JP2004181101A - デスクシステム - Google Patents
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Abstract
【目的】デスクの数を増減したり、あるいは、移設がすばやく出来るレイアウトの変更が容易なデスクシステムに関するものでり、簡単な構造でレイアウト性に優れ、容易かつ短時間で人員の増減に対応することが出来き、使用者の体格に応じた使い勝手に優れたデスクシステムを提供することを目的とする。
【構成】複数本の支柱1と、支柱間を連結する複数本の連結杆と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネル3と、支柱1に嵌脱自在に取付けられる複数本の連結受け部材4と、連結受け部材4に取付けられる作業用天板5等より構成され、支柱1は作業用天板5上方に突出する高さで、機能パネル3は作業用天板5の上下方向に位置して支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱1、連結杆、機能パネル3を共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【選択図】 図1
【構成】複数本の支柱1と、支柱間を連結する複数本の連結杆と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネル3と、支柱1に嵌脱自在に取付けられる複数本の連結受け部材4と、連結受け部材4に取付けられる作業用天板5等より構成され、支柱1は作業用天板5上方に突出する高さで、機能パネル3は作業用天板5の上下方向に位置して支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱1、連結杆、機能パネル3を共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクの数を増減したり、あるいは、移設したりすることがすばやく出来るレイアウトの変更が容易なデスクシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デスク単体を並置したりあるいは移動させることで、デスクの数を増減し、人員の増減に対応しているのが一般的であった。
すなわち、人員が増加した場合は、机を新たに搬入し、レイアウトを変更することが通常行われるが、新たに搬入した机が他の机のデザインと統一されなかったり、大きさが異なったりして、全体の美観を損ねる事があった。
又、減員となる場合は、机を他の部署に移したり、所定の場所に保管したりするが、移動の場合は運び出すための人員が必要となり、保管するにしても広い場所が必要となり好ましくなかった。
【0003】
上記問題を解決する為、複数の天板と、天板の側面、あるいは、隣接する2枚の天板のそれぞれに取り付けられる脚部と、天板の使用者が位置する側とは反対側の側面に当接して取り付けられるパネルフレームとを備え、パネルフレームにパンチングボードを取り付けて通気性を持たせた、あるいは、ピンナップボードを取り付けてパーティション機能を持たせた机が提供されている。(例えば特許文献1参照。)
【0004】
しかしながら、上記の場合、隣接する机の天板の高さが常に一定となり、使用する人の体格の違いによる使用勝手の良し悪しは考慮されていなかった。
又、天板を増減する場合、天板と脚部の取り付け状態によっては、すでに設置された机から脚部を取り外した後、新たに、左右の天板と脚部を同時に連結しなければならず非常に手間がかかった。
さらに、この時、隣接する机間に隔壁を設けている場合はより一層の手間がかかり、増減の作業を短時間で行う事は困難であった。
【0005】
【特許文献1】
特許第2934751号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点を解決する事を課題とし、簡単な構造でレイアウト性に優れ、容易かつ短時間の作業で人員の増減に対応することが出来て、使用者の体格の違いに対応可能な使い勝手に優れたデスクシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決する為、本発明が手段とする第1の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0008】
次に、本発明が手段とする第2の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板の上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱自在に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0009】
次に、本発明が手段とする第3の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0010】
次に、本発明が手段とする第4の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設されると共に、周方向に等間隔に端面側が小さく中心部側が大きな縦溝を上下方向に少なくとも4本以上有し、連結部材は縦溝に嵌合して所望位置に取り外し可能に連結され、機能パネルは嵌合部材を介して連結部材が取り付けられる縦溝に嵌着自在となし、連結受け部材は連結部材、機能パネルが取り付けられる縦溝以外の縦溝に嵌脱自在に取り付けられ、作業用天板等を載置連結するものである。
【0011】
次に、本発明が手段とする第5の特徴は、前記第1から第4の特徴に加え、機能パネルは、少なくとも、支柱間で作業用天板の下方に位置する幕板パネルと、支柱間で作業用天板の上方に位置するピンナップパネルと、隣接する個所が透視できる透視用パネルからなるものである。
