JP5860826B2 - 折り立て収納式舞台 - Google Patents

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本発明は、壁に凹設された格納庫に折り立て収納できる舞台に関するものである。
従来から体育館や各種ホール等で設置される舞台としては、不使用時に場所の有効利用を図るため折り立て変形して収納できるものが見受けられる。
この折り立て収納式舞台は、例えば特許文献1に開示される様に、舞台板を二等分した中央連結部における昇降脚材及び両端の設置脚材によって舞台板の水平状態を支持し、昇降脚材を上昇させて舞台板を折り立てる構成である。
そして、多くの折り立て収納式舞台では、図13に示す様に、その一方の設置脚材aを床に固定し、折り立て状態において、壁Wに凹設された格納庫H内にぴったり納まる様に成している。
実用新案登録第2515973号公報
図13(a) に示す様に舞台板bが二等分された折り立て収納状態では、折り立てられた一方の舞台板bが壁面Wと一様となり、収まりがよいが、図13(b) に示す様に舞台cに変形して使用する場合、一方の設置脚材aが床に固定されているので、舞台cの固定側aが格納庫H内に配置されることになる。
又、格納庫Hの天井の高さは、折り立て状態の舞台板bの上端に対応しているから、舞台cの大きさにもよるが、比較的低く設定されており、したがって例えば舞台c上で演技するときなどに演技者Mの頭部や肩が格納庫Hの開口部上端の壁Wに激突したりするなどの危険を招来していた。
そこで、本発明では、二つ折りに折り立て変形させた舞台板の一方の奥行きを他方よりも長く設定し、格納庫の天井を所望高さに引き上げられる様にした折り立て収納式舞台を提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の折り立て収納式舞台は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する後方舞台板を設け、前方大引には、後方大引との水平伸展状態で後方舞台板の前端に該後方舞台板と同一平面上に連続する前方舞台板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させて前方舞台板と後方舞台板を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする。
又、前方及び後方束柱において前方及び後方大引の基端枢軸より下方には、前方及び後方大引の屈曲状態で無負荷状態の圧縮コイルバネを外嵌すると共に、該圧縮コイルバネの一端を当止め支持するバネ受けを基端側に設けたバネ支持杆の基端を前方及び後方大引の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の前記圧縮コイルバネの他端に当接してバネ支持杆の先端側を遊嵌するバネ押えを前方及び後方大引の適所に固定したことを特徴とする。
更に、圧縮コイルバネは、バネ定数の異なる2本の圧縮コイルバネを直列に連接して成ることを特徴とする。
要するに本発明は、壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する後方舞台板を設け、前方大引には、後方大引との水平伸展状態で後方舞台板の前端に該後方舞台板と同一平面上に連続する前方舞台板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させて前方舞台板と後方舞台板を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫内に収容可能と成したので、二つ折りに折り立て変形させた後方舞台板の奥行き(高さ)を前方舞台板よりも長く設定でき、かかる折り立て収納状態で格納庫の開口部を閉塞する後方舞台板の最も高い前端(上端)に対応する様に、格納庫の天井を高くすることができるため、従来の様に舞台上で演技するときなどに演技者の頭部等が格納庫の開口部上端の壁に激突したりするなどの危険を回避できる。
