JP2018088911A - 飲料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】濁り成分増加による風味向上と、濁り成分の沈降抑制による美観向上とを両立させた飲料組成物を提供すること。【解決手段】非重合体カテキン類及びカフェインを含有する飲料組成物であって、下記(A)、(B)及び(C)の要件を満たす、飲料組成物。(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下である。(B)該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。(C)濁度が30NTU以上である。【選択図】なし

Description

本発明は、飲料組成物に関する。
非重合体カテキン類は、茶葉等に含まれる天然ポリフェノール化合物であり、様々な生理活性を有することから、飲食品への応用が注目されている。中でも、生活習慣として手軽に摂取できるという利便性により、容器詰茶飲料の消費者ニーズが拡大している。近年、消費者の嗜好性に訴求した多種多様の容器詰茶飲料の開発が活発に行われている。例えば、製品の美観の観点から、緑茶抽出液を冷却して濁り成分の沈殿を促進させ、所定速度で遠心分離して濁り成分を除去することにより、清澄化された緑茶飲料が提案されている(特許文献1)。一方で、近年、風味向上の観点から、例えば、濁り成分の旨味に着目し、濁度を0.1以上に高めた濁り茶飲料が提案されている(特許文献2)。
特開平10−290666号公報 特開2014−14313号公報
上述のとおり、従来、製品の美観向上のための濁り成分除去と、風味向上のための濁り成分増加という、相反する要求があった。
本発明は、濁り成分増加による風味向上と、濁り成分の沈降抑制による美観向上とを両立させた飲料組成物を提供するものである。
本発明者らは、カフェイン/非重合体カテキン類の質量比及び粒子の平均粒子径を特定値以下に制御し、かつ濁度を特定値以上に制御することで、濁り成分増加による風味向上と、濁り成分の沈降抑制による美観向上とを両立させた飲料組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、非重合体カテキン類及びカフェインを含有する飲料組成物であって、
下記の(A)、(B)及び(C)の要件を満たす、飲料組成物を提供するものである。
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下である。
(B)該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濁度が30NTU以上である。
本発明はまた、非重合体カテキン類及びカフェインを含有する緑茶抽出物であって、
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
非重合体カテキン類濃度が175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物を提供するものである。
(B)濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
本発明は更に、少なくとも生茶葉を温水と接触させる工程を経て得られる緑茶抽出物であって、
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
非重合体カテキン類濃度が175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物を提供するものである。
(B)濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
本発明は更にまた、少なくとも生茶葉を温水と接触させる工程を含む、緑茶抽出物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、濁り成分増加による風味向上と、濁り成分の沈降抑制による美観向上とを両立させた飲料組成物、該飲料組成物に有用な緑茶抽出物を提供することができる。
〔飲料組成物〕
本発明の飲料組成物は、非重合体カテキン類及びカフェインを含有するものである。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレートからなるガレート型非重合体カテキン類と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンからなる遊離型非重合体カテキン類を併せての総称である。なお、非重合体カテキン類の含有量は、上記8種の合計量に基づいて定義され、本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
本発明の飲料組成物はカフェイン含量が低減されており、具体的にはカフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であるが、0.175以下が好ましく、0.170以下がより好ましく、0.165以下が更に好ましく、0.160以下がより更に好ましい。なお、かかるカフェイン/非重合体カテキン類の質量比は0であっても構わないが、生産効率の観点から、0.001以上でも、0.01以上であっても良い。かかるカフェイン/非重合体カテキン類の質量比の範囲としては、好ましくは0〜0.180、より好ましくは0.001〜0.175、更に好ましくは0.001〜0.170、より更に好ましくは0.01〜0.165、殊更に好ましくは0.01〜0.160である。なお、非重合体カテキン類及びカフェインの含有量は、通常知られている分析法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することができる。例えば、液体クロマトグラフィー法で分析することが可能であり、具体的には、後掲の実施例に記載の方法で分析することができる。
本発明の飲料組成物中の非重合体カテキン類の含有量は、生理効果及び風味(緑茶のコク)増強の観点から、飲料組成物100mL当たり、30mg以上が好ましく、40mg以上がより好ましく、80mg以上が更に好ましく、110mg以上がより更に好ましく、また美観向上の観点から、飲料組成物100mL当たり、200mg以下が好ましく、190mg以下がより好ましく、180mg以下が更に好ましい。かかる非重合体カテキン類の含有量の範囲としては、好ましくは30〜200mg/100mL、より好ましくは40〜190mg/100mL、更に好ましくは80〜180mg/100mL、殊更に好ましくは110〜180mg/100mLである。