【0012】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を説明する。
図1、図2において、符号1・・・は支柱を示し、符号2・・・は支柱1、1間を連結する複数本の連結部材を示し、符号3・・・は支柱1、1間に設けられる複数枚の機能パネルを示し、符号4・・・は支柱1、1に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材を示し、符号5は連結受け部材4・・・に取り付けられる作業用天板5を示している。
【0013】
支柱1は、外形断面が略正六角形の周壁11と、周壁11の中心部に位置する断面略正六角形状の中央壁15と、中央壁15の角部から周壁11の角部内面に向かって放射状に連設された放射状片16・・・を有し、アルミ材の押出成型により形成されている。
そして、周壁11に連設された係止突片12、12と、放射状片16、16より、端面側が小さく中心部側が大きな縦溝14が、周壁11の各片の中央部に、周方向に等間隔で上下方向に渡って6本形成され、中央壁15の作業用天板5等の取付高さに対応して、高さ方向所定位置に複数個の嵌入孔17・・・が縦溝14に臨んで形成されている。
又、支柱1の上端面には合成樹脂製の上端キャップ18が、下端面にはアジャスター10を設けた合成樹脂製の下端キャップ19が取り付けられている。
【0014】
連結部材2は、図3及び図4に示すように、上辺21と左右片22、22と下辺23よりなる断面角パイプ状の支杆24と、支杆24の支柱1側両端部に設けられた連結部材取付金具25より構成されている。
連結部材取付金具25は、縦溝14の上端より、係止突片12、12の内側で、放射状片16、16内に位置する嵌入突部26と、係止突片12、12間を挿通して外方に突出し、端部が外方に向かって下方に傾斜する連結用傾斜面271を有する嵌入突部26に連設された連結用突部27より構成されている。
そして、連結用傾斜面271に対し直角に交差するよう形成された連結用螺孔270が連結用突部27に形成されている。
一方、前記支杆24の下辺23の端部には、連結用傾斜面271と平行に上方に突出させて、連結用螺孔270に対応する連結ネジ挿通孔230を有する連結用突片231が形成されている。
【0015】
すなわち、連結用突片231、231に頭部が当接する連結ネジ250,250を、連結用螺孔270,270に螺合した状態で、上端キャップ18、18を取り外した支柱1、1の上端から嵌入突部26、26を縦溝14,14に嵌合し、縦溝14,14の所定位置で、支杆24の操作孔210、210より六角レンチを挿通させ、連結ネジ250、250を連結用螺孔270、270とさらに螺合せしめて、連結部材取付金具25、25を周壁11、11側に移動させる。
すると、嵌入突部26、26のそれぞれの周壁11、11側端面が、係止突片12・・・内に圧接し、同時に、支杆24の左右両端面が周壁11、11(係止突片12・・・)の外面に圧接して、連結部材2は、支柱1、1間の上下方向所望位置に固定される。
すなわち、連結部材2は支柱1、1間を連結した状態となる。
【0016】
機能パネル3は、図5、図6に示す幕板パネル6、図7、図8に示すピンナップパネル7、図9に示す透視用パネル70、図10に示す小物吊下げ用パネル8等から構成されている。
幕板パネル6は、多数の小孔が形成されたスティール製の表裏板61、62の左右上下端部を内方に折り曲げた左右上下突片611、611、612、612、621、621、622、622を重ね合わせ、さらに、左右突片611、611、621、621をビス止め連結して構成されており、左右端部に嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
尚、小孔は、隣接する机と、幕板を共用する場合などは、通風は可能としながら、小孔を通して隣接した個所から透視できないように表裏板61、62に上下方向に位置をずらして形成されている。(尚、実施例では、表裏板61、62は同一の板材で、一方の板材を上下反転して配置することで、小孔位置を上下方向にずらしている。)
又、高さ方向の寸法およびカラーを数種類用意したり、小孔が施されていない幕板パネル6を用意したりする事により、使用者の好みに対応する事ができる。
【0017】
嵌合部材9は、幕板パネル6、ピンナップパネル7、あるいは、小物吊下げ用パネル8の左右端部が嵌合する第1嵌合溝91を有する第1嵌合部92と、第1嵌合部92に背中合わせに連設され透視用パネル70の左右端部が嵌合する第2嵌合溝93を有する第2嵌合部94と、第1嵌合部92と第2嵌合部91間に対向して連設され、係止突片12、12が嵌入する嵌入溝95、95を有し、合成樹脂材の押出成型により形成されている。
【0018】
そして、上端キャップ18を取り外した支柱1、1の上端より、幕板パネル6の左右端部に取り付けられた嵌合部材9、9の嵌入溝95・・・に係止突片12・・・を嵌入させて、支柱1、1間の所定位置に取り付けられる。
この時、幕板パネル6は、上下方向に移動自在となっているので、取付位置によっては、連結部材2上に載置された他の幕板パネル6上に載置したり、あるいは、図6に示すように連結部材2上に直接載置する事で下降するのを防止している。
尚、第1嵌合溝91には第2嵌合溝93に連通して、ビス頭の逃がし孔が形成されている。
【0019】
ピンナップパネル7は、周縁71を残して中央部にパネル嵌合凹部72を形成した2枚のスティール製板材73、74を重ね合わせ、さらに、互いの周縁71の左右端部側をビス止め連結した基板75と、インシュレーションボ−ド等のピンナップ可能な板材の表面側にクロス地を貼付して形成したピンナップボード76、76よりなり、基板75の嵌合凹部72、72とピンナップボード76、76の裏面側に面ファスナー77、77を設ける事で、嵌合凹部72、72にピンナップボード76、76を着脱自在に設けて構成している。
