JP2018093030A - 電子機器および電子機器の製造方法 - Google Patents

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佳郎 西中
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悠介 森本
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剛 田邊
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Abstract

【課題】発熱を伴う電子部品が実装された立ち基板が収容された筐体内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる電子機器およびその製造方法を提供する。【解決手段】電子機器100は、メイン基板1と、立ち基板2と、電子部品3と、熱伝導部材4と、筐体5とを備えている。メイン基板1は、表面1aを有する。立ち基板2は、表面1aから立ち上がるようにメイン基板1に接続されている。電子部品3は、発熱を伴い、立ち基板2に実装されている。熱伝導部材4は、立ち基板2および電子部品3の少なくともいずれかに接続されている。筐体5は、メイン基板1、立ち基板2、電子部品3および熱伝導部材4を収容する。立ち基板2および電子部品3の少なくともいずれかは、熱伝導部材4を介して筐体5に接触している。熱伝導部材4の熱伝導率は、立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器および電子機器の製造方法に関し、特に、メイン基板に接続された立ち基板を備えた電子機器およびその製造方法に関するものである。
メイン基板に接続された立ち基板を備えた電子機器は、たとえば特許第4314809号公報(特許文献1)に記載されている。この電子機器においては、母基板(メイン基板)に設けられたスリットに補助基板(立ち基板)が挿入され、メイン基板の端子パッドに立ち基板の端子パッドがはんだ付けされている。
特許第4314809号公報
上記の公報に記載されたメイン基板および立ち基板が筐体内に収容され、立ち基板に発熱を伴う電子部品が実装された場合、電子部品が発生した熱によって筐体内の雰囲気温度が高くなるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、発熱を伴う電子部品が実装された立ち基板が収容された筐体内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる電子機器およびその製造方法を提供することである。
本発明の電子機器は、メイン基板と、立ち基板と、電子部品と、熱伝導部材と、筐体とを備えている。メイン基板は、表面を有する。立ち基板は、表面から立ち上がるようにメイン基板に接続されている。電子部品は、発熱を伴い、立ち基板に実装されている。熱伝導部材は、立ち基板に接続されている。筐体は、メイン基板、立ち基板、電子部品および熱伝導部材を収容する。立ち基板は、熱伝導部材を介して筐体に接触している。熱伝導部材の熱伝導率は、立ち基板の熱伝導率よりも大きい。
本発明の電子機器によれば、立ち基板および電子部品の少なくともいずれかは熱伝導部材を介して筐体に接触しており、熱伝導部材の熱伝導率は立ち基板の熱伝導率よりも大きい。このため、電子部品が発生した熱を熱伝導部材を通して筐体に伝えて筐体外に放散させることができる。これにより、電子部品が発した熱による筐体内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における電子機器の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に断面図である。 本発明の実施の形態1におけるメイン基板の構成を概略的に示す底面図である。 本発明の実施の形態1における立ち基板に電子部品が実装された構成を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態2における電子機器の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における立ち基板の正面側から見たメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に斜視図である。 本発明の実施の形態2における立ち基板の背面側から見たメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に断面図である。 本発明の実施の形態2におけるメイン基板の構成を概略的に示す底面図である。 本発明の実施の形態2における立ち基板に電子部品が実装された構成を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2における電子機器の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における電子機器の製造方法の図12に示す工程の次工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における電子機器の製造方法の図13に示す工程の次工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における電子機器の製造方法の図14に示す工程の次工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における電子機器の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3におけるメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に斜視図である。 