JP2018096612A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の捕虫器を不要とし、捕虫シートの配置領域が狭い場合にも良好な捕虫機能を発揮できるようにする。【解決手段】空気調和機の室内機は、吸込み口からフロントパネルの内側の空間に吸い込んだ空気を、熱交換部を経て吹出し口から吹き出す。フロントパネルの内側の空間に臨む内面側には、粘着面(20a)および、凸部と凹部との少なくとも一方からなる粘着面積拡大部(20c)を有する捕虫シート(20)が取り付けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、前面パネルを備えた空気調和機の室内機に関する。
近年、世界的に、虫、特に蚊が媒介する感染症が増加しており、一般家庭等での捕虫器の要求が高まっている。例えば、特許文献1には、内部に捕虫シートが取り付けられ、内部に入り込んだ虫を捕虫シートにて捕獲する捕虫器が開示されている。
特開2006−230258号公報 特許第3951936号 特許第5928246号 特開平10−282494号
エアコンの"常色"を変える〜三洋の「新・呼吸するエアコン」,2004年11月19日19時13分更新 ,[平成28年11月22日検索]インターネット<URL:http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0411/19/news073.html>
ところが、特許文献1に記載の捕虫器は、虫取り専用の製品であり、虫取り用として別途購入する必要がある。また、上記捕虫器は、部屋に虫がいない季節には不要となる。また、一般に、捕虫器では虫の捕獲量が捕虫シートの面積に影響され易く、捕虫シートの面積が大きい方が好ましい。しかしながら、捕虫シートは、捕虫シートの配置領域の大きさや構造等により、十分な配置面積を確保できない場合がる。この点に関し、特許文献1に記載の捕虫器では、単に、前扉の内側の平坦面に平坦な状態に捕虫シートを取り付けているだけである。このため、上記の捕虫シートは、虫の捕虫において十分な捕虫機能を発揮できない可能性がある。
上記の問題は、例えば特許文献2および3に示すように、小型化およびデザイン性が重視されるエアコンディショナにおいて、前面パネル(化粧パネル)の内面に捕虫シートと取り付ける場合においても同様に生じる。
したがって、本発明は、専用の捕虫器を不要とし、かつ捕虫シートの配置領域が狭い場合であっても良好な捕虫機能を発揮することができる空気調和機の室内機の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、空気の吸込み口と、空気の吹出し口と、フロントパネルと、送風機と、熱交換部とを備え、前記送風機の動作により、前記吸込み口から前記フロントパネルの内側の空間に吸い込まれた空気が、前記熱交換部を経て前記吹出し口から吹き出される空気調和機の室内機において、前記フロントパネルの前記空間に臨む内面側には、粘着面を有する捕虫シートが取り付けられ、前記捕虫シートは、凸部と凹部との少なくとも一方からなる粘着面積拡大部を有している。
本発明の一態様によれば、専用の捕虫器が不要であり、かつ捕虫シートの配置領域が狭い場合であっても良好な捕虫機能を発揮することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態のエアコン室内機を斜め下方から見た場合の斜視図である。 図1に示したエアコン室内機のフロントパネルを開いた状態を斜め上方から見た場合の斜視図である。 図1に示したエアコン室内機の縦断面図である。 図3に示したフィルタの斜視図である。 図3に示したエアコン室内機の運転時の空気の流れを示す説明図である。 図1に示したエアコン室内機における、フロントパネルが取り付けられた筐体部を筐体部の内側から見た場合の斜視図である。 図7の(a)は、図5に示した捕虫シートの第1の例を示す側面図、図7の(b)は、図5に示した捕虫シートの第2の例を示す側面図、図7の(c)は、図5に示した捕虫シートの第3の例を示す側面図である。 図8の(a)は、本発明の他の実施形態のエアコン室内機が備えるフロントパネルの第1の例を示す縦断面図、図8の(b)は、上記エアコン室内機が備えるフロントパネルの第2の例を示す縦断面図、図8の(c)は、上記エアコン室内機が備えるフロントパネルの第3の例を示す縦断面図である。 図9の(a)は、図8の(a)に示したフロントパネルの内面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図、図9の(b)は、図8の(b)に示したフロントパネルの内面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図、図9の(c)は、図8の(c)に示したフロントパネルの内面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図である。 図10の(a)は、図8に示したフロントパネルの内面に、捕虫シート固定部材により捕虫シートを固定した状態を示す縦断面図、図10の(b)は、上記フロントパネルの内面に捕虫シート固定部材により捕虫シートを固定した状態を示す正面図、図10の(c)は、上記捕虫シート固定部材による捕虫シートの固定状態および固定解除状態を示す縦断面図である。 