すなわち、ピンナップボード76、76のクロス地のカラー、織地、高さ寸法等異なったものを数種類用意する事で、使用者の好みに対応することができる。そして、上記の如く構成されたピンナップパネル7は、上記幕板パネル6と同様に、左右端部に前記嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
【0020】
透視用パネル70は、透明なアクリル製の板材より形成され、嵌合部材9、9の第2嵌合溝93、93に左右端部を嵌合させて、嵌合部材9、9を取り付け、上端キャップ18、18を取り外した支柱1、1の上端より、縦溝14、14に第1嵌合部92、92を嵌入し、嵌入溝95・・・に係止突片12・・・を嵌入させて、支柱1、1間の所定位置に取り付けられる。
そして、この透視用パネル70を、連設した机間のパネル最上部に取り付けた場合は、机の使用者が立ち上がることで周囲を見渡すことができる。
【0021】
小物吊下げ用パネル8は、ピンナップパネル7の基板75と同一形状の支持板91等から構成されている。
そして、実施例では、一方側にピンナップパネル7と同様にピンナップボード76が着脱自在に取り付けられ、他方には係止用パネル81が取り付けられている。
係止用パネル81は、上下方向に所定間隔を有すると共に、背板82との間に左右方向全幅に渡って係止用空間83・・・を形成する上向き係止突片84・・・を有し、アルミ材の押出成型によって形成されている。
そして、上記の如く構成された小物吊り下げ用パネル8は、上記幕板パネル6と同様にして、左右端部に前記嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
そして、トレー、あるいは小物収納棚等を、それらの裏面側に設けた下向き係止片を上向き係止突片84・・・に係止させることで、小物吊り下げ用パネル8に取り付けられる。
【0022】
連結受け部材4は、機能パネル3、および連結部材2が取り付けられる縦溝14以外の縦溝14に取り付けられるもので、天板載置部41と、支柱嵌合部42と、天板載置部41の両側端部下方に垂下し、支柱嵌合部42の両側端部前方に連設された補強壁43、43より側面視略横向きL字形に形成され、天板載置部41には作業用天板5を連結するための取付孔411、411が形成されている。
【0023】
支柱嵌合部42は、係止突片12、12間より幅広く、周壁11の外側に位置し、取付状態で周壁11外面に裏面側下方部が圧接する第1支柱圧接部421と、第1支柱圧接部421の上方に連設され裏面側上部が外方に傾斜する第1傾斜昇降部423と、係止突片12、12間から縦溝14内に突出し、取付状態で中央壁15の外面に裏面側が圧接する第2支柱圧接部424と、第2支柱圧接部424の上方に連設され、裏面側上部が外方に傾斜する第2傾斜昇降部425と、第2傾斜昇降部425の上端部に位置し、取付状態で係止突片12、12の裏面側に圧接する第3支柱圧接面426が前端に形成され、係止突片12、12間より大きく上下方向に所定の厚みの嵌合圧接部427を有している。
【0024】
そして、支柱嵌合部42の上端部には前面から貫通する貫通螺孔428が形成され、貫通螺孔428に締め付けネジ429が螺合し、先端部が中央壁15に当接することで嵌合圧接部427を係止突片12、12側に移動せしめ第3支柱圧接面426が係止突片12、12の裏面側に圧接すると共に、支柱嵌合部42の第2支柱圧接部424の下端部裏面に設けられた嵌入突起430が、中央壁15の嵌入孔17に嵌入し、連結棚受け部材4の上下方向への移動を防止する構成となっている。
【0025】
すなわち、第1支柱圧接部421を有する面と第3支柱圧接面426との間隔は係止突片12の厚みとほぼ等しく形成され、第1支柱圧接部421の裏面上方に第1傾斜昇降部423の裏面が外方に傾斜して設けられているので、締め付けネジ429を緩めて、第1傾斜昇降部423を周壁11(係止突片12、12)の外面に接触するよう傾斜させた状態では、嵌入突起430が嵌入孔17より抜け出し、連結受け部材4は上下方向に移動自在となる。
連結受け部材4は、天板5を載置連結するだけでなく、天板の上方で小棚を載置連結する等、数々の使い方が可能である。
【0026】
天板5は、使用者側端面の右側部を窪ませた略台形状に形成され、使用者の対面側と斜辺縁に電源線や通信線等の挿通用の切り欠き部51・・・を設けている。
そして、実施例では天板5の下方で、使用者の対面側と左側の機能パネル3の内面上部に、下端部を機能パネル3に枢止連結したL字形の配線ダクト部材52、52を下方に回動自在に設け、開放されている上部から切り欠き部51を通して、天板5の上面に電源線等を臨ませることができる。
【0027】
又、実施例では、使用者の対面側と左側の面で、支柱1・・・間の最下方に連結部材2、2を配し、その上に幕板パネル6・・・を取り付け、さらに支柱1の高さ中間付近で、天板5の高さ位置より低い位置に連結部材2、2を配し、その上にピンナップパネル7、7等を取り付けて、幕板パネル6・・・と連結部材2、2間に隙間を設けて配線用間隙50を形成している。
【0028】
すなわち、デスクの外部(あるいは、図15、図16に示すように、支柱1・・・等を共用して、多数のデスクを配設した場合、対面するデスク、あるいは隣接するデスク)から、配線用間隙50を通して、配線ダクト部材52内に電源線等を導くようにしている。すなわち、渡り配線が可能に構成されている。
【0029】
又、実施例では、連結受け部材4は支柱1の上端から縦溝14に嵌合して所望位置まで上下方向に移動させて取り付ける構成であるが、縦溝14の所望位置で、外面側から取り付けるようにする事も可能である。
【0030】
すなわち、支柱嵌合部42には、実施例と同様の第1支柱圧接部421を上下方向全幅に渡って設けて構成した前側支持部と、係止突片12、12間から縦溝14内に突出し、中央壁15の嵌入孔17に嵌入する嵌入突起430を有する第2支柱圧接部424と同様の下部嵌入部が前側支持部の下方裏面に連設され、巾寸法が係止突片12、12間より小さく、長さ寸法が放射状片16、16間より長く、中央部に螺孔を有する挟持片が、前側支持部の上端部に裏面側に連結ボルトを介して設けられている。
