JPH0194854A - 膝関節症患者用の靴 - Google Patents

膝関節症患者用の靴

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JPH0194854A
JPH0194854A JP62251083A JP25108387A JPH0194854A JP H0194854 A JPH0194854 A JP H0194854A JP 62251083 A JP62251083 A JP 62251083A JP 25108387 A JP25108387 A JP 25108387A JP H0194854 A JPH0194854 A JP H0194854A
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JP
Japan
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knee
heel
shoes
patients
shoe
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JP62251083A
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English (en)
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Sachiko Kosaka
向阪 祥子
Mitsuko Kosaka
向阪 光子
Kumiko Isaka
井阪 くみ子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
膝関節症の軽度患者用の靴である。患者の歩行を制限し
ないで1通常の通勤、散歩などを許しながら、膝関節の
摩耗を軽減し、ヒトの自然治癒力による治療を助成する
【従来の技術】
重症患者に対しては種々の外科手術が行なわれ。 装具の着用やステロイド剤の膝関節症悪化なども行なわ
れる。けれども軽症の患者に対しては、通常は消炎鎮痛
剤が投与されたり、また安静や歩行の制限が命じられる
。 このような軽症患者の中には職場へ通勤している者が多
く1歩行1適勤を禁じられることで患者は著しく困惑し
、散歩もできず体力が低下する。
【発明が解決しようとする問題点】
膝関節症患者のうちで軽症患者に限って、通常の歩行1
例えば通勤、散歩などを許しながら膝関節の軟骨と骨の
相互の摩擦、軟骨の摩滅を軽減す、ることを可能にする
【問題を解決するための手段】
第1図は歩行者が足裏を着地させる状態を示し。 膝関節1はほぼ一直線に伸びている。もし仮に。 膝関節を一直線にしたまま歩行できるならば、膝関節は
摺動せず、摩耗も発生しない筈である。けれども、これ
は仮説に過ぎず、歩行は基本的に膝関節の屈曲を伴う。 それは後述するとしても、無害な屈曲を残しても、有害
な屈曲は避けるべきである。有害な屈曲は着地の直後に
発生する。着地は一種の衝撃であり、加圧(体重)と摺
動(屈曲)とが同時に行なわれ、これが膝関節症悪化の
主因になる。 もし仮に、踵部2が支点3で傾斜して第1図のように柔
軟に着地できれば、膝関節1には何らの余分な屈曲は生
じない筈である。けれども、これは仮定に過ぎず、現実
には第2図のように、指先4は角θだけ上方へ傾いて浮
かび1着地時の体重は踵部2だけで担持される。その結
果、支点3は下方へ下がろうとして、膝骨軸X・・・X
には矢印Aの方向へ曲がろうとするトルクが発生する。 その矢印Aのトルクは決して強いものでないが、一般に
、ヒトは矢印A方向に押されることに弱く、逆に矢印B
の方向へ押されることに強い、都合の悪いことに、一般
に膝関節症患者は高齢者が多く、矢印Aのトルクに抗し
て膝関節を一直線に維持する筋力はない。そのため第3
図のように膝1の部分は“く字状”に曲がって、膝骨軸
X・・・Xは3を支点にして、3と大腿骨上端5を結ぶ
Y・・・Y線から遠ざかって、角度dだけ振れる結果に
なってしまう。要約すると1体重を支えるべき膝骨軸線
X・・・Xで体重を支えないで、側方の点2で体重を支
持するという無理を犯していて、矢印A方向のトルクを
生じているのである。 このように、着地のときには慣性エネルギと体重とが合
算された負荷状態で膝関節は角度dだけ屈曲し、膝関節
(軟骨、骨)相互の摺動、軟骨の摩滅を生じる。しかも
患者にとって都合の悪いことに、歩行は一歩一歩、毎ス
テップごとに、必ず角dの振動が繰り返され、患者にと
って歩行は辛く痛いものになる。患者は自発的に安静を
