JP2000118540A - 包装袋とそのシール機構 - Google Patents

包装袋とそのシール機構

Info

Publication number
JP2000118540A
JP2000118540A JP29765998A JP29765998A JP2000118540A JP 2000118540 A JP2000118540 A JP 2000118540A JP 29765998 A JP29765998 A JP 29765998A JP 29765998 A JP29765998 A JP 29765998A JP 2000118540 A JP2000118540 A JP 2000118540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
air
conveyor
hole
seal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29765998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Makino
研二 牧野
Takanori Shimasue
孝法 島末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Packer Co Ltd
Original Assignee
General Packer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Packer Co Ltd filed Critical General Packer Co Ltd
Priority to JP29765998A priority Critical patent/JP2000118540A/ja
Publication of JP2000118540A publication Critical patent/JP2000118540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、包装袋内の空気を抜くことを可能
であると共に衛生面を考慮して密閉する包装袋とそのシ
ール機構についてである。 【解決手段】 本発明は、包装袋の開口部を内側シール
部と外側シール部の二重シールとし、内側シール部には
複数個の空気抜き内孔5aを形成し、外側シール部は空
気抜き内孔5aと対向しない位置に、単数の空気抜き外
孔6aを形成し、包装袋に収納物を収納した後、包装袋
内の空気を排出した後に、空気抜き外孔6aを閉鎖シー
ルするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋内の空気を
抜くことが可能であると共に衛生面を考慮して密閉する
包装袋とそのシール機構に関する。
【0002】
【従来の技術】包装袋は収納物によって密閉シールを施
すものと、空気抜き孔を形成してよいものがある。例え
ば、流通用の米袋は後者に属し、包装袋内に残留する空
気によって、包装袋を重ね置きしたとき、包装袋の破損
が生じたり、滑ってうまく重ね置きできないことが生ず
る。そのため、米の包装袋には、小さな空気抜き孔が形
成してあり、かかるトラブルの解消を図っている。この
目的を達成するための包装袋として、特開平5ー305
953号公報や特開平8ー26300号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記特開平5
ー305953号公報には、内側シール部を適宜の間隔
で直線状、或いは僅かに互い違いに形成すると共に、外
側のシール部は一箇所で且つ前記内側シール部の空気孔
に対向しない位置に空気孔を形成してある。このシール
方法は、米を封入したとき、外側シール部の空気孔が一
箇所であり、米粒で閉鎖等が生じ、迅速に空気が抜けな
いことがあり、更なる改良が望まれている。
【0004】又、特開平8ー26300号公報には、内
側シール部には3個の空気孔を適宜の間隔で複数形成す
ると共に、外側シール部には、前記内側空気孔に対向す
る位置に空気孔を形成し、米粒が外に排出し難い旨の記
載がある。しかしながら、米粒等の収納物が外に排出し
ない包装袋であっても、食品であることを考慮すると、
例え小さくても、空気孔が形成してあることは、外気と
接触し、衛生的に好ましいことではない。そこで、本発
明は、包装袋を重ね置きしたとき、包装袋の破損が生じ
たり、滑ってうまく重ね置きできないことを防止でき、
且つ、衛生的な包装袋とそのシール機構を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の包装袋は、包
