JP2018085806A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの電源の総和の電圧を超える範囲において任意の電圧を出力することが可能な電源回路を提供することを目的としている。
【解決手段】電源回路10は、第1電源部21と、第2電源部22と、スイッチング回路部17と、を備える。第1電源部21は、第1電源(BT1)11および第1電源(BT1)11に直列に接続される第1リアクトル(L1)15を備える。第2電源部22は、第2電源(BT2)12および第2電源(BT2)12に直列に接続される第2リアクトル(L2)16を備える。スイッチング回路部17は、第1電源部21および第1電源部21の直列接続状態と短絡接続状態とを、周期的に交互に切り替えるスイッチング状態を備える。短絡接続状態は、第1電源部21の両端子を短絡的に接続するとともに第2電源部22の両端子を短絡的に接続する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電源回路に関する。
従来、2つの電源の何れか大きい方の電圧から、2つの電源の総和の電圧に亘る範囲において、任意の電圧を出力する電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−3858号公報
ところで、上記従来技術に係る電源装置のように、出力する電圧を変更可能な電源装置においては、2つの電源の総和の電圧を超える範囲においても任意の電圧を出力することが望まれている。
例えば、電動機に電力を供給する電源装置においては、出力電圧の可変範囲の上限側を拡大することによって、電動機の低回転域での所望の効率を確保しながら、電動機の高回転域での電流増大を防ぐことが望まれている。電動機の低回転域では、電動機の駆動電圧を低下させることによって、電動機の所望の効率を確保することが望まれている。電動機の高回転域では、電流を増大させること無しに駆動電圧を増大させることによって、回路部品の大型化を防ぐことが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、2つの電源の総和の電圧を超える範囲において任意の電圧を出力することが可能な電源回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る電源回路(例えば、実施形態での電源回路10)は、第1電源(例えば、実施形態での第1電源(BT1)11)および前記第1電源に直列に接続される第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル(L1)15)を備える第1電源部(例えば、実施形態での第1電源部21)と、第2電源(例えば、実施形態での第2電源(BT2)12)および前記第2電源に直列に接続される第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル(L2)16)を備える第2電源部(例えば、実施形態での第2電源部22)と、前記第1電源部の両端子(例えば、実施形態での第1ノードAおよび第5ノードE)および前記第2電源部の両端子(例えば、実施形態での第4ノードDおよび第6ノードF)に接続されるスイッチング回路部(例えば、実施形態でのスイッチング回路部17)と、前記スイッチング回路部に接続され、前記第1電源の電圧および前記第2電源の電圧に基づく電圧を出力する一対の出力端子(例えば、実施形態での第1の出力端子P1および第2の出力端子P2)と、を備え、前記スイッチング回路部は、前記第1電源部および前記第2電源部を前記一対の出力端子に直列に接続する直列接続状態と、前記第1電源部の両端子を短絡的に接続するとともに前記第2電源部の両端子を短絡的に接続する短絡接続状態とを、周期的に交互に切り替えるスイッチング状態(例えば、実施形態での第2スイッチング状態)を備える。
(2)上記(1)に記載の電源回路では、前記第1電源部の両端子の内の第1の端子(例えば、実施形態での第1ノードA)は、前記一対の出力端子の内の第1の出力端子(例えば、実施形態での第1の出力端子P1)に接続され、前記第2電源部の両端子の内の第1の端子(例えば、実施形態での第4ノードD)は、前記一対の出力端子の内の第2の出力端子(例えば、実施形態での第2の出力端子P2)に接続され、前記スイッチング回路部は、前記第1電源部の両端子間に直列に接続される第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子SW1)および第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子SW2)と、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点(例えば、実施形態での第7ノードG)と、前記第2電源部の両端子の内の第2の端子(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続される第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子SW3)と、前記第2電源部の両端子間に直列に接続される第4スイッチ(例えば、実施形態での第4スイッチング素子SW4)および第5スイッチ(例えば、実施形態での第5スイッチング素子SW5)と、前記第4スイッチと前記第5スイッチとの接続点(例えば、実施形態での第8ノードH)と、前記第1電源部の両端子の内の第2の端子(例えば、実施形態での第5ノードE)との間に接続される第6スイッチ(例えば、実施形態での第6スイッチング素子SW6)と、を備える。
(3)上記(2)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチをオン状態とし、前記第1スイッチおよび前記第5スイッチをオフ状態として、前記直列接続状態を形成する。
(4)上記(2)または(3)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第5スイッチをオン状態とし、前記第3スイッチおよび前記第6スイッチをオフ状態として、前記短絡接続状態を形成する。
(5)上記(3)または(4)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記直列接続状態と、前記第1電源部および前記第2電源部の各々を前記一対の出力端子に並列に接続する並列接続状態とを、周期的に交互に切り替える第2のスイッチング状態(例えば、実施形態での第1スイッチング状態)を備える。
(6)上記(5)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第5スイッチ、および前記第6スイッチをオン状態とし、前記第2スイッチおよび前記第4スイッチをオフ状態として、前記並列接続状態を形成する。
(7)上記(1)から(6)の何れか1つに記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記直列接続状態と前記短絡接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、前記第1リアクトルおよび前記第2リアクトルのうち、何れか一方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化し、何れか他方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化する第1状態(例えば、実施形態での第3移行状態および第4移行状態の何れか一方)と、前記何れか一方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化し、前記何れか他方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化する第2状態(例えば、実施形態での第3移行状態および第4移行状態の何れか他方)と、を備える。
