JP3285682B2 - バッグインカートン - Google Patents

バッグインカートン

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JP3285682B2
JP3285682B2 JP29154393A JP29154393A JP3285682B2 JP 3285682 B2 JP3285682 B2 JP 3285682B2 JP 29154393 A JP29154393 A JP 29154393A JP 29154393 A JP29154393 A JP 29154393A JP 3285682 B2 JP3285682 B2 JP 3285682B2
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carton
inner bag
spout
bag
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康行 佐々木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートン内面に内袋を貼
り付けてなるバッグインカートン(以下BICという)
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体包装容器としてBICが使用
されている。通常、BICのカートンは、平坦な底面及
び頂面と、その間の平坦な4側面とを有する直方体形状
をなしており、内袋はカートンの4側面の内面に貼り付
けられている。このBICは、一般にジュース、酒等の
粘度の低い液体包装用として使用されており、内容物の
取り出しの際には、内容物の排出に伴い、その排出分に
相当する空気がBIC内に入るように取り扱われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このB
ICの低コスト及び液体包装の確実さに着目し、これを
インキ等の高粘度の液体包装用に使用する検討を行っ
た。ところが、高粘度液体では取り出しに当たって注出
口から吸引する必要があり、その際空気を内袋内に入れ
ることが困難であるので、内袋を、内容物の取り出しに
応じて容積が減少するように変形させる必要が生じた。
このため、従来のように内袋をカートンの4側面に貼り
付けた形式のBICでは、内容物の取り出し時に内袋が
変形できず、結局、そのままでは高粘度液体の包装には
用いることができなかった。また、高粘度液体に限ら
ず、空気に接触することを嫌う液体を入れた時にも、内
容物の取り出し時に内袋を変形させる必要があるため、
やはり従来のBICは使用できなかった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、インキ等の高粘度液体や空気への接触を嫌
う液体の包装に好適に使用可能なBICを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本願第一の発明は、平坦な矩形状の底面とその周
囲に直立する平坦な前面、両側面及び後面を有するカー
トンと、そのカートン内に収容された可撓性の内袋と、
前記カートンの前面に、前記内袋に連通するよう取り付
けられた注出口とを備え、前記内袋は、前記注出口を取
り付けた側の半分よりもわずかに大きい領域がカートン
内面で拘束されるよう、カートンの前面及び両側面に貼
り付けられており、他の半分は自由に移動可能となって
いることを特徴とするバッグインカートンを要旨とす
る。
【0006】また、本願第二の発明は、対向した広い頂
面及び底面と、その両側の細長い一対の側面と、両端の
細長い一対の端面とを有する偏平形状のカートンと、そ
のカートン内に収容された可撓性の内袋と、前記カート
ンの頂面又は底面に、その頂面又は底面の長手方向の中
心から一方に偏った位置に前記内袋に連通するよう取り
付けられた注出口とを備え、前記内袋は、前記注出口を
取り付けた側の且つ長手方向の約半分の領域がカートン
内面で拘束されるよう、前記カートンの頂面、底面び一
対の側面に貼り付けられており、他の半分は自由に移動
可能となっていることを特徴とするバッグインカートン
