JP2018099248A - 壁面収納舞台の直立保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁に凹設された格納庫に直立状態で収納される床板を前後に揺れ動くことなく安定的に保持できる様にした壁面収納舞台の直立保持装置を提供する。【解決手段】車輪5bを設けて前後動可能と成した幕板2と、該幕板2上に水平状態と直立状態に俯仰可能に設けた床板3の直立状態とで壁Wに凹設された格納庫Hの開口部H1を閉塞して格納庫H内に収容される壁面収納舞台1、1aにおいて、直立状態の前記床板3の上端に設けたローラー23aを上方付勢して成るローラープランジャ23と、前記開口部H1の上端縁に前記ローラー23aを係脱自在に設けたローラー受け24とから構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、壁に凹設された格納庫の開口部を幕板と該幕板上に直立させた床板で閉塞して格納庫に収納される壁面収納舞台の直立保持装置に関する。
特許文献1には、前後動可能に車輪を設けた幕板と、該幕板上に水平状態と直立状態に俯仰可能に設けた床板とで壁に凹設された格納庫の開口部を閉塞する壁面収納舞台が開示されている。
この壁面収納舞台は、床板左右の側板に床板に対して前脚と車輪付き後脚とを夫々回動可能に連結し、前端にワイヤ巻取ドラムを設置してワイヤを前脚下部に備えたアイドルローラの下に連繋通過させると共にその先端を後脚に連結し、両側の前脚側方にガイドローラを突設し、該ガイドローラを格納庫側壁に埋設したガイドレール内に走行可能に装着し、舞台収納に際して、巻取ドラムを巻取回転することでワイヤが強く張設されてアイドルローラを押し上げ、前脚が浮上して床板を初期前傾させ、ついでワイヤが後脚を前方に引くことから、床板が起立し、ガイドローラが垂直なガイドレール内を走行するため床板を円滑に直立させられる。
この舞台の直立状態では、床板の上部は前脚を介して連結されるガイドローラがガイドレール内の上方に配置されて支持されているため、直立する床板の伸長が高くても前後に揺れることがなくその直立状態が安定的に保持されている。
実開平6−21700号公報
ところで、上記ガイドレールは、格納庫の側壁に予め埋設せねばならないが、そのガイドレール施工時には、壁面収納舞台は格納庫等のその他の内装工事のため、同時に設置できず、内装工事完了後に改めて壁面収納舞台を設置工事をせねばならないといった手間を要すると共に、コスト高となるといった課題を有していた。
そこで、本発明では、壁に凹設された格納庫に直立状態で収納される床板を上記ガイドレールを用いずに前後に揺れ動くことなく安定的に保持できる様にした壁面収納舞台の直立保持装置を提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の壁面収納舞台の直立保持装置は、車輪を設けて前後動可能と成した幕板と、該幕板上に水平状態と直立状態に俯仰可能に設けた床板の直立状態とで壁に凹設された格納庫の開口部を閉塞して格納庫内に収容される壁面収納舞台において、直立状態の前記床板の上端に設けたローラーを上方付勢して成るローラープランジャと、前記開口部の上端縁に前記ローラーを係脱自在に設けたローラー受けとから成ることを特徴とする。
又、壁面収納舞台は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、後端面上に幕板を配置すると共に、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の中間部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する床板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させた床板の直立状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする。
或いは、壁面収納舞台は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、後端面上に幕板を配置すると共に、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する床板を設け、前方大引には、後方大引との水平伸展状態で床板の前端に該床板と同一平面上に連続する前置床板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させて前置床板と床板を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする。
