JP2018091458A - 変速装置 - Google Patents

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成嘉 堀地
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英二郎 高畠
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Tomohiro Onishi
智広 大西
篤繁 河坂
Atsushige Kawasaka
篤繁 河坂
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Abstract

【課題】ピストンからキャンセルプレートへの振動の伝達を抑制する。【解決手段】、ピストン140と共に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室180を画成するキャンセルプレート170と、キャンセル油室180内に配置されキャンセルプレート170に対してピストン140を離間するように付勢するリターンスプリングSP1と、リターンスプリングSP1のピストン140側に取り付けられたスプリングシート190とを備えるクラッチC1において、スプリングシート190とピストン140との間にワッシャー部材200を配置する。これにより、エンジンの回転変動に伴ってピストン140に振動が入力されても、ピストン140とワッシャー部材200との間で滑りを発生させることにより、ピストン140に入力された振動がキャンセルプレート170へ伝達されるのを抑制することができる。【選択図】図4

Description

本明細書において開示する本開示の発明は、変速装置に関する。
従来、この種の変速装置として、クラッチドラムと、クラッチドラムに嵌合された複数の摩擦板(摩擦係合プレート)と、外周部がクラッチドラムに嵌合されて複数の摩擦板を押圧するピストンと、ピストンを制御する油圧サーボと、当該油圧サーボに発生する遠心油圧をキャンセルするキャンセル油室を画成するキャンセルプレートと、キャンセル油室内に配置されピストンを押圧方向とは逆方向に付勢するリターンスプリングとを有するクラッチを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このクラッチを備える変速装置では、キャンセルプレートは、スナップリングによって軸方向の移動が規制され、その外径側においてピストンの内周面とシール部材を介して油密状に係合している。キャンセル油室は、キャンセルプレートの外周面とピストンの内周面とによって画成される。
特開2009−30656号公報
上述した変速装置では、エンジンの回転変動がクラッチドラムに入力されて、ピストンが振動すると、イナーシャによりピストンの振動がリターンスプリングを介してキャンセルプレートに伝達される場合がある。キャンセルプレートに振動が伝達されると、キャンセルプレートとこれに係合されるスナップリング等の部材とが摺動し、摩耗が発生する虞がある。
本開示は、ピストンとキャンセルプレートとにより画成されるキャンセル油室を有するクラッチを備える変速装置において、ピストンからキャンセルプレートへの振動の伝達を抑制することを主目的とする。
本開示の変速装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の変速装置は、
入力部材に入力された動力を摩擦係合要素を介して出力部材に伝達する変速装置であって、
前記摩擦係合要素として、
複数の摩擦係合プレートを摺動自在に支持するドラム部材と、
前記ドラム部材に支持され、油圧により前記複数の摩擦係合プレートを押圧可能なピストンと、
前記ピストンと共に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室を画成するキャンセルプレートと、
前記キャンセル油室内に配置され、前記ピストンを前記キャンセルプレートから離間するように付勢するリターンスプリングと、
前記リターンスプリングの前記ピストン側または前記キャンセルプレート側に取り付けられたスプリングシートと、
前記ピストンと前記スプリングシートとの間または前記キャンセルプレートと前記スプリングシートとの間に配置された環状のワッシャー部材と、
を有する第1クラッチを備える、
ことを要旨とする。
この本開示の変速装置が備える第1クラッチでは、ピストンとキャンセルプレートとによってキャンセル油室が画成される。また、キャンセル油室には、ピストンを、キャンセルプレートから離間するように付勢するリターンスプリングが配置される。リターンスプリングには、ピストン側またはキャンセルプレート側にスプリングシートが取り付けられる。そして、ピストンとスプリングシートとの間またはキャンセルプレートとスプリングシートとの間には、環状のワッシャー部材が配置される。ワッシャー部材に対してピストンやキャンセルプレートが滑ることにより、ドラム部材の回転変動によって生じるピストンの振動を吸収することができ、当該振動がキャンセルプレート側へ伝達されるのを抑制することができる。この結果、キャンセルプレートとこれに摺接する部材との摩耗を低減することができる。
