JPH06263117A - 縦形製袋充填包装方法において袋内の空気を抜いた状態に包装する方法 - Google Patents

縦形製袋充填包装方法において袋内の空気を抜いた状態に包装する方法

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JPH06263117A
JPH06263117A JP5069453A JP6945393A JPH06263117A JP H06263117 A JPH06263117 A JP H06263117A JP 5069453 A JP5069453 A JP 5069453A JP 6945393 A JP6945393 A JP 6945393A JP H06263117 A JPH06263117 A JP H06263117A
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JP
Japan
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packaging
cylinder
product
air
filling
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Application number
JP5069453A
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English (en)
Inventor
Akira Horiuchi
章 堀内
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Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気抜きパイプを製品落下充填筒内に通し
エンドシール・カット装置よりも下方にパイプ下端を下
降させてフィルム内面に抜き取り口が塞がれないように
確保して内部空気の略全量を抜き去ることができる,縦
形製袋充填包装方法において内部空気を抜いた状態に包
装する方法。 【構成】 直動アクチュエータ11を作動して空気抜きパ
イプ8内に挿通された芯棒10の下端を、エンドシール・
カット装置6,6よりも所要下方へ下降させた後、シャ
ッタ−7,7で包装筒Hを挟圧し、負圧吸引装置を作動
して空気排出孔10a,10a を介して内部空気を抜き取り、
芯棒10の下端をエンドシール・カット装置6,6よりも
上側まで上昇復帰し、エンドシール・カット装置6,6
で包装筒Hの製品Wの上側の天シールを施し、かつ天シ
ールの上の際をカットする。または、芯棒10に変えて、
空気抜きパイプ8自体を下降し、空気抜きパイプ8に開
設した空気排出スリットを介して内部空気を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人参、ごぼう、大根、
とうもろこし、ちくわ、ちくわぶ等の種々の長物製品を
縦形製袋充填包装方法で包装する場合に真空パック包装
に近い状態に内部空気の抜き取りを強く行うことができ
る,縦形製袋充填包装方法において内部空気を抜いた状
態に包装する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦形製袋充填包装方法において内
部空気を抜いた状態に包装する方法としては、空気抜き
パイプを製品落下充填筒内に通してパイプ下端をエンド
シール・カット装置のすぐ上まで垂下し、製品を落下充
填したら、パイプ上端と連通接続された負圧吸引装置を
作動して包装筒内の内部空気を抜き、しかる後、エンド
シール・カットすることが行われている。
【0003】しかるに、従来の縦形製袋充填包装方法に
おいて内部空気を抜いた状態に包装する方法によれば、
パイプ下端よりも上方の空気がパイプ下端へ回ってきて
パイプ下端よりも下方の空気の抜き取りが十分に行われ
ない。また、パイプ下端よりも下方の空気の抜き取りが
行われたときに、パイプ下端の近くで包装筒のフィルム
内面同士が密着してしまう事態が起こると、該密着部よ
りも下方の内部空気は全く抜き取ることはできないよう
に封じ込められた状態になる。あるいは、パイプ下端の
開口が包装筒のフィルム内面の屈曲によって塞がれてし
まうことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑み案出したもので、空気抜きパイプを製品落下充填
筒内に通して空気抜きを行うことにより、エンドシール
・カット装置よりも下方に内部空気の抜き取り口を位置
