JP2018091815A - 漏洩検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】復水系から試料液として採取された循環水から二酸化炭素を含む溶存気体を脱気する脱気効率を向上し、もって海水等の漏洩検出の精度をより一層向上させることができる漏洩検出装置を提供する。【解決手段】冷却水を導通する冷却管により水蒸気を液化して循環水にする復水器を有する発電プラントの復水系に設けられ、復水系から採取された試料液に溶存している二酸化炭素を脱気する脱気装置と、脱気された試料液の導電率を測定する導電率計とを備える漏洩検出装置であって、脱気装置が、中空糸膜で構成され、試料液を流通させる流通路、流通路を収容する脱気槽、脱気槽内部を減圧する真空ポンプ、及び、流量を制御しながら気体を脱気槽内部に流入させるリーク機構を有する、漏洩検出装置である。【選択図】図3

Description

本発明は、海水、河川水等を使用して水蒸気を冷却する復水器を有するプラントの循環水系に設けられ、循環水への海水等の漏洩を検出する漏洩検出装置に関する。
火力発電プラント等の発電プラントでは、ボイラで発生した蒸気をタービンのフィンに供給してタービンを回転させ、この回転動力により発電機を駆動させて発電を行う。タービンから排出された蒸気は復水器に送り込まれ、復水器の内部で冷却水との熱交換により冷却されて凝縮(復水)する。凝縮された循環水は、イオンや溶存ガス等が除去された後、復水ポンプ及び給水ポンプによりボイラに供給される。供給された循環水は、ボイラで加熱されて蒸気となり、再度タービンに供給される。発電プラントは、このような循環水系を有している。
復水器には、冷却水が導通する冷却管が設けられており、タービンから排出された蒸気は、冷却管の表面との接触により復水される。冷却水としては、例えば、海水、河川水および湖沼水等(本明細書において「海水等」とも記載する)が利用される。凝縮された循環水は、復水器の貯留槽に貯留された後、復水ポンプによって送出される。復水器における冷却管が損傷し、冷却水(海水等)が循環水系に漏洩すると、海水等に含まれるイオン及び溶存ガス等によって、ボイラやタービン等のプラント機器を腐食させる可能性がある。
従来のプラント循環水系には、循環水への海水等の漏洩を検出するため、循環水の一部を採取して、採取された試料液の導電率を導電率計により測定する漏洩検出装置が設けられている。導電率計で測定された試料液の導電率がある閾値を超えると、海水等が循環水へ漏洩したと判断して、警報の表示等又は海水等が漏洩した復水器の停止等の処置が行われる。
しかしながら、海水等の漏洩以外の事象によって、漏洩が発生したとの誤検出を漏洩検出装置が行ってしまうおそれがある。例えば、発電プラントは、機器点検や電力需要等に応じてしばしば停止するが、発電プラントの停止に伴い、復水器が大気に開放されると、空気中の二酸化炭素(CO)が循環水中に溶解し、溶解したCOの一部は炭酸水素イオン(HCO )及び炭酸イオン(CO 2−)に電離する。すると、発電プラントの運転が再開されたときに、これらのCO由来の成分により、測定された試料液の導電率が上昇し、閾値に達してしまうおそれがある。また、補給水を復水器に供給する際にCOが溶け込むことにより、循環水の導電率が上昇する可能性がある。
海水等の漏洩の検出精度の向上を目的として、導電率計により測定する試料液の前処理を行う漏洩検出装置が提案されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、導電率計と脱気装置とを備える海水漏洩検出装置が記載されており、当該脱気装置では、ガス透過性膜を用いて形成された流通路に試料液を通過させることにより、COを含む試料液中の溶存ガスが除去されている。
特開平6−11406号公報 特開平11−30564号公報
本発明の目的は、復水系から試料液として採取された循環水から二酸化炭素を含む溶存気体を脱気する脱気効率を向上し、もって海水等の漏洩検出の精度をより一層向上させることができる漏洩検出装置を提供することにある。
本発明は、冷却水を導通する冷却管により水蒸気を液化して循環水にする復水器を有する発電プラントの復水系に設けられ、復水系から採取された試料液に溶存している二酸化炭素を脱気する脱気装置と、脱気された試料液の導電率を測定する導電率計とを備える漏洩検出装置であって、脱気装置が、中空糸膜で構成され、試料液を流通させる流通路、流通路を収容する脱気槽、脱気槽内部を減圧する真空ポンプ、及び、流量を制御しながら気体を脱気槽内部に流入させるリーク機構を有する、漏洩検出装置である。
