JP3240620U - 靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部の形状を足の甲部の高さに簡単にジャストフィットさせることが可能な靴を提供する。【解決手段】靴1は、靴本体10と、ポケット布部11と、フラップ部12と、緩衝材13と、を備える。ポケット布部11は、靴本体10の内部において足の甲部に対面する内部部分P1の底辺部L1から両端部L2までに接合され、上辺部L3を開放させて、ポケット口として所定の大きさの空間を設けている。フラップ部12は、ポケット布部11の上辺部11aから延出されて、上方から回り込んで、靴本体10の外部において足の甲部に対向する外部部分P2に着脱部材12a、12bによって着脱可能に設けられている。緩衝材13は、所定の弾力性を有し、ポケット口の内部に挿入可能である。緩衝材13がポケット口の内部に挿入され、フラップ部12が外部部分P2に付着されることで、足の甲部とポケット布部11とが密着し、履き心地を向上させる。【選択図】図1
Description
本考案は、靴に関する。
従来より、ポケットを設けた靴の技術が存在する。例えば、特開2000-50906号公報(特許文献1)には、靴本体の任意個所にゴルフ競技等に使用するマーカー用コインを収納するポケットを形成し、ポケットは、その内部に、コインを挟持するベルトを装着し、ポケットから突出させたベルトの一端を引っ張ることにより、ポケット内に収納したコインの取り出しを簡便とするポケット付き運動靴が開示されている。これにより、ゴルフ、またはグラウンドゴルフに際し、マーカー用コインを収納するポケットを靴に設けたことにより、体をかがめて行う一連のマーカー動作とともに、ポケット内に設けたベルトの引っ張り動作のみで簡単にコインを取り出せるため、プレーの迅速化に大きく貢献できるとしている。
又、特開2020-188855号公報(特許文献2)には、少なくとも下面側に粘着層を有し、履物の中底に着脱可能に貼着される軟質で弾力性を有する前滑り防止用パッド、開帳足防止用パッド、土踏まず用アーチパッド、外側用アーチパッド及び踵用パッドの全部あるいは一部の各種パッドからなる履物用調整具が開示されている。この履物用調整具では、各種パッドの全部あるいは一部が、厚さや形状の異なる複数枚で構成されている。これにより、履物の中底あるいは中敷きの上に、各種パッドを貼着することにより、外反母趾や開帳足を防止し、履く人の納得の行く、履く人の足に合った履き心地の良い自分用の履物とすることができるとしている。
一般的に、足裏に形成されるアーチは、衝撃を吸収したり走歩行効率を高めたりする重要な役割を担っている。このアーチは、足に合わない履物を履くことで崩れることが知られており、長期間にわたって足に合わない履物を履き続けると、履く人が、開張足や外反母趾や内反小趾等の足の障害を患うという課題がある。
ここで、靴は、一般的に、足長、足幅、足の甲部の高さの3点が靴本体の内部と合っていれば、ジャストフィットして、心地の良い靴となる。近年、足の甲部の高さが低い若者や女性、高齢者が増加しているものの、市場に出回っている既存の履物では、万人の足の甲部の高さに合わせるために、靴本体の内部のうち、足の甲部に対面する部分が高く設定されていることが多い。そのため、実際に履物を履く個々の人の足の形状やサイズに合った履物は、オーダーメードで注文したり、靴屋の店舗でシューフィッターからの支援を受けたりする必要がある。従って、既存の履物であっても、個々の人の足の形状やサイズに合わせることが可能な履物が求められていた。特に、近年の甲部の高さが低い人に対する手軽な手段が必要であった。上述した特許文献1-2に記載の技術では、このような履物を提供することが出来ない。
そこで、本考案は、上述の課題を解決するためになされたものであり、靴の内部の形状を足の甲部の高さに簡単にジャストフィットさせることが可能な靴を提供することを目的とする。
本考案に係る靴は、靴本体と、ポケット布部と、フラップ部と、緩衝材と、を備える。ポケット布部は、前記靴本体の内部において足の甲部に対面する内部部分の底辺部から両端部までに接合され、上辺部を開放させて、ポケット口として所定の大きさの空間を設けている。フラップ部は、前記ポケット布部の上辺部から延出されて、上方から回り込んで、前記靴本体の外部において足の甲部に対向する外部部分に着脱部材によって着脱可能に設けられている。緩衝材は、所定の弾力性を有し、前記ポケット口の内部に挿入可能である。本考案に係る靴は、前記緩衝材が前記ポケット口の内部に挿入され、前記フラップ部が前記着脱部材によって前記外部部分に付着されることで、前記靴本体の内部が狭まり、前記靴本体の内部に入った足の甲部と前記ポケット布部とが密着し、履き心地を向上させる。