(8)上記(2)から(6)の何れか1つに記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記直列接続状態と前記短絡接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第1状態(例えば、実施形態での第3移行状態)と、前記第1スイッチの切り替えタイミングを、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、前記第5スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも遅らせる第2状態(例えば、実施形態での第4移行状態)と、を備える。
(9)上記(5)または(6)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記直列接続状態と前記並列接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、前記第1リアクトルおよび前記第2リアクトルのうち、何れか一方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化し、何れか他方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化する第1状態(例えば、実施形態での第1移行状態および第2移行状態の何れか一方)と、前記何れか一方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化し、前記何れか他方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化する第2状態(例えば、実施形態での第1移行状態および第2移行状態の何れか他方)と、を備える。
(10)上記(5)または(6)に記載の電源回路では、前記スイッチング回路部は、前記直列接続状態と前記並列接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第1状態(例えば、実施形態での第1移行状態)と、前記第2スイッチおよび前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第2状態(例えば、実施形態での第2移行状態)と、を備える。
(11)本発明の一態様に係る電源回路(例えば、実施形態での電源回路10)は、第1電源(例えば、実施形態での第1電源(BT1)11)および前記第1電源に直列に接続される第1リアクトル(例えば、実施形態での第1リアクトル(L1)15)を備える第1電源部(例えば、実施形態での第1電源部21)と、第2電源(例えば、実施形態での第2電源(BT2)12)および前記第2電源に直列に接続される第2リアクトル(例えば、実施形態での第2リアクトル(L2)16)を備える第2電源部(例えば、実施形態での第2電源部22)と、前記第1電源部の両端子(例えば、実施形態での第1ノードAおよび第5ノードE)および前記第2電源部の両端子(例えば、実施形態での第4ノードDおよび第6ノードF)に接続されるスイッチング回路部(例えば、実施形態でのスイッチング回路部17)と、前記スイッチング回路部に接続され、前記第1電源の電圧および前記第2電源の電圧に基づく電圧を出力する一対の出力端子(例えば、実施形態での第1の出力端子P1および第2の出力端子P2)と、を備え、前記第1電源部の両端子の内の第1の端子(例えば、実施形態での第1ノードA)は、前記一対の出力端子の内の第1の出力端子(例えば、実施形態での第1の出力端子P1)に接続され、前記第2電源部の両端子の内の第1の端子(例えば、実施形態での第4ノードD)は、前記一対の出力端子の内の第2の出力端子(例えば、実施形態での第2の出力端子P2)に接続され、前記スイッチング回路部は、前記第1電源部の両端子間に直列に接続される第1スイッチ(例えば、実施形態での第1スイッチング素子SW1)および第2スイッチ(例えば、実施形態での第2スイッチング素子SW2)と、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点(例えば、実施形態での第7ノードG)と、前記第2電源部の両端子の内の第2の端子(例えば、実施形態での第6ノードF)との間に接続される第3スイッチ(例えば、実施形態での第3スイッチング素子SW3)と、前記第2電源部の両端子間に直列に接続される第4スイッチ(例えば、実施形態での第4スイッチング素子SW4)および第5スイッチ(例えば、実施形態での第5スイッチング素子SW5)と、前記第4スイッチと前記第5スイッチとの接続点(例えば、実施形態での第8ノードH)と、前記第1電源部の両端子の内の第2の端子(例えば、実施形態での第5ノードE)との間に接続される第6スイッチ(例えば、実施形態での第6スイッチング素子SW6)と、を備える。
上記(1)に記載の態様に係る電源回路によれば、スイッチング回路部は、直列接続状態と短絡接続状態とを交互に切り替えるスイッチング状態を備えることによって、回路部品の大型化を防ぎ、効率を向上させながら、負荷に適切な電力を供給することができる。
スイッチング回路部は、スイッチング状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の総和の電圧を超える任意の電圧とする。スイッチング回路部は、スイッチング状態において、負荷に印加する電圧が不足することを防ぎ、電圧不足を補うための電流増大に対応するために回路部品が大型化することを防ぐことができる。
これにより、例えば電動機などの負荷に電力を供給する電源回路を備える車両などのシステムにおいて、システム設計を最適化し、システムの出力を向上させることができる。
さらに、上記(2)の場合、スイッチング回路部は、6つのスイッチを備えることによって、回路構成が複雑化することを防ぎながら、スイッチング状態を形成することができる。
さらに、上記(3)または(4)の場合、スイッチング回路部は、6つのスイッチのオン状態およびオフ状態の組み合わせによって、スイッチング状態を容易に形成することができる。
さらに、上記(5)の場合、スイッチング回路部は、並列接続状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の何れか大きい方の電圧とする。スイッチング回路部は、直列接続状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の総和の電圧とする。
スイッチング回路部は、第2のスイッチング状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の何れか大きい方の電圧から、第1電源および第2電源の総和の電圧に亘る範囲での任意の電圧とする。スイッチング回路部は、第2のスイッチング状態において、負荷に過大な電圧が印加されることを防ぎ、負荷の効率を向上させることができる。
これにより、例えば電動機などの負荷に電力を供給する電源回路を備える車両などのシステムにおいて、システム設計を最適化し、システムの効率(電費)を向上させることができる。
さらに、上記(6)の場合、スイッチング回路部は、6つのスイッチのオン状態およびオフ状態の組み合わせによって、第2のスイッチング状態を容易に形成することができる。
さらに、上記(7)から(10)の少なくとも何れか1つの場合、第1リアクトルおよび第2リアクトルの電流比を変更することができる。これにより、第1電源および第2電源の出力バランスを任意に設定することができ、例えば、常時、第1電源および第2電源の両方から電力供給可能としつつ、何れか一方の電力供給能力が他方に電力供給能力によって制限されてしまうことを防止することができる。
上記(11)に記載の態様に係る電源回路によれば、スイッチング回路部は、6つのスイッチを備えることによって、回路構成が複雑化することを防ぎながら、並列接続状態、直列接続状態、短絡接続状態、スイッチング状態、および第2のスイッチング状態を形成することができる。スイッチング回路部は、スイッチング状態および第2のスイッチング状態を備えることによって、回路部品の大型化を防ぎ、効率を向上させながら、負荷に適切な電力を供給することができる。