本発明では、リーク機構から脱気槽内部に気体を流入させることにより、中空糸膜の外側表面近傍における二酸化炭素等の溶存ガス濃度が格段に低減されるため、復水系から試料液として採取された循環水から二酸化炭素を含む溶存気体を脱気する脱気効率を向上することができる。これにより、試料液の導電率測定に及ぼすCO由来の成分の影響を更に低減できるため、海水等の漏洩の誤検出を抑制して、海水等の漏洩検出の精度をより一層向上させることができる。
本発明の実施形態に係る漏洩検出装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る漏洩検出装置における脱気槽の使用状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る漏洩検出装置の他の例を示す概略構成図である。 従来の漏洩検出装置の一例を示す概略構成図である。 従来の漏洩検出装置における脱気槽の使用状態の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る漏洩検出装置10の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、漏洩検出装置10は、発電プラントにおける復水系に設けられている。復水系は、復水器12と、復水ポンプ14と、復水器12及び復水ポンプ14を接続する配管16と、復水ポンプ14の出口に接続する配管18とを備える。
図1に示す復水器12は、給水発電タービンから排出された水蒸気が送り込まれる蒸気凝結器20と、蒸気凝結器20の内部に配置され、冷却水を導通して冷却により水蒸気を液化する冷却管22と、蒸気凝結器20により復水した循環水を貯留する貯留槽24とを備える。復水系に用いられる冷却水としては、例えば海水、河川水および湖沼水等が挙げられる。
漏洩検出装置10は、発電プラントの復水系に設けられ、復水系に含まれる循環水の一部が試料液として採取されて、試料液ライン26を通じて漏洩検出装置10へと送られる。復水系において試料液を採取する位置は特に制限されず、例えば、図1に示すように、試料液ライン26が貯留槽24に接続されて、貯留槽24に貯留されている循環水を試料液として採取してもよい。或いは、図1において破線で示すように、試料液ライン26が復水ポンプ14の出口に接続する配管18に接続されて、配管18を流れる循環水を試料液として採取してもよい。試料液は、貯留槽24と復水ポンプ14との間の配管16等から循環水を採取してもよいし、また、タービンから排出された蒸気を採取し、これを減圧及び冷却して試料液として用いてもよい。
本実施形態に係る漏洩検出装置10は、試料液に溶存している二酸化炭素(CO)を脱気する脱気装置30と、脱気された試料液の導電率を測定する導電率計28とを備える。漏洩検出装置10において、復水系で採取され、試料液ライン26を流れる試料液は、ポンプ(図示しない)等により、脱気装置30の流通路32を通り、導電率計28へと送られる。
ここで、従来の脱気装置72を有する漏洩検出装置70の一例の概略構成図を図4に示す。図4に示す脱気装置72は、中空糸膜で構成され、試料液を流通させる流通路32と、流通路32を収容する脱気槽74と、脱気槽74内部を減圧する真空ポンプ36とを有する。
図5に、従来の漏洩検出装置70における脱気槽74の使用状態の一例を示す。図5に示すように、脱気槽74の内部における流通路32以外の空間は、脱気槽74に接続している真空ポンプ36によって減圧される。すると、中空糸膜の内外で圧力差が生じ、試料液中のCOを含む溶存ガスが、中空糸膜を通って中空糸膜の外側(減圧側)へと移動する。中空糸膜の外側へ移動した溶存ガスは、やがて排気口46を通って真空ポンプ36へと向かう。これにより、試料液が流通路32を流通する間、試料液中に存在する溶存ガスが脱気される。
流通路32を流通する試料液の脱気は、中空糸膜の内外での圧力差が原動力となって行われる。そのため、従来の脱気槽74では、真空ポンプ36に接続する排気口46以外に気体が流出入する通気口を設けず、脱気槽74内部の真空度を上げることにより、脱気効率が向上すると考えられていた。