させてフィルム内面に抜き取り口が塞がれないように確
保して内部空気の略全量を抜き去ることができ、人参、
ごぼう、大根、とうもろこし、ちくわ、ちくわぶ等の種
々の長物製品を縦形製袋充填包装方法で包装する場合に
真空パック包装に近い状態になる,縦形製袋充填包装方
法において内部空気を抜いた状態に包装する方法を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第一発明は、包装フ
ィルムFを製品落下充填筒2を取り巻いて筒状に曲成し
かつ包装フィルムFの両側の端縁同士を合わせてセンタ
ーシールすることにより包装筒Hを連続形成して製品落
下充填筒2より下へ垂れ下げるとともに、製品Wを製品
落下充填筒2を通して包装筒H内へ落下充填し、エンド
シール・カット装置6,6で前記包装筒Hの製品Wの下
側と上側をエンドシール・カットする縦形製袋充填包装
方法において、上方から製品落下充填筒2に通され下端
がエンドシール・カット装置6,6の上側の近接位置ま
で垂下した空気抜きパイプ8内に、さらに上から挿通さ
れた芯棒10の上端を昇降自在に保持する直動アクチュエ
ータ11を作動して、該芯棒10の下端を、地シールされた
包装筒H内にエンドシール・カット装置6,6よりも所
要下方へ下降させた後、前記エンドシール・カット装置
6,6よりも所要上側に備えられる一対のシャッタ−
7,7で前記空気抜きパイプ8を挟み通した状態に包装
筒Hを挟圧し、しかる後、前記空気抜きパイプ8の上端
と連通接続された負圧吸引装置を作動し、前記芯棒10の
上端から下端に至るようにかつ芯棒断面において 180°
異なるように芯棒10の外面に刻設されかつエンドシール
・カット装置6,6の接近離隔方向に直角な方向に位置
する二条の空気排出孔10a,10a を介して、前記負圧吸引
がシャッタ−7,7よりも下側の包装筒Hの内部空気に
吸引に及ぶように確保し、内部空気の吸引を終えた後、
前記芯棒10の下端をエンドシール・カット装置6,6よ
りも上側まで上昇復帰し、その後、エンドシール・カッ
ト装置6,6で包装筒Hの製品Wの上側の天シールを施
し、かつ天シールの上の際をカットする,ことを特徴と
する縦形製袋充填包装方法において内部空気を抜いた状
態に包装する方法を提供するものである。
【0006】本願第二発明は、包装フィルムFを製品落
下充填筒2を取り巻いて筒状に曲成しかつ包装フィルム
Fの両側の端縁同士を合わせてセンターシールすること
により包装筒Hを連続形成して製品落下充填筒2より下
へ垂れ下げるとともに、製品Wを製品落下充填筒2を通
して包装筒H内へ落下充填し、エンドシール・カット装
置6,6で前記包装筒Hの製品Wの下側と上側をエンド
シール・カットする縦形製袋充填包装方法において、上
方から製品落下充填筒2の内端に通された空気抜きパイ
プ8の上端を昇降自在に保持する直動アクチュエータ11
を作動して、該空気抜きパイプ8の下端を、地シールさ
れた包装筒H内にエンドシール・カット装置6,6より
も所要下方へ下降させた後、前記エンドシール・カット
装置6,6よりも所要上側に備えられる一対のシャッタ
−7,7で前記空気抜きパイプ8を挟み通した状態に包
装筒Hを挟圧し、しかる後、前記空気抜きパイプ8の上
端と連通接続された負圧吸引装置を作動し、前記空気抜
きパイプ8のシャッタ−7,7よりも下側部分に断面に
おいて 180°異なる二位置であってかつエンドシール・
カット装置6,6の接近離隔方向に直角な方向の二位置
に開設された二条の空気排出スリット8a,8a を介し
て、前記負圧吸引がシャッタ−7,7よりも下側の包装
筒Hの内部空気に吸引に及ぶように確保し、内部空気の
吸引を終えた後、前記芯棒10の下端をエンドシール・カ
ット装置6,6よりも上側まで上昇復帰し、その後、エ
ンドシール・カット装置6,6で包装筒Hの製品の上側
の天シールを施し、かつ天シールの上の際をカットす
る,ことを特徴とする縦形製袋充填包装方法において内
部空気を抜いた状態に包装する方法を提供するものであ
る。
【0007】
【実施例】本願第一発明の実施例に係る,縦形製袋充填
包装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方法
は、図1(a) に示すように、通常の縦形製袋充填包装方
法と同様に、包装フィルムFを製袋器1に掛けて製袋器
1の内側の製品落下充填筒2を取り巻いて筒状に曲成し
かつ製品落下充填筒2の一側において包装フィルムFの
両側の端縁同士を合わせセンターシール装置3によりセ
ンターシールして包装筒Hを形成しかつフィルム送り装
置4で包装筒Hを下方へ引いて製品落下充填筒2より下