本発明の飲料組成物中のカフェインの含有量は、風味バランスの観点から、飲料組成物100mL当たり、36mg以下が好ましく、33mg以下がより好ましく、30mg以下が更に好ましい。なお、かかるカフェインの含有量は0mg/100mLであっても構わないが、生産効率の観点から、0.18mg/100mL以上でも、1.8mg/100mL以上であっても良い。かかるカフェインの含有量の範囲としては、好ましくは0〜36mg/100mL、より好ましくは0.18〜33mg/100mL、更に好ましくは1.8〜30mg/100mLである。ここで、本明細書において「カフェインの含有量が0mg/100mL」とは、後掲の実施例に記載の「カフェインの分析」において、カフェインの含有量が検出限界以下である場合を包含する概念である。
本発明の飲料組成物は、当該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下であるが、美観向上の観点から、1.5μm以下が好ましく、0.9μm以下がより好ましく、0.6μm以下が更に好ましい。また、かかる平均粒子径は、風味(緑茶のコク)増強の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上が更に好ましい。かかる平均粒子径の範囲としては、好ましくは0.1〜3μm、より好ましくは0.1〜1.5μm、更に好ましくは0.2〜0.9μm、より更に好ましくは0.3〜0.6μmである。なお、飲料組成物中に含まれる粒子は、水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質であって、飲料の製造原料に由来するものであり、例えば、緑茶抽出物等に含まれる水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質を挙げることができる。本明細書において「粒子の平均粒子径」は、後掲の実施例に記載の方法により測定されるものである。
本発明の飲料組成物は適度な濁りを有しており、具体的には濁度が30NTU以上であるが、風味(緑茶のコク)増強の観点から、40NTU以上が好ましく、50NTU以上がより好ましく、60NTU以上が更に好ましく、80NTU以上がより更に好ましく、85NTU以上が殊更に好ましい。また、かかる濁度は、美観向上の観点から、300NTU以下が好ましく、250NTU以下がより好ましく、200NTU以下が更に好ましい。かかる濁度の範囲としては、好ましくは30〜300NTU、より好ましくは40〜300NTU、更に好ましくは50〜250NTU、より更に好ましくは60〜200NTU、殊更に好ましくは80〜200NTU、殊更に好ましくは85〜200NTUである。なお、かかる濁度は、飲料組成物中の非重合体カテキン類濃度が上記範囲内のときに前述の要件を満たすことが好ましく、飲料組成物中の非重合体カテキン類の含有量を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに前述の要件を満たすことが更に好ましい。飲料組成物中の非重合体カテキン類濃度を上記範囲内とするために、飲料組成物を希釈又は濃縮等により濃度調整しても構わない。ここで、本明細書において「濁度」とは、実施例に記載の方法により測定したものをいい、また「NTU」とは、ホルマジン濁度標準を使用したホルマジン濁度の測定単位である。
なお、飲料組成物中の粒子の平均粒子径及び濁度は、前述の非重合体カテキン類の含有量において上記範囲内であることが好ましい。
本発明の飲料組成物は、所望により、甘味料、香料、色素、ビタミン、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、ハーブ、有機酸、有機酸塩、無機酸、無機酸塩、無機塩、酸化防止剤、pH調整剤、品質安定剤等の添加剤を1種又は2種以上含有することができる。なお、添加剤の含有量は、本発明の目的を阻害しない範囲内で適宜設定することが可能である。
本発明の飲料組成物は、茶飲料組成物でも、非茶飲料組成物であってもよい。茶飲料組成物としては、例えば、緑茶飲料、烏龍茶飲料、紅茶飲料が挙げられる。また、非茶系飲料組成物としては、例えば、炭酸飲料、果汁ジュース、野菜ジュース、スポーツ飲料、アイソトニック飲料、エンハンスドウォーター、ボトルドウォーター、ニアウォーター、コーヒー飲料、栄養ドリンク剤、美容ドリンク剤等の非アルコール飲料;ビール、ワイン、清酒、梅酒、発泡酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン、リキュール類等のアルコール飲料が挙げられる。中でも、本発明の効果を十分に享受しやすい点で、茶飲料組成物が好ましく、緑茶飲料組成物が更に好ましい。また、飲料組成物の形態は特に限定されず、摂取しやすい形態であれば、液体、ゲル状、スラリー状等のいずれであってもよい。
本発明の飲料組成物は、容器詰飲料とすることができる。容器としては通常の包装容器であれば特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶等が挙げられる。
更に、本発明の飲料組成物は、加熱殺菌済でもよい。加熱殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)等を挙げることができる。また、容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌を採用することができる。また、PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件で加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。
本発明の飲料組成物は、前述の(A)、(B)及び(C)の要件を満たせば、適宜の方法により製造することができるが、例えば、次の緑茶抽出物を配合して製造することができる。
〔緑茶抽出物〕
本発明の緑茶抽出物は、非重合体カテキン類及びカフェインを含有するものであり、カフェイン含有量が通常含まれる量よりも顕著に低減されている。具体的には、緑茶抽出物中のカフェイン/非重合体カテキン類の質量比は0.180以下であるが、0.175以下が好ましく、0.170以下がより好ましく、0.165以下が更に好ましく、0.160以下がより更に好ましい。なお、かかるカフェイン/非重合体カテキン類の質量比は0であっても構わないが、生産効率の観点から、0.001以上でも、0.01以上であっても良い。かかるカフェイン/非重合体カテキン類の質量比の範囲としては、好ましくは0〜0.180、より好ましくは0.001〜0.175、更に好ましくは0.001〜0.170、より更に好ましくは0.01〜0.165、殊更に好ましくは0.01〜0.160である。
