JP2018084254A - 丸パイプの接続構造 - Google Patents

丸パイプの接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018084254A
JP2018084254A JP2016225990A JP2016225990A JP2018084254A JP 2018084254 A JP2018084254 A JP 2018084254A JP 2016225990 A JP2016225990 A JP 2016225990A JP 2016225990 A JP2016225990 A JP 2016225990A JP 2018084254 A JP2018084254 A JP 2018084254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
round pipe
screw
round
nut
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016225990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6790757B2 (ja
Inventor
善雅 加藤
Yoshimasa Kato
善雅 加藤
司 古田
Tsukasa Furuta
司 古田
善田 陽一
Yoichi Yoshida
陽一 善田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2016225990A priority Critical patent/JP6790757B2/ja
Publication of JP2018084254A publication Critical patent/JP2018084254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6790757B2 publication Critical patent/JP6790757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】一方の丸パイプの外周面における特定箇所に他方の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続する丸パイプの接続構造において、締付ねじのねじ頭が目立った箇所に露出せず、前記一方の丸パイプの外周面における前記特定箇所と反対側にさらに他の丸パイプを同様な接続構造により直交接続することが可能な構造を実現する。【解決手段】一方の丸パイプが、外周面から外方に突出する凸部を保持したものであり、前記他方の丸パイプ側から前記一方の丸パイプに内設されたナット部材に螺合させた前記締付ねじを締め付けた状態で、前記他方の丸パイプの端面が前記一方の丸パイプの外周面に押し付けられるとともに、前記他方の丸パイプの外周面が前記凸部に押し付けられるように構成されているようにする。【選択図】図20

Description

本発明は、家具用のフレームを構築する場合などに好適に用いられる丸パイプの接続構造に関するものである。
従来、この種の接続構造として、第1の丸パイプの外周面における特定箇所に第2の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかして、この接続構造における緊締手段は、前記第1の丸パイプにねじ挿通孔を設けるとともに、前記第2の丸パイプの端部にナット部材を固設しておき、前記第1の丸パイプのねじ挿通孔に挿通させた締付ねじを前記第2の丸パイプのナット部材に螺合させ締め付けることによって、前記第2の丸パイプを前記第1の丸パイプに直交状態で接続することができるようにしたものである。
ところが、このような構成のものは、前記締付ねじを第1の丸パイプの外周面における特定箇所と反対側から貫通させて第2の丸パイプの雌ねじ孔に螺着しなければならない。そのため、締付ねじのねじ頭が第1の丸パイプの外周面という目立った箇所に露出するだけでなく、前記第1の丸パイプの外周面における前記特定箇所と反対側にさらに他の丸パイプを同様な接続構造により直交接続することが困難である。
かかる課題は、丸パイプを直交接続する必要があるすべての分野に共通するものであるが、特に、家具用フレームを丸パイプにより構築しようとした場合には、特定の丸パイプの両側に別の丸パイプを直交接続する箇所が多々存在することになる。そのため、かかる課題を解消することができる新たな接続構造の出現が強く望まれている。
実開昭56−2406号公報
本発明は、かかる事情に着目してなされたもので、前述した課題を解消することができる丸パイプの接続構造を提供することを目的としている。
請求項1記載の丸パイプの接続構造は、一方の丸パイプの外周面に他方の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続したものであって、前記一方の丸パイプが、外周面から外方に突出する凸部を保持したものであり、前記他方の丸パイプ側から前記一方の丸パイプに内設されたナット部材に螺合させた前記締付ねじを締め付けた状態で、前記他方の丸パイプの端面が前記一方の丸パイプの外周面に押し付けられるとともに、前記他方の丸パイプの外周面が前記凸部に押し付けられるように構成されている。
請求項2記載の丸パイプの接続構造は、請求項1記載の構成において、前記他方の丸パイプが、前記一方の丸パイプの外周面に沿うように凹陥した端面を備えたものである。
請求項3記載の丸パイプの接続構造は、請求項1又は2記載の構成において、前記一方の丸パイプが、前記他方の丸パイプが接続される部位にナット露出窓を有するとともに、そのナット露出窓に隣接する部位に前記凸部を保持したものであり、前記緊締手段が、雌ねじ孔を前記ナット露出窓に臨ませて前記一方の丸パイプ内に配設された前記ナット部材と、前記他方の丸パイプの端部内に固設されたねじ挿通孔を有するねじ受け部材と、このねじ受け部材のねじ挿通孔を通して前記ナット部材の前記雌ねじ孔に螺着された前記締付ねじとを備えたものであり、前記締付ねじの軸心を前記他方の丸パイプの軸心に対して傾斜させている。
請求項4記載の丸パイプの接続構造は、請求項3記載の構成において、前記他方の丸パイプの軸心と前記締付ねじの軸心とを含む仮想平面に対応する部位に、前記凸部が配されている。
請求項5記載の丸パイプの接続構造は、請求項1、2、3又は4記載の構成において、前記ナット部材が、取付け用のねじを用いて前記一方の丸パイプ内に取付けられたものであり、前記一方の丸パイプの外側に位置する前記取付け用のねじの頭部が、前記凸部を構成している。
請求項6記載の丸パイプの接続構造は、請求項4記載の構成において、前記ナット部材を前記一方の丸パイプ内に取付けるための取付け用のねじの軸心が、前記仮想平面上に位置している。
請求項7記載の丸パイプの接続構造は、請求項1、2、3又は4記載の構成において、前記ナット部材が、前記締付ねじが螺合する雌ねじ孔を有するナット本体と、このナット本体を保持するナットホルダとを備えたものであり、前記凸部が前記ナットホルダに一体に設けられている。