を要旨とする
【0007】本願第三の発明は、平坦な矩形状の底面と
その周囲に直立する平坦な前面、両側面及び後面を有す
るカートンと、そのカートン内に収容された可撓性の内
袋と、前記カートンの前面に、前記内袋に連通するよう
取り付けられた注出口とを備え、前記内袋は、前記注出
口を取り付けた側の半分よりも大きい領域がカートン内
面で拘束されるよう、カートンの前面のほぼ全域、一方
の側面の前面側の約半分の領域、及び他方の側面の後面
側の小領域に貼り付けられており、残りの領域は自由に
移動可能となっていることを特徴とするバッグインカー
トンを要旨とする。
【0008】本願第四の発明は、上記の各バッグインカ
ートンにおいて、注出口が内袋内に延びる筒状部を有
し、その筒状部の側面に液を案内する通路が形成されて
いることを特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【作用】上記構成のバッグインカートン即ちBICは、
カートン内面に内袋を貼り付けた構成であるので、従来
のBICと同様に安価に製造可能である。使用に際して
は、内袋の注出口を取り付けた部分を含むほぼ半分の領
域若しくはそれよりも大きい領域がカートン内面で拘束
されている(以下内袋の拘束されている部分を固定部分
という)が、その他の領域は自由に移動可能となってい
るので、内容物を注出口から吸引等により取り出すのに
連れて、その移動可能な部分(以下可動部分という)が
固定部分に入り込むように変形し、内袋容積を小さくす
ることができ、内袋内に空気を入れることなく内容物を
取り出すことができる。そして、最終的には、内袋の可
動部分がカートン内面で拘束されている固定部分の中に
はまり込む状態となり、内容物を良好に取り出すことが
できる。
【0011】ここで、第一の発明のBICでは、内袋
の、注出口を取り付けた側の半分よりもわずかに大きい
領域をカートン内面で拘束されるよう、カートンの前面
及び両側面に貼り付けているので、内袋の可動部分は内
袋の半分よりも小さくなり、その可動部分がカートン内
面に貼り付けられている固定部分内にはまり込んだ際、
移動してきた可動部分の一部が固定部分に密着して内容
物を閉じ込めてしまうということがほとんどなく、この
ため、内容物のほとんどを取り出すことができる。
た、第二の発明のBICでは、扁平形状のカートンを用
い、その頂面又は底面の長手方向の中心から一方に偏っ
た位置に注出口を配置すると共に内袋を、前記注出口を
取り付けた側の且つ長手方向の約半分の領域がカートン
内面で拘束されるよう、前記カートンの頂面、底面び一
対の側面に貼り付ける構成としているので、扁平形状の
BICにおいても内容物を注出口から吸引等により取り
出すのに連れて、内袋の可動部分が固定部分内にはまり
込むことができ、扁平形状のBICから内容物を良好に
取り出すことができる。
【0012】第三の発明では、注出口をカートンの前面
に設け、内袋は、前記注出口を取り付けた側の半分より
も大きい領域がカートン内面で拘束されるよう、カート
ンの前面のほぼ全域、一方の側面の前面側の約半分の領
域、及び他方の側面の後面側の小領域に貼り付けられる
構成としているので、内容物の取り出しの初期には、可
動部分が固定部分の中にはまり込み、更に内容物の取り
出しを継続すると、カートン側面の後面側の小領域に貼
り付けられている内袋の部分が剥がれ、その部分の内袋
が可動部分となって更に固定部分の中に入り込み、最終
的には、内容物のほとんどを取り出すことができる。こ
のように、内袋を2段階で変形させると、内袋の変形が
安定して生じ、製品間のばらつきを少なくし、内袋内の
残量を均一化することができる。
【0013】第四の発明では、注出口に内袋内に延びる
筒状部を形成し、且つその筒状部の側面に液を案内する
通路を形成しておくという構成としているで、内袋の可
動部分が移動して注出口の筒状部先端を塞いだとして
も、その側面の通路から内容物を吸い出すことができ、
内容物の吸い出し不良を防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例によるBICの概略断面を示すも
ので、(a)は内容物を満たした状態を、(b)はその
