JP7208481B2 - 積層剥離容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層剥離容器の製造方法に関する。
積層剥離容器の容器本体には、有底円筒状の胴部と、胴部に接続される円筒状の口部と、を備えるものが各種提案されている。積層剥離容器の容器本体はパリソンを金型で筒状に成形されることで製造され、容器本体には、外殻と、外殻の内側に設けられている内袋とが形成されている。この内袋内には内容物が収容され、ユーザーが積層剥離容器を圧縮して内袋の内容物を流出させると、外殻と内袋内には空気が入りこみ、内袋は外殻の内面から剥離される。
ここで、内袋が、外殻の内面からスムーズに剥離されるとは限らないため、容器本体を製造する過程において、外殻の内面から内袋を予め剥離しておく場合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の容器本体の製造方法では、容器本体の収容部を外側から押圧手段で押圧して圧縮しながら、容器本体を回転させるか又は容器本体の外周に沿って押圧手段を移動させることによって内袋を外殻から予備剥離させている。
特許2016-078417号公報
特許文献1の方法は、容器本体の断面形状が円形以外である場合には、押圧手段で押圧して圧縮しながら容器本体を回転させにくかったりするという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外殻から内袋をより確実に剥離することができる、積層剥離容器の製造方法を提供することを目的としている。
本発明によれば、積層剥離容器の製造方法であって、前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、前記予備剥離工程では、複数の押圧子で前記容器本体の胴部を押圧して凹ませることによって前記外殻から前記内袋を剥離し、前記複数の押圧子のそれぞれは、前記押圧の際に前記胴部に当接する当接部を備え、前記複数の押圧子は、前記当接部が前記胴部の周方向に離間するように配置され、前記押圧は、前記複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって行われる、方法が提供される。
本発明では、複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって容器本体を押圧し、これによって内袋を外殻から剥離させている。このような方法では、容器本体を回転させる必要がないので、容器本体の断面形状が非円形である場合にも、剥離を容易に行うことができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記複数の当接部を前記胴部に当接させて前記胴部を凹ませていない状態での前記最小包含円の半径をR1とし、前記複数の当接部で前記胴部を押圧して凹ませた状態での前記最小包含円の半径の最小値をR2とすると、R2/R1は、0.50~0.95である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記胴部は、前記当接部が当接する部位が断面扁平形状である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧は、前記断面扁平形状の長手方向に沿って前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧子の数は、4以上である、方法である。
図1Aは実施形態に係る製造方法で製造した積層剥離容器1の正面図であり、図1Bは図1Aに示す積層剥離容器1の斜視図である。 図1に示す積層剥離容器1の垂直断面である。 保持手段30及び押圧手段40を示す斜視図である。 図4Aは、図3中の押圧子41の上下方向の中央を通る断面図である。図4Bは、図4A中の右押圧ユニット43rの拡大図である。 図4の状態から当接部41ra,41laを胴部7に当接させた状態を示す断面図である。 図5の状態から当接部41ra,41laで胴部7を押圧して凹ませた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.積層剥離容器1の構成説明
図1A、図1B及び図2に示すように、積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4と、を備える。容器本体3は、内容物を収容する胴部7と、胴部7から内容物を吐出する口部9を備える。口部9には図示省略のキャップが取り付けられる。
容器本体3は、胴部7及び口部9において、外殻12と内袋14を備える。内容物の減少に伴って内袋14が外殻12の内面から剥離することによって、内袋14が外殻12の内面から離れて収縮する。
図1A及び図1Bに示すように、胴部7は有底筒状部材であり、胴部7は、先細り部7Aと直胴部7Bと底部7Cとを備える。胴部7の周面は直胴部7B側から先細り部7A側にかけて滑らかな曲面となっている。先細り部7Aは、直胴部7B側から口部9側へかけて先細るように形成されている。先細り部7Aは筒状部材であり、先細り部7Aの周面の断面形状は円形状又は扁平(例:楕円)形状となっている。図1Cに示す端面は、先細り部7Aの周面の端面であり、当該端面は、後述する予備剥離工程において押圧手段によって押圧される。直胴部7Bも筒状部材であり、直胴部7Bの周面の断面は、扁平形状となっている。直胴部7Bは、胴部7の高さ方向に沿って断面形状が略一定になっている。先細り部7Aと直胴部7Bとは接続されており、先細り部7Aは直胴部7Bよりも上側に形成されている。また、直胴部7Bと底部7Cとは接続されており、直胴部7Bは底部7Cよりも上側に形成されている。口部9は胴部7の上部に接続されている。口部9は円筒状部材である。
