JP2018085943A - コンバイン - Google Patents

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正司 中井
Masaji Nakai
正司 中井
鷹人 村瀬
Takahito Murase
鷹人 村瀬
渡部 寛樹
Hiroki Watabe
寛樹 渡部
雅博 黒河
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
山本 次郎
Jiro Yamamoto
次郎 山本
喜安 一春
Kazuharu Kiyasu
一春 喜安
二神 伸
Shin Futagami
伸 二神
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】走行時の振動等によってオーガ受けに上載された排出オーガがオーガ受けから跳ね出すのを防止することができるコンバインを提供することにある。【解決手段】排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体の右側に位置させる張出し状態と、排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体上に位置させる収納状態に移動可能な構成とし、機体フレーム(1)に横排出オーガ(8B)の前後方向の中間部を載置するオーガ受け(33)と、横排出オーガ(8B)の上方に位置して横排出オーガ(8B)の上方移動を抑止する抑止状態と横排出オーガ(8B)の上部から離間する離間状態に切換え可能なストッパ(35)を設け、収納状態の横排出オーガ(8B)の下部をオーガ受け(33)で支持し、横排出オーガ(8B)の上部をストッパ(35)で抑止し、収納状態の横排出オーガ(8B)を張出し状態に移動する場合には、横排出オーガ(8B)の上部からストッパ(35)を離間させる構成とした。【選択図】図5

Description

本発明は、穀粒を外部に排出する排出オーガを備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、オーガ受けに収納状態の排出オーガの略前後方向の中心部の下部を上載して、機体側に設けられたロック部材を排出オーガの略前後方向の中心部の下部から下側に向かって延在する被保持部に係合する技術が知られている。(特許文献1)
特開2005−176697号公報
しかし、特許文献1の技術では、排出オーガの略前後方向の中心部の下部から下側に向かって延在する被保持部が形成されているために、排出オーガを収納状態から張出し状態に移動させた場合に、被保持部とグレンタンク等とが衝突する問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、排出オーガの下部から下側に向かって延在する被保持部を形成することなく、走行時の振動等によってオーガ受けに上載された排出オーガがオーガ受けから跳ね出すのを防止することができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の上部左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)と、該機体フレーム(1)の上部右側に穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を備えたコンバインにおいて、
前記排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体の右側に位置させる張出し状態と、前記排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体上に位置させる収納状態に移動可能な構成とし、前記機体フレーム(1)に横排出オーガ(8B)の前後方向の中間部を載置するオーガ受け(33)と、前記横排出オーガ(8B)の上方に位置して横排出オーガ(8B)の上方移動を抑止する抑止状態と横排出オーガ(8B)の上部から離間する離間状態に切換え可能なストッパ(35)を設け、収納状態の前記横排出オーガ(8B)の下部をオーガ受け(33)で支持し、前記横排出オーガ(8B)の上部をストッパ(35)で抑止し、収納状態の前記横排出オーガ(8B)を張出し状態に移動する場合には、前記横排出オーガ(8B)の上部からストッパ(35)を離間させる構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記横排出オーガ(8B)の前後方向において、前記ストッパ(35)をオーガ受け(33)よりも前側に設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記横排出オーガ(8B)の上部に、抑止状態の前記ストッパ(35)の下方に臨むガード板(38)を設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記ガード板(38)を上板(38A)と、該上板(38A)の左部から下側に延在する左板(38B)と、前記上板(38A)の右部から下側に延在する右板(38C)で形成し、前記左板(38B)と右板(38C)