JP3130372U - 2点固定の安全安定鼻緒付デザインオーダーシューズ - Google Patents

2点固定の安全安定鼻緒付デザインオーダーシューズ Download PDF

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令子 東海林
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Abstract

【課題】デザイン性にも配慮しながら、鼻緒付シューズの鼻緒の上下を靴そのものと中底の2点で固定することによって、靴の中で足が前後左右に動くことがないようにし、個々の特性に合った健全な歩行を確保する。
【解決手段】鼻緒3は鼻緒が伸びないように芯5がH状でそれぞれの中心に沿って入り、指の股が当たる部分にはスポンジ6を巻いてクッションにし、痛くないようにし、革で全体をくるむ。鼻緒の取りつけは個々の特性に合わせて、鼻緒の指の股部分と中底が作る角度を約25度から30度にして靴と中底の靴本体に固定される。これに靴の上側がとりつけられて覆われるので、概観上は普通の靴となる。靴のデザイン性も確保でき、鼻緒により靴の中で足が前後左右に動かず固定されるので、足の5本の指でしっかり踏ん張って歩く健全な歩行が可能となる。体の歪みや外反母趾、ハンマー足などの予防に役立つ。
【選択図】図2

Description

本考案は、鼻緒を靴の中底と靴本体の2点で固定した高安定、高安全感、高密着度の鼻緒付デザインオーダーシューズに関するものである。
中敷に鼻緒がついたサンダルはあったが、靴本体に鼻緒がついたデザインシューズはない。
安定歩行するために、鼻緒は足首及び足指の支点の役割を果たし、足が靴の中でねじれたり動かないようにするために付けるのだが、中敷の1箇所だけに鼻緒を固定するだけでは、靴と一体化していない中敷自体の不安定さも手伝って鼻緒が動いたりずれが生じて不健康、不適切な力が足にかかり、足ばかりか腰、膝、肩などの体の要所に負担をかけてしまう。従って、中底と靴の内側甲部分の靴本体の天地2点で鼻緒を固定して安定感を増し、固定の強化をして前述の欠点を解決するものである。
鼻緒は、足首及び足指の支点となり力がかかるため、足の親指と人差し指の間の股が当たる部分は伸びないように芯を入れ、さらに、指の股が痛くならないようにスポンジを巻く。中底と靴本体の2点止めをする両部分は、やはり芯を入れて左右に広がるようにし、それぞれの位置で固定が確保できる形状にした。そして、これらH状の鼻緒全体を革でくるんだ。実際にはHを90度回転させた形状で使用する鼻緒の天地を、指の股が当たる部分と中底の角度が約25度から30度になるように、靴の内側と中底に縫い付けて一体化することにより、問題点を解決している。
足にフィットしない靴が原因でおこる外反母趾、ハンマー足、ハイアーチ、踵重心、偏平足、開帳足などのトラブルに悩む女性は3人に1人といわれている。これら足のトラブルから腰痛、膝通、肩こりに苦しむ人は激増している。こうような現状のなか、上述のように、形状が崩れないよう、また、指の股が痛くならないように工夫を凝らした鼻緒の天地を中底と靴というように、靴本体と一体化した2点で強固に固定したので、靴の中で足が前後左右に動かず、人間が本来行うべき足の5指を十分に使って蹴りだす健全歩行「あおり歩行」が可能となる。そのうえ、身体のゆれ、歪みを防止することは精神の安定にもつながるので、医療界にも多大な貢献ができる。
足の甲の高さと指の長さから個人で全く異なる角度を割り出して、指の股が当たる部分と中底の角度が約25度から30度になるように鼻緒の角度と位置を、それぞれのサイズの靴に施す。心地よくフィットするデザインや色にこだわりたい人のために選択肢も広くしているので、個性も開放されて主張できる。もちろん、身体の歪みを矯正するので、美と健康を備えた「健康でおしゃれなオーダーシューズ」となる。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1は鼻緒2が取り付けられた靴本体である。3の鼻緒のようにHの字を90度回転させた形状で、天地を靴中側と中底に縫い付ける。この鼻緒3は展開すると、鼻緒が伸びないように芯5がH状のそれぞれの中心に沿って入り、指の股が当たる部分にはスポンジ6を巻いてクッション帯とし、痛くないようにしている。そして革で全体をくるむ。指の股が当たる部分の立体形が7である。これを断面にすると、立体形の芯8を中心にしてその周囲を立体形のスポンジ9が包んでいる様子がわかる。この鼻緒の取りつけは、芯5が入った鼻緒の縫いつけられる部分10は靴の中側に、同じく芯5が入った鼻緒の縫い付け部分12は中底に、鼻緒の指の股部分と中底が作る角度を約25度から30度にしてそれぞれどちらも靴本体に固定される。これらはすべて靴の内部で行われているので外からは一切見えず、概観上は普通の靴と一向に変わらない。すなわち、靴の上側は、デザインの余地が普通の靴と同様に鼻緒が隠れる範囲内で自由自在であり、おしゃれな靴が実現できる。
本考案靴の実施例を示す全体図である。 本靴の鼻緒の中底の位置と展開図である。 本靴の鼻緒の指股部分の立体図と中底への取り付け角度図である。
符号の説明
1 靴
2 靴に取り付けられた鼻緒
3 足の甲を覆う靴の部分を取り除いた中底に縫い付けられた鼻緒
4 展開図における鼻緒をくるむ革
5 展開図における鼻緒の芯
6 展開図における鼻緒の指の股に当たる部分の芯をくるむスポンジ
7 立体図における鼻緒の指の股に当たる部分の断面
8 立体図における鼻緒の指の股に当たる部分の芯
9 立体図における鼻緒の指の股に当たる部分の芯をくるむスポンジ
10 靴の内側に縫い付ける鼻緒
11 鼻緒と中底の角度
12 靴の中底に縫い付ける鼻緒

Claims (1)

  1. 靴の内部は、内部に敷く中敷と靴の内部に固定する中底などの靴用部材で構成されている。鼻緒は中敷や中底にだけに取り付けるのではなく、中底と靴本体の内側にも鼻緒を縫い付けて、つまり、靴内部の天地で固定し靴と一体化させて、鼻緒の固定力をさらに強固にしたうえ、デザイン性にも配慮したところを特徴とするオーダーシューズ。
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