JP2018095022A - リレー診断装置及びリレー診断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に搭載されたリレーの開固着異常及び閉固着異常の有無を容易に診断し得るリレー診断装置及びリレー診断方法を提供する。【解決手段】車両に搭載されるリレーの故障を診断するリレー診断装置において、リレーは、コイル及びスイッチを有し、コイルが通電されると、スイッチが駆動して電流経路を開閉するリレー診断装置であって、スイッチの開閉動作を指示するリレー制御部と、開閉動作の指示に応じてスイッチを駆動するリレー駆動部と、コイルに流れる電流の電流値を検出する電流検出部と、開閉動作の指示が出力されてから所定時間が経過した後の電流値の推移に特異な変化があるか否かに基づいて、リレーの異常の有無を診断する異常診断部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載された電気部品への電流経路を開閉するリレーの故障の有無を診断するリレー診断装置及びリレー診断方法に関する。
車両には様々な電気部品が搭載されている。これらの電気部品には、例えば12Vの定格電圧のバッテリから電圧が供給される。電気部品への電圧供給は、例えば電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)によって駆動制御されるリレーにより制御される。リレーは、コイルと、コイルへの通電によって駆動されるスイッチとを有し、コイルへの通電制御はECUの駆動回路により行われる。
リレーのスイッチは、コイルへの通電によって発生する磁力によりコイル側に引き付けられる可動接点を有し、可動接点と固定接点との接続又は遮断を切り替えることでバッテリと電気部品とを接続する電流経路を開閉する。かかるスイッチが電流経路を接続した状態で固着(以下、「閉固着」ともいう。)すると、バッテリと電気部品とが常時電気的に接続された状態になってバッテリの充電量が低下するおそれがある。また、スイッチが電流経路を遮断した状態で固着(以下、「開固着」ともいう。)すると、電気部品に対して電力を供給できないこととなる。特に、電圧を供給する電気部品が車両の安全に関わる部品である場合には、スイッチの固着異常が発生した場合に車両をフェールセーフモードに移行させたり車両を停止させたりする等の処理が必要になる。
これに対し、特許文献1にはリレーのオン固着異常(閉固着異常)の有無を判定する異常判定手段を備えた電子制御装置が開示されている。具体的にはイグニッションスイッチがオフの状態でマイコンが起動した回数を計数し、当該オフ起動回数の計数値に基づいて電源リレーの閉固着異常の有無を判定するように構成された電子制御装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載された電子制御装置は、イグニッションスイッチがオンからオフにされた後のマイコンの起動回数を計数して電源リレーの閉固着異常を検出するものであって、電源リレーの開固着異常を検出することはできない。また特許文献1に記載された電子制御装置は、イグニッションスイッチがオフの状態でマイコンが起動されたと判断される場合にマイコンをリセットするとともに再起動させる処理を繰り返すように構成されており、電源リレーの閉固着異常の診断処理が複雑な処理となっている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、車両に搭載されたリレーの開固着異常及び閉固着異常の有無を容易に診断し得るリレー診断装置及びリレー診断方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両に搭載されるリレーの故障を診断するリレー診断装置において、リレーは、コイル及びスイッチを有し、コイルが通電されると、スイッチが駆動して電流経路を開閉するリレー診断装置であって、スイッチの開閉動作を指示するリレー制御部と、開閉動作の指示に応じてスイッチを駆動するリレー駆動部と、コイルに流れる電流の電流値を検出する電流検出部と、開閉動作の指示が出力されてから所定時間が経過した後の電流値の推移に特異な変化があるか否かに基づいて、リレーの異常の有無を診断する異常診断部とを備えるリレー診断装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両に搭載されるリレーの故障を診断するリレー診断装置であって、リレーは、コイル及びスイッチを有し、コイルが通電されると、スイッチが駆動して電流経路を開閉するリレー診断装置のリレー診断方法において、スイッチの開閉動作を指示する第1のステップと、開閉動作の指示に応じてスイッチを駆動する第2のステップと、コイルに流れる電流の電流値を検出する第3のステップと、開閉動作の指示が出力されてから所定期間が経過した後の電流値の推移に特異な変化があるか否かに基づいて、リレーの異常の有無を診断する第4のステップとを備えるリレー診断方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、車両に搭載されたリレーの開固着異常及び閉固着異常の有無を容易に診断することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本明細書において、「電流値の推移の特異な変化」とは、所定周期で検出される電流値が、前回検出された値に対して所定幅以上に大きく変化する状態を言う。
<1.リレー診断装置の構成>
図1を参照して、本実施形態に係るリレー診断装置の構成例を説明する。本実施形態に係るリレー診断装置は車両に搭載されるECU10の一機能として構成される。かかるリレー診断装置は、例えば定格電圧が12Vのバッテリ1の電圧を車載の電気部品7に供給するための電流経路5を開閉するリレー50の故障の有無を診断する。電気部品7としては、例えば車両の駆動系に備えられた電子制御部品、種々のセンサ類、車室内に備えられた表示機器又は音響製品、ランプ類、あるいは他のECU等の一つ又は複数の製品が挙げられるが、これらに限定されない。また車両には図1に示される構成のリレー診断装置が複数備えられる場合もある。
図1を参照して、本実施形態に係るリレー診断装置の構成例を説明する。本実施形態に係るリレー診断装置は車両に搭載されるECU10の一機能として構成される。かかるリレー診断装置は、例えば定格電圧が12Vのバッテリ1の電圧を車載の電気部品7に供給するための電流経路5を開閉するリレー50の故障の有無を診断する。電気部品7としては、例えば車両の駆動系に備えられた電子制御部品、種々のセンサ類、車室内に備えられた表示機器又は音響製品、ランプ類、あるいは他のECU等の一つ又は複数の製品が挙げられるが、これらに限定されない。また車両には図1に示される構成のリレー診断装置が複数備えられる場合もある。
リレー50は電流経路5上に設けられたスイッチ51と当該スイッチ51を駆動する電磁コイル53とを有する。スイッチ51は、可動接点51aと固定接点51bとを有し、電磁コイル53によって可動接点51aの位置を変化させることで可動接点51aと固定接点51bとの電気的な接続及び遮断を切り替える。具体的には、電磁コイル53に通電が行われると、発生する磁力によって可動接点51aが電磁コイル53に引き付けられて可動接点51aと固定接点51bとが接続状態(閉状態)になる。また電磁コイル53への通電が停止されると、可動接点51aは固定接点51bから離されて可動接点51aと固定接点51bとが遮断状態(開状態)になる。このようにしてリレー50は電流経路5を開閉する。電磁コイル53への通電はECU10によって制御される。
ECU10は、電源回路11と、リレー駆動部13と、シャント抵抗器15と、電流検出部17と、マイクロコンピュータ30とを備える。
電源回路11は端子21を介して供給されるバッテリ1の供給電圧をリレー駆動部13、電流検出部17、及びマイクロコンピュータ30のそれぞれに対して適切な電圧に制御して供給する。リレー駆動部13はリレー50の電磁コイル53への電圧供給を制御することによりリレー50を駆動する集積回路である。シャント抵抗器15は電磁コイル53への電流経路19の途中に設けられている。電流検出部17はシャント抵抗器15の上流側及び下流側に接続されてそれぞれの位置での電圧を測定しシャント抵抗器15の電圧降下に基づき電流経路19を流れる電流値Irを検出する集積回路である。なおシャント抵抗器15を用いた電流検出部17は電流検出部の一例であって電流検出部はかかる例に限定されない。
マイクロコンピュータ30は、リレー制御部31と、異常診断部33と、電流値取得部35と、記憶部37と、タイマ39とを備える。このうち、リレー制御部31、異常診断部33、及び電流値取得部35はコンピュータによるソフトウェアプログラムの実行により実現され得る機能である。記憶部37は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子であり、ソフトウェアプログラム、種々の演算パラメータ又は検出データ等を記憶する。タイマ39は、例えばタイマ回路により構成される。