の下部に、それぞれ略円弧状に形成された接触部(39)を形成した請求項3記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記ストッパ(35)を抑止状態と離間状態を、前記ストッパ(35)の基部を支持する回転軸(34)の下部に設けられた移動手段(36)によって切換える構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体の右側に位置させる張出し状態と、排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体上に位置させる収納状態に移動可能な構成とし、機体フレーム(1)に横排出オーガ(8B)の前後方向の中間部を載置するオーガ受け(33)と、横排出オーガ(8B)の上方に位置して横排出オーガ(8B)の上方移動を抑止する抑止状態と横排出オーガ(8B)の上部から離間する離間状態に切換え可能なストッパ(35)を設け、収納状態の横排出オーガ(8B)の下部をオーガ受け(33)で支持し、横排出オーガ(8B)の上部をストッパ(35)で抑止し、収納状態の横排出オーガ(8B)を張出し状態に移動する場合には、横排出オーガ(8B)の上部からストッパ(35)を離間させる構成としたので、排出オーガ(8)を収納状態から張出し状態等への移動時に、排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)がグレンタンク(7)等に衝突するのを防止することができる。また、走行時の振動によって収納状態の横排出オーガ(8B)のオーガ受け(33)からの跳ね出しを防止することもできる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、横排出オーガ(8B)の前後方向において、ストッパ(35)をオーガ受け(33)よりも前側に設けたので、走行時の振動によって収納状態の横排出オーガ(8B)のオーガ受け(33)からの跳ね出しをより防止することもできる。また、横排出オーガ(8B)の特定部位に外力が集中するのを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、横排出オーガ(8B)の上部に、抑止状態のストッパ(35)の下方に臨むガード板(38)を設けたので、横排出オーガ(8B)の上部とガード板(38)の間に空間が形成され、横排出オーガ(8B)の上部に設けられた信号線等に過度な外力が加わるのを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、ガード板(38)を上板(38A)と、上板(38A)の左部から下側に延在する左板(38B)と、上板(38A)の右部から下側に延在する右板(38C)で形成し、左板(38B)と右板(38C)の下部に、それぞれ略円弧状に形成された接触部(39)を形成したので、横排出オーガ(8B)の上部を接触部(39)を介してより抑止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、ストッパ(35)を抑止状態と離間状態を、ストッパ(35)の基部を支持する回転軸(34)の下部に設けられた移動手段(36)によって切換える構成としたので、排出オーガ(8)の収納状態と張出し状態に自動で切換えることができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 排出筒と支持部材の要部平面図である。 図3の拡大図である。 排出筒と支持部材の要部正面図である。 制御装置の接続図である。 オーガフレームの底部の前側カバーと後側カバーの説明図である。 昇降装置の排出部の要部背面図である。 昇降装置の排出部の要部右側面図である。
本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1〜3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
排出オーガ8は、グレンタンク7の後側下部に下部が連通して上下方向に延在する縦排出オーガ8Aと、縦排出オーガ8Aの上部に後部が連通して前後方向に延在する横排出オーガ8Bから形成され、横排出オーガ8Bの前端部には、穀粒を排出する排出機器8Cが形成され、横排出オーガ8Bの上部には、排出機器8Cに設けられた排出方向板を回動させるモータ(図示省略)を駆動する信号線等のハーネス8Dが設けられている。
グレンタンク7と縦排出オーガ8Aの連通部の近傍には、上下方向の軸心を中心として縦排出オーガ8Aを回動させるオーガ用モータ9が設けられている。また、縦排出オーガ8Aと横排出オーガ8Bの連通部の近傍には、上下方向に横排出オーガ8Bの前部を昇降させるオーガ用シリンダ10が設けられている。なお、オーガ用モータ9の内部には、縦排出オーガ8Aの回転位置を検出可能なセンサ28が設けられている。
操縦部5内に設けられた自動張出しスイッチ20を入力すると、先ずオーガ用シリンダ10が駆動して横排出オーガ8Bの前部を上昇させ、次にオーガ用モータ9が駆動して縦排出オーガ8Aを上下方向の軸心を中心に回転させて、横排出オーガ8Bの前部を機体の右外側に位置するように回転させる。これにより、排出機器8Cからトラック等の荷台にグレンタンク7に貯留されていた穀粒を排出することができる。なお、自動張出しスイッチ20が入力されて、横排出オーガ8Bの前部が機体の右外側に位置するように回転した状態を張出し状態と言う。