しかしながら、真空ポンプ36に接続する排気口46以外に通気口を有さない脱気槽74を有する脱気装置72を用いて脱気を行う場合、脱気効率が低下することがあり、これは特に試料液中のCO濃度が高いときに起こりやすい。このような脱気効率の低下の原因として、次の理由が考えられる。
真空ポンプ36の作動により脱気槽74内部の真空度が高くなると、脱気槽74内部では中空糸膜の内側から外側に移動したCOおよび水蒸気の気流が発生する。しかし、気流を構成するCOおよび水蒸気の絶対量が少ないことから当該気流の移動速度は非常に遅く、中空糸膜の外部へと移動した溶存ガスは、排気口46に向かって速やかに移動せず、中空糸膜の外側表面近傍に多く留まる。すると、中空糸膜の外側表面近傍におけるCOの濃度が上昇し、中空糸膜の内外でのCOの濃度差(分圧の差)が小さくなる。これにより、COの中空糸膜の外側への移動速度が低下し、脱気効率が低下すると考えられる。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討した結果、漏洩検出装置10に用いる脱気装置30において、真空ポンプ36により脱気槽34内部の気体を排出する機構に加えて、脱気槽34内部に気体を流入(リーク)させるリーク機構38を設けることによって、COを含む溶存ガスの脱気効率を向上できることを見出した。
本実施形態に係る脱気装置30は、中空糸膜で構成され、試料液を流通させる流通路32、流通路32を収容する脱気槽34、脱気槽34内部を減圧する真空ポンプ36、及び、脱気槽34内部に気体を流入させるリーク機構38を有する。なお、本明細書において、気体の挙動に関して「脱気槽内部」等と記載した場合、脱気槽の内部の空間のうち、流通路32が占める空間を除いた部分であることを意味する。
図2に、本実施形態に係る漏洩検出装置10における脱気槽34の使用状態の一例を示す。図2に示すように、リーク機構38から脱気槽34に気体を流入させることにより、リーク機構38に接続する気体取入口48から真空ポンプ36に接続する排気口46へと流れる気流が、脱気槽34の内部に起こる。すると、中空糸膜を通って気化した溶存ガスは、当該気流に乗って中空糸膜の外側表面近傍から速やかに排除される。よって、気体の流入により脱気槽34内部の真空度が相対的に低下したとしても、中空糸膜の外側表面近傍における溶存ガス濃度が格段に低減されるため、結果として溶存ガスの中空糸膜の内部から外部への移動量が向上し、脱気効率の向上が可能になると考えられる。
本実施形態に係る脱気装置30について、図1及び図3を参照しながら、より詳細に説明する。なお、図3は、本実施形態に係る漏洩検出装置10の他の例を示す概略構成図である。
流通路32は、中空糸膜によって構成されている。中空糸膜は、試料液中の溶存ガス成分を分離できるろ過膜で形成されており、両端に開口部を有している。中空糸膜の一方の開口端は、復水系から採取された試料液が脱気槽34を貫通して導入される導入管42と接続され、他方の開口端は、脱気された試料液を導電率計28に送出する排出管44と接続されている。試料液が流通路32を構成する中空糸膜を流通する間に、上述の通り、試料液中のCO、N、O等の溶存ガスが脱気される。
流通路32を構成する中空糸膜は、試料液中の溶存ガス成分を分離できるろ過膜で形成され、且つ、両端に開口部を有するものであれば、特に制限なく公知の中空糸膜を用いることができる。中空糸膜は、例えば、1000Å以下の細孔を有するろ過膜を用いて形成されたものでよい。中空糸膜を形成する材料としては、例えば、酢酸セルロース系樹脂、ポリスルホン−シリコーン系樹脂、ポリエーテル−イミド系樹脂、シリコーン−ポリカーボネート系樹脂等が挙げられるが、これらに限定されない。
流通路32を収容する脱気槽34は、真空ポンプ36に接続している排気口46と、リーク機構38に接続している気体取入口48とを有する。リーク機構38を通過した気体は、気体取入口48から脱気槽34に流入し、中空糸膜を通過した試料液の溶存ガスとともに、排気口46から排出される。脱気槽34における気体取入口48及び排気口46の位置は特に制限されないが、気体取入口48から排気口46へと流れる気流が中空糸膜の外側表面近傍を流れるように、流通路32を挟んで対向する位置に、気体取入口48及び排気口46を配置することが好ましい。
