JP2018081079A - Nmr−masロータの改善された温度制御 - Google Patents

Nmr−masロータの改善された温度制御 Download PDF

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Abstract

【課題】非常に速く回転するMASロータを用いても極めて優れた温度制御を達成する。
【解決手段】外径Dのアウタージャケット及び試料空間内の試料物質を含む円筒形の中空MASロータ13を収容するMASステータ11を有するNMRプローブヘッド10を操作する方法であって、MASロータは、ベアリングノズル12’を有するガス供給用デバイスによってMASステータ内の測定位置に加圧ガス中でマウントされ、空気圧駆動装置によってシリンダ軸回りに回転数f≧30kHzで回転される。NMR−MAS測定中、温度制御ガスが、円筒対称MASロータの長手方向軸に対して角度α<90°でMASロータのアウタージャケット上に温度制御ノズル12によって吹きつけられ、温度制御ガスの流速は、ノズル断面において、アウタージャケットの周速の少なくとも半分に対応し、最高でも温度制御ガスの音速に対応する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外径Dのアウタージャケット及び試料空間内の試料物質を含む実質的に円筒形の中空MASロータを収容するMASステータを有するNMRプローブヘッドを操作する方法に関する。本方法では、MASロータは、ガス供給用デバイスによってMASステータ内の測定位置に加圧ガス中でマウントされ、空気圧駆動装置によってMASロータのシリンダ軸回りに回転数f≧30kHzで回転される。NMR−MAS測定中、温度制御ガスが、円筒対称MASロータの長手方向軸に対して角度α<90°でMASロータのアウタージャケット上に温度制御ノズルによって吹きつけられる。
このような方法及びMASステータ及びMASロータを有する対応するNMRプローブヘッドについては、たとえば、特許文献1(米国特許第7,915,893号明細書)のものが知られている。
本発明は、概して磁気共鳴(MR)の分野に関する。核磁気共鳴(NMR)分光は、物質の化学組成の特性評価を行うためのMRにおける商業的に普及した方法である。MRでは、一般的には、強い静磁場に置かれた測定試料に高周波(RF)パルスを照射し、試料の電磁的反応を測定する。
さらにまた、固体NMR分光では、異方性相互作用によるラインブロードニングを最小にするために、分光測定中に静磁場に対して、約54.74°である、いわゆる「マジックアングル」に傾けたNMR試料を回転させる(“MAS”=Magic Angle Spinning)ことが知られている。これを行うために、試料をMASロータに挿入する。MASロータは、1つ又は2つのキャップを用いて封止した円筒管であり、上側のキャップにはブレード要素(「インペラ」)が設けられる。MASロータをMASステータ内に配置し、ブレード要素としてガス圧によって回転させる目的でMASロータを駆動する。MASロータ及びMASステータの全体をMASタービンと呼ぶ。
MASタービンをNMR測定中にNMR−MASプローブヘッド内に配置する。プローブヘッドは円筒遮蔽管を備える。円筒遮蔽管内に、RF電子部品、特にRFコイル、及びMASタービンを収納する。プローブヘッドの遮蔽管を用いる場合、典型的にはプローブヘッドを超電導磁石の垂直の室温の穴に下から挿入し、穴の中で位置決めし、フック、支持体、ネジなどを用いて穴の中で保持する。その後、MASタービンを磁石の磁気中心に正確に配置する。
特定の先行技術
試料の回転中、ロータ壁は空気摩擦のために高温になる。ちょうどエアベアリング間の中央領域が最も加熱される。これにより、
1.試料物質にわたる不均一な温度分布、及び
2.低い目標温度を設定することができないか、又は試料が加熱によって破損さえもするような試料物質の不要な加熱
がもたらされる。
ロータの温度は、通常、ほぼロータ中央に向く、いわゆるVT流路又はVTノズルによって制御される。温度制御されたガスは、ラジアルベアリングに噴射され、可能であれば、ラジアルベアリングで分岐される(いわゆるVTN設計)か、分流流路を介して供給される。その際、ベアリングはVT非依存温度、たとえば室温で動作する(いわゆるDVT設計)。
VTN及びDVT解決手段の必須の特徴は温度制御ノズルの構成に存在する。温度制御ノズルの配置及び/又は寸法のため、温度制御ノズルでガスを導くと、ロータ直上でのガス速度がロータの周速よりも極めて低くなる。この結果、試料の温度をごくわずかだけ室温未満に制御するためにも、冷却の費用は非常に高くなる(以下の比較表を参照)。
さらなる欠点は、すべての場合で、温度勾配がロータの長さに沿って形成されるということであり、これは望ましくない。すなわち、ロータの中央において、わずか6mmの全長で約55℃に及ぶ加熱が生じる(図面中の図「シミュレーションレポート」を参照)。
温度制御のこの問題は、特に、小径D≦1.9mmの場合に顕著である。
温度調整、特にMASロータの冷却は固体分光の非常に重要な面を表すので、これらを改善するための様々な戦略が存在する。
特許文献2(米国特許第5,289,130号明細書)には、ロータを冷却するために流出駆動ガスを用いる戦略が記載されている。本文献では、ガスをロータ表面に平行に導き、中央で逸脱させる。このガスの供給では、ロータに当たる際のガス速さが既に低過ぎて、ロータを十分に冷却することができないことを前提としている。ガス速さが依然として十分に高い場合には、これは、駆動装置での効率の損失に関する問題である。
上記で定めた特徴の大部分を有すると共に温度制御ノズルを除いた当該種類の配置は、