【0031】
そして、所定位置で、挟持片を縦方向にした状態で係止突片12、12間から、下部嵌入部と共に、挟持片を縦溝14内に位置せしめて、嵌入孔17に嵌入突起430を嵌入し、前側支持部の裏面を周壁11の表面側に当接せしめる。
次に、連結ボルトを締め付けると、挟持片も回動するが、長さ寸法が放射状片16、16間より長く設定されているので、端部が放射状片16の内面に当接して回動が阻止された状態となりなる。
さらに、連結ボルトを締め付けると、前側支持部方向に移動し、やがて、前側支持部裏面と挟持片で、係止突片12、12を挟持し、連結受け部材4は支柱1に強固に取り付けられる。
【0032】
本発明は、上記の如く構成され、連結部材2の両端部に設けた連結部材取付金具25、25を、上端キャップ18、18を外した支柱1、1の縦溝14、14(下方に嵌入孔17が形成されていない縦溝14)の上端より同時に嵌合した後、所望位置まで押し下げて、締め付けネジ429を締め付けて連結部材2と支柱1、1を連結する。
そして、上記作業を繰り返す事で、図15あるいは図16等に示すような所定のレイアウトに対応する支柱1・・・の位置を得る。
次に、使用者の好みに対応して、支柱1、1間に各種の幕板パネル6等を嵌合すると共に連結部材2を所定位置に連結し、支柱1、1間の連結強度のアップを図る。
【0033】
そして、さらに天板5の上方でピンナップパネル7等を支柱1・・・間に嵌合し、連結受け部材4・・・を支柱1・・・の所定位置に内側に突出した状態に取り付け、さらに、配線ダクト52を天板5の下方で幕板パネル6に取り付ける。次に、天板5を連結受け部材4・・・上に載置し、連結ボルト(図示せず。)にて天板5と連結受け部材4を連結し、最後に支柱1に上端キャップ18を取り付ける。
【0034】
【発明の効果】
特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、支柱が作業用天板上方に突出する高さを有し、機能パネルが作業用天板の上下方向に位置して支柱間に嵌脱可能に設けられているので、従来のように、天板を支持する脚部、天板上に設けられるパネルフレームを支柱で兼用する事ができ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したので、部材点数が少なく安価に製作できる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、支柱は作業用天板の各角部に等間隔に配設されるので、部品点数が少なくても左右方向、対面方向いずれのレイアウトも得る事が出来る。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、作業用天板が略台形状に形成されているので、使用勝手に優れ、数々のレイアウトを得る事ができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、支柱は周方向に等間隔で端面側が小さく中心部側が大きな縦溝を上下方向に少なくとも4本以上有し、連結部材は縦溝に嵌合して所望位置に取り外し可能に連結され、機能パネルは嵌合部材を介して連結部材が取り付けられる縦溝に嵌脱自在となし、連結受け部材は、連結部材と機能パネルが取り付けられる縦溝以外の縦溝に嵌脱自在に取り付けられ、作業用天板等を載置連結するので、組み立て作業が容易、レイアウト変更作業を短時間で行え、また、デスクの増減に対応する際に必要となる部材の保管スペースも少なくてすむ。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、機能パネルは、種々のパネルから構成されているので、ユーザーの要望に応じて種々の異なった環境の作業空間を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単体での正面図
【図2】本発明の単体での斜視図
【図3】支柱と連結部材の連結状態を示す要部断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】幕板パネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図6】図5のB−B線断面図
【図7】ピンナップパネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図8】図7のC−C線断面図
【図9】透視用パネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図10】小物吊り下げ用パネルの要部縦断面図
【図11】連結受け部材と支柱の取付状態を示す断面図
【図12】図11のD−D線断面図
【図13】図12のE−E線断面図
【図14】図12のF−F線断面図
【図15】本発明のレイアウト例1を示す平面図
【図16】本発明のレイアウト例2を示す平面図
【符号の説明】
1 支柱
12 係止突片
13 縦溝
2 連結部材
24 支杆
25 連結部材取付金具
3 機能パネル
4 連結受け部材
5 作業用天板
6 幕板パネル
7 ピンナップパネル
70 透視用パネル
8 小物吊り下げ用パネル
9 嵌合部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクの数を増減したり、あるいは、移設したりすることがすばやく出来るレイアウトの変更が容易なデスクシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デスク単体を並置したりあるいは移動させることで、デスクの数を増減し、人員の増減に対応しているのが一般的であった。