一方、操縦部5内に設けられた自動張出しスイッチ20の入力を解除し、自動収納スイッチ21を入力すると、先ずオーガ用モータ9が駆動して縦排出オーガ8Aを上下方向の軸心を中心に回転させて、平面視で横排出オーガ8Bの前後方向の中間部をオーガ受け33の上側に位置するように回転させる。次にオーガ用シリンダ10が駆動して横排出オーガ8Bの前部を下降させて中間部をオーガ受け33に上載させる。これにより、走行時に横排出オーガ8Bが外部の樹木、道路表示板等との衝突を防止することができる。なお、自動収納スイッチ21が入力されて、横排出オーガ8Bの中間部がオーガ受け33に上載された状態を収納状態と言う。
また、操縦部5内には、自動張出しスイッチ20の他に手動でオーガ用モータ9を駆動して縦排出オーガ8Aを上下方向の軸心を中心に回動させる旋回レバー22と、自動収納スイッチ21の他に手動でオーガ用シリンダ10を駆動して横排出オーガ8Bの前部を昇降させる昇降レバー23が設けられている。これにより、旋回レバー22と昇降レバー23を操作して、トラック等の荷台に用意された複数の穀粒収納用袋の真上に横排出オーガ8Bの排出機器8Cを移動することでき、穀粒の排出作業を容易に行うことができる。
図4〜6に示すように、平面視で機体フレーム1における脱穀装置4とグレンタンク7の間の部位には、排出オーガ8を支持する排出オーガ用支持装置30が設けられている。
排出オーガ用支持装置30は、機体フレーム1の上面に下部が固定されて上下方向に延在する角パイプからなる支持部材31を有し、支持部材31の上後部には第1連結部31Aが設けられ、支持部材31の上左部には第2連結部31Bが設けられている。
第1連結部31Aには、アーム32の上下方向に延在する垂直部が固定されている。アーム32は、垂直部と垂直部の上部で90度湾曲して横排出オーガ8Bに向かって延在する水平部から形成されている。アーム32の水平部の上部には、排出オーガ8の横排出オーガ8Bを上載するオーガ受け33が固定されている。
オーガ受け33は、アーム32の水平部に固定される下板と、横排出オーガ8Bの前後方向の軸心視で下板の左部から上左側に向かって傾斜して延在する左板と、下板の右部から上右側に向かって傾斜して延在する右板とが一体的に形成されている。これにより、オーガ受け33に横排出オーガ8Bを容易に上載することができる。なお、下板には、オーガ受け33に横排出オーガ8Bが上載された場合はON信号を出力し、オーガ受け33に横排出オーガ8Bが上載されていない場合にはOFF信号を出力するセンサ27が設けられている。
第2連結部31Bには、上下方向に延在する回転軸34が回転自在に支持されている。回転軸34の上部には、横排出オーガ8Bの上部に当接するオーガストッパ(請求項における「ストッパ」)35の基部が固定され、回転軸34の下部には、ギヤを介して回転軸34を上下方向の軸心を中心として回動させるモータ等の移動手段36が設けられている。これにより、雨水による移動手段36の誤作動をより防止することができる。
操縦部5内に設けられたストッパスイッチ24を入力すると、移動手段36が駆動して回転軸34を回転させてオーガストッパ35を横排出オーガ8Bに直交する位置に回転させる。これにより、横排出オーガ8Bの中間部の前側近傍の上方にオーガストッパ35を位置させて、走行時に発生する振動等による横排出オーガ8Bのオーガ受け33から跳ね出しを防止することができる。なお、ストッパスイッチ24が入力されて、オーガストッパ35が横排出オーガ8Bに直交する状態を抑止状態と言う。また、抑止状態において、オーガストッパ35を横排出オーガ8Bの上部に当接させることもできる。
一方、操縦部5内に設けられたストッパスイッチ24の入力を解除すると、移動手段36が駆動して回転軸34を回転させてオーガストッパ35を横排出オーガ8Bの右側に横排出オーガ8Bと略平行する位置に回転させる。なお、ストッパスイッチ24の入力が解除されて、オーガストッパ35が横排出オーガ8Bの右側に横排出オーガ8Bと略平行する状態を離間状態と言う。
横排出オーガ8Bの上部にはステー37が固定されている。ステー37の下部は、円弧状に形成されている。また、ステー37の下部の左右方向の中央部には矩形状の切欠き部が形成され、切欠き部にはガード板38が固定されている。
ガード板38は、ステー37の切欠き部に固定される上板38Aと、上板38Aの左部から下側に向かって延在する左板38Bと、上板38Aの右部から下側に向かって延在する右板38Cとが一体的に形成されている。また、左板38Bと右板38Cの下部には、横排出オーガ8Bの上部に当接する円弧状の接触部39がそれぞれ形成されている。これにより、走行時に発生する振動等による横排出オーガ8Bが上下に振動したときに、ガード板38の上部がオーガストッパ35の下面に接触しても、ガード板38がハーネス8Dが配置されていない横排出オーガ8Bの部位に当接しているのでハーネス8Dの損傷を防止することができる。
