JP2018094806A - 熱成形自動化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置調整を精度よく行わずとも、欠けやクラックの発生を防止して予備成形品を熱成形金型の型孔に挿入可能な熱成形自動化装置を提供すること。【解決手段】複数の型孔を有する熱成形金型の前記型孔に予備成形品を挿入する熱成形自動化装置において、前記熱成形金型の各型孔に挿入する各予備成形品が各型孔に対応した位置で保持する予備成形品保持治具と、前記予備成形品保持治具の上方に、ロボットのアームに昇降自在に懸架され、前記予備成形品に対応した位置に複数のパンチを配置した予備成形挿入治具と、を有し、前記予備成形品挿入治具は、下方に延びる位置決めピンを有し、前記予備成形保持治具は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合孔を有し、前記熱成形金型は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合穴を有するものとする。【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクブレーキパッドの熱成形工程において、複数の予備成形品を熱成形金型へ一括して挿入する熱成形自動化装置に関する。
ディスクブレーキパッドは、結合剤、有機充填材、無機充填材および繊維基材等を含む摩擦材が金属製の裏金に固着されたものであり、一般的に、結合剤、有機充填材、無機充填材および繊維基材等を含む摩擦材組成物を予備成形した予備成形品を熱成形プレス装置で加熱しながら押圧して熱成形するとともに裏金(バックプレート)と一体にした後、熱処理による硬化反応で硬度が整えられ、摩擦面の研磨や裏金への焼付け塗装が施されて製造される。
熱成形工程では摩擦材と裏金が140〜170℃に加熱した熱成形金型に投入され、樹脂の硬化反応で発生する水蒸気やガスを放出するための加圧と開放が何回か繰り返された後に、3〜8分程度の加圧と加熱により摩擦材と裏金の両者が固着されることにより、ディスクブレーキパッドの基本形状が形成される。このようなディスクブレーキパッドの熱成形工程においては、成形金型に複数個のキャビティを設けて、1回の熱圧成形で複数個の予備成形品を熱成形する、いわゆる多数個取りとすることで、生産効率を高めている。
さらに、多数個取りの熱成形工程においては、熱成形が完了した複数個の熱成形品の回収する作業と、次の熱成形のために複数個の予備成形品を配置するとともに複数個の裏金を配置する作業(段取り作業)に費やす時間(段取り時間)の短縮のため、複数個の熱成形品の回収を一括で行った後、予備成形品の挿入を一括で行い、次いで裏金の配置を一括で行うことが行われている(特許文献1)。
特許文献1の熱成形自動化装置について図1を参照して説明する。熱成形自動化装置20は、熱成形金型11の多数の型孔111に挿入する各予備成形品211が各型孔111に対応した位置で保持されるように配置した予備成形品保持治具21と、コンベア30から移送される予備成形品211を取り分けて整列する予備成形品切り出し部23と、予備成形品挿入治具22を懸架し、ガイド241およびこれと直行するガイド242に沿って移動可能な直交座標型ロボット24と、このロボット24によって排出された熱成形品を収納する排出ストッカ25とからなる。予備成形品挿入治具22は、予備成形品に対応した位置に複数のパンチが配置され、ロボット24により上下方向に駆動される。
このような熱成形自動化装置を用いて、熱成形完了後、熱成形プレス装置10から熱成形金型11が引き出され、熱成形金型11より熱成形を完了した複数個の熱成形品をロボット24によって一括回収する。次いで、熱成形金型11上に、予備成形品211を保持した予備成形品保持治具21を移動させるとともに、ロボット24を予備成形品保持治具21上に移動させ、ロボット24に懸架した予備成形品挿入治具22により予備成形品保持治具21が保持する予備成形品211を押圧して、予備成形品保持治具21より予備成形品211を下方に押し出すとともに、熱成形金型11の型孔111に予備成形品211を一括して挿入する。その後、ロボット24により別途整列した裏金212を一括して移動するとともに予備成形品211を挿入した熱成形金型11の型孔111に一括して配置する。これらの段取り作業が完了したら、熱成形金型11が熱成形プレス装置10に収容され、熱成形プレス装置10中で、複数個の予備成形品211と裏金212が熱成形される。
特開2005−036948号公報
熱成形自動化装置20は、熱成形プレス装置10の手前に配置されるが、熱成形金型11を交換するにあたっては、図2に示すように、リフター40等により、一旦、熱成形プレス装置10の前から移動される。熱成形金型11は、再度、熱成形プレス装置10の手前に移動され配置されるが、このとき、熱成形プレス装置10と熱成形自動化装置20の位置合わせの精度が重要となる。