本発明の実施の形態3におけるメイン基板の構成を概略的に示す底面図である。 本発明の実施の形態3における立ち基板に電子部品が実装された構成を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態3における電子機器の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4における電子機器の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例における電子機器の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態5における立ち基板の背面側から見たメイン基板に立ち基板が実装された構成を概略的に斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態1における電子機器100の構成について説明する。図1は本実施の形態の電子機器100の断面図である。図1に示されるように、本実施の形態の電子機器100は、メイン基板1と、立ち基板2と、電子部品3と、熱伝導部材4と、筐体5とを備えている。
図2はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を示す斜視図である。図3はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を示す断面図である。図1〜図3に示されるように、メイン基板1は、表面1aおよび裏面1bを有する。立ち基板2は、メイン基板1の表面1aから立ち上がるようにメイン基板1に接続されている。立ち基板2は、正面2aおよび背面2bを有する。
電子部品3は、立ち基板2に実装されている。電子部品3は、立ち基板2の正面2aにはんだ付けにより実装されている。電子部品3は、発熱を伴うものである。電子部品3は、例えば、電力用半導体装置およびトランスの少なくともいずれかである。具体的には、例えば、電子部品3は、パワー(電力)用のトランジスタおよびダイオード、トランス等の発熱量の大きい電子部品である。
図1に示されるように、熱伝導部材4は、立ち基板2に接続されている。熱伝導部材4は、立ち基板2の背面2bに接触している。熱伝導部材4は、立ち基板2の片面の少なくともいずれかに接触していればよい。熱伝導部材4の熱伝導率は、立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。つまり、熱伝導部材4は立ち基板2よりも熱を伝えやすい性質を有している。
熱伝導部材4は、一般的な絶縁性を備えている。熱伝導部材4は、例えば、放熱シートである。具体的には、放熱シートの素材は、シリコーン樹脂に、電気絶縁性を確保するためにセラミックフィラーを配合したものである。
筐体5は、メイン基板1、立ち基板2、電子部品3および熱伝導部材4を収容する。筐体5は、上壁部5aと、下壁部5bと、側壁部5cと、内部空間5dと、筐体放熱部5eとを有している。内部空間5dは、上壁部5aと、下壁部5bと、側壁部5cによって取り囲まれている。内部空間5dにメイン基板1、立ち基板2、電子部品3および熱伝導部材4が配置されている。筐体5は、内部空間5dを密閉するように構成されていることが好ましい。筐体放熱部5eは立ち基板2を固定するためのものである。筐体放熱部5eは上壁部5aに接続されている。筐体放熱部5eは上壁部5aから内部空間5dに突き出している。筐体5は、一般的な金属材料から構成されている。具体的には、筐体5は、例えば、アルミニウムから構成されている。
立ち基板2は、熱伝導部材4を介して筐体5に接触している。本実施の形態においては、立ち基板2は熱伝導部材4を介して筐体放熱部5eに接触している。熱伝導部材4は立ち基板2と筐体放熱部5eとで挟み込まれている。熱伝導部材4は立ち基板2と筐体放熱部5eとに亘って設けられている。なお、熱伝導部材4は、立ち基板2および筐体放熱部5eの各々と接着剤を介して接着されていてもよい。この接着剤の熱伝導率は、立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。さらに、この接着剤の熱伝導率は、熱伝導部材4の熱伝導率よりも大きいことが好ましい。
続いて、メイン基板1に立ち基板2が実装された構成をさらに詳しく説明する。
図4はメイン基板1の裏面1bを示す底面図である。図2および図4に示されるように、メイン基板1には、表面1aから裏面1bまで貫通するようにメイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13が設けられている。メイン支持部スリット11は、第1補助支持部スリット12と第2補助支持部スリット13との間に配置されている。なお、本実施の形態においては、メイン支持部スリット11のみが設けられており、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13は設けられていなくてもよい。
メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13は直線状に並んで配置されている。メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々は、後述するメイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24の各々にそれぞれ対応する箇所に設けられている。