スイッチング回路部は、並列接続状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の何れか大きい方の電圧とする。スイッチング回路部は、直列接続状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の総和の電圧とする。スイッチング回路部は、短絡接続状態において第1電源部の両端子を短絡的に接続するとともに第2電源部の両端子を短絡的に接続する。
スイッチング回路部は、直列接続状態と短絡接続状態とを交互に切り替えるスイッチング状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の総和の電圧を超える任意の電圧とする。スイッチング回路部は、スイッチング状態において、負荷に印加する電圧が不足することを防ぎ、電圧不足を補うための電流増大に対応するために回路部品が大型化することを防ぐことができる。
スイッチング回路部は、並列接続状態と直列接続状態とを交互に切り替える第2のスイッチング状態において一対の出力端子から出力する電圧を、第1電源および第2電源の何れか大きい方の電圧から、第1電源および第2電源の総和の電圧に亘る範囲での任意の電圧とする。スイッチング回路部は、第2のスイッチング状態において、負荷に過大な電圧が印加されることを防ぎ、負荷の効率を向上させることができる。
これらにより、例えば電動機などの負荷に電力を供給する電源回路を備える車両などのシステムにおいて、システム設計を最適化し、システムの出力および効率(電費)を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る電源回路の構成図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の構成図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の並列接続状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の並列接続状態における2つの電流経路(R1、R2)を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の直列接続状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の直列接続状態における電流経路(R3)を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の第1スイッチング状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の第2スイッチング状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路のスイッチング回路部の短絡接続状態における2つの電流経路(R4、R5)を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電源回路のスイッチング回路部の第1スイッチング状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電源回路のスイッチング回路部の第1スイッチング状態における2つの電流経路(R3、R6)を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電源回路のスイッチング回路部の第1スイッチング状態における2つの電流経路(R2、R7)を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電源回路のスイッチング回路部の第2スイッチング状態における各スイッチング素子(SW1〜6)のON/OFF状態と、各第1リアクトルおよび第2リアクトルを流れる電流(IL1、IL2)と、第1リアクトルの第5ノード(E)側の電位(VL1)および第2リアクトルの第6ノード(F)側の電位(VL2)の変化を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る電源回路のスイッチング回路部の第2スイッチング状態における2つの電流経路(R3、R8)を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電源回路について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態による電源回路10は、図1に示すように、第1電源(BT1)11および第2電源(BT2)12と、第1キャパシタ(C1)13および第2キャパシタ(C2)14と、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16と、スイッチング回路部17と、を備えている。
電源回路10は、例えば、電源回路10を制御する制御装置18とともに、車両などのシステムに搭載されている。電源回路10の第1の出力端子P1と第2の出力端子P2との間に接続される負荷(LD)19は、例えば、車両の走行駆動力を発生可能な電動機と、電動機の力行および回生を制御するインバータと、などである。例えば3相のブラシレスDCモータなどの電動機は、電源回路10から供給される直流電力によって駆動可能であるとともに、発電による直流電力を電源回路10に供給可能である。
電源回路10は、例えば、第1の出力端子P1と第2の出力端子P2との間に平滑用のキャパシタ(CA)20を備えている。
第1電源(BT1)11および第2電源(BT2)12は、例えばバッテリなどである。第1電源(BT1)11の正極端子は第1ノードAに接続され、負極端子は第2ノードBに接続されている。第2電源(BT2)12の正極端子は第3ノードCに接続され、負極端子は第4ノードDに接続されている。
第1電源(BT1)11から出力される第1電圧VBT1と、第2電源(BT2)12から出力される第2電圧VBT2とは、例えば同一である。
なお、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2は、例えばゼロ以外の所定の電圧差Vd(=VBT2−VBT1)を有していてもよい。
第1キャパシタ(C1)13は、第1電源(BT1)11の両端(正極端子および負極端子)に接続されている。
第2キャパシタ(C2)14は、第2電源(BT2)12の両端(正極端子および負極端子)に接続されている。
なお、第1キャパシタ(C1)13および第2キャパシタ(C2)14は省略されてもよい。
第1リアクトル(L1)15は、第1電源(BT1)11に直列に接続されている。第1リアクトル(L1)15は、例えば、第1電源(BT1)11の負極端子に接続され、第2ノードBと第5ノードEとの間に接続されている。
第2リアクトル(L2)16は、第2電源(BT2)12に直列に接続されている。第2リアクトル(L2)16は、例えば、第2電源(BT2)12の正極端子に接続され、第3ノードCと第6ノードFとの間に接続されている。
直列に接続された第1電源(BT1)11および第1リアクトル(L1)15は、第1電源部21を構成している。第1電源部21の両端子(例えば、第1ノードAおよび第5ノードE)のうち、第1の端子である正極側端子(例えば、第1ノードA)は、第1の出力端子P1に接続されている。
直列に接続された第2電源(BT2)12および第2リアクトル(L2)16は、第2電源部22を構成している。第2電源部22の両端子(例えば、第4ノードDおよび第6ノードF)のうち、第1の端子である負極側端子(例えば、第4ノードD)は、第2の出力端子P2に接続されている。
スイッチング回路部17は、第1電源部21の両端子および第2電源部22の両端子に接続されている。
スイッチング回路部17は、図1および図2に示すように、6つのスイッチを備えている。6つのスイッチは、第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3、第4スイッチング素子SW4、第5スイッチング素子SW5、および第6スイッチング素子SW6である。6つのスイッチの各々は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)である。
