JP2018089243A - キャビネット - Google Patents
キャビネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018089243A JP2018089243A JP2016236861A JP2016236861A JP2018089243A JP 2018089243 A JP2018089243 A JP 2018089243A JP 2016236861 A JP2016236861 A JP 2016236861A JP 2016236861 A JP2016236861 A JP 2016236861A JP 2018089243 A JP2018089243 A JP 2018089243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- storage
- side end
- counter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
また、キャビネットに設置された一般的な回転式収納ポケットは例えば洗面台に設置した洗面ボウルの下部前側に設置され、下吊元の丁番によって扉を下方に回転させて斜めに開放する。扉の内面には直方体形状をなす箱状の収納部が固定され、扉の下方への開放動作で収納部を斜め外側に回動させて引き出すことで、収納部の開口を通して小物を出し入れできるようになっている。
また、上述した従来の回転式収納ポケットでは、扉の内面に箱状の収納部を固定したため、閉鎖状態で収納部の四角形をなす上部開口は対向する二辺である扉側端部と奥側端部が水平位置にある。しかし、扉を外側に開放作動させた際に上部開口の奥側端部の回転軌跡が扉側端部の回転軌跡より大きいため、洗面ボウルの裏面や洗面台の上面と干渉しないように収納部を下側に距離を置いて設置しなければならなかった。そのため、収納部に対して扉の高さが相対的に大きくなり、大型化する欠点があった。
本発明では、扉の閉鎖状態で収納部の奥側端部の方が扉側端部より高さが低く設定されているため、扉と収納部の開放作動時に例えば洗面ボウルや洗面台等の上側の部材に奥側端部が干渉することなく外側に回動させて開放状態にすることができ、扉と収納部を洗面ボウルや洗面台等の上側の部材により近接させた位置に設置できる。そのため、キャビネットの扉や収納部等を備えた回転式収納ポケットをキャビネットのより上側に設置できて回転式収納ポケット部分を薄型化できる。
扉と共に収納部を外側に回動させて開放する際、収納部の上端部が凸曲線状であるためキャビネットの上側の部材と干渉することなく回転作動が行え、キャビネットの扉や収納部をキャビネットのより上側に設置できる。
扉と収納部を開放位置から閉鎖位置に回動させて戻す際、奥側端部は扉側端部より高さが低いため収納部に収納した小物類等が慣性等で飛び出し易いが、奥側端部に返しを設けたため飛び出しを抑制できる。
仕切部に拡幅されたガイド部を設けたため、収納部に仕切部を設置した状態で仕切部のガタツキを抑えて収納部から外れにくい。
扉と収納部を開閉するためのヒンジ部が収納部の下側で扉に設置されているため、開閉操作時にヒンジ部に小物類等が挟まる等の不具合を生じない。
図1は本発明の第一実施形態による洗面台1を示すものである。本実施形態による洗面台1はその上部に使用者の装飾品や小物等を載せるカウンター3が設置され、カウンター3に洗面ボウル4の裏面4aが嵌め込まれている。洗面ボウル4の奥側には水栓5が設置されている。
本実施形態では、洗面ボウル4の上部はカウンター3の上面3aから上方に突出しており、洗面ボウル4の下部の略凸曲面状をなす裏面4aはカウンター3に嵌合されて下面3bの下方に一部が突出している。カウンター3の下方には空間が形成され、洗面台1の使用者が例えば椅子等に座った状態で足や膝等をカウンター下の空間内に入れて水栓5等を使用できるようになっている。
カウンター3の前側において、その先端面の下部より奥側に引っ込んだ位置に前板9が設置されている。前板9の前面側には回転式収納ポケット12の扉15を閉鎖位置で停止させるストッパー部10が設置されている。ストッパー部10はその基部が前板9の裏面に係止されていて先端部10aが前板9の前側に湾曲して延びて閉鎖位置にある扉15の内面15aの上部に当接する位置にある。
前板9及びストッパー部10と底部11との間には回転式収納ポケット12が開閉可能に設置されている。カウンター3の下側に底部11を設置することで、洗面台1の前で使用者が椅子に着座した際に足や膝等が収納部16や洗面ボウル4の裏面4aに接触することを防止している。
内面15aの両側に設けたヒンジ部18及びステー19によって、回転式収納ポケット12は回動可能で閉鎖位置と斜め外側に回動した開口位置とに選択的に保持できる。また、内面15aの両側に設けたヒンジ部18及びステー19の間に収納部16が設置されている。図1に示す例では収納部16は扉15の長手方向に1つ設置されている。しかし、収納部16の長さを短くして2つまたは3つ以上設置してもよい。
図5に示す収納部16の閉鎖状態で第一面21aの上端部をなす扉側端部21aaは第二面21bの上端部をなす奥側端部21bbよりも高い位置にある。収納部16の上部の開口16aは対向する扉側端部21aa及び奥側端部21bbと両側部22の上端部22aとで構成されている。