本発明によれば、一方の丸パイプの外周面における特定箇所に他方の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続する丸パイプの接続構造において、締付ねじのねじ頭が目立った箇所に露出せず、前記一方の丸パイプの外周面における前記特定箇所と反対側にさらに他の丸パイプを同様な接続構造により直交接続することが可能な丸パイプの接続構造を実現できる。
本発明の第一の実施形態におけるブースを示す斜視図。 同実施形態におけるブースを示す平面図。 同実施形態におけるブースの内面側を示す部分斜視図。 図2におけるA−A線に沿った断面図。 図1におけるB−B線に沿った断面図。 図1におけるC−C線に沿った断面図。 図2におけるD−D線に沿った断面図。 同実施形態におけるフレーム構造体を示す分解斜視図。 同実施形態における端の支柱と上のフレームとの接続箇所を示す縦断面図。 同実施形態における端の支柱と中間のフレームとの接続箇所を示す縦断面図。 図9におけるX−X線に沿った断面図。 図10におけるY−Y線に沿った断面図。 同実施形態における中間の支柱と上のフレームとの接続箇所を示す縦断面図。 同実施形態における中間の支柱と中間のフレームとの接続箇所を示す縦断面図。 同実施形態における端の支柱と上のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における端の支柱と下のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における中間の支柱と上のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における中間の支柱と下のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における端の支柱と中間のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における中間の支柱と中間のフレームとの接続箇所をパイプの一部を破断して示す斜視図。 同実施形態における端の支柱まわりをパイプの一部を破断して示す分解斜視図。 同実施形態における中間の支柱まわりをパイプの一部を破断して示す分解斜視図。 同実施形態における中間の支柱と上のフレームとの接続部分を示す分解斜視図。 同実施形態における手前側のブラケットの支柱に対する接続部分を示す分解斜視図。 同実施形態における奥側のブラケットの支柱に対する接続部分を示す分解斜視図。 本発明の他の実施態様における端の支柱と中間のフレームとの接続箇所を示す縦断面図。
以下、本発明に係る丸パイプの接続構造を利用した第一の実施形態について図1〜図25を参照しつつ以下に述べる。
この実施形態は図1及び図2に示すように、ブース空間Sを囲うような形態をなし、対向する起立端縁2a間に出入口2xが形成されている部分筒状のスクリーン2と、このスクリーン2の内側に取付け位置を周方向に変更可能な状態で取付けられた天板3とを具備してなる。すなわち、このブース1は、仮想正多角柱に沿った形状をなし複数対の入隅2bを有するスクリーン2と、反使用端3b側の対をなすエッジ3dを前記スクリーン2の何れかの対をなす入隅に選択的に対応させて前記スクリーン2に着脱可能に取付けられる天板3とを具備してなる。より具体的には、前記スクリーン2は、仮想正六角柱に沿った形状をなし、当該仮想正六角柱の一つの角部に対応する部位に前記出入口2xを有するものであり、前記天板3の対をなすエッジ3dを選択的に対応させることができる対をなす入隅を3組、具体的には第1及び第3の入隅2b1、2b3の組と、第2及び第4の入隅2b2、2b4の組と、第3及び第5の入隅2b3、2b5の組とを備えている。
以下、このブース1の構造を構成要素ごとに説明する。
≪スクリーン≫
前記スクリーン2は、パイプを組み合わせて構築され部分筒状の骨組みを構成するフレーム構造体4と、このフレーム構造体4の一部を覆うようにして前記パイプ間に着脱可能に張設された可撓変形可能な面材5A、5Bとを具備してなるもので、この実施形態では、前記パイプとして、横断面が円形をなす丸パイプが用いられている。以下、前記パイプは、丸パイプと称する。
<フレーム構造体>
前記フレーム構造体4は、図8に示すように、複数本の支柱6A〜6Fと、それら支柱6A〜6F間に横架されたフレーム7A〜7Cとを備えたものである。すなわち、このフレーム構造体4は、前記支柱6A〜6Fの上端6Aa〜6Fa間に配された上のフレーム7Aと、前記支柱6A〜6Fの下端6Ab〜6Fb間に配された下のフレーム7Bと、前記支柱6A〜6Fの下端6Ab〜6Fbに近い中間部6Ac〜6Fc間に配された中間のフレーム7Cとを備えたものであり、前記中間のフレーム7Cと前記下のフレーム7Bとの間には、図1に示すように、面材5が存在しない透窓領域4aが形成されている。この実施形態のスクリーン2では、図1、図2及び図8に示すように、当該スクリーン2の両端に位置する、対をなす端の支柱6A、6Bと、これら支柱6A、6Bの内側面6Ad、6Bd間に一定のピッチで配された第1〜第4の中間の支柱6C〜6Fとを備えており、前記端の支柱6A、6Bの外側面6Ae、6Be間に前記ブース空間Sに対する出入口2xが形成されている。
前記端の支柱6A、6Bは、図8に示すように、起立姿勢をなす竪姿勢の丸パイプ6A1、6B1と、この竪姿勢の丸パイプ6A1、6B1の上端にそれぞれ溶接等により剛結された上の横姿勢の丸パイプ6A2、6B2と、前記竪姿勢の丸パイプ6A1、6B1の下端に溶接等によりそれぞれ剛結され、前記上の横姿勢の丸パイプ6A2、6B2と対をなす下の横姿勢の丸パイプ6A3、6B3とを備えたものである。前記横姿勢の丸パイプ6A2、6B2、6A3、6B3は、一端が前記竪姿勢の丸パイプ6A1、6A1の上端又は下端に溶接等により剛結されたもので、他端が開放されている。
前記第1〜第4の中間の支柱6C〜6Fは、図8に示すように、それぞれ、起立姿勢をなす竪姿勢の丸パイプ6C1〜6F1と、この竪姿勢の丸パイプ6C1〜6F1の上端に直交状態でそれぞれ剛結された上の横姿勢の丸パイプ6C2〜6F2と、前記竪姿勢の丸パイプ6C1〜6F1の下端に直交状態でそれぞれ剛結され前記上の横姿勢の丸パイプ6C2〜6F2とそれぞれ対をなす下の横姿勢の丸パイプ6C3〜6F3とを備えたものである。前記横姿勢の丸パイプ6C2〜6F2、6C3〜6F3は、軸心方向中間部が前記竪姿勢の丸パイプ6C1〜6C3の上端又は下端に溶接等により剛結されたもので、軸心方向両端が開放されている。なお、これら中間の支柱6C〜6Fは、一端側の端の支柱6Aに近い側から順に、それぞれ第1の中間の支柱6C、第2の中間の支柱6D、第3の中間の支柱6E、第4の中間の支柱6Fと称する。
前記端の支柱6A、6B及び中間の支柱6C〜6Fの竪姿勢の丸パイプ6A1〜6F1には、図8、図24及び図25に示すように、天板取付用のブラケット171、173を掛止するためのスリット6As〜6Fsがブース空間Sに臨ませて形成されている。