すなわち、熱成形自動化装置20には、予備成形品保持治具21、および直交座標型ロボット24が組み付けられており、熱成形プレス装置10の手前に熱成形自動化装置20を再配置するにあたって、大まかな位置合わせは可能であるが、熱成形プレス装置10と熱成形自動化装置20の位置の僅かなずれが発生することにより、予備成形品211が熱成形金型11の型孔111にずれて挿入され、脆い予備成形品111に欠けやクラックが生じたり、ズレが大きい場合に、予備成形品211を熱成形金型11の型孔111に全く挿入できない事態が発生することとなる。また、予備成形品211が熱成形金型11の型孔111に挿入できない場合、裏金212も熱成形金型11の型孔112に挿入できないこととなる。このため、熱成形自動化装置20と熱成形プレス装置10の位置の微調整に多大な時間が必要となり、位置調整作業が生産性を低下させる原因となっている。
これらのことから、本発明は、熱成形プレス装置10と熱成形自動化装置20の位置調整を精度よく行わずとも、欠けやクラックの発生を防止して予備成形品111を熱成形金型11の型孔111に挿入可能な熱成形自動化装置を提供することを目的とする。
本発明の熱成形自動化装置は、特許文献1の改良にあたり、予備成形品挿入治具に下方に延びる位置決めピンを設けるとともに、予備成形品保持治具および熱成形金型に嵌合穴を設けて、予備成形品挿入治具の位置決めピンを予備成形品保持治具の嵌合穴に嵌合して挿通させることにより、予備成形品挿入治具と予備成形品保持治具の位置合わせを行うとともに、予備成形品挿入治具の位置決めピンをさらに熱成形金型の嵌合穴に挿入することで、予備成形品挿入治具と熱成形金型の位置合わせを行うことで上記課題を解決したことを骨子とする。
具体的に、本発明の熱成形自動化装置は、複数の型孔を有する熱成形金型の前記型孔に予備成形品を挿入する熱成形自動化装置において、前記熱成形金型の各型孔に挿入する各予備成形品が各型孔に対応した位置で保持する予備成形品保持治具と、前記予備成形品保持治具の上方に、ロボットのアームに昇降自在に懸架され、前記予備成形品に対応した位置に複数のパンチを配置した予備成形挿入治具と、を有し、前記予備成形品挿入治具は、下方に延びる位置決めピンを有し、前記予備成形保持治具は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合孔を有し、前記熱成形金型は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合穴を有することを特徴とする。
上記の熱成形自動化装置においては、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンを、前記予備成形品保持治具の前記嵌合孔に挿通することで前記予備成形品挿入治具と前記予備成形品保持治具の位置合わせを行うとともに、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンを、前記熱成形金型の前記嵌合穴に挿入することで、前記予備成形品挿入治具および前記予備成形品保持治具が、前記熱成形金型の位置決め穴に倣って位置決めされて所定の位置に配置される。
本発明の熱成形自動化装置においては、前記予備成形品挿入治具が、X軸方向および/またはY軸方向に移動可能かつθ方向回転可能な調整手段を介して前記ロボットのアームに接続されることが好ましい。
また、熱成形機本体に凹部もしくは凸部を設けるとともに、これに対応する凸部もしくは凹部を予備成形品挿入装置に設け、前記熱成形機本体の凹部もしくは凸部と、前記予備成形品挿入装置の凸部もしくは凹部を嵌合させることで熱成形機本体と予備成形品挿入装置の位置合わせを行うことが好ましい。
さらに、前記予備成形品挿入装置は、前記熱成形金型の角部の位置を認識する画像認識手段を備え、該画像認識手段により検出された熱成形金型の位置情報により前記ロボットの移動位置を補正することが好ましい。
本発明の熱成形自動化装置においては、予備成形品挿入治具の位置決めピンにより、予備成形品保持治具と熱成形金型の位置決めが自動的になされるため、熱成形自動化装置と熱成形プレス装置の位置の微調整に費やす時間を省いて、生産性を高めることができる。
従来の熱成形自動化装置の概略図である。 従来の熱成形自動化装置の課題を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置に用いる熱成形金型の構造を示す図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)のB−B断面の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置に用いる予備成形品挿入治具の構造を示す図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は図5(a)のA−A断面の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置に用いる予備成形品挿入治具の構造を示す図であり、図6(a)は斜視図、図6(b)は側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、初期状態を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具と予備成形品保持治具の位置合わせを行った後、予備成形品挿入治具の位置決めピンが、熱成形金型に設けた嵌合穴のテーパ部に当接した状態を