋の未封止縁部の中央部をクランプした状態を示す、図5(a)の円部VIaを拡大断面図である。図6(b)は、同図(a)において袋の未封止縁部を封止する状態を示す断面図である。 図7(a)は、袋の未封止縁部の中央部をクランプした状態を示す、図6(a)のVIIa−VIIa線に沿う平面断面図である。図7(b)は、袋内の空気を抜く状態を示す、図5(b)のVIIb−VIIb線に沿う平面断面図である。図7(c)は、袋の未封止縁部を封止する状態を示す、図6(b)のVIIc−VIIc線に沿う平面断面図である。 図8は、袋内の空気を抜く状態を示す、図5のVIII−VIII線に沿う側面断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1及び図2は、袋封止装置1を示したものである。袋封止装置1は、袋9(軟質容器)に流動性内容物8を充填して封止(シール)する。
袋9は、軟質樹脂等からなるフィルムによって構成されている。フィルムは、単層フィルムでもよく積層フィルムでもよい。アルミ等の金属フィルムが含まれていてもよい。袋9の構造は特に限定がない。二方袋でもよく、三方袋でもよく、スタンディングパウチでもよく、ガゼット袋でもよい。本発明形態の袋封止装置1に供される段階の袋9は、長さ方向(図1(a)において上下)の一端側の縁部9eが未だ封止されておらず開口されている。
内容物8は、液体、ゾル状体、ゲル状体等の流動体であり、例えば接着剤、粘着剤、溶剤等であるが、飲料や薬液であってもよい。
図1(a)に示すように、袋封止装置1は、クランプ機構3と、押圧機構4と、封止機構50を備えている。袋封止装置1の下側部には、袋底支持部5が設けられている。袋底支持部5の上面に袋受け凹部5cが形成されている。図1(a)において二点鎖線にて示すように、袋9の前記未封止縁部9eが上へ向けられるともに、未封止縁部9eとは反対側の閉塞縁部9dが下へ向けられて袋受け凹部5cに収容される。
図1(a)に示すように、袋封止装置1の高さ方向の中間部に押圧機構4が配置されている。押圧機構4は、左右一対の押圧シリンダ4a,4aを含む。一対の押圧シリンダ4a,4aが、袋9の配置場所を挟んで対峙している。各押圧シリンダ4aのロッド4bの先端部に押圧部材4cが設けられている。図1及び図5に示すように、一対の押圧シリンダ4a,4aが同期して駆動されることによって、一対の押圧部材4c,4cが互いに接近離間するように進退される。
図1(a)に示すように、押圧機構4の上方にクランプ機構3が配置されている。クランプ機構3は、ベースプレート30と、一対のクランプ体10,20と、進退駆動部40を備えている。
図2に示すように、ベースプレート30は、長方形の板状に形成され、長手方向を左右へ向けて水平に配置されている。ベースプレート30の長手方向の中央部には、挿通凹部39が形成されている。挿通凹部39は、ベースプレート30の幅方向の一端面(図2において下側)に達している。
クランプ機構3と袋9とが相対的に移動されることによって、袋9が挿通凹部39内に出し入れ可能になっている。
ベースプレート30の上面にはガイドレール36が設けられている。ガイドレール36は、対向方向xへ延びている。
図1(a)に示すように、ベースプレート30上に一対のクランプ体10,20が載設されている。一対のクランプ体10,20は、挿通凹部39を挟んで左右(対向方向x)に対向している。
ベースプレート30の長手方向の一側部(図2において右側部)に一方のクランプ体10(第1クランプ体)が配置されている。ベースプレート30の長手方向の他側部(図2において左側部)に他方のクランプ体20(第2クランプ体)が配置されている。
図3(a)及び図4(a)に示すように、クランプ体10は、クランプ部材11と、出没部材13と、シール保持部材15を含む。
