JP2018082008A - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】材料の使用効率が高く、漏れ電流が少ない固体電解コンデンサを提供する。【解決手段】第1端面側に陽極部を有し、第2端面側に陰極部を有する弁作用金属基体11と、弁作用金属基体に設けられた誘電体層12と陰極層13とを有する、1個又は複数個のコンデンサ素子10と、コンデンサ素子の周囲に設けられた外装樹脂30と、外装樹脂の第1端面に設けられた第1外部電極41と、外装樹脂の第2端面に設けられた第2外部電極42と、を備える固体電解コンデンサ1である。外装樹脂の第1端面では、弁作用金属基体の露出部が第1外部電極と電気的に接続されており、外装樹脂の第2端面では、陰極層の露出部が上記第2外部電極と電気的に接続されているとともに、弁作用金属基体の露出部と第2外部電極との間に弁作用金属基体の露出部を被覆する絶縁層が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサ及びその製造方法に関する。
小型で大容量の固体電解コンデンサとして、弁作用金属基体と、弁作用金属基体の表面に形成された誘電体層と、誘電体層の表面に形成された陰極層とを有するコンデンサ素子を備える固体電解コンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2013/088954号
特許文献1に記載されているような構成を有する固体電解コンデンサを製造する際、これまでは、化成済みの多孔質弁作用金属箔(例えば多孔質アルミニウム箔)を準備し、レーザー、金型又はパンチングによって所望の形状に型抜きした後、該金属箔の切り口を再化成することにより、陽極となる弁作用金属基体を作製していた。
しかし、上記の方法では、弁作用金属基体にならない不要な部分が金属箔に生じてしまい、材料の使用効率が20%以下と非常に低くなっているのが現状である。また、再化成は加工プロセスへの負荷が大きい上、電解処理のために安全衛生上のリスクが高いという問題がある。さらに、再化成が不充分であると、漏れ電流が増大するおそれもある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、弁作用金属基体を作製するための材料の使用効率が高く、再化成が不要な方法によって製造することができ、漏れ電流が少ない固体電解コンデンサを提供することを目的とする。本発明はまた、弁作用金属基体を作製するための材料の使用効率が高く、再化成が不要な固体電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の固体電解コンデンサは、第1端面側に陽極部を有し、第2端面側に陰極部を有する弁作用金属基体と、上記弁作用金属基体の陽極部及び陰極部に設けられた誘電体層と、上記陰極部上の上記誘電体層の表面に設けられた陰極層とを有する、1個又は複数個のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子の周囲に設けられた外装樹脂と、上記外装樹脂の第1端面に設けられた第1外部電極と、上記外装樹脂の第2端面に設けられた第2外部電極と、を備える固体電解コンデンサであって、上記外装樹脂の第1端面では、上記外装樹脂から上記弁作用金属基体が露出し、上記弁作用金属基体の露出部が上記第1外部電極と電気的に接続されており、上記外装樹脂の第2端面では、上記外装樹脂から上記弁作用金属基体及び上記陰極層が露出し、上記陰極層の露出部が上記第2外部電極と電気的に接続されているとともに、上記弁作用金属基体の露出部と上記第2外部電極との間に上記弁作用金属基体の露出部を被覆する絶縁層が設けられていることを特徴とする。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、上記絶縁層は、上記弁作用金属基体の露出部に加えて、上記陰極層の露出部の一部も被覆することが好ましい。
本発明の固体電解コンデンサにおいては、複数個の上記コンデンサ素子が積層されていることが好ましい。特に、隣接するコンデンサ素子の陰極層が接合されるように、複数個の上記コンデンサ素子が積層されていることが好ましい。