前記端の支柱6A、6Bの上端6Aa、6Baに位置する横姿勢の丸パイプ6A2、6B2と、第1又は第4の中間の支柱6C、6Fの上端6Ca、6Faに位置する横姿勢の丸パイプ6C2、6F2との間、及びたがいに隣接する中間の支柱6C〜6Fの上端6Ca〜6Faにそれぞれ位置する横姿勢の丸パイプ6C2〜6F2同士の間には、図2及び図8に示すように、フレーム用パイプである屈曲した丸パイプ7A1を架設しており、これら横姿勢の丸パイプ6A2〜6F2及び前記丸パイプ7A1により前記上のフレーム7Aが形成されている。
前記端の支柱6A、6Bの下端に位置する横姿勢の丸パイプ6A3、6B3と、第1又は第4の中間の支柱6C、6Fの下端に位置する横姿勢の丸パイプ6C3、6F3との間、及びたがいに隣接する中間の支柱6C〜6Fの下端にそれぞれ位置する横姿勢の丸パイプ6C3〜6F3同士の間にも、図8に示すように、フレーム用パイプである屈曲した丸パイプ7B1を架設しており、これら横姿勢の丸パイプ6A3〜6F3及び前記丸パイプ7B1により下のフレーム7Bが形成されている。
前記端の支柱6A、6Bにおける前記竪姿勢の丸パイプ6A1、6B1の中間部と、第1又は第4の中間の支柱6C、6Fにおける前記竪姿勢の丸パイプ6C1、6F1の中間部との間、及びたがいに隣接する中間の支柱6C〜6Fにおける前記竪姿勢の丸パイプ6C1〜6F1の中間部同士の間にも、図8に示すように、フレーム用パイプである前記丸パイプ7C1を架設しており、これらの丸パイプ7C1により中間のフレーム7Cが形成されている。
<直線接続用の丸パイプの接続構造>
ここで、前記上の横姿勢の丸パイプ6A2〜6F2と前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1との間の接続、及び前記下の横姿勢の丸パイプ6A3〜6F3と下フレーム7Bを構成する前記丸パイプ7B1との間の接続には、以下に述べるような丸パイプの接続構造が採用されている。
まず、一端側の端の支柱6Aの上端6Aaに位置する横姿勢の丸パイプ6A2と、この丸パイプ6A2に接続され前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1とが接続されている箇所P1の接続構造について、図9、図11、図15及び図21を参照しつつ説明する。以下の説明においては、横姿勢の丸パイプ6A2を一方の丸パイプ11と称し、前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1を他方の丸パイプ13と称する。
この丸パイプの接続構造は、図9及び図15に示すように、端面11a、13a同士を突き合わせた一対の丸パイプ11、13を、締付ねじ21を用いた直線接続用の緊締手段15により相寄る方向に緊締して接続したものであって、前記丸パイプ11、13の端部間に、当該丸パイプ11、13同士の円周方向への相対的な位置ずれを規制するための周方向用の凹凸係合手段17と、当該丸パイプ11、13同士の径方向への相対的な位置ずれを規制するための径方向用の凹凸係合手段19A、19Bとが設けられている。
<直線接続用の緊締手段>
前記直線接続用の緊締手段15は、図9に示すように、前記締付ねじ21の軸心21xを前記丸パイプ11、13の軸心11x、13xに対して角度θだけ傾斜させたものである。この実施形態においては、前記角度θが25度に設定されているが、適宜変更可能である。また、前記直線接続用の緊締手段15は、図9及び図15に示すように、一方の丸パイプ11の端部内に固設された雌ねじ孔23aを有するナット部材23と、他方の丸パイプ13の端部内に固設されたねじ挿通孔25aを有するねじ受け部材25と、このねじ受け部材25のねじ挿通孔25aを通して前記ナット部材23の雌ねじ孔23aに螺着された前記締付ねじ21とを備えたものである。
前記ナット部材23は、図9、図11、図15及び図21に示すように、前記雌ねじ孔23aを有する板ナット27と、この板ナット27を保持すべく前記一方の丸パイプ11の内周面11bに固設されたナットホルダ29と、前記板ナット27の縁から前記一方の丸パイプ11の内周面11bに沿って外方に延びる突起31とを備えたもので、溶接等により前記一方の丸パイプ11に固設されている。なお、前記板ナット27は、前記雌ねじ孔23aの軸心23xが前記一方の丸パイプ11の軸心11xに対して角度θだけ傾斜する姿勢で前記一方の丸パイプ11に固定されている。
前記ねじ受け部材25は、図9、図11、図15及び図21に示すように、前記ねじ挿通孔25aを有するねじ受け板33と、このねじ受け板33の縁から前記他方の丸パイプ13の内方に延びる延出板35と、この延出板35の延出端に設けられ前記他方の丸パイプ13の内部を区成する区画板37とを一体に備えたものである。前記ねじ受け板33は前記締付ねじ21の頭部21aを係止するものであり、前記板ナット27に平行となるように傾斜させて前記他方の丸パイプ13内に固設されている。すなわち、丸パイプ11、13同士を突き合わせた姿勢において、前記ねじ挿通孔25aの軸心25xと前記雌ねじ孔23aの軸心23xとが合致するように構成されており、このねじ挿通孔25aを通して前記雌ねじ孔23aに螺合させた前記締付ねじ21を締め付けることにより、前記両丸パイプ11、13の端面11a、13a同士が相互に圧接されるとともに、図11に示すように、前記一方の丸パイプ11側に設けられた主たる径方向用凹凸係合手段19Aの凸部39と前記他方の丸パイプ13の内周面13bとが圧接されて両丸パイプ11、13が径方向に位置ずれを起こすことなく強固に接続されるようになっている。この連結状態では、図11に示すように、周方向用の凹凸係合手段17を構成する一方の丸パイプ11側の凸部41が、他方の丸パイプ13側の凹部43に嵌合し、両丸パイプ11、13の相対的な周方向の位置ずれも禁止される。なお、図9に示すように、前記他方の丸パイプ13の前記ねじ受け部材25に対応する部位には、前記締め付けねじ21を装着するための装着窓13zが形成されている。
<周方向用の凹凸係合手段>
前記周方向用の凹凸係合手段17は、図9及び図11に示すように、前記一方の丸パイプ11の端部に突設された前記凸部41を備えたものであり、前記丸パイプ11、13同士を突き合わせた姿勢で前記凸部41が前記他方の丸パイプ13の端部に形成された前記凹部43に嵌合するようにしたものである。より具体的には、前記凸部41は、前記ナットホルダ29の延出端部の一部を厚み方向に段押しして一体的に外周方向に突出させることにより形成されたもので、キー状をなしている。前記凹部43は、前記他方の丸パイプ13の端部を切除することにより形成されたもので、キー溝状をなしている。
<径方向用の凹凸係合手段>
この実施形態においては、図9及び図11に示すように、両丸パイプ11、13の接続部に、前述した主たる径方向用の凹凸係合手段19Aと、従たる径方向用の凹凸係合手段19Bとが設けられている。
主たる径方向用の凹凸係合手段19Aは、図9及び図11に示すように、前記一方の丸パイプ11の端部に突設された凸部39を備えたものであり、前記丸パイプ11、13同士を突き合わせた姿勢で前記凸部39が他方の丸パイプ13の端部内周13bに嵌合するようにしたものである。また、主たる径方向用の凹凸係合手段19Aは、前記締付ねじ21の締付力に起因した丸パイプ11、13同士の径方向の位置ずれを係止し得る位置に配されている。なお、この実施形態では、前記ナットホルダ29の先端部29aは、前記丸パイプ11の端面11aよりも外方に突出させてあり、その突出部分を前記凸部39としている。すなわち、この凸部39は、前記ナット部材23を構成する部品の一つであるナットホルダ29に一体に設けられている。
