JP7208481B2 - 積層剥離容器の製造方法 - Google Patents
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Description
好ましくは、前記記載の方法であって、前記複数の当接部を前記胴部に当接させて前記胴部を凹ませていない状態での前記最小包含円の半径をR1とし、前記複数の当接部で前記胴部を押圧して凹ませた状態での前記最小包含円の半径の最小値をR2とすると、R2/R1は、0.50~0.95である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記胴部は、前記当接部が当接する部位が断面扁平形状である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧は、前記断面扁平形状の長手方向に沿って前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記押圧子の数は、4以上である、方法である。
図1A、図1B及び図2に示すように、積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4と、を備える。容器本体3は、内容物を収容する胴部7と、胴部7から内容物を吐出する口部9を備える。口部9には図示省略のキャップが取り付けられる。
後述するように、本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。予備剥離工程で用いる製造装置は、保持手段30と、押圧手段40とを備えている。以下の説明において、前(FRONT)・後(BACK)・左(LEFT)・右(RIGHT)は、図3で示す定義に従う。
図3に示すように、保持手段30は、容器本体3を押圧する際に容器本体3を保持する機能を有する。保持手段30は、上方が開口した筒部30aを有する。容器本体3の口部9を下向きにして容器本体3を筒部30a内に挿入すると、胴部7の外面が筒部30aの内面に当接することによって、容器本体3が保持手段30に保持される。
図3~図4に示すように、押圧手段40は、複数の押圧子41で容器本体3の胴部7を押圧して凹ませて外殻12から内袋14を剥離することが可能に構成されている。複数の押圧子41のそれぞれは、押圧の際に胴部7に当接する当接部41aを備える。複数の押圧子41は、当接部41aが胴部7の周方向に離間するように配置されている。また、押圧子41による押圧は、複数の当接部41aを包含する最小の円である最小包含円Rの半径を縮めることによって行われる。押圧子41の数は、4以上であることが好ましい。
本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。
以下、これらの工程について説明する。なお、実施形態に係る製造方法は、扁平な胴部を有さない積層剥離容器、すなわち円筒状の胴部を有する積層剥離容器をはじめとして様々な形状の積層剥離容器にも適用することができるが、本実施形態では、扁平な胴部7を有する積層剥離容器1に当該製造方法を適用する。
容器本体成形工程では、樹脂を成形することで容器本体3を形成する。容器本体成形工程の図示は省略はするが、容器本体成形工程では、製造すべき容器本体3に対応する積層構造を備えた溶融状態の積層パリソンを押出装置から押出し、この溶融状態の積層パリソンをブロー成形用の分割金型にセットし、分割金型を閉じる。容器本体3の口部9側の開口部にブローノズルを挿入し、分割金型を閉じた状態で分割金型のキャビティー内にエアーを吹き込む。その後、分割金型を開いて、ブロー成形品(容器本体3に対応)を取り出す。
予備剥離工程では、複数の押圧子41で胴部7を押圧して凹ませることによって外殻12から内袋14を剥離する。予備剥離とは、内容物の充填前に、予め内袋14を外殻12から剥離することであり、これによって、内容物を吐出する際に内袋14が外殻12からスムーズに離れて収縮する。この工程は、具体的には、以下の方法で実施可能である。
予備剥離工程は、任意のタイミングで実施することができる。例えば、予備剥離工程は、外気導入孔15を形成する工程の前に実施してもよいし、後に実施してもよい。なお、外気導入孔15を形成した後に予備剥離工程を実施すると、外部空間Sの外気が外気導入孔15から外殻12と内袋14との間に流入するため、内袋14がより確実に外殻12の内面から剥離される。
3 :容器本体
4 :弁部材
5 :筒体
6 :移動体
7 :胴部
7A :先細り部
7B :直胴部
7C :底部
7a :部位
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
21 :中間空間
30 :保持手段
30a :筒部
40 :押圧手段
41 :押圧子
41a :当接部
41l :左押圧子
41la :当接部
41r :右押圧子
41ra :右当接部
41rb :貫通孔
42 :スライドユニット
42a :スライドベース
42b :右スライド部
42c :左スライド部
43l :押圧ユニット
43r :右押圧ユニット
44a :水平部
44b :垂直部
44c :先端部
44c1 :ベース
44c1a:内面
44c2 :傾斜部
44c2a:内面
44l :左アーム
44r :右アーム
45 :ボルト
Claims (7)
- 積層剥離容器の製造方法であって、
前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
前記予備剥離工程では、前記外殻から前記内袋が剥離するように複数の押圧子で前記容器本体の胴部を押圧して凹ませることによって、前記外殻から前記内袋を剥離し、
前記複数の押圧子のそれぞれは、前記押圧の際に前記胴部に当接する当接部を備え、
前記複数の押圧子は、前記当接部が前記胴部の周方向に離間するように配置され、
前記押圧は、前記複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって行われ、
前記胴部は、前記当接部が当接する部位が断面扁平形状である、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、
前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、
前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、
前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法。 - 請求項2に記載の方法であって、
前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、
前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法。 - 請求項2又は請求項3に記載の方法であって、
前記押圧は、前記断面扁平形状の長手方向に沿って前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われる、方法。 - 積層剥離容器の製造方法であって、
前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
前記予備剥離工程では、複数の押圧子で前記容器本体の胴部を押圧して凹ませることによって前記外殻から前記内袋を剥離し、
前記複数の押圧子のそれぞれは、前記押圧の際に前記胴部に当接する当接部を備え、
前記複数の押圧子は、前記当接部が前記胴部の周方向に離間するように配置され、
前記押圧は、前記複数の当接部を包含する最小の円である最小包含円の半径を縮めることによって行われ、
前記押圧は、一対の押圧ユニットを備える押圧手段を用いて行われ、
前記複数の押圧子の一部は、前記押圧ユニットの一方に設けられ、
前記複数の押圧子の残りは、前記押圧ユニットの他方に設けられ、
前記押圧は、前記一対の押圧ユニットの距離を近づけることによって行われ、
前記一対の押圧ユニットのそれぞれに前記押圧子が一対設けられ、
前記一対の押圧子は、前記胴部の方向を向くように傾斜している、方法。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載の方法であって、
前記複数の当接部を前記胴部に当接させて前記胴部を凹ませていない状態での前記最小包含円の半径をR1とし、前記複数の当接部で前記胴部を押圧して凹ませた状態での前記最小包含円の半径の最小値をR2とすると、
R2/R1は、0.50~0.95である、方法。 - 請求項1~請求項6の何れか1つに記載の方法であって、
前記押圧子の数は、4以上である、方法。
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