第1スイッチング素子SW1および第2スイッチング素子SW2は、第1電源部21の両端子間に直列に接続されている。
第3スイッチング素子SW3は、第1スイッチング素子SW1および第2スイッチング素子SW2の接続点である第7ノードGと、第2電源部22の両端子(例えば、第4ノードDおよび第6ノードF)のうち、第2の端子である正極側端子(例えば、第6ノードF)との間に接続されている。
第4スイッチング素子SW4および第5スイッチング素子SW5は、第2電源部22の両端子間に直列に接続されている。
第6スイッチング素子SW6は、第4スイッチング素子SW4および第5スイッチング素子SW5の接続点である第8ノードHと、第1電源部21の両端子(例えば、第1ノードAおよび第5ノードE)のうち、第2の端子である正極側端子(例えば、第5ノードE)との間に接続されている。
第1スイッチング素子SW1のコレクタは第1ノードAに接続され、エミッタは第7ノードGに接続されている。第2スイッチング素子SW2のコレクタは第7ノードGに接続され、エミッタは第5ノードEに接続されている。第3スイッチング素子SW3のコレクタは第7ノードGに接続され、エミッタは第6ノードFに接続されている。
第4スイッチング素子SW4のコレクタは第6ノードFに接続され、エミッタは第8ノードHに接続されている。第5スイッチング素子SW5のコレクタは第8ノードHに接続され、エミッタは第4ノードDに接続されている。第6スイッチング素子SW6のコレクタは第5ノードEに接続され、エミッタは第8ノードHに接続されている。
各第1〜第6スイッチング素子SW1〜SW6のエミッタ−コレクタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向になるようにして各第1〜第6ダイオードD1〜D6が接続されている。
スイッチング回路部17は、後述するように、制御装置18から出力されて各第1〜第6スイッチング素子SW1〜SW6のゲートに入力される信号、例えばパルス幅変調(PWM)された信号(PWM信号)などによって駆動される。
制御装置18は、例えばCPUなどのプロセッサによって所定のプログラムが実行されることにより機能するソフトウェア機能部である。制御装置18は、CPUなどのプロセッサ、プログラムを格納するROM、データを一時的に記憶するRAM、およびタイマーなどの電子回路を備えるECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)である。
制御装置18は、例えば、接続切替制御部31と、負荷制御部32と、を備えている。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の各第1〜第6スイッチング素子SW1〜SW6のゲートに各第1〜第6スイッチング素子SW1〜SW6の閉接(ON)/開放(OFF)状態を制御するための信号を入力する。接続切替制御部31は、例えば、パルス幅変調(PWM)された信号(PWM信号)を各第1〜第6スイッチング素子SW1〜SW6のゲートに入力することによってスイッチング回路部17のスイッチング動作を制御する。接続切替制御部31は、スイッチング回路部17のスイッチング動作に対するデューティによって、第1の出力端子P1および第2の出力端子P2から出力する電圧(出力電圧)V0を制御する。接続切替制御部31は、負荷(LD)19に印加する電圧を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の何れか大きい方の電圧から、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の総和を超える電圧に亘る範囲における任意の電圧に制御する。
負荷制御部32は、負荷(LD)19の動作を制御する。例えば3相のブラシレスDCモータなどの電動機と、この電動機の力行および回生を制御するインバータと、を備える負荷(LD)19に対して、負荷制御部32はインバータの電力変換動作を制御する。負荷制御部32は、例えば電動機の力行運転時には、インバータの直流側の両極間に印加される直流電力を3相交流電力に変換し、電動機の各相への通電を順次転流させることで交流の各相電流を通電する。一方、例えば電動機の回生運転時には、負荷制御部32は、電動機の回転角に基づいて同期を取りつつ電動機から出力される交流の発電電力を直流電力に変換する。
本実施形態による電源回路10は上記構成を備えており、次に、電源回路10の動作について、図3から図9を参照して説明する。
スイッチング回路部17は、例えば、4つの動作状態を有している。4つの動作状態は、並列接続状態と、直列接続状態と、第1スイッチング状態と、第2スイッチング状態と、である。
並列接続状態は、第1電源部21および第2電源部22の各々を第1の出力端子P1および第2の出力端子P2に並列に接続する状態である。
直列接続状態は、第1電源部21および第2電源部22を第1の出力端子P1および第2の出力端子P2に直列に接続する状態である。
第1スイッチング状態は、並列接続状態と、直列接続状態とを、周期的に交互に切り替える状態である。
第2スイッチング状態は、直列接続状態と、短絡接続状態とを、周期的に交互に切り替える状態である。短絡接続状態は、第1電源部21の両端子を短絡的に接続するとともに第2電源部22の両端子を短絡的に接続する状態である。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の並列接続状態では、図3に示すように、第1スイッチング素子SW1、第3スイッチング素子SW3、第5スイッチング素子SW5、および第6スイッチング素子SW6を閉接(ON)状態に固定し、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4を開放(OFF)状態に固定する。
接続切替制御部31は、図4に示すように、第4スイッチング素子SW4のOFF固定とともに、第5スイッチング素子SW5および第6スイッチング素子SW6のON固定によって、順次、第5スイッチング素子SW5と、第6スイッチング素子SW6と、第1リアクトル(L1)15と、第1電源(BT1)11と、を直列に接続する第1電流経路R1を形成する。
また、接続切替制御部31は、第2スイッチング素子SW2のOFF固定とともに、第1スイッチング素子SW1および第3スイッチング素子SW3のON固定によって、順次、第2電源(BT2)12と、第2リアクトル(L2)16と、第3スイッチング素子SW3と、第1スイッチング素子SW1と、を直列に接続する第2電流経路R2を形成する。
スイッチング回路部17の並列接続状態では、例えば第1電圧VBT1と第2電圧VBT2とが同一の場合には、図3に示すように、第1リアクトル(L1)15を流れる第1電流IL1と第2リアクトル(L2)16を流れる第2電流IL2とは同一かつ一定である。また、第2リアクトル(L2)16の第6ノードF側の第2電位VL2と第1リアクトル(L1)15の第5ノードE側の第1電位VL1との電位差は、互いに同一である第1電圧VBT1および第2電圧VBT2に等しくなる。第1の出力端子P1および第2の出力端子P2から出力される電圧(出力電圧)V0は、第2電位VL2と第1電位VL1との電位差(=VL2−VL1)に等しい第1電圧VBT1および第2電圧VBT2となる。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の直列接続状態では、図5に示すように、第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3、第4スイッチング素子SW4、および第6スイッチング素子SW6を閉接(ON)状態に固定し、第1スイッチング素子SW1および第5スイッチング素子SW5を開放(OFF)状態に固定する。