本発明の緑茶抽出物は、固形分中の非重合体カテキン類の含有量が、生理効果及び風味増強の観点から、20質量%以上が好ましく、25質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、また風味バランスの観点から、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下が更に好ましい。かかる固形分中の非重合体カテキン類の含有量の範囲としては、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは25〜50質量%、更に好ましくは30〜40質量%である。ここで、本明細書において「固形分」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発物質を除いた残分をいう。
本発明の緑茶抽出物は、固形分中のカフェインの含有量が、風味バランスの観点から、11質量%以下が好ましく、9質量%以下がより好ましく、6.5質量%以下が更に好ましい。なお、かかる固形分中のカフェインの含有量は0質量%であっても構わないが、生産効率の観点から、0.03質量%以上でも、0.3質量%以上であっても良い。かかる固形分中のカフェインの含有量の範囲としては、好ましくは0〜11質量%、より好ましくは0.03〜9質量%、更に好ましくは0.3〜6.5質量%である。ここで、本明細書において「カフェインの含有量が0質量%」とは、後掲の実施例に記載の「カフェインの分析」において、カフェインの含有量が検出限界以下である場合を包含する概念である。
本発明の緑茶抽出物は、非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下であり、かつ濁度が30NTU以上である。なお、濃度調整液中に含まれる粒子としては、例えば、緑茶抽出物に含まれる水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質を挙げることができる。
なお、平均粒子径及び濁度は、緑茶抽出物中の非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとするために緑茶抽出物を希釈又は濃縮して濃度調整した後、測定することができる。緑茶抽出物を希釈する際の溶媒として通常水が使用されるが、水としては、例えば、イオン交換水、蒸留水、天然水、水道水等が挙げられ、中でもイオン交換水が好ましい。濃縮方法としては、常圧にて溶媒の蒸発を行う常圧濃縮法、減圧にて溶媒の蒸発を行う減圧濃縮法、膜分離により溶媒を除去する膜濃縮法等が挙げられる。濃縮時の温度や圧力条件は適宜選択可能である。
濃度調整液中の粒子の平均粒子径は3μm以下であるが、美観向上の観点から、1.5μm以下が好ましく、0.9μm以下がより好ましく、0.6μm以下が更に好ましい。また、かかる平均粒子径は、風味(緑茶のコク)増強の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上が更に好ましい。かかる平均粒子径の範囲としては、好ましくは0.1〜3μm、より好ましくは0.1〜1.5μm、更に好ましくは0.2〜0.9μm、より更に好ましくは0.3〜0.6μmである。
また、濃度調整液の濁度は、30NTU以上であるが、風味(緑茶のコク)増強の観点から、40NTU以上が好ましく、50NTU以上がより好ましく、60NTU以上が更に好ましく、80NTU以上がより更に好ましく、85NTU以上が殊更に好ましい。また、かかる濁度は、美観向上の観点から、300NTU以下が好ましく、250NTU以下がより好ましく、200NTU以下が更に好ましい。かかる濁度の範囲としては、好ましくは30〜300NTU、より好ましくは40〜300NTU、更に好ましくは50〜250NTU、より更に好ましくは60〜200NTU、殊更に好ましくは80〜200NTU、殊更に好ましくは85〜200NTUである。
本発明の緑茶抽出物は、前述の特性を有すれば適宜の方法により製造することが可能であるが、例えば、少なくとも下記の工程(a)を含む工程を有することが好ましい。以下、詳細に説明する。
工程(a)
工程(a)は、生茶葉を温水と接触させる工程である。これにより、カフェインを選択的に除去することができる。ここで、本明細書において「生茶葉」とは、摘採後、熱処理前の茶葉、又は摘採後、熱処理前に冷蔵若しくは冷凍保存した茶葉をいい、発酵抑制の観点から、生茶葉として、摘採後24時間以内のものを使用するか、又は摘採後24時間以内に冷蔵若しくは冷凍保存したものを使用することが好ましい。
生茶葉は、風味の観点から、摘採した状態の茶葉(フルリーフ)を使用することが好ましい。摘採方法には、手摘み、はさみ摘み、機械摘みがあるが、特に限定されない。手摘みには、二葉摘み、三葉摘み等があるが、特に限定されない。また、機械摘みは機械の大きさや使用方法等で、携帯型、可搬型、自走型、乗用型、レール式等を用いることができ、通常普通摘みで行われる。これらの方法で摘採された茶葉を、裁断することなく用いることができる。茶葉の採取時期は特に限定されない。
生茶葉の茶品種は、一般に栽培されているであれば特に限定されないが、Camellia属、例えば、C. sinensis var.sinensis(やぶきた種を含む)、C. sinensis var.assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)等が挙げられる。品種の具体例としては、日本茶葉では、例えば、べにふうき、べにほまれ、べにふじ、べにひかり、やぶきた、あさつゆ、やまとみどり、まきのはらわせ、かなやみどり、やえほ、するがわせ、ゆたかみどり、おくむさし、おくみどり、おおいわせ、おくひかり、めいりょく、さみどり、こまかげ、やまなみ、みねかおり、はつもみじ、やまかい、からべにが挙げられ、また、日本茶葉以外では、例えば、ダージリン、ウバ、キーマン、アッサム、ケニア等を挙げることができる。生茶葉は、1種又は2種以上を適宜選択して使用することが可能であり、茶葉のみならず、茎も使用することができる。