装袋の開口部をヒートシールで封印する包装袋であっ
て、ヒートシールを内側シール部と外側シール部の二重
シールとし、内側シール部には複数個の空気抜き内孔を
形成し、外側シール部は空気抜き内孔と対向しない位置
に単数の空気抜き外孔を形成する。そして、包装袋に収
納物を収納した後、包装袋内の空気を排出した後に、空
気抜き外孔を閉鎖シールするものである。
【0006】単数の空気抜き外孔は、空気抜き内孔に対
向しない位置に形成してあるので、収納物は空気抜き外
孔からの排出を困難にする。又、包装袋内に収納物を入
れた後に、包装袋は空気を排出した後に、単数の空気抜
き外孔を閉鎖して密閉状態とするので、外気と遮断され
て衛生的であると共に、包装袋内の残留空気が少ないの
で、重ね置きができると共に包装袋の破損を防止でき
る。
【0007】又、請求項2のシール機構は、主昇降装置
を介して上板、中段上コンベア、中段下コンベア及び下
板を昇降可能であって、包装袋を中段上コンベアと中段
下コンベアに交互に載置でき、上板に取付けの中段上昇
降機構によって昇降可能な押え板と中段上コンベアとで
包装袋の空気抜きを行い、下板に取付けの中段下昇降機
構によって昇降可能な中段下コンベアと押え板とで包装
袋の空気抜きを行うものである。従って、包装袋は中段
上コンベアと中段下コンベアに交互に載置されるので、
同じ包装袋の処理量に対して、空気抜きに費やす時間の
増加を図ることができる。
【0008】請求項3のシール機構は、包装袋の上側と
下側には、空気を開口部に垂直に吹き付ける空気孔が設
けてあると共に、包装袋の両端部に回転ブラシが設置し
てあるので、開口部をほぼ水平状態にすることができ
る。請求項4のシール機構は、上ヒータと下ヒータの両
側に板バネを介して抵抗体が固定してあることによって
開口部(シール部)のしわを延ばすことができて良好な
シールをすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は包装
袋(例えば、米用の包装袋)の平面図であり、包装袋1
は表裏に熱可塑性フィルムを両側縁部2a、2b及び底
縁部3にヒートシールを施して袋状に形成してある。そ
して、この包装袋1に収納物(米等)を収納した後に、
開口部4を内側シール部5と外側シール部6の二重シー
ルをして、収納物の漏洩防止と円滑な空気抜きを行う。
【0010】内側シール部5は、シール部5A(シール
長さ15mm)とシール部5B(シール長さ25mm)
の間に空気抜き内孔5a(未シール長さ5mm)を形成
し、このパターンを繰り返す。尚、空気抜き内孔5aの
長さを5mmに選定してあるのは、空気抜きが十分行え
るものであると共に、収納物の漏洩が防止可能な寸法で
ある。
【0011】一方、外側シール部6は、前記内側シール
部5と、空気の通風を円滑に行うために、連通空間8を
形成可能に5mmの間隙をおいて、幅2mm(前記内側
シールと同様に1.5〜3mmでも可能)で行い、空気
抜き外孔6a(未シール長さ15mm)とシール部6A
(シール長さ35mm)を繰り返すパターンで行う。
尚、前記空気抜き外孔6aの中心と内側シール部5(5
A)の中心が一致するように形成してあり、空気抜き内
孔5aは外側シール部6Aに対向し、空気抜き外孔6a
は内側シール部5A、5Bに対向する位置となり、空気
抜き外孔6aと空気抜き内孔5aは対向しない。
【0012】従って、包装袋1内の空気は内孔5aから
外側シール部6Aに当たり、連通空間8を通って、外孔
6aに到るため、例え、収納物(米粒)が内孔5aから
連通空間8に到っても、直接、外孔6aに到らず、ほぼ
連通空間8に溜るが、連通空間8の容積によって通気を
塞ぐことなく円滑に空気を抜くことができる。
【0013】尚、シール部5A、5B、6Aのシール長
さは、強度を考慮して最も望ましい例示であり、必ずし
も、その長さに限定するものではないし、それらのシー
ル幅においても、収納物の重量による強度を考慮して
1.5〜3mmの範囲でよく、図1は、15Kgの米を
収納する包装袋1に対して、望ましい2mmに選定して
ある。又、内側シール部5A、5Bと外側シール部6A
とで形成する連通空間8は、容積を考慮して、3〜5m
mの間隙の範囲内でよい。
【0014】(第2の実施の形態)本実施の形態は、図
2の平面に示すように、前記第1の実施の形態とはシー
ルパターンを異にするものであり、それらの目的等は同
じであるため詳細説明を略す。内側シール部5は、シー
ル幅を2mmで構成すると共に、空気抜き内孔5b(5
mm)とシール部5C(20mm)を繰り返しパターン
で形成する。一方、外側シール部6は、前記内側シール
部5と連通空間8aを形成可能に5mmの間隙をおいて
幅2mmで行い、空気抜き外孔6b(15mm)とシー