本実施形態に係る脱気装置30では、リーク機構38により脱気槽34内部に気体が流入されるため、リーク機構38を有さない従来の脱気装置72に比して、脱気槽34内部の真空度は相対的に低下することになるが、真空ポンプの排気量が気体の流入量と比較して多ければ真空度の低下はあまり起きない。真空度が低いと脱気効率が低下すると考えられるため、本実施形態に係る脱気装置30においては、高い真空度が維持されることが好ましく、例えば、脱気槽34内部の気圧を15kPa以下とすることが好ましく、11kPa以下とすることがより好ましい。脱気槽34内部の気圧の下限は、特に制限されない。脱気槽34内部の気圧は、脱気槽34に公知の圧力計(図示しない)を設けることによって測定すればよい。
脱気槽34としては、真空ポンプ36による減圧に耐え得る耐圧容器等が用いられる。脱気槽34の内容量は、使用する流通路32のサイズ及び標的とする脱気性能等に基づいて適宜選択すればよく、例えば、0.5L以上5L以下とすればよい。
脱気装置30において、真空ポンプ36を作動することにより、脱気槽34内部の気体が排気口46から排出され、脱気槽34内部が減圧される。本実施形態に係る脱気装置30に用いられる真空ポンプ36は、脱気するための真空度を達成できるポンプであれば特に限定されず、ドライポンプ、ダイアフラム式ポンプ、油回転式ポンプ、水流式ポンプ等が挙げられる。また、複数の真空ポンプ36を組み合わせて用いてもよい。大気圧において作動できること、高い真空度が得られること、及び、作動液の混入が無いこと等から、真空ポンプ36としてドライポンプを使用することが好ましい。
ところで、中空糸膜で構成される流通路32において試料液を脱気すると、試料液の溶存ガスとともに、試料液の主成分である水が中空糸膜の外部に移動して、水蒸気が発生する。この水蒸気が凝結して、真空ポンプ36の機器に水滴が付着すると、ポンプ性能が低下し、場合によっては機器を損傷するおそれがある。
上記の観点から、図3に示す脱気装置30では、脱気槽34と真空ポンプ36との間の排気ラインに水蒸気及び凝縮水を捕集するトラップ50が設けられる。真空ポンプ36がドライポンプである場合、凝縮水によるドライポンプの能力低下を抑制するため、トラップ50の設置は好ましい。脱気装置30に設けられるトラップ50としては、例えば、真空系に用いられるフロート式トラップ等であって、捕集した凝縮水の量が所定量を超えた場合に真空ポンプ36を停止する保護機構が設けられているものが用いられる。
図3に示す脱気装置30では、トラップ50に加熱装置52が設けられている。加熱装置52は、トラップ50により捕集され、タンク等に貯蔵された凝縮水を再度水蒸気に変換するのに十分な熱を凝縮水に供給するように、トラップ50に設けられる。このような加熱装置52を設け、凝縮水から変換した水蒸気を真空ポンプ36により排出することにより、トラップ50に設けた真空ポンプ36の保護機構を動作させず、脱気装置30の連続運転を図ることができる。加熱装置52は、ヒーター、加熱ジャケット等の公知の加熱手段であればよい。また、加熱装置52による凝縮水の加熱は、連続的であっても間欠的であってもよい。また、トラップ50のタンク等に設けた水位計で検知した水位が所定値を超えたときに凝縮水の加熱を行うように、加熱装置52が構成されていてもよい。
本実施形態に係る脱気装置30は、流量を制御しながら気体を脱気槽34内部に流入させるリーク機構38を備える。リーク機構38は、脱気槽34の内部に気体を流入させることができ、なお且つ、安定して気体(流入気体)を流入できる構造を有する機器であれば特に限定されない。リーク機構38の具体例としては、例えば、ニードル弁、グローブ弁、仕切弁(ゲート弁)、ボール弁、または焼結金属、焼結セラミック等が挙げられる。リーク機構38は、流量調整が容易で微量の気体を流すことができることから、ニードル弁がより好ましいが、微量の気体を流すことができるものあればこれらに限定されない。
リーク機構38を用いて脱気槽34に流入させる気体は、脱気装置30における中空糸膜及び真空ポンプ36等の機器を損傷するものでない限り、特に制限されず、例えば、空気、COを除去した空気、窒素等の不活性ガス等が挙げられる。空気は、環境によって400ppm〜800ppm程度のCOを含むため、CO濃度の低い試料液からCOを脱気する場合、COを除去した空気又は不活性ガスを脱気槽34に流入させることが好ましい。