図11の(a)は、本発明のさらに他の実施形態のエアコン室内機を示すものであって、図1に示したフロントパネルの内面側に1の面積拡大部形成部材を取り付けた状態示す縦断面図、図11の(b)は、上記フロントパネルの内面側に2の面積拡大部形成部材を取り付けた状態示す縦断面図、図11の(b)は、上記フロントパネルの内面側に第3の面積拡大部形成部材を取り付けた状態示す縦断面図である。 図12の(a)は、図11の(a)に示した面積拡大部形成部材の外面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図、図12の(b)は、図11の(b)に示した面積拡大部形成部材の外面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図、図12の(c)は、図11の(c)に示した面積拡大部形成部材の外面に捕虫シートを取り付けた状態を示す縦断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本実施形態のエアコンディショナの室内機(以下、単にエアコン室内機と称する)1を斜め下方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示したエアコン室内機1のフロントパネル12を開いた状態を斜め上方から見た場合の斜視図である。図3は、図1に示したエアコン室内機1の縦断面図である。
(エアコン室内機1の構成)
図1から図3に示すように、エアコン室内機1は、外面を形成する筐体部11を有し、前面にフロントパネル12を有し、フロントパネル12の下に風向板13を有している。
フロントパネル12は、上端部を中心に回転可能であり、手動操作によって開閉可能となっている。フロントパネル12の下端部と風向板13の上端部との間は、下吸込み口14となっている。
風向板13は、エアコン室内機1の運転状態において、自動で開閉駆動され、開状態において吹出し口15を開放し、閉状態において吹出し口15を塞ぐようになっている。筐体部11の上壁部には上吸込み口16が形成されている。
エアコン室内機1の内部には、フロントパネル12の内側にフィルタ17が設けられ、エアコン室内機1の中央部付近に送風機18が設けられている。フィルタ17と送風機18との間には、熱交換部19が設けられ、送風機18の周りは空間部となっている。
(フィルタ17の構成)
図4はフィルタ17の斜視図である。図4に示すように、フィルタ17は、フィルタとして機能する網部21を格子状支持部(支持部)22によって支持した構成である。本実施形態において、フィルタ17は、エアコン室内機1の左右方向に合計2枚設けられ、図2に示したように、フロントパネル12を開いた状態において、エアコン室内機1に対して着脱自在となっている。フィルタ17の着脱は、エアコン室内機1に設けられた案内レールに案内された状態にて、ユーザが把持部17aを持ってフィルタ17をスライドさせることにより行う。
(エアコン室内機1での空気の流れ)
図5は、エアコン室内機1の運転時の空気の流れを示す説明図である。図5に示すように、エアコン室内機1の運転時には、風向板13が開状態となり、送風機18が回転する。これにより、下吸込み口14および上吸込み口16から空気がエアコン室内機1の捕虫空間31に吸い込まれる。捕虫空間31は、フロントパネル12の内側に存在し、フロントパネル12および筐体部11の上壁部とフィルタ17との間の空間である。捕虫空間31に吸い込まれた空気は、さらにフィルタ17および熱交換部19を通過して送風機18の周りに取り込まれ、送風機18によって吹出し口15から室内へ吹き出される。なお、空気は、熱交換部19を通過する際に、エアコンの運転の設定状態に応じて、除湿、冷却あるいは加熱される。
ここで、下吸込み口14および上吸込み口16から捕虫空間31へ空気が吸い込まれる場合の空気の流速は、下吸込み口14の方が上吸込み口16よりも速くなっている。さらに、下吸込み口14から吸い込まれた空気の捕虫空間31内での流速は、下吸込み口14に近い領域すなわち捕虫空間31の下部の方が速くなっている。
(捕虫シート20の概要および配置)
図6は、フロントパネル12が取り付けられた筐体部11を筐体部11の内側から見た場合の斜視図である。
図3および図6に示すように、フロントパネル12の内面には、捕虫シート20が取り付けられる。捕虫シート20は、虫を付着させて捕獲する粘着面20aを一方の面に有し、粘着面20aがフィルタ17と対向するように(粘着面20aが捕虫空間31に臨むように)フロントパネル12に取り付けられている。フロントパネル12に対する捕虫シート20の取り付けは、フロントパネル12に対する捕虫シート20の貼り付け、あるいは固定部材を使用した捕虫シート20の固定により行うことができる。
(捕虫シート20の構成の詳細)
図7の(a)は、図5に示した捕虫シート20の第1の例を示す側面図、図7の(b)は、図5に示した捕虫シート20の第2の例を示す側面図、図7の(c)は、図5に示した捕虫シート20の第3の例を示す側面図である。