ル部6B(40mm)を繰り返すパターンで行う。
【0015】尚、前記パターンは、1箇所の空気抜き外
孔6bの中心とシール部5Cの中心を一致させて、以後
前記パターンを繰り返して行うシールであり、前記外側
シール部6に形成の空気抜き外孔6bは内側シール部5
Cに対向し、空気抜き内孔5bは外側シール部6Bに対
向する位置となる。即ち、空気抜き内孔5bと空気抜き
外孔6bは対向しない位置となる。
【0016】このように、空気抜き内孔5bと外空気抜
き外孔6bが、各々シール部6B、5Cに対向するの
で、収納物(米粒)は外空気抜き孔6bから容易に漏洩
しないし、空気は円滑に抜ける。
【0017】(第3の実施の形態)本実施の形態は、図
3に示すように、前記内側シール部5と外側シール部6
の端部を丸みを帯びたR状にシールするものである。図
3は、前記第2の実施の形態におけるシールを例示した
ものであり、図3(A)に示す外側シール部6Bは、対
称形のR状に形成するものであり、図3(B)に示す内
側シール部5Cは、収納物側を幅狭として収納物の排出
を困難とする非対称のR状に形成するものであり、共に
シール端部に集中する応力の緩和をなすことによる破損
防止を図ることができる。尚、これらの形状は、内側シ
ール部5と外側シール部6の何れに選定してもよく、収
納物の種類や収納量を考慮して適宜選定する。
【0018】(第4の実施の形態)本実施の形態は、包
装袋に収納物(米粒等)を収納した後に、包装袋内の空
気を排出し、密閉シールをなすことによって、衛生的で
あると共に、包装袋の重ね置きを可能にする。そこで、
前記第1〜3の実施の形態の包装袋を使用する場合(図
4は第1の実施の形態の包装袋であるため符号の説明を
略す)について説明すると、先ず、包装袋1に米粒等を
所定量、収納した後に、包装袋1を押さえて、包装袋内
の空気を空気抜き内孔5aから空気抜き外孔6aを経て
外部に排出する。この時、収納物は、空気抜き外孔6a
が空気抜き内孔5aに対向しない位置に形成してあるの
で、排出されることはない。
【0019】そして、空気抜き外孔6aを閉鎖して包装
袋を密閉にするために、空気抜き外孔6aの上に、部分
ヒートシール20を施す(図4(A))か、或いは、か
かる空気抜き外孔6aを閉鎖することは、位置合わせを
行うことを要し、この煩わしさを考慮して、空気抜き外
孔6aの上部の位置で、新たなヒートシール20aを袋
の開口部4の全面にわたって実施して密閉する(図4
(B))。
【0020】しかしながら、前記第1〜3の実施の形態
における包装袋には、複数の空気抜き外孔6aが形成さ
れているので、再シールを行って密閉にするには、多数
箇所のヒートシール、又は開口部4の全面に渡ってヒー
トシールをする必要があるので好ましくない。そこで、
図5(A)に示す包装袋を使用する。この包装袋には、
空気抜き内孔5aは複数個形成してあるが、空気抜き外
孔6aは単数である。尚、この空気抜き外孔6aは、空
気抜き内孔5aに対向しない位置であるので、米粒等の
収納品は、空気抜き外孔6aからの排出が防止される。
【0021】そして、この包装袋を密閉にするために
は、先ず、包装袋1を押さえ、包装袋内の空気を、空気
抜き内孔5aから空気抜き外孔6aを介して外部に排出
する。その後、空気抜き外孔6aを閉鎖するために、例
えば、図5(A)に示すU字状のヒートシール20Aを
空気抜き外孔6aの収納側に、或いは、図5(B)に示
すように、空気抜き外孔6aの上に直線状の幅広の部分
ヒートシール20Bを施す。更には、図示しないが、図
4(B)に示すように、新たに開口部4の全面にわたっ
てヒートシールをして密閉にする。尚、前記U字状のヒ
ートシール20Aは、二重シール部がほとんどなく、且
つ、部分的なヒートシールで済むため、簡便に実施でき
ると共に包装袋を痛めず好ましい姿態である。
【0022】以上のように、包装袋に単数の空気抜き外
孔6aを形成し、その空気抜き外孔6aを密閉すること
によって、外気と遮断状態になって衛生的であるし、包
装袋内における残留空気量は少ないので、包装袋の破損
防止ができると共に重ね置きを図ることができる。
【0023】(第5の実施の形態)次に、前記の各包装
袋に収納物(米粒等)を収納した後に、包装袋内の空気
を排出し、最終の密閉シール(例えば、図5(A)に示
すU字状のヒートシール20A)をするシール機構につ
いて説明する。このシール機構へ搬送される包装袋は、
前記した密閉シールを施す前段階の包装袋であって、例
えば、図5(A)に示すように、米粒等の収納物を収納
し、複数の空気抜き内孔5aと単数の空気抜き外孔6a
を形成した状態でヒートシールが施してある包装袋であ
る。即ち、空気抜きを実施していない状態で、且つ、密