又、前方及び後方舞台板の水平伸展状態では、前方大引と後方大引との連結部と前方及び後方舞台板の継ぎ目が位置ずれしていること、並びに前方大引と後方大引とは左右方向で食い違いに配置され、これらが舞台変形状態における後方舞台板の前端側を受承していることから、舞台の強度を向上できる。
折り立て収納式舞台の前方及び後方束柱において、前方及び後方大引の基端枢軸より下方には、前方及び後方大引の屈曲状態で無負荷状態の圧縮コイルバネを外嵌すると共に、該圧縮コイルバネの一端を当止め支持するバネ受けを基端側に設けたバネ支持杆の基端を前方及び後方大引の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の前記圧縮コイルバネの他端に当接してバネ支持杆の先端側を遊嵌するバネ押えを前方及び後方大引の適所に固定したので、前方及び後方大引と各バネ支持杆は俯仰(揺動)方向が同じであるが、夫々の回転中心を異にし、各バネ支持杆はその先端側が前方及び後方大引に固定されたバネ押えを進退自在に挿通して前方及び後方大引の俯仰に追従するため、折り立て状態の前方及び後方舞台板(大引)を傾倒させると、バネ押えに対するバネ支持杆の先端側の貫通突出長が徐々に長くなり、従ってバネ押えとバネ受け間の間隔が狭まって前方及び後方舞台板の折り立て状態で無負荷状態で自由高さの圧縮コイルバネは徐々に圧縮され、前方及び後方舞台板は進展状態となって舞台が構成される。
これにより、前方及び後方舞台板の折り立て変形時には、上記進展時に圧縮状態にある圧縮コイルバネを前方及び後方舞台板の折り立て方向へ付勢させられ、かかる圧縮コイルバネの付勢力によって重い前方及び後方舞台板の折り立て方向に持ち上げようとする力を助勢し、軽い力で舞台を円滑に折り立て変形させることができる。
又、前方及び後方舞台板を進展させる場合には、圧縮コイルバネの付勢力に抗してこれを徐々に圧縮させるため、前方及び後方舞台板が急激に進展して舞台設置面に衝撃を生じさせることなく、安全に舞台に変形させられ、軽い力で舞台を円滑に折り立て変形させられ、しかも上記の様に簡単な構成であるため安価に設備できる。
圧縮コイルバネは、バネ定数の異なる2本の圧縮コイルバネを直列に連接して成るので、折り立て状態の前方及び後方舞台板を傾倒させた場合、各圧縮コイルバネに同様の負荷が作用し、その負荷が小さい傾倒当初は圧縮コイルバネの2本のバネ定数は小さく、1本だけのときよりも縮みの割合が大きくなるため、同じ負荷しか作用させなくてもしなやかに各舞台板を傾倒させられる。
そして、各舞台板の勾配が緩やかになり負荷が極めて大きくなり、バネ定数の小さい圧縮コイルバネが縮まなくなると、全体のバネ定数はバネ定数の大きい圧縮コイルバネと同じになって大きくなり、その縮みの割合が小さくなる。
この様に、負荷の大きさに応じてバネ定数を変化させられ、傾倒当初は比較的スムーズに傾倒させられ、その勾配が水平に近づくと、揺動が緩やかとなり、各舞台板を良好に傾倒操作できる。
又、伸展状態の舞台板を折り立てる場合、圧縮された2本の圧縮コイルバネは、上記と逆の手順で伸びるので、折り立て当初は、バネ定数の大きい圧縮コイルバネのみによる大きい付勢力で伸びの小さいゆっくりな動作で舞台板の傾斜を助勢でき、その勾配が増すと、2本の圧縮コイルバネが伸びるため、比較的スムーズに舞台板を直立させられ、舞台板を良好に折り立て操作できる等その実用的効果甚だ大である。
折り立て収納式舞台の側面図である。 同上一部を省略及び破断した平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 図4のE−E断面図である。 図5のF−F断面図である。 開閉器の動作説明図である。 変形中の舞台の側面図である。 折り立て収納状態を示す舞台の側面図である。 折り立て収納式舞台と格納庫との関係を示す簡略断面図であり、(a) は折り立て収納状態を示す図、(b) は舞台変形状態を示す図である。 従来の折り立て収納式舞台と格納庫との関係を示す簡略断面図であり、(a) は折り立て収納状態を示す図、(b) は舞台変形状態を示す図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る折り立て収納式舞台1は、舞台設置室Rの壁Wに凹設された格納庫Hに折り立て収納可能に設けられている。