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、長尺状の弁作用金属基体の表面に誘電体層が設けられた弁作用金属リボンを1枚又は複数枚準備する工程と、上記弁作用金属リボンの誘電体層の表面に、間隔を挟んで複数の陰極層を長手方向に形成する工程と、上記複数の陰極層が形成された弁作用金属リボンを外装樹脂で封止することにより、封止体を作製する工程と、上記複数の陰極層の端部のうち、長手方向の同じ側の端部で上記封止体を切断することにより、上記外装樹脂の第1端面から上記弁作用金属基体が露出するとともに、上記外装樹脂の第2端面から上記弁作用金属基体及び上記陰極層が露出したコンデンサ素子に分割する工程と、上記外装樹脂の第2端面側の上記弁作用金属基体の露出部を被覆するように、上記弁作用金属基体の露出部上に絶縁層を形成する工程と、上記外装樹脂の第1端面に、上記弁作用金属基体の露出部と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、上記外装樹脂の第2端面に、上記陰極層の露出部と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法においては、上記外装樹脂の第2端面側の上記弁作用金属基体の露出部に加えて、上記陰極層の露出部の一部も被覆するように上記絶縁層を形成することが好ましい。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、上記封止体を作製する工程の前に、上記複数の陰極層が形成された弁作用金属リボンを、隣接する弁作用金属リボンの陰極層が接合されるように複数枚積層する工程をさらに備えることが好ましい。
本発明によれば、弁作用金属基体を作製するための材料の使用効率が高く、再化成が不要な方法によって製造することができ、漏れ電流が少ない固体電解コンデンサを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの一例を模式的に示す断面図である。 図2(a)〜図2(h)は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す断面図である。 図3(a)〜図3(h)は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す斜視図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの一例を模式的に示す断面図である。 図5(a)〜図5(i)は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す断面図である。 図6(a)〜図6(i)は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の固体電解コンデンサ及びその製造方法について説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。なお、以下において記載する本発明の個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
本発明の固体電解コンデンサでは、外装樹脂の第1端面からは弁作用金属基体が露出して第1外部電極と電気的に接続されており、外装樹脂の第2端面からは陰極層が露出して第2外部電極と電気的に接続されている。外装樹脂の第2端面からは弁作用金属基体も露出しているが、弁作用金属基体の露出部と第2外部電極との間に弁作用金属基体を被覆する絶縁層が設けられているため、弁作用金属基体は第2外部電極と電気的に絶縁されている。本発明の固体電解コンデンサでは、上記絶縁層を設けることにより、漏れ電流を少なくすることができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法では、長尺状の弁作用金属基体の表面に誘電体層が設けられた弁作用金属リボンを準備しておき、間隔を挟んで複数の陰極層を弁作用金属リボンの長手方向に形成した後、外装樹脂で封止することにより封止体を作製する。そして、各陰極層の同じ側の端部で封止体を切断することにより、陰極層間の間隔が陽極部となり、外装樹脂の第1端面から弁作用金属基体が露出するとともに、外装樹脂の第2端面から弁作用金属基体及び陰極層が露出したコンデンサ素子を陰極層の数だけ作製することができる。上記の方法では、弁作用金属基体にならない不要な部分を少なくすることができるため、弁作用金属基体を作製するための材料の使用効率を高くすることができる。さらに、第2端面側の弁作用金属基体の露出部上に絶縁層を形成することにより、弁作用金属基体を第2外部電極と絶縁させることができるため、弁作用金属基体の露出部に対して再化成を行う必要がなく、漏れ電流の少ない固体電解コンデンサを効率良く製造することができる。
以下に示す各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。第2実施形態以降では、第1実施形態と共通の事項についての記述は省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態毎には逐次言及しない。
[第1実施形態]
<固体電解コンデンサ>
