JP2018094907A - 立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラム - Google Patents

立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018094907A
JP2018094907A JP2017142423A JP2017142423A JP2018094907A JP 2018094907 A JP2018094907 A JP 2018094907A JP 2017142423 A JP2017142423 A JP 2017142423A JP 2017142423 A JP2017142423 A JP 2017142423A JP 2018094907 A JP2018094907 A JP 2018094907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermally expandable
expandable sheet
image forming
heating
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017142423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6638705B2 (ja
Inventor
堀内 雄史
Yushi Horiuchi
雄史 堀内
本柳 吉宗
Yoshimune Motoyanagi
吉宗 本柳
高橋 秀樹
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
郷史 三井
Goshi Mitsui
郷史 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to US15/719,105 priority Critical patent/US10703046B2/en
Publication of JP2018094907A publication Critical patent/JP2018094907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6638705B2 publication Critical patent/JP6638705B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

【課題】熱膨張性シートの加熱条件を適切に設定する。【解決手段】一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シート400を部分的に加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムであって、熱膨張性シート400に付された識別子(識別コード420、識別マーク)を検出する識別子検出手段と、前記識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件(搬送速度、加熱電力、黒色の現像剤画像の濃度、表裏の何れを加熱面にするか)を設定する加熱条件設定手段とを備える。ここで、識別子は、熱膨張性シート400の熱膨張層の厚みを特定し、加熱条件設定手段は、その厚みに応じて、加熱条件を可変する。【選択図】図3

Description

本発明は、立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラムに関する。
造形技術の一つとして、発泡性シートを用いた立体画像形成技術が知られており、この技術は、例えば、点字などの視覚障害者用の教材作成に使用される。このような技術として、例えば、特許文献1の技術が開示されている。
特開2011-150812号公報
ところで、特許文献1に記載の熱膨張性シートは、台紙(基材)に熱膨張層(発泡層、発泡インク)が塗布された構成を有している。このため、熱膨張性シートは、表裏が存在しており、表側を加熱したり、裏側を加熱したりする。つまり、熱膨張性シートは、表裏の何れを加熱面にするかを設定する必要がある。また、熱膨張層は、製造時の温度や湿度によって、厚みが異なる特徴を有している。
また、熱膨張性シートに熱を与えて立体画像を形成する際には、加熱手段が熱膨張性シートの表側を加熱したり裏側を加熱したりするが、熱膨張層は製造時の温度や湿度等によって厚みが異なる(厚みにばらつきが生じる)ことがある。このため、同一の加熱条件の下では、熱膨張層は、その厚みによって、膨張しすぎたり、膨張が不十分であったりと、良好に膨張できないことがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、熱膨張性シートの加熱条件を適切に設定することができる立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを部分的に加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムであって、前記熱膨張性シートに付された識別子(例えば、識別コード、識別マーク)を検出する識別子検出手段と、前記識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件(例えば、搬送速度、加熱電力、黒色の現像剤画像の濃度、表裏の何れを加熱面にするかに応じての黒色現像剤画像の濃度や搬送速度等)を設定する加熱条件設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、熱膨張性シートの加熱条件を適切に設定することができる。
本発明の第1実施形態である立体画像形成システムの構成図である。 発泡装置の構成図である。 熱膨張性シートの断面図である。 熱膨張性シートの裏面図である。 バーコードの一例を示す図である。 現像剤画像の濃度と発泡高さとの関係を示す図(1)である。 現像剤画像の濃度と発泡高さとの関係を示す図(2)である。 発泡装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態である立体画像形成システムの構成図である。 発泡装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本実施形態を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である立体画像形成システムの構成図である。
本実施形態は、吸収した熱量に応じて膨張する膨張層(発泡層)を一方の面上に有する媒体(例えば、熱膨張性シート(熱発泡性シート))上に、電磁波を熱に変換する材料(例えば、カーボンなどの電磁波熱変換材料)を含む黒いインクで所望の画像を印刷し、膨張層のうち媒体に前記画像が形成された部位を電磁波の照射によって膨張させて盛り上げることにより、立体画像を形成する方法に関するものである。
立体画像形成システム1000は、制御装置100と、表示操作部150と、発泡装置(膨張装置)310と、二次元画像形成装置320とを備え、管理装置500とネットワークNWを介して通信可能に接続されている。なお、二次元画像形成装置320と発泡装置310とは、立体画像形成装置300を構成する。立体画像は、立体物又は造形物とも呼び、単純な形状、幾何学形状、文字等の形状一般を含む。
制御装置100は、OS(Operating System)を用い、表示操作部150と接続された汎用の情報処理装置であり、発泡装置310、二次元画像形成装置320やバーコードリーダ315を制御する。制御装置100は、制御部10と、通信部70と、揮発性記憶部80と、不揮発性記憶部90とを備える。通信部70は、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)のネットワークインタフェース、USB(Universal Serial Bus)のシリアルインタフェースやパラレルインタフェースである。ネットワークインタフェースは、管理装置500と接続され、シリアルインタフェースやパラレルインタフェースは、発泡装置310、二次元画像形成装置320やバーコードリーダ315と接続される。