クランプ部材11は、例えば平面視で四角形の厚肉板状ないしはブロック状になっている。クランプ部材11におけるクランプ体20との対向面(図4(a)において紙面手前側の面)には、一対のクランプ面11a,11aと、袋肩収容凹部11fが形成されている。クランプ部材11の前記対向面の幅方向w(対向方向xと直交する水平方向)の両側部が、クランプ面11a,11aとなっている。各クランプ面11aは、対向方向xに対して直交している。一対のクランプ面11a,11aの間に袋肩収容凹部11fが設けられている。図1(a)に示すように、袋肩収容凹部11fは、下方へ向かうにしたがってクランプ体20とは反対側へ傾斜され、クランプ部材11の下面に達している。
図4(a)に示すように、クランプ部材11の下面の幅方向wの両側部には、一対のスライドガイド16が設けられている。スライドガイド16は、ガイドレール36におけるクランプ体10側(図2において右側)の部分にスライド可能に係合されている。ひいては、クランプ部材11が、ベースプレート30上を対向方向xへスライド可能になっている。
図3に示すように、クランプ部材11の上面に収容凹部11bが形成されている。収容凹部11bは、クランプ部材11におけるクランプ体20との対向面及び背面(クランプ体20とは反対側を向く面)に達している。収容凹部11bの四隅には、係止部11c,11dが形成されている。
図2及び図3に示すように、収容凹部11bに出没部材13が収容されている。出没部材13は、例えば概略四角形の平板状になっている。出没部材13の四隅には、切り欠き状の係止凹部13c,13dが形成されている。各係止凹部13c,13dに、対応する係止部11c,11dが嵌っている。
出没部材13における一対の前進側係止凹部13c,13c間の部分は、中央クランプ凸部13eとなっている。図4(a)に示すように、中央クランプ凸部13eは、クランプ体10の幅方向wの中央部からクランプ体20側へ突出されるとともに、幅方向wへ延びている。中央クランプ凸部13eにおけるクランプ体20との対向部には、クランプ面13aと、袋肩収容凹部13fとが形成されている。クランプ面13aは、対向方向xと直交するとともに、幅方向wへ延びている。クランプ面13aの幅方向wに沿う長さは、クランプ体11のクランプ面11aの幅方向wに沿う長さより大きく、ひいてはクランプ面11aが袋9と対向する部分の幅方向wに沿う長さより大きい。
図6(a)に示すように、クランプ面13aの下側部に袋肩収容凹部13fが形成されている。袋肩収容凹部13fは、下方へ向かうにしたがってクランプ体20とは反対側へ傾斜され、出没部材13の下面に達している。
図7に示すように、出没部材13は、クランプ部材11に対して対向方向xに沿って相対移動可能になっている。出没部材13の進退に伴って、中央クランプ凸部13eが、クランプ面11aから出没される。
詳しくは、図7(a)に示すように、出没部材13の前進移動によって、中央クランプ凸部13eがクランプ面11aから突出される。前進側(図2において左側)の係止部11cと係止凹部13cとが係止されることによって、出没部材13の前進が規制される。出没部材13のクランプ部材11に対する相対移動可能距離、ひいては中央クランプ凸部13eの突出可能量D13は、0.数mm〜数mm程度であり、好ましくはD13=0.5mm程度である。
図7(c)に示すように、出没部材13がクランプ部材11に対して相対的に後退移動されると、中央クランプ凸部13eが収容凹部11b内に引っ込む。後退側(図2において右側)の係止部11dと係止凹部13dとが係止されることによって、出没部材13の後退が規制される。このとき、クランプ面11a,13aどうしが面一になる。更に、図6(b)に示すように、袋肩収容凹部11f,13fどうしが滑らかに連続する。
図1(a)及び図2に示すように、クランプ部材11の上面にシール保持部材15が被さっている。シール保持部材15は、例えば四角形の平板状になっている。シール保持部材15が、クランプ部材11にボルト締めにて固定されている。
クランプ部材11とシール保持部材15との間に出没部材13が挟まれている。
図2及び図3に示すように、クランプ体20は、クランプ部材21と、シール保持部材25を備えている。クランプ部材21は、クランプ部21xと、台板部21bを含む。図1(a)に示すように、平板状の台板部21bにおける前進側(同図において右側)の上面に、四角形のブロック状のクランプ部21xが一体に設けられている。