メイン基板1の裏面1bに複数のメインメス電極11a、2つの第1補助メス電極12aおよび2つの第2補助メス電極13aがそれぞれ設けられている。複数のメインメス電極11aは第1補助メス電極12aと第2補助メス電極13aとの間に配置されている。メイン支持部スリット11の開口に繋がるように複数のメインメス電極11aが設けられている。複数のメインメス電極11aはメイン支持部スリット11の長手方向に等間隔に並んで配置されている。複数のメインメス電極11aはメイン支持部スリット11の短手方向にメイン支持部スリット11を挟んで配置されている。つまり複数のメインメス電極11aはメイン支持部スリット11の一方側と他方側の両側に配置されている。
第1補助支持部スリット12の開口に繋がるように2つの第1補助メス電極12aが設けられている。2つの第1補助メス電極12aは第1補助支持部スリット12の短手方向に第1補助支持部スリット12を挟んで配置されている。つまり2つの第1補助メス電極12aは第1補助支持部スリット12の一方側と他方側の両側に配置されている。
第2補助支持部スリット13の開口に繋がるように2つの第2補助メス電極13aが設けられている。2つの第2補助メス電極13aは第2補助支持部スリット13の短手方向に第2補助支持部スリット13を挟んで配置されている。つまり2つの第2補助メス電極13aは第2補助支持部スリット13の一方側と他方側の両側に配置されている。
メイン基板1は、一般的なプリント配線板材料から構成されている。具体的には、メイン基板1は、例えば、基材の芯に難燃性エポキシ樹脂を含浸させたガラス不織布を用い、強度の補強を目的として表面にガラス布およびエポキシ樹脂のプリプレグを用いた積層板であるCEM−3(Composite epoxy material−3)から構成されている。
図5は立ち基板2の正面を示す図である。図2および図5に示されるように、立ち基板2は、本体部21と、メイン支持部22と、第1補助支持部23と、第2補助支持部24とを有している。本体部21に電子部品3が取り付けられている。メイン支持部22は第1補助支持部23と第2補助支持部24との間に配置されている。メイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24はそれぞれ立ち基板2の下部において本体部21から下向きに突き出すように設けられている。メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々に、メイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24の各々がそれぞれ挿入されている。
メイン支持部22の正面2aに複数のメインオス電極22aが設けられている。複数のメインオス電極22aにより立ち基板2を多ピン化することが可能となる。また、図示されていないがメイン支持部22の背面2bにも複数のメインオス電極22aが設けられている。つまり、メイン支持部22の正面2aおよび背面2bの両面に複数のメインオス電極22aが設けられている。複数のメインオス電極22aはメイン支持部22の長手方向に等間隔に並んで配置されている。
第1補助支持部23の正面2aに第1補助オス電極23aが設けられている。また図示されていないが第1補助支持部23の背面2bにも第1補助オス電極23aが設けられている。つまり、第1補助支持部23の正面2aおよび背面2bの両面にそれぞれ第1補助オス電極23aが設けられている。
第2補助支持部24の正面2aに第2補助オス電極24aが設けられている。また図示されていないが第2補助支持部24の背面2bにも第2補助オス電極24aが設けられている。つまり、第2補助支持部24の正面2aおよび背面2bの両面にそれぞれ第2補助オス電極24aが設けられている。
立ち基板2は、一般的なプリント配線板材料から構成されている。具体的には、立ち基板2は、例えば、基材の芯に難燃性エポキシ樹脂を含浸させたガラス不織布を用い、強度の補強を目的として表面にガラス布およびエポキシ樹脂のプリプレグを用いた積層板であるCEM−3から構成されている。
図2、図4および図5に示されるように、複数のメインオス電極22aの各々は複数のメインメス電極11aの各々にそれぞれ対応する位置に配置されている。第1補助オス電極23aは第1補助メス電極12aに対応する位置に配置されている。第2補助オス電極24aは第2補助メス電極13aに対応する位置に配置されている。
図3に示されるように、メイン支持部スリット11にメイン支持部22が垂直に挿入された状態で、メイン基板1および立ち基板2の各々の電極部が互いにはんだ付けされている。例えば、メイン基板1に立ち基板2が組み付けられた状態でコンベアで搬送されたメイン基板1および立ち基板2の各々の電極部が、溶融はんだ噴流に浸漬させてはんだ付けするフローはんだ付け工法により、互いにはんだ付けされていてもよい。メイン基板1および立ち基板2の各々の電極部が互いにはんだ付けされていることにより、メイン基板1に立ち基板2が固定されている。
具体的には、複数のメインメス電極11aの各々は複数のメインオス電極22aの各々にそれぞれはんだ6により接続されている。また、第1補助メス電極12aは第1補助オス電極23aにはんだ6により接続されており、第2補助メス電極13aは第2補助オス電極24aにはんだ6により接続されている。このようにして、メイン基板1に立ち基板2が実装されている。
次に、本実施の形態の作用効果について比較例と対比して説明する。
比較例の電子機器100は、本実施の形態の電子機器100の熱伝導部材4を備えていない点で本実施の形態の電子機器100と異なっている。したがって、比較例の電子機器100においては、立ち基板2は、熱伝導部材4を介して筐体5に接触していない。
比較例の電子機器100において、立ち基板2に発熱の大きな電子部品3が実装された場合、電子機器100の稼働中に電子部品3から発生した熱は、筐体5内から逃げることができないため、筐体5内の雰囲気温度は高くなる。