要するに本発明は、上記構成より成るので、幕板上に床板を直立させて格納庫の開口部を閉塞した壁面収納舞台の格納庫収納状態において、床板上端のローラープランジャの上方に付勢されたローラーが前記開口部の上端縁に設けたローラー受けに係止されるため、直立状態の床板上端が格納庫を凹設した壁に連結支持され、その直立状態を従来の様なガイドレールを用いることなく安定的に保持でき、よって壁面収納舞台の設置工事が従来に比し簡単に施工でき、そのコストを低減できる等その実用的効果甚だ大である。
壁面収納舞台の側面図である。 床板及び根太を省略した平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 変形中の舞台の側面図である。 壁面収納状態を示す舞台の側面図である。 図7の要部拡大断面図である。 図8の一部破断D矢視図である。 図9のE矢視図である。 壁面収納舞台の他例を示す側面図である。 同上床板及び根太を省略した平面図である。 同上変形中の舞台の側面図である。 同上壁面収納状態を示す舞台の側面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る壁面収納舞台(以下、単に舞台とも称する。)1は、舞台設置室Rの壁Wに凹設された格納庫Hの開口部H1を幕板2と該幕板2上に直立させた床板3で閉塞して格納庫Hに収納可能に設けられている。
格納庫Hの奥方床面f上には、所定高さの前方束柱4(以下、単に束柱4とも称する。)をアンカーボルトにて直立固定し、該前方束柱4と同一高にして、前後動可能な車輪5bを設けた後方束柱5(以下、単に束柱5とも称する。)を前方束柱4に対し前後動自在に配置している。
図2に示す様に、前方及び後方束柱4、5は、横手(左右)方向に所定間隔を置いて8本を起立配置し、前後で対応する束柱4、5は左右方向で平行に(食い違い)配置し、隣接する前方束柱4同士及び後方束柱5同士は、その上中下段が縛貫6、6a、6bで連結され、該縛貫6、6a、6bは前方及び後方束柱4、5に一体と成している(図3、5参照)。
尚、左右側縁の後方束柱5の後端面間に左右方向に長い帯状の幕板2を架設し、該幕板2を後方束柱5の後端面上に配置している。
前方束柱4の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引7(以下、単に大引7とも称する。)の基端を枢着し、後方束柱5の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引7より長い後方大引8(以下、単に大引8とも称する。)の基端を枢着している。
これにより、前方及び後方大引7、8の水平状態では、前方及び後方束柱4、5の内向面4a、5aの上部に対し直角に突出し、垂直状態で前方及び後方束柱4、5の上端面上に直立する様に成している(図2、3、5、7参照)。
そして、前方大引7の先端と、該先端に相当する後方大引8の中間部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結している。
又、束柱4、5の中間にして、後方束柱5の真正面には中間束柱9を8本起立配置しており、隣接する中間束柱9同士は、その上下段が縛貫10、10aで連結されている(図2、4参照)。
そして、前方束柱4の下段縛貫6bと中間束柱9の下段縛貫10a、及び後方束柱5の下段縛貫6bと中間束柱9の下段縛貫10aとは、所定間隔置き(各束柱4、5、9に近接して)に夫々が8本の連接杆11にて枢着連結されている。
尚、左右側方の前後の夫々で平行な2本の連接杆11にはその前後に連杆11aを平行に架設している。
後方大引8の上記中間部位は、中間束柱9の上端左右より一対の舌片を後方突設したブラケット9a先端に枢着され、該ブラケット9aの左右舌片間に中間束柱9に対し直角に挿通・離脱する様に回動可能と成しており、中間束柱9は後方大引8の水平状態で束柱4、5の中間となる後方大引8の中間部位より下方へ直角に突出して着地し、後方大引8の直立状態で後方大引8と並列する様にブラケット9aを介して後方大引8に連結されている。
前方大引7はその先端が中間束柱9間の上段縛貫10における前方束柱4との対向面に水平突設したブラケット12に枢着連結されている(図2、4参照)。