図4(b)に示すように、クランプ部21xにおけるクランプ体10との対向部には、クランプ面21aと、袋肩収容凹部21fとが形成されている。クランプ面21aは、対向方向xと直交するとともに、幅方向wへ延びている。クランプ面21aの中央部に袋肩収容凹部21fが形成されている。図1(a)に示すように、袋肩収容凹部21fは、下方へ向かうにしたがってクランプ体10(同図において左側)とは反対側へ傾斜され、クランプ部材21の下面に達している。
図3に示すように、クランプ部21xの上面における幅方向wの両端部には、切り欠き状のガイド係止凹部21hが形成されている。ガイド係止凹部21hは、対向方向xに沿って延びている。
図4(b)に示すように、クランプ部材21の下面の幅方向wの両側部には、一対のスライドガイド26が設けられている。スライドガイド26は、ガイドレール36におけるクランプ体20側(図2において左側)の部分にスライド可能に係合されている。ひいては、クランプ部材21が、ベースプレート30上を対向方向xへスライド可能になっている。
図1(a)及び図2に示すように、クランプ部21x上にシール保持部材25が被さっている。シール保持部材25は、例えば平面視で四角形のブロック状になっている。シール保持部材25の下面における幅方向wの両端部には、スライドガイド25hが設けられている。スライドガイド25hが、ガイド係止凹部21hにスライド可能に係止されている。ひいては、シール保持部材25が、クランプ部材21に対して対向方向xへスライド可能に係止されている。
図1(a)及び図2に示すように、進退駆動部40は、4つ(複数)の駆動シリンダ41,42,43,45を含む。ベースプレート30におけるクランプ体10の背部(図1(a)において右側部)に駆動シリンダ41,43が配置されている。駆動シリンダ41の本体部41aが、ベースプレート30に固定されている。駆動シリンダ41の伸縮ロッド41bが駆動シリンダ43の本体部43aに接続されている。本体部43aは、クランプ部材11及びシール保持部材15の背面(図1(a)において右側面)に突き当てられて連結されている。駆動シリンダ43の伸縮ロッド43bが出没部材13に接続されている。
駆動シリンダ41によって、クランプ体10が対向方向xに動かされる。
駆動シリンダ43によって、出没部材13が、クランプ部材11に対して対向方向xに動かされ、ひいては中央クランプ凸部13eが出没される。
ベースプレート30におけるクランプ体20の背部(図1(a)において左側部)に駆動シリンダ42,45が配置されている。駆動シリンダ42の本体部42aが、ベースプレート30に固定されている。駆動シリンダ42の伸縮ロッド42bが駆動シリンダ45の本体部45aに接続されている。本体部45aは、台板部21bに載置されて固定されている。駆動シリンダ45の伸縮ロッド45bがシール保持部材25に接続されている。
図1及び図5に示すように、駆動シリンダ42によって、クランプ体20が対向方向xへ動かされる。駆動シリンダ45によって、シール保持部材25が、クランプ部材21に対して対向方向xへ動かされる。
この結果、進退駆動部40によって、クランプ体10,20が、ベースプレート30の長手方向の中心部を挟んで接近、離間するように対向方向xへ相対移動可能(進退可能)になっている。
なお、進退駆動部40の構成は適宜改変できる。例えば、駆動シリンダ42の伸縮ロッド42bがクランプ部材21に接続されていてもよい。
図1(a)に示すように、クランプ機構3に封止機構50が組み込まれている。詳しくは、封止機構50は、インパルスシールバー52(瞬間発熱体)と、シール受け55を含む。
図4(b)に示すように、インパルスシールバー52は、シール保持部材25におけるクランプ体10との対向面に設けられている。インパルスシールバー52は、長尺の板状に形成され、シール保持部材25の幅方向wの全長にわたって延びている。インパルスシールバー52の端部には、インパルス出力部(図示省略)が接続されている。