図7の(a)に示す捕虫シート20b1は、V字形の山部谷部の凹凸の繰り返し形状からなる粘着面積拡大部20cを下部に有している。図7の(b)に示す捕虫シート20b2は、波形の山部谷部の凹凸の繰り返し形状からなる粘着面積拡大部20cを下部に有している。図7の(c)に示す捕虫シート20b3は、湾曲して膨らんだ凸形状となった粘着面積拡大部20cを下部に有している。
これら、捕虫シート20b1〜20b3は、粘着面積拡大部20cを有していることにより、単に全体が平坦面となっている場合よりも、粘着面20aの表面積を大きくすることができる。言い換えると、捕虫シート20は、粘着面積拡大部20cを有することにより、フロントパネル12の内面の捕虫シート20の配置領域の面積に対して粘着面20aの表面積を大きくすることができる。
なお、図7の(a)〜(c)に示した捕虫シート20b1〜20b3では、粘着面積拡大部20cは、下部のみに形成されている構成としたが、全体あるいは下部以外の一部に形成されていてもよい。また、捕虫シート20b3の粘着面積拡大部20cは、凸形状とは逆向きの凹形状であってもよい。
また、捕虫シート20b1〜20b3は、粘着面積拡大部20cの第1から第3の三つの例を示したものであり、粘着面積拡大部20cの形状はそれら形状に限定されない。すなわち、粘着面積拡大部20cは、捕虫シート20の配置領域の寸法に対して、粘着面20aの表面積を大きくできる形状であればよい。例えば、捕虫シート20b1〜20b2では、粘着面積拡大部20cは、上下方向に凹凸が繰り返し形成されたものであるが、左右方向に凹凸が繰り返し形成されたものであってもよい。したがって、粘着面積拡大部20cは、捕虫シート20の少なくとも一部に凹部と凸部との少なくとも一方からなる形状を有していればよい。
上述した捕虫シート20の構成については、他の実施形態においても同様である。
(一部のみに粘着面積拡大部20cを有する捕虫シート20の好適な配置)
次に、一部のみに粘着面積拡大部20cを有する捕虫シート20の好適な配置について説明する。
エアコン室内機のフロントパネルの内面に平坦な状態の捕虫シートを配置してエアコン室内機を運転し、捕虫シートによる蚊の捕獲量を調べた。その結果、エアコン室内機の吸込み口から吸い込まれた空気の流れる空間(捕虫空間31に相当)において、流速の速い領域に対応する捕虫シートの領域では、相対的に蚊の捕獲量が多くなることが分かった。その理由は次のように考えることができる。
例えば第1および第2の吸い込み口から空気を吸い込むエアコン室内機において、第1の吸い込み口から吸い込まれた流速の遅い空気中の蚊は、空気の流速が遅いので第1の吸込み口から機外へ脱出し易くなる。これに対し、第2の吸い込み口から吸い込まれた流速の速い空気中の蚊は、空気の流速が速いので、空気の流れに逆らって第2の吸い込み口から機外へ脱出し難く、その空間内で暴れる結果、捕虫シートの粘着面に付着し、捕獲され易くなる。
エアコン室内機1では、上記第1の吸込み口は上吸込み口16であり、上記第2の吸込み口は下吸込み口14である。さらに、捕虫空間31内において空気の流速が速い領域は、下吸込み口14に近い領域である。したがって、フロントパネル12の内面に取り付けられた捕虫シート20において、空気の流速の速い領域に対応する領域は、捕虫シート20の下部である。そこで、捕虫シート20は、図7の(a)〜(c)に示したように、下部に粘着面積拡大部20cを設けておけば、無駄に捕虫シート20を大きくすることなく、効率よく蚊の捕獲量を増加させることができる。このように、捕虫シート20の好適な配置は、捕虫空間31内の相対的に空気の流速が速い領域に対応して粘着面積拡大部20cを配置することである。
(エアコン室内機1の動作)
上記の構成において、エアコン室内機1の動作について以下に説明する。エアコン室内機1の運転時には、図5に示すように、上吸込み口16および下吸込み口14から空気が捕虫空間31へ吸い込まれ、エアコン室内機1の付近に居た虫は、上吸込み口16または下吸込み口14から空気とともに捕虫空間31へ吸い込まれる。捕虫空間31は、上吸込み口16および下吸込み口14から脱出するものを除いて、ほぼ捕虫シート20の粘着面20aに付着し、捕獲される。
この場合、前述したように、捕虫シート20の粘着面20aにおいて、捕虫空間31内の空気の流速の速い領域に対応する領域、すなわち捕虫シート20の下部では、虫の捕獲量が多くなる。
(エアコン室内機1の利点)
エアコン室内機1は、フロントパネル12の内面に取り付けた捕虫シート20にて虫を捕獲することができるので、専用の捕虫器を不要としている。
また、捕虫シート20は、少なくとも一部に粘着面積拡大部20cを有しているので、捕虫シート20の配置領域の面積に対して、粘着面20aの表面積を大きくすることができる。これにより、エアコン室内機1は、捕虫シート20の配置領域が狭い場合であっても良好な捕虫機能を発揮することができる。
また、捕虫シート20は、虫の捕獲量が多くなる、捕虫空間31内の相対的に空気の流速の速い領域に粘着面積拡大部20cが位置するように配置されている。したがって、無駄に捕虫シート20を大きくすることなく、効率よく虫、特に蚊の捕獲量を増加させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(一部のみに粘着面積拡大部20cを有する捕虫シート20のその他の好適な配置)