ここにブラケット12、中間束柱9上端(ブラケット9a)と、これらを一体連結してなる縛貫10とが前方及び後方大引7、8を屈伸させる連結部13となる。
又、後方大引8にはその長さに相当する奥行きを有する床板3を設けている。
そして、前方大引7と後方大引8とをその連結部13で二つ折りに屈曲させた床板3の直立状態で、上端となる床板3の前端に対応して格納庫Hの天井高さが設定され、床板3が格納庫Hの開口部H1上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して開口部H1を閉塞する様に成している(図7参照)。
床板3(図2では説明の便宜上二点鎖線で示す。)と後方大引8との間には、該後方大引8に直交する様に、前後方向に所定間隔置きに複数平行配置した根太14(図2では説明の便宜上一部のみ二点鎖線で示し、その他は省略。)が介装固定されている。
尚、根太14の全長は左右側端の後方束柱5の間隔と同一長に設定されている。
各束柱4、5における前方及び後方大引7、8の基端枢軸より下方には、前方及び後方大引7、8の屈曲状態で無負荷状態の圧縮コイルバネ15を外嵌すると共に、該圧縮コイルバネ15の一端を当止め支持するバネ受け16を基端側に設けたバネ支持杆17の基端を前方及び後方大引7、8の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の圧縮コイルバネ15の他端に当接してバネ支持杆17の先端側を遊嵌するバネ押え18を前方及び後方大引7、8の適所(図示例では大引7、8裏面)に固定して成る開閉器19を設けている。
圧縮コイルバネ15は、内外径は同径だが、バネ定数の異なる2本以上(図示例では3本)の圧縮コイルバネ15a、15b、15cを直列に連接して成り、各圧縮コイルバネ15a、15b、15cの長さ及びバネ定数は適宜に設定される。
バネ支持杆17は、無負荷状態の圧縮コイルバネ15a、15b、15cの直列長さよりも長い螺子棒から成り、その基端を束柱4、5において、大引7、8の基端枢軸より下方の内向面4a、5aに水平突設したブラケット20に枢着している。
又、バネ支持杆17の基端には2個のナット21、21aを螺着すると共に、バネ支持杆17の先端側のナット21には、バネ支持杆17を挿通し、且つ外径が圧縮コイルバネ15b、15b、15cの内径より大きい円板状のバネ受け16を当接している。
尚、バネ支持杆17上のナット21、21aの移動にてバネ受け16とバネ押え18との間隔を調整でき、これにより圧縮コイルバネ15a、15b、15cの付勢力を調整可能と成している。
バネ押え18は大引7、8裏面に束柱4、5の内向面4a、5aに対向する様に垂設した圧縮コイルバネ15a、15b、15cの外径より大きい方形板であり、該方形板の中心にはバネ支持杆17のみを挿通している。
次に、上記壁面収納舞台1に備えた直立保持装置22について説明する。
この直立保持装置22は、直立状態の床板3の上端に設けたローラー23aを上方付勢して成るローラープランジャ23と、格納庫Hの開口部H1上端縁にローラー23aを係脱自在に設けたローラー受け24とから構成されている。
ローラープランジャ23は、床板3の(これの直立状態で上端となる)前端の下部の少なくとも左右(図示例では左右及び中央の3箇所)に固定されている(図2参照)。
ローラー23aは、左右一対の帯板を平行配置して成るフォーク25の先端に転動自在に支持され、該フォーク25はその外側面上に細長板状の摺接板25aを固着して角パイプ状のスリーブ26に摺動自在に挿通されている。
そして、フォーク25の長手方向の中央間に架設されたバネ押え板25bとスリーブ26の基端開口部端面にバネ押え板25bと立体交差する様に架設したバネ受け板26aとの間に、先端がナット27、27aで締結されて抜止めされたボルト28が挿通されると共に、該ボルト28に圧縮コイルバネ(以下、単にバネと称する。)29を外嵌している。
この様にして、スリーブ26の先端開口部から突出するフォーク25先端側と共に突出するローラー23aをバネ29にて外方へ付勢してスリーブ26に対し進退自在と成したローラープランジャ23を構成している。
又、ローラープランジャ23において、スリーブ26の正面及び背面には補強板30、30aを固着し、背面の補強板30aの左右には、スリーブ26の軸線方向に平行な長孔31aを穿設した固定板31を連設し、各固定板31の長孔31aに挿通した2個のボルト32を床板3の前端下部適所に固着した基板33に螺着している。
