JPH11236012A - 袋体の開口及び膨張装置 - Google Patents

袋体の開口及び膨張装置

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JPH11236012A
JPH11236012A JP4267998A JP4267998A JPH11236012A JP H11236012 A JPH11236012 A JP H11236012A JP 4267998 A JP4267998 A JP 4267998A JP 4267998 A JP4267998 A JP 4267998A JP H11236012 A JPH11236012 A JP H11236012A
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JP
Japan
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inlet
air
bag
bag body
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4267998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sasamoto
貴朗 笹本
Katsumi Tsukamoto
勝巳 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH11236012A publication Critical patent/JPH11236012A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋体を隅々まで膨張させることができ、更にエ
アの使用量を低減することが可能な袋体の開口及び膨張
装置を提供する。 【解決手段】扁平な袋体10の入口11近傍の両端部1
2、13を互いに接近する方向に移動させる入口両端部
接近手段14、15と、袋体10の入口11近傍の両側
面16、17を互いに離れる方向に移動させる入口両側
面離間手段18、19と、袋体10の内部にエアを噴出
するエア噴出手段30とを備えた袋体の開口及び膨張装
置において、エア噴出手段30は、入口11内面に密着
することにより入口11を密封する入口密封手段32を
備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扁平な袋体の開口
及び膨張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液体、粉粒体、顆粒体などの内容
物を収容するため、樹脂フィルムやアルミ積層樹脂フィ
ルムなどで成形された扁平な袋体が使用されている。こ
のような袋体は例えば扁平な4角形状に成形され、その
1辺に設けられた入口を開口して内容物を充填した後、
入口を融着してシールするようになっている。
【0003】このような扁平な袋体に内容物を充填する
場合、従来は図4に示すように、袋体10の入口11近
傍の両端部12、13を適宜な把持手段14、15で把
持すると共に、入口11近傍の両側面16、17を吸着
パッド18、19で吸着する。これらの吸着パッド1
8、19は互いに偏心している。次に、把持手段14、
15を互いに接近させると同時に、吸着パッド18、1
9を互いに離間させる。これにより、入口11及びその
周辺部分が開口される。
【0004】次に、図5に示すように開口された入口1
1からエア噴出ノズル20を袋体10の底部まで挿入
し、続いてエア噴出ノズル20からエアを噴出する。こ
れにより袋体10を膨張させて、所定量の内容物を充填
したときに袋体10から内容物が溢れ出ないようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の袋体の開口及び膨張装置においては、エア噴出
ノズル20と袋体10の入口11との間に隙間21が生
じ、この隙間21から袋体10内のエアが漏れ出てしま
うため、袋体10の底部付近の両側面が密着したままに
なることがあった。この場合は、袋体10内に所定量の
内容物を充填したときに、内容物が溢れ出てしまうとい
う問題があった。また、この場合は、エアの使用量が増
大するという問題があった。
【0006】更に、エア噴出ノズル20を入口11から
挿入しやすくするために、エア噴出ノズル20の先端に
テーパ22を設けているが、この場合はエア噴出ノズル
20を袋対10の底部まで挿入してエアを噴出したとし
ても、噴出されたエアがテーパ22に沿って上方に流れ
てしまい、袋体10の隅部が開かれなくなるという問題
があった。
【0007】本発明の目的は、このような問題点を解決
することにあり、袋体を隅々まで確実に膨張させること
