JP2014189531A - 油性化粧料への模様の形成方法 - Google Patents

油性化粧料への模様の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、転写媒体の溶解性を向上させ、且つ形成させた油性の加飾化粧料の模様を壊すことなくがなく転写媒体を除去する、油性化粧料への文字図柄などの模様を形成させる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 次のa)〜c)の工程を含む油性化粧品への模様の形成方法。a)水溶紙上に、油性の加飾用化粧料を用いて模様を描く工程、b)水溶紙上に描いた模様を油性化粧料に転写する工程、c)水洗して水溶紙を除去する工程
【選択図】 図7

Description

本発明は、口紅、リップクリーム、コンシーラなどの油性化粧料の表面に模様を形成する方法に関する。
固形化粧料の表面に文字や模様を形成する方法として、水溶性フィルムの転写媒体に固形化粧料と同じあるいは別の固体化粧料に模様を描き、この模様を前記固形化粧料に転写し、水中で当該水溶性フィルムを溶出除去することにより固形化粧料の表面に模様を形成する方法が開示されている。(特許文献1)。
特開平6−107523
しかしながら、水溶性高分子からなる水溶性フィルムを水で除去する場合、まず水溶性フィルムは、まず膨潤して塊となり、次にこの水溶性フィルムの塊が徐々に溶解する。このため、特許文献1のように、転写媒体として水溶性フィルムを使用する場合、水溶性フィルムの溶解に時間がかかり、生産性が悪くなるといった問題がある。
さらに、口紅やコンシーラ等の油脂分を多く含む油性化粧料は非常に柔らかいため、固形化粧料上に形成させた油脂分を多く含む油性化粧料からなる模様と、転写媒体(水溶性フィルム)を溶解する際に発生する膨潤した水溶性フィルムの塊が接触すると、形成させた模様が壊れてしまう問題がある。
そこで本発明は、転写媒体の溶解性を向上させ、且つ形成させた油性の加飾化粧料の模様を壊すことなくがなく転写媒体を除去する、油性化粧料への文字図柄などの模様を形成させる方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため以下の(1)〜(2)を提供する。
(1)下記a)〜c)の工程を含む油性化粧品への文字図柄模様の形成方法。
a)水溶紙上に、油性の加飾用化粧料を用いて模様を描く工程
b)水溶紙上に描いた模様を油性化粧料に転写する工程
c)水洗して水溶紙を除去する工程
(2) 前記水溶紙の水分散時間が30秒以下であることを特徴とする(1)請求項1に記載の油性化粧料への文字図柄模様の形成方法。
本発明によれば、転写媒体の溶解性を向上させ、且つ形成させた油性の加飾化粧料の模様を壊すことなくがなく転写媒体を除去する、油性化粧料への文字図柄などの模様を形成させる方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る模様を形成した油性化粧料の一例を示す概略図である。 図1のA−A’線に沿う断面図である。 転写媒体となる水溶紙の表面に加飾化粧料からなる模様を形成した形成体の概略図である。 被転写体となる油性化粧料の概略図である。 転写媒体となる水溶紙の表面に加飾化粧料からなる模様を形成した形成体の化粧料面側と被転写体となる油性化粧料の表面とを貼り付けた積層体の概略図である。 図5のB−B’線に沿う断面図である。 本発明の実施形態の一例のうち、口紅などの立体形状の油性化粧料に模様を形成した概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る模様を形成した油性化粧料の一例を示す概略図であり、図2は図1のA−A’線に沿う断面図である。模様を形成した油性化粧料1は、平皿様の容器12の中に充填された被転写体となる油性化粧料11の上に模様となる加飾化粧料21が保持されている。
図3は、転写媒体となる水溶紙22に模様となる加飾化粧料21を模様形成した形成態の概略図である。加飾化粧料21の転写媒体となる水溶紙22への模様の形成方法は、スクリーン印刷や凹版印刷など公知の印刷手法を適宜適用することができるが、これに限られるものではない。
(模様)
本発明において、模様とは、形状の表面に現れる線図、色分けなどを示し、文字や図柄を含む概念である。なお、模様となる加飾化粧料21のデザイン、色、模様の数は、これに限られるものではない。
図4は、被転写体となる油性化粧料10の概略図である。平皿様の容器12に被転写体となる油性化粧料11を充填し平面状にしたものであるが、被転写体となる油性化粧料は図7のように立体形状の油性化粧料31など種々の形状のものを使用することができる。
図5は、転写媒体となる水溶紙22に形成した模様となる加飾化粧料21の化粧料面側と被転写体となる油性化粧料11の表面とを貼り付けた積層体40の概略図であり、図6は、図5のB−B’線に沿う断面図である。
図5のように加飾化粧料と油性化粧料とを貼り付けた積層体40は水中で水溶紙22のみが洗い流され、図1の模様を形成した油性化粧料10が完成する。
(水溶紙)
水溶紙は、水分散時間が30秒以下のものが好ましい。水分散時間の測定方法は次の通りである。500mLビーカーに水を300mL入れ、マグネチックスターラーを用いて700±100rpmで撹拌した水中に3cm四方の紙片を投入し、紙片を水に入れてから繊維状に分散するまで(紙片の塊がなくなるまで)の時間を測定し、水分散時間とする。
また、水溶紙は水中で紙を形成する繊維が膨潤せず、繊維が速やかに水中に分散するものが好ましく、木材パルプと繊維状カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩からなるもの、木材パルプとレーヨン繊維からなり水溶性樹脂を含侵したもの、などが挙げられる。
水溶紙の表面は、平滑であっても良いし、凹凸を有しても良い。スーパーカレンダー加工などで水溶紙の表面を平滑化したものであれば、加飾化粧料11と油性化粧料21とを積層した積層体40の水溶紙22を洗い流した後に露出した加飾化粧料の表面が平滑になり模様の均一性が向上する。エンボス加工などで水溶紙表面を凹凸化したものであれば、その凹凸が露出した加飾化粧料に転写されるので意匠性が向上する。