接触させる温水の種類は特に限定されず、例えば、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等を適宜選択して使用することができる。
また、接触させる温水の温度は、カフェインの選択的除去の観点から、83℃以上が好ましく、85℃以上がより好ましく、87℃以上が更に好ましく、そして温度制御の観点から、99℃以下が好ましく、98℃以下がより好ましく、97℃以下が更に好ましい。かかる温水の温度の範囲としては、好ましくは83〜99℃、より好ましくは85〜98℃、更に好ましくは87〜97℃である。
接触方法としては、生茶葉の表面を温水と接触させることができれば特に限定されないが、例えば、生茶葉を温水に浸漬させる方法、生茶葉に温水をシャワー状に供給する方法等を挙げることができる。
接触させる温水の量は、接触方法やスケールにより、適宜選択することが可能であるが、カフェインの選択的除去の観点から、生茶葉に対して、3質量倍以上が好ましく、5質量倍以上がより好ましく、10質量倍以上が更に好ましく、そして100質量倍以下が好ましく、75質量倍以下がより好ましく、50質量倍以下が更に好ましい。かかる温水の量の範囲としては、生茶葉に対して、好ましくは3〜100質量倍、より好ましくは5〜75質量倍、更に好ましくは10〜50質量倍である。
温水との接触時間は、接触方法やスケールにより、適宜選択することが可能であるが、カフェインの選択的除去の観点から、2分以上が好ましく、2.5分以上がより好ましく、3分以上が更に好ましく、そして10分以下が好ましく、9分以下が好ましく、7分以下が更に好ましい。かかる接触時間の範囲としては、好ましくは2〜10分、より好ましくは2.5〜9分、更に好ましくは3〜7分である。
生茶葉を温水に浸漬により接触させた場合には、濾過により茶葉と洗浄液とを分離することができる。濾過は、例えば、ろ紙、ステンレス等の金属製フィルタ等を用いることが可能であり、金属製フィルタのメッシュサイズは、例えば、18〜300メッシュである。
また、工程(a)後、接触処理後の茶葉をそのまま次工程に用いても構わないが、茶葉の表面に付着した水分を除去することもできる。除去方法としては、振とう等により取り除いても、ウエス、ペーパー等で軽く拭き取ってもよい。また、工程(a)後の茶葉を乾燥することもできる。
本発明においては、風味(緑茶のコク)増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上、美観向上の観点から、工程(b)として、工程(a)後の茶葉を、裁断又は粉砕する工程を有することができる。裁断、粉砕方法は特に限定されないが、例えば茶葉の裁断はカッターを用いたり、揉捻機、ローターべイン、CTC機を用いて行うことが可能である。また、粉砕は、グラインダー、ミル、ボールミル等を用いて行うことができる。裁断後の茶葉の大きさは、通常1〜20mm、好ましくは5〜15mmである。また、粉砕後の茶葉の大きさは、通常0.1〜5mm、好ましくは0.3〜3mmである。
さらに、本発明においては、工程(c)として、工程(b)後の茶葉を50〜100℃の水にて抽出する工程を有することができる。これにより、風味(緑茶のコク)が増強され、かつ非重合体カテキン類を効率よく抽出することができる。
抽出に使用する水としては、前述と同様のものを使用することができるが、中でも、味の面から、イオン交換水が好ましい。抽出に使用する水には、アスコルビンナトリウム等の有機酸又はその塩、炭酸水素ナトリウム等の無機酸又はその塩を添加してもよい。
抽出に使用する水の温度は通常50〜100℃であるが、緑茶のコクの増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上の観点から、60℃以上が好ましく、70℃以上がより好ましく、80℃以上が更に好ましく、そして温度制御の観点から、98℃以下が好ましく、95℃以下が更に好ましい。かかる水の温度の範囲としては、好ましくは60〜98℃、より好ましくは70〜98℃、更に好ましくは80〜95℃である。
抽出に使用する水の量は、抽出方法により適宜選択可能であるが、非重合体カテキン類の抽出効率の観点から、生茶葉に対して、1質量倍以上が好ましく、1.5質量倍以上がより好ましく、2質量倍以上が更に好ましく、また緑茶のコクの増強の観点から、20質量倍以下が好ましく、15質量倍以下がより好ましく、10質量倍以下が更に好ましい。かかる水の量の範囲としては、生茶葉に対して、好ましくは1〜20質量倍、より好ましくは1.5〜15質量倍、更に好ましくは2〜10質量倍である。
抽出方法としては公知の方法を採用することができるが、風味(緑茶のコク)の増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上、美観向上の観点から、ホモジナイザーにより撹拌抽出することが好ましい。ホモジナイザーとしては、例えば、高速ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー等が挙げられ、投げ込み型、ラインミキサー型、パッチ式の密閉容器型のいずれをも用いることができる。中でも、連続的に処理する観点から、投げ込み型、又はラインミキサー型が好ましい。ホモジナイザーの回転数は、風味(緑茶のコク)増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上、美観向上の観点から、好ましくは3,000〜30,000rpm、より好ましくは4,000〜25,000、更に好ましくは5,000〜20,000rpmである。また、周速(撹拌翼の先端速度)としては、風味(緑茶のコク)増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上、美観向上の観点から、好ましくは9〜90(m/s)、より好ましくは12〜75(m/s)、更に好ましくは15〜60(m/s)である。
また、抽出時間は、スケール等により一様ではないが、例えば、風味(緑茶のコク)増強、非重合体カテキン類の抽出効率向上の観点から、5分以上が好ましく、8分以上がより好ましく、10分以上が更に好ましく、また美観向上、雑味低減の観点から、120分以下が好ましく、90分以下がより好ましく、60分以下が更に好ましい。かかる抽出時間の範囲としては、好ましくは5〜120分、より好ましくは8〜90分、更に好ましくは10〜60分である。
工程(c)後、茶葉と緑茶抽出物とを分離するために、固液分離することができる。
固液分離としては、食品工業で通常使用されている方法を採用することができる。例えば、濾過、遠心分離、膜処理等が挙げられ、1種又は2種以上組み合わせて行うことができる。