回転軸34の上部には、オーガストッパ35の下部を検出するセンサ25とセンサ26を支持するブラケット31Cが設けられている。センサ25は、オーガストッパ35が抑止状態にある場合はON信号を出力し、オーガストッパ35が離間状態にある場合にはOFF信号を出力する。一方、センサ26は、オーガストッパ35が離間状態にある場合はON信号を出力し、オーガストッパ35が抑止状態にある場合にはOFF信号を出力する。
次に、制御装置45の接続方法について説明する。図7に示すように、操縦部5に設けた制御装置45の入力側には、機体の右外側に排出オーガ8の排出機器8Cを移動させる自動張出しスイッチ20と、オーガ受け33に横排出オーガ8Bの中間部を移動させる自動収納スイッチ21と、縦排出オーガ8Aを任意の位置に回動させる手動旋回レバー22と、横排出オーガ8Bの前部を任意の位置に昇降させる手動昇降レバー23と、オーガストッパ35を抑止状態から離間状態に、又は、離間状態から抑止状態に移動させるストッパスイッチ24と、オーガストッパ35が抑止状態にあることを検出するセンサ25と、オーガストッパ35が離間状態にあることを検出するセンサ26と、オーガ受け33に横排出オーガ8Bが上載せられていることを検出するセンサ27と、縦排出オーガ8Aの回転を検出するセンサ28が所定の入力インターフェース回路を介して接続されている。
一方、制御装置45の出力側には、縦排出オーガ8Aを回動させるオーガ用モータ9と、横排出オーガ8Bの前部を昇降させるオーガ用シリンダ10と、オーガ受け33に排出オーガ8の横排出オーガ8Bの中間部が移動した場合にオーガストッパ35が抑止状態にない場合に警報を鳴らす警報ブザー29と、排出オーガ用支持装置30の回転軸34を回動させてオーガストッパ35を抑止状態から離間状態に、又は、離間状態から抑止状態に移動させる移動手段36が所定の出力インターフェース回路を介して接続されている。
自動張出しスイッチ20が入力されると、移動手段36が駆動して、オーガストッパ35を抑止状態から離間状態に移動させる。次に、オーガ用シリンダ10が駆動して横排出オーガ8Bの前部を所定の高さまで上昇させた後に、オーガ用モータ9が駆動して縦排出オーガ8Aを所定の回転角度まで回転させて、横排出オーガ8Bの前部が機体の右外側に位置する張出状態に移動させる。
一方、自動収納スイッチ21が入力されると、オーガ用シリンダ10が駆動して横排出オーガ8Bの前部を所定の高さまで上昇させる。次に、オーガ用モータ9が駆動して縦排出オーガ8Aを所定の回転角度まで回転させて、横排出オーガ8Bの中間部がオーガ受け33の上側に移動させた後に、オーガ用シリンダ10が駆動して横排出オーガ8Bの中間部がオーガ受け33に上載する収納状態に移動させる。次に、移動手段36が駆動して、オーガストッパ35を離間状態から抑止状態に移動させる。
この場合、オーガ受け33に横排出オーガ8Bの中間部が上載されたことがセンサ27によって検出された後に、所定の時間に亘ってセンサ25がOFF信号を出力する場合、すなわち、オーガストッパ35が抑止状態に移動していない場合には、警報ブザー29が鳴り、操縦者に移動手段36等に異常が発生したことを知らせる。これにより、オーガストッパ35を離間状態に移動した状態で走行するのを防止して横排出オーガ8Bのオーガ受け33から跳ね出しをより防止することができる。
手動旋回レバー22による縦排出オーガ8Aの回動操作、手動昇降レバー23による横排出オーガ8Bの前部を昇降操作は、センサ26がON信号を出力する場合、すなわち、オーガストッパ35が離間状態に移動している場合にのみに行うことができる。これにより、横排出オーガ8Bとオーガストッパ35の衝突によるオーガストッパ35等の破損を防止することができる。
また、ストッパスイッチ24によってオーガストッパ35を離間状態から抑止状態に移動操作は、センサ27がON信号を出力する場合、すなわち、オーガ受け33に横排出オーガ8Bの中間部が上載されている場合にのみに行うことができる。これにより、横排出オーガ8Bとオーガストッパ35の衝突によるオーガストッパ35等の破損を防止することができる。
次に、オーガ装置3Cのオーガフレーム50について説明する。オーガフレーム50を形成する左壁と右壁には左右方向に外周部に螺旋状の鍔が形成されたオーガ51が架設されている。オーガフレーム50の底壁におけるオーガ51の下側の部位には排出口52が形成されている。
排出口52は、オーガフレーム50の左右壁に架設された左右方向に延在する回転軸53Aに前部が固定された蓋53によって開閉自在に覆われている。回転軸53Aにおけるオーガフレーム50の左壁の左側に延在する部位には前操作レバー54の下部が固定されている。これにより、前操作レバー54を操作して回転軸53Aの軸心視で蓋53の後部を時計方向に回転させて排出口52を開いてオーカフレーム50内に滞留した雑草等を外部に排出することができる。一方、前操作レバー54を操作して回転軸53Aの軸心視で蓋53の後部を反時計方向に回転させると排出口52を閉じることができる。