へ垂れ下げるとともに、製品(この実施例では、人参、
ごぼう、大根、とうもろこし、ちくわ、ちくわぶ等の種
々の長物製品)Wをホッパー5から投入し製品落下充填
筒2を通して包装筒H内へ落下充填し、エンドシール・
カット装置6,6と同時作動する先行シャッター14,14
は張り出している分だけ若干先行して包装筒Hを前後か
ら挟むとともに、エンドシール・カット装置6,6によ
り前記包装筒Hの製品Wの下側と上側をエンドシール・
カットする構成であり、特徴とするところは、製品落下
充填筒2内に空気抜きパイプ8を通し、さらに空気抜き
パイプ8内に少なくとも下部に二条の空気排出孔10a,10
a が刻設された芯棒10を通し、エンドシール・カット装
置6,6よりも上方で包装筒Hを一対のシャッタ−7,
7により偏平に挟圧し、空気抜きパイプ8の上端より負
圧吸引して、エンドシール・カット装置6,6よりも下
方の包装筒H内の内部空気を、エンドシール・カット装
置6,6よりも下方へ下降させた芯棒10の下部に刻設さ
れた二条の空気排出孔10a,10a を吸い込み口としかつ空
気抜きパイプ8と芯棒10との隙間を空気抜取通路として
抜き取るものである。
【0008】以下に、この実施例の包装方法の特徴を図
1,図2,図3を参照して詳細に説明する。図2(a)
は、上方から製品落下充填筒2の内端に通されかつ下端
がエンドシール・カット装置6,6の上側の近接位置ま
で垂下した空気抜きパイプ8を挟み通した状態に、製品
受け止め板7a とその下側にスポンジ7b を備えてなり
エンドシール・カット装置6,6よりも所要上側に設け
られた一対のシャッタ−7,7により包装筒Hを偏平に
挟圧した状態 [図1(c)]で、製品受け止め板7a,7a に
より包装筒H内に落下する長物製品Wを受け止め、かつ
包装筒Hの外側の筒壁9で製品Wが倒れないように支え
た状態を示す。この状態から、図2(b) に示すように、
該一対のシャッタ−7,7を開いて(このとき、下側ス
ポンジプッシャー12,12 と上側スポンジプッシャー13,1
3 とエンドシール・カット装置6,6も同時に開く)、
製品Wをエンドシール・カット装置6,6により地シー
ルされた包装筒H内の下部まで落下させるとともに、図
1(a) のフィルム送り装置4を駆動して、図2(c) に示
すように、包装筒Hを一袋分の長さ下方へ引き、これと
同期して、前記空気抜きパイプ8内に上から通され下端
がパイプ下端と略一致している芯棒10を、該芯棒10の上
端において昇降自在に保持する直動アクチュエータ(ロ
ッドレス型エアシリンダ装置)11を作動して該芯棒下端
をエンドシール・カット装置6,6よりも所要下側まで
下降させる。続いて、図2(d) に示すように、エンドシ
ール・カット装置6,6よりも所要下側に設けられる一
対の下側スポンジプッシャー12,12でエンドシール・カ
ット装置6,6よりも下に垂れ下がる包装筒H内の製品
Wを挟圧して内部空気を上方へ逃がすとともに製品Wを
包装機側方(図面上方)から見たときに略垂直になるよ
うに立て直す(包装機前方から見たときに倒れた状態は
そのままとなる)。図3(a) に示すように、エンドシー
ル・カット装置6,6と下側スポンジプッシャー12との
間に設けられる一対の上側スポンジプッシャー13,13 に
より製品Wの上側の際を挟圧して内部空気をさらに上方
へ逃がし、その後、空気抜きパイプ8を挟み通した状態
に、一対のシャッタ−7,7により包装筒Hを偏平に挟
圧する。次いで、空気抜きパイプ8の上端と連通接続さ
れた負圧吸引装置(図示しない)を負圧吸引し、該負圧
吸引が、空気抜きパイプ8と芯棒10との隙間に及ぶよう
にして、図1(d) に示すように、芯棒10の外面の 180°
異なる二つの位置に刻設されていてかつ芯棒10の少なく
ともパイプ内中途から下端に至る長さに刻設された二条
の空気排出孔10a,10a でありさらに該二条の空気排出孔
10a,10a がエンドシール・カット装置6,6の接近離隔
方向に直角な両側に位置している二条の空気排出孔10a,
10a を通して包装筒H内の内部空気の抜き取りを行い、
図3(c) に示すように、内部空気の略全量を抜いて包装
筒Hのフィルム内面同士が完全密着状態にする。このと
き、空気排出孔10a,10a は、エンドシール・カット装置
6,6の接近離隔方向に直角な両側に位置しているか
ら、包装筒Hの内部空気の抜き去りが有効に確保されて
内部空気の略全量が抜けるまでフィルムにより塞がれる
ことがなく、従って、包装筒Hは、内部空気の略全量が
抜かれ製品Wに強く密着するとともに、フィルム内面同