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具、予備成形品保持治具および熱成形金型の位置合わせ動作を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具、予備成形品保持治具および熱成形金型の位置合わせを行った後、予備成形品挿入治具の予備成形品挿入パンチが予備成形品保持治具に保持された予備成形品に当接した状態を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品を熱成形金型の型穴に挿入した状態を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置による裏金挿入の動作を説明する模式図であり、初期状態を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置による裏金挿入の動作を説明する模式図であり、熱成形金型に設けた嵌合穴のテーパ部に当接した状態を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置による裏金挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具と熱成形金型の位置合わせ動作を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置による裏金挿入の動作を説明する模式図であり、裏金を熱成形金型の型穴に挿入した状態を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置における調整手段の例を示す模式図であり、図16(a)は転動体を用いた例、図16(b)はコイルバネを用いた例である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置に用いる予備成形品挿入治具の構造を示す図であり、図18(a)は斜視図、図18(b)は図18(a)のA−A断面の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置に用いる熱成形金型の構造を示す図であり、図19(a)は斜視図、図19(b)は図19(a)のB−B断面の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、初期状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具の位置決めピンが、熱成形金型に設けた嵌合穴のテーパ部に当接した状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具と熱成形金型の位置合わせ動作を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具と熱成形金型の位置合わせを行った後、予備成形品挿入治具の位置決めピンが、予備成形品保持治具に設けた嵌合穴のテーパ部に当接した状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具、予備成形品保持治具および熱成形金型の位置合わせ動作を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品挿入治具、予備成形品保持治具および熱成形金型の位置合わせを行った後、予備成形品挿入治具の予備成形品挿入パンチが予備成形品保持治具に保持された予備成形品に当接した状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置による予備成形品挿入の動作を説明する模式図であり、予備成形品を熱成形金型の型穴に挿入した状態を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置における熱成形機本体と熱成形自動化装置の係合手段の一例を示す模式図である。 本発明の熱成形自動化装置の画像認識手段を説明する模式図であり、図28(a)は画像認識手段の配置の一例、図28(b)は画像認識対象の一例である。
以下、図面を参照して本発明の熱成形自動化装置を説明する。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置の構造を示す斜視図である。また、図3に記載の予備成形品保持治具21の詳細を図4、熱成形金型11の詳細を図5、予備成形品挿入治具21の詳細を図6に示す。
熱成形金型11は、図3および図4に示すように、ダイ110と複数の下パンチ120を備えており、ダイ110は、上面に複数の裏金(図1の212)を収容する大径の型孔112が形成され、複数の各大径の型孔112に連続して予備成形品211を収容する複数の小径の型孔111が貫通孔として形成されている。複数の下パンチ120は、ダイ110の各型孔111に嵌合する位置に配置され、下パンチプレート121の上面に取り付けられている。
ダイ110は左右の端面に凸状のガイド部117を有しており、熱成形金型11が熱成形プレス装置10に収容される際にダイ110のガイド部117が熱成形金型11内に設けられた凹状のガイド部に嵌合して熱成形金型11内に収容される。