本実施形態に係る変速装置25を含む動力伝達装置20の構成の概略を示す構成図である。 図1の変速装置25の各変速段とクラッチおよびブレーキの作動状態との関係を示す作動表である。 図1の変速装置25の入力回転速度に対する各回転要素の回転速度の比を示す速度線図である。 変速装置25のクラッチC1を中心とした断面を示す部分断面図である。 本実施形態のワッシャー部材200の外観を示す外観斜視図である。 部品間に相対回転が発生する領域を示す説明図である。 他の実施形態に係る変速装置25BのクラッチC1を中心とした断面を示す部分断面図である。 他の実施形態に係るワッシャー部材200Bの外観を示す外観斜視図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る変速装置25を含む動力伝達装置20の構成の概略を示す構成図である。動力伝達装置20は、前輪駆動車両に搭載される図示しないエンジンのクランクシャフトに接続されると共にエンジン(例えば、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン)からの動力を図示しない左右の駆動輪(前輪)に伝達可能なものである。図示するように、動力伝達装置20は、トランスミッションケース22や、当該トランスミッションケース22の内部に収容される発進装置(流体伝動装置)23、オイルポンプ24、変速装置25、ギヤ機構(ギヤ列)40、デファレンシャルギヤ(差動機構)50、トランスミッションケース22に取り付けられる油圧制御装置60等を有する。
動力伝達装置20に含まれる発進装置23は、エンジンのクランクシャフトに接続される入力側のポンプインペラ23pや、変速装置25の入力軸(入力部材)26に接続される出力側のタービンランナ23t、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tの内側に配置されてタービンランナ23tからポンプインペラ23pへの作動油の流れを整流するステータ23s、ステータ23sの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ23o、ロックアップクラッチ23c、ダンパ機構23d等を有するトルクコンバータとして構成される。ただし、発進装置23は、ステータ23sを有さない流体継手として構成されてもよい。
オイルポンプ24は、ポンプボディとポンプカバーとを含むポンプアッセンブリ、ハブを介して発進装置23のポンプインペラ23pに接続された外歯ギヤ、当該外歯ギヤに噛合する内歯ギヤ等を有するギヤポンプとして構成されている。オイルポンプ24は、エンジンからの動力により駆動され、図示しないオイルパンに貯留されている作動油(ATF)を吸引して発進装置23や変速装置25により要求される油圧を生成する油圧制御装置60へと圧送する。
変速装置25は、8段変速式の変速機として構成されており、図1に示すように、第1遊星歯車機構30と、第2遊星歯車機構35と、4つのクラッチC1,C2,C3およびC4と、2つのブレーキB1およびB2と、ワンウェイクラッチF1とを有する。
第1遊星歯車機構30は、外歯歯車であるサンギヤ31(第1回転要素)と、このサンギヤ31と同心円上に配置される内歯歯車であるリングギヤ32(第2回転要素)と、互いに噛合すると共に一方がサンギヤ31に、他方がリングギヤ32に噛合する2つのピニオンギヤ33a,33bの組を自転自在(回転自在)かつ公転自在に複数保持するプラネタリキャリヤ34(第3回転要素)とを有するダブルピニオン式遊星歯車機構として構成されている。図示するように、第1遊星歯車機構30のサンギヤ31(第1回転要素)は、トランスミッションケース22に固定されており、第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34(第3回転要素)は、変速装置25の入力部材としての入力軸26に一体回転可能に連結されている。第1遊星歯車機構30は、いわゆる減速ギヤとして構成されており、入力要素であるプラネタリキャリヤ34に伝達された動力を減速して出力要素であるリングギヤ32から出力する。
第2遊星歯車機構35は、外歯歯車である第1サンギヤ36a(第7回転要素)および第2サンギヤ36b(第4回転要素)と、第1および第2サンギヤ36a,36bと同心円上に配置される内歯歯車であるリングギヤ37(第6回転要素)と、第1サンギヤ36aに噛合する複数のショートピニオンギヤ38aと、第2サンギヤ36bおよび複数のショートピニオンギヤ38aに噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のロングピニオンギヤ38bと、複数のショートピニオンギヤ38aおよび複数のロングピニオンギヤ38bを自転自在(回転自在)かつ公転自在に保持するプラネタリキャリヤ39(第5回転要素)とを有するラビニヨ式遊星歯車機構として構成されている。なお、第2遊星歯車機構35は、ダブルピニオン式遊星歯車とシングルピニオン式遊星歯車とが組み合わせて構成される複合遊星歯車列である。すなわち、第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとプラネタリキャリヤ39とショートピニオンギヤ38aおよびロングピニオンギヤ38bとリングギヤ37とがダブルピニオン式遊星歯車を構成し、第2サンギヤ36bとプラネタリキャリヤ39とロングピニオンギヤ38bとリングギヤ37とがシングルピニオン式遊星歯車を構成する。第2遊星歯車機構35のリングギヤ37(第6回転要素)は、変速装置25の出力部材として機能し、入力軸26からリングギヤ37に伝達された動力は、ギヤ機構40、デファレンシャルギヤ50およびドライブシャフト51を介して左右の駆動輪に伝達される。また、プラネタリキャリヤ39(第5回転要素)は、ワンウェイクラッチF1を介してトランスミッションケース22により支持され、当該プラネタリキャリヤ39の回転方向は、ワンウェイクラッチF1により一方向に制限される。