揮発性記憶部80は、RAM(Random Access Memory)であり、ワークメモリとして使用される。不揮発性記憶部90は、HDD(Hard Disk Drive)やROM(Read Only Memory)であり、OS91、アプリケーションプログラム92、プリンタドライバ93等を格納する。表示操作部150は、制御装置100に接続されるタッチパネルであり、二次元画像を表示する表示手段と、操作者が入力する入力手段とを備える。
発泡装置310は、熱で発泡(膨張)する発泡インク層(熱膨張層410(図3))を一面側に積層した媒体としての熱膨張性シート400(図2)の片面又は両面を加熱するために、発熱器具(加熱器具)としてのハロゲンランプ(不図示)を備えている。発泡装置310は、熱膨張性シート400を搬送する搬送速度Vや、ハロゲンランプの入力電力等を可変できるように構成されている。ここで、ハロゲンランプは、矩形波電圧のピーク値やデューティの可変により入力電力(平均入力電力)を可変することができる。これにより、発泡装置310は、熱膨張性シート400の加熱量(単位面積・単位時間当りの加熱量)を可変することができるように構成されている。また、発泡装置310は、バーコードリーダ315を備え、バーコードリーダ315が熱膨張性シート400の裏面に付されたバーコード420(図4)を読み取るように構成されている。
図2は、発泡装置の構成図である。
発泡装置310は、給紙部311と、センサ313と、駆動ローラ314b,314dと、従動ローラ314a,314cと、バーコードリーダ315と、光照射ユニット316と、モータ317と、上ガイド318aと、下ガイド318bとを備える。ここで、給紙部311は、熱膨張性シート400を搬送路に給紙するものであり、ミラー312を備える。センサ313は、入口センサ313aと、出口センサ313bとを備える。光照射ユニット316は、ハロゲンランプ316aと、反射鏡316bと、冷却ファン316cと、温度センサ316dとを備える。
光照射ユニット316の冷却ファン316cは、反射鏡316bを空冷する。温度センサ316dは、反射鏡316bの背面温度を計測する。反射鏡316bは、ハロゲンランプ316aが発生した可視光領域や近赤外領域の光(電磁波)を反射する放物面反射鏡である。ハロゲンランプ316a、及び反射鏡316bは、熱膨張性シート400に可視光や近赤外光を照射し、加熱する光照射手段(加熱手段)である。カーボンブラックを含む黒色インクが印刷された熱膨張性シート400に光を照射すると、黒色インクが印刷された部分では、黒色インクが印刷されていない部分に比べて、より効率良く光が熱に変換される。そのため、熱膨張層410のうち、黒色インクが印刷された領域が主に加熱されて、その結果、熱膨張層410は、黒色インクが印刷された領域が膨張する。
バーコードリーダ315は、熱膨張性シート400の裏面に付された識別子としてのバーコード420(図4)を読み取る識別子読み取り手段である。ここで、バーコード420は、熱膨張性シート400の搬送方向に対して直角方向に長く付されているとする。まず、熱膨張性シート400の裏側が下方向を向くように給紙部311の載置位置に載置されているとする。このとき、バーコードリーダ315は、熱膨張性シート400の表面をミラー312で反射させて読み取ることになるので、裏面に付されているバーコード420を読み取ることができない。このため、バーコード読取制御手段20(図1)は、表面が上を向いていると仮判定し、熱膨張性シート400を搬送方向に進行させる。すると、バーコードリーダ315は、熱膨張性シート400の裏面に付されているバーコード420を読み取ることができるようになる。このとき、バーコード読取制御手段20は、表面が上方向を向いていると正式判定する。
次に、熱膨張性シート400の裏側が上方向を向くように給紙部311の載置位置に載置されているとする。このとき、バーコードリーダ315は、熱膨張性シート400の裏面に付されているバーコード420の画像を鏡像にして読み取ることができる。このため、バーコード読取制御手段20は、裏面が上方向を向いていると仮判定し、熱膨張性シート400を搬送方向に進行させる。そして、バーコードリーダ315は、ミラー312を介することなく、熱膨張性シート400の表面を直接読み取るが、所定時間内に、バーコード420を読み取ることができずに、バーコード読取制御手段20は、裏面が上方向を向いていると正式判定する。
なお、画像形成制御手段40(図1)は、熱膨張性シート400の表面を上を向けるべきときに、熱膨張性シート400の裏面が上を向いていたり、熱膨張性シート400の裏面を上を向けるべきときに、熱膨張性シート400の表面が上を向いていたりしたとき、エラー表示を表示操作部150に表示させる。
バーコード420(図4)は、熱膨張層410の厚みtのバラツキに対応して、値が決められている。つまり、バーコード420は、熱膨張層410の厚みtや範囲を特定することができる。なお、識別子読み取り手段は、バーコード420だけでなく、マークを読み取る撮像素子であっても構わない。
入口センサ313aは、熱膨張性シート400の先端が駆動ローラ314b、及び従動ローラ314aの直前に到達したことと、熱膨張性シート400の後端が駆動ローラ314b、及び従動ローラ314aの直前に到達したことを検知する。また、バーコード420が、搬送方向端部に付されているときは、バーコード読取制御手段20(図1)は、入口センサ313aによる熱膨張性シート400の先端が到達したタイミングと、バーコードリーダ315がバーコード420を読み取ったタイミングとの時間差の大小から熱膨張性シート400の表面と裏面とを判別することができる。
従動ローラ314a,314c、及び駆動ローラ314b,314dは、熱膨張性シート400の端部を上下から挟み込んで搬送する。駆動ローラ314b,314dは、モータ317によって駆動される。上ガイド318aと下ガイド318bとは、格子状に形成されており、搬送路の上下から熱膨張性シート400をガイドする。なお、上ガイド318aは、熱膨張性シート400に強い影を落とさないように、傾斜して設けられている。これによりハロゲンランプ316aの直下において、上ガイド318aと熱膨張性シート400とは所定距離だけ離れているので、強い影を落とすことはない。
出口センサ313bは、熱膨張性シート400の先端が駆動ローラ314d、及び従動ローラ314cから排出されたことや、熱膨張性シート400の後端が駆動ローラ314d、及び従動ローラ314cから排出されたことを検知する。
二次元画像形成装置320は、媒体としての熱膨張性シート400の特定部位を発泡(膨張)させるために、カーボンを含む黒色インク(黒色現像剤)で黒色印刷(描画)したり、熱膨張性シート400の全面をCMY(シアン・マゼンタ・イエロー)のインク(現像剤)でカラー印刷したりするインクジェットプリンタである。ここで、熱膨張性シート400は、加熱によって膨張(発泡)する熱膨張層410が台紙としての基材415の表面に設けられたシート状の媒体である。二次元画像形成装置320は、媒体の表面の膨張層を部分的に膨張させる特定部位の画像データ(表面データ)と該媒体の裏面から膨張層を部分的に膨張させる画像データ(裏面データ)と、カラー画像データとが必要である。ここで、表面データ、及び裏面データの画像データは、黒色印刷により、熱膨張層410を膨張させる発泡データでもある。すなわち、黒色印刷は、熱膨張性シート400(発泡用紙)を部分的に膨張させて、熱膨張性シート400の表面の凹凸(起伏)により立体形状を表現させるために行う。