ダイ110は、下パンチプレート121に設けられた図示しないダイ支持手段により支持される。また、ダイ110は、図示しないダイ相対昇降手段により下パンチ120に対して相対的に昇降可能に構成される。ダイ支持手段としては、ダイ110のガイド部117と嵌合する凹状のガイドを備え、このガイド部を下パンチプレート121に固定配置したものとすることができる。また、ダイ相対昇降手段としては、下パンチ120と下パンチプレート121間に油圧シリンダ等を配置して下パンチ120を昇降可能として、ダイ110が下パンチ120に対して相対的に昇降可能としてもよく、ダイ支持手段を油圧シリンダ等で構成して、ダイ支持手段とダイ相対昇降手段を兼ね備えたものとし、ダイ110を下パンチ120に対して昇降可能としてもよい。
このような熱成形金型11は、型孔111と下パンチ120の上面から形成されるキャビティに予備成形品211を収容するとともに、型孔112と予備成形品211の上面から形成されるキャビティに裏金を収容した後、熱成形プレス装置(図1の10)内に配置された上パンチと熱成形金型の下パンチにより加熱しながら加圧して、予備成形品の熱成形を行うとともに予備成形品と裏金の固着を行う。熱成形が完了したら、熱成形金型11が熱成形プレス装置(図1の10)より引き出されるとともに、ダイ相対昇降手段によりダイ110が下パンチ120に対して相対的に降下することにより、熱成形品がダイ110より抜き出される。抜き出された熱成形品は、ロボット(図1の24)により回収され排出ストッカ(図1の25)に移送される。
熱成形金型11においては、ダイ110の上面に、後述する予備成形品挿入治具22の位置決めピン225に対応する位置にダイ110を貫通する嵌合孔115が形成されている。また、嵌合孔115の上面にはテーパ部116が形成されている。なお、本実施形態においては、嵌合孔115を、ダイ110を貫通する貫通孔としたが、止まり穴として形成してもよい。
予備成形品保持治具21は、図3および図5に示すように、例えばプレート状の枠体213に、熱成形金型11の複数の各型孔111に挿入する各予備成形品211が、熱成形金型11の各型孔111に対応した位置で保持されるよう、各予備成形品211の側面を板バネ等の弾性部材214により弾性保持されている。このように各予備成形品211は、弾性部材214により付勢され保持されているが、上面より弾性部材214の付勢圧力よりも高い圧力で押圧されることで、枠体21より脱落し、下方に配置される熱成形金型11の型孔111に挿入される。
予備成形品保持治具21は、図示せぬ予備成形品保持治具駆動手段によりガイド217に案内されて、熱成形金型11上への進退を行う。予備成形品保持治具21には、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225に対応する位置に、位置決めピン225に嵌合可能な嵌合孔215が枠体213を貫通する孔として形成されている。また、嵌合孔215の上部、すなわち、予備成形品保持治具21に対向する側にはテーパ部216が形成されている。
予備成形品挿入治具22は、図3および図6に示すように、予備成形品保持治具21に収容される予備成形品211を押圧して熱成形金型11の型穴111に挿入するためのパンチ221が、予備成形品保持治具21に収容される予備成形品211に対応した位置に配置されてパンチ支持板222に取り付けられる。パンチ支持板222は、位置補正手段224を介して、予備成形品挿入治具22を昇降自在に駆動するロボットのアーム223に接続され、予備成形品保持治具21の上方に配置される。予備成形品保持治具22は、直交座標型ロボット(図1の24)により、熱成形自動化装置(図1の20)内を自在に移動される。このような予備成形品挿入治具22には、下方に延びる位置決めピン225が設けられている。この位置決めピン225の下端にはテーパ部226が形成されている。位置決めピン225は、予備成形体挿入治具22のパンチ支持板222下面に直接取り付けてもよいが、図6のように、位置決めピン225を昇降する位置決めピン昇降手段227を介して予備成形体挿入治具22のパンチ支持板222下面に取り付けてもよい。この場合、位置決めピン225が不要な際に、位置決めピン昇降手段227を駆動して位置決めピン225を上方に退避して、予備成形品の挿入作業以外の作業を行う場合に邪魔とならないようにし、予備成形品の挿入作業時に位置決めピン昇降手段227を駆動して位置決めピン225を下方に降下させて位置決めを行うことができる。
上記の熱成形金型11、予備成形品保持治具21および予備成形品挿入治具22を備えた本発明の熱成形自動化装置20における、熱成形金型11のダイ110の各型孔111への予備成形品211の挿入作業と、このときの位置決め動作につき図7〜図11を参照して説明する。
図7に示すように、予備成形品211を保持した予備成形品保持治具21を、予備成形品保持治具駆動手段とガイド(図1の217)により、熱成形金型11上に移動させるとともに、予備成形品挿入治具22をロボット(図1の24)により、予備成形品保持治具21上に移動させてそれぞれ配置する。