従たる径方向用の凹凸係合手段19Bも、図9及び図11に示すように、前記一方の丸パイプ11の端部に突設された凸部45を備えたものであり、前記丸パイプ11、13同士を突き合わせた姿勢で前記凸部45が前記他方の丸パイプ13の端部内周13bに嵌合するようにしたものである。なお、この実施形態では、前記板ナット27の縁から前記丸パイプ11の内周面11bに沿って外方に延びる前記突起31の先端部31aは、前記丸パイプ11の端面11aよりも外方に突出させてあり、その突出部分を前記凸部45としている。すなわち、この凸部45は、前記ナット部材23を構成する部品の一つである板ナット27に一体に設けられている。
そして、前記両凹凸係合手段19A、19Bそれぞれにおける凸部39、45の外周面39a、45aは、図11に示すように、前記一方の丸パイプ11の内周面11bに沿った円弧状に形成されており、前述したように、これら丸パイプ11、13同士を突き合わせた姿勢で前記凸部39、45が他方の丸パイプ13の端部内周13bに嵌合する。
なお、締め付けねじ21を緊締した状態においては、主たる径方向用の凹凸係合手段19Aの係合度合いが強くなり、従たる径方向用の凹凸係合手段19Bの係合度合いが弱くなるようになっている。従たる径方向用の凹凸係合手段19Bは、主に組み立て時の丸パイプ11、13の位置決めに使われるものである。
以上の接続構造に準じた接続構造は、他端側の支柱6Bの上端6Baに位置する横姿勢の丸パイプ6B2と、この丸パイプ6B2に接続され前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1との接続箇所P2にも採用されている。また、図13、図17、図22及び図23に示すように、中間の支柱6C〜6Fの上端に位置する横姿勢の丸パイプ6C2〜6F2と、この丸パイプ6C2〜6F2の両側にそれぞれ接続され前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1との接続箇所P3〜P10にも採用されている。さらに、図16、図18、図21及び図22に示すように、各支柱6A〜6Fの下端に位置する横姿勢の丸パイプ6A3〜6F3と、該丸パイプ6A3〜6F3の開放端にそれぞれ接続され前記下フレーム7Bを構成する前記丸パイプ7B2との接続箇所P11〜P20にも採用されている。以上に述べた接続箇所P2〜P20の接続構造については、前述した接続箇所P1におけるものと同一または対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。なお、下フレーム7B側における他方の丸パイプ13(丸パイプ7B2)の装着窓13zには、化粧蓋14が着脱可能に蓋着されている。図16、図18、図21及び図22における符号99は、図示しないアジャスタを取り付けるためのナットである。
<直交接続用の丸パイプの接続構造>
また、前記竪姿勢の丸パイプ6A1〜6F1における中間部と、前記中間フレーム7Cを構成する前記丸パイプ7C1との間の接続には、以下に述べるような、本発明に係る丸パイプの接続構造が採用されている。
まず、一端側の支柱6Aにおける竪姿勢の丸パイプ6A1と、この丸パイプ6A1に接続され前記中間フレーム7Cを構成する前記丸パイプ7C1とが接続されている箇所P21の接続構造について、図10、図12、図19及び図21を参照しつつ説明する。以下の説明においては、竪姿勢の丸パイプ6A1を一方の丸パイプ49と称し、前記中間フレーム7Cを構成する丸パイプ7C1を他方の丸パイプ51と称する。
この丸パイプの接続構造は、図10及び図19に示すように、一方の丸パイプ49の外周面49aに他方の丸パイプ51の端面51aを当接させ、それらの丸パイプ49、51を締付ねじ55を用いた直交接続用の緊締手段53により相寄る方向に緊締して接続したものである。前記一方の丸パイプ49は、外周面49aから外方に突出する凸部57を保持したものであり、図10及び図12に示すように、前記他方の丸パイプ51側から前記一方の丸パイプ49に内設されたナット部材59に螺合させた前記締付ねじ55を締め付けた状態で、前記他方の丸パイプ51の端面51aが前記一方の丸パイプ49の外周面49aに押し付けられるとともに、前記他方の丸パイプ51の外周面51bが前記凸部57に押し付けられるように構成されている。
また、前記一方の丸パイプ49は、図10、図12、図19及び図21に示すように、前記他方の丸パイプ51が接続される部位にナット露出窓61を有するとともに、そのナット露出窓61に隣接する部位に前記凸部57を保持したものである。図10及び図21に示すように、前記ナット露出窓61の上下に隣接する部位には、後述する取付ねじ65、66を通過させるためのねじ挿通孔49x、49yが設けられている。前記ナット露出窓61は、前記締付ねじ55の挿通を許容するだけでなく、前記ナット部材59を一方の丸パイプ49内にけんどん動作により挿入することが可能な形態をなしている。
前記他方の丸パイプ51は、図22に示すように、前記一方の丸パイプ49の外周面49aに沿うように凹陥した端面51aを備えており、その凹陥した端面51aが一方の丸パイプ49の外周面49aに密着することにより、当該他方の丸パイプ51の軸心周りの位置ずれが規制されるようになっている。
<直交接続用の緊締手段>
前記緊締手段53は、図10に示すように、前記締付ねじ55の軸心55xを前記他方の丸パイプ51の軸心51xに対して角度θだけ傾斜させたものである。すなわち、この緊締手段53は、図10及び図19に示すように、雌ねじ孔59aを前記ナット露出窓61に臨ませて前記一方の丸パイプ49内に配設された前記ナット部材59と、前記他方の丸パイプ51の端部内に固設されたねじ挿通孔63aを有するねじ受け部材63と、このねじ受け部材63の前記ねじ挿通孔63aを通して前記ナット部材59の前記雌ねじ孔59aに螺着された前記締付ねじ55とを備えたものである。
前記ナット部材59は、図10、図19及び図21に示すように、中央部に前記雌ねじ孔59aを有した厚板状のもので、取付け用のねじすなわち取付ねじ65、66を用いて前記一方の丸パイプ49内に取付けられている。具体的には、このナット部材59は、その両端部に、前記取付ねじ65、66を螺着させることが可能な小雌ねじ孔67a、67bをそれぞれ有している。そして、前記一方の丸パイプ49に設けられた前記ねじ挿通孔49x、49yに外側から挿通させた前記取付ねじ65、66を前記小雌ねじ孔67a、67bに螺着することにより、前記ナット部材59が一方の丸パイプ49の内部に固定されている。一方の丸パイプ49の外側に位置する前記一方の取付ねじ65の頭部65aは、図10、図12、図19及び図21に示すように、その丸パイプ49の外周面49aから外方に突出する円柱状のものであり、この頭部65aが前記他方の丸パイプ51の外周面51bを位置決めするための前記凸部57を構成している。この凸部57は、前記他方の丸パイプ51の軸心51xと前記締付ねじ55の軸心55xとを含む仮想平面に対応する部位、より具体的には前記仮想平面上に位置している。図10は、この仮想平面に沿って切断した断面図である。さらに、この凸部57を含む前記一方の取付ねじ65の軸心65xも、前記仮想平面上に位置している。他方の取付ねじ66の頭部66aは、例えば皿ねじタイプのもので、前記丸パイプ51とは干渉しないようにしてなっている。なお、前記ナット部材59は、前記雌ねじ孔59aの軸心59xが前記他方の丸パイプ51の軸心51xに対して角度θだけ傾斜する姿勢で前記一方の丸パイプ49に固定されている。