また、二次元画像形成装置250は、熱膨張性シート400の表面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである表面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。同様に、熱膨張性シート10の裏面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである裏面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。また、カーボンブラックを含む黒色インクは、電磁波(光)を熱に変換する材料の一例である。なお、電磁波を熱に変換する材料としては、これ以外を利用してもよい。黒色インクの濃度がより濃く形成された部分ほど、熱膨張層の膨張高さは高くなる。このため、黒色インクの濃度は、目標高さに対応するように濃淡が決定される。
なお、ハロゲンランプ316a(図2)は、近赤外光を強く発生するので、黒色(カーボン)を強く加熱し、CMYのカラー印刷箇所では加熱量が少ない。このため、熱膨張層410を有した媒体は、黒色印刷された特定部位のみ発泡(膨張)する。言い換えれば、二次元画像形成装置320は、電磁波としての近赤外光を熱に変換する電磁波熱変換層(黒色層)を印刷する。ここで、黒色印刷する現像剤としてのインクは、カーボンを含み、CMYのインクは、カーボンを含んでいない。このため、CMYを混色した黒色は、発熱量が少ない。
管理装置500は、ネットワークNWを介して制御装置100と接続されるものであり、バーコード420に対応して、熱膨張性シート400の製造ロット番号や厚みの範囲を格納する。熱膨張性シート400は、熱膨張層410の厚みtが温度や湿度でバラツキ易いので、製造ロット毎に厚みの範囲が異なる。このため、管理装置500は、バーコード420を用いて、製造ロット番号や厚みの範囲を管理している。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)であり、アプリケーションプログラム92を実行することにより、バーコード読取制御手段20と、加熱条件設定手段30と、画像形成制御手段40と、表示操作制御手段50と、通信制御部60との機能を実現する。
バーコード読取制御手段20は、バーコード420(図4)をバーコードリーダ315に読み込ませる制御手段である。
加熱条件設定手段30は、発泡装置310の内部で搬送される熱膨張性シート400の搬送速度、ハロゲンランプの入力電力や、黒色の現像剤画像の濃度等を設定して、熱膨張性シート400の加熱量(単位面積・単位時間当りの加熱量)を可変するように構成されている。加熱条件設定手段30は、バーコード420に応じて、加熱量を設定するように構成されており、熱膨張層410の厚みtに応じて、単位面積当りの加熱量が設定される。
画像形成制御手段40は、立体画像形成装置300を制御する。つまり、画像形成制御手段40は、プリンタドライバ93を介して二次元画像形成装置320を制御すると共に、発泡装置310を制御する。ここで、画像形成制御手段40は、二次元画像形成装置320を制御する場合は、「媒体の表面側を上にして、二次元画像形成装置320の載置台に載置する」旨の画像を表示操作部150に表示させ、表面データを用いて媒体に画像形成(印刷)させる。次に、画像形成制御手段40は、「媒体の裏面側を上にして、二次元画像形成装置320の載置台に載置する」旨の画像を表示操作部150に表示させ、裏面データを用いて媒体に画像形成させる。次に、画像形成制御手段40は、図7のフローチャートを起動させて、発泡装置310に媒体を加熱させる。
表示操作制御手段50は、入力画面や、二次元画像形成装置によって形成される画像の編集画面を表示操作部150に表示させる機能と、該入力画面を用いて入力させる入力機能とを備える。
通信制御部60は、通信部70を制御する制御手段である。また、通信制御部60は、通信部70を介して、二次元画像形成装置320をUSB(Universal Serial Bus)制御し、発泡装置310をパラレルI/FやシリアルI/Fで制御し、表示操作部150にデジタル映像信号を送信する。ここで、通信制御部60が二次元画像形成装置320を制御するときは、プリンタドライバ93が使用される。また、通信制御部60は、ネットワークNWを介して管理装置500と通信を行う機能を有する。
図3は、熱膨張性シートの断面図である。
熱膨張性シート400は、台紙としての基材415に熱膨張層410としての発泡インクが塗布されている発泡シートである。熱膨張層410は、バインダと、バインダ内に分散配置された熱膨張剤と、を含む。バインダは、酢酸ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等の熱可塑性樹脂である。熱膨張剤は、具体的には、プロパン、ブタン等の低沸点で気化する物質を、熱可塑性樹脂の外殻に内包した、粒径が約5〜50μmの熱膨張性のマイクロカプセル(マイクロパウダー)である。熱膨張剤は、例えば80℃から120℃程度の温度に加熱されると、内包している物質が気化し、その圧力によって発泡及び膨張する。このようにして、熱膨張層102は、吸収した熱量に応じて膨張する。
図3(a)に示す熱膨張性シート401と、図3(b)に示す熱膨張性シート402とは、異なる製造ロットで製造されたものとし、熱膨張層411,412の厚みが異なる。つまり、熱膨張性シート401は、厚みdの基材415に厚みT1の熱膨張層411が塗布されており、厚みD1に形成されている。また、熱膨張性シート402は、厚みdの基材415に厚みT2の熱膨張層411が塗布されており、厚みD2に形成されている。なお、基材415の厚みdは、熱膨張性シート401と熱膨張性シート402とで、同一であるが、異なっていても構わない。
図4は、熱膨張性シートの裏面図である。
熱膨張性シート400(401,402)は、大きさが、例えば、A4サイズであり、裏面の片隅にバーコード420が長手方向に長く、印刷乃至貼付されている。バーコード420は、熱膨張性シート401の製造ロット番号、又は、熱膨張層410の厚みの範囲を示している。つまり、バーコード420が熱膨張層410の厚みの範囲を示すものであれば、制御装置100は、バーコード420を読み取ることにより、熱膨張層410の厚みTの範囲を認識することができる。また、バーコード420が製造ロット番号を示す場合には、制御装置100は、バーコード420の情報を管理装置500に送信し、その応答を受信することにより、熱膨張層410の厚みTの範囲を認識することができる。
図5は、バーコードの一例を示す図である。
JANコードは、桁数が13桁の2種類の標準タイプと、小さな商品にのみ使用できる8桁の短縮タイプとがある。図4に示すJANコードは、GS1事業者コードが7桁のものであり、7桁のGS1事業者コード(JAN企業コード)421と、5桁の商品アイテムコード422と、チェックデジット423との3つの要素(領域)で構成されている。
図6,7は、現像剤画像の濃度と発泡(膨張)高さとの関係を示す図である。図6は、熱膨張層421の厚みT1の熱膨張性シート401を搬送する最適速度V1[mm/s]における関係を示し、図7は、熱膨張層422の厚みT2の熱膨張性シート402を搬送する最適速度V2[mm/s]における関係を示す。ここで、熱膨張性シート402の厚みT2は、熱膨張性シート401の厚みT1よりも厚く、熱膨張性シート402の最適速度V2は、熱膨張性シート401の最適速度V1より遅い。図6,7の縦軸は、発泡高さ[mm]であり、横軸は、カーボンを含有する黒色現像剤の濃度[%]である。つまり、図6,7は、最適速度V1,V2の場合において、黒色現像剤の濃度を変えたときの、熱膨張性シート401,402の発泡高さを示している。また、熱膨張層412が厚い熱膨張性シート402は、熱膨張性シート401よりも発泡高さが低くなる。
図6において、熱膨張層411の厚みT1の熱膨張性シート401、及び熱膨張層412の厚みT2の熱膨張性シート402を速度V1で加熱しながら搬送すると、熱膨張性シート401は、原点を通り、熱膨張性シート402は、原点を通らない。厚みT1の熱膨張性シート401は、濃度と発泡高さとが原点近傍で比例する速度V1を最適速度という。また、厚みT2の熱膨張性シート402は、熱膨張層412が厚いので、原点近傍の発泡高さが殆ど生じない。