格納庫Hの奥方床面f上には、所定高さの前方束柱2(以下、単に束柱2とも称する。)をアンカーボルトにて直立固定し、該前方束柱2と同一高にして、前後動可能な車輪3bを設けた後方束柱3(以下、単に束柱3とも称する。)を前方束柱2に対し前後動自在に配置している。
図2に示す様に、前方及び後方束柱2、3は、横手(左右)向に所定間隔を置いて6本を起立配置し、前後で対応する束柱2、3は左右方向で平行に(食い違い)配置し、図3、5にも示す様に、隣接する前方束柱2同士及び後方束柱3同士は、その上中下段が縛貫4、4a、4bで連結されている。
前方束柱2の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引5(以下、単に大引5とも称する。)の基端を枢着し、後方束柱3の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引5より長い後方大引6(以下、単に大引6とも称する。)の基端を枢着している。
これにより、前方及び後方大引5、6の水平状態では、前方及び後方束柱2、3の内向面2a、3aの上部に対し直角に突出し、垂直状態で前方及び後方束柱2、3の上端面上に直立する様に成している(図2、3、5、6、8参照)。
そして、前方大引5の先端と、該先端に相当する後方大引6の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結している。
後方大引6の上記先端寄り部位は、中間束柱7の上端上部左右より一対の舌片を後方突設したブラケット7a先端に枢着され、該ブラケット7aの左右舌片間に直角に挿通・離脱する様に回動可能と成しており、中間束柱7は後方大引6の水平状態で束柱2、3の中間となる後方大引6の先端寄り部位より下方へ直角に突出して着地し、後方大引6の直立状態で後方大引6と並列する様にブラケット7aを介して後方大引6に連結されている。
又、隣接する中間束柱7同士は、その上段のブラケット7aが縛貫8で、下段が縛貫8aで夫々に連結されている(図2、4参照)。
そして、前方束柱2の下段縛貫4bと中間束柱7の下段縛貫8a、及び後方束柱3の下段縛貫4bと中間束柱7の下段縛貫8aとは、所定間隔置きに夫々が4本の連接杆9にて枢着連結されている。
前方大引5はその先端が中間束柱7間の上段縛貫8における前方束柱2との対向面に水平突設したブラケット10に枢着連結されている(図2、4、7参照)。
ここにブラケット10、中間束柱7上端(ブラケット7a)と、これらを一体連結してなる縛貫8とが前方及び後方大引5、6を屈伸させる連結部11となる。
又、後方大引6にはその長さに相当する奥行きを有する後方舞台板13を設け、前方大引5には、その基端から後方大引6との水平伸展状態で後方舞台板13の前端に該後方舞台板13と同一平面上に連続する奥行きを有する前方舞台板12を設けている。
そして、前方大引5と後方大引6とをその連結部11で二つ折りに屈曲させて前方舞台板12と後方舞台板13を裏合せに折り立て変形させた状態で、最上端となる後方舞台板13の前端に対応して格納庫Hの天井高さが設定され、後方舞台板13が格納庫Hの開口部上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して前記開口部を閉塞する様に、格納庫H内に収容可能と成している(図11、12参照)。
後方舞台板13(以下、単に舞台板13とも称する。)は、前方舞台板12(以下、単に舞台板12とも称する。)より奥行きが長く設定されているが、各舞台板12、13ともに横幅が同長に設定され(図2では説明の便宜上二点鎖線で示す。)ており、前方及び後方舞台板12、13と前方及び後方大引5、6との間には、該前方及び後方大引5、6に直交する様に、前後方向に所定間隔置きに複数平行配置した根太14(図2では説明の便宜上省略)が介装固定されている。
尚、前方舞台板12下部の根太14の全長は左右側端の前方束柱2の間隔と同一長に設定され、後方舞台板13下部の根太14の全長は左右側端の後方束柱3の間隔と同一長に設定されている。