閉シールを施していない包装袋である。図6は、シール
機構の全体正面図であり、前段空気抜き機構50と位置
合わせ機構、中段空気抜き機構60、及び後段空気抜き
機構80とシール機86で構成してある。
【0024】先ず、前段空気抜き機構50について説明
すると、包装袋1は駆動体55で駆動の前段コンベア5
1で所定位置まで搬送されて停止する。この停止機構
は、側部に設置の検出器(光電管式等)で検出された
後、予め既知の前段コンベア51の速度によって所定時
間後に停止する方式である。又、前段コンベア51の上
部には前段昇降装置(シリンダー)52が設置してあ
り、そのロッド52aに付設の押え板53で包装袋1を
押えることによって、包装袋内の空気を排出する。尚、
この前段昇降装置(シリンダー)52の昇降回数は任意
である。そして、この空気抜きが終了した段階で、両側
に設置し、ロッドの先に付設の押圧板を相互に前段コン
ベア51の中心に向けて押し出すシリンダ(図示略)に
よって、中段空気抜き機構60に搬送するに際して、包
装袋の位置合わせを行う。
【0025】この包装袋1は、駆動体69で駆動する中
段上コンベア61(又は中段下コンベア62)によって
中段空気抜き機構60に搬送される。尚、中段上コンベ
ア61(又は中段下コンベア62)に載置の包装袋の停
止機構は、前記前段コンベア51と同じである。又、主
昇降装置(シリンダー)63のロッド63aは上板67
に固定してあって、この昇降する上板67によって図示
略の連結体を介して、中段上コンベア61及び下板65
も昇降して、中段上コンベア61(又は中段下コンベア
62)は前記前段コンベア51と同じ高さに設定され、
包装袋1は中段上コンベア61と中段下コンベア62
に、交互に載せられ、1個の包装袋の処理量に対し、空
気抜きに要する時間の増加を図っていると共に、包装袋
の整形を行う。尚、前記主昇降装置(シリンダー)63
が昇降しても上板67、中段上コンベア61及び下板6
5の間隔は変わらず、固定位置を保持する。
【0026】又、上板67には中段上昇降機構(シリン
ダー)66が取り付けてあり、そのロッド66aには押
え板64が取り付けてある。一方、下板65にも中段下
昇降機構(シリンダー)70が取り付けてあり、そのロ
ッド70aは中段下コンベア62に固定してある。尚、
前記中段上コンベア61の下部には、押え板71が取り
付けてある。そのため、中段上シリンダー66の作動に
よって、包装袋1Aは昇降する押え板67と固定の中段
上コンベア61に挟着されて空気が抜かれるし、中段下
シリンダー70の作動によって、包装袋1Bは固定の押
え板71と昇降する中段下コンベア62に挟着されて空
気が抜かれる。
【0027】次に、前記中段空気抜き機構60の動作に
ついて、図6と図7を参照して説明すると、主昇降装置
63によって、中段上コンベア61を前段コンベア51
の高さにセット(図6)して包装袋1Aを受入れた後
に、中段上コンベア61(及び中段下コンベア62)を
上昇させ、中段下コンベア62を前段コンベア51の高
さにセットする(図7)。そして、この状態において、
中段下コンベア62で、次の包装袋1Bを受け入れる迄
の間に、中段上シリンダー66を昇降させて、押え板6
4によって中段上コンベア61上の包装袋1Aを押えつ
けて空気を抜く。一方、中段下コンベア62に次の包装
袋1Bを受け入れた後、主昇降装置63を介して降下さ
せて、前記中段上コンベア61に載置して空気抜きが行
われた包装袋1Aを後段空気抜き機構80に送ると共
に、中段下シリンダー70を昇降させて、中段下コンベ
ア62に載置の包装袋1Bは、押え板71に挟着されて
空気が抜かれる。従って、この中段空気抜き機構60に
おいて、包装袋は中段上コンベア61と中段下コンベア
62で交互に受入れられて空気抜きが行われるので、2
袋に費やす時間をかけて、十分に、空気抜きが行われた
後に、後段空気抜き機構80に送られる。
【0028】次に、後段空気抜き機構80について説明
すると、後段コンベア81は駆動体83を介して走行
し、且つ、昇降機構(シリンダー)82を介して回動軸
81aで回動可能になっていて、水平状態で包装袋の空
気抜きを行うと共に密閉シールを行い、回動状態(傾
斜)で排出コンベア90に包装袋を移す。尚、前記後段
コンベア81の包装袋の停止機構は、側部に設置の検出
器(光電管式等)で検出された後、予め既知の後段コン
ベア81の速度によって所定時間後に停止する方式であ
る。
【0029】又、この後段コンベア81の上部には、後
段昇降装置(シリンダー)84が設置してあり、そのロ
ッド84aには押え板85が付設してあり、後段コンベ
ア81によって所定位置まで搬送されて停止した包装袋
は、押え板85の昇降動作によって、包装袋内の空気を