一方、図7において、熱膨張層401の厚みT1を有する熱膨張性シート401、及び熱膨張層402の厚みT2を有する熱膨張性シート402を搬送速度V2で加熱しながら搬送すると、熱膨張性シート401は、原点を通らず、熱膨張性シート402は、原点を通る。厚みT2の熱膨張性シート402は、濃度と発泡高さとが原点近傍で比例する速度V2を最適速度という。また、厚みT1の熱膨張性シート401は、熱膨張層411が薄いので、原点でも発泡高さが生じる。
つまり、熱膨張性シート400(401,402)は、熱膨張層410(411,412)の厚みT(T1,T2)に応じて、最適速度V(V1,V2)が変化する。このため、熱膨張性シート400にバーコード420を付し、バーコード420から熱膨張層410の厚みTの情報を取得することにより、熱膨張性シート400を最適速度Vで搬送することができる。
また、熱膨張層410(411,412)の厚みT(T1,T2)は、製造時の温度や湿度で変化するので、製造ロットに対応したバーコード420を熱膨張性シート400に付し、バーコード420に対応した熱膨張層410の厚みTの範囲を管理装置500(図1)に問い合わせれば、制御装置100(図1)は、厚みTに最適な搬送速度で熱膨張性シート400を搬送することができる。
図8は、発泡装置の動作を説明するフローチャートであり、制御装置100が発泡装置310に行わせる動作を示している。
画像形成制御手段40は、搬送路に配設された用紙検出センサ(図示せず)を用いて、用紙検出の有無を判定する(S2)。発泡装置310に用紙(熱膨張性シート400)が差し込まれていなければ(S2でNo)、処理をS2に戻し、用紙検出の判定を繰り返す。作業者により発泡装置310に熱膨張性シート400が差し込まれれば(S2でYes)、画像形成制御手段40は、用紙の搬送を開始する(S4)。
S4の処理後、バーコード読取制御手段20は、前記したバーコードリーダ315を用いて、熱膨張性シート400の裏面に印刷乃至貼付されたバーコード420を、熱膨張性シート400の表面又は裏面から読み取る(S6)。S6の処理後、バーコード読取制御手段20は、表裏の何れか一方から読み取ったバーコード420から熱膨張層410の厚みTの情報を取得する(S8)。ここで、厚み情報取得手段65は、管理装置500(図1)に対して、バーコード420の情報を通信部70を介して送信し、その応答として、製造ロットに対応した熱膨張層410の厚みTの情報を受信しても構わない。
S8の処理後、バーコード読取制御手段20は、さらに、S6で読み取ったバーコード420が表面発泡用バーコードであると推認できるか否か判定する(S12)。ミラー312で反射させることなく、直接画像を読み取ったバーコード420であれば、バーコード読取制御手段20は、表面発泡用バーコードであると推認し(S12で推認)、画像形成制御手段40は、表発泡用にパラメータを設定する(S14)。このパラメータは、例えば、熱膨張層410の基準厚さT3(T1<T3<T2)に対応した最適搬送速度V3におけるハロゲンランプの入力電力である。一方、ミラー312で反射させた反射画像(鏡像)を読み取ったバーコード420であれば、バーコード読取制御手段20は、裏面発泡用バーコードであると推認し(S12で表面発泡用バーコードとして非推認)、画像形成制御手段40は、裏発泡用のパラメータを設定する(S16)。
なお、ミラー312での反射の有無で、表面発泡用バーコードであるか否か推認したが、熱膨張性シート400の両面にバーコード420を付し、バーコード420に表裏の情報を持たせても構わない。このとき、熱膨張性シート400の表面に付すバーコード420は、熱で脱色する染料を用いても構わない。
S14又はS16の処理後、加熱条件設定手段30は、S8で取得した厚みTの情報と基準厚さT1とを比較する(S18)。バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3以下であれば(S18でYes)、加熱条件設定手段30は、搬送速度VをV1に設定する(S20)。一方、バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3を超えていれば(S18でNo)、加熱条件設定手段30は、搬送速度VをV2に設定する(S22)。
このS20,S22において、加熱条件設定手段30は、表発泡用に適した搬送速度V1a,V2aに設定したり、裏発泡用に適した搬送速度V1b,V2bに設定しても構わない。つまり、加熱条件は、表面発泡且つ、T≦T3のとき、搬送速度V1aに設定され、表面発泡、且つ、T>T3のとき、搬送速度V2aに設定され、裏面発泡、且つ、厚さT≦T3のとき、搬送速度V1bに設定され、裏面発泡、且つ厚さT>T3のとき、搬送速度V2bに設定される。
S20又はS22の処理後、画像形成制御手段40は、熱膨張性シート400を、設定された搬送速度V(=V1,V2)で搬送しつつ、ハロゲンランプで加熱させる(S24)。そして、画像形成制御手段40は、加熱処理を終了する。この加熱処理により、熱膨張性シート400は、熱膨張層410(図3)の黒色印刷部分が膨張(発泡)し、立体画像が形成される。
以上説明したように、本実施形態の立体画像形成システム1000は、発泡装置310のバーコードリーダ315が熱膨張性シート400の裏面に付されたバーコード420を読み込み、制御装置100がバーコード420により特定される熱膨張層410の厚みTを特定し、発泡装置310がその厚みTに対応する最適な搬送速度V1,V2で熱膨張性シート400を加熱しつつ、搬送する。
また、立体画像形成システム1000は、バーコード420が製造ロットを特定しているときには、制御装置100は、読み取ったバーコード420の情報を管理装置500(図1)に送信し、熱膨張層410の厚みTの情報を受信する。そして、発泡装置310は、厚みTに対応する最適な搬送速度V1,V2で熱膨張性シート400を加熱しつつ、搬送する。
(第2実施形態)
前記第1実施形態は、熱膨張層410の厚みTに応じて、発泡装置310の搬送速度を可変したが、二次元画像形成装置320が画像形成する黒色現像剤画像の濃度を変えても構わない。
図9は、本発明の第2実施形態である立体画像形成システムの構成図である。
本実施形態の立体画像形成システム1001は、二次元画像形成装置320がバーコードリーダ325を備えている点で、第1実施形態の立体画像形成システム1000と相違する。
図10は、二次元画像形成の動作を説明するフローチャートフローチャートであり、制御装置100が二次元画像装置320に行わせる動作を示している。
画像形成制御手段40は、搬送路に配設された用紙検出センサ(図示せず)を用いて、用紙検出の有無を判定する(S2)。発泡装置310に用紙(熱膨張性シート400)が差し込まれていなければ(S2でNo)、処理をS2に戻し、用紙検出の判定を繰り返す。作業者により発泡装置310に熱膨張性シート400が差し込まれれば(S2でYes)、画像形成制御手段40は、用紙の搬送を開始する(S4)。
S4の処理後、バーコード読取制御手段20は、バーコードリーダ315を用いて、熱膨張性シート400の裏面に印刷乃至貼付されたバーコード420を、熱膨張性シート400の表面又は裏面から読み取る(S6)。S6の処理後、バーコード読取制御手段20は、表裏の何れか一方から読み取ったバーコード420から熱膨張層410の厚みTの情報を取得する(S8)。ここで、厚み情報取得手段65は、管理装置500(図1)に対して、バーコード420の情報を通信部70を介して送信し、その応答として、製造ロットに対応した熱膨張層410の厚みTの情報を受信しても構わない。
S8の処理後、バーコード読取制御手段20は、さらに、S6で読み取ったバーコード420が表面発泡用バーコードであると推認できるか否か判定する(S12)。ミラー312で反射させることなく、直接画像を読み取ったバーコード420であれば、バーコード読取制御手段20は、表面発泡用バーコードであると推認し(S12で推認)、画像形成制御手段40は、表発泡用にパラメータを設定する(S14)。このパラメータは、例えば、熱膨張層410の基準厚さT3(T1<T3<T2)に対応した発泡装置310の最適搬送速度V3におけるハロゲンランプの入力電力や、二次元画像形成装置320の現像剤画像の基準濃度である。一方、ミラー312で反射させた反射画像(鏡像)を読み取ったバーコード420であれば、バーコード読取制御手段20は、裏面発泡用バーコードであると推認し(S12で表面発泡用バーコードとして非推認)、画像形成制御手段40は、裏発泡用のパラメータを設定する(S16)。