濾過としては、例えば、ろ紙、ステンレス等の金属製フィルタ等によるフィルタ分離を採用することができる。金属製フィルタのメッシュサイズは、例えば、18〜300メッシュである。
また、ろ紙濾過は、例えば、ろ紙上に濾過助剤をプレコートしてもよい。濾過助剤としては、例えば、珪藻土、セルロース及びこれらを組み合わせたものが挙げられ、その使用量は適宜選択可能である。また、加圧濾過、吸引濾過等の濾過方法も採用することもできる。
遠心分離に用いる遠心分離機としては、分離板型、円筒型、デカンター型等の一般的な機器を使用することができる。
遠心分離する際の温度は、非重合体カテキン類の回収率向上、夾雑物除去の観点から、好ましくは5〜70℃、更に好ましくは10〜40℃である。また、回転数と時間は適宜設定可能であるが、例えば、分離板型の場合、回転数は、好ましくは2000〜10000r/min、より好ましくは2500〜9000r/min、更に好ましくは3000〜8000r/minであり、時間は、好ましくは0.2〜75分、より好ましくは0.5〜60分、更に好ましくは1〜30分である。
膜ろ過による処理条件としては、一般的なろ過条件で処理することができる。
膜孔径は、非重合体カテキン類の回収率向上、夾雑物除去の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.15μm以上がより好ましく、0.2μm以上が更に好ましく、そして10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、2μm以下が更に好ましい。かかる膜孔径の範囲としては、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.15〜5μm、更に好ましくは0.2〜2μmである。なお、膜孔径の測定方法としては、水銀圧入法、バブルポイント試験、細菌ろ過法等を用いた一般的な測定方法が挙げられるが、バブルポイント試験で求めた値を用いることが好ましい。
膜の材質としては、例えば、高分子膜、セラミック膜、ステンレス膜等を挙げることができる。
このようにして本発明の緑茶抽出物を製造することができる。
緑茶抽出物の形態としては、例えば、液体、スラリー、半固体、固体等の種々のものが挙げられる。緑茶抽出物の製品形態として液体が望ましい場合は、例えば、減圧濃縮、逆浸透膜濃縮等により濃縮することが可能であり、また固体が望ましい場合は、例えば、噴霧乾燥や凍結乾燥等により粉体とすることもできる。
上記実施形態に関し、本発明は更に以下の緑茶抽出物及びその製造方法、並びに飲料組成物を開示する。
<1−1>
非重合体カテキン類及びカフェインを含有する緑茶抽出物であって、
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物。
(B)濃度調整液中に含まれる微粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
<1−2>
生茶葉を温水と接触させる工程(a)を経て得られる緑茶抽出物であって、
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
非重合体カテキン類濃度が175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物。
(B)濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
<1−3>
生茶葉を温水と接触させる工程(a)を含む、緑茶抽出物の製造方法。
<1−4>
当該緑茶抽出物は、カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が、好ましくは0〜0.180、より好ましくは0.001〜0.175、更に好ましくは0.001〜0.170、より更に好ましくは0.01〜0.165、殊更に好ましくは0.01〜0.160である、前記<1−1>又は<1−2>記載の緑茶抽出物、又は前記<1−3>記載の緑茶抽出物の製造方法(以下、「緑茶抽出物又は緑茶抽出物の製造方法」を「緑茶抽出物等」と称する)。
<1−5>
当該緑茶抽出物は、固形分中の非重合体カテキン類の含有量が、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは25〜50質量%、更に好ましくは30〜40質量%である、前記<1−1>〜<1−4>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−6>
当該緑茶抽出物は、固形分中のカフェインの含有量が、好ましくは0〜11質量%、より好ましくは0.03〜9質量%、更に好ましくは0.3〜6.5質量%である、前記<1−1>〜<1−5>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−7>
当該緑茶抽出物は、非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、該濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が、好ましくは0.1〜3μm、より好ましくは0.1〜1.5μm、更に好ましくは0.2〜0.9μm、より更に好ましくは0.3〜0.6μmである、前記<1−1>〜<1−6>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−8>
当該緑茶抽出物は、非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、該濃度調整液の濁度が、好ましくは30〜300NTU、より好ましくは40〜300NTU、更に好ましくは50〜250NTU、より更に好ましくは60〜200NTU、殊更に好ましくは80〜200NTU、殊更に好ましくは85〜200NTUである、前記<1−1>〜<1−7>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−9>
非重合体カテキン類及びカフェインを含有する緑茶抽出物であって、
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.01〜0.160であり、
非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物。
(B)濃度調整液中に含まれる微粒子の平均粒子径が0.2〜0.9である。