本考案によれば、靴の内部の形状を足の甲部の高さに簡単にジャストフィットさせることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る靴1は、図1-図2に示すように、靴本体10と、ポケット布部11と、フラップ部12と、緩衝材13と、を備える。ここでは、靴本体10は、例えば、一般的な革靴を想定している。
又、ポケット布部11は、靴本体10の内部において足の甲部に対面する内部部分P1の底辺部L1(下方の下辺部に相当する)から両端部L2(左右の両端部に相当する)までに接合され、(上方の)上辺部L3を開放させて、ポケット口として所定の大きさの空間を設けている。ここでは、ポケット布部11は、ポケット布部11の底辺部11aから両端部11bまでを内部部分P1の底辺部L1から両端部L2までに縫製されることで、ポケット口として構成している。
又、フラップ部12は、ポケット布部11の上辺部11cから延出されて、上方から(前方に)回り込んで、靴本体10の外部において足の甲部に対向する外部部分P2に着脱部材12a、12bによって着脱可能に設けられている。
ここでは、フラップ部12は、ポケット布部11と一体として構成されており、ポケット口の蓋部としての機能を有する。又、着脱部材12a、12bについては、例えば、第一の着脱部材12aは、フラップ部12に設けられた雄型のホック部として構成され、第二の着脱部材12bは、靴本体10の外部部分P2に設けられた雌型のホック部として構成されている。
又、緩衝材13は、所定の弾力性を有し、ポケット口の内部に挿入可能である。ここでは、緩衝材13は、例えば、クッション材を想定することが出来る。ここでは、緩衝材13は、例えば、足の甲部Iの形状に対応した形状に構成されている。
そして、本考案に係る靴1は、図2に示すように、緩衝材13がポケット口の内部に挿入され、フラップ部12が着脱部材12a、12bによって外部部分P2に付着されることで、靴本体10の内部が狭まり、靴本体10の内部に入った足の甲部Iとポケット布部11とが密着し、履き心地を向上させる。
これにより、靴1の内部の形状を足の甲部Iの高さに簡単にジャストフィットさせることが可能となる。即ち、本考案では、靴本体10の内部のうち、足の甲部Iに対面する内部部分P1にポケット口を設けて、そこに緩衝材13を挿入することで、ポケット布部11が膨張して、靴本体10の内部を物理的に狭くすることが出来る。この靴本体10の内部を狭くすることで、足の甲部Iに対面する内部部分P1の高さが低くなり、ポケット布部11と足の甲部Iとが密着し、靴1の内部の形状を足の甲部Iの高さにぴったり合うことになる。
特に、緩衝材13は、弾力性を有することから、どのような靴の形状やサイズであっても、緩衝材13の入れ方や形状を調整することで、靴の内部の形状を個々の人の足の甲部Iの高さに合わせることが出来る。特に、足長は合っているものの、甲部の高さが合っていない靴や、足長や足幅は合っているものの、靴の形状が合っておらず、足に緩い靴の場合に、緩衝材13で靴の内部部分P1の高さを調整して、靴1を履く人の足の甲部Iの高さに合わせて、靴1に対する足のフィット感を調整することが出来るのである。そして、図3に示すように、靴を人の足の甲部Iの高さにぴったり合わせることで、開帳足の人であっても、靴のフィット感を良くして、履き心地を向上させることが出来る。又、外反母趾・内反小趾等の足の障害がある人でも、快適に靴を履くことが出来ることから、足の障害の悪化を防止することが期待できる。近年の足の甲部の高さが低い若者や女性、高齢者に最適な靴1を提供することが出来る。
又、本考案に係る靴1は、ポケット口を靴本体10の内部に設けていることで、靴本体10のデザインを損ねることが無い。又、フラップ部12は、靴本体10の外部部分P2に現れることで、靴全体のデザイン性を向上させるとともに、靴を履いた人は、フラップ部12を空けてポケット口の内部の緩衝材13の形状を容易に調整して、その都度、靴1を足に合わせることも可能である。そして、本考案では、外付けで既存の靴1にポケット口を設けることが出来るため、既存の靴に対しての付加価値を高めることも可能である。
ここで、靴本体10の種類に特に限定はないが、例えば、図4に示すように、ビジネスシューズ、ローファー、カジュアルシューズ、サンダル、パンプス、ミュール、サボ、ソックス、ムートン、ブーティー、ショート等を挙げることが出来る。