なお、ミラー312での反射の有無で、表面発泡用バーコードであるか否か推認したが、熱膨張性シート400の両面にバーコード420を付し、バーコード420に表裏の情報を持たせても構わない。このとき、熱膨張性シート400の表面に付すバーコード420は、熱で脱色する染料を用いても構わない。
S14又はS16の処理後、加熱条件設定手段30は、S8で取得した厚みTの情報と基準厚さT1とを比較する(S18)。バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3以下であれば(S18でYes)、画像形成制御手段40は、黒色現像剤画像の濃度を基準濃度よりも低く設定する(S30)。一方、バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3を超えていれば(S18でNo)、画像形成制御手段40は、黒色現像剤画像の濃度を基準濃度よりも高く設定する(S32)。
このS30,S32において、画像形成制御手段40は、表発泡用に適した黒色画像濃度に設定したり、裏発泡用に適した黒色画像濃度に設定しても構わない。
S30又はS32の処理後、画像形成制御手段40は、二次元画像形成装置320を制御し、熱膨張性シート400を設定された濃度で、黒色現像剤の画像形成を行わせる(S34)。そして、画像形成制御手段40は、画像形成処理を終了する。そして、前記第1実施形態で説明した図8のフローを起動し、制御装置100は、発泡装置310を制御し、二次元画像形成された熱膨張性シート400に対して、加熱発泡処理を行う。これにより、熱膨張性シート400は、熱膨張層410(図3)の黒色印刷部分が膨張(発泡)し、立体画像(造形物)が形成される。
以上説明したように、本実施形態の立体画像形成システム1001は、二次元画像形成装置320のバーコードリーダ325が熱膨張性シート400の裏面に付されたバーコード420を読み込み、制御装置100がバーコード420により特定される熱膨張層410の厚みTを特定し、二次元画像形成装置320がその厚みTに対応する最適な濃度の黒色現像剤で熱膨張性シート400に二次元画像形成する。
(変形例)
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記実施形態の発泡装置310は、ミラー312(図2)を設け、バーコードリーダ315がバーコード420の位置を検出することにより、バーコード読取制御手段20(図1)がバーコード420の付された面を判別した。発泡装置310は、ミラー312を設けることなく、熱膨張性シート400の搬送面に対して、ハロゲンランプの反対側に設けた、バーコードリーダ315がバーコード420の直接画像のみを検出するように構成しても構わない。
(2)前記第1実施形態は、熱膨張性シート400の厚みに応じて、搬送速度Vを変化させたが(S20,S22)、ミラー312を設けることなくバーコードリーダ315のみを用い、バーコード420の有無情報に応じて、発泡用のパラメータを設定しても構わない。この場合は、加熱条件設定手段30は、加熱条件(表裏の何れを加熱面にするかに応じての黒色現像剤画像の濃度や搬送速度等のパラメータ)を設定することになる(S14,S16)。
前記したフローチャート(図8)において、画像形成制御手段40(図1)は、バーコード読取制御手段20が表面発泡用バーコードであると推認すると(S12で「推認」)、表発泡用のパラメータを設定する(S14)。一方、バーコード読取制御手段20が表面発泡用バーコードであると推認しなければ(S12で「非推認」)、画像形成制御手段40は、裏発泡用のパラメータを設定する(S16)。また、バーコード420は、表裏の情報を持たせたものであるとき、熱膨張性シート400の表裏を特定するものであり、加熱条件設定手段30は、バーコード420の情報から特定した熱膨張性シート400の面に応じて、加熱条件(黒色現像剤画像の濃度や搬送速度等のパラメータ)を設定することになる(S14,S16)。なお、識別子は、バーコード420でなくても、識別マークであっても構わない。
(3)前記第1実施形態のフローチャート(図8)では、加熱条件設定手段30は、熱膨張層410の厚みTの情報と基準厚さT3(T1<T3<T2)とを比較し(S18)、その大小関係に応じて、搬送速度Vを最適速度V1,V2の何れかに設定した(S20,S22)。ここで、加熱条件設定手段30は、取得した厚みTの情報と3つの基準厚さT3,T4,T5(T1<T3<T4<T5<T2)と比較することもできる。この場合、加熱条件設定手段30は、例えば、T1<T<T3のとき最適速度V1に設定し、T3≦T<T4のとき最適速度V2に設定し、T4≦T<T5のとき最適速度V3に設定し、T5≦T<T2のときに最適速度V4に設定することになる。この場合、厚みTの情報をバーコード420で取得するときには、少なくとも2ビット必要になる。
(4)前記第1実施形態の発泡装置310は、搬送速度Vや、ハロゲンランプ316aの入力電力(矩形波の電圧やデューティ)を可変できるように構成されていたが、加熱条件設定手段30が黒色現像剤の印刷濃度を調整しても構わない。また、発泡装置310は、ハロゲンランプ316aと搬送路との間隔を変えたり、反射鏡316bとハロゲンランプ316aとの間隔を変える駆動機構を設けても構わない。また、冷却ファン316cの回転速度を変えたり、遮熱板を設けたりして、熱膨張性シート400の加熱温度を制御しても構わない。
(5)前記実施形態のバーコード420は、熱膨張層420の厚さTの情報を持たせるようにしたが、加熱条件としての搬送速度V、ハロゲンランプ316aの入力電圧や、基準速度や基準電圧に対する比率の情報をバーコード420に持たせても構わない。
(6)前記実施形態の二次元画像形成装置320(図1)は、インク(液体現像剤)を用紙に噴射するインクジェットプリンタとしたが、現像剤としてのトナーを帯電により用紙に転写する電子写真方式であっても構わない。
(7)前記実施形態は、熱膨張性シート400の裏面にバーコード420を付したが、表裏の判別を行うことなく、熱膨張層410の厚みtを識別するのであれば、熱膨張性シート400に識別子としてのICタグを設けても構わない。
(8)前記実施形態のバーコードリーダ315(図2)は、熱膨張性シート400の一方の面に印刷乃至貼付されたバーコード420(図4)を読み取ることとしたが、熱膨張性シート400の夫々の面(表面及び裏面)に表面及び裏面を識別するためのバーコード420a、420bが印刷乃至貼付されていることとしてもよい。これにより、両面に付されたバーコード420a、420bは、熱膨張性シート400の表面及び裏面を特定する機能を有する。なお、熱膨張性シート400の一方の面に印刷乃至貼付されたバーコード420は、熱膨張性シート400の表面及び裏面の何れか一方を特定する機能を有する。
(9)前記実施形態のバーコード420は、熱膨張性シート401の製造ロット番号、又は、熱膨張層410の厚みの範囲を示していたが、基材の厚さd、基材415の厚さdと熱膨張層411の厚さとの比率や、紙の質(素材)等の情報を含めてもよい。これらの厚み情報や他の情報に応じて、加熱条件が設定される。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムであって、
前記熱膨張性シートに付された識別子を検出する識別子検出手段と、
前記識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件を設定する加熱条件設定手段と
を備えることを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項2>