まもり。 自ら歩行を制限せざるを得ない結果になる。 このような、膝関節症悪化を生じる着地時の膝の屈曲の
ほかに、もう一つの屈曲運動が行なわれる。それは足指
が地面から離れるとき(離陸時)であり、この時にも膝
関節は曲げられる。けれども、離陸時には体重を担持せ
ず、足の自重だけであって、むしろ圧力は負圧であり、
加圧する摺動摩擦は生じない、従って離陸時の屈曲は関
節摩滅を招く原因とならない0着地時の振れ(角度d)
だけが関節摩滅の主な原因であるとしても過言でない。 本発明は靴の踵部を特殊に設けることにより。 膝関節症患者の歩行時において、膝関節の着地時の屈曲
(振れ)を防Iトし、軟骨と骨の摩擦、軟骨の摩滅を防
止するものである。 〔実施例1〕 第4図は本発明の膝関節症患者用の靴の一実施例を示し
、靴6の踵底7に膝骨の延長線X・・・Xが交わる点を
求め、その交点または交点の付近Hを鎖点として踵の構
造を特殊に設ける。 靴底の最後部の下面8とH部とを結ぶ線A−Aより出な
いように種下部を切り欠いて構成する。 できればA−A線より凹ませて、切り欠き部9を設ける
ことが好ましい。 線A−Aが地面E−Eと交わる角度αは20度以上例え
ば30度に設ける。効果を犠牲にすれば20度未満でも
我慢できる。 もし靴底が牛革やゴムであると、踵底面は次第に丸味を
帯びて摩耗し、例えば第5図のように、接地端(接地す
る瞬間に地表面に触れる部分)は後方へ移動し、もはや
患者用として不適当な靴になってしまう、一般通常の靴
の場合に反して、接地部後端の高・さが変わることを極
度に恐れる必要がある。もし摩耗して角度αが不足する
と、それは直接に患者の症状に影響する。 角αが変化しないように長く維持させ、従って接地端が
H点よりも後方へ変位しないように維持するためには、
踵底面は耐摩耗性の材料をもって構成する。耐摩耗性の
ほかに、道路表面に対して防滑性のある素材であること
が好ましい。 靴の後端部はキャンティレバー(片持ち梁)状に支持さ
れるので、X−X線方向から加えられる体重に負かされ
て、若干の垂れ下がりを生じる。 靴の底、側面が皮革、ゴムなどの場合に著しい。 靴の底1.側面などを硬質材料にしたり肉厚にして。 上述の“垂れ下がり”を防止してもよいが、靴底や靴の
側面に比べると踵が最も肉厚であり、踵にキャンティレ
バーの役割りを負わせて体重を支持できる強度に設ける
のが好ましい。 第6図はその例を示し、接地面後端Hから後方にキャン
ティレバー状に延びる部分11を形成し。 接地面前端から前方へ延びるアーム12を形成し。 11および12は共に耐歪性のある材料、例えば合成樹
脂、FRP (繊維強化合成樹脂)などを用いて構成す
る。この場合、体重によって11部は矢印りの方向へ押
し下げられ、反作用で12部は矢印Uの方向へ押し上げ
られる。矢印りとUは接地面を支点として作用するので
、11および12は接地面の近くで肉厚に、先端部で肉
薄にすることが好ましい。
【実施例2】 接地面に使用する“耐摩耗材”、′防滑材”としては多
数の素材が存在し、その中から適宜に選択できる。けれ
ども、さらにクツション性があり。 消音的に接地できるものが好ましい。例えばゴムで代表
されるような、静かにソフトに接地できるもので、なお
耐摩耗性も兼ね具えた素材があれば問題はない。 けれども、もし摩耗性の劣る素材としてゴム、エラスト
マー類を用いる場合には、むしろ逆に、摩滅損耗するこ
とを前提にして、取り替え可能に設ける方がよい場合が
ある。 第7図は取り替え用ゴム 7□を踵の凹部に嵌合させた
例を示す、抜は落ちないようにするため、凹部の入口を
狭くしたり、踵に孔を設はゴムに脚を設けてゴムを嵌入
させてもよく、また、接着剤を用いてもよい。 いずれにしても接地部72を取り替え可能に設けること
によって、 72が摩滅した場合は取り替え、角αを維
持することができる。
【実施例3】 以上の各実施例を実地に患者に着用させてみると、基点
I)を膝骨軸x−Xより前方に設けたものが患者に喜ば
れる。その理由は、多分、想像に過ぎないが、 ′膝骨
ばし効果(仮称)” によると考えられる。 高齢の患者らは多年にわたる各人の習性を持つが、その
中で多いのは膝骨を真っ直ぐに伸ばさないで歩く癖であ
る。膝骨を伸ばさないで歩くと。 第3図について述べたような、膝の曲がりを生じ易い不
安定な状態になる。 もし基点Hを膝骨線x−X前方(例、前2個)に設けて
後方を切り欠くと第2図矢印Bのように。 膝骨を伸ばす方向に力が働き、永年の悪習が改善される
かも知れない、これを “膝伸ばし効果”と仮称したが
、この推論の是非は後日の実験に譲るとして、現実に患
者らは喜び、痛みが軽減されるという、一つの実施形態