内容物を吸い出した状態を示している。図2はそのBI
Cの概略斜視図である。図1、図2において、全体を参
照符号1で示すBICは、外容器を構成するカートン2
と、その内部に収容された内袋3を有しており、その内
袋3内にインキ等の液体4が収容されている。カートン
2は、平坦な矩形状の底面2aと、その周囲に直立する
平坦な前面2b、両側面2c、2d及び後面2eと、平
坦な頂面2fを有する直方体形状のものである。
【0015】カートン2の前面2bの下端には、内袋3
に連通するように注出口5が取り付けられ、且つキャッ
プ6で閉じられている。この注出口5は、内袋3内に延
びる筒状部5aを有しており、その筒状部5aの側面に
液体を通過させるための溝状の通路5bが形成されてい
る。この通路5bを形成したことにより、例え、筒状部
5aの先端が内袋3で塞がれたとしても、内容物4を注
出口5に吸い込むことが可能である。
【0016】内袋3はカートン2の内面に対して一部が
貼り付けられ、動かないように固定されている。ここ
で、内袋3のカートン2に対して固定された部分即ち固
定部分は、図1(a)、図2に示す二点鎖線8よりも注
出口側の部分であり、反対側の部分は自由に移動できる
可動部分である。内袋3の固定部分と可動部分との境界
となる二点鎖線8の位置は、カートン2の左右の側面2
c、2dで共通であり、且つ各側面2c、2dを、注出
口側が若干大きくなるように、二つに分ける位置であ
る。この二点鎖線8の位置としては、内容物の取り出し
時に、可動部分が固定部分内にうまくはまり込むことが
できるよう、内袋3を対称に近い形状に分け、且つ、二
点鎖線8の下端位置が上端位置よりも注出口5を取り付
けている前面2bからわずかに遠くなるように定めるこ
とが好ましく、図示実施例ではそのように定めている。
すなわち、図1(a)において、二点鎖線8は、その上
端と前面2bとの距離d1 が、内袋3の幅dの1/2も
しくはそれよりわずかに(1〜10mm程度)大きく選
定され、二点鎖線8の下端と前面2bとの距離d2 は、
上端側の距離d1 よりわずかに(1mm〜15mm程
度)大きく選定されている。なお、二点鎖線8の位置
は、前面2bからの距離が内袋3の幅dの1/2と同等
若しくはそれよりもわずかに大きく選定されていれば、
図示した方向の傾斜を有する位置に限らず、垂直であっ
ても、或いは逆方向の傾斜となる位置であってもよい。
【0017】内袋3の固定部分は、可動部分との境界付
近(二点鎖線8の近傍)及び領域内の少なくとも一部が
カートン2の前面2b及び両側面2c、2dに貼り付け
られることにより、カートン2内面に固定される。図
1、図2において、符号9は内袋3をカートン2の内面
に貼り付ける糊付け位置を示している。かくして、内袋
3は、前記注出口を取り付けた側の半分よりもわずかに
大きい領域がカートン内面で拘束され、他の領域はカー
トン内面に拘束されず自由に移動可能な可動部分となっ
ている。
【0018】次に、上記構成のBIC1の製造方法を説
明する。まず、図3に示す形状のカートンブランク2′
を作成する。このカートンブランク2′の内面のうち、
2本の二点鎖線8、8ではさまれた領域が内袋3を貼り
付ける領域である。まず、カートンブランク2′のパネ
ル2b′、2c′(カートン2の前面2b及び側面2c
となる領域)に糊(例えば、エマルジョン)9を塗布す
る。この糊塗布はカートンブランク2′を矢印方向に搬
送しながら行うため、糊9は図示したように直線状に塗
布される。また、傾斜した二点鎖線8に沿って正確に糊
9を塗布することは困難であるので、その代わりに、二
点鎖線8の端部近傍にも短く糊9を塗布している。
【0019】このカートンブランク2′に対して、フイ
ルムを筒貼りし(背シールし)、所定の長さに切断した
筒状フイルム3′(後工程でその上下端をシールして内
袋となる)を貼り付ける。この状態が図4(a)に示す
状態である。なお、筒状フイルム3′としては、図示し
たように背シールしたものに限らず、フイルムを2枚重
ね、その両側をシールすることによって筒状としたもの
を用いてもよい。次に、図4(b)に示すように、カー
トンブランク2′のパネル2d′(カートン2の側面2