士が合わさるところも完全密着状態になる。またこのと
きに図3(c) に示すように、次に包装される製品Wがホ
ッパー5より落下され、一対のシャッタ−7,7の製品
受け止め板7a,7a により受け止められ、かつ包装筒H
の外側の筒壁9で製品Wが倒れないように支えられる。
続いて、図1(a) の直動アクチュエータ11を作動し、図
3(d) に示すように、芯棒10の下端をエンドシール・カ
ット装置6,6よりも所要上側まで上昇復帰する。そし
て、図2(a) に示すように、エンドシール・カット装置
6,6で包装筒Hの製品Wの上側の天シールと次の袋と
なる地シールとの二条シールを施し、かつ天シールと地
シールの間をカットする。続いて、図2(b) に示すよう
に、下側スポンジプッシャー12,12 と上側スポンジプッ
シャー13,13 とエンドシール・カット装置6,6とシャ
ッタ−7,7を開く時点で包装品Sが落下して一包装サ
イクルが終了し、以後反復して包装する。
【0009】本願第二発明の実施例に係る,縦形製袋充
填包装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方
法は、図4(a) に示すように、通常の縦形製袋充填包装
方法と同様に、包装フィルムFを製袋器1に掛けて製袋
器1の内側の製品落下充填筒2を取り巻いて筒状に曲成
しかつ製品落下充填筒2の一側において包装フィルムF
の両側の端縁同士を合わせセンターシール装置3により
センターシールして包装筒Hを形成しかつフィルム送り
装置4で包装筒Hを下方へ引いて製品落下充填筒2より
下へ垂れ下げるとともに、製品Wをホッパー5から投入
し製品落下充填筒2を通して包装筒H内へ落下充填し、
エンドシール・カット装置6,6と同時作動する先行シ
ャッター14,14 は張り出している分だけ若干先行して包
装筒Hを前後から挟むとともに、エンドシール・カット
装置6,6により前記包装筒Hの製品Wの下側と上側を
エンドシール・カットする構成であり、特徴とするとこ
ろは、製品落下充填筒2内に下部に二条の空気排出スリ
ット8a,8a を有する空気抜きパイプ8を通し、エンド
シール・カット装置6,6よりも上方で包装筒Hを一対
のシャッタ−7,7により偏平に挟圧し、空気抜きパイ
プ8の上端より負圧吸引して、エンドシール・カット装
置6,6よりも下方の包装筒H内の内部空気を、エンド
シール・カット装置6,6よりも下方へ下降させた空気
抜きパイプ8の下部に開設された二条の空気排出スリッ
ト8a,8a を吸い込み口として抜き取るものである。
【0010】以下に、この実施例の包装方法の特徴を図
4,図5,図6を参照して詳細に説明する。図5(a)
は、上方から製品落下充填筒2の内端に通されかつ下端
がエンドシール・カット装置6,6の上側の近接位置ま
で垂下した空気抜きパイプ8を挟み通した状態に、製品
受け止め板7a とその下側にスポンジ7b を備えてなり
エンドシール・カット装置6,6よりも所要上側に設け
られた一対のシャッタ−7,7により包装筒Hを偏平に
挟圧した状態 [図4(b)]で、製品受け止め板7a,7a に
より包装筒H内に落下する製品Wを受け止め、かつ包装
筒Hの外側の筒壁9で製品Wが倒れないように支えた状
態を示す。この状態から、図5(b) に示すように、該一
対のシャッタ−7,7を開いて(このとき、下側スポン
ジプッシャー12,12 と上側スポンジプッシャー13,13 と
エンドシール・カット装置6,6も同時に開く)、製品
Wをエンドシール・カット装置6,6により地シールさ
れた包装筒H内の下部まで落下させるとともに、図4
(a) のフィルム送り装置4を駆動して、図5(c) に示す
ように、包装筒Hを一袋分の長さ下方へ引き、これと同
期して、空気抜きパイプ8の上端において昇降自在に保
持する直動アクチュエータ11を作動して該空気抜きパイ
プ8の下端をエンドシール・カット装置6,6よりも所
要下側まで下降させる。続いて、図5(d) に示すよう
に、エンドシール・カット装置6,6よりも所要下側に
設けられる一対の下側スポンジプッシャー12,12でエン
ドシール・カット装置6,6よりも下に垂れ下がる包装
筒H内の製品Wを挟圧して内部空気を上方へ逃がすとと
もに製品Wを包装機側方(図面上方)から見たときに略
垂直になるように立て直す(包装機前方から見たときに
倒れた状態はそのままとなる)。そして、図6(a) に示
すように、エンドシール・カット装置6,6と下側スポ
ンジプッシャー12との間に設けられる一対の上側スポン
ジプッシャー13,13 により製品Wの上側の際を挟圧して
内部空気をさらに上方へ逃がし、その後、空気抜きパイ