接続切替制御部31は、図6に示すように、第6ノードFと第5ノードEとの間において、2つの電流流路R3a、R3bを形成する。電流流路R3aは、順次、第3スイッチング素子SW3と、第2スイッチング素子SW2と、を直列に接続する。電流流路R3bは、順次、第4スイッチング素子SW4と、第6スイッチング素子SW6と、を直列に接続する。
これらにより、接続切替制御部31は、順次、第2電源(BT2)12と、第2リアクトル(L2)16と、2つの電流流路R3a、R3bと、第1リアクトル(L1)15と、第1電源(BT1)11と、を直列に接続する第3電流経路R3を形成する。
スイッチング回路部17の直列接続状態では、図5に示すように、第1リアクトル(L1)15を流れる第1電流IL1と第2リアクトル(L2)16を流れる第2電流IL2とは同一かつ一定である。また、第2リアクトル(L2)16の第6ノードF側の第2電位VL2と第1リアクトル(L1)15の第5ノードE側の第1電位VL1とは同電位である。出力電圧V0は、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の和(=VBT1+VBT2)となる。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の第1スイッチング状態では、スイッチング回路部17の並列接続状態の時間と直列接続状態の時間との比率に応じたデューティによって、並列接続状態と直列接続状態とを周期的に交互に切り替える。接続切替制御部31は、図7に示すように、第3スイッチング素子SW3および第6スイッチング素子SW6を閉接(ON)状態に固定する。接続切替制御部31は、第1スイッチング素子SW1および第5スイッチング素子SW5の組み合わせと、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4の組み合わせとに対して、閉接(ON)状態と開放(OFF)状態とを反転して交互に切り替える。
接続切替制御部31は、並列接続状態と直列接続状態とを周期的に交互に切り替えることによって、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16を降圧動作させる。接続切替制御部31は、出力電圧V0を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の和(=VBT1+VBT2)から、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16の降圧電圧を差し引いた電圧とする。
接続切替制御部31は、デューティに応じて第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16での降圧電圧を変化させる。接続切替制御部31は、例えばデューティを並列接続状態の時間と直列接続状態の時間との和に対する並列接続状態の時間の比率で定義する場合には、デューティを0%から100%に向かって増大させることによって、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16での降圧電圧を増大させる。接続切替制御部31は、電源回路10からの出力電圧V0を、デューティに応じて、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の各々以上、並びに第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の和(=VBT1+VBT2)以下の範囲における任意の電圧とする。
スイッチング回路部17の第1スイッチング状態では、第1リアクトル(L1)15を流れる第1電流IL1と第2リアクトル(L2)16を流れる第2電流IL2とは同一である。第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t0から時刻t1の期間、および時刻t2から時刻t3の期間のように、直列接続状態において増大傾向に変化する。第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t1から時刻t2の期間、および時刻t3から時刻t4の期間のように、並列接続状態において低下傾向に変化する。
第1電位VL1および第2電位VL2は、直列接続状態では同電位である。第1電位VL1は、並列接続状態では直列接続状態の場合よりも、第2電圧VBT2から第2リアクトル(L2)16の降圧電圧を差し引いた分だけ低下する。第2電位VL2は、並列接続状態では直列接続状態の場合よりも、第1電圧VBT1から第1リアクトル(L1)15の降圧電圧を差し引いた分だけ増大する。
出力電圧V0は、時刻t1から時刻t2の期間、および時刻t3から時刻t4の期間のように、並列接続状態における第2電位VL2と第1電位VL1との電位差(=VL2−VL1)となる。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の第2スイッチング状態では、スイッチング回路部17の直列接続状態の時間と短絡接続状態の時間との比率に応じたデューティによって、直列接続状態と短絡接続状態とを周期的に交互に切り替える。接続切替制御部31は、図8に示すように、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4を閉接(ON)状態に固定する。接続切替制御部31は、第1スイッチング素子SW1および第5スイッチング素子SW5の組み合わせと、第3スイッチング素子SW3および第6スイッチング素子SW6の組み合わせとに対して、閉接(ON)状態と開放(OFF)状態とを反転して交互に切り替える。
接続切替制御部31は、スイッチング回路部17の短絡接続状態では、図9に示すように、第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4、および第5スイッチング素子SW5を閉接(ON)状態に固定し、第3スイッチング素子SW3および第6スイッチング素子SW6を開放(OFF)状態に固定する。
接続切替制御部31は、順次、第1スイッチング素子SW1と、第2スイッチング素子SW2と、第1リアクトル(L1)15と、第1電源(BT1)11と、を直列に接続する還流型の第4電流経路R4を形成することによって、第1リアクトル(L1)15を励磁する。
接続切替制御部31は、順次、第4スイッチング素子SW4と、第5スイッチング素子SW5と、第2電源(BT2)12と、第2リアクトル(L2)16と、を直列に接続する還流型の第5電流経路R5を形成することによって、第2リアクトル(L2)16を励磁する。
接続切替制御部31は、短絡接続状態の後の直列接続状態では、短絡接続状態において第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16に蓄積されたエネルギーを放出するように、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16から第1の出力端子P1および第2の出力端子P2へと電流を放出する。
接続切替制御部31は、直列接続状態と短絡接続状態とを周期的に交互に切り替えることによって、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16を昇圧動作させる。接続切替制御部31は、出力電圧V0を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の和(=VBT1+VBT2)に、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16の昇圧電圧を足し合わせた電圧とする。
接続切替制御部31は、デューティに応じて第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16での昇圧電圧を変化させる。接続切替制御部31は、例えばデューティを直列接続状態の時間と短絡接続状態の時間との和に対する短絡接続状態の時間の比率で定義する場合には、デューティを0%から100%に向かって増大させることによって、第1リアクトル(L1)15および第2リアクトル(L2)16での昇圧電圧を増大させる。接続切替制御部31は、電源回路10からの出力電圧V0を、デューティに応じて、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の和(=VBT1+VBT2)以上の任意の電圧とする。