本発明の第1実施形態では、固体電解コンデンサが1個のコンデンサ素子を備えている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの一例を模式的に示す断面図である。
図1に示す固体電解コンデンサ1は、1個のコンデンサ素子10と、コンデンサ素子10の周囲に設けられた外装樹脂30と、外装樹脂30の第1端面(図1では左側の面)に設けられた第1外部電極41と、外装樹脂30の第2端面(図1では右側の面)に設けられた第2外部電極42と、を備えている。コンデンサ素子10は、弁作用金属基体11と、弁作用金属基体11の表面に設けられた誘電体層12と、誘電体層12の表面に設けられた陰極層13と、を有している。弁作用金属基体11は、第1端面側に陽極部21を有し、第2端面側に陰極部22を有しており、図1では、弁作用金属基体11に周設された絶縁層25によって陽極部21と陰極部22とが分離されている。誘電体層12は、弁作用金属基体11の陽極部21及び陰極部22に設けられており、図1では、弁作用金属基体11の表面のうち、絶縁層25が設けられている部分にも設けられている。陰極層13は、陰極部22上の誘電体層12の表面に設けられており、図1では、陰極層13は、誘電体層12の表面に設けられた固体電解質層13aと、固体電解質層13aの表面に設けられた集電層13bとを含んでいる。
外装樹脂30の第1端面では、外装樹脂30から弁作用金属基体11が露出し、弁作用金属基体11の露出部が第1外部電極41と電気的に接続されている。一方、外装樹脂30の第2端面では、外装樹脂30から弁作用金属基体11及び陰極層13が露出し、陰極層13の露出部が第2外部電極42と電気的に接続されているとともに、弁作用金属基体11の露出部と第2外部電極42との間に弁作用金属基体11の露出部を被覆する絶縁層20が設けられている。絶縁層20は、弁作用金属基体11の露出部に加えて、陰極層13の露出部の一部も被覆しており、図1では、固体電解質層13aの露出部の全体を被覆している。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属基体は、いわゆる弁作用を示す弁作用金属からなる。弁作用金属としては、例えば、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウム等の金属単体、又は、これらの金属を含む合金等が挙げられる。これらの中では、アルミニウム又はアルミニウム合金が好ましい。
弁作用金属基体の形状は、平板状であることが好ましく、箔状であることがより好ましい。また、弁作用金属基体は、芯部の表面に多孔質部を有している構造であることが好ましく、芯部の表面にエッチング層等の多孔質層が設けられていることがより好ましい。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、誘電体層は、上記弁作用金属の酸化皮膜からなることが好ましい。誘電体層は、弁作用金属基体の多孔質部の表面に設けられていることが好ましい。例えば、弁作用金属基体としてアルミニウム箔が用いられる場合、アジピン酸アンモニウム等を含む水溶液中でアルミニウム箔の表面に対して陽極酸化処理(化成処理ともいう)を行うことにより、酸化皮膜からなる誘電体層を形成することができる。
本発明の固体電解コンデンサにおいては、陽極部と陰極部とを確実に分離するため、絶縁層が弁作用金属基体に周設されていることが好ましい。絶縁層の材料としては、例えば、ポリフェニルスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、シアン酸エステル樹脂、フッ素樹脂(テトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等)、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、及び、それらの誘導体又は前駆体等の絶縁性樹脂が挙げられる。
本発明の固体電解コンデンサにおいては、陰極層として、誘電体層の表面に固体電解質層が設けられていることが好ましい。固体電解質層の表面には、集電層が設けられていることがより好ましい。
固体電解質層を構成する材料としては、例えば、ポリピロール類、ポリチオフェン類、ポリアニリン類等の導電性高分子等が挙げられる。これらの中では、ポリチオフェン類が好ましく、PEDOTと呼ばれるポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)が特に好ましい。また、上記導電性高分子は、ポリスチレンスルホン酸(PSS)等のドーパントを含んでいてもよい。