(C)濃度調整液の濁度が80〜200NTUである。
<1−10>
当該緑茶抽出物は、固形分中の非重合体カテキン類の含有量が好ましくは30〜40質量%である、前記<1−9>に記載の緑茶抽出物。
<1−11>
粒子が、好ましくは水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質であり、更に好ましくは緑茶抽出物に含まれる水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質である、前記<1−1>〜<1−10>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−12>
当該緑茶抽出物の形態が、好ましくは液体、スラリー、半固体又は固体である、前記<1−1>〜<1−11>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<1−13>
非重合体カテキン類が、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、カテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンから選択される少なくとも1種であり、更に好ましくは前記8種のすべてである、前記<1−1>〜<1−12>のいずれか一に記載の緑茶抽出物等。
<2−1>
前記<1−1>、<1−2>、<1−4>〜<1−13>のいずれか一に記載の緑茶抽出物を配合してなる、飲料組成物。
<2−2>
非重合体カテキン類及びカフェインを含有する飲料組成物であって、
下記(A)、(B)及び(C)の要件を満たす、飲料組成物。
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下である。
(B)該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
(C)濁度が30NTU以上である。
<2−3>
カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が、好ましくは0〜0.180、より好ましくは0.001〜0.175、更に好ましくは0.001〜0.170、より更に好ましくは0.01〜0.165、殊更に好ましくは0.01〜0.160である、前記<2−1>又は<2−2>記載の飲料組成物。
<2−4>
非重合体カテキン類の含有量が、飲料組成物中に、好ましくは30〜200mg/100mL、より好ましくは40〜190mg/100mL、更に好ましくは80〜180mg/100mL、殊更に好ましくは110〜180mg/100mLである、前記<2−1>〜<2−3>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−5>
カフェインの含有量が、飲料組成物中に、好ましくは0〜36mg/100mL、より好ましくは0.18〜33mg/100mL、更に好ましくは1.8〜30mg/100mLである、前記<2−1>〜<2−4>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−6>
飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が、好ましくは0.1〜3μm、より好ましくは0.1〜1.5μm、更に好ましくは0.2〜0.9μm、より更に好ましくは0.3〜0.6μmである、前記<2−1>〜<2−5>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−7>
濁度が、好ましくは30〜300NTU、より好ましくは40〜300NTU、更に好ましくは50〜250NTU、より更に好ましくは60〜200NTU、より更に好ましくは80〜200NTU、殊更に好ましくは85〜200NTUである、前記<2−1>〜<2−6>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−8>
非重合体カテキン類及びカフェインを含有する飲料組成物であって、
下記(A)、(B)及び(C)の要件を満たす、飲料組成物。
(A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.01〜0.160である。
(B)該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が0.2〜0.9μm以下である。
(C)濁度が80〜200NTUである。
<2−9>
非重合体カテキン類の含有量が、飲料組成物中に好ましくは110〜180mg/100mLである、前記<2−8>に記載の飲料組成物。
<2−10>
粒子が、好ましくは水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質であり、更に好ましくは緑茶抽出物に含まれる水不溶性の浮遊性物質及び/又は沈降性浮遊物質である、前記<2−1>〜<2−9>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−11>
好ましくは甘味料、香料、色素、ビタミン、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、ハーブ、有機酸、有機酸塩、無機酸、無機酸塩、無機塩、酸化防止剤、pH調整剤及び品質安定剤から選択される1種又は2種以上の添加剤を更に含有する、前記<2−1>〜<2−10>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−12>
好ましくは茶飲料組成物又は非茶飲料組成物であり、より好ましくは茶飲料組成物であり、更に好ましくは緑茶飲料組成物である、前記<2−1>〜<2−11>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−13>
茶飲料組成物が、好ましくは緑茶飲料、烏龍茶飲料又は紅茶飲料である、前記<2−12>記載の飲料組成物。
<2−14>
非茶系飲料組成物が、好ましくは非アルコール飲料又はアルコール飲料である、前記<2−12>記載の飲料組成物。
<2−15>
非アルコール飲料が、好ましくは炭酸飲料、果汁ジュース、野菜ジュース、スポーツ飲料、アイソトニック飲料、エンハンスドウォーター、ボトルドウォーター、ニアウォーター、コーヒー飲料、栄養ドリンク剤又は美容ドリンク剤であり、アルコール飲料が、好ましくはビール、ワイン、清酒、梅酒、発泡酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン又はリキュールである、前記<2−14>記載の飲料組成物。