すなわち、人員が増加した場合は、机を新たに搬入し、レイアウトを変更することが通常行われるが、新たに搬入した机が他の机のデザインと統一されなかったり、大きさが異なったりして、全体の美観を損ねる事があった。
又、減員となる場合は、机を他の部署に移したり、所定の場所に保管したりするが、移動の場合は運び出すための人員が必要となり、保管するにしても広い場所が必要となり好ましくなかった。
【0003】
上記問題を解決する為、複数の天板と、天板の側面、あるいは、隣接する2枚の天板のそれぞれに取り付けられる脚部と、天板の使用者が位置する側とは反対側の側面に当接して取り付けられるパネルフレームとを備え、パネルフレームにパンチングボードを取り付けて通気性を持たせた、あるいは、ピンナップボードを取り付けてパーティション機能を持たせた机が提供されている。(例えば特許文献1参照。)
【0004】
しかしながら、上記の場合、隣接する机の天板の高さが常に一定となり、使用する人の体格の違いによる使用勝手の良し悪しは考慮されていなかった。
又、天板を増減する場合、天板と脚部の取り付け状態によっては、すでに設置された机から脚部を取り外した後、新たに、左右の天板と脚部を同時に連結しなければならず非常に手間がかかった。
さらに、この時、隣接する机間に隔壁を設けている場合はより一層の手間がかかり、増減の作業を短時間で行う事は困難であった。
【0005】
【特許文献1】
特許第2934751号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点を解決する事を課題とし、簡単な構造でレイアウト性に優れ、容易かつ短時間の作業で人員の増減に対応することが出来て、使用者の体格の違いに対応可能な使い勝手に優れたデスクシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決する為、本発明が手段とする第1の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0008】
次に、本発明が手段とする第2の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板の上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱自在に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0009】
次に、本発明が手段とする第3の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したものである。
【0010】
次に、本発明が手段とする第4の特徴は、複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設されると共に、周方向に等間隔に端面側が小さく中心部側が大きな縦溝を上下方向に少なくとも4本以上有し、連結部材は縦溝に嵌合して所望位置に取り外し可能に連結され、機能パネルは嵌合部材を介して連結部材が取り付けられる縦溝に嵌着自在となし、連結受け部材は連結部材、機能パネルが取り付けられる縦溝以外の縦溝に嵌脱自在に取り付けられ、作業用天板等を載置連結するものである。
【0011】
次に、本発明が手段とする第5の特徴は、前記第1から第4の特徴に加え、機能パネルは、少なくとも、支柱間で作業用天板の下方に位置する幕板パネルと、支柱間で作業用天板の上方に位置するピンナップパネルと、隣接する個所が透視できる透視用パネルからなるものである。
【0012】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を説明する。
図1、図2において、符号1・・・は支柱を示し、符号2・・・は支柱1、1間を連結する複数本の連結部材を示し、符号3・・・は支柱1、1間に設けられる複数枚の機能パネルを示し、符号4・・・は支柱1、1に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材を示し、符号5は連結受け部材4・・・に取り付けられる作業用天板5を示している。
【0013】
支柱1は、外形断面が略正六角形の周壁11と、周壁11の中心部に位置する断面略正六角形状の中央壁15と、中央壁15の角部から周壁11の角部内面に向かって放射状に連設された放射状片16・・・を有し、アルミ材の押出成型により形成されている。
そして、周壁11に連設された係止突片12、12と、放射状片16、16より、端面側が小さく中心部側が大きな縦溝14が、周壁11の各片の中央部に、周方向に等間隔で上下方向に渡って6本形成され、中央壁15の作業用天板5等の取付高さに対応して、高さ方向所定位置に複数個の嵌入孔17・・・が縦溝14に臨んで形成されている。
又、支柱1の上端面には合成樹脂製の上端キャップ18が、下端面にはアジャスター10を設けた合成樹脂製の下端キャップ19が取り付けられている。
【0014】
連結部材2は、図3及び図4に示すように、上辺21と左右片22、22と下辺23よりなる断面角パイプ状の支杆24と、支杆24の支柱1側両端部に設けられた連結部材取付金具25より構成されている。
連結部材取付金具25は、縦溝14の上端より、係止突片12、12の内側で、放射状片16、16内に位置する嵌入突部26と、係止突片12、12間を挿通して外方に突出し、端部が外方に向かって下方に傾斜する連結用傾斜面271を有する嵌入突部26に連設された連結用突部27より構成されている。
そして、連結用傾斜面271に対し直角に交差するよう形成された連結用螺孔270が連結用突部27に形成されている。
一方、前記支杆24の下辺23の端部には、連結用傾斜面271と平行に上方に突出させて、連結用螺孔270に対応する連結ネジ挿通孔230を有する連結用突片231が形成されている。
【0015】