各束柱2、3における各舞台板12、13(大引5、6)の基端枢軸より下方には、舞台板12、13の折り立て状態、即ち各大引5、6の屈曲状態で無負荷状態の圧縮コイルバネ15を外嵌すると共に、該圧縮コイルバネ15の一端を当止め支持するバネ受け16を基端側に設けたバネ支持杆17の基端を舞台板12、13の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の圧縮コイルバネ15の他端に当接してバネ支持杆17の先端側を遊嵌するバネ押え18を前方及び後方大引5、6の適所(図示例では大引5、6裏面)に固定して成る開閉器19を設けている。
圧縮コイルバネ15は、内外径は同径だが、バネ定数の異なる2本の圧縮コイルバネ15a、15bを直列に連接して成り、図示例では、バネ支持杆17の先端側に配した圧縮コイルバネ15aが基端側に配した圧縮コイルバネ15bより短く、バネ定数を圧縮コイルバネ15bの2倍に設定しているが、各圧縮コイルバネ15a、15bの長さ及びバネ定数は適宜に設定される。
尚、開閉器19は、前方束柱2と前方大引5、及び後方束柱3と後方大引6に同一のものが取付けられており、図9には代表して後方束柱3と後方大引6に取付けたものを表しており、図9に示す圧縮コイルバネ15a、15bは一見して区別できる様に夫々の断面を2種のハッチングで表している。
バネ支持杆17は、無負荷状態の圧縮コイルバネ15a、15bの直列長さよりも長い螺子棒から成り、その基端を束柱2、3において、大引5、6の基端枢軸より下方の内向面2a、3aに水平突設したブラケット20に枢着している。
又、バネ支持杆17の基端には2個のナット21、21aを螺着すると共に、バネ支持杆17の先端側のナット21には、バネ支持杆17を挿通し、且つ外径が圧縮コイルバネ15bの内径より大きい円板状のバネ受け16を当接している。
尚、バネ支持杆17上のナット21、21aの移動にてバネ受け16とバネ押え18との間隔を調整でき、これにより圧縮コイルバネ15a、15bの付勢力を調整可能と成している。
そして、バネ支持杆17には最長の圧縮コイルバネ15bよりも長く、圧縮コイルバネ15a、15bの最小に圧縮した時の直列長さよりも短く、内径がバネ支持杆17より大径で、圧縮コイルバネ15a、15bの内径よりも小径なスリーブ22をバネ支持杆17に挿通し、圧縮コイルバネ15a、15bの伸縮時に各コイル部がバネ支持杆17のネジ山に引っ掛からない様にしている。
バネ押え18は大引5、6裏面に束柱2、3の内向面2a、3aに対向する様に垂設した圧縮コイルバネ15a、15bの外径より大きい方形板であり、該方形板の中心にはバネ支持杆17より大径なバネ支持杆17の挿通孔18aを貫設している。
上記の様に構成された折り立て収納式舞台1にあっては、前方大引5と後方大引6とをその連結部11で二つ折りに屈曲させて前方舞台板12と後方舞台板13を裏合せに折り立て変形させた状態で、後方舞台板13が格納庫Hの開口部上端の壁面Wと同一垂直面上に位置して、その開口部を閉塞する様に、格納庫H内に収容される。
よって、二つ折りに折り立て変形させた後方舞台板13の奥行き(高さ)を前方舞台板12よりも長く設定することにより、折り立て収納状態で格納庫Hの開口部を閉塞する後方舞台板13の最も高い前端(上端)に対応する様に、格納庫Hの天井を所望の高さに設定でき、舞台板12、13の伸展により構成される舞台1上から格納庫Hの天井までを、演技者M等の頭上よりも高い位置に引き上げられる(図12参照)。
そして、前方及び後方舞台板12、13の水平伸展状態では、前方大引5と後方大引6との連結部11と前方及び後方舞台板12、13の継ぎ目が位置ずれしていること、並びに前方大引5と後方大引6とは左右方向で食い違いに配置され、これらが舞台変形状態における後方舞台板13の前端側を受承していることから、舞台1の強度を向上できる。
又、折り立て収納式舞台1にあっては、舞台板12、13とバネ支持杆17は俯仰(揺動)方向が同じであるが、夫々の回転中心を異にし、バネ支持杆17はその先端側が舞台板12、13の大引5、6の夫々に固定されたバネ押え18の挿通孔18aを通じて進退可能なため舞台板12、13の俯仰に追従する。