<2−16>
飲料組成物の形態が、好ましくは液体、ゲル状又はスラリー状である、前記<2−1>〜<2−15>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−17>
容器詰飲料である、前記<2−1>〜<2−16>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−18>
容器が、好ましくはポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、又は瓶である、前記<2−17>記載の飲料組成物。
<2−19>
加熱殺菌済である、前記<2−1>〜<2−18>のいずれか一に記載の飲料組成物。
<2−20>
殺菌方法が、好ましくは適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであり、更に好ましくはレトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、又は超高温殺菌法(UHT法)である、前記<2−19>記載の飲料組成物。
<2−21>
非重合体カテキン類が、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、カテキンガレート、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンから選択される少なくとも1種であり、更に好ましくは前記8種のすべてである、前記<2−1>〜<2−20>のいずれか一に記載の飲料組成物。
1.非重合体カテキン類及びカフェインの分析
純水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラディエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
非重合体カテキン類及びカフェインのリテンションタイム
(1)カテキン(C):25.4分
(2)エピカテキン(EC):31.4分
(3)エピカテキンガレート(ECg):40.7分
(4)エピガロカテキンガレート(EGCg):31.7分
(5)ガロカテキンガレート(GCg):33.9分
(6)カテキンガレート(Cg):41.4分
(7)エピガロカテキン(EGC):23.5分
(8)ガロカテキン(GC) :14.7分
(9)カフェイン:26.9分
ここで求めたarea%から試薬(C、EC、ECg、EGCg、GCg、Cg、EGC、GC:三井農林社製、カフェイン:和光純薬)を標準物質とし、非重合体カテキン類及びカフェインの含有量(質量%)を求めた。
2.濁度の測定
後述の各実施例及び比較例で得られた茶飲料の濁度を、濁度計(Turbidimeter/TN-100 EUTECH INSTRUMENTS社製)を用いて25℃にて測定した。
3.濁度の変化率の算出方法
保存前の試料の濁度(NTU)と、5℃で7日間保存後の試料の濁度(NTU)から、下記式により濁度の変化率を求めた。
濁度の変化率(%)=|(保存後の濁度−保存前の濁度)|/(保存前の濁度)×100
4.粒子の平均粒子径の測定
後述の各実施例及び比較例で得られた茶飲料中の粒子の平均粒子径を、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置LA−920 (HORIBA製)を用いて測定した。この際、必要により、適正な透過率になるようにイオン交換水を用いて、濃度調整した。
5.官能評価
後述の各実施例及び比較例で得られた茶飲料を専門パネル4名が飲用し、緑茶のコクについて5段階で評価し、その後協議により最終スコアを決定した。
評価基準
5:緑茶のコクが豊かである(実施例7よりコクを感じる)
4:緑茶のコクがある(実施例7相当)
3:緑茶のコクがややある(比較例4よりコクを感じるが、実施例7ほど感じない)
2:緑茶のコクがわずかにある(比較例4相当)
1:緑茶のコクがない(比較例4ほどコクを感じない)
実施例1
フルリーフの生茶葉100gを、90℃のイオン交換水1000gにより180秒間浸漬した。次に、メッシュにより濾過して茶葉を回収し、茶葉抽出液を廃棄した。
次に、回収した茶葉をフードプロセッサーにより裁断した。裁断後の茶葉の大きさは約3mmであった。
次に、裁断後の茶葉に90℃のイオン交換水500gを投入し、ホモジナイザー(HSIANGTAI社製、翼径3cm)を用いて、回転数10,000rpm、30分間の条件で撹拌抽出した後、濾過して緑茶抽出物を得た。
得られた緑茶抽出物を、非重合体カテキン類濃度が0.175g/100mLとなるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例2〜8
実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た後、表1に示すカフェイン/非重合体カテキン類の質量比となるようにカフェインを添加した。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例9
実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た後、該緑茶抽出物をフリーズドライして粉末緑茶抽出物を得た。得られた粉末緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例10
実施例1においてホモジナイザーの回転数を15,000rpmに変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例1
実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た後、表1に示すカフェイン/非重合体カテキン類の質量比となるようにカフェインを添加した。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例2
フルリーフの生茶葉100gに、100℃の蒸気1000gを60秒間接触させた。
次に、回収した茶葉に対し、実施例1と同様の操作により、裁断・抽出し、緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例3