図5に示したエアコン室内機1において、フロントパネル12の内面(フロントパネル12の内面に取り付けられた捕虫シート20)とフィルタ17との間隔は、下吸込み口14に近づくほど狭くなっている。捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域では、下吸込み口14から捕虫空間31に吸い込まれた後、下吸込み口14から脱出しようとする蚊は、捕虫シート20の粘着面20aに付着し捕獲され易くなる。
そこで、捕虫シート20は、図7の(a)〜(c)に示した捕虫シート20b1〜20b3のように、捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域に対応する領域である下部に粘着面積拡大部20cを設けることが好ましい。これにより、無駄に捕虫シート20を大きくすることなく、効率よく虫、特に蚊の捕獲量を増加させることができる。
このように、本実施形態のエアコン室内機1における捕虫シート20の好適な配置は、捕虫空間31内の捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域に対応して粘着面積拡大部20cを配置することである。その他の利点は、上述した実施形態1のエアコン室内機1の利点(捕虫シート20を捕虫空間31内の空気の流速の速い領域に粘着面積拡大部20cが位置するように配置することによる利点以外の利点)と同様である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(フロントパネル41の構成)
図8の(a)は、本実施形態のエアコン室内機1が備えるフロントパネル41の第1の例を示す縦断面図、図8の(b)は、本実施形態のエアコン室内機1が備えるフロントパネル41の第2の例を示す縦断面図、図8の(c)は、本実施形態のエアコン室内機1が備えるフロントパネル41の第3の例を示す縦断面図である。
本実施形態のエアコン室内機1は、前記フロントパネル12に代えて、図8に示すフロントパネル41を備えている。前記実施形態では、捕虫シート20は、捕虫シート20自体が粘着面積拡大部20cを有する構成としていた。これに対し、本実施形態では、フロントパネル41が内面に粘着面積拡大部20cを形成する形状を有し、フロントパネル41の内面に沿って捕虫シート20を取り付けることにより、捕虫シート20に粘着面積拡大部20cが形成される構成としている。
具体的には、フロントパネル41は、図8に示すように、内面に面積拡大部形成部41bを有している。面積拡大部形成部41bは、捕虫シート20の粘着面積拡大部20cの形状に対応した形状を有している。
図8の(a)に示すフロントパネル41(41a1)は、図7の(a)の捕虫シート20b1に対応した面積拡大部形成部41b(41b1)を有する。図8の(b)に示すフロントパネル41(41a2)は、図7の(b)の捕虫シート20b2に対応した面積拡大部形成部41b(41b2)を有する。図8の(c)に示すフロントパネル41(41a3)は、図7の(c)の捕虫シート20b3に対応した面積拡大部形成部41b(41b3)を有する。
なお、図8の(a)〜(c)に示したフロントパネル41(41a1〜41a3)は、捕虫シート20b1〜20b3の場合と同様、面積拡大部形成部41b(41b1〜41b3)を有する第1から第3の三つの例を示したものであり、図8に示したものに限定されない。
また、フロントパネル41(41a1〜41a3)は、面積拡大部形成部41bにより、捕虫シート20の下部に粘着面積拡大部20cを形成するようになっている。しかしながら、面積拡大部形成部41bは、前述したように、捕虫シート20の少なくとも一部に粘着面積拡大部20cを形成するようになっていればよい。
(面積拡大部形成部41bによる粘着面積拡大部20cの形成)
図9の(a)は、図8の(a)に示したフロントパネル41の内面に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図、図9の(b)は、図8の(b)に示したフロントパネル41の内面に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図、図9の(c)は、図8の(c)に示したフロントパネル41の内面に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図である。
捕虫シート20をフロントパネル41の内面に取り付ける場合、捕虫シート20は、図9の(a)〜(c)に示すように、面積拡大部形成部41bを有するフロントパネル41の内面に沿うように例えば貼り付ける。この場合、捕虫シート20は、粘着面20aとは反対側の面に粘着剤が塗布されていてもよい。
捕虫シート20は、面積拡大部形成部41bに沿うように取り付けられることにより、面積拡大部形成部41bによって粘着面積拡大部20cが形成される。
(フロントパネル41を備えるエアコン室内機1の利点)