dとなる領域)に糊9を塗布し、また、糊代2g′の背
面にも糊を塗布する。その後、図4(c)に示すよう
に、パネル2d′、2e′を折り重ねて胴貼りし、且つ
パネル2d′を筒状フイルム3′に貼り付ける。以上に
より、組み立て前の偏平なBIC1′が形成される。な
お、パネル2d′及び糊代2g′への糊9の塗布は、筒
状フイルム3′を貼り付けた後に限らず、パネル2
b′、2c′に糊9を塗布する際に同時に行ってもよ
い。
【0020】次に、偏平なBIC1′は、組み立て及び
充填工程に送られ、そこで角柱状に起こされ、注出口取
り付け部分が打ち抜かれた後、注出口5が取り付けられ
る。その後、筒状フイルム3′の下端がシールされた
後、カートンブランク2′の底部が組み立てられ、次い
で、筒状フイルム3′の上端がシールされた後、カート
ンブランク2′の頂部が組み立てられ、カートン2内に
内袋3を収容したBIC1が組み立てられる。なお、こ
れらの工程は、従来行われているBIC製造技術を適用
して実施できるので、製造設備等についての説明は省略
する。最後に、注出口5から内袋3内の空気を抜いた
後、インキ等の内容物4が充填され、図1(a)に示す
状態となる。
【0021】内容物4を満たしたBIC1の使用に際し
ては、図1(a)、(b)に示すように、BIC1をほ
ぼ直立した状態で印刷機等にセットし、注出口5を吸引
装置(図示せず)に接続し、注出口5から内容物4を吸
引する。この際、内袋3の、注出口側とは反対側の約半
分の可動部分がカートン2内面に貼り付けられていない
ため、内容物の吸い出しに連れて、その可動部分が図1
(b)に二点鎖線11a、11b、11c等で示すよう
に変形してゆき、内袋内に空気を入れることなく内容物
が取り出される。そして、最終的には、内袋3の可動部
分がカートン内面に貼り付けられている約半分の固定部
分の中にはまり込む状態となり、ほぼ全部の内容物が取
り出される。
【0022】ここで、内袋の可動部分が内袋の約半分よ
りも小さい領域となっているので、その可動部分がカー
トン内面に貼り付けられている固定部分内にはまり込ん
だ際、移動してきた可動部分の一部が固定部分に密着し
て内容物を閉じ込めてしまうということがほとんどな
く、このため、内容物のほとんどを取り出すことができ
る。特に、図示実施例のように、内袋3の可動部分と固
定部分との境界(二点鎖線8で示す位置)を、上端側よ
りも下端側がカートン前面2bから遠くなるようにわず
かに傾斜させておくと、内袋3の可動部分の下端部が内
容物吸い出しの初期に注出口3の近くに移動し、内容物
の通路を塞ぐということがなく、内容物のほとんどを良
好に取り出すことができる。なお、この境界の下端位置
は注出口5を塞ぐことがないよう、注出口5から遠く離
れていることが好ましいが、一方、内容物は内袋3の底
部に残留しがちであるので内袋3の底部面積を極力小さ
くすることが好ましく、この点からは、この境界の下端
位置は、注出口5に近い方が好ましい。図示実施例は、
これらの両方の要求を満たしている。
【0023】上記実施例では、図3に示すように、カー
トンブランク2′の内面のうち、2本の二点鎖線8、8
ではさまれた領域が内袋3を貼り付ける領域であり、そ
の貼り付けのために直線状に糊9(図3、図4参照)を
施している。しかしながら、糊の付与位置はこの場合に
限らず、適宜変更可能であり、例えば、図5(a)に示
すように、糊9aを適当な間隔を開けて付与するとか、
図5(b)に示すように、糊9bを点状に付与する構成
としてもよい。
【0024】なお、上記実施例では注出口5として、内
袋3内に延びる筒状部5aを備えたものを示したが、注
出口5はこの構成に限らず、筒状部を備えていない通常
のものを用いてもよい。また、内袋3の底部には、内袋
3の可動部分がはまり込んだ時にも内容物の流れる通路
を確実に形成しうるよう適当な通路部材(例えば断面が
H形の棒状部材等)を挿入しておいてもよい。
【0025】また、図1に示す実施例では、内袋3の可
動部分と固定部分との境界が垂直近傍でわずかに傾斜す
る場合を示したが、この境界の傾斜を大きくすることも
可能である。図6はその場合の実施例を示すものであ
る。図6に示すBIC21は、直方体形状のカートン2