スイッチング回路部17の第2スイッチング状態では、図8に示すように、第1リアクトル(L1)15を流れる第1電流IL1と第2リアクトル(L2)16を流れる第2電流IL2とは同一である。第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t1から時刻t2の期間、および時刻t3から時刻t4の期間のように、短絡接続状態において増大傾向に変化する。第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t0から時刻t1の期間、および時刻t2から時刻t3の期間のように、直列接続状態において低下傾向に変化する。
第1電位VL1および第2電位VL2は、直列接続状態では同電位である。第1電位VL1は、短絡接続状態では直列接続状態の場合よりも、第1電圧VBT1に第1リアクトル(L1)15の昇圧電圧を足し合わせた分だけ増大する。第2電位VL2は、短絡接続状態では直列接続状態の場合よりも、第2電圧VBT2に第2リアクトル(L2)16の昇圧電圧を足し合わせた分だけ低下する。
出力電圧V0は、時刻t1から時刻t2の期間、および時刻t3から時刻t4の期間のように、短絡接続状態における第1電位VL1と第2電位VL2との電位差(=VL1−VL2)となる。
上述したように、本実施の形態による電源回路10によれば、スイッチング回路部17は、第1スイッチング状態および第2スイッチング状態を備えることによって、回路部品の大型化を防ぎ、効率を向上させながら、負荷に適切な電力を供給することができる。
スイッチング回路部17は、第1スイッチング状態において出力電圧V0を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の何れか大きい方(例えば、互いに同一である第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の各々)から、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の総和の電圧に亘る範囲での任意の電圧とする。スイッチング回路部17は、第1スイッチング状態において、負荷(LD)19に過大な電圧が印加されることを防ぎ、負荷(LD)19の効率を向上させることができる。
スイッチング回路部17は、第2スイッチング状態において出力電圧V0を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の総和を超える範囲の任意の電圧とする。スイッチング回路部17は、第2スイッチング状態において、負荷(LD)19に印加する電圧が不足することを防ぎ、電圧不足を補うための電流増大に対応するために回路部品が大型化することを防ぐことができる。
これらにより、例えば電動機などの負荷(LD)19に電力を供給する電源回路10を備える車両などのシステムにおいて、システム設計を最適化し、システムの出力および効率(電費)を向上させることができる。
本実施の形態による電源回路10によれば、出力電圧V0を、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の何れか大きい方から、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の総和の電圧を超える範囲において任意に変更することができ、例えば電動機などの負荷(LD)19の効率が出力電圧V0の不足によって低下することを防ぐことができる。
例えば電動車両に搭載される電動機などの負荷(LD)19に対して、電動機の効率が重視される低回転域では、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の並列電圧を電動機に供給することで電動機の駆動電圧を低下させ、電動機の効率を向上させることができる。さらに、電動機の高出力が要求される高回転域では、第1電圧VBT1および第2電圧VBT2の直列電圧を昇圧して出力電圧V0を増大させることで、電動機の出力を増大させることができる。
これにより、例えば電動機の低回転域に合わせて出力電圧V0を設定した場合に、高回転域で出力電圧V0が過大となり、回路部品の大型化が必要になる、という問題が生じることを防ぐことができる。また、例えば高回転域に合わせて出力電圧V0を設定した場合に、低回転域の出力電圧V0が高くなり、電動車両としての効率が低下する、という問題が生じることを防ぐことができる。
さらに、負荷(LD)19に対して適切な出力電圧V0を供給するための構成として、スイッチング回路部17は、6つのスイッチを備えるだけであり、回路構成が複雑化することを防ぎながら、並列接続状態、直列接続状態、第1スイッチング状態、および第2スイッチング状態を形成することができる。
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態において、電源回路10は、4つの動作状態において第1リアクトル(L1)15を流れる第1電流IL1と第2リアクトル(L2)16を流れる第2電流IL2とを同一としたが、これに限定されない。
電源回路10は、例えば、第1スイッチング状態の並列接続状態および第2スイッチング状態の短絡接続状態などにおいて、第1電流IL1および第2電流IL2の電流比を変更してもよい。
以下に、実施形態の変形例での第1スイッチング状態について、図10のタイミングチャートを参照して説明する。
先ず、接続切替制御部31は、時刻t0から時刻t1の期間のように、図6に示す直列接続状態では、第1電流IL1および第2電流IL2を同一としつつ増大傾向に変化させる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t1から時刻t2の期間のように、第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、および第4スイッチング素子SW4の切り替えに先立って、第5スイッチング素子SW5を開放(OFF)状態から閉接(ON)状態へと切り替える。これにより、接続切替制御部31は、図11に示すように、第3電流経路R3に加えて、第4ノードDおよび第8ノードHを短絡する第6電流経路R6を形成する。
この第1移行状態では、図10に示すように、第1電位VL1および第2電位VL2は、同電位であり、直列接続状態の場合よりも、第2電圧VBT2から第2リアクトル(L2)16の降圧電圧を差し引いた分だけ低下する。これに伴い、第1電流IL1は低下傾向に変化し、第2電流IL2は増大傾向に変化し、第1電流IL1は相対的に第2電流IL2よりも小さくなる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t2から時刻t3の期間のように、図4に示す並列接続状態では、第1電流IL1および第2電流IL2を互いの電流差を一定としつつ低下傾向に変化させる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t3から時刻t4の期間のように、第1スイッチング素子SW1および第4スイッチング素子SW4の切り替えに先立って、第2スイッチング素子SW2を開放(OFF)状態から閉接(ON)状態へと切り替え、第5スイッチング素子SW5を閉接(ON)状態から開放(OFF)状態へと切り替える。これにより、接続切替制御部31は、図12に示すように、第2電流経路R2に加えて、第7ノードGから順次、第2スイッチング素子SW2と、第1リアクトル(L1)15と、第1電源(BT1)11と、を直列に接続する第7電流経路R7を形成する。
この第2移行状態では、図10に示すように、第1電位VL1および第2電位VL2は、同電位であり、第2電位VL2は並列接続状態の場合と同一であり、第1電位VL1は第2電位VL2と等しくなるように並列接続状態の場合よりも増大する。これに伴い、第1電流IL1は増大傾向に変化し、第2電流IL2は低下傾向に変化し、第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t4で互いに等しくなるように変化する。