すなわち、連結用突片231、231に頭部が当接する連結ネジ250,250を、連結用螺孔270,270に螺合した状態で、上端キャップ18、18を取り外した支柱1、1の上端から嵌入突部26、26を縦溝14,14に嵌合し、縦溝14,14の所定位置で、支杆24の操作孔210、210より六角レンチを挿通させ、連結ネジ250、250を連結用螺孔270、270とさらに螺合せしめて、連結部材取付金具25、25を周壁11、11側に移動させる。
すると、嵌入突部26、26のそれぞれの周壁11、11側端面が、係止突片12・・・内に圧接し、同時に、支杆24の左右両端面が周壁11、11(係止突片12・・・)の外面に圧接して、連結部材2は、支柱1、1間の上下方向所望位置に固定される。
すなわち、連結部材2は支柱1、1間を連結した状態となる。
【0016】
機能パネル3は、図5、図6に示す幕板パネル6、図7、図8に示すピンナップパネル7、図9に示す透視用パネル70、図10に示す小物吊下げ用パネル8等から構成されている。
幕板パネル6は、多数の小孔が形成されたスティール製の表裏板61、62の左右上下端部を内方に折り曲げた左右上下突片611、611、612、612、621、621、622、622を重ね合わせ、さらに、左右突片611、611、621、621をビス止め連結して構成されており、左右端部に嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
尚、小孔は、隣接する机と、幕板を共用する場合などは、通風は可能としながら、小孔を通して隣接した個所から透視できないように表裏板61、62に上下方向に位置をずらして形成されている。(尚、実施例では、表裏板61、62は同一の板材で、一方の板材を上下反転して配置することで、小孔位置を上下方向にずらしている。)
又、高さ方向の寸法およびカラーを数種類用意したり、小孔が施されていない幕板パネル6を用意したりする事により、使用者の好みに対応する事ができる。
【0017】
嵌合部材9は、幕板パネル6、ピンナップパネル7、あるいは、小物吊下げ用パネル8の左右端部が嵌合する第1嵌合溝91を有する第1嵌合部92と、第1嵌合部92に背中合わせに連設され透視用パネル70の左右端部が嵌合する第2嵌合溝93を有する第2嵌合部94と、第1嵌合部92と第2嵌合部91間に対向して連設され、係止突片12、12が嵌入する嵌入溝95、95を有し、合成樹脂材の押出成型により形成されている。
【0018】
そして、上端キャップ18を取り外した支柱1、1の上端より、幕板パネル6の左右端部に取り付けられた嵌合部材9、9の嵌入溝95・・・に係止突片12・・・を嵌入させて、支柱1、1間の所定位置に取り付けられる。
この時、幕板パネル6は、上下方向に移動自在となっているので、取付位置によっては、連結部材2上に載置された他の幕板パネル6上に載置したり、あるいは、図6に示すように連結部材2上に直接載置する事で下降するのを防止している。
尚、第1嵌合溝91には第2嵌合溝93に連通して、ビス頭の逃がし孔が形成されている。
【0019】
ピンナップパネル7は、周縁71を残して中央部にパネル嵌合凹部72を形成した2枚のスティール製板材73、74を重ね合わせ、さらに、互いの周縁71の左右端部側をビス止め連結した基板75と、インシュレーションボ−ド等のピンナップ可能な板材の表面側にクロス地を貼付して形成したピンナップボード76、76よりなり、基板75の嵌合凹部72、72とピンナップボード76、76の裏面側に面ファスナー77、77を設ける事で、嵌合凹部72、72にピンナップボード76、76を着脱自在に設けて構成している。
すなわち、ピンナップボード76、76のクロス地のカラー、織地、高さ寸法等異なったものを数種類用意する事で、使用者の好みに対応することができる。そして、上記の如く構成されたピンナップパネル7は、上記幕板パネル6と同様に、左右端部に前記嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
【0020】
透視用パネル70は、透明なアクリル製の板材より形成され、嵌合部材9、9の第2嵌合溝93、93に左右端部を嵌合させて、嵌合部材9、9を取り付け、上端キャップ18、18を取り外した支柱1、1の上端より、縦溝14、14に第1嵌合部92、92を嵌入し、嵌入溝95・・・に係止突片12・・・を嵌入させて、支柱1、1間の所定位置に取り付けられる。
そして、この透視用パネル70を、連設した机間のパネル最上部に取り付けた場合は、机の使用者が立ち上がることで周囲を見渡すことができる。
【0021】
小物吊下げ用パネル8は、ピンナップパネル7の基板75と同一形状の支持板91等から構成されている。
そして、実施例では、一方側にピンナップパネル7と同様にピンナップボード76が着脱自在に取り付けられ、他方には係止用パネル81が取り付けられている。
係止用パネル81は、上下方向に所定間隔を有すると共に、背板82との間に左右方向全幅に渡って係止用空間83・・・を形成する上向き係止突片84・・・を有し、アルミ材の押出成型によって形成されている。
そして、上記の如く構成された小物吊り下げ用パネル8は、上記幕板パネル6と同様にして、左右端部に前記嵌合部材9、9を取り付けて、支柱1、1間に取り付けられる。
そして、トレー、あるいは小物収納棚等を、それらの裏面側に設けた下向き係止片を上向き係止突片84・・・に係止させることで、小物吊り下げ用パネル8に取り付けられる。
【0022】
連結受け部材4は、機能パネル3、および連結部材2が取り付けられる縦溝14以外の縦溝14に取り付けられるもので、天板載置部41と、支柱嵌合部42と、天板載置部41の両側端部下方に垂下し、支柱嵌合部42の両側端部前方に連設された補強壁43、43より側面視略横向きL字形に形成され、天板載置部41には作業用天板5を連結するための取付孔411、411が形成されている。
【0023】