前記ねじ受け部材63は、図10、図19及び図21に示すように、前記ねじ挿通孔63aを有するねじ受け板71と、このねじ受け板71の縁から前記他方の丸パイプ51の内方に延びる延出板73と、この延出板73の延出端に設けられ前記他方の丸パイプ51の内部を区成する区画板75とを一体に備えたものである。前記ねじ受け板71は前記締付ねじ55の頭部55aを係止するものであり、前記他方の丸パイプ51内に固設されている。すなわち、前記一方の丸パイプ49に他方の丸パイプ51を直交姿勢で当接させた状態において、前記ねじ挿通孔63aの軸心63xと前記雌ねじ孔59aの軸心59xとが合致するように構成されており、このねじ挿通孔63aを通して前記雌ねじ孔59aに螺合させた前記締付ねじ55を締め付けることにより、前記他方の丸パイプ51の端面51aが前記一方の丸パイプ49の外周面51aに圧接されるとともに、前記他方の丸パイプ51の外周面51bが前記凸部57に押し付けられるようにしてある。なお、前記他方の丸パイプ51の前記ねじ受け部材63に対応する部位には、前記締付ねじ55を装着するための装着窓51zが形成されている。その装着窓51zには、化粧蓋52が着脱可能に蓋着されている。
以上の接続構造に準じた接続構造は、他端側の支柱6Bにおける竪姿勢の丸パイプ6B1と、この丸パイプ6B1に接続され前記中間フレーム7Cを構成する前記丸パイプ7C1との接続箇所P22にも採用されている。また、図14、図16〜図20及び図22に示すように、中間の支柱6C〜6Fにおける竪姿勢の丸パイプ6C1〜6F1と、この丸パイプ6C1〜6F1の両側にそれぞれ接続され前記中間フレーム7Cを構成する前記丸パイプ7C1との接続箇所P23〜P30にも採用されている。以上に述べた接続箇所P22〜P30の接続構造については、前述した接続箇所P21におけるものと同一または対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
<横姿勢の面材掛止部材>
前記上フレーム7Aを構成する前記丸パイプ7A1の下側には、図3、図4、図8、図13、図15及び図17に示すように、横姿勢の面材掛止部材101がねじ103及びスペーサ105を介して取り付けられている。この面材掛止部材101は、前記スペーサ105が取り付けられた底壁107と、この底壁107の両側縁から上方に延出させた側壁109とを備えたチャンネル状のもので、前記底壁107及びスペーサ105を貫通させたねじ103を前記丸パイプ7A1に設けた雌ねじ孔111に螺着することにより、前記丸パイプ7A1との間に所定の隙間を形成した状態で取り付けられている。前記底壁107における前記他方の丸パイプ13の装着窓13zに対応する部位には、前記締付ねじ21を通過させるための窓107zが設けられている。なお、符号112は、前記スペーサ105を前記底壁107に取り付けるための弾性爪である。
<竪姿勢の面材掛止部材>
前記端の支柱6A、6Bを構成する竪姿勢の丸パイプ6A1、6B1の出入口2xと反対の側には、図5、図8、図15及び図19に示すように、竪姿勢の面材掛止部材113がねじ115及びスペーサ117を介して取り付けられている。この面材掛止部材113は、前記スペーサ117が取り付けられた底壁119と、この底壁119の両側縁から側方に延出させた側壁121とを備えたチャンネル状のもので、前記底壁119及びスペーサ117を貫通させたねじ115を前記丸パイプ6A1、6B1に設けた雌ねじ孔123に螺着することにより、丸パイプ6A1、6B1との間に所定の隙間を形成した状態で取り付けられている。前記底壁119における前記他方の丸パイプ51の装着窓51zに対応する部位には、前記締付ねじ55を通過させるための窓119zが設けられている。なお、符号124は、前記スペーサ117を前記底壁119に取り付けるための弾性爪である。
<面材>
以上説明したフレーム構造体4の内外に、図1及び図3〜図7に示すように、2枚の面材5、すなわち外装用の面材5A及び内装用の面材5Bがそれぞれ添接されている。
この実施形態における外装用の面材5Aは、図2、図3及び図6に示すように、5枚の面材構成シート125をスライドファスナ127により着脱可能に接続したもので、上フレーム7Aと中間フレーム7Cとの間に形成される空間を覆い隠しうる面積を備えている。前記スライドファスナ127は、図3及び図6に示すように、先端縁にそれぞれ務歯127bを有する対をなすテープ127aを備え、スライダ127cのスライド動作により前記務歯127b同士を係脱させうるようにした通常のもので、前記各テープ127aが隣接する面材構成シート125の側縁に縫い込まれている。
各面材構成シート125は、図4〜図7に示すように、布製の表地129と不織布製の裏地131との間に芯材である例えばポリウレタンフォーム等の発泡材132を配したもので、例えばエラストキルト加工により作られている。すなわち、各面材構成シート125は、接着剤を塗布した表地129と発泡材132と裏地131とを重ね合わせた積層体に過熱成型を施すことにより作られている。また、この面材構成シート125には、図3及び図6に示すように、それぞれ上下方向に延伸する厚肉部125a及び薄肉部125bが、所定ピッチで繰り返されるように交互に配されている。そして、図3及び図4に示すように、各面材構成シート125の上縁部を折り返して横姿勢の掛止材135を縫い込んでいる。この掛止材135は、図4に示すように、軟質樹脂製の押し出し材を所定の長さに切断したものであり、前記面材構成シート125の端部と折り返し部分133との間に縫い込まれる縫製部137と、この縫製部137の下端から延びる二股部139とを備えた帯状をなしている。そして、この掛止材135の前記二股部139を前記横姿勢の面材掛止部材101の側壁109に係り合わせることにより面材5Aの上縁部分をフレーム構造体4の上フレーム7Aに取り付けるようにしている。また、図5に示すように、端の支柱6A、6Bに臨む面材構成シート125の側縁部を折り返して竪姿勢の掛止材141を縫い込んでいる。この掛止材141も、軟質樹脂製の押し出し材を所定の長さに切断したものであり、前記面材構成シート125の端部と折り返し部分133との間に縫い込まれる縫製部143と、この縫製部143の先端から延びる二股部145とを備えた帯状をなしている。そして、この掛止材141の前記二股部145を前記竪姿勢の面材掛止部材113の側壁121に係り合わせることにより面材5Aの側縁部分をフレーム構造体4の端の支柱6A、6Bに取り付けるようにしている。さらに、各面材構成シート125の下縁部内面は、図示しない面ファスナを介して中間フレーム7Cに着脱可能に止着されている。