扉15の閉鎖位置で収納部16の第一面21aの扉側端部21aaは、前板9やストッパー部10よりも下側の位置にある。第二面21bの奥側端部21bbは扉側端部21aaより低い位置にあって、その回転軌跡は扉側端部21aaの回転軌跡より小さい半径に形成されている。そのため、回転式収納ポケット12を開放作動させた際に奥側端部21bbは前板9やストッパー部10に接触しない回転軌跡となる。同様に、収納本体21の両側部22も開閉位置に関わらず前板9やストッパー部10に接触しないようにその上端部22aが凸曲面状に形成され、その両端部は扉側端部21aa、奥側端部21bbの一部を形成している。
収納本体21の第一面21aの裏面下部に設けた係合爪21dが係止部材23の係止受け部23bに係合し、第一面21aの上部に設けた係合受け部21cに係止爪23aが係合することで、収納本体21が扉15の内面15aに取り付けられている。なお、係止部材23を設けずに、収納本体21を直接扉15の内面にねじや接着剤等で固定してもよい。
仕切部24は図3に示す例では収納本体21内に間隔を開けて2枚設置したが、設置枚数は任意に選択できる。また、収納本体21内に仕切部24を設置しなくてもよい。また、仕切部24の上端部24bは、収納本体21の扉側端部21aa側から奥側端部21bb側に向けて、収納部16の開閉位置に関わらず前板9やストッパー部10に接触しないように凸曲面状に形成されている。
図6は回転式収納ポケット12の閉鎖状態を示すものであり、扉15は略垂直に起立して内面15aがストッパー部10の先端部10aに当接している。この状態で収納部16はカウンター3の下側でストッパー部10及び前板9と底部11との間の空間内に収納されている。しかも、収納本体21の第一面21aの扉側端部21aaはストッパー部10の下側にあり、第二面21bの奥側端部21bbは扉側端部21aaの奥側下方に位置している。この状態で、収納部16は底部11の底板11aに着座しているが、着座していなくてもよい。
しかも、収納本体21の両側部22や仕切部24は上端部22a、24bが凸曲面状に形成されているため、同様にストッパー部10や前板9に接触することなく外側に回動する。開放状態で、収納部16の上部の開口16aがカウンター3の前方に飛び出しており、収納部16内に小物類等を納めたり取り出したりすることができる。
しかしながら、扉15がストッパー部10の先端部10aに当接した際の衝撃等で収納部16内の小物類等の一部が奥側端部21bbを超えて飛び出すことがあり得る。その場合でも、飛び出した小物類は底部11に落ちて起立部11bで停止させられ、床面に落下することはない。この小物類は底部11の下から使用者等が手を延ばして底部11から回収できる。
収納部16の奥側の第二面21bの高さが低くても上側の奥側端部21bbに湾曲部やヒレ部等の返しを設けたため、回転式収納ポケット12を閉鎖した際の慣性や衝撃等で収納した小物類が飛び出すことを防止できる。
収納部16に設けた仕切部24や両側部22の上端部24b、22aを扉側端部21aaと奥側端部21bbに沿って凸曲面状に形成したため、小物類等の収納容量が大きくなる。更に仕切部24に設けたガイド部24aを幅広に設定したので扉側端部21aaに係止した状態でガタツキや外れ等を抑制できる。
更に収納部16の収納本体21の底部を曲面状に形成したため清掃が容易である。
図8は回転式収納ポケット12の収納部16の第一変形例を示すものであり、仕切部24の上端部24bについて凸曲線形状に代えて直線状に形成してもよい。或いは、図9に示すように、凹曲線状に形成してもよい。しかも、収納本体21の両側部22についても上端部22aを直線状や凹曲線状に形成してもよいし、或いは上述した構成と同様に凸曲線状に形成しておいてもよい。
これらの場合、収納部16内に収納できる小物類等の量が上述の実施形態と比較して少し減少することになるが、同様な作用効果を発揮できる。
本第二実施形態による洗面台1Aにおいて、扉15の内面15aに設置する収納本体30は扉15側の第一面30aが奥側の第二面30bよりも高さが小さく設定されていて内面15aに直接または他の部材を介して固定されている。そのため、扉15の内面15aと収納本体30とによって小物類等を収納する収納空間を有する収納部16とその開口16aを形成する。扉15と収納本体30との間に仕切部24が設置されている。この仕切部24には扉15の内面15aに当接してガタツキを抑制する板状のガイド部24aが設置されていてもよく、或いはなくてもよい。
そして、仕切部24が扉15の内面15aに接触する端部における上下方向の上端部が扉側端部24aaを形成する。この扉側端部24aaは返しを有する収納本体30の奥側端部30bbより高い位置に設置されている。
本第二実施形態による洗面台1においても、第一実施形態と同様の機能と作用効果を発揮できる。
上述した第一実施形態では、扉15の内面15aにおける収納部16の両側にヒンジ部18とステー19が設置されている。そのため、回転式収納ポケット12の開放状態で収納部16の開口16aから小物類等を出し入れする際に誤って落下させ、ヒンジ部18やステー19に小物類等が挟まったりする可能性があった。
従って、本実施形態では、回転式収納ポケット12における扉15の開放状態において、収納部16の開口16aから小物類等を出し入れする際に誤って落下させてもヒンジ部18やステー19に小物類等がぶつかったり挟まったりするおそれがなくなる。
4 洗面ボウル
9 前板
10 ストッパー部
11 底部
12 回転式収納ポケット
14 側壁
15 扉
15a 内面
16 収納部
16a 開口
18 ヒンジ部
19 ステー
21 収納本体
21aa 扉側端部