水溶紙を水中で洗い出した後の模様を形成した油性化粧料10は、加熱または自然乾燥により付着した水を除去する。その際、油性化粧料に含まれる油剤の融点より高い温度で加熱した後に冷却することによって、油性化粧料を固化することも可能である。
(化粧料)
本発明において、模様を形成する加飾化粧料や被転写体となる油性化粧料として、口紅、リップクリーム、コンシーラ等の油剤を主体とした油性化粧料が挙げられる。
本発明に用いられる油性化粧料は、主として紛体および油剤の混合物であり、さらに、界面活性剤、水性成分、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、美容成分等の通常化粧料に汎用される成分の配合が可能である。油ゲル化剤、水溶性高分子、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、水性成分、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等の成分を配合することも可能である。
本発明の油性化粧料に用いられる粉体は、通常、化粧料に用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、または多孔質、無孔質等の粒子構造等によって特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、カーボンブラック、黒色酸化チタン、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、二酸化珪素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の樹脂積層末のラメ剤、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉体、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、またはさらにアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。なお、これらの粉体は、フッ化系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の中の1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
化粧料中の粉体の含有量は、化粧料中の0.1〜50%が好ましく、さらに1〜30%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。
油剤としては、通常、化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されない。具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャトロプシュワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブテン、ポリブテン等の炭化水素類、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリンワックス、キャンデリラ等の天然ロウ類、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリスリットエステル、ホホバ油、セチルイソオクタネート、パルミチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル等のエステル類、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、モクロウ等の油脂類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のアミノ酸誘導体類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン化合物類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
油性化粧料中の油剤の含有量は、化粧料中の50〜99.9%が好ましく、さらに70〜99%が好ましい。この範囲であると、被転写体となる化粧料と加飾化粧料との接着性の面で好ましく、また転写媒体となるフィルムを水洗する除去工程で化粧料中の成分が水中に溶出することを防ぐことができる。
界面活性剤としては、化粧料に用いられている界面活性剤であれば何れのものでも使用することができ、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。このような界面活性剤を化粧料に配合する配合量は0.001〜10%が好ましく、より好ましくは0.01〜1%である。この範囲であると、外観の発色がよく、この点で特に優れた効果を得ることができる。
水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェノン系、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル等のPABA系、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等のケイ皮酸系、サリチル酸系等、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メチレンビスベンゾトリアゾルテトラメチルビチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等の紫外線吸収剤が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等があげられる。美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール等のグリコール類等が挙げられる。