この実施形態における内装用の面材5Bは、前記外装用の面材5Aに準じた構成を有したもので、同一または対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
≪天板≫
前記天板3は、図1〜図3に示すように、前記スクリーン2により囲われたブース空間S内に配されたもので、ブラケット171、173を介して前記支柱6A〜6Bに着脱可能に支持されている。この実施形態においては、前記スクリーン2が仮想正六角柱に沿った形状をなすものであるため、前記天板3は、出入口2xから見て右側に位置する、図1及び図2に示すような右寄り態様(P)と、出入口2xから見て正面に位置する図示しない正面態様(Q)と、出入口2xから見て左側に位置する図示しない左寄り態様(R)とのいずれかをとることができるようになっている。すなわち、前記右寄り態様(P)では、図2に示すように、天板3の使用端3a両側を手前側のブラケット171を介して端の支柱6Aと第3の中間の支柱6Eとに支持させるとともに、天板3の反使用端3b両側を第1の中間の支柱6C及び第2の中間の支柱6Dに奥側のブラケット173を介して支持させている。前記正面態様(Q)では、天板3の使用端3a両側を手前側のブラケット171を介して第1の中間の支柱6Cと第4の中間の支柱6Fとに支持させるとともに、天板3の反使用端3b両側を第2の中間の支柱6D及び第3の中間の支柱6Eに奥側のブラケット173を介して支持させている。前記左寄り態様(R)では、天板3の使用端3a両側を手前側のブラケット171を介して第2の中間の支柱6Dと端の支柱6Bとに支持させるとともに、天板3の反使用端3b両側を第3の中間の支柱6E及び第4の中間の支柱6Fに奥側のブラケット173を介して支持させている。
また、この天板3の反使用端3b側のエッジ3dと側端3cとは120°の角度をなして交差しており、これらが交差する箇所が前記スクリーン2の入隅2b1〜2b5に対応するように設定されている。換言すれば、この天板3は、反使用端3b側の対をなすエッジ3dを前記スクリーン2の何れかの対をなす入隅2b1〜2b5に選択的に対応させて前記スクリーン2に着脱可能に取付けられるようになっている。ここで、前記スクリーン2における一方の端の支柱6Aと第1の中間の支柱6Cとの間の入隅を第1の入隅2b1と称し、以下、一方の端の支柱6Aに近いほうの入隅から順に、第2〜第5の入隅2b2〜2b5と称する。より具体的には、前記右寄り態様(P)では、図2に示すように、前記天板3の反使用端3b側の対をなすエッジ3dは、第1及び第3の入隅2b1、2b3に対応させた状態で前記スクリーン2に着脱可能に取付けられるようになっている。前記正面態様(Q)では、前記天板3の反使用端3b側の対をなすエッジ3dは、第2及び第4の入隅2b2、2b4に対応させた状態で前記スクリーン2に着脱可能に取付けられるようになっている。そして、前記左寄り態様(R)では、前記天板3の反使用端3b側の対をなすエッジ3dは、第3及び第5の入隅2b3、2b5に対応させた状態で前記スクリーン2に着脱可能に取付けられるようになっている。
前記各支柱6A〜6Fには、図8、図24及び図25に示すように、前記ブース空間Sに向けて開口するブラケット取付用のスリット6As〜6Fsが形成されており、これらのスリット6As〜6Fsに前記手前側のブラケット171及び奥側のブラケット173を選択的に掛止することができるようになっている。そして、このスリット6As〜6Fsに対応する位置には、図6に示すように、前記内側の面材5Bを構成する面材構成シート125同士を接続するためのスライドファスナ127が配されるようになっており、このスライドファスナ127を部分的に開くことにより前記スリット6As〜6Fsをブース空間Sに臨ませることができるようにしてある。すなわち、各スライドファスナ127は、該スライドファスナ127を開閉するためのスライダ127cを上側及び下側にそれぞれ有しており、これらのスライダ127cを介して前記スライドファスナ127における前記スリット6As〜6Fsよりも上側及び下側をそれぞれ閉じることにより、前記スリット6As〜6Fsをブース空間Sに臨ませつつ前記面材構成シート125同士を接続することができるようになっている。
また、この天板3は、図2及び図7に示すように、前記面材5に当接又は近接する縁部に、クランプ193を介して電源コンセントや照明器具等のオプション部材195を取り付けるためのオプション取付け領域3Aを備えている。前記オプション取付け領域3Aに対応する前記スクリーン2の部位には、前記面材5が厚み方向に変形するのを許容すべく、前記支柱6A〜6F及び前記フレーム7A〜7Cのいずれもが配されていないようになっている。
手前側のブラケット171は、図24に示すように、基端に前記スリット6As〜6Fsに掛け止めされる掛止爪177を有する支持部175と、この支持部175の上端に設けられ天板3の下面を受ける天板受け部179とを備えたもので、前記天板受け部179には、当該ブラケット171を天板3に固定するための図示しないねじを挿通させるためにねじ挿通孔181を設けている。
奥側のブラケット173も、図25に示すように、基端に前記スリット6As〜6Fsに掛け止めされる掛止爪185を有する支持部183と、この支持部183の上端に設けられ天板3の下面を受ける天板受け部187とを備えたもので、前記天板受け部187には、当該ブラケット173を天板3に固定するための図示しないねじを挿通させるためにねじ挿通孔189を設けている。
また、図2に示すように、前記天板3の反使用端3bにおける中央部分と前記スクリーン2との間には、配線挿通用の隙間SSが形成されており、前記天板3の下面における前記隙間SSに対応する部位には、配線ダクト191が設けられている。
≪本実施形態の効果≫
本実施形態では、上述したように、前記一方の丸パイプ49が、外周面49aから外方に突出する凸部57を保持したものであり、前記他方の丸パイプ51側から前記一方の丸パイプ49に内設されたナット部材59に螺合させた前記締付ねじ55を締め付けた状態で、前記他方の丸パイプ51の端面51aが前記一方の丸パイプ49の外周面49aに押し付けられるとともに、前記他方51の丸パイプの外周面51bが前記凸部57に押し付けられるように構成されている。従って、他方の丸パイプ51の内部に締付ねじ55の頭部55aを収納させるようにできるとともに、前記凸部57は一方のパイプ49の軸心を挟んで反対側にも設けられるので、両凸部57にそれぞれ他方の丸パイプ51の外周面51bを押し付けた状態で一方のパイプ49の両側にそれぞれ他方の丸パイプ51を接続できる。すなわち、締付ねじ55の頭部55aが目立った箇所に露出せず、前記一方の丸パイプ49の外周面49aにおける前記前記他方の丸パイプ51との接合箇所と反対側にさらに他の丸パイプを同様な接続構造により直交接続することが可能な丸パイプの接続構造を実現できる。
また、前記他方の丸パイプ51が、前記一方の丸パイプ49の外周面49aに沿うように凹陥した端面55aを備えたものであるので、前記他方の丸パイプ55を前記一方の丸パイプ51に略隙間なく確実に接続することができる。