次いで、ロボット24により予備成形品挿入治具22を降下させる。このとき、予備成形品挿入治具22の位置と予備成形品保持治具21の位置ずれが生じている場合に、図8に示すように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が、予備成形品挿入治具22の嵌合穴215の上面に形成したテーパ部216に当接する。この後さらに予備成形品挿入治具22を降下すると、図9に示すように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225は、予備成形品挿入治具22の嵌合穴215上面のテーパ部216に案内されて、予備成形品挿入治具22の位置に対する予備成形品保持治具21の位置が修正され、予備成形品保持治具21の嵌合穴215に予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が嵌合する。このようにして予備成形品挿入治具22の位置に対する予備成形品保持治具21の位置合わせが精度よく行われる。
このようにして予備成形品挿入治具22の位置と予備成形品保持治具21の位置合わせが行われた後、さらに予備成形品挿入治具22を降下させて、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225を熱成形金型11のダイ110の嵌合孔115に挿入させる。このとき、予備成形品挿入治具22の位置と熱成形金型11のダイ110の位置ずれが生じている場合、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が、ダイ110の嵌合穴115の上面に形成したテーパ部116に当接し、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が、ダイ110の嵌合穴115上面のテーパ部116に案内されるとともに、位置補正手段224がずれることにより、ダイ110の位置に対する予備成形品挿入治具22の位置が修正され、ダイ110の嵌合穴115に予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が嵌合することで、ダイ110の位置に対する予備成形品挿入治具22の位置合わせが精度よく行われる。
さらに、予備成形品挿入治具22を降下させると、予備成形品挿入治具22の各パンチ221が予備成形品保持治具21に保持された各予備成形品211に当接する(図10)とともに、各予備成形品211が、予備成形品挿入治具22の各パンチ221により押圧されて、予備成形品保持治具21の枠体213より抜き出されて、ダイ110の各型孔111内に挿入される(図11)。
各予備成形品211を各型孔111へ挿入した後、予備成形品挿入治具22を上昇させるとともに、各予備成形品211が抜き出された予備成形品挿入治具22を退避させて予備成形品挿入作業が終了する。なお、このとき位置補正手段224によりロボットのアーム223に対する予備成形品挿入治具の位置が元の位置すなわち原点に回復する。
予備成形品挿入作業に引き続き、熱成形金型11のダイ111の各型孔112への各裏金212の挿入作業(図12〜15)を行う。
この場合、上記の予備成形品挿入作業と同様に、各裏金212を裏金保持治具、すなわち、上記の予備成形体保持治具21において、各予備成形体211に替えて各裏金212を弾性保持した治具を用いて、上記のように挿入してもよい。裏金がセラミックス、億強度プラスチックあるいはアルミニウム合金のような非磁性の材料からなる場合、各裏金212を弾性保持した裏金保持治具を用いることが好ましい。
また、裏金が鉄系材料等の非磁性の材料ではない場合、予備成形品挿入治具22の各パンチ221に電磁吸着装置を組み込んで、各パンチ221の下端面にそれぞれ裏金212を吸着することにより容易に裏金挿入作業を行うことができる。さらに、予備成形品挿入治具22の各パンチ221に下端面に連通する吸気管を設け吸気管内を負圧にしてすることにより、裏金の材質によらず、各パンチ221の下端面にそれぞれ裏金212を吸着することができる。このような各パンチ221の下端面にそれぞれ裏金212を吸着する場合の裏金挿入作業につき図12〜15を参照して説明する。
図12に示すように、各パンチ221の下端面に各裏金212を吸着して保持した予備成形品挿入治具22を、熱成形金型10上に移動させて配置する。
次いで、予備成形品挿入治具22を降下させるとともに位置決めピン225を降下させると、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225は、熱成形自動化装置20と熱成形金型10の位置がずれている場合に、図13に示すように、熱成形金型10のダイ110の嵌合穴115の上面に形成したテーパ部116に当接する。この後、予備成形品挿入治具22の降下を続けると、図14に示すように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225は、ダイ110の嵌合穴115上面のテーパ部116に案内されるとともに、位置補正手段224がずれることにより、ダイ110の位置に対する予備成形品挿入治具22の位置が修正され、ダイ110の嵌合穴115に予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が嵌合することで、ダイ110の位置に対する予備成形品挿入治具22の位置合わせが精度よく行われ、各裏金212がダイ110の各型孔112に対応する位置に精度よく配置される。