リレー制御部31はリレー駆動部13に対してリレー50の開動作又は閉動作の指示を出力する。リレー制御部31は、例えば車両のイグニッションスイッチあるいはスタートスイッチがオンにされたときに、リレー駆動部13に対してリレー50の閉動作の指示を出力する。閉動作の指示を受けたリレー駆動部13はリレー50の電磁コイル53に対して電源回路11から供給される定電圧を供給する。これにより電磁コイル53に磁界が発生しスイッチ51の可動接点51aが電磁コイル53に引き付けられて電流経路5が接続状態となる。
またリレー制御部31は、例えば車両のイグニッションスイッチあるいはスタートスイッチがオフにされたときにリレー駆動部13に対してリレー50の開動作の指示を出力する。開動作の指示を受けたリレー駆動部13はリレー50の電磁コイル53への定電圧の供給を停止する。これによりスイッチ51の可動接点51aが固定接点51bから離されて電流経路5が遮断状態となる。なおリレー50の閉動作あるいは開動作の指示が出力される時期は上記の例に限られない。
電流値取得部35は電流検出部17により検出される電流値Irの信号を取得し記憶部37に記憶する。電流値取得部35はあらかじめ設定された周期で電流値Irの信号を取得する。当該周期はマイクロコンピュータ30の仕様に応じて適宜設定されるが、例えば、10μミリ秒に設定され得る。取得される電流値Irはリレー50の故障の有無の診断に用いられるものであり、電流値取得部35は電流値Irの信号を常時取得してもよいが、リレー50の故障の有無の診断に必要な期間のみ電流値Irの信号を取得してもよい。例えば電流値取得部35は異常診断部33から指示される期間にのみ電流値Irの信号を取得してもよい。
異常診断部33は電流検出部17により検出される電磁コイル53への電流経路19の電流値Irに基づいてリレー50の異常の有無を診断する。本実施形態に係るECU10では、異常診断部33は、リレー制御部31からリレー駆動部13に対してリレー50の開閉動作の指示が出力されてから所定時間が経過した後の電流値Irの推移に誘導電流による特異な変化が現れているか否かによってリレー50のスイッチ51の開固着異常又は閉固着異常の有無を診断する。
例えばリレー50を開状態から閉状態に切り替える際に電磁コイル53への電圧供給が開始されると、電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に上昇した後、供給される定電圧の値に応じた一定の値で安定する。このときリレー50のスイッチ51が正常な場合には、スイッチ51が開状態から閉状態に切り替わる際の電磁コイル53のインダクタンスの変化によって電流値Irの推移に特異な変化が現れる。一方、スイッチ51が開固着異常となっている場合には、スイッチ51の開閉が切り替わることがないために電流値Irの推移に特異な変化は現れない。
同様に、リレー50を閉状態から開状態に切り替える際に電磁コイル53への電圧供給が停止されると、電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に低下した後にゼロになる。このときリレー50のスイッチ51が正常な場合には、スイッチ51が閉状態から開状態に切り替わる際の電磁コイル53のインダクタンスの変化によって電流値Irの推移に特異な変化が現れる。一方スイッチ51が閉固着異常となっている場合には、スイッチ51の開閉が切り替わることがないために電流値Irの推移に特異な変化は現れない。
図2は、リレー50が正常な場合においてスイッチ51が開状態から閉状態に切り替えられたとき及び閉状態から開状態に切り替えられたときに電磁コイル53に流れる電流値Irの推移の例を示している。図2に示す例では、時刻t1で電磁コイル53への電圧供給が開始されると、電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に上昇した後に安定し、時刻t1から閉動作切替時間Tocの経過後の時刻t3において急激に低下した後に再び上昇して安定している。また、時刻t5で電磁コイル53への電圧供給が停止されると、電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に低下した後にゼロになり、時刻t5から開動作切替時間Tcoの経過後の時刻t7において急激に増加した後に再びゼロになっている。
閉動作切替時間Tocは、リレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の閉動作の指示を出力してから実際にリレー50が閉状態に切り替わるまでの想定時間である。また開動作切替時間Tcoは、リレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の開動作の指示を出力してから実際にリレー50が開状態に切り替わるまでの想定時間である。電磁コイル53には定電圧が供給されることから閉動作切替時間Toc及び開動作切替時間Tcoはあらかじめ把握することができる。つまりリレー50が正常な場合には、閉動作の指示の出力から閉動作切替時間Tocの経過後及び開動作の指示の出力から開動作切替時間Tcoの経過後に電磁コイル53のインダクタンスの変化に起因して電流値Irの推移に特異な変化が現れる。
図3は、リレー50に閉固着異常が生じた場合に電磁コイル53に流れる電流値Irの推移の例を示している。図3に示す例では、リレー50が開状態から閉状態に切り替えられるときの電流値Irは図2に示したリレー50が正常な場合と同様に推移している。一方時刻t5で電磁コイル53への電圧供給が停止されると、電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に低下した後にゼロになる。そしてリレー50が閉固着状態になっているとリレー50が閉状態から開状態に切り替わることがないために電流値Irの推移に特異な変化は現れない。
図4は、リレー50に開固着異常が生じた場合に電磁コイル53に流れる電流値Irの推移の例を示している。図4に示す例では、時刻t1で電磁コイル53への電圧供給が開始されると電磁コイル53に流れる電流値Irは徐々に上昇した後に安定する。そしてリレー50が開固着状態になっているとリレー50が開状態から閉状態に切り替わることがないために電流値Irの推移に特異な変化は現れない。またリレー50が開固着状態になっている場合には、時刻t5で電磁コイル53への電圧供給が停止された場合においてもその後の電流値Irの推移に特異な変化は現れない。
したがって異常診断部33はリレー制御部31からリレー駆動部13に対してリレー50の閉動作の指示が出力されてから閉動作切替時間Tocの経過後における電流値Irの推移の特異な変化の有無に基づきリレー50の閉固着異常の有無を診断する。また異常診断部33はリレー制御部31からリレー駆動部13に対してリレー50の開動作の指示が出力されてから開動作切替時間Tcoの経過後における電流値Irの推移の特異な変化の有無に基づきリレー50の開固着異常の有無を診断する。それぞれの診断時において、異常診断部33は電流値Irの推移に特異な変化が見られない場合にリレー50の異常有りと判定する。
電流値Irの推移に特異な変化が現れるか否かは、例えばある周期で検出された電流値Ir(n)と前回の周期で検出された電流値Ir(n-1)との差分の絶対値があらかじめ設定された閾値を超えているか否かにより判定することができる。この場合リレー50の開閉動作時の電流値Irの変化はあらかじめ測定することで把握可能であり、閾値は測定された電流値Irの変化よりも大きい適切な値に設定され得る。ただし電流値Irの推移の特異な変化の有無の判定方法はかかる例に限られない。
本実施形態に係るECU10の異常診断部33は開閉動作の指示が出力された時刻からあらかじめ把握される閉動作切替時間Toc又は開動作切替時間Tcoが経過する時刻の前後の所定期間Ta,Tbの電流値Irを電流値取得部35に取得させる。例えば異常診断部33は開閉動作の指示の出力時にタイマ39の計数を開始させ、電流値取得開始時間Ta_st,Tb_stの到達時から電流値取得終了時間Ta_en,Tb_enの到達時までの期間の電流値Irを電流値取得部35に取得させる。そして異常診断部33は当該所定期間Ta,Tbに取得される電流値Irの推移に特異な変化が現れるか否かを判別することによってリレー50の開固着異常又は閉固着異常の有無を判定する。電流値Irを取得させる所定期間Ta,Tbは、例えば電流値取得部35によって所定周期での電流値Irを3〜5回取得可能な期間であってもよい。
つまり、本実施形態に係るECU10では、リレー50の開閉が切り替わると想定される時期の前後の僅かな期間にのみ電磁コイル53を流れる電流値Irが検出されてリレー50の異常診断が行われる。したがってリレー50の故障診断のためのECU10の負荷を軽減することができる。また本実施形態に係るECU10では、所定期間Ta,Tbに取得される電流値Irの推移に特異な変化が現れるか否かを判別することによってリレー50の固着異常の有無が判定されるため複雑な制御を伴うことなく容易にリレー50の故障診断を行うことができる。