さらに、前記一方の丸パイプ49が、前記他方の丸パイプ51が接続される部位にナット露出窓61を有するとともに、そのナット露出窓61に隣接する部位に前記凸部57を保持したものであり、前記緊締手段53が、雌ねじ孔59aを前記ナット露出窓61に臨ませて前記一方の丸パイプ49内に配設された前記ナット部材59と、前記他方の丸パイプ51の端部内に固設されたねじ挿通孔63aを有するねじ受け部材63と、このねじ受け部材63のねじ挿通孔63aを通して前記ナット部材59の前記雌ねじ孔59aに螺着された前記締付ねじ55とを備えたものであり、前記締付ねじ55の軸心55xを前記他方の丸パイプ51の軸心51xに対して傾斜させているので、この締付ねじ55を前記雌ねじ孔59aに螺着させる操作により前記他方の丸パイプ51の外周面51bが前記凸部57に押し付けられるような構成を無理なく実現することができる。
特に、前記他方の丸パイプ51の軸心51xと前記締付ねじ55の軸心55xとを含む仮想平面に対応する部位に、前記凸部57が配されているとともに、前記取付ねじ65の軸心65xが前記仮想平面上に位置しているので、他方の丸パイプ55を前記凸部57に確実に押し付けることができる。
そして、前記ナット部材59が、前記取付ねじ65、66を用いて前記一方の丸パイプ49内に取付けられたものであり、前記一方の丸パイプ49の外側に位置する前記取付け用のねじ65の頭部65aが、前記凸部57を構成しているので、少ない部品点数及び簡単な構成により、このような丸パイプの接続構造を実現できる。
[他の実施態様]
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した第一の実施形態に係る態様に代えて、以下に示すような態様を採用してもよい。
この態様では、図26に示すように、上述した第一の実施形態におけるナット部材に代えて、締付ねじ55が螺合する雌ねじ孔59aを有するナット本体95と、このナット本体95を保持するナットホルダ97とを備えたものであり、一方の丸パイプ49の外周面49aから外方に突出する凸部57が前記ナットホルダ97に一体に設けられたナット部材59を採用している。
より具体的には、前記ナットホルダ97は、一方の丸パイプ49内にその大部分が収納される厚板状の部材で、前記ナット本体95を収納するための収納凹部97aを備えている。そして、この収納凹部97a内に前記ナット本体95を収納した状態で、ナット本体95の雌ねじ孔59aの軸心59xがねじ受け部材65の軸心65xと合致し、さらにその軸心55xをこれらナット本体95及びねじ受け部材65の軸心95x、65xに合致させた状態で締付ねじ55を前記雌ねじ孔59aに螺着させることができるようになっている。そして、このナットホルダ97の一部が、一方の丸パイプ49に形成したナット露出窓61及び該丸パイプ49の外周面49aを越えて外方に突出しており、この突出部分を前記凸部57としている。
前記一方のパイプ49と他方のパイプ51との接合箇所における、ナット部材59以外の部材の構造、及び接続構造は、前述した第一の実施形態に準じた構成をなすものであり、同一または相当する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
このような態様によっても、少ない部品点数及び簡単な構成により、本発明に係る丸パイプの接続構造を実現できる。
また、一方の丸パイプの外周面に沿うように他方の丸パイプの端面を凹陥させる必要は必ずしもないが、前記他方の丸パイプの端面を凹陥させることにより、上述したように、他方の丸パイプを一方の丸パイプに略隙間なく確実に接続することができる。
さらに、一方の丸パイプのナット露出窓に隣接する部位に前記凸部を保持させ、前記緊締手段を上述した第一の実施形態のように構成し、前記締付ねじの軸心を前記他方の丸パイプの軸心に対して傾斜させる態様を採用する必要は必ずしもない。但し、このような態様を採用すれば、上述したように、締付ねじをナット部材の雌ねじ孔に螺着させる操作により前記他方の丸パイプの外周面が前記凸部に押し付けられるような構成を無理なく実現することができる。
加えて、他方の丸パイプの外周面を押し付けることができる位置であれば、凸部は任意の位置に設定してよく、また、ナット部材を一方の丸パイプに取り付けるための取付用のねじの頭部を前記凸部とする場合、前記取付用のねじの軸心は頭部が他方の丸パイプの外周面に押し付けられ得る範囲で任意に設定してよい。但し、他方の丸パイプの軸心と前記締付ねじの軸心とを含む仮想平面に対応する部位に、前記凸部が配されているとともに、前記取付ねじの軸心が前記仮想平面上に位置している態様を採用すれば、上述したように、他方の丸パイプを前記凸部により確実に押し付けることができる。
そして、本発明に係る丸パイプの接続構造は、上述した第一の実施形態に係るブースのスクリーンのフレーム構造体を構成する丸パイプに限らず、一方の丸パイプの外周面に他方の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続するような接続箇所全般に適用することができる。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
49…一方の丸パイプ
49a…(一方の丸パイプの)外周面
51…他方の丸パイプ
51a…端面
51b…(他方の丸パイプの)外周面
51x…(他方の丸パイプの)軸心
53…緊締手段
55…締付ねじ
55x…(締付ねじの)軸心
57…凸部
59…ナット部材
59a…雌ねじ孔
61…ナット露出窓
63…ねじ受け部材
63a…ねじ挿通孔
65…取付用のねじ
65a…(取付用のねじの)頭部
95…ナット本体
97…ナットホルダ

Claims (7)

  1. 一方の丸パイプの外周面に他方の丸パイプの端面を当接させ、それらの丸パイプを締付ねじを用いた緊締手段により相寄る方向に緊締して接続した丸パイプの接続構造であって、
    前記一方の丸パイプが、外周面から外方に突出する凸部を保持したものであり、
    前記他方の丸パイプ側から前記一方の丸パイプに内設されたナット部材に螺合させた前記締付ねじを締め付けた状態で、前記他方の丸パイプの端面が前記一方の丸パイプの外周面に押し付けられるとともに、前記他方の丸パイプの外周面が前記凸部に押し付けられるように構成されている丸パイプの接続構造。
  2. 前記他方の丸パイプが、前記一方の丸パイプの外周面に沿うように凹陥した端面を備えたものである請求項1記載の丸パイプの接続構造。
  3. 前記一方の丸パイプが、前記他方の丸パイプが接続される部位にナット露出窓を有するとともに、そのナット露出窓に隣接する部位に前記凸部を保持したものであり、
    前記緊締手段が、雌ねじ孔を前記ナット露出窓に臨ませて前記一方の丸パイプ内に配設された前記ナット部材と、前記他方の丸パイプの端部内に固設されたねじ挿通孔を有するねじ受け部材と、このねじ受け部材のねじ挿通孔を通して前記ナット部材の前記雌ねじ孔に螺着された前記締付ねじとを備えたものであり、
    前記締付ねじの軸心を前記他方の丸パイプの軸心に対して傾斜させている請求項1又は2記載の丸パイプの接続構造。