オーガフレーム50の左右壁における排出口52の後側には、左右方向に延在する回転軸55Aに後部が固定されたアーム55が設けられている。回転軸55Aにおけるオーガフレーム50の左壁の左側に延在する部位には後操作レバー56の下部が固定されている。これにより、後操作レバー56を操作して回転軸55Aの軸心視でアーム55の前部を時計方向に回転させて排出口52を閉じた状態に位置する蓋53の後部を下側から支持することができる。一方、後操作レバー56を操作して回転軸55Aの軸心視でアーム55の前部を反時計方向に回転させて排出口52を開いた位置に蓋53を移動させることができる。また、オーガフレーム50の左壁とアーム55の中間部はスプリング等からなる付勢手段57によって連結されている。これにより、アーム55によって排出口52を閉じた状態に位置する蓋53の後部を下側から上側に確実に支持することができる。
次に、脱穀装置4で脱穀選別処理された穀粒をグレンタンク7に搬送する昇降装置60について説明する。図9,10に示すように、昇降装置60の排出部61は、グレンタンク7の内側に延出して形成され、排出部61の略中心部には左右方向に延在する回転軸62が設けられている。回転軸62には回転軸62の径方向に90度隔てて4枚の羽根63が設けられている。羽根63の先部は回転方向に向かって略90度に折曲げた折曲部64が形成されている。これにより、昇降装置60によって搬送されてきた穀粒をグレンタンク7の前後部に略均等に排出することができる。なお、穀粒をグレンタンク7の左右部に略均等に排出するために、折曲部64に所定の傾斜角度を形成するのが好ましい。
脱穀装置4の前壁には、エンジンの出力を刈取前処理装置3に伝動する刈取クラッチ等の接続及び接続の解除を制御する作業コントローラが設けられ、脱穀装置4の上壁には前後方向に延在するハーネスが固定され、また、脱穀装置4の左壁の内側には、刈取前処理装置3を昇降させるシリンダに供給される作動オイルを貯留するオイルタンクが設けられている。
エンジンの後側におけるエアクリーナの下側の部位には、エンジンに供給する軽油量等を制御するエンジンコントローラが設けられている。また、別途の取付け部材を省略するために、エンジンコントローラをDPFとSCRの支持フレームに固定することもできる。
1 機体フレーム
4 脱穀装置
7 グレンタンク
8 排出オーガ
8B 横排出オーガ
33 オーガ受け
34 回転軸
35 オーガストッパ(ストッパ)
36 移動手段
38 ガード板
38A 上板
38B 左板
38C 右板
39 接触部

Claims (5)

  1. 機体フレーム(1)の上部左側に穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置(4)と、該機体フレーム(1)の上部右側に穀粒を貯留するグレンタンク(7)と、穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)を備えたコンバインにおいて、
    前記排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体の右側に位置させる張出し状態と、前記排出オーガ(8)の横排出オーガ(8B)の前部を平面視で機体上に位置させる収納状態に移動可能な構成とし、
    前記機体フレーム(1)に横排出オーガ(8B)の前後方向の中間部を載置するオーガ受け(33)と、前記横排出オーガ(8B)の上方に位置して横排出オーガ(8B)の上方移動を抑止する抑止状態と横排出オーガ(8B)の上部から離間する離間状態に切換え可能なストッパ(35)を設け、
    収納状態の前記横排出オーガ(8B)の下部をオーガ受け(33)で支持し、前記横排出オーガ(8B)の上部をストッパ(35)で抑止し、
    収納状態の前記横排出オーガ(8B)を張出し状態に移動する場合には、前記横排出オーガ(8B)の上部からストッパ(35)を離間させる構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記横排出オーガ(8B)の前後方向において、前記ストッパ(35)をオーガ受け(33)よりも前側に設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記横排出オーガ(8B)の上部に、抑止状態の前記ストッパ(35)の下方に臨むガード板(38)を設けた請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記ガード板(38)を上板(38A)と、該上板(38A)の左部から下側に延在する左板(38B)と、前記上板(38A)の右部から下側に延在する右板(38C)で形成し、前記左板(38B)と右板(38C)の下部に、それぞれ略円弧状に形成された接触部(39)を形成した請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記ストッパ(35)を抑止状態と離間状態を、前記ストッパ(35)の基部を支持する回転軸(34)の下部に設けられた移動手段(36)によって切換える構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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