また異常診断部33はリレー50の使用期間に応じて閉動作切替時間Toc又は開動作切替時間Tcoを変化させてもよい。図5はリレー50の使用に伴う閉動作切替時間Tocあるいは開動作切替時間Tcoの変化の一例を示す。図5に示す例では、リレー50の使用期間が長くなるとECU10やリレー50の経時劣化等に起因してリレー50の閉動作切替時間Tocあるいは開動作切替時間Tcoは徐々に長くなっている。したがって異常診断部33はリレー50の使用期間に応じて閉動作切替時間Toc又は開動作切替時間Tcoを変化させ電流値Irの推移の特異な変化の有無の判定時期を補正してもよい。これにより異常診断部33は適切な期間に検出される電流値Irに基づいてリレー50の固着異常の有無を診断することができる。なお、図5に示した閉動作切替時間Tocあるいは開動作切替時間Tcoの変化はあくまでも一例であって、閉動作切替時間Tocあるいは開動作切替時間Tcoは実際のリレー50の状態に応じて種々の変化を示し得る。
異常診断部33はリレー50の異常有りと判定した場合、例えば異常検知フラグを“+1”に遷移させる。異常検知フラグは、例えばマイクロコンピュータ30の記憶部37に設けられた2ビットのフラグである。これによりリレー50の開固着又は閉固着が生じている可能性があることが記録され車両の利用者等に対して対処を促す等の処理が可能になる。例えば異常診断部33は車両のインストルメントパネル等に警告ランプを点灯させたり、車室内の表示機器に警告表示をさせたりしてもよい。あるいは異常診断部33は当該リレー50によって電圧供給が制御される電気部品7が安全性に関わる構成要素である場合には車両の走行モードをフェールセーフモードに切り替えたり車両を停止させたりしてもよい。
<2.リレー故障診断処理のフローチャート>
図6〜図8に示すフローチャートを参照して本実施形態に係るリレー診断装置としてのECU10によって実行されるリレー故障診断方法について説明する。図6はリレー故障診断方法の処理の流れを示すフローチャートである。また図7はリレー50の開固着異常の判定処理の一例を示すフローチャートであり、図8はリレー50の閉固着異常の判定処理の一例を示すフローチャートである。また以下の説明においては図2〜図4のタイムチャートも適宜参照する。
図6〜図8に示すフローチャートを参照して本実施形態に係るリレー診断装置としてのECU10によって実行されるリレー故障診断方法について説明する。図6はリレー故障診断方法の処理の流れを示すフローチャートである。また図7はリレー50の開固着異常の判定処理の一例を示すフローチャートであり、図8はリレー50の閉固着異常の判定処理の一例を示すフローチャートである。また以下の説明においては図2〜図4のタイムチャートも適宜参照する。
ECU10のリレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の閉動作の指示を出力すると(ステップS11)、異常診断部33はタイマ39の計数をスタートさせる(ステップS13)。リレー制御部31による当該閉動作の指示に応じてリレー駆動部13はスイッチ51を駆動する。次いで異常診断部33は電流値取得部35によりあらかじめ設定された所定期間Taに電流検出部17を用いて検出される電流値Irを取得し記憶部37に記憶させる(ステップS15)。
所定期間Taは開動作の指示が出力された時刻t1からリレー50が開状態から閉状態に切り替わると想定される閉動作切替時間Tocが経過する時刻t3の前後の期間として設定され得る。例えば異常診断部33はタイマ39の値が電流値取得開始時間Ta_stに到達した時刻t2に電流値取得部35に電流値Irの取得を開始させ、タイマ39の値が電流値取得終了時間Ta_enに到達した時刻t4に電流値取得部35に電流値Irの取得を終了させてもよい。
次いで異常診断部33は記憶部37に記憶された電流値Irを参照し所定期間Taに取得された電流値Irの推移に特異な変化が有るか否かを判別する(ステップS17)。例えば異常診断部33は各周期に検出された電流値Ir(n)と前回の周期に検出された電流値Ir(n-1)との差分の絶対値があらかじめ設定された閾値を超えているか否かを判別することによって電流値Irの推移の特異な変化の有無を判定してもよい。