  4. 前記他方の丸パイプの軸心と前記締付ねじの軸心とを含む仮想平面に対応する部位に、前記凸部が配されている請求項3記載の丸パイプの接続構造。
  5. 前記ナット部材が、取付け用のねじを用いて前記一方の丸パイプ内に取付けられたものであり、前記一方の丸パイプの外側に位置する前記取付け用のねじの頭部が、前記凸部を構成している請求項1、2、3又は4記載の丸パイプの接続構造。
  6. 前記ナット部材を前記一方の丸パイプ内に取付けるための取付け用のねじの軸心が、前記仮想平面上に位置している請求項4記載の丸パイプの接続構造。
  7. 前記ナット部材が、前記締付ねじが螺合する雌ねじ孔を有するナット本体と、このナット本体を保持するナットホルダとを備えたものであり、前記凸部が前記ナットホルダに一体に設けられている請求項1、2、3又は4記載の丸パイプの接続構造。
JP2016225990A 2016-11-21 2016-11-21 丸パイプの接続構造 Active JP6790757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225990A JP6790757B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 丸パイプの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225990A JP6790757B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 丸パイプの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018084254A true JP2018084254A (ja) 2018-05-31
JP6790757B2 JP6790757B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=62238182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016225990A Active JP6790757B2 (ja) 2016-11-21 2016-11-21 丸パイプの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6790757B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562406U (ja) * 1979-06-19 1981-01-10
JPH0162144U (ja) * 1987-10-15 1989-04-20
US6227752B1 (en) * 1999-11-16 2001-05-08 Da International, Ltd. Failsafe weld-free method of joining tubular elements
JP3077798U (ja) * 2000-11-20 2001-05-29 承韋家具股▲ふん▼有限公司 管連接構造
JP2004181101A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Kurogane Kosakusho Ltd デスクシステム
JP2005147239A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Kokuyo Co Ltd ナット保持装置及びナットホルダ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562406U (ja) * 1979-06-19 1981-01-10
JPH0162144U (ja) * 1987-10-15 1989-04-20
US6227752B1 (en) * 1999-11-16 2001-05-08 Da International, Ltd. Failsafe weld-free method of joining tubular elements
JP3077798U (ja) * 2000-11-20 2001-05-29 承韋家具股▲ふん▼有限公司 管連接構造
JP2004181101A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Kurogane Kosakusho Ltd デスクシステム
JP2005147239A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Kokuyo Co Ltd ナット保持装置及びナットホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6790757B2 (ja) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014008897A (ja) ドアミラー
BR102013007221A2 (pt) Armação para um invólucro e kit para transporte de uma armação desmontada
JP2018084032A (ja) ブース
JP2018084254A (ja) 丸パイプの接続構造
JP2014153489A (ja) 薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造
JP2018084253A (ja) 丸パイプの接続構造
JP2006238994A (ja) 家具の脚装置
JPH0439847B2 (ja)
JP2019085699A (ja) 室内用間仕切り
JP2018084031A (ja) スクリーン及びブース
JP7263157B2 (ja) 枠部材及びこれを備えた天井点検口構造
JP2009121225A (ja) 積上げ式間仕切装置
KR20170139923A (ko) 조립식 파티션
JP5630386B2 (ja) デスクの仕切装置
JP7249128B2 (ja) パネル付什器
JP2846556B2 (ja) 建築用パネル材の取付構造
JP2009261821A (ja) ワークステーション
JP3050258B2 (ja) 天井下地用野縁
JP2007303224A (ja) 透明パネル装置
JP2005036430A (ja) 間仕切パネル装置
JP2693875B2 (ja) 天井及び天井の組み付け方法
JPH0628605Y2 (ja) 欠き込み部を有するユニツトル−ム
JPH0749010B2 (ja)
JPH07317186A (ja) 間仕切用曲面パネル装置
JP5257191B2 (ja) 間仕切装置における配線ダクト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20161205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6790757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250