図1及び図5に示すように、インパルスシールバー52は、シール保持部材25と一体になって対向方向xへ進退される。
封止機構50は、インパルスシールに限られず、高周波シール、超音波シール等の、他のシール手段を用いてもよい。
図4(a)に示すように、シール保持部材15におけるクランプ体20との対向面にシール受け55が設けられている。シール受け55は、耐熱性のゴムや樹脂等にて構成されている。シール受け55は、長尺の板状に形成され、シール保持部材15の幅方向wの全長にわたって延びている。
図1及び図5に示すように、シール受け55は、シール保持部材15と一体になって対向方向xへ進退される。
この結果、シールバー52とシール受け55とが、ベースプレート30の長手方向の中心部を挟んで接近、離間するように対向方向xへ相対移動可能(進退可能)になっている。
なお、シールバー52が、シール保持部材15ひいてはクランプ体10に設けられ、シール受け55が、シール保持部材25ひいてはクランプ体20に設けられていてもよい。
<袋9の封止方法>
袋封止装置1は、次のように動作する。
<袋9のセット>
図1(a)及び図2に示すように、最初、クランプ体10,20どうしを離間させておく。また、押圧部材4c,4cどうしを離間させておく。そのうえで、袋9の上側部を挿通凹部39に挿し入れるとともに、袋9の下端部を袋受け凹部5cに挿し入れる。
<流動性内容物8の充填>
次に、図1(b)に示すように、吸盤等が付いた袋開口手段(図示省略)によって袋9の上端開口を開く。そして、供給ノズル8Nから流動性内容物8を袋9の内部に注入する。このとき、押圧機構4の押圧部材4c,4cを袋9の側部に当たるまで前進させて、袋9の側部を支持してもよい。
この段階の袋9内における内容物8の液面8aより上側部分には空気(ガス)が存在する。
<袋9内の空気抜き>
続いて、図5(a)に示すように、進退駆動部40によってクランプ体10,20どうしを接近させる。これによって、袋9の肩部9fが、クランプ体10,20に挟まれて窄められる。また、クランプ体10の袋肩収容凹部11f,13fとクランプ体20の袋肩収容凹部21fとが合わさり、その内部に肩部9fが収容される。
同時に、図6(a)及び図7(a)に示すように、駆動シリンダ43によって出没部材13をクランプ部材11のクランプ面11aから突出させる。これによって、クランプ部材21の幅方向wの中央部と出没部材13とが、間に袋9を挟んで突き当てられる。クランプ部材21の幅方向wの両端部とクランプ部材11との間には、隙間11gが形成される。隙間11gの広さは、中央クランプ凸部13eの突出量D13と袋9の厚みとの和に等しい。これによって、袋9の未封止縁部9eの両端部9g,9gを解放しながら、未封止縁部9eの中央部9c(端部9gを除く部分)をクランプして閉止することができる。図8に示すように、未封止縁部9eにおけるクランプされる中央部9cの長さL9cは、解放される端部9gの長さL9gより大きい(L9c>L9g)。
この状態で、図5(b)に示すように、押圧機構4の押圧部材4c,4cどうしを接近させ、袋9の高さ方向の中間部分(内容物8が収容された部分)を押圧する。
押圧によって、袋9の内容積が小さくなるため、袋9内の内容物8の液面8aが押し上げられる。図8の黒塗り矢印にて示すように、このとき、袋9の幅方向wの中央部の内容物8が両端部の内容物8よりも勢いよく上昇する傾向がある。この上昇流は、袋9の未封止縁部9eにおけるクランプされた中央部9cに当たり、そこで上昇を阻止される。これによって、内容物8が、未封止縁部9eから溢れ出るのを防止できる。L9c>L9gとすることによって、未封止縁部9eにおけるクランプされた中央部9cからの溢れ出しを防止できるのは勿論のこと、解放された端部9gからの溢れ出しをも確実に防止することができる。
図8の白抜き矢印にて示すように、液面8aの上昇に伴って、液面8aより上側の空気が、袋9の幅方向wの端側へ押しやられながら、袋9の未封止縁部9eにおける解放された端部9gから押し出される。図7(b)に示すように、解放端部9gは、隙間11gの広さ分だけ開口できる。これによって、空気抜き通路9hを形成でき、袋9内の空気を確実に抜くことができる。空気の粘性は接着剤などの流動性内容物8の粘性より低いから、解放端部9gが短くても袋9内の空気が通り抜けることができ、確実に空気抜きできる。