電流値の推移に特異な変化が無い場合(S17:No)、異常診断部33はリレー50の開固着異常を有りと判定するとともにタイマ39をリセットし(ステップS21)、異常検知フラグを“+1”に遷移させる(ステップS35)。一方ステップS17において電流値の推移に特異な変化が有る場合(S17:Yes)、異常診断部33はリレー50の開固着異常を無しと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS19)。
ここで図7のフローチャート及び図2及び図3のタイムチャートに基づきリレー50の開固着異常の判定処理の具体例を説明する。図7のフローチャート中、図6に示すフローチャートと同じ処理を表すステップには同じステップの符号が付されている。時刻t1においてECU10のリレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の閉動作の指示を出力すると(ステップS11)、異常診断部33はタイマ39の計数をスタートさせる(ステップS13)。リレー制御部31による当該閉動作の指示に応じてリレー駆動部13はスイッチ51を駆動する。次いで異常診断部33はタイマ39の値があらかじめ設定された電流値取得開始時間Ta_stに到達したか否かを判別する(ステップS41)。
タイマ39の値が電流値取得開始時間Ta_stに到達していない場合(S41:No)、つまり時刻t1〜時刻t2の期間、異常診断部33はタイマ39の値の判別処理を繰り返す。時刻t2においてタイマ39の値が電流値取得開始時間Ta_stに到達した場合(S41:Yes)、電流値取得部35は電流検出部17を用いて電磁コイル53に流れる電流値Irの検出を開始する(ステップS43)。電流値取得部35は取得した電流値Irを記憶部37に記憶する。
次いで異常診断部33はタイマ39の値があらかじめ設定された電流値取得終了時間Ta_enに到達したか否かを判別する(ステップS45)。タイマ39の値が電流値取得終了時間Ta_enに到達していない場合(S45:No)、つまり時刻t2〜時刻t4の期間、異常診断部33は電流値Irの推移に特異な変化が有るか否かを判別する(ステップS17)。電流値の推移に特異な変化が無い場合(S17:No)、異常診断部33はステップS45に戻りタイマ39の値の判別を繰り返す。一方図2に示すように閉動作切替時間Tocが経過する時刻t3において電流値Irの推移に特異な変化が現れた場合(S17:Yes)、異常診断部33はリレー50の開固着異常を無しと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS19)。
一方図3に示すように、時刻t4において電流値Irの推移に特異な変化が見られないままでタイマ39の値が電流値取得終了時間Ta_enに到達した場合(S45:Yes)、異常診断部33はリレー50の開固着異常を有りと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS21)。このようにして異常診断部33はリレー50の開固着異常の有無を診断する。
図6に戻り、ステップS19で異常診断部33がリレー50の開固着異常を無しと判定した場合、リレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の開動作の指示を出力したときに(ステップS23)、異常診断部33はタイマ39の計数をスタートさせる(ステップS25)。リレー制御部31による当該開動作の指示に応じてリレー駆動部13はスイッチ51を駆動する。次いで異常診断部33はあらかじめ設定された所定期間Tbに電流検出部17を用いて検出される電流値Irを電流値取得部35により取得し記憶部37に記憶させる(ステップS27)。
所定期間Tbは開動作の指示が出力された時刻t5からリレー50が閉状態から開状態に切り替わると想定される開動作切替時間Tcoが経過する時刻t7の前後の期間として設定され得る。例えば異常診断部33はタイマ39の値が電流値取得開始時間Tb_stに到達した時刻t6に電流値取得部35に電流値Irの取得を開始させ、タイマ39の値が電流値取得終了時間Tb_enに到達した時刻t8に電流値取得部35に電流値Irの取得を終了させてもよい。
次いで異常診断部33は記憶部37に記憶された電流値Irを参照し所定期間Tbに取得された電流値Irの推移に特異な変化が有るか否かを判別する(ステップS29)。例えば異常診断部33は各周期に検出された電流値Ir(n)と前回の周期に検出された電流値Ir(n-1)との差分の絶対値があらかじめ設定された閾値を超えているか否かを判別することによって電流値Irの推移の特異な変化の有無を判定してもよい。