集電層は、下地であるカーボン層と、その上の銀層からなることが好ましいが、カーボン層のみでもよく、銀層のみでもよい。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、外装樹脂は、コンデンサ素子を覆うように設けられている。外装樹脂の材質としては、例えば、エポキシ樹脂等が挙げられる。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、第1外部電極及び第2外部電極の構成は特に限定されず、例えば、めっき電極、樹脂電極等が挙げられる。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属基体の露出部と第2外部電極との間に設けられる絶縁層の材料は、上述した弁作用金属基体に周設される絶縁層の材料と同じ絶縁性樹脂であってもよいし、異なる絶縁性樹脂であってもよい。
本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属基体の露出部と第2外部電極との間に設けられる絶縁層は、少なくとも弁作用金属基体の露出部を被覆していればよいが、陰極層の露出部の一部も被覆していることが好ましい。弁作用金属基体の露出部だけでなく陰極層の露出部も被覆する絶縁層を設けることにより、弁作用金属基体を第2外部電極と確実に絶縁させることができる。図1に示す固体電解コンデンサ1では、絶縁層20は、固体電解質層13aの露出部の全体を被覆しているが、絶縁層20は、固体電解質層13aの露出部の一部を被覆していてもよく、また、固体電解質層13aの露出部の全体に加えて集電層13bの一部を被覆していてもよい。
本発明の第1実施形態では、例えば、チップサイズ:3528サイズ(3.5mm×2.8mm)、容量:3μF、等価直列抵抗(ESR):40mΩの固体電解コンデンサを得ることができる。
<固体電解コンデンサの製造方法>
本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサは、好ましくは、以下のように製造される。
図2(a)〜図2(h)は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す断面図であり、図3(a)〜図3(h)は、本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す斜視図である。
図2(a)及び図3(a)に示すように、長尺状の弁作用金属基体11の表面に誘電体層12が設けられた弁作用金属リボン100を1枚準備する。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法では、完成品の固体電解コンデンサを構成する弁作用金属基体の幅と同じ幅を有する弁作用金属リボンを準備する。これにより、弁作用金属基体を目的の幅に型抜きする必要がなくなるため、弁作用金属基体を作製するための材料の使用効率を高くすることができる。
弁作用金属リボンを構成する弁作用金属基体は、長尺状であることを除いて、<固体電解コンデンサ>で説明したものと同じである。
弁作用金属リボンを構成する弁作用金属基体の表面には、誘電体層が設けられている。<固体電解コンデンサ>で説明したように、例えば、弁作用金属基体としてアルミニウム箔が用いられる場合、アジピン酸アンモニウム等を含む水溶液中でアルミニウム箔の表面に対して陽極酸化処理(化成処理ともいう)を行うことにより、酸化皮膜からなる誘電体層を形成することができる。また、製造効率を高める観点からは、誘電体層が表面に設けられた弁作用金属基体として、予め化成処理が施された化成箔を用いることが好ましい。
誘電体層は、弁作用金属リボンを構成する弁作用金属基体の主面(図2(a)では上下の面)に少なくとも設けられており、好ましくは側面(図2(a)では手前及び奥の面)にも設けられている。弁作用金属基体の側面に誘電体層が設けられていない弁作用金属リボンを使用してもよいが、その場合には、陰極層を形成する前に、弁作用金属基体に周設される絶縁層と類同の絶縁材料を用いて、弁作用金属基体の側面にも絶縁層を形成することが好ましい。弁作用金属基体の側面に絶縁層を形成することにより、漏れ電流を少なくすることができる。弁作用金属基体の側面に絶縁層を形成する場合、弁作用金属基体の角部(稜線部)に絶縁層を形成することにより、当該箇所を保護することが特に好ましい。
陰極層を形成する前に、図2(b)及び図3(b)に示すように、弁作用金属リボン100の誘電体層12の表面に、間隔を挟んで複数の絶縁層25を長手方向に形成することが好ましい。この場合、図3(b)に示すように、弁作用金属リボン100の周囲に絶縁層25を形成する。