本実施形態のエアコン室内機1では、フロントパネル41は捕虫シート20が取り付けられる内面に面積拡大部形成部41bを有している。したがって、捕虫シート20は、それ自体が粘着面積拡大部20cを有している必要がなく、フロントパネル41の内面に取り付けられることにより、粘着面積拡大部20cが形成される。したがって、捕虫シート20は、汎用かつ廉価な平坦なシート形状のものを使用することができる。
(捕虫シート固定部材51)
フロントパネル41の内面への捕虫シート20の取り付けは、前述したフロントパネル41の内面への捕虫シート20の貼り付けの他、捕虫シート固定部材51を使用して行う構成であってもよい。
図10の(a)は、フロントパネル41の内面に捕虫シート固定部材51により捕虫シート20を固定した状態を示す縦断面図、図10の(b)は、フロントパネル41の内面に捕虫シート固定部材51により捕虫シート20を固定した状態を示す正面図、図10の(c)は、捕虫シート固定部材51による捕虫シート20の固定状態および固定解除状態を示す縦断面図である。
図10の(a)〜(c)に示すように、フロントパネル41の内面には、捕虫シート固定部材51が設けられている。捕虫シート固定部材51は、例えば上端部がフロントパネル41の上端部に回転自在に固定され、図10の(c)に示すように、上端部を中心として、固定状態および固定解除状態に回転できるようになっている。捕虫シート固定部材51は、固定状態において、フロントパネル41の内面に捕虫シート20を固定することができる。
捕虫シート固定部材51は、図10の(c)に示すように、左右の両側に、上下方向に延びる側部押え部51aを有し、フロントパネル41の面積拡大部形成部41bの凹凸の凹部に対応する位置に、左右方向に延びる凹部押え部51bを有している。捕虫シート固定部材51の固定状態において、側部押え部51aは、捕虫シート20の両側部を押え付け、凹部押え部51bは、捕虫シート20を面積拡大部形成部41bの凹部に押え付ける。これにより、捕虫シート20は、粘着面積拡大部20cを形成した状態にて、フロントパネル41の内面に固定される。
また、図10の(c)に示すように、捕虫シート固定部材51の下端部には嵌合凸部51cが形成され、フロントパネル41の下部には嵌合凹部41cが形成されている。嵌合凸部51cは、捕虫シート固定部材51の固定状態において、嵌合凹部41cと嵌合する。これにより、捕虫シート固定部材51の固定状態において、捕虫シート固定部材51はフロントパネル41に対して固定される。なお、嵌合凸部51cと嵌合凹部41cとは、捕虫シート固定部材51に対するユーザの手動操作により、嵌脱自在である。
(捕虫シート固定部材51を備えることの利点)
フロントパネル41に捕虫シート固定部材51を備えたエアコン室内機1では、フロントパネル41の内面に対する捕虫シート20の取り付け取り外しが容易である。その他の利点は、上述したフロントパネル41を備えるエアコン室内機1の利点にて説明したとおりである。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(面積拡大部形成部材61の構成)
図11の(a)は、図1に示したフロントパネル12の内面側(内面に沿って)に第1の面積拡大部形成部材61(61a1)を取り付けた状態示す縦断面図、図11の(b)は、上記フロントパネル12の内面側(内面に沿って)に第2の面積拡大部形成部材61(61a2)を取り付けた状態示す縦断面図、図11の(b)は、上記フロントパネル12の内面(内面に沿って)側に第3の面積拡大部形成部材61(61a3)を取り付けた状態示す縦断面図である。
本実施形態のエアコン室内機1は、内面に面積拡大部形成部41bを有するフロントパネル41(図8参照)に代えて、図11に示すように、内面が平坦面であるフロントパネル12を備え、フロントパネル12は面積拡大部形成部材61を備えている。
先述の実施形態(図7参照)では、捕虫シート20は、捕虫シート20自体が粘着面積拡大部20cを有する構成としていた。これに対し、本実施形態では、フロントパネル12の内面に取り付ける面積拡大部形成部材61が捕虫シート20に粘着面積拡大部20cを形成する形状を有する構成としている。これにより、面積拡大部形成部材61に沿って捕虫シート20を取り付けることにより、捕虫シート20に粘着面積拡大部20cが形成されるようになっている。
図11の(a)に示す面積拡大部形成部材61(61a1)は、図7の(a)の捕虫シート20b1に対応した面積拡大部形成部61b(61b1)を有する。図11の(b)に示す面積拡大部形成部材61(61a2)は、図7の(b)の捕虫シート20b2に対応した面積拡大部形成部61b(61b2)を有する。図11の(c)に示す面積拡大部形成部材61(61a3)は、図7の(c)の捕虫シート20b3に対応した面積拡大部形成部61b(61b3)を有する。
なお、図11の(a)〜(c)に示した面積拡大部形成部材61(61a1〜61a3)は、捕虫シート20b1〜20b3の場合と同様、面積拡大部形成部61b(61b1〜61b3)を有する第1から第3の三つの例を示したものであり、図11に示したものに限定されない。
また、面積拡大部形成部材61(61a1〜61a3)は、面積拡大部形成部61bにより、捕虫シート20の下部に粘着面積拡大部20cを形成するようになっている。しかしながら、面積拡大部形成部61bは、前述したように、捕虫シート20の少なくとも一部に粘着面積拡大部20cを形成するようになっていればよい。
(面積拡大部形成部材61による粘着面積拡大部20cの形成)
図12の(a)は、図11の(a)に示した面積拡大部形成部材61の外面(捕虫空間31に臨む面)に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図、図12の(b)は、図11の(b)に示した面積拡大部形成部材61の外面(捕虫空間31に臨む面)に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図、図12の(c)は、図11の(c)に示した面積拡大部形成部材61の外面(捕虫空間31に臨む面)に捕虫シート20を取り付けた状態を示す縦断面図である。面積拡大部形成部材61に対する捕虫シート20の取り付けは、フロントパネル41の内面に捕虫シート20を取り付ける場合と同様にして行うことができる。
(面積拡大部形成部材61を備えるエアコン室内機1の利点)
本実施形態のエアコン室内機1は、内面が平坦なフロントパネル12の内面側に(内面に沿って)、面積拡大部形成部61bを有する面積拡大部形成部材61を取り付け、面積拡大部形成部材61の外面(捕虫空間31に臨む面)に捕虫シート20を取り付ける構成である。したがって、面積拡大部形成部材61の外面に捕虫シート20を取り付けることにより、捕虫シート20に粘着面積拡大部20cが形成される。これにより、捕虫シート20はそれ自体が粘着面積拡大部20cを有している必要がない。また、フロントパネル12は、フロントパネル41のように面積拡大部形成部41b(図8参照)を有していなくてもよい。したがって、捕虫シート20は汎用かつ廉価な平坦なシート形状のものを使用することができる。また、フロントパネル12は面積拡大部形成部41bを有するものに変更する必要がなく、従来のフロントパネル12をそのまま使用することができる。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(フロントパネルを交換可能な構成)
本実施形態のエアコン室内機1は、室内に虫が多く存在する期間用(第1の期間用)のフロントパネルと、そうでない期間用(第2の期間用)のフロントパネルとを備えており、それらフロントパネル同士を交換可能となっている。第1の期間用のフロントパネルは、例えば夏場に使用し、第2の期間用のフロントパネルは、それ以外の期間に使用する。
エアコン室内機1は、筐体部11の色が白色系であり、第2の期間用のフロントパネルも同様に白色系である。これに対し、第1の期間用のフロントパネルは、蚊を誘引し易い黒色である。
フロントパネルは、前述した、内面が平坦なフロントパネル12、または内面に面積拡大部形成部41bを有するフロントパネル41である。フロントパネルがフロントパネル12である場合、捕虫シート20は、図7に示すように、捕虫シート20自体が粘着面積拡大部20cを有するものを使用する。あるいは、フロントパネル12の内面側には、面積拡大部形成部61bを有する面積拡大部形成部材61を取り付け、面積拡大部形成部材61に取り付けられた捕虫シート20に粘着面積拡大部20cが形成されるようにする。
(フロントパネルを交換可能であるエアコン室内機1の利点)
本実施形態のエアコン室内機1では、相対的に虫が少ない夏場以外の期間には、フロントパネルとして、第2の期間用のフロントパネル(筐体部11と同じ白色系の色のフロントパネル)を使用することにより、エアコン室内機1全体として色の統一がとれた状態とすることができる。
一方、相対的に虫が多い夏場の期間には、フロントパネルとして、第1の期間用のフロントパネル(黒色の色のフロントパネル)を使用することにより、蚊をフロントパネルの近くに誘引して、下吸込み口14および上吸込み口16から空気とともに捕虫空間31に取り込み易くなる。これにより、捕虫シート20による蚊の捕獲量を増加させることができる。
なお、さらに捕虫シート20を黒色とし、フィルタ17を白色系としておけば、捕虫空間31に取り込んだ蚊を捕虫シート20に誘引し易くなり、好ましい。さらに、捕虫空間31に光源を設けておけば、蚊をさらに捕虫空間31に誘引し易くなる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、空気の吸込み口(下吸込み口14,上吸込み口16)と、空気の吹出し口15と、フロントパネル12,41と、送風機18と、熱交換部19とを備え、前記送風機18の動作により、前記吸込み口から前記フロントパネル12,41の内側の空間(捕虫空間31)に吸い込まれた空気が、前記熱交換部19を経て前記吹出し口15から吹き出される空気調和機の室内機において、前記フロントパネル12,41の前記空間に臨む内面側には、粘着面20aを有する捕虫シート20が取り付けられ、前記捕虫シート20は、凸部と凹部との少なくとも一方からなる粘着面積拡大部20cを有している。
上記の構成によれば、空気調和機の室内機の運転時には、送風機18の動作により、吸込み口から吸い込まれた空気は、フロントパネル12,41の内側の空間に吸い込まれた後、熱交換部19を経て吹出し口15から吹き出される。