ができ、更にエアの使用量を低減することが可能な袋体
の開口及び膨張装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は袋体の開口及び
膨張装置であり、前述の技術的課題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明の袋体の
開口及び膨張装置は、扁平な袋体の入口近傍の両端部を
互いに接近する方向に移動させる入口両端部接近手段
と、前記袋体の前記入口近傍の両側面を互いに離れる方
向に移動させる入口両側面離間手段と、前記袋体の内部
にエアを噴出するエア噴出手段とを備えた袋体の開口及
び膨張装置において、前記エア噴出手段は、前記入口内
面に密着することにより前記入口を密封する入口密封手
段を備えている。
【0009】この袋体の開口及び膨張装置は、袋体の入
口を入口密封手段で密封した状態でエアを噴出するの
で、袋体の膨張途中でエアが漏れるのを防止できる。前
記入口密封手段は外周を漏斗に形成したスリーブとし、
前記エア噴出手段に摺動自在に嵌入すると共に、前記エ
ア噴出手段のエア噴出孔側に所定の弾性力で付勢するこ
とができる。この場合は、袋体の内部が所定のエア圧ま
で上昇して完全に膨張した後、エア圧がそれ以上上昇し
たときは、スリーブがエア圧によって上方に押圧され、
弾性力に対抗して押し出される。これにより、入口とス
リーブとの間に隙間が生じ、この隙間から余分なエアが
排出される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る袋体の開口及
び膨張装置の実施の形態について、図面を参照して詳細
に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る袋体の開口及び膨張
装置1を示す。この袋体の開口及び膨張装置1は、扁平
な袋体10に内容物を充填する場合に使用するものであ
り、袋体10の入口11近傍の両端部12、13を互い
に接近する方向に移動させる入口両端部接近手段14、
15と、袋体10の入口11近傍の両側面16、17を
互いに離れる方向に移動させる入口両側面離間手段1
8、19と、袋体10の内部にエアを噴出するエア噴出
手段30とを備えている。
【0012】袋体10は、例えば樹脂フィルムやアルミ
積層樹脂フィルムなどで扁平な4角形に成形され、その
1辺に入口11が設けられている。この袋体10に内容
物を充填する場合は、入口11を開口して内側を膨張さ
せる。これにより、袋体10に内容物を所定量だけ充填
した場合に内容物が溢れ出るのを防止することができ
る。
【0013】入口両端部接近手段14、15は、入口1
1近傍の両端部12、13を把持した状態で互いに接近
する方向に移動するようになっている。また、入口両側
面離間手段18、19は、入口11近傍の両側面14、
15を吸着した状態で互いに離間する方向に移動するよ
うになっている。そして、入口両端部接近手段14、1
5で入口11近傍の両端部12、13を接近させると同
時に、入口両側面離間手段18、19で入口11近傍の
両側面16、17を離間させることにより、入口11及
びその周辺部分を開口することができる。
【0014】エア噴出手段30は、エアノズル31と、
このエアノズル31に摺動自在に嵌入されたスリーブ3
2とを備えている。エアノズル31は、複数のエア噴出
孔33を有する円錐台状の先端ピース34と、先端ピー
ス34を保持する上下移動自在なピース保持部35とを
有している。先端ピース34は、ピース保持部35にネ
ジで取り付けられている。ピース保持部35の中心には
エア導入穴36が設けられ、このエア導入穴36が先端
ピース34のエア噴出孔33に連通されている。
【0015】ピース保持部35の先端ピース34側の先
端部分には、先端ピース34の最大外径より小さな径の
ガイド部37が設けられ、このガイド部37に上述のス
リーブ32が摺動自在に嵌入されている。スリーブ32
は、図中の上側が漏斗状に形成されており、後述のよう
に袋体10の入口11の内面に密着して入口11を密封
するようになっている。
【0016】ガイド部37の上壁面38には、複数のバ
ネ用穴39が設けられている。このバネ用穴39には、
所定の弾性力を有するバネ40が挿入されている。そし
て、このバネ40の弾性力でスリーブ32が先端ピース
34側に付勢されている。なお、図中の符号41は、ざ
ぐり穴である。
【0017】袋体10に内容物を充填する場合は、図1
に示すように、まず袋体の開口及び膨張装置1の入口両
端部接近手段14、15と、入口両側面離間手段18、
19によって袋体10の入口11を開口する。次に、図
2に示すように、袋体10の入口11からエア噴出手段
30の先端ピース34及びスリーブ32を挿入する。そ
うすると、図3に示すようにスリーブ32が所定の長さ