電流値の推移に特異な変化が無い場合(S29:No)、異常診断部33はリレー50の閉固着異常を有りと判定するとともにタイマ39をリセットし(ステップS33)、異常検知フラグを“+1”に遷移させる(ステップS35)。一方ステップS29において電流値の推移に特異な変化が有る場合(S29:Yes)、異常診断部33はリレー50の閉固着異常を無しと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS31)。
ここで図8のフローチャート及び図2及び図4のタイムチャートに基づきリレー50の閉固着異常の判定処理の具体例を説明する。図8のフローチャート中、図6に示すフローチャートと同じ処理を表すステップには同じステップの符号が付されている。時刻t5においてECU10のリレー制御部31がリレー駆動部13に対してリレー50の開動作の指示を出力すると(ステップS23)、異常診断部33はタイマ39の計数をスタートさせる(ステップS25)。リレー制御部31による当該開動作の指示に応じてリレー駆動部13はスイッチ51を駆動する。次いで異常診断部33はタイマ39の値があらかじめ設定された電流値取得開始時間Tb_stに到達したか否かを判別する(ステップS51)。
タイマ39の値が電流値取得開始時間Tb_stに到達していない場合(S51:No)、つまり時刻t5〜時刻t6の期間、異常診断部33はタイマ39の値の判別処理を繰り返す。時刻t6においてタイマ39の値が電流値取得開始時間Tb_stに到達した場合(S51:Yes)、電流値取得部35は電流検出部17を用いて電磁コイル53に流れる電流値Irの検出を開始する(ステップS53)。電流値取得部35は取得した電流値Irを記憶部37に記憶する。
次いで異常診断部33はタイマ39の値があらかじめ設定された電流値取得終了時間Tb_enに到達したか否かを判別する(ステップS55)。タイマ39の値が電流値取得終了時間Tb_enに到達していない場合(S55:No)、つまり時刻t6〜時刻t8の期間、異常診断部33は電流値Irの推移に特異な変化が有るか否かを判別する(ステップS29)。電流値の推移に特異な変化が無い場合(S29:No)、異常診断部33はステップS55に戻りタイマ39の値の判別を繰り返す。一方図2に示すように開動作切替時間Tcoが経過する時刻t8において電流値Irの推移に特異な変化が現れた場合(S29:Yes)、異常診断部33はリレー50の閉固着異常を無しと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS31)。
一方図4に示すように時刻t8において電流値Irの推移に特異な変化が見られないままでタイマ39の値が電流値取得終了時間Tb_enに到達した場合(S55:Yes)、異常診断部33はリレー50の閉固着異常を有りと判定するとともにタイマ39をリセットする(ステップS33)。このようにして異常診断部33はリレー50の閉固着異常の有無を診断する。
このように異常診断部33は図6に示したフローチャートにしたがってリレー50の開固着異常又は閉固着異常の有無を診断し、リレー50の開固着異常又は閉固着異常が生じている可能性がある場合には異常検知フラグを“+1”に遷移させる。したがって車両の利用者等がリレー50の固着異常の有無を確認することができ必要な処置を取ることができる。異常診断部33はリレー50の固着異常が検知された場合にインストルメントパネル上のランプ表示や表示機器による警告表示等を行わせて運転者等にリレー50の固着異常を知らせるようにしてもよい。また異常診断部33はリレー50の固着異常が検知された場合に車両をフェールセーフモードに移行させたり停止させたりする指示を出力してもよい。
以上説明したように本実施形態に係るリレー診断装置(ECU10)及びリレー診断方法によればリレー50に対する開閉動作の指示の出力から所定時間後における電流値Irの推移の特異な変化の有無に基づいてリレー50の固着異常の有無を診断することができる。したがって比較的簡易な構成及び処理によってリレー50の固着異常の有無を容易に診断することができる。
また本実施形態に係るリレー診断装置及びリレー診断方法ではリレー50の開閉動作の指示が出力されてからスイッチ51の開動作又は閉動作が終了すると想定される開動作切替時間Tco又は閉動作切替時間Tocが経過する時刻の前後の所定期間Ta,Tbに検出される電流値Irに基づいて電流値Irの推移の特異な変化の有無が判定される。したがって電流値Irを検出する期間を極く短時間とすることができECU10への負荷を軽減することができる。