クラッチC1は、第1遊星歯車機構30のリングギヤ32(第2回転要素)とラビニヨ式の第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36a(第7回転要素)とを互いに接続すると共に両者の接続を解除する多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC2は、入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39(第5回転要素)とを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC3は、第1遊星歯車機構30のリングギヤ32(第2回転要素)と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36b(第4回転要素)とを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC4は、第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34(第3回転要素)と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36b(第4回転要素)とを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。
ブレーキB1は、第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36b(第4回転要素)を静止部材としてのトランスミッションケース22に回転不能に固定すると共に第2サンギヤ36bのトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる多板摩擦式油圧ブレーキである。ブレーキB2は、第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39(第5回転要素)をトランスミッションケース22に回転不能に固定すると共にプラネタリキャリヤ39のトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる多板摩擦式油圧ブレーキである。
これらのクラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2は、油圧制御装置60による作動油の給排を受けて動作する。図2に変速装置25の各変速段とクラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2、並びにワンウェイクラッチF1の作動状態との関係を表した作動表を示し、図3に自動変速機25を構成する回転要素間における回転数の関係を例示する速度線図を示す。図3に示すように、第1遊星歯車機構30を構成する3つの回転要素、すなわちサンギヤ31、リングギヤ32およびプラネタリキャリヤ34は、速度線図上で図3における左側からサンギヤ31(第1回転要素)、リングギヤ32(第2回転要素)、プラネタリキャリヤ34(第3回転要素)の順番で並ぶ。第2遊星歯車機構35を構成する4つの回転要素、すなわち第1サンギヤ36a、第2サンギヤ36b、リングギヤ37およびプラネタリキャリヤ39は、速度線図上で図3における左側から第2サンギヤ36b(第4回転要素)、プラネタリキャリヤ39(第5回転要素)、リングギヤ37(第6回転要素)、第1サンギヤ36a(第7回転要素)の順番で並ぶ。変速装置25は、クラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2を図2の作動表に示す状態とすることで前進1〜8速の変速段と後進1速および2速の変速段とを提供する。
即ち、前進1速段は、クラッチC1を係合すると共に残りのクラッチC2〜C4,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進1速段の形成に際しては、クラッチC1により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとが互いに接続される。また、ワンウェイクラッチF1により第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39がトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。なお、前進1速段では、エンジンブレーキ時には、ブレーキB2を係合することにより、第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39を回転不能に固定する。