さらに、予備成形品挿入治具22を降下させると、図15に示すように、各裏金212が、ダイ110の各型孔112内に挿入される(図11)。各裏金212を各型孔112へ挿入した後、予備成形品挿入治具22を上昇させて退避させ、位置補正手段224によりロボットのアーム223に対する予備成形品挿入治具の位置を原点に復帰させることで裏金挿入作業が終了する。
上記の実施形態においては、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225の下端面にテーパ226を設けるとともに、ダイ110の嵌合穴115の上面にテーパ116を形成した場合の例であるが、位置決めピン225をテーパ面で案内すればよいため、どちらか一方としてもよい。
また、位置決めピン225と嵌合穴115の少なくとも一方のテーパ面により位置決めピン225を案内することから、テーパ部の径を大きくすれば、その分、予備成形品挿入治具22とダイ110のずれが大きくなっても、ずれを修正して精度よく各予備成形品211および各裏金212を挿入することができる。
本発明の熱成形自動化装置においては、上記のように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225を予備成形品保持治具21の嵌合穴215に挿通するとともに、ダイ110の嵌合穴115に挿入して嵌合することにより、予備成形品保持治具21とダイ110の位置決めを行うが、位置決めピン225は複数設けることが好ましい。すなわち、位置決めピン225が1本の場合、位置決めピン225の位置は確実に精度よくあわせることができるが、位置決めピン225を軸として回転方向に予備成形品保持治具21とダイ110のずれが生じる虞がある。この点、位置決めピン225を複数本とすれば、予備成形品保持治具21とダイ110の回転方向のずれも矯正できることとなる。
本発明の熱成形自動化装置においては、上記のように予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が、ダイの嵌合穴115と嵌合するため、本来の位置からずれることができるように構成することが必要となる。上記の実施形態は、ロボットのアーム223と予備成形品挿入治具22のパンチ支持板222間に位置補正手段224を設けることで上記の位置ずれに対応した例である。位置補正手段224としては、X軸方向および/またはY軸方向に移動可能かつθ方向回転可能であり、かつ原点に復帰可能なものであれば特に問わない。
X軸方向および/またはY軸方向に移動可能かつθ方向回転可能とする位置補正手段224の構成の一例を図16に示す。図16(a)は、アーム223を上下で分割するとともに、分割された一方のアーム223Aにフランジ224Aを設け、分割された他方のアーム223Bの側に転動体224Bを設けるとともに、転動体224Bでフランジ224Aを挟持した構成としたものである。この構成によれば、転動体224Bが転動してフランジ224Aが移動してすることにより、分割されたアームの一方(223A)が他方(223B)に対して、X軸方向および/またはY軸方向に移動可能であり、かつθ方向回転可能となっている。この構成においては、図示せぬバネ等の復帰手段を設けることで原点の復帰が可能である。
また、図16(b)は、アーム223を上下で分割するとともに、分割されたアーム223A、223Bをコイルバネ224Cで連結した構成としたものである。この構成によれば、ずれに対してコイルバネ224Cが変形してずれることにより、分割されたアームの一方(223A)が他方(223B)に対して、X軸方向および/またはY軸方向に移動可能であり、かつθ方向回転可能となっている。また、コイルバネ224Cにより原点復帰が可能である。
位置補正手段224としては、これらの形態に限定されず、例えば、コンプライアンスユニットもしくはコンプライアンス装置として各種の形態のものが市販されているので、これを適用することができる。
[第2実施形態]
上記の第1の実施形態に係る熱成形自動化装置においては、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225を予備成形品保持治具21の嵌合孔215に挿通することで、予備成形品挿入治具22と予備成形品保持治具21の位置ずれを補正した後、さらに予備成形品挿入治具22の位置決めピン225を熱成形金型11の嵌合孔115に挿通することで、熱成形金型11に対する予備成形品挿入治具22および予備成形品保持治具21の位置ずれを補正するが、予備成形品保持治具21の熱成形金型11に対する位置ずれを最初に補正してもよい。以下に、予備成形品保持治具21の熱成形金型11に対する位置ずれを最初に補正する、本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置につき、図17〜26を参照して説明する。
本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置の構造を示す斜視図を図17に示す。また、図17に記載の予備成形品保持治具の詳細を図18、および熱成形金型の詳細を図19に示す。なお、予備成形品挿入治具は本発明の第1の実施形態における予備成形品挿入治具と同じである。