一般的に筐体5内の雰囲気温度が高くなるに従って、立ち基板2と電子部品3とのはんだ接合部および電子部品3等の寿命は短くなり、電子機器100の動作は不安定となる。以下、これらの理由について説明する。環境温度に変化が生じた場合、電子部品3の熱膨張係数と立ち基板2の熱膨張係数との差から生じる熱応力がはんだ接合部に繰返し加わることにより、はんだ接合部は最終的に疲労破壊に至る。このとき、筐体5内の雰囲気温度が高くなると、電子部品3の熱膨張係数と立ち基板2の熱膨張係数との差から生じる熱応力も大きくなるため、疲労破壊に至るまでの時間が短くなる。また、一般的に10℃の周囲温度の上昇により電解コンデンサなどの寿命は1/2になる。さらに、電子部品3は周囲温度によってその特性が変化するが、周囲温度が高くなるとその特性が悪くなるため電子機器100の動作は不安定となる。
上記の理由から、比較例の電子機器100においては、筐体5内の雰囲気温度が高くなるため、はんだ接合部の信頼性の低下、電子部品3の短寿命化、電子機器100の動作の安定性の低下という問題がある。
一方、本実施の形態における電子機器100によれば、図1に示されるように、発熱を伴う電子部品3が実装された立ち基板2が熱伝導部材4を介して筐体5、具体的には筐体放熱部5eに接触している。そして熱伝導部材4の熱伝導率は立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。このため、電子部品3が発生した熱を立ち基板2および熱伝導部材4を通して筐体5に伝えて筐体5外に放散させることができる。これにより、電子部品3が発した熱による筐体5内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる。
これにより、立ち基板2と電子部品3とのはんだ接合部および電子部品3の長寿命化を図ることができる。したがって、信頼性の高い電子機器100を提供することができる。更に電子部品3の温度特性に左右されにくく、安定した動作が可能な電子機器100を提供することができる。
また、本実施の形態における電子機器100によれば、電力用半導体装置およびトランスの少なくともいずれかといった発熱量の大きい電子部品3が実装された場合に、筐体5内の雰囲気温度の上昇を効果的に抑制することができる。
次に、本実施の形態の各種変形例について説明する。本実施の形態の各種変形例は、特に説明しない限り、上記の本実施の形態と同様の構成を備えている。
上記の本実施の形態においては、メイン基板1および立ち基板2の材料として、CEM−3が例示されているが、メイン基板1および立ち基板2には他の材料が用いられてもよい。例えば、ガラス繊維の布にエポキシ樹脂をしみ込ませたFR−4(Flame Retardant Type 4)基材、絶縁体の紙にフェノール樹脂を浸透させて形成した紙フェノール基板、配線導体とセラミックス基材とを同時焼成して作るセラミック基板等が用いられてもよい。また、立ち基板2の材料がCEM−3であり、メイン基板1の材料がFR−4であるなど、異なる材料からなる基板が組み合わされてもよい。
また、上記の本実施の形態においては、筐体5の材料としてアルミニウムが例示されているが、他の材料が用いられてもよい。例えば、鉄、銅、ステンレスが用いられてもよい。更には、金属にこだわらず、フィラーを混入して、熱伝導性を高めた樹脂等が用いられてもよい。具体的には、熱伝導性を向上するため、セラミック等の粒子からなるフィラーを加えた樹脂が用いられてもよい。
また、上記の本実施の形態においては、熱伝導部材4として、シリコーン樹脂に電気絶縁性を確保するためにセラミックフィラーを配合した放熱シートが例示されているが、他の材料が用いられてもよい。例えば、アクリル、ポリオフィレンなどの樹脂に強度および熱伝導性を高めるためにセラミックフィラーを配合した放熱シートが用いられてもよい。
また、筐体放熱部5eは、筐体5に接触していればよい。筐体放熱部5eと筐体5との組みつけを容易にするため、筐体放熱部5eは、筐体5と別パーツとなっており、立ち基板2との接触を確認してから、筐体5にねじ止め、溶接などで固定されてもよい。
これらの本実施の形態の各種変形例においても上記の本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
以下、特に説明しない限り、実施の形態2では、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図6〜図9を参照して、本発明の実施の形態2における電子機器100の構成について説明する。図6は本実施の形態の電子機器100の断面図である。図7はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を立ち基板2の正面2a側から示す斜視図である。図8はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を立ち基板2の背面2b側から示す斜視図である。図9はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を示す断面図である。
図6〜図9に示されるように、本実施の形態においては、立ち基板2は、メイン基板1の表面1aの端部に位置している。つまり、立ち基板2はメイン基板1の端面1c、または、メイン基板1の端面1cからはんだ6を介した位置に配置されている。
複数のメインオス電極22aは、メイン支持部22の正面2aには設けられているが、メイン支持部22の背面2bには設けられていない。複数のメインメス電極11aはメイン基板1の端面1cに沿って並んで配置されている。メイン基板1の複数のメインメス電極11aと立ち基板2の複数のメインオス電極22aとは立ち基板2の正面2a側ではんだ6により接合されている。つまり、メイン基板1と立ち基板2とは、はんだ6によって立ち基板2の片面だけ固定された状態となっている。そして、メイン基板1と立ち基板2とは各電極がはんだ付けされることにより電気的に接続されている。