前進2速段は、クラッチC1およびブレーキB1を係合すると共に残りのクラッチC2〜C4およびブレーキB2を解放することにより形成することができる。前進2速段の形成に際しては、クラッチC1により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとが互いに接続される。また、ブレーキB1により第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bがトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。
前進3速段は、クラッチC1およびC3を係合すると共に残りのクラッチC2,C4,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進3速段の形成に際しては、クラッチC1により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとが互いに接続される。また、クラッチC3により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。
前進4速段は、クラッチC1およびC4を係合すると共に残りのクラッチC2,C3,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進4速段の形成に際しては、クラッチC1により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとが互いに接続される。また、クラッチC4により第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。
前進5速段は、クラッチC1およびC2を係合すると共に残りのクラッチC3,C4,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進5速段の形成に際しては、クラッチC1により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとが互いに接続される。また、クラッチC2により入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39とが互いに接続される。
前進6速段は、クラッチC2およびC4を係合すると共に残りのクラッチC1,C3,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進6速段の形成に際しては、クラッチC2により入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39とが互いに接続される。また、クラッチC4により第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。前進6速段では、入力軸26と、出力部材であるリングギヤ37を含む第2遊星歯車機構35の4つの回転要素(第1サンギヤ36a、第2サンギヤ36b、リングギヤ37およびプラネタリキャリヤ39)とが一体回転する。
前進7速段は、クラッチC2およびC3を係合すると共に残りのクラッチC1,C4,ブレーキB1およびB2を解放することにより形成することができる。前進7速段の形成に際しては、クラッチC2により入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39とが互いに接続される。また、クラッチC3により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。
前進8速段は、クラッチC2およびブレーキB1を係合すると共に残りのクラッチC1,C3,C4およびブレーキB2を解放することにより形成することができる。前進8速段の形成に際しては、クラッチC2により入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39とが互いに接続される。また、ブレーキB1により第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bがトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。
後進1速段は、クラッチC3およびブレーキB2を係合すると共に残りのクラッチC1,C2,C4およびブレーキB1を解放することにより形成することができる。後進1速段の形成に際しては、クラッチC3により第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。また、ブレーキB2により第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39がトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。
後進2速段は、クラッチC4およびブレーキB2を係合すると共に残りのクラッチC1〜C3およびブレーキB1を解放することにより形成することができる。後進2速段の形成に際しては、クラッチC4により第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとが互いに接続される。また、ブレーキB2により第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39がトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。