<未封止縁部9eの封止>
次に、図7(c)に示すように、駆動シリンダ43によって出没部材13をクランプ部材11内に引っ込ませながら、駆動シリンダ41によってクランプ部材11及びシール保持部材15を前進させる。これによって、クランプ部材11及び出没部材13と、クランプ部材21とが、間に袋9を挟んで突き当てられ、袋9の未封止縁部9eの全域(中央部9c及び端部9g)がクランプされる。また、図6(b)に示すように、駆動シリンダ45によってシール保持部材25を前進させることによって、インパルスシールバー52とシール受け55とを、間に袋9を挟んで突き当てる。そして、インパルスシールバー52に通電して瞬間的に発熱させることで、袋9の未封止縁部9eの全域(中央部9c及び端部9g)を封止する。
このようにして、袋9を空気抜きしたうえで封止できる。
なお、押圧機構4による袋9の押圧工程は、封止工程まで継続してもよく、空気抜き工程後、封止工程前に終了してもよい。
<袋9の取り出し>
その後、進退駆動部40によってクランプ体10,20を離間させ、袋9を袋封止装置1から取り出す。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、空気抜き工程では、袋9の未封止縁部9eの両端部9g,9gのうち少なくとも一方の端部9gを解放すればよく、他方の端部9gは、未封止縁部9eの中央部9cと共にクランプ(閉止)してもよい。
袋9の未封止縁部9eの中央部9cをクランプして空気抜きするとき、未封止縁部9eの中央部9cを封止(シール)し、空気抜き後、未封止縁部9eの端部9gを封止(シール)してもよい。請求範囲の「その後、前記未封止縁部を封止すること」は、空気抜き後、未封止縁部の端部を封止することを含む。
袋9から排出すべき対象ガスは、空気に限られず、窒素、その他のガスであってもよい。窒素等の雰囲気ガス中で内容物8の充填及び袋9の封止を行ない、本発明装置によって前記雰囲気ガスを袋9内から抜いてもよい。
本発明は、例えば接着剤、粘着剤、溶剤、飲料、薬液、その他の流動性内容物を充填して封止する袋に適用できる。
x 対向方向
w 幅方向
1 袋封止装置
3 クランプ機構
4 押圧機構
8 流動性内容物
9 袋
9e 未封止縁部
9c 中央部
9g 端部
10 一方のクランプ体
13 出没部材
20 他方のクランプ体
50 封止機構

Claims (4)

  1. 流動性の内容物を収容した袋を封止する袋封止方法であって、
    前記袋の未封止縁部の中央部をクランプし、かつ前記未封止縁部の端部を解放した状態で、前記袋を押圧して、前記端部からガスを抜き、
    その後、前記未封止縁部を封止することを特徴とする袋封止方法。
  2. 前記未封止縁部におけるクランプされる中央部の長さが、前記解放される端部の長さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の袋封止方法。
  3. 流動性の内容物を充填した袋を封止する袋封止装置であって、
    前記袋の未封止縁部の端部を解放しながら前記未封止縁部の中央部をクランプするクランプ機構と、
    前記クランプした状態において前記袋を押圧する押圧機構と、
    前記未封止縁部を封止する封止機構と、
    を備えたことを特徴とする袋封止装置。
  4. 前記クランプ機構が、前記未封止縁部を挟んで、互いの対向方向へ接近、離間可能な一対のクランプ体を備え、
    前記一対のクランプ体のうち一方のクランプ体には、該クランプ体における前記対向方向と直交する幅方向の中央部から他方のクランプ体側へ出没可能な出没部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の袋封止装置。
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