この場合、空気調和機の室内機の近くにいた虫は、空気とともに吸込み口からフロントパネル12,41の内側の空間に吸い込まれ、フロントパネル12,41の前記空間に臨む内面側に取り付けられた粘着面20aに付着し、捕獲される。
ここで、捕虫シート20は、凸部と凹部との少なくとも一方からなる粘着面積拡大部20cを有しているので、捕虫シート20の配置領域の面積に対して、粘着面20aの表面積が大きくなっている。したがって、空気調和機の室内機では、捕虫シート20の配置領域が狭い場合であっても良好な捕虫機能を発揮することができる。
本発明の態様2に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1において、前記捕虫シート20の前記粘着面積拡大部20cは、前記空間(捕虫空間31)の相対的に空気の流速の速い領域に位置している。
上記の構成によれば、捕虫シート20の粘着面積拡大部20cは、フロントパネル12,41の内側の空間(捕虫空間31)の相対的に空気の流速の速い領域に位置している。前記空間の相対的に空気の流速の速い領域では、前記空間に取り込まれた虫、例えば蚊は、空気の流れに逆らって吸い込み口から脱出し難く、空間内で暴れる結果、捕虫シート20の粘着面20aに付着し易くなる。そこで、捕虫シート20の粘着面積拡大部20cをフロントパネル12,41の内側の空間(捕虫空間31)の相対的に空気の流速の速い領域に位置するようにしておけば、無駄に捕虫シート20を大きくすることなく、効率よく虫の捕獲量を増加させることができる。
本発明の態様3に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1において、前記熱交換部19に対する空気の流れの上流側、かつ前記空間(捕虫空間31)を介して前記フロントパネル12,41の内面と対向する位置にフィルタ17を備え、前記捕虫シート20の前記粘着面積拡大部20cは、前記捕虫シート20と前記フィルタ17との間隔が相対的に狭い領域に位置している。
上記の構成によれば、捕虫シート20の粘着面積拡大部20cは、捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域に位置している。捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域では、吸込み口から前記空間(捕虫空間31)に吸い込まれた後、吸込み口14から脱出しようとする虫、例えば蚊は、捕虫シート20の粘着面20aに付着し易くなる。そこで、捕虫シート20の粘着面積拡大部20cを捕虫シート20とフィルタ17との間隔が相対的に狭い領域に位置するようにしておけば、無駄に捕虫シート20を大きくすることなく、効率よく蚊の捕獲量を増加させることができる。
本発明の態様4に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記捕虫シート20として、前記粘着面積拡大部20cを有する捕虫シート20が前記フロントパネル12の前記空間に臨む内面に取り付けられ、前記フロントパネル12の内面における前記粘着面積拡大部20cに対向する面の形状は、前記粘着面積拡大部20cとは異なる形状である。
上記の構成によれば、捕虫シート20として、粘着面積拡大部20cを有する捕虫シート20がフロントパネル12の空間に臨む内面に取り付けられ、フロントパネル12の内面における粘着面積拡大部20cに対向する面の形状は、粘着面積拡大部20cとは異なる形状、例えば平坦形状である。
すなわち、捕虫シート20はそれ自体が予め粘着面積拡大部20cを有している。したがって、捕虫シート20に粘着面積拡大部20cを形成するために、フロントパネル12の内面に面積拡大部形成部41bを形成することや、フロントパネル41に面積拡大部形成部材61を取り付けることが不要であり、フロントパネル12,41の構成を簡素化することができる。
本発明の態様5に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記フロントパネル41は、前記捕虫シート20が前記フロントパネル41の内面に沿って取り付けられることにより、前記捕虫シート20に前記粘着面積拡大部20cを形成する面積拡大部形成部41bを内面に有している。
上記の構成によれば、フロントパネル41は、内面に面積拡大部形成部41bを有しているので、捕虫シート20をフロントパネル41の内面に沿って取り付けることにより、捕虫シート20には粘着面積拡大部20cが形成される。
したがって、捕虫シート20は、それ自体が粘着面積拡大部20cを有している必要がなく、汎用かつ廉価な平坦なシート形状のものを使用することができる。
本発明の態様6に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記フロントパネル12は、内面側に取り付けられる面積拡大部形成部材61を備え、前記面積拡大部形成部材61は、前記捕虫シート20が前記面積拡大部形成部材61の前記空間に臨む面に沿って取り付けられることにより、前記捕虫シート20に前記粘着面積拡大部20cを形成する面積拡大部形成部61bを前記空間に臨む面に有している。