水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系の物質、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系の物質、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系の物質を挙げることができる。
これら界面活性剤、水性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、水溶性高分子など油性化粧料に配合される成分は、油性化粧料と水との接触により水中に溶出する恐れがあるが、本発明によると、水洗して水溶紙を除去する工程において水溶紙が速やかに水中に分散するため、これら油性化粧料に汎用される成分の水との接触が極力抑えられるので、特に限定されず配合することが可能である。
以下に本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明は以下に述べる実施例に限定されるものではない。
(油性化粧料Aの製造方法)
下記に示す成分1〜8を110〜120℃で加熱溶解後、成分9〜15を加えて均一混合し、油性化粧料Aを得た。
<油性化粧料A>
(成分) (質量部)
1.エチレン・ピロピレンコポリマー(注2) 10
2.キャンデリラワックス 1
3.ポリエチレンワックス 4
4.トリオクタン酸グリセリル 残量
5.テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 10
6.トリイソステアリン酸ジグリセリル 35
7.トリイソステアリン酸グリセリル 4
8.重質流動イソパラフィン 5
9.シリル化処理無水ケイ酸(注3) 1
10.赤色202号 1
11.黄色4号 0.5
12.酸化チタン 0.5
13.黒酸化鉄 0.1
14.雲母チタン 5
15.酸化チタン被覆ガラス末(注4) 1
注2:EP−700(ニューフェーズテクノロジー社製)
注3:AEROSIL R972(日本エアロジル社製)
注4:メタシャイン1080RR(日本板硝子社製)
(油性化粧料Bの製造方法)
下記に示す成分1〜8を110〜120℃で加熱溶解後、成分9〜12を加えて均一混合し、油性化粧料Bを得た。
<油性化粧料B>
(成分) (質量部)
1.エチレン・ピロピレンコポリマー(注2) 10
2.キャンデリラワックス 1
3.ポリエチレンワックス 4
4.トリオクタン酸グリセリル 残量
5.テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 10
6.トリイソステアリン酸ジグリセリル 35
7.トリイソステアリン酸グリセリル 4
8.重質流動イソパラフィン 5
9.シリル化処理無水ケイ酸(注3) 1
10.酸化チタン 0.5
11.雲母チタン 5
12.酸化チタン被覆ガラス末(注4) 1
注2:EP−700(ニューフェーズテクノロジー社製)
注3:AEROSIL R972(日本エアロジル社製)
注4:メタシャイン1080RR(日本板硝子社製)
(被転写体となる油性化粧料の作製)
直径54mm、深さ3.5mmの金属製の皿に110℃で加熱溶融した油性化粧料Aを流し込み、冷却固化して被転写体となる油性化粧料を得た。
[実施例1]
油性化粧料Bを練ってペースト状とし、40メッシュ、乳剤厚100μm、開口部の外寸が幅30mm、長さ40mmの図3に示したデザインのスクリーン版を用いて水溶紙(製品名:30MDP、日本製紙パピリア製紙株式会社製)上に印刷し、加飾化粧料により模様を印刷した形成体を得た。
次に、加飾化粧料により模様を印刷した形成体の化粧料面側を、被転写体となる油性化粧料の表面に貼り付けた後、水を入れた超音波洗浄機で3分間処理して水溶紙を除去した。
続いて、超音波洗浄機から取り出し、付着した水をエタノールで洗い流した後、40℃の乾燥機でエタノールを乾燥除去した。
エタノールを除去した油性化粧料は、90℃の乾燥機内で30秒間加熱した後、冷却処理し転写体となる油性化粧料を固化した。
[比較例1]
転写媒体として、馬鈴薯デンプンからなる水溶性フィルム(製品名:FCオブラート丸型、白十字株式会社製)を用いた以外は実施例1と同様に加飾化粧料を作製した。
[比較例2]
転写媒体として、水溶性でないポリ塩化ビニリデン製フィルム(製品名:サランラップ(登録商標)、旭化成ホームプロダクツ株式会社製)を用いた以外は実施例1と同様に加飾化粧料を作製した。
Figure 2014189531
1 模様を形成した油性化粧料(平面状)
10 被転写体となる油性化粧料体(平面状)
11 被転写体となる油性化粧料
12 油性化粧料を充填する平皿様の容器
20 転写媒体へ加飾化粧料により模様を形成した形成体
21、23 模様となる加飾化粧料
22 転写媒体である水溶紙
30 模様を形成した油性化粧料(口紅等の立体形状)
31 被転写体となる油性化粧料(口紅等の立体形状)
40 転写媒体となる水溶紙の表面に加飾化粧料からなる模様を形成した形成体の化粧料面側と被転写体となる油性化粧料の表面とを貼り付けた積層体

Claims (2)

  1. 下記a)〜c)の工程を含む油性化粧品への模様の形成方法。
    a)水溶紙上に、油性の加飾用化粧料を用いて模様を描く工程
    b)水溶紙上に描いた模様を油性化粧料に転写する工程
    c)水洗して水溶紙を除去する工程
  2. 前記水溶紙の水分散時間が30秒以下であることを特徴とする請求項1に記載の油性化粧料への模様の形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019038769A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 紀伊産業株式会社 模様付固形化粧料およびその製造方法

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