本実施の形態においては、メイン基板1に立ち基板2が実装された状態では、後述するようにメイン基板1が分割されることにより、メイン基板1には、実施の形態1のメイン支持部スリット11は設けられていない。また、立ち基板2は、メイン支持部22を有しているが、実施の形態1の第1補助支持部23および第2補助支持部24を有していない。そのため、メイン基板1には、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々は設けられていない。
本実施の形態においては、筐体5は実施の形態1の筐体放熱部5eを有していない。立ち基板2は、筐体5の側壁部5cに熱伝導部材4を介して組みつけられている。
次に、図10〜図15を参照して、本実施の形態の電子機器100の製造方法について説明する。
まず、図10に示されるように、メイン基板1が準備される。メイン基板1は、メイン支持部スリット11と、メイン支持部スリット11を挟むように配置された複数の分割用スリット14とを有している。複数の分割用スリット14の各々はメイン基板1の表面1aから裏面1bまで貫通している。メイン支持部スリット11および分割用スリット14は複数の孔からなっている。これらの複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)はいずれもメイン基板1の表面1aから裏面1bまで貫通しており、点線状に配置されている。つまり、メイン基板1には、スリットを内包しメイン基板1を分割できるミシン目が設けられている。複数のメインメス電極(メス電極)11aはメイン基板1の裏面1bにおいて複数の孔が点線状に配置された方向と交差する方向に複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)の各々の一方側に配置されている。
また、図11に示されるように、下端部に配置されたメイン支持部(支持部)22と、メイン支持部(支持部)22の正面(一方面)2aに設けられた複数のメインオス電極(オス電極)22aとを有する立ち基板2が準備される。
そして、図12および図13に示されるように、複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)の各々の一方側にメイン支持部(支持部)22の正面(一方面)2aが位置するようにメイン基板1の点線状に配置された複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)の一部に立ち基板2のメイン支持部(支持部)22が挿入される。
次に、図14に示されるように、複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)の一部に立ち基板2のメイン支持部(支持部)22が挿入された状態でメイン基板1の裏面1bを噴流はんだに浸漬させて複数のメインメス電極(メス電極)11aに複数のメインオス電極(オス電極)22aがはんだ付けされる。
本実施の形態においては、フローはんだ付け工法が採用されている。具体的には、例えば、はんだ槽200に貯留された溶融はんだ6をフローはんだ付けノズル201から噴流させてメイン基板1の裏面1bを噴流はんだに浸漬させる。モータ202の駆動力がモータ軸203を経由してプロペラ204に伝達されてプロペラ204が回転することにより、溶融はんだ6はフローはんだ付けノズル201から上方へ噴流する。フローはんだ付けノズル201の上方にメイン基板1の裏面1bを配置することにより、メイン基板1の裏面1bを噴流はんだに浸漬させて複数のメインメス電極(メス電極)11aに複数のメインオス電極(オス電極)22aがはんだ付けされる。
続いて、図15に示されるように、複数のメインメス電極(メス電極)11aに複数のメインオス電極(オス電極)22aがはんだ付けされたメイン基板1が点線状に配置された複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)に沿って割られる。これにより、複数の孔(メイン支持部スリット11および分割用スリット14)の一方側の内面によってメイン基板1の端面1cが形成される。これによって、立ち基板2をメイン基板1の端面1c、または、メイン基板1からはんだ6を介した位置に配置することが可能となる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においても上記の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。本実施の形態によればさらに以下の効果を得ることができる。
一般的にフロー実装時において、立ち基板2がメイン基板1の搬送方向の端面に配置される場合、立ち基板2が基板搬送爪に干渉しないようにするため、立ち基板2とメイン基板1の端面との間に一定の距離をおかなくてはならない。
一方、本実施の形態における電子機器によれば、立ち基板2は、メイン基板1の表面1aの端部に位置しているため、筐体設計の自由度が向上した電子機器100を提供することができる。また、これに伴って、立ち基板2に対してメイン基板1と反対側のスペースを排除することができるため、筐体5または電子機器100の高密度化および小型化に寄与することができる。
一方、本実施の形態における電子機器100の製造方法によれば、フロー実装後、複数の孔でメイン基板1を分割することで、立ち基板2の位置をメイン基板1の端面1c、または、端面1cからはんだ6を介した位置に配置することができる。このため、筐体設計の自由度が向上した電子機器100を提供することができる。また、これに伴って、立ち基板2に対してメイン基板1と反対側のスペースを排除することができるため、筐体5または電子機器100の高密度化および小型化に寄与することができる。
実施の形態3.