絶縁層間の間隔は、完成品の固体電解コンデンサの陽極部の長さ及び陰極部の長さの合計に対応する。絶縁層の材料としては、<固体電解コンデンサ>で説明した絶縁性樹脂を使用することができる。絶縁層は、絶縁性樹脂等の材料を誘電体層の表面に塗布し、加熱等によって固化または硬化させて形成することができる。
図2(c)及び図3(c)に示すように、弁作用金属リボン100の誘電体層12の表面に、間隔を挟んで複数の陰極層13を長手方向に形成する。図2(c)では、陰極層13として、誘電体層12の表面に固体電解質層13aを形成した後、固体電解質層13aの表面に集電層13bを形成している。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法においては、陰極層として、誘電体層の表面に固体電解質層を形成することが好ましい。この場合、例えば、3,4−エチレンジオキシチオフェン等のモノマーを含む処理液を用いて、誘電体層の表面にポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)等の重合膜を形成する方法や、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)等のポリマーの分散液を誘電体層の表面に塗布して乾燥させる方法等により、固体電解質層を形成することができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法においては、固体電解質層上に集電層を形成することがより好ましい。集電層として、カーボン層及び銀層を順次積層して形成することが好ましいが、カーボン層のみを形成してもよく、銀層のみを形成してもよい。例えば、カーボンペーストを塗布及び乾燥させた後に、銀ペーストを塗布及び乾燥させることにより、カーボン層及び銀層を形成することができる。
図2(d)及び図3(d)に示すように、複数の陰極層13が形成された弁作用金属リボン100を外装樹脂30で封止することにより、封止体110を作製する。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、外装樹脂は、例えば、モールド樹脂成形法等により形成することができる。外装樹脂の材料としては、<固体電解コンデンサ>で説明したものを使用することができる。
図2(e)及び図3(e)に示すように、複数の陰極層13の端部のうち、長手方向の同じ側の端部で封止体110を切断する。封止体の切断にはダイサーを使用することができる。その他、ギロチンカットやレーザー、スリッター等による切断でもよい。これにより、図2(f)及び図3(f)に示すように、外装樹脂30の第1端面から弁作用金属基体11が露出するとともに、外装樹脂30の第2端面から弁作用金属基体11及び陰極層13が露出したコンデンサ素子120に分割する。陰極層間の間隔は陽極部となり、分割されたコンデンサ素子120の数は、長手方向に形成した陰極層13の数に対応する。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法においては、切断のみにより、コンデンサ素子を構成する外装樹脂の第1端面から弁作用金属基体を露出させるとともに、隣接するコンデンサ素子を構成する外装樹脂の第2端面から弁作用金属基体及び陰極層を露出させることが好ましいが、切断後に研磨処理等を行うことにより、第1端面側の弁作用金属基体、並びに、第2端面側の弁作用金属基体及び陰極層を露出させてもよい。
図2(g)及び図3(g)に示すように、外装樹脂30の第2端面側の弁作用金属基体11の露出部を被覆するように、弁作用金属基体11の露出部上に絶縁層20を形成する。弁作用金属基体11上に陰極層13の材料が付着している場合には、陰極層13の材料を除去した後に絶縁層20を形成することが好ましい。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、弁作用金属基体の露出部上に形成する絶縁層の材料は、上述した弁作用金属基体に周設される絶縁層の材料と同じ絶縁性樹脂であってもよいし、異なる絶縁性樹脂であってもよい。絶縁層は、絶縁性樹脂等の材料を弁作用金属基体の露出部上に塗布し、加熱等によって固化または硬化させて形成することができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法においては、外装樹脂の第2端面側の弁作用金属基体の露出部を被覆するように絶縁層を形成すればよいが、陰極層の露出部の一部も被覆するように絶縁層を形成することが好ましい。弁作用金属基体の露出部だけでなく陰極層の露出部も被覆する絶縁層を形成することにより、弁作用金属基体を第2外部電極と確実に絶縁させることができる。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、弁作用金属基体の露出部上への絶縁層の形成は、第1外部電極及び第2外部電極の形成前に行うことが好ましいが、第2外部電極の形成前であれば、どの段階で形成してもよい。