請求項1に記載の立体画像形成システムであって、
前記識別子は、前記熱膨張層の厚みを特定するものであり、
前記加熱条件設定手段は、前記識別子から特定した前記熱膨張層の厚みに応じて、前記加熱条件を設定する
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項3>
請求項1又は請求項2に記載の立体画像形成システムであって、
前記識別子は、前記熱膨張性シートの表面又は裏面を特定するものであり、
前記加熱条件設定手段は、前記識別子から特定した前記熱膨張性シートの面に応じて、前記加熱条件を設定する
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項4>
請求項1に記載の立体画像形成システムであって、
前記識別子は、前記熱膨張性シートの製造ロットを特定する識別子であり、
前記製造ロット情報を管理サーバに送信し、前記製造ロット情報から当該熱膨張性シートに対する前記熱膨張層の厚み情報を受信する通信手段をさらに備え、
前記加熱条件設定手段は、前記受信した厚み情報に応じて、当該熱膨張性シートを加熱する前記加熱条件を設定する
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項5>
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
前記加熱条件は、前記熱膨張性シートの搬送速度、又は前記熱膨張性シートを加熱するときの加熱電力である
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項6>
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
前記熱膨張性シートに対してカーボンを含有するインク又は現像剤の現像剤画像を形成する二次元画像形成装置をさらに備え、
前記識別子検出手段は、前記二次元画像形成装置に備えられ、
前記加熱条件設定手段は、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件として、前記現像剤画像の濃度を設定する
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項7>
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
前記熱膨張性シートに近赤外光を照射するランプ及び反射鏡をさらに備え、
前記加熱条件は、前記ランプと前記反射鏡との間隔である
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項8>
請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の立体画像形成システムであって、
前記識別子は、識別コード又は識別マークである
ことを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項9>
一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムのコンピュータに機能を実現させる立体画像形成プログラムであって、
前記熱膨張性シートに付された識別子を検出する識別子検出手段と、
前記検出された識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件を設定する加熱条件設定手段と、
の機能を実現させることを特徴とする立体画像形成プログラム。
10 制御部
20 バーコード読取制御手段(厚み情報取得手段)
30 加熱条件設定手段
40 画像形成制御手段
50 表示操作制御手段
60 通信制御部
65 厚み情報取得手段
92 アプリケーションプログラム
100 制御装置
300 立体画像形成装置
310 発泡装置
311 給紙部
312 ミラー
313 センサ
313a 入口センサ
313b 出口センサ
314 ローラ
314a,314c 従動ローラ
314b,314d 駆動ローラ
315 バーコードリーダ(識別子検出手段)
316 光照射ユニット
316a ハロゲンランプ
316b 反射鏡
316c 冷却ファン
316d 温度センサ
317 モータ
318a 上ガイド
318b 下ガイド
320 二次元画像形成装置
325 バーコードリーダ
400,401,402 熱膨張性シート(発泡シート)
410,411,412 熱膨張層(発泡インク層)
415 基材(台紙)
420 バーコード
500 管理装置
1000,1001 立体画像形成システム
特開2001-150812号公報
また、二次元画像形成装置320は、熱膨張性シート400の表面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである表面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。同様に、熱膨張性シート400の裏面において発泡及び膨張させる部分を示すデータである裏面データに基づき、黒色インクを用いて印刷する。また、カーボンブラックを含む黒色インクは、電磁波(光)を熱に変換する材料の一例である。なお、電磁波を熱に変換する材料としては、これ以外を利用してもよい。黒色インクの濃度がより濃く形成された部分ほど、熱膨張層の膨張高さは高くなる。このため、黒色インクの濃度は、目標高さに対応するように濃淡が決定される。
画像形成制御手段40は、立体画像形成装置300を制御する。つまり、画像形成制御手段40は、プリンタドライバ93を介して二次元画像形成装置320を制御すると共に、発泡装置310を制御する。ここで、画像形成制御手段40は、二次元画像形成装置320を制御する場合は、「媒体の表面側を上にして、二次元画像形成装置320の載置台に載置する」旨の画像を表示操作部150に表示させ、表面データを用いて媒体に画像形成(印刷)させる。次に、画像形成制御手段40は、「媒体の裏面側を上にして、二次元画像形成装置320の載置台に載置する」旨の画像を表示操作部150に表示させ、裏面データを用いて媒体に画像形成させる。次に、画像形成制御手段40は、図のフローチャートを起動させて、発泡装置310に媒体を加熱させる。
図3は、熱膨張性シートの断面図である。
熱膨張性シート400は、台紙としての基材415に熱膨張層410としての膨張インクが塗布されている膨張シートである。熱膨張層410は、バインダと、バインダ内に分散配置された熱膨張剤と、を含む。バインダは、酢酸ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等の熱可塑性樹脂である。熱膨張剤は、具体的には、プロパン、ブタン等の低沸点で気化する物質を、熱可塑性樹脂の外殻に内包した、粒径が約5〜50μmの熱膨張性のマイクロカプセル(マイクロパウダー)である。熱膨張剤は、例えば80℃から120℃程度の温度に加熱されると、内包している物質が気化し、その圧力によって発泡及び膨張する。このようにして、熱膨張層410は、吸収した熱量に応じて膨張する。
図3(a)に示す熱膨張性シート401と、図3(b)に示す熱膨張性シート402とは、異なる製造ロットで製造されたものとし、熱膨張層411,412の厚みが異なる。つまり、熱膨張性シート401は、厚みdの基材415に厚みT1の熱膨張層411が塗布されており、厚みD1に形成されている。また、熱膨張性シート402は、厚みdの基材415に厚みT2の熱膨張層412が塗布されており、厚みD2に形成されている。なお、基材415の厚みdは、熱膨張性シート401と熱膨張性シート402とで、同一であるが、異なっていても構わない。
図5は、バーコードの一例を示す図である。
JANコードは、桁数が13桁の2種類の標準タイプと、小さな商品にのみ使用できる8桁の短縮タイプとがある。図に示すJANコードは、GS1事業者コードが7桁のものであり、7桁のGS1事業者コード(JAN企業コード)421と、5桁の商品アイテムコード422と、チェックデジット423との3つの要素(領域)で構成されている。