外殻12は、復元性が高くなるように、内袋14よりも肉厚に形成されている。外殻12は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外殻12は、複数層構成であってもよい。内袋14は、複数の層から構成することが好ましい。例えば、外殻12と接触する層にエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなるEVOH層を用い、内容物に接触する層に、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなる内面層を用いることができる。そして、上記EVOH層と内面層との間には、接着層を用いることが好ましい。
図2に示すように、弁部材4は、胴部7に形成された外気導入孔15に装着され、外殻12と内袋14の間の中間空間21と外部空間Sとの間の空気の出入りを調節する。外気導入孔15は、外殻12にのみ設けられた貫通孔であり、内袋14には到達していない。弁部材4は、中間空間21と外部空間Sを連通させるように構成された筒体5と、筒体5内に移動可能に収容された移動体6とを備える。筒体5及び移動体6は、射出成形などによって形成されている。移動体6は、球状であることが好ましい。
2.実施形態に係る製造方法で用いる構成説明
後述するように、本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。予備剥離工程で用いる製造装置は、保持手段30と、押圧手段40とを備えている。以下の説明において、前(FRONT)・後(BACK)・左(LEFT)・右(RIGHT)は、図3で示す定義に従う。
<保持手段30>
図3に示すように、保持手段30は、容器本体3を押圧する際に容器本体3を保持する機能を有する。保持手段30は、上方が開口した筒部30aを有する。容器本体3の口部9を下向きにして容器本体3を筒部30a内に挿入すると、胴部7の外面が筒部30aの内面に当接することによって、容器本体3が保持手段30に保持される。
<押圧手段40>
図3~図4に示すように、押圧手段40は、複数の押圧子41で容器本体3の胴部7を押圧して凹ませて外殻12から内袋14を剥離することが可能に構成されている。複数の押圧子41のそれぞれは、押圧の際に胴部7に当接する当接部41aを備える。複数の押圧子41は、当接部41aが胴部7の周方向に離間するように配置されている。また、押圧子41による押圧は、複数の当接部41aを包含する最小の円である最小包含円Rの半径を縮めることによって行われる。押圧子41の数は、4以上であることが好ましい。
押圧子41は、少なくとも当接部41aがゴムで形成されていることが好ましく、押圧子41の全体がゴムで形成されていてもよい。これによって、当接部41aが胴部7に対して滑りにくく、且つ当接部41aが容器本体3を傷つけることが抑制される。ゴムとしては、シリコーンゴムや、ウレタンゴムが挙げられる。押圧子41は、本実施形態では、筒状であるが、棒状、ブロック状、球状などの形状であってもよい。
図3~図4に示すように、本実施形態では、押圧手段40は、スライドユニット42と、右押圧ユニット43rと、左押圧ユニット43lを備える。
スライドユニット42は、スライドベース42aと、右スライド部42bと、左スライド部42cを備える。右スライド部42bと左スライド部42cは、スライドベース42aに対して、スライド方向SD(左右方向と一致)に沿って、スライド移動可能に構成されている。右スライド部42bと左スライド部42cは、左右方向の中央面に対して対称に移動するように構成されている。
右押圧ユニット43rと左押圧ユニット43lは、同一構成であり、左右方向の中央面に対して対称になるように、それぞれ、右スライド部42bと左スライド部42cに固定される。
右押圧ユニット43rと左押圧ユニット43lは、それぞれ、前後方向の中央面に対して対称になっている。右押圧ユニット43rは、右アーム44rと、これに装着された一対の右押圧子41rで構成される。左押圧ユニット43lは、左アーム44lと、これに装着された一対の左押圧子41lで構成される。右アーム44rと左アーム44lは同一構成である。右押圧子41rと左押圧子41lも同一構成である。
アーム44r,44lは、それぞれ、水平部44aと、垂直部44bと、先端部44cを備える。先端部44cは、ベース44c1と、一対の傾斜部44c2を備える。水平部44aは、一端近傍において、右スライド部42b又は左スライド部42cに固定されている。垂直部44bは、水平部44aに対して垂直に延び、垂直部44bの上端において、水平部44aの他端に固定されている。先端部44cは、ベース44c1が、垂直部44bの下端に固定されている。図4Bに示すように、一対の傾斜部44c2は、ベース44c1の内面44c1aに対して傾斜した内面44c2aを有する。一対の内面44c2aがなす角度αは、例えば、60~150度であり、75~120度が好ましい。角度αは、具体的には例えば、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、130、135、140、145、150度であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。本実施形態では、内面44c1aに対する内面44c2aの角度は、45度(又は-45度)であり、角度αは、90度となっている。
右押圧子41rは、内面44c2aに装着されており、右押圧子41rは、内面44c2aと同様に、当接部44raが胴部7の方向を向くように傾斜している。このため、一対の右押圧子41rで胴部7を挟みやすくなっている。右押圧子41rは有底筒状であり、その底部にはボルト45のネジ部が通過可能で且つ頭部が通過不能な貫通孔41rbが設けられている。このため、右押圧子41rをボルト45で先端部44cに固定可能になっている。左押圧子41lも同様に構成されている。