なお、絶縁層を形成する前に、弁作用金属基体の露出部に対して化成処理あるいは熱処理を行うことにより切断面を絶縁化してもよい。
図2(h)及び図3(h)に示すように、外装樹脂30の第1端面に、弁作用金属基体11の露出部と電気的に接続される第1外部電極41を形成し、外装樹脂30の第2端面に、陰極層13の露出部と電気的に接続される第2外部電極42を形成する。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法において、第1外部電極及び第2外部電極を形成する順序は特に限定されない。第1外部電極及び第2外部電極の構成は特に限定されず、例えば、めっき電極、樹脂電極等を形成すればよい。
なお、弁作用金属基体の第1端面に酸化皮膜が形成されている場合には、端面の酸化皮膜を除去した後に第1外部電極と接続すればよい。
以上により、図1に示す固体電解コンデンサ1が得られる。
[第2実施形態]
<固体電解コンデンサ>
本発明の第2実施形態では、固体電解コンデンサが複数個のコンデンサ素子を備えており、隣接するコンデンサ素子の陰極層が接合されるように、複数個のコンデンサ素子が積層されている。複数個のコンデンサ素子を積層することにより、大容量の固体電解コンデンサとすることができる。なお、コンデンサ素子の間に外装樹脂が侵入していてもよい。
以下、固体電解コンデンサが2個のコンデンサ素子を備える例について説明するが、コンデンサ素子の個数は特に限定されない。
図4は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの一例を模式的に示す断面図である。
図4に示す固体電解コンデンサ2は、2個のコンデンサ素子10a及び10bと、コンデンサ素子10a及び10bの周囲に設けられた外装樹脂30と、外装樹脂30の第1端面(図4では左側の面)に設けられた第1外部電極41と、外装樹脂30の第2端面(図4では右側の面)に設けられた第2外部電極42と、を備えている。コンデンサ素子10a及び10bは、それぞれ、弁作用金属基体11と、弁作用金属基体11の表面に設けられた誘電体層12と、誘電体層12の表面に設けられた陰極層13と、を有している。コンデンサ素子10aの陰極層13とコンデンサ素子10bの陰極層13とが接合されるように、コンデンサ素子10a及び10bが積層されている。弁作用金属基体11は、第1端面側に陽極部21を有し、第2端面側に陰極部22を有しており、図4では、弁作用金属基体11に周設された絶縁層25によって陽極部21と陰極部22とが分離されている。誘電体層12は、弁作用金属基体11の陽極部21及び陰極部22に設けられており、図4では、弁作用金属基体11の表面のうち、絶縁層25が設けられている部分にも設けられている。陰極層13は、陰極部22上の誘電体層12の表面に設けられており、図4では、陰極層13は、誘電体層12の表面に設けられた固体電解質層13aと、固体電解質層13aの表面に設けられた集電層13bとを含んでいる。
外装樹脂30の第1端面では、外装樹脂30から弁作用金属基体11が露出し、弁作用金属基体11の露出部が第1外部電極41と電気的に接続されている。一方、外装樹脂30の第2端面では、外装樹脂30から弁作用金属基体11及び陰極層13が露出し、陰極層13の露出部が第2外部電極42と電気的に接続されているとともに、弁作用金属基体11の露出部と第2外部電極42との間に弁作用金属基体11の露出部を被覆する絶縁層20が設けられている。絶縁層20は、弁作用金属基体11の露出部に加えて、陰極層13の露出部の一部も被覆しており、図4では、固体電解質層13aの露出部の全体を被覆している。
図4には示していないが、本発明の第2実施形態において、複数個のコンデンサ素子は、隣接するコンデンサ素子の陰極層間に、銀ペースト等の導電性ペーストによって接合されていることが好ましい。
本発明の第2実施形態においては、固体電解コンデンサが複数個のコンデンサ素子を備えることを除いて、固体電解コンデンサを構成するコンデンサ素子(弁作用金属基体、誘電体層及び陰極層)、外装樹脂、第1外部電極、並びに、第2外部電極は、第1実施形態と同じである。
本発明の第2実施形態では、例えば、チップサイズ:3528サイズ(3.5mm×2.8mm)、容量:9層で24μF、ESR:9層で5mΩの固体電解コンデンサを得ることができる。
<固体電解コンデンサの製造方法>
本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサは、好ましくは、以下のように製造される。