以下、特に説明しない限り、実施の形態3では、実施の形態1および実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図16および図17を参照して、本発明の実施の形態3における電子機器100の構成について説明する。図16は本実施の形態の電子機器100の断面図である。図17はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を立ち基板2の正面2a側から示す斜視図である。
図16および図17に示されるように、本実施の形態においては、立ち基板2は、メイン基板1の表面1aの端部に位置している。つまり、立ち基板2はメイン基板1の端面1c、または、メイン基板1の端面1cからはんだ6を介した位置に配置されている。
複数のメインオス電極22aは、メイン支持部22の正面2aには設けられているが、メイン支持部22の背面2bには設けられていない。複数のメインメス電極11aはメイン基板1の端面1cに配置されている。メイン基板1の複数のメインメス電極11aと立ち基板2の複数のメインオス電極22aとは立ち基板2の正面2a側ではんだ6により接合されている。
第1補助オス電極23aは、第1補助支持部23の正面2aには設けられているが、第1補助支持部23の背面2bには設けられていない。第1補助メス電極12aはメイン基板1の端面1cに配置されている。メイン基板1の第1補助メス電極12aと立ち基板2の第1補助オス電極23aとは立ち基板2の正面2a側ではんだ6により接合されている。
第2補助オス電極24aは、第2補助支持部24の正面2aには設けられているが、第2補助支持部24の背面2bには設けられていない。第2補助メス電極13aはメイン基板1の端面1cに配置されている。メイン基板1の第2補助メス電極13aと立ち基板2の第2補助オス電極24aとは立ち基板2の正面2a側ではんだ6により接合されている。
このようにして、メイン基板1と立ち基板2とは、はんだ6によって立ち基板2の片面だけ固定された状態となっている。そして、メイン基板1と立ち基板2とは各電極がはんだ付けされることにより電気的に接続されている。
メイン基板1においては、第1補助メス電極12aおよび第2補助メス電極13aの各々の表面積は、複数のメインメス電極11aの各々の表面積よりも大きい。立ち基板2においては、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの各々の表面積は、複数のメインオス電極22aの各々の表面積よりも大きい。
本実施の形態においては、メイン基板1に立ち基板2が実装された状態では、後述するようにメイン基板1が分割されることにより、メイン基板1には、実施の形態1のメイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々は設けられていない。
本実施の形態においては、筐体5は実施の形態1の筐体放熱部5eを有していない。立ち基板2は、筐体5の側壁部5cに熱伝導部材4を介して組みつけられている。
次に、図18〜図20を参照して、本実施の形態の電子機器100の製造方法について説明する。
図18に示されるように、メイン基板1は、メイン支持部スリット11と、第1補助支持部スリット12と、第2補助支持部スリット13と、複数の分割用スリット14とを有している。複数の分割用スリット14は、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13を挟むように配置されている。メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12、第2補助支持部スリット13および複数の分割用スリット14は、点線状に配置された複数の孔を構成している。
第1補助支持部スリット12および第1補助支持部23の各々の横方向(各スリットが並ぶ方向)の寸法はそれぞれ第2補助支持部スリット13および第2補助支持部24の各々の横方向の寸法よりも大きい。
図18および図19に示されるように、メイン支持部スリット11の開口寸法はメイン支持部22の外形寸法よりも大きい。第1補助支持部スリット12の開口寸法は第1補助支持部23の外形寸法よりも大きい。第2補助支持部スリット13の開口寸法は第2補助支持部24の外形寸法よりも大きい。
メインメス電極11a、第1補助メス電極12aおよび第2補助メス電極13aの各々は、メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々の一方側のみに配置されている。
図20に示されるように、メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々にメイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24の各々がそれぞれ挿入される。
その後、メイン基板1の裏面1bを噴流はんだに浸漬させることにより、複数のメインメス電極11a、第1補助メス電極12aおよび第2補助メス電極13aの各々に、複数のメインオス電極22a、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの各々がそれぞれはんだ付けされる。
続いて、メイン基板1は、点線状に配置されたメイン支持部スリット11と、第1補助支持部スリット12と、第2補助支持部スリット13と、複数の分割用スリット14に沿って分割される。これによって、立ち基板2は、メイン基板1の端面1c、または、メイン基板1からはんだ6を介した位置に配置される。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においても上記の実施の形態1および実施の形態2と同様の効果を得ることができる。本実施の形態によればさらに以下の効果を得ることができる。