ローラー受け24は、格納庫Hの開口部H1上端縁の適所に前後に長い矩形基板34が固定され、該矩形基板34上にローラー23aの転動方向に対応する前後から中央に向かって傾斜してローラー23aが係脱可能な谷型の凹部35を設けている。
次に、直立保持装置22を備えた壁面収納舞台1aの他例について図11〜14に基づいて説明する。
この舞台1aは、前方大引7の先端と、該先端に相当する後方大引8の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引8にはその長さに相当する奥行きを有する床板3を設け、前方大引7には、後方大引8との水平伸展状態で床板3の前端に該床板3と同一平面上に連続する前置床板3aを設け、前方大引7と後方大引8とを二つ折りに屈曲させて前置床板3aと床板3を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫H内に収容可能と成したものであり、上記舞台1と基本構成を同一にするものであり、上記と同一又は相当部分には同じ符号を図面に付し、説明を省略する。
又、後方大引8にはその長さに相当する奥行きを有する床板3を設け、前方大引7には、その基端から後方大引8との水平伸展状態で床板3の前端に該床板3と同一平面上に連続する奥行きを有する前置床板3aを設けている。
そして、前方大引7と後方大引8とをその連結部13で二つ折りに屈曲させて床板3と前置床板3aを裏合せに折り立て変形させた状態で、上端となる床板3の前端に対応して格納庫Hの天井高さが設定され、床板3が格納庫Hの開口部H1上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して開口部H1を閉塞する様に成している(図14参照)。
床板3は、前置床板3a(以下、単に床板3aとも称する。)より奥行きが長く設定されているが、両床板3、3aともに横幅が同長に設定され(図12では説明の便宜上二点鎖線で示す。)ており、両床板3、3aと前方及び後方大引7、8との間には、該前方及び後方大引7、8に直交する様に、前後方向に所定間隔置きに複数平行配置した根太14、14a(図2では説明の便宜上一部のみ二点鎖線で示し、その他は省略。)が介装固定されている。
尚、床板3下部の根太14の全長は左右側端の前方束柱4の間隔と同一長に設定され、前置床板3a下部の根太14aの全長は左右側端の後方束柱5の間隔と同一長に設定されている。
上記の様に構成された壁面収納舞台1、1aにあっては、前方大引7と後方大引8とをその連結部13で二つ折りに屈曲させて図7、14に示す様に幕板2上に床板3を直立させると、床板3上端のローラープランジャ23のバネ29にて上方に付勢されたローラー23aが格納庫Hの開口部H1の上端縁に設けたローラー受け24の凹部35に係止され、ローラー23aはバネ29の付勢力によって凹部35を常に上方へ押圧しているため、直立状態の床板3上端が格納庫Hを凹設した壁Wに一体的に連結支持され、その直立状態が安定的に保持される。
そして、床板3が格納庫Hの開口部H1上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して、その開口部H1を閉塞する様に、舞台1、1aは格納庫H内に収容される。
壁面収納状態の舞台1、1aを舞台に変形させるには、幕板2を床板3と共に格納庫Hからその外側の後方へ引き出し、大引7、8を傾倒させ、ローラー23aをローラー受け24の凹部35から離脱させる。
前方及び後方大引7、8とバネ支持杆17は俯仰(揺動)方向が同じであるが、夫々の回転中心を異にし、バネ支持杆17はその先端側が大引7、8の夫々に固定されたバネ押え18を挿通して進退可能なため大引7、8の俯仰に追従する。
このため、図7、14に示す直立状態の大引7、8を傾倒させると、バネ押え18に対するバネ支持杆17の先端側の貫通突出長が徐々に長くなり、従ってバネ押え18とバネ受け16間の間隔が狭まって床板7、8の直立状態で無負荷状態で自由高さの圧縮コイルバネ15は徐々に圧縮されることで負荷が付与され、床板3、3aは大引7、8と共に水平状態となって舞台が構成される。
又、大引7、8の傾倒中では、圧縮コイルバネ15a、15b、15cのいずれにも同様の負荷が作用し、その負荷が小さい傾倒当初は圧縮コイルバネ15a、15b、15cの3本のバネ定数は小さく、1本だけのときよりも縮みの割合が大きくなるため、同じ負荷しか作用させなくてもしなやかに大引7、8と共に床板3、3aを傾倒させられる。