2内に内袋23を収容し、内容物24を入れたものであ
るが、その内袋23は、カートン側面の対角線よりもわ
ずかに上の二点鎖線28で示す位置を境界として、その
下方の部分がカートン内面に拘束された固定部分を構成
し、上方の部分が可動部分となっている。内袋23の二
点鎖線28よりも下方の固定部分をカートン内面に拘束
させるため、本実施例ではカートン22の内面に糊29
を異なる高さとなるように塗布し、内袋23を貼り付け
ている。また、この実施例では、注出口25として、図
1の実施例に用いた注出口5とは異なり、内袋内に延び
る部分を備えていない通常のものを使用し、その代わり
に、内袋23内に断面がH形をした通路部材30を入れ
ている。この実施例においても、内容物24の吸い出し
に連れて内袋23の可動部分が変形し、固定部分内には
まり込むことにより、内容物を支障なく吸い出すことが
できる。その際、通路部材30が、移動してきた可動部
分が内袋底面にくっつくのを防止し、内容物排出用の通
路を確保することができる。なお、この実施例におい
て、通路部材30を省略し、図1の実施例に用いている
注出口を用いることも可能である。
【0026】図7は本発明の更に他の実施例を示すもの
である。この実施例のBIC31も、直方体形状のカー
トン32内に内袋33を収容し、内容物34を入れたも
のであるが、その内袋33は、カートン側面の対角線よ
りもわずかに下の二点鎖線38で示す位置を境界とし
て、その上方の部分が糊39によってカートン内面に貼
り付けられ、動かない固定部分を構成し、下方の部分が
可動部分となっている。また、この実施例では、注出口
35として、図1の実施例に用いた注出口5と同様なも
のが使用されている。この実施例においても、内容物3
4の吸い出しに連れて内袋33の可動部分が変形し、固
定部分内にはまり込むことにより、内容物を支障なく吸
い出すことができる。
【0027】以上の実施例はいずれも、内容物取り出し
の際にはBICを直立状態として機械にセットし、前面
下端に設けている注出口から内容物を吸い出す場合を説
明したが、BICからの内容物取り出しはこの状態で行
う場合に限らず、BICをセットする機械に応じて適宜
変更可能である。例えば、前面を下側にし、注出口を下
向きとして機械にセットし、内容物の吸い出しを行って
もよい。この場合には、注出口の取り付け位置は図示実
施例のように前面の下端に設ける必要はなく、前面のど
の位置に設けてもよい。また、上記実施例ではいずれ
も、頂部を平坦としたカートンを示したが、カートンの
頂部は必ずしも平坦に限らず、他の形状であってもよ
い。
【0028】図8は本発明の上記とは異なる実施例を示
す概略斜視図、図9はその概略断面図である。この実施
例のBIC41も、カートン42内に内袋43を収容
し、内容物44を入れたものであるが、そのカートン4
2として、対向した広い頂面42a及び底面42bと、
その両側の細長い一対の側面42c、42dと、両端の
細長い一対の端面42e、42fとを有する偏平形状の
カートン42を用いている。また、内袋43に連結され
た注出口45は、カートン42の広い頂面42aに、長
手方向の中心よりも一方に偏った位置に取り付けられて
いる。内袋43は、カートン42を長手方向に約半分に
分割する位置(二点鎖線48で示す位置)よりも注出口
45を設けた側がカートン42内面に拘束される固定部
分となっており、その反対側が可動部分となっている。
図10はこのカートン42を形成するカートンブランク
42′を示すものであり、カートン42の頂面、底面び
一対の側面を形成するパネル42a′、42b′、42
c′、42d′の長手方向の約半分の領域に糊49が塗
布されており、この領域に内袋43を貼り付けるように
なっている。かくして、この実施例では内袋43は、カ
ートン42の長手方向の約半分の領域において、頂面4
2a、底面42b、及び一対の側面42c、42dに貼
り付けられ、固定部分を構成している。なお、図8にお
いて、46は注出口45を閉じるキャップである。
【0029】この実施例のBIC41においても、図9
(a)、(b)に示すように、内容物44の吸い出しに
連れて内袋43の可動部分が変形し、固定部分内にはま