図6,7は、現像剤画像の濃度と膨張(発泡)高さとの関係を示す図である。図6は、熱膨張層411の厚みT1の熱膨張性シート401を搬送する最適速度V1[mm/s]における関係を示し、図7は、熱膨張層412の厚みT2の熱膨張性シート402を搬送する最適速度V2[mm/s]における関係を示す。ここで、熱膨張層412の厚みT2は、熱膨張層411の厚みT1よりも厚く、熱膨張性シート402の最適速度V2は、熱膨張性シート401の最適速度V1より遅い。図6,7の縦軸は、膨張高さ[mm]であり、横軸は、カーボンを含有する黒色現像剤の濃度[%]である。つまり、図6,7は、最適速度V1,V2の場合において、黒色現像剤の濃度を変えたときの、熱膨張性シート401,402の膨張高さを示している。また、熱膨張層412が厚い熱膨張性シート402は、熱膨張性シート401よりも膨張高さが低くなる。
一方、図7において、熱膨張層411の厚みT1を有する熱膨張性シート401、及び熱膨張層412の厚みT2を有する熱膨張性シート402を搬送速度V2で加熱しながら搬送すると、熱膨張性シート401は、原点を通らず、熱膨張性シート402は、原点を通る。厚みT2の熱膨張性シート402は、濃度と膨張高さとが原点近傍で比例する速度V2を最適速度という。また、厚みT1の熱膨張性シート401は、熱膨張層411が薄いので、原点でも膨張高さが生じる。
S14又はS16の処理後、加熱条件設定手段30は、S8で取得した厚みTの情報と基準厚さT3とを比較する(S18)。バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3以下であれば(S18でYes)、加熱条件設定手段30は、搬送速度VをV1に設定する(S20)。一方、バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3を超えていれば(S18でNo)、加熱条件設定手段30は、搬送速度VをV2に設定する(S22)。
図10は、二次元画像形成装置の動作を説明するフローチャートフローチャートであり、制御装置100が二次元画像装置320に行わせる動作を示している。
画像形成制御手段40は、搬送路に配設された用紙検出センサ(図示せず)を用いて、用紙検出の有無を判定する(S2)。発泡装置310に用紙(熱膨張性シート400)が差し込まれていなければ(S2でNo)、処理をS2に戻し、用紙検出の判定を繰り返す。作業者により発泡装置310に熱膨張性シート400が差し込まれれば(S2でYes)、画像形成制御手段40は、用紙の搬送を開始する(S4)。
S14又はS16の処理後、加熱条件設定手段30は、S8で取得した厚みTの情報と基準厚さT3とを比較する(S18)。バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3以下であれば(S18でYes)、画像形成制御手段40は、黒色現像剤画像の濃度を基準濃度よりも低く設定する(S30)。一方、バーコード420から取得した厚みTが基準厚さT3を超えていれば(S18でNo)、画像形成制御手段40は、黒色現像剤画像の濃度を基準濃度よりも高く設定する(S32)。

Claims (9)

  1. 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムであって、
    前記熱膨張性シートに付された識別子を検出する識別子検出手段と、
    前記識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件を設定する加熱条件設定手段と
    を備えることを特徴とする立体画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の立体画像形成システムであって、
    前記識別子は、前記熱膨張層の厚みを特定するものであり、
    前記加熱条件設定手段は、前記識別子から特定した前記熱膨張層の厚みに応じて、前記加熱条件を設定する
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の立体画像形成システムであって、
    前記識別子は、前記熱膨張性シートの表面又は裏面を特定するものであり、
    前記加熱条件設定手段は、前記識別子から特定した前記熱膨張性シートの面に応じて、前記加熱条件を設定する
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  4. 請求項1に記載の立体画像形成システムであって、
    前記識別子は、前記熱膨張性シートの製造ロットを特定する識別子であり、
    前記製造ロットの情報を管理サーバに送信し、前記製造ロットの情報から当該熱膨張性シートに対する前記熱膨張層の厚み情報を受信する通信手段をさらに備え、
    前記加熱条件設定手段は、前記受信した厚み情報に応じて、当該熱膨張性シートを加熱する前記加熱条件を設定する
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
    前記加熱条件は、前記熱膨張性シートの搬送速度、又は前記熱膨張性シートを加熱するときの加熱電力である
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
    前記熱膨張性シートに対してカーボンを含有するインク又は現像剤の現像剤画像を形成する二次元画像形成装置をさらに備え、
    前記識別子検出手段は、前記二次元画像形成装置に備えられ、
    前記加熱条件設定手段は、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件として、前記現像剤画像の濃度を設定する
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の立体画像形成システムであって、
    前記熱膨張性シートに近赤外光を照射するランプ及び反射鏡をさらに備え、
    前記加熱条件は、前記ランプと前記反射鏡との間隔である
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の立体画像形成システムであって、
    前記識別子は、識別コード又は識別マークである
    ことを特徴とする立体画像形成システム。
  9. 一面側に熱膨張層を設けた熱膨張性シートを加熱して立体画像を形成させる立体画像形成システムのコンピュータに機能を実現させる立体画像形成プログラムであって、
    前記熱膨張性シートに付された識別子を検出する識別子検出手段と、
    前記検出された識別子に基づいて、前記熱膨張性シートを加熱する加熱条件を設定する加熱条件設定手段と、
    の機能を実現させることを特徴とする立体画像形成プログラム。
JP2017142423A 2016-12-12 2017-07-24 立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラム Active JP6638705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/719,105 US10703046B2 (en) 2016-12-12 2017-09-28 Shaping system, shaped object formation method, and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239985 2016-12-12
JP2016239985 2016-12-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018094907A true JP2018094907A (ja) 2018-06-21