プ8を挟み通した状態に、一対のシャッタ−7,7によ
り包装筒Hを偏平に挟圧する。次いで、空気抜きパイプ
8の上端と連通接続された負圧吸引装置(図示しない)
を負圧吸引し、該負圧吸引が、空気抜きパイプ8の下端
に及ぶようにして、図4(c),(d) に示すように、芯棒10
の外面の 180°異なる二つの位置に刻設されていてかつ
シャッタ−7よりも下位置に対応する中途から下端に至
る長さに開設された二条の空気排出スリット8a,8a で
ありさらに該二条の空気排出スリット8a,8a がエンド
シール・カット装置6,6の接近離隔方向に直角な両側
に位置している二条の空気排出スリット8a,8a を通し
て包装筒H内の内部空気の抜き取りを行い、図6(c) に
示すように、内部空気の略全量を抜いて包装筒Hのフィ
ルム内面同士が完全密着状態にする。このとき、空気排
出スリット8a,8a は、エンドシール・カット装置6,
6の接近離隔方向に直角な両側に位置しているから、包
装筒Hの内部空気の抜き去りが有効に確保されて内部空
気の略全量が抜けるまでフィルムにより塞がれることが
なく、従って、包装筒Hは、内部空気の略全量が抜かれ
製品Wに強く密着するとともに、フィルム内面同士が合
わさるところも完全密着状態になる。またこのときに図
6(c) に示すように、次に包装される製品Wがホッパー
5より落下され、一対のシャッタ−7,7の製品受け止
め板7a,7a により受け止められ、かつ包装筒Hの外側
の筒壁9で製品Wが倒れないように支えられる。続い
て、図4(a) の直動アクチュエータ11を作動し、図6
(d) に示すように、空気抜きパイプ8の下端をエンドシ
ール・カット装置6,6よりも所要上側まで上昇復帰す
る。そして、図5(a) に示すように、エンドシール・カ
ット装置6,6で包装筒Hの製品Wの上側の天シールと
次の袋となる地シールとの二条シールを施し、かつ天シ
ールと地シールの間をカットする。続いて、図5(b) に
示すように、下側スポンジプッシャー12,12 と上側スポ
ンジプッシャー13,13 とエンドシール・カット装置6,
6とシャッタ−7,7を開く時点で包装品Sが落下して
一包装サイクルが終了し、以後反復して包装する。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願の第一発
明及び第二発明の,縦形製袋充填包装方法において内部
空気を抜いた状態に包装する方法によれば、空気抜きパ
イプを製品落下充填筒内に通して空気抜きを行うもの
で、エンドシール・カット装置よりも下方に内部空気の
抜き取り口を位置させてフィルム内面に抜き取り口が塞
がれないように確保するものであるので、内部空気の略
全量を抜き去ることができ、特に、人参、ごぼう、大
根、とうもろこし、ちくわ、ちくわぶ等の種々の長物製
品を縦形製袋充填包装方法で包装する場合に真空パック
包装に近い状態に内部空気の抜き取りを強く行うことが
できるので効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本願第一発明の実施例に係る,縦形製袋
充填包装方法において内部空気を抜いた状態に包装する
方法を採用した横形製袋充填包装機の全体側面図、(b)
は図1(a) におけるIa −Ia 断面図、(c) は図1(a)
におけるIc −Ic 断面図、(d) は図1(a) におけるI
d −Id 断面図。
【図2】本願第一発明の実施例に係る,縦形製袋充填包
装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方法の
一部動作工程図。
【図3】本願第一発明の実施例に係る,縦形製袋充填包
装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方法の
残りの(図2の動作工程に続く)動作工程図。
【図4】(a) は本願第二発明の実施例に係る,縦形製袋
充填包装方法において内部空気を抜いた状態に包装する
方法を採用した横形製袋充填包装機の全体側面図、(b)
は図4(a) におけるIVb −IVb 断面図、(c) は空気抜き
パイプの要部縦断面図、(d) は図4(c) におけるIVd −
IVd 断面図。本願第二発明の実施例に係る,縦形製袋充
填包装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方
法を採用した横形製袋充填包装機の全体側面図。
【図5】本願第二発明の実施例に係る,縦形製袋充填包
装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方法の