本発明の第2の実施形態に係る熱成形自動化装置は、図17〜19に示すように、予備成形保持治具21に位置決めピン218を設ける(図17,図18)とともに、熱成形金型11に予備成形保持治具21の位置決めピン218に嵌合する第2の嵌合孔118を設けた(図17,図19)ものである。本実施形態の熱成形自動化装置における、熱成形金型11に対する予備成形保持治具21および予備成形品挿入治具22の位置決め動作を図20〜26を参照して説明する。
予備成形保持治具21の位置決めピン218は、予備成形保持治具21の枠体213から下方に向けて形成される。また、熱成形金型11に予備成形保持治具21の位置決めピン218に嵌合する第2の嵌合孔118が形成される。予備成形保持治具21は上下方向に移動可能に設けられ、図20に示すように、予備成形保持治具21を熱成形金型11上に移動して配置する。次いで、予備成形保持治具21を降下させる。このとき、予備成形品保持治具21と熱成形金型11の位置ずれが生じている場合に、図21に示すように、予備成形保持治具21の位置決めピン218が、熱成形金型11の嵌合穴118の上面に形成したテーパ部119に当接する。この後、さらに予備成形保持治具21が降下すると、図19に示すように、予備成形保持治具21の位置決めピン218が熱成形金型11の第2の嵌合穴118上面のテーパ部119に案内されて、図22に示すように、熱成形金型11の位置に対する予備成形品保持治具21の位置が修正されて、熱成形金型11の第2の嵌合穴118に予備成形品保持治具21の位置決めピン218が嵌合する。このようにして熱成形金型11の位置に対する予備成形品保持治具21の位置合わせが精度よく行われる。
このようにして、予め熱成形金型11の位置に対する予備成形品保持治具21の位置合わせを行った後、予備成形品挿入治具22を降下させて、熱成形金型11および予備成形品保持治具21の位置に対する予備成形品挿入治具22の位置合わせを行う。
予備成形品挿入治具22を降下すると、予備成形品挿入治具22の位置と予備成形品保持治具21の位置ずれが生じている場合に、図23に示すように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が、予備成形品挿入治具22の嵌合穴215の上面に形成したテーパ部216に当接する。この後さらに予備成形品挿入治具22を降下すると、図24に示すように、予備成形品挿入治具22の位置決めピン225は、予備成形品挿入治具22の嵌合穴215上面のテーパ部216に案内されて、予備成形品挿入治具22の位置に対する予備成形品保持治具21の位置が修正され、予備成形品保持治具21の嵌合穴215に予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が嵌合するとともに、熱成形金型11の嵌合孔115に予備成形品挿入治具22の位置決めピン225が嵌合する。このようにして熱成形金型11および予備成形品挿入治具22の位置に対する予備成形品保持治具21の位置合わせが精度よく行われる。
さらに、予備成形品挿入治具22を降下させると、予備成形品挿入治具22の各パンチ221が予備成形品保持治具21に保持された各予備成形品211に当接する(図25)とともに、各予備成形品211が、予備成形品挿入治具22の各パンチ221により押圧されて、予備成形品保持治具21の枠体213より抜き出されて、ダイ110の各型孔111内に挿入される(図26)。
各予備成形品211を各型孔111へ挿入した後、予備成形品挿入治具22を上昇させるとともに、各予備成形品211が抜き出された予備成形品挿入治具22を退避させて予備成形品挿入作業が終了する。なお、このとき位置補正手段224によりロボットのアーム223に対する予備成形品挿入治具の位置が元の位置すなわち原点に回復する。
予備成形品挿入作業に引き続き、熱成形金型11のダイ111の各型孔112への各裏金212の挿入作業を行うが、この動作は、上記の本発明の第1の実施形態の場合と同様にして行えばよい。
なお、上記の本発明の第1の実施形態および第2の実施形態に係る熱成形自動化装置については、熱成形プレス装置10の手前に熱成形自動化装置20を再配置するにあたって、多大な時間を要する調整は、熱成形自動化装置20の位置の微調整作業であるため、上記の構成とすることで、調整作業を大幅に低減することが可能となる。ただし、この場合、ある程度の熱成形自動化装置20の若干の位置調整は必要となる。ここで、熱成形プレス装置10と熱成形自動化装置20の係合を容易とする係合手段により係合して位置合わせすると、熱成形自動化装置20の再配置を1回で行うことができるようになり、より簡便に位置調整作業を行うことができる。
このとき、熱成形プレス10の手前にレールを敷設しておき、熱成形自動化装置20をレールにガイドされて移動可能として構成すると、レールに沿って熱成形自動化装置20を熱成形プレス10の手前に再配置しやすくなる。