排出する。又、後段コンベア81の左端部には、シール
機86が設置してあり、上ヒータ86aと下ヒータ86
bはトグル機構を介して開閉する。尚、このシール機8
6は高さ調節機構(ネジ式)87を介して昇降可能であ
り、種々の包装袋の大きさに対応可能になっている。
【0030】次に、図8はシール機86の側面図、図9
(A)はシール機86の正面図であって、包装袋の開口
部4(外側シール部6)を上ヒータ86aと下ヒータ8
6bでヒートシールしたり、そのヒートシールの前に開
口部4のしわを延ばす機構である。即ち、この包装袋1
は収納物(米粒等)を収納後、既に、開口部4は空気孔
5a、6aを設けて内側シール部5と外側シール部6が
してあるので、それらのシール部5、6は加熱シールさ
れているので、しわ等が形成されている。そのため、先
ず、開口部4をほぼ水平にするために、包装袋1の上側
と下側には、空気を開口部4に垂直に吹き付ける空気孔
120a、120bが設けてあると共に、包装袋1の両
端部の上下には、回転ブラシ100a、100bが設置
してある。
【0031】又、上ヒータ86aと下ヒータ86bの両
側には、板バネ110a、110bがボルト111で固
定してあり、その先端部には抵抗体(ゴム)112a、
112bが固定してある。そのため、前記回転ブラシ1
00a、100bと空気孔120a、120bによって
ほぼ水平になった開口部4は、その後、上ヒータ86a
が下降し、下ヒータ86bが上昇すると、抵抗体112
a、112bで挟持されながら、板バネ110a、11
0bが拡開(弓状)になって、開口部4(外側シール部
6)のしわが延ばされる(図9(B))。
【0032】そして、上ヒータ86aと下ヒータ86b
によって、図5(A)に示すU字状のヒートシール20
Aを実施すると、包装袋1は空気が抜かれ、しわのない
状態で密閉されるので、シール部は奇麗に仕上る。そし
て、包装袋1は、後段コンベア81を傾斜して、排出コ
ンベア90を介して製品として排出される。
【0033】
【発明の効果】請求項1の包装袋は、空気抜き外孔は単
数であり、且つ空気抜き内孔とは対向しないので、収納
物の排出を防止して空気抜きができ、包装袋を密閉にす
るときには、単数の空気抜き外孔を閉鎖すればよいため
簡便に実施できる。又、請求項2のシール機構は、主昇
降装置を介して包装袋を中段上コンベアと中段下コンベ
アに交互に載置できるので、同じ包装袋の処理量に対し
て空気抜きに要する時間の増加を図ることができる。請
求項3のシール機構は、包装袋の上側と下側には、空気
を開口部に垂直に吹き付ける空気孔が設けてあると共
に、包装袋の両端部に回転ブラシが設置してあるので、
開口部をほぼ水平状態にすることができる。請求項4の
シール機構は、上ヒータの両側には板バネの端部に、抵
抗体が上ヒータの下縁より僅かに下ヒータ側に突出固定
してあることによって開口部(シール部)のしわを延ば
すことができて良好なシールをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態における包装袋の平
面図、(B)はシール部の部分拡大図である。
【図2】(A)は第2の実施の形態における包装袋の平
面図、(B)はシール部の部分拡大図である。
【図3】(A)(B)は異なるシール形状を示す図であ
る。
【図4】(A)(B)は第4の実施の形態における包装
袋の平面図である。
【図5】(A)(B)は第4の実施の形態における他の
包装袋の平面図である。
【図6】シール機構の全体正面図である。
【図7】シール機構の全体正面図であって、主昇降装置
によって中段下コンベアで包装袋の受入れを可能とする
状態図である。
【図8】シール機の側面図である。
【図9】(A)はシール機の正面図、(B)はシール機
の作用図である。
【符号の説明】
1 包装袋 4 開口部 5(5A、5B、5C) 内側シール部 6(6A、6B) 外側シール部 8、8a 連通空間 5a、5b 空気抜き内孔 6a、6b 空気抜き外孔 61 中段上コンベア 62 中段下コンベア 66 中段上昇降機構(シリンダー) 70 中段下昇降機構(シリンダー) 71 押え板 86 シール機 86a 上ヒータ 86b 下ヒータ 100 回転ブラシ 112 抵抗体(ゴム) 120 空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E049 AA06 BA03 CA06 DB02 FA05 3E064 AA05 EA30 HD03 HE02 HM01 HN05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装袋の開口部をヒートシールで封印す
    る包装袋であって、前記ヒートシールを内側シール部と