ギヤ機構40は、変速装置25の第2遊星歯車機構35のリングギヤ37に連結されるカウンタドライブギヤ41と、変速装置25の入力軸26と平行に延在するカウンタシャフト42に固定されると共にカウンタドライブギヤ41に噛合するカウンタドリブンギヤ43と、当該カウンタドリブンギヤ43から軸方向に離間するようにカウンタシャフト42に一体に成形(あるいは固定)されたドライブピニオンギヤ(ファイナルドライブギヤ)44と、ドライブピニオンギヤ44に噛合すると共にデファレンシャルギヤ50に連結されるデフリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)45とを有する。
図4は、変速装置25のクラッチC1を中心とした断面を示す部分断面図である。図示するように、クラッチC1は、ブレーキB1のブレーキハブ300の内部に配置されると共に第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aに連結されるクラッチドラム(ドラム部材)を構成する鉄製のインナードラム90およびアウタードラム100と、複数の環状の摩擦プレート(摩擦係合プレート)110と、摩擦プレート110と交互に配設される複数の環状のセパレータプレート(摩擦係合プレート)120およびバッキングプレートと、第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と一体化されたクラッチハブ130と、を有する。また、クラッチC1は、摩擦プレート110およびセパレータプレート120を押圧して摩擦係合させる鉄製のピストン140と、環状のキャンセルプレート170と、ピストン140をキャンセルプレート170から離間するように付勢するリターンスプリングSP1とを有する。
アウタードラム100は、円筒状の筒状部101と、筒状部101の一端に設けられた開口端部とは反対側の端部から径方向内側へ延出された環状の側壁部102とを有する。アウタードラム100の筒状部101の内周面には、スプラインが形成されており、当該スプラインには、複数のセパレータプレート120およびバッキングプレートの外周部が嵌合されると共にピストン140の外周部が嵌合される。
アウタードラム100の側壁部102の内周部には、インナードラム90の外周部が接合されている。インナードラム90の内周部には、連結部材80を介して第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aが連結される。インナードラム90は、側壁部102の内周部と接合される外周部から軸方向(キャンセルプレート170側)へ延出された大径筒状部91と、内周部から軸方向(キャンセルプレート170側)へ延出された小径筒状部92とを有する。
クラッチハブ130は、外周部にスプラインが形成されており、当該スプラインには、複数の摩擦プレート110の内周部が嵌合される。
ピストン140は、上述したように、外周部がアウタードラム100の筒状部101の内周部に形成されたスプラインに嵌合されており、アウタードラム100およびインナードラム90と一体に回転する。また、ピストン140は、インナードラム90およびアウタードラム100の内面形状に倣うように形成され、軸方向に移動自在となるように径方向の中央部と内周部とがそれぞれインナードラム90の大径筒状部91と小径筒状部92とにOリング93,94を介して油密状に支持されている。ピストン140は、インナードラム90と共にクラッチC1の係合油室150を画成する。
キャンセルプレート170は、外周部から軸方向(ピストン140側)に延出された筒状部171がシール部材95を介してピストン140に油密状に係合され、ピストン140とインナードラム90の小径筒状部92と共に係合油室150内に発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室180を画成する。キャンセルプレート170は、インナードラム90の小径筒状部92に取り付けられたスナップリング96により軸方向(ピストン140から離間する方向)の移動が規制される。
リターンスプリングSP1は、ピストン140とキャンセルプレート170との間に配置され、スナップリング96によって軸方向の移動が規制されたキャンセルプレート170に対してピストン140を離間する方向に付勢する。キャンセルプレート170には、軸方向に窪んだ複数の窪み部172が所定角度間隔で周方向に形成されており、当該窪み部172にリターンスプリングSP1の一端が嵌合される。リターンスプリングSP1の他端側には、環状のスプリングシート190が配置される。スプリングシート190は、軸方向に突出した複数の突出部191が複数の窪み部172と同じ角度間隔で周方向に形成された環状の部材であり、当該突出部191にリターンスプリングSP1の他端が嵌合される。
ピストン140とスプリングシート190との間には、鉄製のワッシャー部材200が配置される。図5は、本実施形態のワッシャー部材200の外観を示す外観斜視図である。図示するように、ワッシャー部材200は、表面が滑らかで厚みが薄い環状の部材であり、剛性を確保するために内周部から軸方向に延出するように形成された屈曲部201を有する。
いま、ワッシャー部材200を介在させずに、ピストン140とキャンセルプレート170との間にリターンスプリングSP1およびスプリングシート190を配置してクラッチC1を構成した場合を考える。上述したように、ピストン140は、その外周部がスプラインによってアウタードラム100の筒状部101の内周部と嵌合しており、インナードラム90およびアウタードラム100の回転に伴って一体に回転するが、スプラインによりアウタードラム100に対して周方向に若干のガタを有する。このため、エンジンの回転変動がアウタードラム100に作用すると、ピストン140が振動し、ピストン140の振動がそのイナーシャによってリターンスプリングSP1およびスプリングシート190やシール部材95を介してキャンセルプレート170に伝達されてキャンセルプレート170を振動させる。キャンセルプレート170はスナップリング96によって軸方向の移動が規制されているため、キャンセルプレート170が振動すると、キャンセルプレート170がスナップリング96に対して摺動し、キャンセルプレート170に摩耗が発生する虞がある。
図6は、部品間に相対回転が発生する領域を示す説明図である。図示するように、楕円で囲んだ領域で回転トルクが抵抗トルクを超えており、部品間に相対回転が発生する。ここで、回転トルクは、入力される振動がイナーシャによって部品間に相対回転を発生させるトルク(イナーシャトルク)であり、部品のイナーシャと振動の角加速度とを乗じて計算することができる。抵抗トルクは、部品間の摺動抵抗によって部品の回転を妨げようとするトルクであり、押し付け荷重と部品間の摩擦係数とを乗じて計算することができる。本実施形態では、回転トルクには、ピストン140のイナーシャトルクとキャンセルプレート170のイナーシャトルクとが含まれる。抵抗トルクには、ピストン140に対するアウタードラム100の抵抗トルク(ドラム抵抗トルク)や、ピストン140とインナードラム90の大径筒状部91との間のOリング93の抵抗トルク(Oリング抵抗トルク)、ピストン140とインナードラム90の小径筒状部92との間のOリング94の抵抗トルク(Oリング抵抗トルク)、ピストン140とキャンセルプレート170との間のシール部材95の抵抗トルク(シール部材抵抗トルク)、ピストン140とキャンセルプレート170との間のリターンスプリングSP1(スプリングシート191)の抵抗トルク(スプリング抵抗トルク)、キャンセルプレート170とインナードラム90の小径筒状部92との間のスナップリング96の抵抗トルク(スナップリング抵抗トルク)が含まれる。そして、シール部材テイクトルクとスプリング抵抗トルクは、ピストン140からキャンセルプレート170への伝達トルクとなる。本実施形態では、クラッチC1のピストン140は、インナードラム90の小径筒状部92からアウタードラム100の筒状部101にかけて延在される鉄製の部材として構成されているため、イナーシャが大きい。このため、ピストン140が振動すると、ピストン140のイナーシャと振動の角加速度との積である回転トルクが大きくなり、ピストン140の振動がキャンセルプレート170に伝達され易い。
そこで、本実施形態では、ピストン140とスプリングシート190との間に表面が滑らかなワッシャー部材200を配置し、ピストン140とワッシャー部材200との間に滑りを生じさせる。ピストン140とワッシャー部材200との間に滑りが生じているとき、ピストン140からワッシャー部材200,リターンスプリングSPおよびスプリングシート190を介してキャンセルプレート170へ伝達されるトルクは、ピストン140とワッシャー部材200との間に働く摩擦トルクとなるため、摩擦係数の低いワッシャー部材200をピストン140とキャンセルプレート170との間に配置することにより、ピストン140に入力された振動を吸収し、当該振動がキャンセルプレート170に伝達されるのを抑制することができる。
以上説明した実施形態の変速装置25は、ピストン140と共に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室180を画成するキャンセルプレート170と、キャンセル油室180内に配置されキャンセルプレート170に対してピストン140を離間するように付勢するリターンスプリングSP1と、リターンスプリングSP1のピストン140側に取り付けられるスプリングシート190とを備えるクラッチC1において、スプリングシート190とピストン140との間にワッシャー部材200を配置する。このため、エンジンの回転変動に伴ってピストン140に振動が入力されても、ピストン140とワッシャー部材200との間に滑りを生じさせることによって、ピストン140に入力された振動がキャンセルプレート170へ伝達されるのを抑制することができる。この結果、キャンセルプレート170とスナップリング96との摺動を抑制し、その摩耗を低減することができる。
また、本実施形態の変速装置25は、ワッシャー部材200に、内周部から軸方向に延出するように屈曲部201を形成したから、十分な剛性を確保しつつ、薄型化を図ることができる。
上述した実施形態では、ワッシャー部材200を、クラッチC1のスプリングシート190とピストン140との間に配置するものに適用したが、ピストンと共にキャンセル油室を画成するキャンセルプレートと、キャンセルプレートに対してピストンを離間するように付勢するスプリングシート付きのリターンスプリングと、を備えるクラッチであれば、他のクラッチにも適用可能である。