3.積層剥離容器の製造方法
本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。

以下、これらの工程について説明する。なお、実施形態に係る製造方法は、扁平な胴部を有さない積層剥離容器、すなわち円筒状の胴部を有する積層剥離容器をはじめとして様々な形状の積層剥離容器にも適用することができるが、本実施形態では、扁平な胴部7を有する積層剥離容器1に当該製造方法を適用する。
3-1.容器本体成形工程
容器本体成形工程では、樹脂を成形することで容器本体3を形成する。容器本体成形工程の図示は省略はするが、容器本体成形工程では、製造すべき容器本体3に対応する積層構造を備えた溶融状態の積層パリソンを押出装置から押出し、この溶融状態の積層パリソンをブロー成形用の分割金型にセットし、分割金型を閉じる。容器本体3の口部9側の開口部にブローノズルを挿入し、分割金型を閉じた状態で分割金型のキャビティー内にエアーを吹き込む。その後、分割金型を開いて、ブロー成形品(容器本体3に対応)を取り出す。
3-2.予備剥離工程
予備剥離工程では、複数の押圧子41で胴部7を押圧して凹ませることによって外殻12から内袋14を剥離する。予備剥離とは、内容物の充填前に、予め内袋14を外殻12から剥離することであり、これによって、内容物を吐出する際に内袋14が外殻12からスムーズに離れて収縮する。この工程は、具体的には、以下の方法で実施可能である。
まず、図3に示すように、容器本体3の口部9を下向きにして容器本体3を筒部30a内に挿入して容器本体3を保持手段30に保持させる。
次に、図4に示すように、右押圧子41rと左押圧子41lの当接部41ra,41laの間隔を十分に広げた状態で、右押圧子41rと左押圧子41lの間に胴部7を配置させる。胴部7は、当接部41ra,41laが当接する部位が断面扁平形状になっている。胴部7は、断面扁平形状の長手方向LDがスライド部42b,42cのスライド方向SDに一致するように配置される。このように配置すると、断面扁平形状の長手方向LDに沿って押圧ユニット43r,43lの距離を近づけることによって、押圧子41r,41lによる胴部7の押圧を行うことができ、胴部7を長手方向LDに沿って大きく変形させることができ、剥離が特にスムーズに起こる。
図4に示すように、スライド方向SDに垂直な方向での一対の右当接部41raの最も遠い点間の距離をL1とし、右当接部41raが当接する部位の断面での、スライド方向SDに垂直な方向の胴部の長さをL2とすると、L2/L1は、0.5~2.0が好ましく、0.8~1.5がさらに好ましい。この値が大きすぎたり小さすぎたりすると剥離が起こりにくい。L2/L1は、具体的には例えば、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
次に、図3及び図5に示すように、スライド部42b,42cを互いに近づけることによって押圧子41r,41lを互いに近づけ、当接部41ra,41laを胴部7に当接させる。この時点では、胴部7は凹まされていない。この状態で当接部41ra,41laを包含する最小の円である最小包含円の半径をR1とする。当接部41ra,41laは、胴部7の外周の曲率半径が最小の部位7aに当接することが好ましい。この部位に当接部41ra,41laを当接させて押圧することによって剥離が特に起こりやすいからである。
次に、図3及び図6に示すように、スライド部42b,42cを互いにさらに近づけると当接部41ra,41laが胴部7を押圧する。周方向に離間するように配置された複数の押圧子41で胴部7を圧縮することによって内袋14が外殻12から剥離される。当接部41ra,41laで胴部7を押圧して凹ませた状態での最小包含円の半径の最小値(言い換えると、スライド部42b,42c間の距離が最小になった時点での最小包含円の半径、当接部41ra,41la間の距離が最小になった時点での最小包含円の半径)をR2とする。R2/R1は、0.50~0.95が好ましい。R2/R1が大きすぎると剥離が不十分になりやすい。一方、R2/R1が小さすぎると胴部7が圧縮変形されすぎて、胴部に圧縮変形の跡が残りやすい。R2/R1は、具体的には例えば、0.50、0.55、0.60、0.65、0.70、0.75、0.80、0.85、0.90、0.95であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
なお、当接部41ra,41laは、部位7aに最初に当接する必要はなく、最小包含円の半径がR1からR2になるまでの任意の時点で部位7aに当接すればよい。つまり、最小包含円の半径がR2+γ×(R1-R2)(0<γ≦1.0)である時点に当接部41ra,41laが部位7aに当接すればよい。部位7aの変形量が大きいほど、剥離が起こりやすいので、γは、0.5~1.0であることが好ましい。γは、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
スライド部42b,42cの間の距離を広げて当接部41ra,41laが胴部7に当接しないようにすると、胴部7が復元力によって元の形状に復帰する。外殻12の復元力は、内袋14よりも大きいので、外殻12が内袋14よりも素早く復元することによって、外殻12と内袋14の剥離がさらに進行する。
3-3.積層剥離容器の製造方法のその他の事項
予備剥離工程は、任意のタイミングで実施することができる。例えば、予備剥離工程は、外気導入孔15を形成する工程の前に実施してもよいし、後に実施してもよい。なお、外気導入孔15を形成した後に予備剥離工程を実施すると、外部空間Sの外気が外気導入孔15から外殻12と内袋14との間に流入するため、内袋14がより確実に外殻12の内面から剥離される。