図5(a)〜図5(i)は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す断面図であり、図6(a)〜図6(i)は、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を模式的に示す斜視図である。
図5(a)及び図6(a)に示すように、長尺状の弁作用金属基体11の表面に誘電体層12が設けられた弁作用金属リボン100を複数枚準備する。
本発明の第2実施形態においては、第1実施形態で説明した弁作用金属リボンを複数枚準備すればよい。
陰極層を形成する前に、図5(b)及び図6(b)に示すように、弁作用金属リボン100の誘電体層12の表面に、間隔を挟んで複数の絶縁層25を長手方向に形成することが好ましい。この場合、図6(b)に示すように、弁作用金属リボン100の周囲に絶縁層25を形成する。
本発明の第2実施形態においては、複数枚の弁作用金属リボンに対して、第1実施形態で説明した絶縁層を形成すればよい。
図5(c)及び図6(c)に示すように、弁作用金属リボン100の誘電体層12の表面に、間隔を挟んで複数の陰極層13を長手方向に形成する。図5(c)では、陰極層13として、誘電体層12の表面に固体電解質層13aを形成した後、固体電解質層13aの表面に集電層13bを形成している。
本発明の第2実施形態においては、複数枚の弁作用金属リボンに対して、第1実施形態で説明した陰極層を形成すればよい。
図5(d)及び図6(d)に示すように、複数の陰極層13が形成された弁作用金属リボン100を、隣接する弁作用金属リボン100の陰極層13が接合されるように複数枚積層する。図5(d)及び図6(d)では、2枚の弁作用金属リボン100を積層している。
図5(d)及び図6(d)には示していないが、本発明の第2実施形態においては、隣接するコンデンサ素子の陰極層間に、銀ペースト等の導電性ペーストを配置し、複数枚の弁作用金属リボンを積層及び圧着することが好ましい。
図5(e)及び図6(e)に示すように、複数の陰極層13が形成された弁作用金属リボン100を外装樹脂30で封止することにより、封止体210を作製する。
本発明の第2実施形態においては、積層後の弁作用金属リボンを、第1実施形態で説明した方法により外装樹脂で封止すればよい。
図5(f)及び図6(f)に示すように、複数の陰極層13の端部のうち、長手方向の同じ側の端部で封止体210を切断する。封止体の切断にはダイサーを使用することができる。その他、ギロチンカットやレーザー、スリッター等による切断でもよい。これにより、図5(g)及び図6(g)に示すように、外装樹脂30の第1端面から弁作用金属基体11が露出するとともに、外装樹脂30の第2端面から弁作用金属基体11及び陰極層13が露出したコンデンサ素子の積層体220に分割する。陰極層間の間隔は陽極部となり、分割されたコンデンサ素子の積層体220の数は、長手方向に形成した陰極層13の数に対応する。
本発明の第2実施形態においても、第1実施形態で説明したように、切断後に研磨処理等を行うことにより、第1端面側の弁作用金属基体、並びに、第2端面側の弁作用金属基体及び陰極層を露出させてもよい。
図5(h)及び図6(h)に示すように、外装樹脂30の第2端面側の弁作用金属基体11の露出部を被覆するように、弁作用金属基体11の露出部上に絶縁層20を形成する。弁作用金属基体11上に陰極層13の材料が付着している場合には、陰極層13の材料を除去した後に絶縁層20を形成することが好ましい。
本発明の第2実施形態において、絶縁層を形成する方法は第1実施形態と同様である。
図5(i)及び図6(i)に示すように、外装樹脂30の第1端面に、弁作用金属基体11の露出部と電気的に接続される第1外部電極41を形成し、外装樹脂30の第2端面に、陰極層13の露出部と電気的に接続される第2外部電極42を形成する。
本発明の第2実施形態において、第1外部電極及び第2外部電極を形成する方法は第1実施形態と同様である。
以上により、図4に示す固体電解コンデンサ2が得られる。上記の方法では、複数個のコンデンサ素子が積層された、大容量の固体電解コンデンサを製造することができる。また、複数の弁作用金属リボンを切断した後に積層し、外装樹脂で封止する方法に比べて、封止及び切断の回数を少なくすることができるため、効率良く固体電解コンデンサを製造することができる。
なお、本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサは、複数の陰極層が形成された複数枚の弁作用金属リボンを切断した後に積層し、外装樹脂で封止する方法によっても作製することができるが、製造効率を考慮すると、上述のように複数の陰極層が形成された複数枚の弁作用金属リボンを積層した後に外装樹脂で封止し、切断する方法によって作製することが好ましい。