り込むことにより、内容物を支障なく吸い出すことがで
きる。ここで、カートン42が偏平な形状であるので、
カートン42の広い頂面42a及び底面42bの間隔が
小さく、そのためこの頂面42a及び底面42bによっ
て拘束される内袋43の部分が変形すると、互いに密着
して内容物の流れをせき止める恐れがある。しかしなが
ら、本実施例では図10から良く分かるように、対向し
た頂面42a及び底面42bを形成するパネル42
a′、42b′の長手方向の半分の領域のうち、大部分
に糊49が施され、内袋43を貼り付けているので、こ
の部分に貼り付けられた内袋43は剥がれることが殆ど
なく、内容物の流れをせき止めるということが生じにく
く、偏平なカートンからも内容物を良好に取り出すこと
ができる。
【0030】図11は本発明の更に他の実施例によるB
IC51を示す概略斜視図、図12はその概略断面図、
図13はその実施例に用いるカートンの形成するカート
ンブランクの概略平面図である。この実施例のBIC5
1も、カートン52内に内袋53を収容し、その中にイ
ンキ等の内容物54を収容したものである。ここで使用
するカートン52は、平坦な矩形状の底面52aと、そ
の周囲に直立する平坦な前面52b、両側面52c、5
2d及び後面52eと、平坦な頂面52fを有する直方
体形状のものであり、その前面52bに内袋53に連結
された注出口55が取り付けられている。56はその注
出口55を閉じるキャップである。
【0031】内袋53は、図11、図12において二点
鎖線58で示す位置よりも注出口側の部分、即ち注出口
を取り付けた側の半分よりも大きい領域がカートン53
の内面で拘束された固定部分となっており、その反対側
の部分が移動可能な可動部分となっている。ここで、内
袋53の固定部分をカートン52の内面に貼り付けるた
め、カートンブランク52′の内面には図13に示すよ
うに糊59a、59b、59cが付与されている。すな
わち、糊59aはカートン52の前面を形成するパネル
52b′のほぼ全域に塗布され、糊59bはカートン5
2の一方の側面52cを形成するパネル52c′の、カ
ートン前面側となる約半分の領域に塗布され、糊59c
は糊代52g′(カートン52に組み立てた時、側面5
9dとなる部分)の上下端近傍に塗布されている。従っ
て、図11、図12に示すようにカートン52を組み立
てた状態において、内袋53はカートン52の前面52
bのほぼ全域、一方の側面52cの前面側の約半分の領
域、及び他方の側面52dの後面側の小領域に貼り付け
られて固定部分を形成しており、その固定部分の大きさ
は内袋全体の約4分の3である。なお、内袋53をカー
トン側面52cに貼り付ける面積を更に大きくし、内袋
53の固定部分を更に大きく、例えば、内袋の5分の4
程度にまで拡大してもよい。
【0032】図11、図12において、内袋53内の且
つカートン前面52bに沿った位置には、断面がH形の
通路部材60が配置されている。この通路部材60は注
出口55と一体構造に作られており、注出口55をカー
トン前面52bに取り付けることにより、内袋53内の
所定位置に配置することができる。
【0033】この実施例のBIC51においては、図1
2(a)に示すように内容物54を充填した状態から、
内容物54を吸い出して行くと、まず図12(b)に示
すように、内袋53の可動部分が変形して固定部分内に
はまり込む。そして、可動部分が固定部分の中に入り込
んでしまった後、更に内容物の取り出しを継続すると、
カートン側面52dの後面側の小領域に糊59cによっ
て貼り付けられている内袋の部分が剥がれ、その部分の
内袋が可動部分となって、図12(c)に示すように、
更に固定部分の中に入り込み、内袋53の内容積が減少
する。このようにして、最終的には、内容物のほとんど
を取り出すことができる。
【0034】この実施例のBIC51では、上記したよ
うに、内容物の取り出し時に内袋53が2段階に変形す
るので、内袋の変形が安定して生じ、製品間のばらつき
を少なくし、内袋内の残量を均一化できるという利点が
得られる。また、この実施例では、内袋53がカートン
の前面52bに貼り付けられるのみならず、側面52d