次に、接続切替制御部31は、時刻t4以降においては、上述した時刻t0から時刻t4の期間と同一の動作を繰り返す。
以下に、実施形態の変形例での第2スイッチング状態について、図13のタイミングチャートを参照して説明する。
先ず、接続切替制御部31は、時刻t1から時刻t2の期間のように、図6に示す直列接続状態では、第1電流IL1および第2電流IL2を同一に低下傾向に変化させる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t2から時刻t3の期間のように、第1スイッチング素子SW1、第3スイッチング素子SW3、および第6スイッチング素子SW6の切り替えに先立って、第5スイッチング素子SW5を開放(OFF)状態から閉接(ON)状態へと切り替える。これにより、接続切替制御部31は、図11に示すように、第3電流経路R3に加えて、第4ノードDおよび第8ノードHを短絡する第6電流経路R6を形成する。
この第3移行状態では、図13に示すように、第1電位VL1および第2電位VL2は、同電位であり、直列接続状態の場合よりも、第2電圧VBT2に第2リアクトル(L2)16の昇圧電圧を足し合わせた分だけ低下する。これに伴い、第1電流IL1は低下傾向に変化し、第2電流IL2は増大傾向に変化し、第1電流IL1は相対的に第2電流IL2よりも小さくなる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t3から時刻t4の期間のように、図9に示す短絡接続状態では、第1電流IL1および第2電流IL2を互いの電流差を一定としつつ増大傾向に変化させる。
次に、接続切替制御部31は、時刻t4から時刻t5の期間のように、第3スイッチング素子SW3、第5スイッチング素子SW5、および第6スイッチング素子SW6の切り替えに対して、第1スイッチング素子SW1の切り替えを遅らせる。接続切替制御部31は、第1スイッチング素子SW1を閉接(ON)状態に維持し、第3スイッチング素子SW3および第6スイッチング素子SW6を開放(OFF)状態から閉接(ON)状態へと切り替え、第5スイッチング素子SW5を閉接(ON)状態から開放(OFF)状態へと切り替える。これにより、接続切替制御部31は、図14に示すように、第3電流経路R3に加えて、第1ノードAおよび第7ノードGを短絡する第8電流経路R8を形成する。
この第4移行状態では、図13に示すように、第1電位VL1および第2電位VL2は、同電位であり、第1電位VL1は短絡接続状態の場合と同一であり、第2電位VL2は第1電位VL1と等しくなるように短絡接続状態の場合よりも増大する。これに伴い、第1電流IL1は増大傾向に変化し、第2電流IL2は低下傾向に変化し、第1電流IL1および第2電流IL2は、時刻t5で互いに等しくなるように変化する。
次に、接続切替制御部31は、時刻t5以降においては、上述した時刻t1から時刻t5の期間と同一の動作を繰り返す。
上述したように、本発明の実施形態の変形例による電源回路10によれば、第1スイッチング状態に第1移行状態および第2移行状態を備え、第2スイッチング状態に第3移行状態および第4移行状態を備えることによって、第1電流IL1および第2電流IL2の電流比を変更することができる。
これにより、第1電源(BT1)11および第2電源(BT2)12の出力バランスを任意に設定することができ、例えば、常時、第1電源(BT1)11および第2電源(BT2)12の両方から電力供給可能としつつ、何れか一方の電力供給能力が他方に電力供給能力によって制限されてしまうことを防止することができる。
上述した実施形態の変形例において、接続切替制御部31は、第1電流IL1を相対的に第2電流IL2よりも小さくするとしたが、これに限定されず、第2電流IL2を相対的に第1電流IL1よりも小さくしてもよい。
接続切替制御部31は、例えば、第2スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、第4移行状態と、短絡接続状態と、第3移行状態と、を実行すればよい。この場合、接続切替制御部31は、第3移行状態において、第1スイッチング素子SW1、第3スイッチング素子SW3、および第6スイッチング素子SW6の切り替えに対して、第5スイッチング素子SW5の切り替えを遅らせる。接続切替制御部31は、第4移行状態において、第3スイッチング素子SW3、第5スイッチング素子SW5、および第6スイッチング素子SW6の切り替えに先立って第1スイッチング素子SW1を切り替える。
上述した実施形態の変形例において、接続切替制御部31は、第1スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、第1移行状態と、並列接続状態と、第2移行状態と、を実行するとしたが、これに限定されない。
接続切替制御部31は、第1スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、第1移行状態と、第2移行状態と、並列接続状態と、を実行してもよい。
接続切替制御部31は、第1スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、並列接続状態と、第1移行状態と、第2移行状態と、を実行してもよい。
要するに、接続切替制御部31は、直列接続状態と並列接続状態とを繰り返し交互に切り替える期間内の適宜のタイミングにおいて第1移行状態と第2移行状態とを設ければよい。
上述した実施形態の変形例において、接続切替制御部31は、第2スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、第3移行状態と、短絡接続状態と、第4移行状態と、を実行するとしたが、これに限定されない。
接続切替制御部31は、第2スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、第3移行状態と、第4移行状態と、短絡接続状態と、を実行してもよい。
接続切替制御部31は、第2スイッチング状態では、順次、直列接続状態と、短絡接続状態と、第3移行状態と、第4移行状態と、を実行してもよい。
要するに、接続切替制御部31は、直列接続状態と短絡接続状態とを繰り返し交互に切り替える期間内の適宜のタイミングにおいて第3移行状態と第4移行状態とを設ければよい。
上述した実施形態の変形例において、電源回路10は、例えば、第1スイッチング状態の並列接続状態、および第2スイッチング状態の短絡接続状態において、第1電流IL1および第2電流IL2の電流比を変更するとしたが、これに限定されない。電源回路10は、第1電流IL1および第2電流IL2の電流比に限らず、第1電源部21および第2電源部22の出力または入力の電力比などを、変更してもよい。
上述した実施形態において、制御装置18の一部、または全部は、CPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより機能する機能部であってもよい。また、これら構成を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよく、これら構成の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…電源回路、11…第1電源(BT1)、12…第2電源(BT2)、15…第1リアクトル(L1)、16…第2リアクトル(L2)、17…スイッチング回路部、18…制御装置、21…第1電源部、22…第2電源部、31…接続切替制御部、32…負荷制御部

Claims (11)

  1. 第1電源および前記第1電源に直列に接続される第1リアクトルを備える第1電源部と、
    第2電源および前記第2電源に直列に接続される第2リアクトルを備える第2電源部と、
    前記第1電源部の両端子および前記第2電源部の両端子に接続されるスイッチング回路部と、