このため、図11に示す折り立て状態の舞台板12、13を傾倒させると、バネ押え18に対するバネ支持杆17の先端側の貫通突出長が徐々に長くなり、従ってバネ押え18とバネ受け16間の間隔が狭まって舞台板12、13の折り立て状態で無負荷状態で自由高さの圧縮コイルバネ15は徐々に圧縮されることで負荷が付与され、舞台板12、13は進展状態となって舞台が構成される。
又、舞台板12、13の傾倒中では、圧縮コイルバネ15a、15bのどちらにも同様の負荷が作用し、その負荷が小さい傾倒当初は圧縮コイルバネ15a、15bの2本のバネ定数は小さく、1本だけのときよりも縮みの割合が大きくなるため、同じ負荷しか作用させなくてもしなやかに舞台板12、13を傾倒させられる(図9、10参照)。
そして、舞台板12、13の勾配が緩やかになり負荷が極めて大きくなり、バネ定数の小さい圧縮コイルバネ15bが縮まなくなると、全体のバネ定数はバネ定数の大きい圧縮コイルバネ15aと同じになり大きくなり、その縮みの割合が小さくなる。
この様に、負荷の大きさに応じてバネ定数を変化させられ、傾倒当初は比較的スムーズに傾倒させられ、その勾配が水平に近づくと、圧縮コイルバネ15の付勢力に抗してこれを徐々に圧縮させるため、舞台板12、13が急激に進展して床面fに衝撃を生じさせることなく、揺動が緩やかとなり、舞台板12、13を良好に傾倒操作でき、安全に舞台に変形させられる。
そして、伸展状態の舞台板12、13の折り立て変形時には、圧縮状態にある圧縮コイルバネ15を舞台板12、13の折り立て方向へ付勢させられ、かかる圧縮コイルバネ15の付勢力によって重い舞台板12、13の折り立て方向に持ち上げようとする力を助勢し、軽い力で舞台を円滑に折り立て変形させられる。
この時、圧縮された2本の圧縮コイルバネ15a、15bは、上記と逆の手順で伸びるので、折り立て当初は、バネ定数の大きい圧縮コイルバネ15aのみによる大きい付勢力で伸びの小さいゆっくりな動作で舞台板12、13の傾斜を助勢でき、その勾配が増すと、2本の圧縮コイルバネ15a、15bが伸びるため、比較的スムーズに舞台板12、13を直立させられ、舞台板12、13を良好に折り立て操作できる。
2 前方束柱
3 後方束柱
3b 車輪
5 前方大引
6 後方大引
12 前方舞台板
13 後方舞台板
15 圧縮コイルバネ
15a 圧縮コイルバネ
15b 圧縮コイルバネ
16 バネ受け
17 バネ支持杆
18 バネ押え
f 床面
H 格納庫
W 壁

Claims (3)

  1. 壁に凹設された格納庫の奥方床面上に前方束柱を直立固定し、該前方束柱と同一高にして、前後動可能に車輪を設けた後方束柱を前方束柱に対し左右方向で平行に配置し、前方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引の基端を枢着し、後方束柱の上部には水平状態直立状態に俯仰可能な前方大引より長い後方大引の基端を枢着し、前方大引の先端と、該先端に相当する後方大引の先端寄り部位とを相互に左右平行状態で屈伸可能に連結し、後方大引にはその長さに相当する奥行きを有する後方舞台板を設け、前方大引には、後方大引との水平伸展状態で後方舞台板の前端に該後方舞台板と同一平面上に連続する前方舞台板を設け、前方大引と後方大引とを二つ折りに屈曲させて前方舞台板と後方舞台板を裏合せに折り立て変形させた状態で格納庫内に収容可能と成したことを特徴とする折り立て収納式舞台。
  2. 前方及び後方束柱において前方及び後方大引の基端枢軸より下方には、前方及び後方大引の屈曲状態で無負荷状態の圧縮コイルバネを外嵌すると共に、該圧縮コイルバネの一端を当止め支持するバネ受けを基端側に設けたバネ支持杆の基端を前方及び後方大引の俯仰方向に揺動自在に枢着し、無負荷状態の前記圧縮コイルバネの他端に当接してバネ支持杆の先端側を遊嵌するバネ押えを前方及び後方大引の適所に固定したことを特徴とする請求項1記載の折り立て収納式舞台。
  3. 圧縮コイルバネは、バネ定数の異なる2本の圧縮コイルバネを直列に連接して成ることを特徴とする請求項2記載の折り立て収納式舞台。
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