JP6638705B2 JP6638705B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=62631734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017142423A Active JP6638705B2 (ja) 2016-12-12 2017-07-24 立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6638705B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110A (ja) * 1972-04-20 1974-01-05
US4268615A (en) * 1979-05-23 1981-05-19 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Method for producing relief
JPH0335542U (ja) * 1989-08-17 1991-04-08
JPH10111574A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2000211250A (ja) * 1998-11-20 2000-08-02 Canon Inc 被記録媒体およびこの被記録媒体を用いた画像形成方法
JP2001150812A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Minolta Co Ltd 発泡造形システム、発泡造形方法、印刷済みの発泡シートおよび発泡造形物
JP2003039648A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Konica Corp インクジェット記録装置およびインクジェット記録媒体
JP2004010710A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Sii P & S Inc 感熱性粘着シートの熱活性化装置およびプリンタ装置
JP2015071286A (ja) * 2013-09-06 2015-04-16 カシオ計算機株式会社 立体印刷装置及び立体画像形成方法並びに立体画像
JP2015205403A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 カシオ計算機株式会社 立体画像形成装置、立体画像形成方法及び立体画像形成プログラム
JP2016010956A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 カシオ計算機株式会社 立体形成における付与熱量制御方法並びにそれを用いた立体形成方法、立体形成装置及び立体形成プログラム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110A (ja) * 1972-04-20 1974-01-05
US4268615A (en) * 1979-05-23 1981-05-19 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Method for producing relief
JPH0335542U (ja) * 1989-08-17 1991-04-08
JPH10111574A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2000211250A (ja) * 1998-11-20 2000-08-02 Canon Inc 被記録媒体およびこの被記録媒体を用いた画像形成方法
JP2001150812A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Minolta Co Ltd 発泡造形システム、発泡造形方法、印刷済みの発泡シートおよび発泡造形物
JP2003039648A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Konica Corp インクジェット記録装置およびインクジェット記録媒体
JP2004010710A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Sii P & S Inc 感熱性粘着シートの熱活性化装置およびプリンタ装置
JP2015071286A (ja) * 2013-09-06 2015-04-16 カシオ計算機株式会社 立体印刷装置及び立体画像形成方法並びに立体画像
JP2015205403A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 カシオ計算機株式会社 立体画像形成装置、立体画像形成方法及び立体画像形成プログラム
JP2016010956A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 カシオ計算機株式会社 立体形成における付与熱量制御方法並びにそれを用いた立体形成方法、立体形成装置及び立体形成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6638705B2 (ja) 2020-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5672289B2 (ja) 立体画像形成装置及び立体画像形成方法
JP6708174B2 (ja) 立体物造形方法及びプログラム
JP2012171317A (ja) 立体印刷装置、立体印刷システム及び立体印刷方法
JP6536611B2 (ja) 膨張装置及び立体画像形成システム
US10703046B2 (en) Shaping system, shaped object formation method, and computer-readable storage medium
JP6791178B2 (ja) 照射装置、造形システム、照射方法及びプログラム
JP6638705B2 (ja) 立体画像形成システム、及び立体画像形成プログラム
CN108569044B (zh) 立体图像形成系统及方法以及计算机可读的存储介质
JP2017226114A (ja) 立体画像形成システム、および熱膨張性シート搬送方法
JP2018162915A (ja) 膨張装置、立体画像形成システム、熱膨張性シートの膨張方法及びプログラム
JP7081106B2 (ja) 造形システム、画像処理装置、造形物の製造方法及びプログラム
JP6891538B2 (ja) 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法
JP2019142198A (ja) 照射装置及び造形システム
JP6135805B2 (ja) 立体造形物の製造方法
JP7040586B2 (ja) 膨張装置、造形物製造システム、膨張装置の制御方法、プログラム及び造形物の製造方法
CN110356126B (zh) 电磁波照射机构
JP7070608B2 (ja) 電磁波照射機構、造形物製造システム、及び、造形物の製造方法
JP7283158B2 (ja) 造形物の製造方法、転写装置及び造形システム
JP7180116B2 (ja) 照射装置及び造形システム
JP7160131B2 (ja) 造形物の製造方法
JP2005329996A (ja) タグラベル作成装置用カートリッジ及びタグラベル作成装置
JP7062987B2 (ja) 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法
JP6972669B2 (ja) 熱膨張性シートの製造方法
JP2019059040A (ja) 造形システム、画像処理装置、造形物の製造方法及びプログラム
JP2020196634A (ja) 構造物製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6638705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150