    前記スイッチング回路部に接続され、前記第1電源の電圧および前記第2電源の電圧に基づく電圧を出力する一対の出力端子と、
    を備え、
    前記スイッチング回路部は、
    前記第1電源部および前記第2電源部を前記一対の出力端子に直列に接続する直列接続状態と、前記第1電源部の両端子を短絡的に接続するとともに前記第2電源部の両端子を短絡的に接続する短絡接続状態とを、周期的に交互に切り替えるスイッチング状態を備える、
    ことを特徴とする電源回路。
  2. 前記第1電源部の両端子の内の第1の端子は、前記一対の出力端子の内の第1の出力端子に接続され、
    前記第2電源部の両端子の内の第1の端子は、前記一対の出力端子の内の第2の出力端子に接続され、
    前記スイッチング回路部は、
    前記第1電源部の両端子間に直列に接続される第1スイッチおよび第2スイッチと、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点と、前記第2電源部の両端子の内の第2の端子との間に接続される第3スイッチと、
    前記第2電源部の両端子間に直列に接続される第4スイッチおよび第5スイッチと、
    前記第4スイッチと前記第5スイッチとの接続点と、前記第1電源部の両端子の内の第2の端子との間に接続される第6スイッチと、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記スイッチング回路部は、
    前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチをオン状態とし、
    前記第1スイッチおよび前記第5スイッチをオフ状態として、
    前記直列接続状態を形成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記スイッチング回路部は、
    前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第5スイッチをオン状態とし、
    前記第3スイッチおよび前記第6スイッチをオフ状態として、
    前記短絡接続状態を形成する、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電源回路。
  5. 前記スイッチング回路部は、
    前記直列接続状態と、前記第1電源部および前記第2電源部の各々を前記一対の出力端子に並列に接続する並列接続状態とを、周期的に交互に切り替える第2のスイッチング状態を備える、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電源回路。
  6. 前記スイッチング回路部は、
    前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第5スイッチ、および前記第6スイッチをオン状態とし、
    前記第2スイッチおよび前記第4スイッチをオフ状態として、
    前記並列接続状態を形成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電源回路。
  7. 前記スイッチング回路部は、
    前記直列接続状態と前記短絡接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、
    前記第1リアクトルおよび前記第2リアクトルのうち、何れか一方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化し、何れか他方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化する第1状態と、
    前記何れか一方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化し、前記何れか他方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化する第2状態と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の電源回路。
  8. 前記スイッチング回路部は、
    前記直列接続状態と前記短絡接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、
    前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第1状態と、
    前記第1スイッチの切り替えタイミングを、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、前記第5スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも遅らせる第2状態と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項2から請求項6の何れか1項に記載の電源回路。
  9. 前記スイッチング回路部は、
    前記直列接続状態と前記並列接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、
    前記第1リアクトルおよび前記第2リアクトルのうち、何れか一方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化し、何れか他方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化する第1状態と、
    前記何れか一方のリアクトルに流れる電流が減少傾向に変化し、前記何れか他方のリアクトルに流れる電流が増大傾向に変化する第2状態と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電源回路。
  10. 前記スイッチング回路部は、
    前記直列接続状態と前記並列接続状態とを周期的に交互に切り替えるスイッチング状態において、
    前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第1状態と、
    前記第2スイッチおよび前記第5スイッチの切り替えタイミングを、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ、前記第4スイッチ、および前記第6スイッチの切り替えタイミングよりも早める第2状態と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電源回路。
  11. 第1電源および前記第1電源に直列に接続される第1リアクトルを備える第1電源部と、
    第2電源および前記第2電源に直列に接続される第2リアクトルを備える第2電源部と、
    前記第1電源部の両端子および前記第2電源部の両端子に接続されるスイッチング回路部と、
    前記スイッチング回路部に接続され、前記第1電源の電圧および前記第2電源の電圧に基づく電圧を出力する一対の出力端子と、
    を備え、
    前記第1電源部の両端子の内の第1の端子は、前記一対の出力端子の内の第1の出力端子に接続され、
    前記第2電源部の両端子の内の第1の端子は、前記一対の出力端子の内の第2の出力端子に接続され、
    前記スイッチング回路部は、
    前記第1電源部の両端子間に直列に接続される第1スイッチおよび第2スイッチと、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点と、前記第2電源部の両端子の内の第2の端子との間に接続される第3スイッチと、
    前記第2電源部の両端子間に直列に接続される第4スイッチおよび第5スイッチと、
    前記第4スイッチと前記第5スイッチとの接続点と、前記第1電源部の両端子の内の第2の端子との間に接続される第6スイッチと、
    を備える、
    ことを特徴とする電源回路。
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