また本実施形態に係るリレー診断装置はバッテリ1から所定の電気部品7に電圧を供給するための電流経路5の開閉を制御するリレー50の固着異常の有無を診断する装置として構成されている。したがってリレー50の開閉に伴って電気部品7への電力到達が切り替えられているか否かを直接判定することを目的としてリレー診断装置(ECU10)と電気部品7とをハーネス等によって接続することなくリレー50の固着異常の有無を診断することができる。これによりECU10や電気部品7の端子数やハーネスの数を減らすことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 バッテリ
5 電流経路
7 電気部品
10 ECU(リレー診断装置)
13 リレー駆動部
15 シャント抵抗器
17 電流検出部
19 電流経路
30 マイクロコンピュータ
31 リレー制御部
33 異常診断部
35 電流値取得部
37 記憶部
39 タイマ
50 リレー
51 スイッチ
53 電磁コイル
5 電流経路
7 電気部品
10 ECU(リレー診断装置)
13 リレー駆動部
15 シャント抵抗器
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31 リレー制御部
33 異常診断部
35 電流値取得部
37 記憶部
39 タイマ
50 リレー
51 スイッチ
53 電磁コイル
Claims (6)
- 車両に搭載されるリレー(50)の故障を診断するリレー診断装置において、
前記リレー(50)は、コイル(53)及びスイッチ(51)を有し、前記コイル(53)が通電されると、前記スイッチ(51)が駆動して電流経路を開閉するリレー診断装置であって、
前記スイッチ(51)の開閉動作を指示するリレー制御部(31)と、
前記開閉動作の指示に応じて前記スイッチ(51)を駆動するリレー駆動部(13)と、
前記コイル(53)に流れる電流の電流値を検出する電流検出部(17)と、
前記開閉動作の指示が出力されてから所定時間が経過した後の前記電流値の推移に特異な変化があるか否かに基づいて、前記リレー(50)の異常の有無を診断する異常診断部(33)と
を備えるリレー診断装置。 - 前記異常診断部(33)は、
前記特異な変化がない場合、前記リレー(50)に異常があるものと診断する
請求項1に記載のリレー診断装置。 - 前記異常診断部(33)は、
前記開閉動作の指示が出力されてから前記スイッチ(51)の開動作又は閉動作が終了すると想定される時間の前後の期間の前記電流値に基づいて、前記特異な変化の有無を判定する
請求項1又は2に記載のリレー診断装置。 - 前記異常診断部(33)は、
前記リレー(50)の使用期間に応じて前記所定時間を変化させる
請求項1〜3の何れか1項に記載のリレー診断装置。 - 前記リレー診断装置は一つの制御装置に備えられ、
前記リレー(50)は、
前記一つの制御装置以外の他の構成要素とバッテリとを接続する電流経路に設けられる
請求項1〜4の何れか1項に記載のリレー診断装置。 - 車両に搭載されるリレー(50)の故障を診断するリレー診断装置であって、前記リレー(50)は、コイル(53)及びスイッチ(51)を有し、前記コイル(53)が通電されると、前記スイッチ(51)が駆動して電流経路を開閉するリレー診断装置のリレー診断方法において、
前記スイッチ(51)の開閉動作を指示する第1のステップと、
前記開閉動作の指示に応じて前記スイッチ(51)を駆動する第2のステップと、
前記コイル(53)に流れる電流の電流値を検出する第3のステップと、
前記開閉動作の指示が出力されてから所定期間が経過した後の前記電流値の推移に特異な変化があるか否かに基づいて、前記リレー(50)の異常の有無を診断する第4のステップと、
を備えるリレー診断方法。
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JP2016240027A JP2018095022A (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | リレー診断装置及びリレー診断方法 |
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JP2018095022A true JP2018095022A (ja) | 2018-06-21 |
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