脱気装置30において、気体を流すラインのリーク機構38よりも上流側にCO除去装置を設けることにより、COを除去した空気を脱気槽34内部に流入させてもよい。CO除去装置としては、CO吸収剤を収容するCO除去フィルター、及び、COを選択的に分離できる分離膜等の公知のCO除去装置を用いればよい。CO吸収剤としては、例えば、カルシウム、ナトリウム及びリチウム等の水酸化物又は酸化物等のCOとの反応性を有する化合物を多孔性セラミックス等に組み込んでなるCO吸収剤、並びに、活性炭及びゼオライト等のCO吸着材が挙げられる。より具体的な例としては、水酸化カルシウムを主成分とするソーダライムをセラミックに含有させ、焼結してなるCO除去フィルター等が挙げられる。これらのCO除去装置に空気を通過させることで、CO濃度が低減された空気を脱気槽34に流入させることができる。また、リーク機構38よりも上流側に不活性ガスを収容するガスボンベを設けることにより、不活性ガスを脱気槽34に流入させることができる。
リーク機構38により脱気槽34内部に流入させる流入気体の流量は、試料液中のCO濃度、脱気槽34内部の気圧、脱気槽34の内容量、及び、真空ポンプ36の性能等に基づいて、適宜選択すればよい。流入気体の流量は、リーク機構38よりも脱気槽34側(減圧側)において、脱気槽34の内容量1L当たり5L/分以下が好ましく、2L/分以下がより好ましい。流入気体の流量が上記範囲を超えると、脱気槽34内部の気圧が上昇(真空度が低下)して、脱気効率が低下するためである。
本実施形態に係る脱気装置30によれば、リーク機構38により脱気槽34に流入させる気体の流量が少量であっても、試料液から移動した溶存ガスが中空糸膜の外側表面近傍から排除されるため、脱気槽34内部の真空度を高く維持しながら、脱気効率の向上を図ることが可能となる。従って、本実施形態に係る脱気装置30は、脱気槽34内部の真空度を高く維持することで、試料液におけるCOの残存濃度を極力低下させることが好ましいプラント復水系の漏洩検出装置10において、特に有用である。
脱気槽34に流入する気体の流量は、リーク機構38と脱気槽34との間に流量計を設けることにより測定してもよい。当該流量計としては、例えば、気体の体積を測定する体積流量計、気体の質量を測定するマスフローメーター等が挙げられる。また、リーク機構38が流量計の機能を有していてもよい。流量計の機能を有するリーク機構38としては、例えばマスフローコントローラー等が挙げられる。
本実施形態に係る脱気装置30は、試料液を加熱する試料液加熱装置を、脱気槽34よりも上流側(復水系側)に設けていてもよい。COの水への溶解度は水温が高いほど低くなるため、脱気装置30による脱気の直前に試料液加熱装置により試料液を加熱することにより、試料液からのCOの脱気効率を向上させることができる。その一方、水温が高すぎると試料液の水からの水蒸気の生成量が増加する。上記の観点から、試料液加熱装置を用いる場合、脱気装置30に送出される試料液の温度が20℃以上40℃以下になるように加熱することが好ましい。
本実施形態に係る漏洩検出装置10に用いられる導電率計28としては、試料液の導電率を測定できるものである限り、公知の導電率測定装置がいずれも使用できる。本実施形態に係る漏洩検出装置10は、試料液の導電率をモニタリングして、塩化物イオン又はナトリウムイオン等の海水等に含まれるイオンに基づく導電率の上昇を検知することにより、海水等の漏洩を検出する機能を有する。
本実施形態に係る漏洩検出装置10は、導電率計28よりも上流側(復水系側)に本実施形態に係る脱気装置30を備えることにより、脱気装置30における試料液からのCOの脱気効率が向上し、導電率計28を用いる塩化物イオンに基づく導電率測定に影響し得るCO、炭酸水素イオン(HCO )及び炭酸イオン(CO 2−)の濃度が低下するため、海水等の漏洩検出の精度をより一層向上させることができる。
本実施形態に係る漏洩検出装置10は、図3に示すように、陽イオン交換装置60を備えることが好ましい。陽イオン交換装置60においては、試料液中のナトリウムイオン及びカルシウムイオン等の陽イオン(カチオン)が、水素イオンと交換されて除去される。
陽イオン交換装置60を備える漏洩検出装置10では、海水等の漏洩検出に際して、導電率計28は塩化物イオン等の陰イオンを測定する。陽イオン交換装置60により陽イオンが水素イオンと交換されると、水素イオンはナトリウムイオンやカルシウムイオンと比較して極限モル伝導率が大きいため、導電率計28での塩化物イオン等の検出感度、即ち、海水等の漏洩検出感度を増幅することができる。また、陽イオン交換樹脂を備える漏洩検出装置10では、試料液に注入されたアンモニアやヒドラジン等の防食用薬剤に由来する陽イオンが除去されて、これら防食用薬剤による誤検出を抑制することができる。