一部動作工程図。
【図6】本願第二発明の実施例に係る,縦形製袋充填包
装方法において内部空気を抜いた状態に包装する方法の
残りの(図5の動作工程に続く)動作工程図。
【符号の説明】
F ・・・包装フィルム、 H ・・・包装筒、 W ・・・製品、 2 ・・・製品落下充填筒、 6 ・・・エンドシール・カット装置、 7 ・・・シャッタ−、 8 ・・・空気抜きパイプ、 8a ・・・空気排出スリット、 10 ・・・芯棒、 10a ・・・空気排出孔、 11 ・・・直動アクチュエータ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装フィルムを製品落下充填筒を取り巻
    いて筒状に曲成しかつ包装フィルムの両側の端縁同士を
    合わせてセンターシールすることにより包装筒を連続形
    成して製品落下充填筒より下へ垂れ下げるとともに、製
    品を製品落下充填筒を通して包装筒内へ落下充填し、エ
    ンドシール・カット装置で前記包装筒の製品の下側と上
    側をエンドシール・カットする縦形製袋充填包装方法に
    おいて、上方から製品落下充填筒に通され下端がエンド
    シール・カット装置の上側の近接位置まで垂下した空気
    抜きパイプ内に、さらに上から挿通された芯棒の上端を
    昇降自在に保持するストロークアクチュエータを作動し
    て、該芯棒の下端を、地シールされた包装筒内にエンド
    シール・カット装置よりも所要下方へ下降させた後、前
    記エンドシール・カット装置よりも所要上側に備えられ
    る一対のシャッターで前記空気抜きパイプを挟み通した
    状態に包装筒を挟圧し、しかる後、前記空気抜きパイプ
    の上端と連通接続された負圧吸引装置を作動し、前記芯
    棒の上端から下端に至るようにかつ芯棒断面において 1
    80°異なるように芯棒の外面に刻設されかつエンドシー
    ル・カット装置の接近離隔方向に直角な方向に位置する
    二条の空気排出溝を介して、前記負圧吸引がシャッター
    よりも下側の包装筒の内部空気に吸引に及ぶように確保
    し、内部空気の吸引を終えた後、前記芯棒の下端をエン
    ドシール・カット装置よりも上側まで上昇復帰し、その
    後、エンドシール・カット装置で包装筒の製品の上側の
    天シールを施し、かつ天シールの上の際をカットする,
    ことを特徴とする縦形製袋充填包装方法において内部空
    気を抜いた状態に包装する方法。
  2. 【請求項2】 包装フィルムを製品落下充填筒を取り巻
    いて筒状に曲成しかつ包装フィルムの両側の端縁同士を
    合わせてセンターシールすることにより包装筒を連続形
    成して製品落下充填筒より下へ垂れ下げるとともに、製
    品を製品落下充填筒を通して包装筒内へ落下充填し、エ
    ンドシール・カット装置で前記包装筒の製品の下側と上
    側をエンドシール・カットする縦形製袋充填包装方法に
    おいて、上方から製品落下充填筒の内端に通された空気
    抜きパイプの上端を昇降自在に保持するストロークアク
    チュエータを作動して、該空気抜きパイプの下端を、地
    シールされた包装筒内にエンドシール・カット装置より
    も所要下方へ下降させた後、前記エンドシール・カット
    装置よりも所要上側に備えられる一対のシャッターで前
    記空気抜きパイプを挟み通した状態に包装筒を挟圧し、
    しかる後、前記空気抜きパイプの上端と連通接続された
    負圧吸引装置を作動し、前記空気抜きパイプのシャッタ
    ーよりも下側部分に断面において 180°異なる二位置で
    あってかつエンドシール・カット装置の接近離隔方向に
    直角な方向の二位置に開設された二条の空気排出スリッ
    トを介して、前記負圧吸引がシャッターよりも下側の包
    装筒の内部空気に吸引に及ぶように確保し、内部空気の
    吸引を終えた後、前記芯棒の下端をエンドシール・カッ
    ト装置よりも上側まで上昇復帰し、その後、エンドシー
    ル・カット装置で包装筒の製品の上側の天シールを施
    し、かつ天シールの上の際をカットする,ことを特徴と
    する縦形製袋充填包装方法において内部空気を抜いた状
    態に包装する方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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