    外側シール部の二重シールとし、 前記内側シール部には複数個の空気抜き内孔を形成し、 前記外側シール部は、前記空気抜き内孔と対向しない位
    置に、単数の空気抜き外孔を形成し、 前記包装袋に収納物を収納した後、包装袋内の空気を排
    出した後に、空気抜き外孔を閉鎖シールすることを特徴
    とする包装袋。
  2. 【請求項2】 包装袋に収納物を収納した後、包装袋内
    の空気を排出する空気抜き機構を備えたシール機構にお
    いて、 主昇降装置を介して上板、中段上コンベア、中段下コン
    ベア及び下板を昇降可能であって、包装袋を中段上コン
    ベアと中段下コンベアに交互に載置でき、 前記上板に取付けの中段上昇降機構によって昇降可能な
    押え板と中段上コンベアとで包装袋の空気抜きを行い、 前記下板に取付けの中段下昇降機構によって昇降可能な
    中段下コンベアと押え板とで包装袋の空気抜きを行うこ
    とを特徴とするシール機構。
  3. 【請求項3】 包装袋に収納物を収納した後、包装袋内
    の空気を排出する空気抜き機構を備えたシール機構にお
    いて、 包装袋の上側と下側には、空気を開口部に垂直に吹き付
    ける空気孔が設けてあると共に、包装袋の両端部に回転
    ブラシが設置してあることを特徴とするシール機構。
  4. 【請求項4】 包装袋に収納物を収納した後、包装袋内
    の空気を排出する空気抜き機構を備えたシール機構にお
    いて、 上ヒータと下ヒータの両側には、板バネを介して抵抗体
    が固定してあることを特徴とするシール機構。
JP29765998A 1998-08-08 1998-08-24 包装袋とそのシール機構 Pending JP2000118540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29765998A JP2000118540A (ja) 1998-08-08 1998-08-24 包装袋とそのシール機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23645098 1998-08-08
JP10-236450 1998-08-08
JP29765998A JP2000118540A (ja) 1998-08-08 1998-08-24 包装袋とそのシール機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000118540A true JP2000118540A (ja) 2000-04-25

Family

ID=26532685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29765998A Pending JP2000118540A (ja) 1998-08-08 1998-08-24 包装袋とそのシール機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000118540A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7685793B2 (en) 2005-04-06 2010-03-30 Avery Dennison Corporation Evacuatable container
US7726880B2 (en) 2004-06-29 2010-06-01 The Glad Products Company Flexible storage bag
JP2010159074A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Kao Corp 内容物入り容器の製造方法
US7837387B2 (en) 2005-04-06 2010-11-23 Avery Dennison Corporation Evacuatable container
US7857514B2 (en) 2006-12-12 2010-12-28 Reynolds Foil Inc. Resealable closures, polymeric packages and systems and methods relating thereto
US8419279B2 (en) 2004-06-29 2013-04-16 The Glad Products Company Flexible storage bag

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726880B2 (en) 2004-06-29 2010-06-01 The Glad Products Company Flexible storage bag