として掲げる。 第8図はその例であり、膝骨軸x−X線よりも前方に接
地端H1が設けである。 【実施例41 第4図ないし第8図に見られる通り、各実施例は奇妙な
形(欠けた踵)になっている。けれども幸いにして、そ
のような奇妙な形は靴の内面だけであり、靴の外側の形
状、材質は自由に選べる。 靴後端下面8の下の切り欠かれた部分を外部から見えな
いように、スカート状の柔らかい外壁13で取り囲むと
第9図のようになる。第10図は第9図Z−Z部の矢印
方向断面図である。外壁13はゴムなどのフィルム状の
板状材でもよいが、足で踏まれて″押し潰され易く”す
るためベローズ状に構成してもよく、また発泡材で構成
してもよい。 外壁13)発泡材で構成する場合μこは、外側を密にま
たは無発泡にして、内側を粗に空気含有量の多い構造に
してもよい。もし、著しく柔軟な発泡材が得られる場合
は欠けた部分全体を発泡材で埋め尽くしてもよい、外壁
13はスカート状であり、それは地表面まで到達する長
さを有しなくてもよい。 【実施例51 踵の高さを余分に高く設けると、その余分な高さの範囲
内で、切り欠きに反する凸部(例えば第11図14)を
許し、また、耐歪性の劣る材料の使用を許すことができ
る。また、離陸時に生じる“過度な膝伸ばしく第12図
A、B)”を軽減させる効果もある。 患者の骨格には個人差があり、すべての患者の膝骨軸の
位置を予測するのは難しい。できるだけ忠実に患者の平
均値を予測し、x−X線上または前方に基点Hを設計す
ることが望ましい。 やむを得ず基点Hがx−X線から後退する場合。 その後退した距離に比例して発明の効果が減殺される。 効果の減少は単純計算で表1のようになる。 現実はもっと複雑で、例えば進行方向に対して足指光が
開く現象などあるが、その影響は省略した。 靴全長を26am、X−X線が靴の後端から距1Il1
6.5amで交わると仮定し。 無効果の例示は第5図を引用した。 表1 着地時には体重と慣性の相乗作用によって衝撃を受ける
ので、できれば靴または靴の中敷きを緩衝材で構成する
ことが望ましい。 一般に男性は指先が外側に開くので、H部の稜線も進行
方向に直角に近くした方がよい。 【効果1 歩行時の膝関節の有害な摩滅を防止することにより、軽
症の膝関節症患者が通勤、散歩などを制限せずに生活す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の理論を示す説明図、第4
図ないし第11図は断面図、第12図は説明図である。 1・・・膝関節、 2・・・踵、 3・・・支点、 4
・・・指先。 6・・・靴、 7・・・踵、 9・・・凹部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 膝骨軸の延長線X−Xが踵底面と交わる点Hを基点
    として、靴の後端下面とHを結ぶ線A−Aよりも出ない
    ように踵部を切り欠き、線A−Aが地表面と交わる角度
    は25度以上であり、踵の底面は耐摩耗材で構成され、
    靴の後端は片持ち梁状に体重を支える強度である、膝関
    節症患者用の靴。 2 踵の接地部は取り替え可能に設けられてる、特許請
    求範囲第1項記載の膝関節症患者用の靴。 3 膝骨軸線X−Xよりも前方に基点を設けて、その基
    点から後方を切り欠いた、特許請求範囲第1項および第
    2項記載の膝関節症患者用の靴。 4 靴底後端下面の下に生じる空所を取り巻いて柔軟な
    垂れ膜を設け、その垂れ膜は板状材、発泡材またはベロ
    ーズである、特許請求範囲第1項ないし第3項記載の膝
    関節症患者用の靴。 5 踵を余分に高く設け、その余分な高い範囲内で、切
    り欠きに反する凸部を設け、または片持ち梁状部に耐歪
    性の劣る材料を用いる、特許請求範囲第1項ないし第4
    項記載の膝関節症患者用の靴。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6142375B1 (ja) * 2016-05-06 2017-06-07 裕市 渡部 足首関節訓練具
JP2018094338A (ja) * 2016-12-07 2018-06-21 岡田 直人 つまずきにくいおしゃれな外用短下肢装具(靴)大人用と子ども用(右型装具、左型装具)
JP2021126217A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 トヨタ自動車株式会社 補高靴

Cited By (4)

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