本発明の固体電解コンデンサ及びその製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、固体電解コンデンサの構成、製造条件等に関し、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。例えば、固体電解コンデンサが複数個のコンデンサ素子を備える場合、隣接するコンデンサ素子の陰極層が接合されず、隣接するコンデンサ素子の間に外装樹脂が存在してもよい。
1,2 固体電解コンデンサ
10,10a,10b コンデンサ素子
11 弁作用金属基体
12 誘電体層
13 陰極層
13a 固体電解質層
13b 集電層
20,25 絶縁層
21 陽極部
22 陰極部
30 外装樹脂
41 第1外部電極
42 第2外部電極
100 弁作用金属リボン
110,210 封止体
120 弁作用金属基体及び陰極層が露出したコンデンサ素子
220 弁作用金属基体及び陰極層が露出したコンデンサ素子の積層体

Claims (7)

  1. 第1端面側に陽極部を有し、第2端面側に陰極部を有する弁作用金属基体と、前記弁作用金属基体の陽極部及び陰極部に設けられた誘電体層と、前記陰極部上の前記誘電体層の表面に設けられた陰極層とを有する、1個又は複数個のコンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子の周囲に設けられた外装樹脂と、
    前記外装樹脂の第1端面に設けられた第1外部電極と、
    前記外装樹脂の第2端面に設けられた第2外部電極と、を備える固体電解コンデンサであって、
    前記外装樹脂の第1端面では、前記外装樹脂から前記弁作用金属基体が露出し、前記弁作用金属基体の露出部が前記第1外部電極と電気的に接続されており、
    前記外装樹脂の第2端面では、前記外装樹脂から前記弁作用金属基体及び前記陰極層が露出し、前記陰極層の露出部が前記第2外部電極と電気的に接続されているとともに、前記弁作用金属基体の露出部と前記第2外部電極との間に前記弁作用金属基体の露出部を被覆する絶縁層が設けられていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記絶縁層は、前記弁作用金属基体の露出部に加えて、前記陰極層の露出部の一部も被覆する請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 複数個の前記コンデンサ素子が積層されている請求項1又は2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 隣接するコンデンサ素子の陰極層が接合されるように、複数個の前記コンデンサ素子が積層されている請求項3に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 長尺状の弁作用金属基体の表面に誘電体層が設けられた弁作用金属リボンを1枚又は複数枚準備する工程と、
    前記弁作用金属リボンの誘電体層の表面に、間隔を挟んで複数の陰極層を長手方向に形成する工程と、
    前記複数の陰極層が形成された弁作用金属リボンを外装樹脂で封止することにより、封止体を作製する工程と、
    前記複数の陰極層の端部のうち、長手方向の同じ側の端部で前記封止体を切断することにより、前記外装樹脂の第1端面から前記弁作用金属基体が露出するとともに、前記外装樹脂の第2端面から前記弁作用金属基体及び前記陰極層が露出したコンデンサ素子に分割する工程と、
    前記外装樹脂の第2端面側の前記弁作用金属基体の露出部を被覆するように、前記弁作用金属基体の露出部上に絶縁層を形成する工程と、
    前記外装樹脂の第1端面に、前記弁作用金属基体の露出部と電気的に接続される第1外部電極を形成する工程と、
    前記外装樹脂の第2端面に、前記陰極層の露出部と電気的に接続される第2外部電極を形成する工程と、を備えることを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記外装樹脂の第2端面側の前記弁作用金属基体の露出部に加えて、前記陰極層の露出部の一部も被覆するように前記絶縁層を形成する請求項5に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記封止体を作製する工程の前に、前記複数の陰極層が形成された弁作用金属リボンを、隣接する弁作用金属リボンの陰極層が接合されるように複数枚積層する工程をさらに備える請求項5又は6に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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