US8419279B2 (en) 2004-06-29 2013-04-16 The Glad Products Company Flexible storage bag
US7685793B2 (en) 2005-04-06 2010-03-30 Avery Dennison Corporation Evacuatable container
US7837387B2 (en) 2005-04-06 2010-11-23 Avery Dennison Corporation Evacuatable container
US8112971B2 (en) 2005-04-06 2012-02-14 Avery Dennison Corporation Valve for sealing an evacuation port of a container
US7857514B2 (en) 2006-12-12 2010-12-28 Reynolds Foil Inc. Resealable closures, polymeric packages and systems and methods relating thereto
JP2010159074A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Kao Corp 内容物入り容器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4058953A (en) Gas flushing or filling packaging machine
US3750362A (en) Method of packaging granular material
JP3950141B2 (ja) トレイに配置される製品を包装するための方法および包装機
US6543206B2 (en) Apparatus and method for formation of sealed packages
AU686590B2 (en) Bag loader for bone-in products
EP3215422B1 (en) Process and apparatus for gas extraction in packaging
CA2089303A1 (en) Vacuum packaging method and apparatus
CA2329207A1 (en) Method and apparatus for opening and transporting bags
WO2002083505A3 (en) Apparatus and method for vacuum packing products
US4223513A (en) Packaging apparatus for forming specially shaped packages
JP2000118540A (ja) 包装袋とそのシール機構
CA2166521C (en) Bag and method of opening a bag with partial offset lip
MXPA04007187A (es) Abrazaderas, sistemas y metodos para evacuar y sellar hermeticamente bolsas.
US5737906A (en) Quick pressure reducing apparatus
US4085565A (en) Packaging apparatus for forming specially shaped packages
WO2003062067A1 (en) Method for compacting bags
EP1440887B1 (en) Method and apparatus for vacuum and/or protective atmosphere packaging
JP2001500825A (ja) 袋パッケージを排気して閉鎖する排気・閉鎖装置
JP2001122219A (ja) 真空包装及び結束包装の兼用包装機
JP2553756Y2 (ja) エンドシール装置
JP4012598B2 (ja) 包装機における真空処理方法及びそれに用いる真空チャンバー
JP3936417B2 (ja) 真空断熱パネルの製造方法と装置
JPH05221422A (ja) 袋の開口部の密封装置
JP2000128119A (ja) 積層シート包装装置及び積層シート包装方法
JP2002211501A (ja) 縦型製袋充填機の脱気装置