2Lの4つ口丸底フラスコに68質量%のエタノール水溶液800gに、粉末状の緑茶抽出物(ポリフェノンG、三井農林社製)200gを投入し、次いで酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)を37g、活性炭(GLC、クラレケミカル社製)を28g、ろ過助剤(ソルカフロック、栗田工業社製)12gを添加した。その後、25℃にて2時間撹拌した。次いで、濾過し、濾液を0.45μmのフィルター処理を行った。次いで、減圧濃縮によりエタノール溶媒を留去し緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例4
実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た後、該緑茶抽出物を精密濾過モジュールであるペンシル型モジュール(旭化成ケミカルズ社製、細孔径0.2μm、材質:ポリフッ化ビニリデン)を装着し、ゲージ圧100kPa、温度25℃にて、加圧濾過し緑茶抽出物を得た。得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例5
実施例1において、ホモジナイザーによる撹拌抽出に代えてプロペラ撹拌翼(翼径5cm)を用いて回転数50rpmで撹拌抽出を行った以外は実施例1と同様の操作により緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例6
比較例5において、温水処理に代えて比較例2記載の蒸熱処理を行った以外は比較例5と同様の操作により緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例7
フルリーフの生茶葉100gを、90℃のイオン交換水1000gにより180秒間浸漬した。次に、メッシュにより濾過して茶葉を回収し、茶葉抽出液を廃棄した。
次に、回収した茶葉をフードプロセッサーにより裁断した。裁断後の茶葉の大きさは約3mmであった。
次に、裁断後の茶葉に90℃のイオン交換水500gを投入し、プロペラ撹拌翼を用いて、回転数50rpm、30分間の条件で撹拌抽出した後、濾過して緑茶抽出物を得た。得られた緑茶抽出物を精密濾過モジュールであるペンシル型モジュール(旭化成ケミカルズ社製、細孔径0.2μm、材質:ポリフッ化ビニリデン)を装着し、ゲージ圧100kPa、温度25℃にて、加圧濾過し緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈した後、抹茶を添加して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例8
比較例7において、温水処理に代えて比較例2記載の蒸熱処理を行った以外は比較例7と同様の操作により緑茶抽出物を得た。次いで、得られた緑茶抽出物を、表1に示す非重合体カテキン類濃度となるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、分析及び官能評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2018088911
表1から、カフェイン/非重合体カテキン類の質量比及び粒子の平均粒子径を特定値以下に制御し、かつ濁度を特定値以上に制御することで、濁り成分増加による風味向上と、濁り成分の沈降抑制による美観向上とを両立させた飲料組成物が得られることが分かる。

Claims (12)

  1. 非重合体カテキン類及びカフェインを含有する飲料組成物であって、
    下記(A)、(B)及び(C)の要件を満たす、飲料組成物。
    (A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下である。
    (B)該飲料組成物中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
    (C)濁度が30NTU以上である。
  2. 非重合体カテキン類の含有量が30〜200mg/100mLである、請求項1記載の飲料組成物。
  3. 前記平均粒子径が0.2〜0.9μmである、請求項1又は2記載の飲料組成物。
  4. 前記濁度が80NTU以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料組成物。
  5. 前記カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.01〜0.160である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料組成物。
  6. 茶飲料組成物である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料組成物。
  7. 非重合体カテキン類及びカフェインを含有する緑茶抽出物であって、
    (A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
    非重合体カテキン類濃度を175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物。
    (B)濃度調整液中に含まれる微粒子の平均粒子径が3μm以下である。
    (C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
  8. 固形分中の非重合体カテキン類の含有量が20〜60質量%である、請求項7記載の緑茶抽出物。
  9. 前記平均粒子径が0.2〜0.9μmである、請求項7又は8記載の緑茶抽出物。
  10. 前記濁度が80NTU以上である、請求項7〜9のいずれか1項に記載の緑茶抽出物。
  11. 前記カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.01〜0.160である、請求項7〜10のいずれか1項に記載の緑茶抽出物。
  12. 生茶葉を温水と接触させる工程を経て得られる緑茶抽出物であって、
    (A)カフェイン/非重合体カテキン類の質量比が0.180以下であり、
    非重合体カテキン類濃度が175mg/100mLとなるように濃度調整したときに、下記の(B)及び(C)の要件を満たす、緑茶抽出物。
    (B)濃度調整液中に含まれる粒子の平均粒子径が3μm以下である。
    (C)濃度調整液の濁度が30NTU以上である。
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