上述した実施形態では、リターンスプリングSP1のピストン140側にスプリングシート190を取り付け、ワッシャー部材200を、スプリングシート190とピストン140との間に配置するものとしたが、図7の他の実施形態に係る変速装置25Bに示すように、リターンスプリングSP1のキャンセルプレート170B側にスプリングシート190Bを取り付け、ワッシャー部材200Bを、スプリングシート190Bとキャンセルプレート170Bとの間に配置するものとしてもよい。この他の実施形態に係る変速装置25Bでは、ピストン140Bには、軸方向に窪んだ複数の窪み部141Bが所定角度間隔で周方向に形成されており、当該窪み部141BにリターンスプリングSP1の一端が嵌合される。リターンスプリングSP1の他端側には、環状のスプリングシート190Bが配置される。スプリングシート190Bは、軸方向に突出した複数の突出部191Bが複数の窪み部141Bと同じ角度間隔で周方向に形成された環状の部材であり、当該突出部191BにリターンスプリングSP1の他端が嵌合される。そして、スプリングシート190Bとキャンセルプレート170Bとの間には、ワッシャー部材200Bが配置される。この他の実施形態に係る変速装置25Bでも、エンジンの回転変動によってピストン140Bに振動が入力されても、キャンセルプレート170Bに対してワッシャー部材200Bが滑ることにより、ピストン140Bに入力された振動を吸入して振動がキャンセルプレート170Bに伝達されるのを抑制することができる。
上述した実施形態では、屈曲部201を、ワッシャー部材200の内周部から軸方向に延出させることにより形成したが、図8の他の実施形態に係るワッシャー部材200Bに示すように、屈曲部201Bを、ワッシャー部材200Bの外周部から軸方向に延出させることにより形成してもよい。また、ワッシャー部材に屈曲部を有さないものとしてもよい。
以上説明したように、本開示の変速装置は、入力部材(26)に入力された動力を摩擦係合要素(C1〜C4,B1,B2)を介して出力部材(37)に伝達する変速装置であって、前記摩擦係合要素として、複数の摩擦係合プレート(120)を摺動自在に支持するドラム部材(90,100)と、前記ドラム部材(90,100)に支持され、油圧により前記複数の摩擦係合プレート(120)を押圧可能なピストン(140,140B)と、前記ピストン(140,140B)と共に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室(180)を画成するキャンセルプレート(170,170B)と、前記キャンセル油室(180)内に配置され、前記ピストン(140,140B)を前記キャンセルプレート(170,170B)から離間するように付勢するリターンスプリング(SP1)と、前記リターンスプリング(SP1)の前記ピストン(140)側または前記キャンセルプレート(170B)側に取り付けられたスプリングシート(200,200B)と、前記ピストン(140)と前記スプリングシート(190)との間または前記キャンセルプレート(170B)と前記スプリングシート(190B)との間に配置された環状のワッシャー部材(200,200B)と、を有する第1クラッチ(C1)を備える、ことを要旨とするものである。
こうした本開示の変速装置において、前記ワッシャー部材(200,200B)は、内周部または外周部から屈曲した屈曲部(201,201B)を有するものとしてもよい。こうすれば、剛性を確保しつつ、薄型化を図ることができる。
また、本開示の変速装置において、ギヤ比に対応して順番に並ぶ第1回転要素(31)、第2回転要素(32)および第3回転要素(34)を有し、前記第1回転要素(31)が静止部材(22)に回転不能に固定され、前記第3回転要素(34)が前記入力部材(26)に常時連結された第1遊星歯車機構(30)と、ギヤ比に対応して順番に並ぶ第4回転要素(36b)、第5回転要素(39)、第6回転要素(37)および第7回転要素(36a)を有し、前記第6回転要素(37)が前記出力部材に常時連結された第2遊星歯車機構(35)と、を備え、前記摩擦係合要素として、前記第1クラッチ(C1)、第2クラッチ(C2)、第3クラッチ(C3)、第4クラッチ(C4)、第1ブレーキ(B1)および第2ブレーキ(B2)を有し、前記第1クラッチ(C1)は、前記第2回転要素(32)と前記第7回転要素(36a)とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、前記第2クラッチ(C2)は、前記入力部材(26)と前記第5回転要素(39)とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、前記第3クラッチ(C3)は、前記第2回転要素(32)と前記第4回転要素(36b)とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、前記第4クラッチ(C4)は、前記第3回転要素(34)と前記第4回転要素(36b)とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、前記第1ブレーキ(B1)は、前記第4回転要素(36b)を前記静止部材(22)に接続して回転不能に固定すると共に、両者の接続を解除し、前記第2ブレーキ(B2)は、前記第5回転要素(39)を前記静止部材(22)に接続して回転不能に固定すると共に、両者の接続を解除するものとしてもよい。第2遊星歯車機構(35)の第7回転要素(36b)は、速度線図上、他の回転要素に比して、回転数が大きく変動し易い。このため、第7回転要素(36b)と連結される第1クラッチ(C1)のピストン(140,140B)からキャンセルプレート(170,170B)との間にワッシャー部材(200,200B)を介在させることにより、キャンセルプレート(170,170B)への振動の伝達を抑制する効果がより大きなものとなる。