そして、床板3、3aの勾配が緩やかになり負荷が極めて大きくなり、圧縮コイルバネ15a、15b、15cのバネ定数の小さいものから順に縮まなくなると、全体のバネ定数はバネ定数の最も大きいものと同じになり大きくなり、その縮みの割合が小さくなる。
この様に、負荷の大きさに応じてバネ定数を変化させられ、傾倒当初は比較的スムーズに傾倒させられ、その勾配が水平に近づくと、圧縮コイルバネ15の付勢力に抗してこれを徐々に圧縮させられるため、床板3、3aが急激に進展して床面fに衝撃を生じさせることなく、揺動が緩やかとなり、床板3、3aを良好に傾倒操作でき、安全に舞台に変形させられる。
尚、舞台1aにあっては、床板3、3aの傾倒中においてローラー23aは床板3の前端より突出しているため、対向する床板3aの後端に接触するが、この時ローラー23aはスリーブ26内に一旦後退して逃げるため、床板3、3a同士はスムーズに動作し、支障なく直立又は水平状態に移行する。
又、水平状態の床板3、3aの直立変形時には、圧縮状態にある圧縮コイルバネ15を床板3、3aの起立方向へ付勢させられ、かかる圧縮コイルバネ15の付勢力によって重い床板3、3aの起立方向に持ち上げようとする力を助勢し、軽い力で舞台を円滑に直立変形させられる。
この時、圧縮された圧縮コイルバネ15a、15b、15cは、上記と逆の手順で伸びるので、起立当初は、バネ定数の最も大きいもののみによる大きい付勢力で伸びの小さいゆっくりな動作で床板3、3aの傾斜を助勢でき、その勾配が増すと、圧縮コイルバネ15a、15b、15cが伸びるため、比較的スムーズに床板3、3aを直立させられ、ローラープランジャ23のローラー23aはローラー受け24の凹部35の前方傾斜面にバネ29の付勢力に抗して下方へ押圧されながら転動し、ローラー受け24の凹部35中央に配置される。
1 壁面収納舞台
1a 壁面収納舞台
2 幕板
3 床板
3a 前置床板
4 前方束柱
5 後方束柱
5b 車輪
7 前方大引
8 後方大引
23a ローラー
23 ローラープランジャ
24 ローラー受け
f 床面
H 格納庫
H1 開口部
W 壁

Claims (3)

  1. 車輪を設けて前後動可能と成した幕板と、該幕板上に水平状態と直立状態に俯仰可能に設けた床板の直立状態とで壁に凹設された格納庫の開口部を閉塞して格納庫内に収容される壁面収納舞台において、直立状態の前記床板の上端に設けたローラーを上方付勢して成るローラープランジャと、前記開口部の上端縁に前記ローラーを係脱自在に設けたローラー受けとから成ることを特徴とする壁面収納舞台の直立保持装置。
  2. 壁面収納舞台は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、後端面上に幕板を配置すると共に、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の中間部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する床板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させた床板の直立状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする請求1記載の壁面収納舞台の直立保持装置。
  3. 壁面収納舞台は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、後端面上に幕板を配置すると共に、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態と直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する床板を設け、前方大引には、後方大引との水平伸展状態で床板の前端に該床板と同一平面上に連続する前置床板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させて前置床板と床板を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする請求項1記載の壁面収納舞台の直立保持装置。
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