の後面側の近傍にも糊59cで貼り付けられているの
で、偏平な状態で供給される組み立て前のBIC(カー
トンブランク52′内に内袋となる筒状フイルムを貼り
付け、且つ胴貼りしたもの)を箱状に起こして製函する
際、カートンを角筒状に起こすと、同時に内部の内袋
(筒状フイルム)もカートン内面に沿って角筒状に起
き、内袋の両端が大きく開く。このため、箱状に起こし
たBICに注出口取付用の穴を開けるために治具を内袋
内に挿入する作業や内袋内に注出口や通路部材を挿入す
る作業の際に、内袋の開口端に治具や注出口等が引っ掛
かってトラブルを起こすということがほとんどなく、ま
た、内袋の両端をシールして密閉する工程におけるトラ
ブルの発生も少なくなるという利点も得られる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のBIC
は、カートンブランクに内袋を構成する筒状フイルムを
貼り付け、且つカートンブランクを胴貼りし、その後、
筒状フイルムの上下端をシールし、且つカートンブラン
クの底部、頂部を組み立てることにより形成できるの
で、従来使用されているBICと同様に安価に製造可能
であり、且つ内袋とカートンの二重構造により、内容物
を確実に保護することができる。しかも、本発明では、
カートン内の内袋は、注出口を取り付けた部分を含むほ
ぼ半分の領域若しくはそれよりも大きい領域がカートン
内面で拘束されて固定部分を構成し、その他の部分が自
由に移動可能な可動部分となっているので、内袋の可動
部分を固定部分の中にはまり込ませながら、内容物のほ
とんどを注出口から吸い出すことができ、このため、高
粘度液体や空気に触れることを好まない液体の包装容器
として好適に使用できるという効果を有している。
【0036】更に、第一の発明のBICでは、内袋の固
定部分を内袋の半分よりもわずかに大きい領域としたこ
とで、内袋の可動部分は内袋の半分よりも小さくなり、
その可動部分がカートン内面に貼り付けられている固定
部分内にはまり込んだ際、移動してきた可動部分の一部
が固定部分に密着して内容物を閉じ込めてしまうという
ことがほとんどなく、このため、内容物のほとんどを取
り出すことができるという効果が得られる。
【0037】また、第二の発明のBICでは、扁平形状
のカートンを用い、その頂面又は底面の長手方向の中心
から一方に偏った位置に注出口を配置すると共に内袋
を、前記注出口を取り付けた側の且つ長手方向の約半分
の領域がカートン内面で拘束されるよう、前記カートン
の頂面、底面び一対の側面に貼り付ける構成としたこと
で、扁平形状のBICにおいても内袋の可動部分を固定
部分内に良好にはまり込ませることができ、扁平形状の
BICから内容物を良好に取り出すことができるという
効果が得られる。
【0038】第三の発明では、注出口をカートンの前面
に設け、内袋は、前記注出口を取り付けた側の半分より
も大きい領域がカートン内面で拘束されるよう、カート
ンの前面のほぼ全域、一方の側面の前面側の約半分の領
域、及び他方の側面の後面側の小領域に貼り付けられる
構成としたことで、内容物の取り出しの初期には、可動
部分が固定部分の中にはまり込み、更に内容物の取り出
しを継続すると、カートン側面の後面側の小領域に貼り
付けられている内袋の部分が剥がれ、その部分の内袋が
可動部分となって更に固定部分の中に入り込み、最終的
には、内容物のほとんどを取り出すことができ、しか
も、内袋を2段階で変形させるので内袋の変形が安定し
て生じ、製品間のばらつきを少なくし、内袋内の残量を
均一化できるという効果が得られる。
【0039】第四の発明では、注出口に内袋内に延びる
筒状部を形成し、且つその筒状部の側面に液を案内する
通路を形成しておくという構成としたことで、内袋の可
動部分が移動して注出口の筒状部先端を塞いだとして
も、その側面の通路から内容物を吸い出すことができ、
内容物の吸い出し不良を防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるBICを示すもので、 (a)は内容物を満たした状態を示す概略断面図 (b)はその内容物を吸い出した状態を示す概略断面図
【図2】そのBICの概略斜視図