図21は、係合手段の一例であるが、熱成形プレス装置10に凹部を有する係合部材108を設けるとともに、熱成形自動化装置20に係合部材108の凹部に対応する凸部を有する係合部材208を設け、熱成形プレス装置10の係合部材108の凹部に、熱成形自動化装置20の係合部材208の凸部を嵌合することにより、熱成形プレス装置10と熱成形自動化装置20の位置合わせを行うことができる。図21おいて、このような係合部材は2箇所に設けられている。
また、上記の係合手段によらずとも、例えば、図22に示すように、熱成形自動化装置20に画像認識手段209を設け、この画像認識手段209により熱成形金型11のダイ110の角の位置およびこの角を形成する各辺の傾きを検出するとともに、検出された値に基づき、ロボット24により駆動される予備成形品挿入治具22の位置を補正して上記の予備成形品挿入および裏金挿入作業を行うこととすれば、テーパ部の径を大きくせずとも精度よく予備成形品挿入および裏金挿入作業を行うことができる。
本発明の熱成形自動化装置は、自動車や二輪車等の制動に用いられるディスクブレーキパッドの製造に好適なものである。
10 熱成形プレス装置
108 係合部材(凹部)
11 熱成形金型
110 ダイ
111 小径の型孔
112 大径の型孔
115 嵌合孔
116 テーパ部
117 ガイド部
118 第2の嵌合孔
120 下パンチ
121 下パンチプレート
20 熱成形自動化装置
208 係合部材(凸部)
209 画像認識手段
21 予備成形品保持治具
211 予備成形品
212 裏金
213 枠体
214 弾性部材
215 嵌合孔
216 テーパ部
217 ガイド
218 位置決めピン
22 予備成形品挿入治具
221 パンチ
222 パンチ支持板
223 アーム
224 位置補正手段
225 位置決めピン
226 テーパ部
227 位置決めピン駆動手段
23 予備成形品切り出し部
24 ロボット
241 ガイド
242 ガイド
25 排出ストッカ
30 ベルトコンベア
40 リフター

Claims (8)

  1. 複数の型孔を有する熱成形金型の前記型孔に予備成形品を挿入する熱成形自動化装置において、
    前記熱成形金型の各型孔に挿入する各予備成形品が各型孔に対応した位置で保持する予備成形品保持治具と、
    前記予備成形品保持治具の上方に、ロボットのアームに昇降自在に懸架され、前記予備成形品に対応した位置に複数のパンチを配置した予備成形挿入治具と、を有し、
    前記予備成形品挿入治具は、下方に延びる位置決めピンを有し、
    前記予備成形保持治具は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合孔を有し、
    前記熱成形金型は、前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンに対応する位置に、前記位置決めピンに嵌合する嵌合穴を有することを特徴とする熱成形自動化装置。
  2. 前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンを、前記予備成形品保持治具の前記嵌合孔に挿通することで前記予備成形品挿入治具と前記予備成形品保持治具の位置合わせを行うとともに、
    前記予備成形品挿入治具の前記位置決めピンを、前記熱成形金型の前記嵌合穴に挿入することで、前記予備成形品挿入治具および前記予備成形品保持治具が、前記熱成形金型の位置決め穴に倣って位置決めされて所定の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の熱成形自動化装置。
  3. 前記予備成形品挿入治具が、X軸方向および/またはY軸方向に移動可能かつθ方向回転可能な調整手段を介して前記ロボットのアームに接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の熱成形自動化装置。
  4. 前記予備成形品保持治具に下方に延びる位置決めピンが設けられるとともに、前記熱成形金型に、前記予備成形品保持治具の位置決めピンと嵌合する第2の嵌合孔が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の熱成形自動化装置。
  5. 熱成形機本体および熱成形自動化装置に係合手段を設け、該係合手段により熱成形機本体および熱成形自動化装置の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱成形自動化装置。
  6. 前記係合手段が、熱成形機本体に設けた凹部もしくは凸部と、熱成形自動化装置に設けた凸部もしくは凹部を嵌合させることで係合することを特徴とする請求項5に記載の熱成形自動化装置。
  7. 前記予備成形品挿入装置は、前記熱成形金型の角部の位置を認識する画像認識手段を備え、該画像認識手段により検出された熱成形金型の位置情報により前記ロボットの移動位置を補正することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱成形自動化装置。
  8. 前記予備成形品挿入治具の前記複数のパンチに吸着手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の熱成形自動化装置。
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