本実施形態に係る漏洩検出装置10において、陽イオン交換装置60は、図3に示すように、脱気装置30よりも上流側(復水系側)に備えることが好ましい。循環水に溶解したCOの一部は、循環水中でHCO 及びCO 2−に電離して平衡状態になるところ、試料液を陽イオン交換装置60に通過させてそのpHを低下させると、HCO 及びCO 2−の濃度が低下し、COの濃度が高い新たな平衡状態となる。続いて、陽イオン交換装置60を通過した試料液を脱気装置30に通過させることで、COがより高濃度である試料液について脱気が行われるため、試料液に溶解したCOをより効率的に除去することができる。
本実施形態に係る漏洩検出装置10に用いられる陽イオン交換装置60は、試料液中の陽イオンを水素イオンと交換する機能を有する限り、特に限定されず、例えば、公知のカチオン交換樹脂、及び、カチオン交換膜を有する電気式カチオン交換装置等であればよい。
本実施形態に係る漏洩検出装置10において、脱気装置30を通過する試料液の流量は、脱気効率及び試料液の処理量の観点から適宜選択すればよく、例えば、50mL/分以上1L/分以下の範囲とすればよい。脱気装置30を通過する試料液の流量が多すぎると、流通路32を通過する際の試料液と中空糸膜との接触時間が短くなり、本実施形態に係る実施形態の脱気装置30における脱気効率の向上効果が十分得られない。一方、脱気装置30を通過する試料液の流量が少なすぎると、導電率計28を用いた試料液の導電率測定に支障が出るおそれがある。
本実施形態に係る漏洩検出装置10は、導電率計28を用いた試料液の導電率の測定結果に基づいて海水等の漏洩の有無を判定する。本実施形態に係る漏洩検出装置10は、例えば、導電率計28から測定された導電率に基づく信号を受信して、予め設定された閾値と比較すること等により海水等の漏洩の有無を判定する、判定手段を有してもよい。判定手段は、例えば、プロセッサや電子回路等のハードウェア資源、コンピュータ等によって実現してもよく、必要に応じてメモリ等のデバイスを利用してもよい。海水等の漏洩の有無を判定する基準となる導電率の閾値は、発電プラントの構造及び機器等に応じて適宜定めればよく、例えば、0.06μs/cm〜1.0μs/cm程度とすればよい。
本実施形態に係る漏洩検出装置10は、試料液の導電率の測定結果に基づいて海水等の漏洩を検出した場合に、例えば、表示手段への表示又は管理者等への通知等によって、海水等の漏洩が検出された旨の報告を行うか、或いは、復水系を構成する機器を制御して、循環水への海水等の混入を抑制する措置を行う。このような検出報告及び機器の制御は、判定手段によって行われてもよいし、海水等の漏洩が検出されたことを示す信号を判定手段から受信した他の制御手段によって行われてもよい。
本実施形態に係る漏洩検出装置10においては、脱気装置30において、復水系から試料液として採取された循環水からCOを含む溶存気体を脱気する脱気効率を向上できる。これにより、海水等の漏洩の有無を検出する際に、試料液の導電率測定、特に塩化物イオンに基づく導電率測定に及ぼすHCO 及びCO 2−等のCO由来の成分の影響を更に低減できるため、プラントの停止及び補給水の供給に起因する海水等の漏洩の誤検出を抑制して、海水等の漏洩検出の精度をより一層向上させることができる。
本実施形態に係る漏洩検出装置10を用いて、試料液の脱気処理及び導電率の測定を行うことにより、脱気装置30による試料液の脱気効率の評価を行った。
試料液として、純水にCOを添加した試料液を用いた。COを添加する前の精製水の導電率は0.06μS/cmであり、COを添加した試料液の導電率は4.5μS/cmであった。
脱気装置30における二酸化炭素(CO)の脱気効率D(%)を、上記で得られた試料液の導電率に基づき、下記の式で求めた。下記の式において、S0はCO添加前の精製水の導電率(0.06μS/cm)であり、S1はCO添加後の試料液の導電率(4.5μS/cm)であり、S2は、実施例1の漏洩検出装置10を用いて測定された試料液の導電率である。
D={(S1−S2)/(S1−S0)}*100
[実施例1]