【図3】上記実施例のBICを製造するためのカートン
ブランク及び筒貼りしたフイルムを示す概略平面図
【図4】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、BICを
製造する工程の途中におけるカートンブランク及び筒貼
りしたフイルムを示す概略平面図
【図5】(a)、(b)はそれぞれ、カートンブランク
に対する糊塗布位置の例を示す概略平面図
【図6】本発明の他の実施例によるBICの概略断面図
【図7】本発明の更に他の実施例によるBICの概略断
面図
【図8】本発明の上記とは異なる実施例によるBICを
示す概略斜視図
【図9】図8に示すBICを示すもので、 (a)は内容物を満たした状態を示す概略断面図 (b)はその内容物を吸い出した状態を示す概略断面図
【図10】図8に示す実施例のBICに用いるカートン
を形成するカートンブランクの概略平面図
【図11】本発明の更に他の実施例によるBICを示す
概略斜視図
【図12】図11に示すBICを示すもので、 (a)は内容物を満たした状態を示す概略断面図 (b)はその内容物を吸い出す途中の状態を示す概略断
面図 (c)はその内容物を吸い出した状態を示す概略断面図
【図13】図11に示す実施例のBICに用いるカート
ンを形成するカートンブランクの概略平面図
【符号の説明】
1、21、31、41、51 BIC 2、22、32、42、52 カートン 3、23、33、43、53 内袋 4、24、34、44、54 内容物 5、25、35、45、55 注出口 9、29、39、49、59a、59b、59c 糊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 77/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な矩形状の底面とその周囲に直立す
    る平坦な前面、両側面及び後面を有するカートンと、そ
    のカートン内に収容された可撓性の内袋と、前記カート
    ンの前面に、前記内袋に連通するよう取り付けられた注
    出口とを備え、前記内袋は、前記注出口を取り付けた側
    の半分よりもわずかに大きい領域がカートン内面で拘束
    されるよう、カートンの前面及び両側面に貼り付けられ
    ており、他の半分は自由に移動可能となっていることを
    特徴とするバッグインカートン。
  2. 【請求項2】 対向した広い頂面及び底面と、その両側
    の細長い一対の側面と、両端の細長い一対の端面とを有
    する偏平形状のカートンと、そのカートン内に収容され
    た可撓性の内袋と、前記カートンの頂面又は底面に、そ
    の頂面又は底面の長手方向の中心から一方に偏った位置
    に前記内袋に連通するよう取り付けられた注出口とを備
    え、前記内袋は、前記注出口を取り付けた側の且つ長手
    方向の約半分の領域がカートン内面で拘束されるよう、
    前記カートンの頂面、底面び一対の側面に貼り付けられ
    ており、他の半分は自由に移動可能となっていることを
    特徴とするバッグインカートン。
  3. 【請求項3】 平坦な矩形状の底面とその周囲に直立す
    る平坦な前面、両側面及び後面を有するカートンと、そ
    のカートン内に収容された可撓性の内袋と、前記カート
    ンの前面に、前記内袋に連通するよう取り付けられた注
    出口とを備え、前記内袋は、前記注出口を取り付けた側
    の半分よりも大きい領域がカートン内面で拘束されるよ
    う、カートンの前面のほぼ全域、一方の側面の前面側の
    約半分の領域、及び他方の側面の後面側の小領域に貼り
    付けられており、残りの領域は自由に移動可能となって
    いることを特徴とするバッグインカートン。
  4. 【請求項4】 注出口が内袋内に延びる筒状部を有し、
    その筒状部の側面に液を案内する通路が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
    バッグインカートン。
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