上記の構成によれば、フロントパネル12の内面側に取り付けられる面積拡大部形成部材61は、フロントパネル12の内側の空間に臨む面に面積拡大部形成部61bを有している。したがって、捕虫シート20を面積拡大部形成部材61の前記空間に臨む面に沿って取り付けることにより、捕虫シート20に粘着面積拡大部20cが形成される。
これにより、捕虫シート20は、それ自体が粘着面積拡大部20cを有している必要がなく、汎用かつ廉価な平坦なシート形状のものを使用することができる。さらに、フロントパネル12は、従来のものをそのまま使用することができる。
本発明の態様7に係る空気調和機の室内機(エアコン室内機1)は、上記態様1から6のいずれか1態様において、前記フロントパネル12,41は筐体部11に設けられ、前記フロントパネル12,41として、筐体部11と同じ色のものと、前記筐体部11とは異なる黒色のものとを備え、それら各色のフロントパネル12,41同士を交換可能である。
上記の構成によれば、フロントパネルは、筐体部と同じ色のものと、筐体部とは異なる黒色のものとを交換可能である。したがって、例えば相対的に虫が少ない夏場以外の期間には、筐体部と同じ色のフロントパネルを使用することができる。この場合には、空気調和機の室内機全体として色の統一がとれた状態とすることができる。
一方、例えば相対的に虫が多い夏場の期間には、筐体部とは異なる黒色のフロントパネルを使用することができる。この場合には、蚊が好む黒色のフロントパネルによって蚊を誘引し、空気調和機の室内機の内部へ取り込み易くなり、捕虫シートによる蚊の捕獲量を増加させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 エアコン室内機(空気調和機の室内機)
11 筐体部
12 フロントパネル
13 風向板
14 下吸込み口
15 吹出し口
16 上吸込み口
17 フィルタ
18 送風機
19 熱交換部
20,20b1〜20b3 捕虫シート
20a 粘着面
20c 粘着面積拡大部
31 捕虫空間
41,41a1〜41a3 フロントパネル
41b,41b1〜41b3 面積拡大部形成部
51 捕虫シート固定部材
51a 側部押え部
51b 凹部押え部
61,61a1〜61a3 面積拡大部形成部材
61b,61b1〜61b3 面積拡大部形成部

Claims (7)

  1. 空気の吸込み口と、
    空気の吹出し口と、
    フロントパネルと、
    送風機と、
    熱交換部とを備え、
    前記送風機の動作により、前記吸込み口から前記フロントパネルの内側の空間に吸い込まれた空気が、前記熱交換部を経て前記吹出し口から吹き出される空気調和機の室内機において、
    前記フロントパネルの前記空間に臨む内面側には、粘着面を有する捕虫シートが取り付けられ、
    前記捕虫シートは、凸部と凹部との少なくとも一方からなる粘着面積拡大部を有していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記捕虫シートの前記粘着面積拡大部は、前記空間の相対的に空気の流速の速い領域に位置していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記熱交換部に対する空気の流れの上流側、かつ前記空間を介して前記フロントパネルの内面と対向する位置にフィルタを備え、
    前記捕虫シートの前記粘着面積拡大部は、前記捕虫シートと前記フィルタとの間隔が相対的に狭い領域に位置していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記捕虫シートとして、前記粘着面積拡大部を有する捕虫シートが前記フロントパネルの前記空間に臨む内面に取り付けられ、
    前記フロントパネルの内面における前記粘着面積拡大部に対向する面の形状は、前記前記粘着面積拡大部とは異なる形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記フロントパネルは、前記捕虫シートが前記フロントパネルの内面に沿って取り付けられることにより、前記捕虫シートに前記粘着面積拡大部を形成する面積拡大部形成部を内面に有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記フロントパネルは、前記フロントパネルの内面側に取り付けられる面積拡大部形成部材を備え、
    前記面積拡大部形成部材は、前記捕虫シートが前記面積拡大部形成部材の前記空間に臨む面に沿って取り付けられることにより、前記捕虫シートに前記粘着面積拡大部を形成する面積拡大部形成部を前記空間に臨む面に有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記フロントパネルは筐体部に設けられ、
    前記フロントパネルとして、筐体部と同じ色のものと、前記筐体部とは異なる黒色のものとを備え、それら各色のフロントパネル同士を交換可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
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