以上、本開示の発明の実施の形態について説明したが、本開示の発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本開示の発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本開示の発明は、変速装置の製造産業に利用可能である。
20 動力伝達装置、22 トランスミッションケース、23 発進装置、23c ロックアップクラッチ、23d ダンパ機構、23o ワンウェイクラッチ、23p ポンプインペラ、23s ステータ、23t タービンランナ、24 オイルポンプ、25,25B 変速装置、26 入力軸、30 第1遊星歯車機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33a,33b ピニオンギヤ、34 プラネタリキャリヤ、35 第2遊星歯車機構、36a 第1サンギヤ、36b 第2サンギヤ、37 リングギヤ、38a ショートピニオンギヤ、38b ロングピニオンギヤ、39 プラネタリキャリヤ、40 ギヤ機構、41 カウンタドライブギヤ、42 カウンタシャフト、43 カウンタドリブンギヤ、44 ドライブピニオンギヤ、45 デフリングギヤ、50 デファレンシャルギヤ、51 ドライブシャフト、60 油圧制御装置、80 連結部材、90 インナードラム、91 大径筒状部、92 小径筒状部、93,94 Oリング、95 シール部材、96 スナップリング、100 アウタードラム、101 筒状部、102 側壁部、110 摩擦プレート、120 セパレータプレート、130 クラッチハブ、140,140B ピストン、141B 窪み部、150 係合油室、170,170B キャンセルプレート、171 筒状部、172 窪み部、180 キャンセル油室、190,190B スプリングシート、191,191B 突出部、200,200B ワッシャー部材、201,201B 屈曲部、300 ブレーキハブ、B1,B2 ブレーキ、C1,C2,C3 クラッチ、F1 ワンウェイクラッチ、SP1 リターンスプリング。

Claims (3)

  1. 入力部材に入力された動力を摩擦係合要素を介して出力部材に伝達する変速装置であって、
    前記摩擦係合要素として、
    複数の摩擦係合プレートを摺動自在に支持するドラム部材と、
    前記ドラム部材に支持され、油圧により前記複数の摩擦係合プレートを押圧可能なピストンと、
    前記ピストンと共に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室を画成するキャンセルプレートと、
    前記キャンセル油室内に配置され、前記ピストンを前記キャンセルプレートから離間するように付勢するリターンスプリングと、
    前記リターンスプリングの前記ピストン側または前記キャンセルプレート側に取り付けられたスプリングシートと、
    前記ピストンと前記スプリングシートとの間または前記キャンセルプレートと前記スプリングシートとの間に配置された環状のワッシャー部材と、
    を有する第1クラッチを備える、
    変速装置。
  2. 請求項1記載の変速装置であって、
    前記ワッシャー部材は、内周部または外周部から屈曲した屈曲部を有する、
    変速装置。
  3. 請求項1または2記載の変速装置であって、
    ギヤ比に対応して順番に並ぶ第1回転要素、第2回転要素および第3回転要素を有し、前記第1回転要素が静止部材に回転不能に固定され、前記第3回転要素が前記入力部材に常時連結された第1遊星歯車機構と、
    ギヤ比に対応して順番に並ぶ第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素および第7回転要素を有し、前記第6回転要素が前記出力部材に常時連結された第2遊星歯車機構と、
    を備え、
    前記摩擦係合要素として、前記第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチ、第4クラッチ、第1ブレーキおよび第2ブレーキを有し、
    前記第1クラッチは、前記第2回転要素と前記第7回転要素とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、
    前記第2クラッチは、前記入力部材と前記第5回転要素とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、
    前記第3クラッチは、前記第2回転要素と前記第4回転要素とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、
    前記第4クラッチは、前記第3回転要素と前記第4回転要素とを互いに接続すると共に、両者の接続を解除し、
    前記第1ブレーキは、前記第4回転要素を前記静止部材に接続して回転不能に固定すると共に、両者の接続を解除し、
    前記第2ブレーキは、前記第5回転要素を前記静止部材に接続して回転不能に固定すると共に、両者の接続を解除する、
    変速装置。
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