又、ポケット布部11の接合方法に特に限定はないが、例えば、上述のように縫製方法でもよいし、接着剤による接着方法や加熱による溶着方法であっても構わない。又、ポケット布部11の素材に特に限定はないが、例えば、皮や布でもよいし、フィルムなどの合成樹脂でも構わない。又、ポケット布部11のサイズに特に限定はないが、例えば、人の足の平均的な甲部Iのサイズに対応させても良いし、平均的な甲部Iのサイズよりも所定のサイズだけ大きくさせたサイズに対応させても良い。ポケット布部11は、緩衝材13を入れた際に、靴の内部部分P1の高さを適度に調整出来る程度のサイズになると好ましい。
又、フラップ部12の構成に特に限定はないが、例えば、フラップ部12は靴1の外部に露出することから、楕円形状や円形状、三角形状や四角形状等の多角形状に構成しても良いし、簡単なデザインを付しても良い。
又、フラップ部12は、ポケット布部11と一体的に構成されても良いし、ポケット布部11と別個独立に構成して、靴1にポケット布部11を接合する際に、ポケット布部11の上辺部にフラップ部12を接合しても構わない。フラップ部12がポケット布部11と一体的に構成されている場合、一枚の生地からポケット布部11とフラップ部12との形状を切り取ることで、ポケット布部11とフラップ部12とを得ることが出来る。又、ポケット布部11とフラップ部12との生地に、例えば、消臭や抗菌等の機能性を付与させても構わない。
又、着脱部材12a、12bの構成に特に限定はないが、例えば、上述のように、雄型及び雌型のホック部でもよいし、雄型及び雌型の面ファスナーやボタンと貫通孔の組み合わせでも構わない。
又、緩衝材13は、所定の弾力性を有していれば、その構成に特に限定はなく、例えば、クッション材でもよいし、スポンジ材やゴム、エラストマー、発砲材等でも構わない。又、緩衝材13に、例えば、消臭や抗菌等の機能性を付与させても構わない。又、緩衝材13のサイズに特に限定はないが、例えば、人の足の平均的な甲部Iのサイズに対応させても良いし、ポケット布部11のポケット口に挿入可能なサイズに対応させても構わない。
ここで、図1に示す本考案に係る靴1を製造し、甲部の高さが低い被験者に試着してもらったところ、緩衝材13の入れ具合によって、靴の内部部分P1の高さを調整して、靴の内部の形状を足の甲部の高さに合せることが出来た。被験者からは履き心地が良く、長時間履いても、快適に過ごすことが出来たと高評価を得ることが出来た。従って、本考案では、靴の内部の形状を足の甲部の高さに簡単にジャストフィットさせることが出来ることが明らかになった。
以上のように、本考案に係る靴は、あらゆる種類の靴に有用であり、靴の内部の形状を足の甲部の高さに簡単にジャストフィットさせることが可能な靴として有効である。
1 靴
10 靴本体
11 ポケット布部
12 フラップ部
13 緩衝材
10 靴本体
11 ポケット布部
12 フラップ部
13 緩衝材
Claims (1)
- 靴本体と、
前記靴本体の内部において足の甲部に対面する内部部分の底辺部から両端部までに接合され、上辺部を開放させて、ポケット口として所定の大きさの空間を設けているポケット布部と、
前記ポケット布部の上辺部から延出されて、上方から回り込んで、前記靴本体の外部において足の甲部に対向する外部部分に着脱部材によって着脱可能に設けられたフラップ部と、
所定の弾力性を有し、前記ポケット口の内部に挿入可能である緩衝材と、
を備え、
前記緩衝材が前記ポケット口の内部に挿入され、前記フラップ部が前記着脱部材によって前記外部部分に付着されることで、前記靴本体の内部が狭まり、前記靴本体の内部に入った足の甲部と前記ポケット布部とが密着し、履き心地を向上させる、
靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003862U JP3240620U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003862U JP3240620U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240620U true JP3240620U (ja) | 2023-01-24 |
Family
ID=84978211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022003862U Active JP3240620U (ja) | 2022-11-22 | 2022-11-22 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240620U (ja) |
-
2022
- 2022-11-22 JP JP2022003862U patent/JP3240620U/ja active Active
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