21bb 奥側端部
22 側部
24 仕切部
24a ガイド部
Claims (5)
- 下方に回動することで開放可能な扉と、
前記扉の内面に設けられた収納部とを備え、
前記収納部の開口は対向配置された扉側端部及び奥側端部を有していて、前記扉の閉鎖状態で前記収納部の奥側端部の方が前記扉側端部より高さが低く設定されていることを特徴とするキャビネット。 - 前記収納部の前記扉側端部と奥側端部との間の上端部は凸曲線状に形成されている請求項1に記載されたキャビネット。
- 前記収納部の奥側端部には前記扉側端部の方向に向けて突出する返し部が形成されている請求項1または2に記載されたキャビネット。
- 前記収納部には内部を仕切る仕切部が設置され、前記仕切部には前記収納部の内面に当接する拡幅されたガイド部が設置されている請求項1から3のいずれか1項に記載されたキャビネット。
- 前記扉を開閉するためのヒンジ部が前記収納部の下側に設置されている請求項1から4のいずれか1項に記載されたキャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016236861A JP6776109B2 (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016236861A JP6776109B2 (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018089243A true JP2018089243A (ja) | 2018-06-14 |
JP6776109B2 JP6776109B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=62564680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016236861A Active JP6776109B2 (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6776109B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023053981A (ja) * | 2018-10-15 | 2023-04-13 | 日東電工株式会社 | 偏光膜の製造方法 |
-
2016
- 2016-12-06 JP JP2016236861A patent/JP6776109B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023053981A (ja) * | 2018-10-15 | 2023-04-13 | 日東電工株式会社 | 偏光膜の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6776109B2 (ja) | 2020-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018089243A (ja) | キャビネット | |
JP2013127195A (ja) | 流し台用シンク | |
JP2018089244A (ja) | キャビネット | |
JP4669383B2 (ja) | 保持具を備えるカウンタ | |
US20050155147A1 (en) | Water vessel with an integrated storage compartment | |
JP6193580B2 (ja) | 間仕切り収納構造 | |
JP4986833B2 (ja) | 収納キャビネット | |
JP2010115470A (ja) | 洗面化粧台 | |
JP2009034537A (ja) | ミラーキャビネット | |
JP2000041872A (ja) | 洗面化粧台のキャビネットの構造 | |
JP2008067880A (ja) | キャビネット付きカウンター | |
JP2004024436A (ja) | L字型洗面化粧台 | |
KR20230000015U (ko) | 티슈 페이퍼 용기 | |
JP2001292919A (ja) | 洗面台下箱 | |
TW201503862A (zh) | 含收納容器之水槽蓋 | |
JP2006346155A (ja) | 棚構造 | |
JPH0417105Y2 (ja) | ||
JPH0417106Y2 (ja) | ||
JP2001000345A (ja) | 浴槽における収納装置 | |
JP2023080543A (ja) | ビルトイン機器 | |
JP4725789B2 (ja) | 洗面台用エンドパネルおよび洗面台 | |
JPS6255409B2 (ja) | ||
JP2008000314A (ja) | キャビネット | |
JPH0426027Y2 (ja) | ||
JP2001299475A (ja) | 流し台キャビネットの構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200512 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201007 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6776109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |