JP2018090526A - 化粧品 - Google Patents

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Sakiko Saito
早紀子 齋藤
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Abstract

【課題】
本発明は、従来方法では提供することが困難であった、立体形状に成形された化粧料保持体に化粧料が保持された化粧料の表面に、図形、文字等の模様を鮮明に印刷させた化粧品を提供することを目的とする。
【解決手段】
シート状基材を立体形状に成形した化粧料保持体に化粧料を保持させた化粧品であって、前記化粧料保持体に保持させた化粧料の表面に印刷用粉末を用いた静電スクリーン印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
【選択図】 図3

Description

本発明は、立体形状に成形された化粧料保持体に化粧料が保持された化粧品に関する。
従来、粉末をプレスして固形化したファンデーション、白粉、アイシャドー、頬紅などを金皿等に充填した化粧品が一般的であったが、最近、引用文献1にあるように立体形状に成形された化粧料保持体に化粧料が保持されたデザイン性の高い化粧品も流通しつつある。これらのような化粧品の表面に文字やブランドのロゴ等の模様を入れて商品価値を高めることが試みられており、金型を用いた刻印、レーザー光によって焼損させて文字等を形成させる方法が一般的である。
特許第5981912号
しかしながら、金皿に化粧料を充填させた化粧品に関しては、金型にて刻印を施し、化粧料の表面に図形や模様を形成させることが容易であるが、立体的に成形された化粧料保持体に対しては、刻印することによって形状を崩してしまうことからこの方法は使用できない。更に、金型による刻印では細かい模様を鮮明に描出することができず、着色も困難であった。また、レーザー光による方法では、細かい文字や図形を鮮明に形成することは可能であるが、金型による刻印と同様に着色は困難である。
そこで、本発明は上記のような問題点に鑑みて成されたものであり、従来困難であった、立体形状に成形された化粧料保持体に化粧料が保持された化粧料の表面に、図形、文字等の模様を鮮明に印刷させた化粧品を提供することを目的とする。
本発明は以下の<1>〜<4>を提供する。
<1> シート状基材を立体形状に成形した化粧料保持体に化粧料を保持させた化粧品であって、前記化粧料保持基材に保持させた化粧料の表面に印刷用粉末を用いた印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
<2> 前記シート状基材が、熱可塑性樹脂繊維及びパルプを含有する不織布であることを特徴とする<1>に記載の化粧品。
<3> 前記印刷用粉末が、パール剤、ラメ剤、無機顔料、有機顔料の少なくとも1種類を含有することを特徴とする<1>または<2>に記載の化粧品。
<4> <1>〜<3>のいずれかに記載の化粧品の製造方法であって、前記印刷用粉末を用いた印刷が、静電スクリーン印刷によって施されることを特徴とする化粧品の製造方法。
本発明によれば、立体形状に成形された化粧料保持体に化粧料が保持された化粧料の表面に、図形、文字等の模様を鮮明に印刷させた化粧品を提供することができる。
シート状基材を立体形状に成形した化粧料保持体に、粉体を含有した化粧料を保持させ、さらに化粧料の表面に印刷用粉末を用いた印刷が施されていることを特徴とする化粧品に関する。
<シート状基材>
本発明において、シート状基材としては、熱可塑性樹脂繊維及びパルプを含有した不織布、熱可塑性樹脂繊維(ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、再生ポリエステル、ポリプロピレン等)を含有した布、樹脂フィルム(ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、プリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、またはその共重合体等の熱可塑性樹脂フィルム)などを例示することができ、これらの中では熱可塑性樹脂繊維及びパルプを含有した不織布をシート状基材として使用することが好ましい。
前記不織布を構成するパルプは限定されるものではなく、製紙用に用いられる木材系パルプ、非木材系パルプ、再生セルロース繊維等を使用することができる。木材パルプとしては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、溶解パルプ、マーセル化パルプ等、非木材系パルプとしては、亜麻パルプ、マニラ麻パルプ、ケナフパルプ等が、再生セルロース繊維としては、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、リヨセル(登録商標)等が例示することができる。また、前記不織布を構成する熱可塑性樹脂繊維も限定されるものではなく、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、綿状低密度ポリエチレン、プロピレンとエチレン、及びプロピレンとブテン−1,4−メチルペンテン−1等との二元または多元共重合体である共重合ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、テレフタル酸及びイソフタル酸の少なくともいずれか一方を加えて共重合した低融点ポリエステル等のポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリテトラフルオロエチレン等、ポリプロピレン及びポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエステル、及び高融点ポリエステル及び低融点ポリエステル等の組み合わせからなるサイドバイサイド型複合繊維や、芯鞘型複合繊維等を例示することができる。
本発明において、パルプと熱可塑性樹脂繊維を含有した不織布のパルプと熱可塑性樹脂繊維の配合比率は、パルプが0〜80質量%(以下、単に「%」とする)、熱可塑性樹脂繊維が20〜100%とするのが好ましい。熱可塑性樹脂繊維の配合比率を20%以上とすることで、不織布の成型性が向上する。一方、熱可塑性樹脂繊維の配合比率が20%未満になると、不織布としての成形性が低下するため、好ましくない。
本発明に用いる不織布の製造方法は、ウェブを形成させる工程とウェブを形成させる工程がある。ウェブを形成させる方法は、繊維と水とを混ぜ合わせて抄紙方式で形成する湿式法、繊維をシート状に形成する乾式法、溶出した樹脂を紡糸するスパンボンド法、スパンボンド法の一種で、繊維に高温のエアを噴出させてさらに細い繊維にするメルトブロー法等を例示することができる。湿式法では、円網抄紙機、短網抄紙機、長網抄紙機、及びこれらのコンビネーションマシンを使用して不織布が製造される方法が例示され、これらの中では、繊維の地合がよい円網抄紙機、短網抄紙機、または抄き網として円網、短網を組み合わせて抄き合わせるのが好ましい。ウェブを結合する方法としては、高圧の水流で繊維を絡ませるスパンレース法、接着剤を使用して繊維交点を接着させるケミカルボンド法、針で突き刺して繊維を絡ませるニードルパンチ法等を例示することができる。
本発明で使用されるシート状基材は、坪量が15〜500g/m、好ましくは30〜200g/m、さらに好ましくは50〜100g/mである。シート状基材の坪量が15g/m未満では、シート状基材の強度が低下し、化粧料保持体の剛度が低下してしまい、化粧料の使用時に形状を保持できないため好ましくない。また、シート状基材の坪量が500g/mを超えると、後述するスラリー状にした化粧料を化粧料保持体に保持させる工程において、スラリーに含まれる溶媒が化粧料保持体の内部に選択的に吸収され、化粧料粉末と溶媒とが分離してしまうため、化粧料保持体に保持された化粧料の表面が粗くなり外観を損なってしまい好ましくない。
(シート状基材の加工条件)
本発明において、立体形状に成形した化粧料保持体を製造する方法は限定されるものではないが、シート状基材の加工方法として、熱プレス、真空成形、折り加工等を例示することができ、中でも、熱プレスによる加工は、化粧料保持体の形状安定性が向上するため好ましい。
ここで、熱プレス及び折り加工について以下に説明する。化粧料保持体として所望する形状の凸型の金型と凹型の金型とを準備する。金型の材質は、真鍮、アルミニウム、鉛等の金属である。特に、耐久性及び安全性の面から、真鍮が好ましい。このような金型を電熱ヒータなどの加熱手段を有するプレス機に設置し、使用するシート状基材の成形に適した温度まで加熱する。金型を加熱後、金型の間にシート状基材を挟み、シート状基材を所定の圧力及び時間でプレスし、化粧料保持体を成形する。熱プレスでシート状基材を化粧料保持体に立体成形する場合、シート状基材を熱プレス機で化粧料保持体に加工する際の熱プレス機の金型の温度は、80〜250℃、印加する圧力は0.5〜8kg/cm2であることが好ましく、この温度及び圧力の下でシート状基材を0.2〜10秒間加熱及び加圧することが好まし。なお、シート状基材に含有される熱可塑性樹脂繊維の融点、及び不織布の坪量等に合わせて、温度、圧力、加熱及び加圧時間は適宜調整することが好まし。
折り加工は、シート状基材を折りたたむことによって所望の形状を成形するものである。折り加工は、所望の形状に応じて種々選択可能であり、折り加工をすることで、シート状基材が立体成形される。例えば、鶴の折り加工としてもよいし、花の折り加工としてもよい。折り加工では、折り目をアイロンのような熱プレス機で熱圧処理することによって、形状を保持することが可能となる。なお、折り加工はこれらに限定されるものではない。
(化粧料)
本発明の化粧料には、粉体が含有されていることが好ましい。この粉体としては、通常、化粧料に用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、または多孔質、無孔質等の粒子構造等によって特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、カーボンブラック、黒色酸化チタン、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、二酸化珪素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の樹脂積層末のラメ剤、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉体、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、またはさらにアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。なお、これらの粉体は、フッ化系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の中の1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
この中でも、発色性のある着色顔料を配合することで、化粧料の立体形状のみならず、色彩による美しさを演出することができるため好ましい。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末等の光輝性粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の樹脂積層末のラメ剤、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム、またはアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、またはさらにアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。なお、これらの粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の中の1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
化粧料における全粉体中における着色顔料は0.01%以上が好ましい。化粧料中の粉体の含有量は、特に限定されず、所望する化粧料や化粧料を化粧料保持体に保持させる場合の状態にもよるが、例えば、化粧料を加熱溶解して保持させる場合は、化粧料中の0.1〜50%が好ましく、さらに1〜40%が好ましい。また、粉体を主体として揮発性の溶媒と混合して保持させる場合は、化粧料中の50%〜100%が好ましく、さらに60〜90%が好ましい。油剤を主体として揮発性の溶媒と混合して保持させる場合は、化粧料中の0.1〜50%が好ましく、さらに1〜40%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。なお、本発明において、化粧品とは、化粧料保持体に上述した化粧料を保持させたものである。
また、化粧料において粉体が主体となる場合は、タルク、マイカ、セリサイト等を含むことが好ましい。これらの粉体を配合することで、取れや強度の面で特に優れた効果を得ることができる。
本発明に用いられる化粧料は、さらに、油剤、界面活性剤、水性成分、保湿剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、美容成分等の通常化粧料に汎用される成分の配合が可能である。油ゲル化剤、水溶性高分子、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、水性成分、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等の成分を配合することも可能である。
油剤としては、通常、化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されない。具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャトロプシュワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブテン、ポリブテン等の炭化水素類、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリンワックス、キャンデリラ等の天然ロウ類、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリスリットエステル、ホホバ油、セチルイソオクタネート、パルミチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル等のエステル類、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、モクロウ等の油脂類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のアミノ酸誘導体類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン化合物類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
化粧料中の油剤の含有量は、特に限定されず、所望する化粧料や化粧料を化粧料保持体に保持させる場合の状態にもよるが、例えば、化粧料を加熱溶解して保持させる場合は、化粧料中の50〜99.9%が好ましく、さらに60〜99%が好ましい。また、油剤を主体として揮発性の溶媒と混合して保持させる場合は、化粧料中の50〜99.9%が好ましく、さらに60〜99%が好ましい。粉体を主体として揮発性の溶媒と混合して保持させる場合は、化粧料中の0〜50%が好ましく、さらに10〜40%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。
また、化粧料を加熱して保持させる場合、全油剤中の固形油剤、半固形油剤は、
1〜50%が好ましく、さらに5〜30%が好ましい。また、全油剤中の液状油剤は、50〜99%が好ましく、さらに70〜95%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。界面活性剤としては、化粧料に用いられている界面活性剤であれば何れのものでも使用することができ、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。このような界面活性剤を化粧料に配合する配合量は0.001〜10%が好ましく、より好ましくは0.01〜1%である。この範囲であると、外観の発色がよく、この点で特に優れた効果を得ることができる。