支柱嵌合部42は、係止突片12、12間より幅広く、周壁11の外側に位置し、取付状態で周壁11外面に裏面側下方部が圧接する第1支柱圧接部421と、第1支柱圧接部421の上方に連設され裏面側上部が外方に傾斜する第1傾斜昇降部423と、係止突片12、12間から縦溝14内に突出し、取付状態で中央壁15の外面に裏面側が圧接する第2支柱圧接部424と、第2支柱圧接部424の上方に連設され、裏面側上部が外方に傾斜する第2傾斜昇降部425と、第2傾斜昇降部425の上端部に位置し、取付状態で係止突片12、12の裏面側に圧接する第3支柱圧接面426が前端に形成され、係止突片12、12間より大きく上下方向に所定の厚みの嵌合圧接部427を有している。
【0024】
そして、支柱嵌合部42の上端部には前面から貫通する貫通螺孔428が形成され、貫通螺孔428に締め付けネジ429が螺合し、先端部が中央壁15に当接することで嵌合圧接部427を係止突片12、12側に移動せしめ第3支柱圧接面426が係止突片12、12の裏面側に圧接すると共に、支柱嵌合部42の第2支柱圧接部424の下端部裏面に設けられた嵌入突起430が、中央壁15の嵌入孔17に嵌入し、連結棚受け部材4の上下方向への移動を防止する構成となっている。
【0025】
すなわち、第1支柱圧接部421を有する面と第3支柱圧接面426との間隔は係止突片12の厚みとほぼ等しく形成され、第1支柱圧接部421の裏面上方に第1傾斜昇降部423の裏面が外方に傾斜して設けられているので、締め付けネジ429を緩めて、第1傾斜昇降部423を周壁11(係止突片12、12)の外面に接触するよう傾斜させた状態では、嵌入突起430が嵌入孔17より抜け出し、連結受け部材4は上下方向に移動自在となる。
連結受け部材4は、天板5を載置連結するだけでなく、天板の上方で小棚を載置連結する等、数々の使い方が可能である。
【0026】
天板5は、使用者側端面の右側部を窪ませた略台形状に形成され、使用者の対面側と斜辺縁に電源線や通信線等の挿通用の切り欠き部51・・・を設けている。
そして、実施例では天板5の下方で、使用者の対面側と左側の機能パネル3の内面上部に、下端部を機能パネル3に枢止連結したL字形の配線ダクト部材52、52を下方に回動自在に設け、開放されている上部から切り欠き部51を通して、天板5の上面に電源線等を臨ませることができる。
【0027】
又、実施例では、使用者の対面側と左側の面で、支柱1・・・間の最下方に連結部材2、2を配し、その上に幕板パネル6・・・を取り付け、さらに支柱1の高さ中間付近で、天板5の高さ位置より低い位置に連結部材2、2を配し、その上にピンナップパネル7、7等を取り付けて、幕板パネル6・・・と連結部材2、2間に隙間を設けて配線用間隙50を形成している。
【0028】
すなわち、デスクの外部(あるいは、図15、図16に示すように、支柱1・・・等を共用して、多数のデスクを配設した場合、対面するデスク、あるいは隣接するデスク)から、配線用間隙50を通して、配線ダクト部材52内に電源線等を導くようにしている。すなわち、渡り配線が可能に構成されている。
【0029】
又、実施例では、連結受け部材4は支柱1の上端から縦溝14に嵌合して所望位置まで上下方向に移動させて取り付ける構成であるが、縦溝14の所望位置で、外面側から取り付けるようにする事も可能である。
【0030】
すなわち、支柱嵌合部42には、実施例と同様の第1支柱圧接部421を上下方向全幅に渡って設けて構成した前側支持部と、係止突片12、12間から縦溝14内に突出し、中央壁15の嵌入孔17に嵌入する嵌入突起430を有する第2支柱圧接部424と同様の下部嵌入部が前側支持部の下方裏面に連設され、巾寸法が係止突片12、12間より小さく、長さ寸法が放射状片16、16間より長く、中央部に螺孔を有する挟持片が、前側支持部の上端部に裏面側に連結ボルトを介して設けられている。
【0031】
そして、所定位置で、挟持片を縦方向にした状態で係止突片12、12間から、下部嵌入部と共に、挟持片を縦溝14内に位置せしめて、嵌入孔17に嵌入突起430を嵌入し、前側支持部の裏面を周壁11の表面側に当接せしめる。
次に、連結ボルトを締め付けると、挟持片も回動するが、長さ寸法が放射状片16、16間より長く設定されているので、端部が放射状片16の内面に当接して回動が阻止された状態となりなる。
さらに、連結ボルトを締め付けると、前側支持部方向に移動し、やがて、前側支持部裏面と挟持片で、係止突片12、12を挟持し、連結受け部材4は支柱1に強固に取り付けられる。
【0032】
本発明は、上記の如く構成され、連結部材2の両端部に設けた連結部材取付金具25、25を、上端キャップ18、18を外した支柱1、1の縦溝14、14(下方に嵌入孔17が形成されていない縦溝14)の上端より同時に嵌合した後、所望位置まで押し下げて、締め付けネジ429を締め付けて連結部材2と支柱1、1を連結する。
そして、上記作業を繰り返す事で、図15あるいは図16等に示すような所定のレイアウトに対応する支柱1・・・の位置を得る。
次に、使用者の好みに対応して、支柱1、1間に各種の幕板パネル6等を嵌合すると共に連結部材2を所定位置に連結し、支柱1、1間の連結強度のアップを図る。
【0033】
そして、さらに天板5の上方でピンナップパネル7等を支柱1・・・間に嵌合し、連結受け部材4・・・を支柱1・・・の所定位置に内側に突出した状態に取り付け、さらに、配線ダクト52を天板5の下方で幕板パネル6に取り付ける。次に、天板5を連結受け部材4・・・上に載置し、連結ボルト(図示せず。)にて天板5と連結受け部材4を連結し、最後に支柱1に上端キャップ18を取り付ける。
【0034】
【発明の効果】