本実施の形態の電子機器100によれば、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの各々の表面積は、複数のメインオス電極22aの各々の表面積よりも大きい。このため、メイン基板1の線膨張係数と立ち基板2の線膨張係数との違いによる複数のメインオス電極22aの各々の膨張および収縮量を低減させることができる。つまり、メイン基板1の線膨張係数と立ち基板2の線膨張係数との違いによる膨張および収縮量は、立ち基板2の横方向における電極の長さを長くするほど大きくなる。このとき、最も大きなひずみは、最も端にある電極である、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aに発生する。そのため、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24a端の各々の表面積を大きくすることにより、ひずみに耐え、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの間にあるメインオス電極22aの膨張および収縮を抑制することができる。これによって、メインオス電極22aの膨張および収縮量を低減することができる。
さらに、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの各々の表面積が大きいため、はんだ接合部のはんだ量を増加させることにより接合強度を増すことができる。これにより、メイン基板1のメインメス電極11aと立ち基板2のメインオス電極22aとを接合するはんだに生じる熱応力を緩和させて信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態の電子機器100においては、メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々の開口寸法はそれぞれメイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24の各々の外形寸法よりも大きい。このため、メイン基板1に立ち基板2を組み付ける時の挿入性を良くすることができる。
さらに、メイン支持部スリット11、第1補助支持部スリット12および第2補助支持部スリット13の各々の開口寸法はそれぞれメイン支持部22、第1補助支持部23および第2補助支持部24の各々の外形寸法よりも大きくし、第1補助オス電極23aおよび第2補助オス電極24aの各々の表面積を大きくすることで、セルフアライメント効果を増加することができる。このセルフアライメント効果とは、電極上の溶融はんだの表面張力によって電極上に搭載された電子部品の位置ずれが戻される作用である。電極が大きいほど表面張力が大きくなるため、セルフアライメント効果は大きくなる。このため、メイン基板1のメインメス電極11aと立ち基板2のメインオス電極22aとの位置ずれによるはんだ付け不具合を抑制することができる。したがって、はんだ付けの信頼性を向上した、電子機器100を提供することができる。
また、本実施の形態の電子機器100においては、第1補助支持部スリット12および第1補助支持部23の各々の横方向の寸法はそれぞれ第2補助支持部スリット13および第2補助支持部24の各々の横方向の寸法よりも大きい。このため、立ち基板2がメイン基板1に挿入される際に、第1補助支持部23と第2補助支持部24とが第2補助支持部スリット13および第1補助支持部スリット12に対して逆向きに挿入される誤組立を抑制することができる。したがって、品質を向上した電子機器装置を提供することができる。
実施の形態4.
以下、特に説明しない限り、実施の形態4では、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図21を参照して、本発明の実施の形態4における電子機器100の構成について説明する。図21は本実施の形態の電子機器100の断面図である。図21に示されるように、本実施の形態においては、電子部品3は、熱伝導部材4を介して筐体5に接触している。本実施の形態においては、電子部品3は熱伝導部材4を介して筐体放熱部5eに接触している。熱伝導部材4は電子部品3と筐体放熱部5eとで挟み込まれている。熱伝導部材4は電子部品3と筐体放熱部5eとに亘って設けられている。なお、熱伝導部材4は、電子部品3および筐体放熱部5eの各々と接着剤を介して接着されていてもよい。この接着剤の熱伝導率は、電子部品3のモールド樹脂の熱伝導率よりも大きい。
本実施の形態における電子機器100によれば、図21に示されるように、発熱を伴う電子部品3が熱伝導部材4を介して筐体5、具体的には筐体放熱部5eに接触している。そして熱伝導部材4の熱伝導率は立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。このため、電子部品3が発生した熱を熱伝導部材4を通して筐体5に伝えて筐体5外に放散させることができる。これにより、電子部品3が発した熱による筐体5内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態の変形例は、特に説明しない限り、上記の本実施の形態と同様の構成を備えている。
図22を参照して、本発明の実施の形態4の変形例における電子機器100の構成について説明する。図22は本実施の形態の変形例4における電子機器100の断面図である。図22に示されるように、本実施の形態においては、立ち基板2および電子部品3は、熱伝導部材4を介して筐体5に接触している。本実施の形態においては、立ち基板2および電子部品3は熱伝導部材4を介して筐体放熱部5eに接触している。熱伝導部材4は立ち基板2および電子部品3と筐体放熱部5eとで挟み込まれている。熱伝導部材4は立ち基板2および電子部品3の各々と筐体放熱部5eとに亘って設けられている。なお、熱伝導部材4は、立ち基板2、電子部品3および筐体放熱部5eの各々と接着剤を介して接着されていてもよい。
本実施の形態の変形例における電子機器100によれば、図22に示されるように、立ち基板2および電子部品3の各々が熱伝導部材4を介して筐体5、具体的には筐体放熱部5eに接触している。そして熱伝導部材4の熱伝導率は立ち基板2の熱伝導率よりも大きい。このため、電子部品3が発生した熱を立ち基板2および熱伝導部材4を通して筐体5に伝えて筐体5外に放散させることができる。これにより、電子部品3が発した熱による筐体5内の雰囲気温度の上昇を抑制することができる。
上記の本発明の実施の形態1および実施の形態4に示されるように、熱伝導部材4は、立ち基板2および電子部品3の少なくともいずれかに接続されていればよい。そして、立ち基板2および電子部品3の少なくともいずれかは、熱伝導部材4を介して筐体5に接触していればよい。
実施の形態5.