実施形態に係る漏洩検出装置10として、図3に示す漏洩検出装置10を用いた。リーク機構38としては、ニードル弁付き流量計を用いた。リーク機構38の上流側に、ソーダライムを含有するセラミックの焼結により得られるCO除去フィルターを設けることにより、COを除去した空気を脱気槽34に流入させた。
陽イオン交換装置60として、カチオン交換器(日機装株式会社製、製品名2300型)を用いた。脱気装置30の上流側に設けたヒーターにより、脱気装置30に導入される試料液の液温が30℃になるように設定した。流通路32としては、日機装株式会社製の脱気膜を使用した。流通路32を流れる試料液の流量は250mL/分であった。脱気槽34の内容量は約1Lであった。
真空ポンプ36として、ドライポンプを作動させて、脱気槽34の減圧を行った。脱気槽34と真空ポンプ36との間の排気ラインには、水蒸気及び凝縮水を捕集するトラップ50を設けた。リーク機構38を制御して、脱気槽34に流入するCO除去空気の流量を1L/分に設定したところ、脱気槽34内部の気圧は11kPaであった。
上記の漏洩検出装置10を用いて、上記の条件で、試料液の脱気処理及び導電率の測定を行った結果、試料液の導電率は0.73μS/cmであり、実施例1における脱気効率Dは85%であった。
[実施例2]
試料液の脱気処理において、リーク機構38を制御して、脱気槽34に流入するCO除去空気の流量を200mL/分に設定したこと以外は、実施例1と同様にして、試料液の脱気処理及び導電率の測定を行った。このとき、脱気槽34内部の気圧は11kPaであった。その結果、試料液の導電率は1.73μS/cmであり、実施例2における脱気効率Dは62%であった。
[比較例1]
試料液の脱気処理において、リーク機構38を制御して、脱気槽34に流入するCO除去空気の流量を0mL/分に設定したこと以外は、実施例1と同様にして、試料液の脱気処理及び導電率の測定を行った。このとき、脱気槽34内部の気圧は11kPaであった。その結果、試料液の導電率は4.4μS/cmであり、比較例1における脱気効率Dは2%であった。
表1に、各実施例及び比較例における導電率の測定結果及びCO脱気効率の結果等を示す。
Figure 2018091815
実施例及び比較例から明らかな通り、本実施形態に係る漏洩検出装置10では、リーク機構38によって流量を制御しながら気体を脱気槽30内部に流入させることにより、試料液からCOを脱気する脱気効率が向上した。
10,70 漏洩検出装置、12 復水器、14 復水ポンプ、16,18 配管、20 蒸気凝結器、22 冷却管、24 貯留槽、26 試料液ライン、28 導電率計、30,72 脱気装置、32 流通路、34,74 脱気槽、36 真空ポンプ、38 リーク機構、42 導入管、44 排出管、46 排気口、48 気体取入口、50 トラップ、52 加熱装置、60 陽イオン交換装置。

Claims (5)

  1. 冷却水を導通する冷却管により水蒸気を液化して循環水にする復水器を有する発電プラントの復水系に設けられ、
    前記復水系から採取された試料液に溶存している二酸化炭素を脱気する脱気装置と、脱気された試料液の導電率を測定する導電率計とを備える、漏洩検出装置であって、
    前記脱気装置が、中空糸膜で構成され、試料液を流通させる流通路、前記流通路を収容する脱気槽、前記脱気槽の内部を減圧する真空ポンプ、及び、流量を制御しながら気体を前記脱気槽の内部に流入させるリーク機構を有する、漏洩検出装置。
  2. 前記脱気槽の内部の気圧が15kPa以下に設定されている、請求項1に記載の漏洩検出装置。
  3. 前記リーク機構が前記脱気槽の内部に流入させる前記気体の流量が前記脱気槽の内容量1L当たり5L/分以下である、請求項1又は2に記載の漏洩検出装置。
  4. 前記試料液から陽イオンを除去する陽イオン交換装置を前記脱気装置に対して上流側に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の漏洩検出装置。
  5. 前記脱気装置が、前記脱気槽と前記真空ポンプとの間の排気ラインに設けられ、凝縮水を捕集するトラップと、前記トラップに設けられ、捕集した凝縮水を加熱する加熱装置とを更に有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の漏洩検出装置。
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