特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、支柱が作業用天板上方に突出する高さを有し、機能パネルが作業用天板の上下方向に位置して支柱間に嵌脱可能に設けられているので、従来のように、天板を支持する脚部、天板上に設けられるパネルフレームを支柱で兼用する事ができ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したので、部材点数が少なく安価に製作できる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、支柱は作業用天板の各角部に等間隔に配設されるので、部品点数が少なくても左右方向、対面方向いずれのレイアウトも得る事が出来る。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、作業用天板が略台形状に形成されているので、使用勝手に優れ、数々のレイアウトを得る事ができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、支柱は周方向に等間隔で端面側が小さく中心部側が大きな縦溝を上下方向に少なくとも4本以上有し、連結部材は縦溝に嵌合して所望位置に取り外し可能に連結され、機能パネルは嵌合部材を介して連結部材が取り付けられる縦溝に嵌脱自在となし、連結受け部材は、連結部材と機能パネルが取り付けられる縦溝以外の縦溝に嵌脱自在に取り付けられ、作業用天板等を載置連結するので、組み立て作業が容易、レイアウト変更作業を短時間で行え、また、デスクの増減に対応する際に必要となる部材の保管スペースも少なくてすむ。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、機能パネルは、種々のパネルから構成されているので、ユーザーの要望に応じて種々の異なった環境の作業空間を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単体での正面図
【図2】本発明の単体での斜視図
【図3】支柱と連結部材の連結状態を示す要部断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】幕板パネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図6】図5のB−B線断面図
【図7】ピンナップパネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図8】図7のC−C線断面図
【図9】透視用パネルと支柱の嵌合状態を示す要部断面図
【図10】小物吊り下げ用パネルの要部縦断面図
【図11】連結受け部材と支柱の取付状態を示す断面図
【図12】図11のD−D線断面図
【図13】図12のE−E線断面図
【図14】図12のF−F線断面図
【図15】本発明のレイアウト例1を示す平面図
【図16】本発明のレイアウト例2を示す平面図
【符号の説明】
1 支柱
12 係止突片
13 縦溝
2 連結部材
24 支杆
25 連結部材取付金具
3 機能パネル
4 連結受け部材
5 作業用天板
6 幕板パネル
7 ピンナップパネル
70 透視用パネル
8 小物吊り下げ用パネル
9 嵌合部材
Claims (5)
- 複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板上方に突出する高さを有し、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して支柱間に嵌脱可能に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したことを特徴とするデスクシステム。
- 複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板の上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱自在に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したことを特徴とするデスクシステム。
- 複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板の上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設され、機能パネルは作業用天板の上下方向に位置して、支柱間に嵌脱自在に設けられ、支柱、連結部材、機能パネルを共用して、複数台のデスクを併設可能に構成したことを特徴とするデスクシステム。
- 複数本の支柱と、支柱間を連結する複数本の連結部材と、支柱間に設けられる複数枚の機能パネルと、支柱に嵌脱自在に取り付けられる複数本の連結受け部材と、連結受け部材に取り付けられる略台形状の作業用天板等より構成され、支柱は作業用天板の上方に突出する高さを有し、作業用天板の各角部に等間隔に配設されると共に、周方向に等間隔に端面側が小さく中心部側が大きな縦溝を上下方向に少なくとも4本以上有し、連結部材は縦溝に嵌合して所望位置に取り外し可能に連結され、機能パネルは嵌合部材を介して連結部材が取り付けられる縦溝に嵌脱自在となし、連結受け部材は、連結部材と機能パネルが取り付けられる縦溝以外の縦溝に嵌脱自在に取り付けられ、作業用天板等を載置連結することを特徴とするデスクシステム。
- 機能パネルは、少なくとも、支柱間で作業用天板の下方に位置する幕板パネルと、支柱間で作業用天板の上方に位置するピンナップパネルと、隣接する個所を透視できる透視用パネルからなる事を特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4に記載のデスクシステム。
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JP2018084254A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | コクヨ株式会社 | 丸パイプの接続構造 |
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