JP2018094338A

JP2018094338A - つまずきにくいおしゃれな外用短下肢装具（靴）大人用と子ども用（右型装具、左型装具）

Info

Publication number: JP2018094338A
Application number: JP2016251995A
Authority: JP
Inventors: 岡田　直人; Naoto Okada; 直人岡田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2016-12-07
Filing date: 2016-12-07
Publication date: 2018-06-21

Abstract

【課題】使用者の歩行を助け、爽快な使用感を実現するとともに、障害のある人が積極的に使用して外出する意欲をかきたてる外用短下肢装具（靴）を提供する。
【解決手段】外用短下肢装具（靴）は、かかとの部分を斜めにカットすることにより、かかとが地面（床面）に引っかかることを防ぎ、土踏まずの部分の靴底をえぐることにより、靴底がしなって歩行しやすく、靴底の土踏まずの部分にカーブをつけ、歩く機会が少ないために足のアーチ型が保てなくなっている人の歩行を助け、靴のアッパー（甲革）に軽くて柔らかく、履き心地のよいオーストラリア産のカンガルーの革、もしくは薄くて耐水性のある日本産の革を美しい色で染めて使用し、歩きやすさとおしゃれなデザインを実現する。
【選択図】図１

Description

本発明は、足に障害がある人をより歩きやすくするための短下肢装具（靴）に関する。

従来の短下肢装具（靴）は、靴底がつま先からかかとの部分までほとんど平らであるため、足を地面（床面）から十分に持ち上げて歩くことが難しい障害者は、かかとの部分が地面（床面）に引っかかって歩きにくかった。（例えば、特開２００１−３７８２６参照。）。
また、インソール（靴敷き）もほとんど平らなので、歩く機会が少ないために足のアーチ型が保てなくなっている人は歩きづらいものであった。
さらに、従来の短下肢装具（靴）は、実用面に重点を置き、おしゃれやデザインにはあまり重きを置いていなかった。

本発明は、短下肢装具（靴）を一層歩きやすくし、爽快な使用感を実現するとともに、障害のある人が積極的に使用して外出しようとする意欲をかきたてることを目指している。

この問題を解決するため、下肢装具のかかとの部分を斜めにカットすることにより、かかとが地面（床面）に引っかかることを防ぐ。

土踏まずの部分の靴底をえぐることにより、靴底がしなって歩行しやすくなるようにする。

靴のアッパー（甲革）に軽くて柔らかく、履き心地のよいオーストラリア産のカンガルー革を使用し、歩きやすさを実現する。

別の方法として、靴のアッパー（甲革）に日本製の薄い革で、濡れても大丈夫な皮革を使用し、カラフルな色彩で染めておしゃれな感覚を楽しめるようにすることもできる。

本発明の短下肢装具（靴）は、障害がある人の歩行を助け、室内に閉じこもりがちな人たちが積極的に外に出ようとする意欲をかきたてることができる。

外用短下肢装具（靴）の側面図大人用（右型装具、左型装具）外用短下肢装具（靴）の側面図子ども用（右型装具、左型装具）外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの平面図外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの長軸断面図外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの短軸断面図

以下、本発明の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。

図１は、大人用の外用短下肢装具（靴）で、歩きやすいようにかかと部分を斜めにカットし、カット面は平面または緩やかな曲面にする。土踏まず部分にカーブを描くようにえぐりを入れて靴底が弾力性をもってしなるようにする。
アッパー（甲革）には、軽くて柔らかなオーストラリア産のカンガルーの革を用い、色落ちしないように加工して使用する。
あるいは、おしゃれな感じを出すために、アッパー（甲革）に日本製の薄い耐水性のある皮革を用い、カラフルな色に染め、色落ちしないように加工して使用する。

図２は子ども用の外用短下肢装具（靴）で、仕様や機能は大人用と同じである。

図３は、外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの形状を示した平面図である。

図４は、外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの長軸断面図で、人の足裏のカーブに合わせたものにする。

図５は、外用短下肢装具（靴）の靴底に敷くインソールの三ケ所における短軸断面図で、最も横幅の広いボール部分はほぼ平らだが、土踏まずの部分はふくらみを持たせ、かかと部分は半ドーム型にしてかかとをしっかりとホールドできるようにする。

実施形態の効果

この外用短下肢装具（靴）は、使用者の歩きやすさを高めるもので、安全に歩行できる効果があり、おしゃれな感覚を楽しむこともできる。

本発明の下肢装具は、障害のある人の社会参加や社会進出を積極的に支援するものであり、円滑な歩行に役立つだけでなく、障害のある人のおしゃれ心を満たし、補装具にデザイン性をもたせる意味で産業の発展に寄与するものと考える。

Claims

かかとが地面（床面）に引っかかることを防ぐために、下肢装具（靴）のかかとの部分を斜めにカットする。
靴底がしなって歩行しやすくするために、土踏まずの部分の靴底をえぐって可動性を高める。
靴のアッパー（甲革）の部分に軽くて柔らかく、履き心地のよいオーストラリア産のカンガルー革を使用し、一層歩きやすくする。
靴のアッパー（甲革）に日本製の薄い革で、濡れても大丈夫な皮革を使用し、カラフルな色彩で染めておしゃれな感覚を楽しめるようにする。
靴底に敷くインソールを使用者の注文に応じて形をカットできるようにする。
靴底に敷くインソールの土踏まずの部分にふくらみを持たせて、足裏のアーチ型をキープできるようにする。