以下、特に説明しない限り、実施の形態5では、実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図23を参照して、本実施の形態5における電子機器100の構成について説明する。図23はメイン基板1に立ち基板2が実装された状態を立ち基板2の背面2b側から示す斜視図である。図23に示されるように、本実施の形態においては、メイン基板1の端面1cが立ち基板2の背面2bよりも図中右側に突出している。つまり、メイン基板1の端面1cが立ち基板2の背面2bよりも立ち基板2の正面2aと反対側に突出している。
本実施の形態においても上記の実施の形態1および実施の形態2と同様の効果を得ることができる。本実施の形態によればさらに以下の効果を得ることができる。本実施の形態の電子機器100によれば、メイン基板1の端面1cが立ち基板2の背面2bよりも正面2aと反対側に突出している。このため、メイン基板1の端面1cが筐体5などにぶつかっても立ち基板2の背面2bが筐体5などにぶつかることを抑制することができる。これにより、立ち基板2の背面2bが筐体5などにぶつかることによるメイン基板1と立ち基板2とのはんだ接合部へのダメージを抑制することができる。
なお、上記の本発明の実施の形態1〜5は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 メイン基板、1a 表面、1b 裏面、1c 端面、2 立ち基板、2a 正面、2b 背面、3 電子部品、4 熱伝導部材、5 筐体、5a 上壁部、5b 下壁部、5c 側壁部、5d 内部空間、5e 筐体放熱部、6 はんだ、11 メイン支持部スリット、11a メインメス電極、12 第1補助支持部スリット、12a 第1補助メス電極、13 第2補助支持部スリット、13a 第2補助メス電極、14 分割用スリット、21 本体部、22 メイン支持部、22a メインオス電極、23 第1補助支持部、23a 第1補助オス電極、24 第2補助支持部、24a 第2補助オス電極、100 電子機器。

Claims (5)

  1. 表面を有するメイン基板と、
    前記表面から立ち上がるように前記メイン基板に接続された立ち基板と、
    前記立ち基板に実装された、発熱を伴う電子部品と、
    前記立ち基板および前記電子部品の少なくともいずれかに接続された熱伝導部材と、
    前記メイン基板、前記立ち基板、前記電子部品および前記熱伝導部材を収容する筐体とを備え、
    前記立ち基板および前記電子部品の少なくともいずれかは、前記熱伝導部材を介して前記筐体に接触しており、
    前記熱伝導部材の熱伝導率は、前記立ち基板の熱伝導率よりも大きい、電子機器。
  2. 前記立ち基板は、前記メイン基板の前記表面の端部に位置している、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子部品は、電力用半導体装置およびトランスの少なくともいずれかである、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記メイン基板は、裏面と、前記裏面に設けられた第1補助メス電極、第2補助メス電極、および、前記第1補助メス電極と前記第2補助メス電極との間に配置された少なくとも1つのメインメス電極とをそれぞれ含み、
    前記立ち基板は、前記第1補助メス電極にはんだにより接続された第1補助オス電極と、前記第2補助メス電極にはんだにより接続された第2補助オス電極と、前記第1補助オス電極と前記第1補助オス電極との間に配置され少なくとも1つの前記メインメス電極にそれぞれはんだにより接続された少なくとも1つのメインオス電極とを含み、
    前記第1補助オス電極および前記第2補助オス電極の各々の表面積は、前記メインオス電極の各々の表面積よりも大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 表面と、裏面と、前記表面から前記裏面まで貫通し点線状に配置された複数の孔と、前記裏面において前記複数の孔が前記点線状に配置された方向と交差する方向に前記複数の孔の各々の一方側に配置されたメス電極とを有するメイン基板を準備する工程と、
    下端部に配置された支持部と、前記支持部の一方面に設けられたオス電極とを有する立ち基板を準備する工程と、
    前記複数の孔の各々の前記一方側に前記一方面が位置するように前記メイン基板の点線状に配置された前記複数の孔の一部に前記立ち基板の前記支持部を挿入する工程と、
    前記複数の孔の一部に前記立ち基板の前記支持部が挿入された状態で前記メイン基板の前記裏面を噴流はんだに浸漬させて前記メス電極に前記オス電極をはんだ付けする工程と、
    前記メス電極に前記オス電極がはんだ付けされた前記メイン基板を前記点線状に配置された前記複数の孔に沿って割る工程とを備えた、電子機器の製造方法。
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