水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系の物質、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系の物質、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系の物質を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェノン系、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル等のPABA系、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等のケイ皮酸系、サリチル酸系等、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メチレンビスベンゾトリアゾルテトラメチルビチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等の紫外線吸収剤が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等があげられる。美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール等のグリコール類等が挙げられる。
(化粧品の製造方法)
本発明の化粧品は、立体成形した化粧料保持体に化粧料を保持させた後、印刷用粉末を印刷することで得られる。化粧料を化粧料支持体に保持させる方法は、化粧料の種類により適宜選択することができ、例えば、化粧料を溶媒と混合して化粧料スラリーを調製し、これを化粧料保持体に塗布して保持させ、溶媒を除去方法、化粧料を加熱して溶融または軟化させてペースト状または液体状とした化粧料スラリーを化粧料保持体に塗布して保持させる方法を挙げることができる。
(印刷)
本発明において、パール剤、ラメ剤、無機顔料、有機顔料の少なくとも1種類を含有する印刷用粉末を静電スクリーン印刷によって、シート状基材を立体形状に成形した化粧料保持体に保持させた化粧料上に、文字、模様などの図柄を印刷することが好ましい。
(化粧料保持体の成形)
NBKP66%、2.2dtex×10mmのポリプロピレン繊維32%、ポリビニルアルコールバインダー繊維2%を紙料とし、短網ヤンキー式抄紙機で坪量70g/m2の湿式不織布、即ちシート状基材を得た。ここで得られた湿式不織布を所定の大きさの形状に裁断し、200℃に加熱した真鍮型を使用して、裁断した湿式不織布を熱プレス機で2kg/cm2の圧力で1秒間プレスし、直径3cm程度の図1に示すような立体に成形された花弁の形状をした図1に示す化粧料保持体1を得た。
(化粧品の製造方法)
化粧料B(赤色の頬紅)100部をイソプロピルアルコール122部に加えて撹拌し、化粧料スラリーCを調製し、この化粧料スラリーCを化粧料保持体1に含浸塗布して保持させ、80℃の送風乾燥機内で3分間乾燥し、図2に示す化粧品2を得た。
(印刷)
上記で得られた化粧品2の化粧料上に、静電スクリーン印刷機を用いて「NIPPONPAPER PAPYLIA」の印刷を施して図3に示す本発明の化粧品3を得た。なお、印刷方法は、図3に示すように、「NIPPONPAPER PAPYLIA」のパターンが形成された150メッシュの印刷用スクリーンを静電スクリーン印刷機に配置し、印刷台上に化粧品2を載置した。このときの印刷用スクリーンと化粧品2の一部は図4のように接触している。その後に静電スクリーン印刷機により7kVの電圧を加え、化粧品2上に、パール顔料と白色無機顔料からなる印刷用粉末を塗布した。
本発明の化粧料保持体の一例を示す。 本発明の化粧料保持体に化粧料を塗布した化粧品2の一例を示す。 本発明の化粧品3の一例を示す。 本発明の静電スクリーンの一例を示す。
1 化粧料保持体
2 化粧品2
3 化粧品3
4 版
5 印刷台

Claims (4)

  1. シート状基材を立体形状に成形した化粧料保持体に化粧料を保持させた化粧品であって、前記化粧料保持基材に保持させた化粧料の表面に印刷用粉末を用いた印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
  2. 前記シート状基材が、熱可塑性樹脂繊維及びパルプを含有する不織布であることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  3. 前記印刷用粉末が、パール剤、ラメ剤、無機顔料、有機顔料の少なくとも1種類を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の化粧品。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧品の製造方法であって、前記印刷用粉末を用いた印刷が、静電スクリーン印刷によって施されることを特徴とする化粧品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109568229A (zh) * 2018-12-06 2019-04-05 上海益好纳米科技有限公司 一种利用丝网印刷技术制备固体护肤品的方法

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