上記実施形態では、断面扁平形状の長手方向に沿って押圧ユニット43r,43lの距離を近づけることによって胴部7の押圧を行ったが、断面扁平形状の短手方向や斜め方向に沿って押圧ユニット43r,43lの距離を近づけることによって胴部7の押圧を行ってもよい。
1 :積層剥離容器
3 :容器本体
4 :弁部材
5 :筒体
6 :移動体
7 :胴部
7A :先細り部
7B :直胴部
7C :底部
7a :部位
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
21 :中間空間
30 :保持手段
30a :筒部
40 :押圧手段
41 :押圧子
41a :当接部
41l :左押圧子
41la :当接部
41r :右押圧子
41ra :右当接部
41rb :貫通孔
42 :スライドユニット
42a :スライドベース
42b :右スライド部
42c :左スライド部
43l :押圧ユニット
43r :右押圧ユニット
44a :水平部
44b :垂直部
44c :先端部
44c1 :ベース
44c1a:内面
44c2 :傾斜部
44c2a:内面
44l :左アーム
44r :右アーム
45 :ボルト

Claims (7)

  1. 積層剥離容器の製造方法であって、
    前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
    容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
    前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
    前記予備剥離工程では、前記外殻から前記内袋が剥離するように複数の押圧子で前記容器本体の胴部を押圧して凹ませることによって前記外殻から前記内袋を剥離し、
    前記複数の押圧子のそれぞれは、前記押圧の際に前記胴部に当接する当接部を備え、
    前記複数の押圧子は、前記当接部が前記胴部の周方向に離間するように配置され、
    前記押圧は、前記複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって行われ
    前記胴部は、前記当接部が当接する部位が断面扁平形状である、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、
    前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、
    前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、
    前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法。
  3. 請求項に記載の方法であって、
    前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、
    前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の方法であって、
    前記押圧は、前記断面扁平形状の長手方向に沿って前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法。
  5. 積層剥離容器の製造方法であって、
    前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
    容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
    前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
    前記予備剥離工程では、複数の押圧子で前記容器本体の胴部を押圧して凹ませることによって前記外殻から前記内袋を剥離し、
    前記複数の押圧子のそれぞれは、前記押圧の際に前記胴部に当接する当接部を備え、
    前記複数の押圧子は、前記当接部が前記胴部の周方向に離間するように配置され、
    前記押圧は、前記複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって行われ、
    前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、
    前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、
    前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、
    前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われ、
    前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、
    前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法。
  6. 請求項1~請求項5の何れか1つに記載の方法であって、
    前記複数の当接部を前記胴部に当接させて前記胴部を凹ませていない状態での前記最小包含円の半径をR1とし、前記複数の当接部で前記胴部を押圧して凹ませた状態での前記最小包含円の半径の最小値をR2とすると、
    R2/R1は、0.50~0.95である、方法。
  7. 請求項1~請求項6の何れか1つに記載の方法であって、
    前記押圧子の数は、4以上である、方法。
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