だけ挿入された時点で、スリーブ32の外周面が袋体1
0の入口11の内面に密着する。これによって、入口1
1が密封される。
【0018】次に、先端ピース34のエア噴出孔33か
ら所定圧のエアを噴出する。そうすると、袋体10がエ
アによって膨張する。このとき、袋体10の入口11が
スリーブ32によって密封されているので、エア漏れす
るのを防止でき、これにより、袋体10の隅々まで確実
に膨張させることができる。
【0019】袋体10の内部が所定の圧力まで上昇し、
更にエア噴出孔33からエアが噴出されると、スリーブ
32がエア圧によって上方に押圧され、バネ40の弾性
力に対抗して上昇する。これにより、スリーブ32と袋
体10の入口11の内面との間に隙間41が生じ、この
隙間41から余分なエアが排出される。したがって、袋
体10が破損するのを防止できる。
【0020】このように、本発明に係る袋体の開口及び
膨張装置1は、袋体10の入口11を入口密封手段であ
るスリーブ32で密封した状態でエアを噴出するので、
袋体10の膨張途中でエアが漏れるのを防止することが
できる。したがって、袋体10の隅々まで確実に膨張さ
せることができるので、袋体10に所定量の内容物を充
填したときに、内容物が溢れ出るようなことがなくな
る。また、余分なエアを消費するのを防止できる。
【0021】更に、スリーブ32は外周が漏斗状に形成
され、エアノズル31のピース保持部35に摺動自在に
嵌入されると共に、バネ40でエア噴出孔33側に付勢
されているので、袋体10の内部が所定のエア圧まで上
昇して完全に膨張した後、エアがそれ以上供給されたと
きは、スリーブ32がエアによって上方に押圧され、弾
性力に対抗して押し出される。これにより、入口11と
スリーブ32との間に隙間41が生じ、この隙間41か
ら余分なエアが排出されるので、袋体10が破損するの
を防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の袋体の開
口及び膨張装置によれば、袋体の入口を入口密封手段で
密封した状態でエアを噴出するので、袋体の膨張途中で
エアが漏れるのを防止でき、これにより、袋体の隅々ま
で確実に膨張させることができると共に、余計なエアを
消費するのを防止できる。
【0023】入口密封手段は外周を漏斗状に形成したス
リーブとし、エア噴出手段に摺動自在に嵌入すると共
に、エア噴出手段のエア噴出孔側に所定の弾性力で付勢
した場合は、袋体の内部が所定のエア圧まで上昇して完
全に膨張した後、エアがそれ以上供給されたときは、ス
リーブがエアによって上方に押圧され、弾性力に対抗し
て押し出されて入口とスリーブとの間に隙間が生じ、こ
の隙間から余分なエアが排出されるので、袋体が破損す
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る袋体の開口及び膨張装置を示す図
である。
【図2】本発明に係る袋体の開口及び膨張装置のエア充
填状態を示す図である。
【図3】本発明に係る袋体の開口及び膨張装置のスリー
ブ上昇状態を示す図である。
【図4】従来例に係る袋体の開口及び膨張装置を示す図
である。
【図5】従来例に係る開口及び膨張装置のエア充填状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 袋体の開口及び膨張装置 10 袋体 11 袋体の入口 12、13 両端部 14、15 入口両端部接近手段 16、17 両側面 18、19 入口両側面離間手段 30 エア噴出手段 32 スリーブ(入口密封手段) 33 エア噴出孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平な袋体の入口近傍の両端部を互いに
    接近する方向に移動させる入口両端部接近手段と、 前記袋体の前記入口近傍の両側面を互いに離れる方向に
    移動させる入口両側面離間手段と、 前記袋体の内部にエアを噴出するエア噴出手段とを備え
    た袋体の開口及び膨張装置において、 前記エア噴出手段は、前記入口内面に密着することによ
    り前記入口を密封する入口密封手段を備えていることを
    特徴とする袋体の開口及び膨張装置。
  2. 【請求項2】 前記入口密封手段は外周が漏斗状に形成
    されたスリーブであり、前記エア噴出手段に摺動自在に
    嵌入されると共に、前記エア噴出手段のエア噴出孔側に
    所定の弾性力で付勢されていることを特徴とする請求項
    1に記載の袋体の開口及び膨張装置。
JP4267998A 1998-02-24 1998-02-24 袋体の開口及び膨張装置 Pending JPH11236012A (ja)

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