・非特許文献1(インターネットヒット<https://www.bruker.com/de/products/mr/nmr/probes/probes/solids/very−fast−mas/13−mm/overview.html>)に示されているような、ブルーカー バイオスピン社(Bruker BioSpin GmbH)によって提供される製品、及び
・非特許文献2(D.ウィルヘルムらによる出版物「MASシステムにおける流体流動力学」、ジャーナル・オブ・マグネティック・レゾナンス、第257巻、2015年、51〜63頁)(“Fluid flow dynamics in MAS systems”,Journal of Magnetic Resonance 257(2015)51−63)により既に知られている。
上記にも引用されている特許文献1(米国特許第7,915,893号明細書)には、上記で定めた特徴のすべてを有し、全体が当該種類の配置である配置が記載されている。これに加えて、ロータに斜めに当てるVTノズルが示されている。この文献には、コイルを低温にする低温プローブヘッドが記載されているが、測定試料の温度は別途制御される。この文献では、したがって、電子機器とロータとの空間的な分離が必要である。いわゆるスピナ(ロータ)を外部に対して閉じたパイプ内に配置し、その温度を温度制御ノズルによって制御する。温度制御されたガスは、共用圧力ラインからベアリングノズル及びさらなる温度制御ノズルに分配される。
しかし、特許文献1(米国特許第7,915,893号明細書)には、ロータを細いパイプに配置しない開いたシステムでどのように温度制御を実現することができるかが開示されておらず、ロータの温度制御の効率とガス流の速度との関係も開示されていない。
以前からMASロータについて知られている温度制御デバイスのすべてに関する重大な欠点は、測定中のロータの高い速さでの動作で現われる。特に回転数f≧50kHzで、空気摩擦によりロータは高温になり、これにより、不要な変化が生じる場合があり、あるいは、測定試料の破損に至ることすらある場合がある。
米国特許第7,915,893号明細書 米国特許第5,289,130号明細書
インターネット<URL:https://www.bruker.com/de/products/mr/nmr/probes/probes/solids/very−fast−mas/13−mm/overview.html> D.ウィルヘルムらによる出版物「MASシステムにおける流体流動力学」、ジャーナル・オブ・マグネティック・レゾナンス、第257巻、2015年、51〜63頁
したがって、本発明の目的は、上記で定めた種類の方法、及びNMR−MASプローブヘッドの対応するMASステータを利用可能にすることであり、これらにより、非常に速く回転するMASロータを用いても極めて優れた温度制御が達成される。
本目的は、上記で定めた特徴を有する方法によって実現され、この方法は、MASロータ上に温度制御ノズルを通じて吹きつけられる温度制御ガスの流速が、ノズル断面において、回転するMASロータのアウタージャケットの周速の少なくとも半分に対応し、最高でも温度制御ガスの音速に対応することを特徴とする。
また、本発明は、対応して設計されて寸法設定がなされたNMR−MAS分光用のMASステータを利用可能にし、このMASステータにより、より高い回転数であってもMASロータの極めて優れた温度制御が可能になる。
上述の先行技術とは対照的に、本発明は、加圧空気によってロータ表面で空気層の激しい交換を起こし、結果として冷却を改善するために、所定の最低速さでMASロータを冷却する加圧空気を吹き込むことを目指す。
優れた温度制御には、従来の解決手段と比較して高い速さでロータ表面上に温度制御ガスを吹きつけることが重要であることは明らかである。本発明によれば、この速さはロータの周速のオーダー(その少なくともほぼ半分)である。従来の温度制御(VTN,DVT)の伝熱が比較的低いことは、唯一、図5及び図6で示されると共に以下で詳細に説明されるシミュレーションのみで明らかにされたことなので、この結果は驚くべきことである。ただ、冷却の効率に関してはこの既知の先行技術では説明されていない。理論的には、伝導熱も流速に依存する。ロータの近傍で空気層が交換されるような温度制御ガスの最低速さが必要であり、言い換えると、流動速度が高いとロータでの伝熱が大きくなることは明らかである。
したがって、本発明によれば、高い速さを実現するために、高い圧力が印加されるとき、ロータに沿って軸方向にガスの速い流れを生成する小型ノズルを提供する。これにより、本発明の教示をもたらし、したがって、VTノズル中のガスの流れの速さはロータの周速の少なくとも50%とすべきである。この場合の上限は音速であり、ロータの周速の上限も表す。
本発明のさらなる利点は、市販のMASステータをほとんど修正する必要がなく、補助部品には材料の点で非常に低い費用しか必要ではなく、したがって、本発明に係る教示を極めてコスト効率よく実施することができることである。
本発明の好ましい変形例、実施の形態、及び発展例
本発明の特に好ましい変形例は、MASロータのアウタージャケットが外径D≦1.9mmを持ち、MASロータが、回転数f≧50kHz、好ましくはf≧67kHzで回転することを特徴とする。大きい径で用いられる本発明に対抗する原理にはないが、加熱、つまり本発明の利点はMASロータの径が小さい場合に大きい。
本発明に係る方法のさらに有効な変形例では、温度制御ノズルを通じて吹きつけられる温度制御ガスの標準体積流量は、0.01l/分〜10l/分である。ガス流が過剰に少ないと、温度制御が不十分になるが、流れが過剰に多いと、回転に悪影響が及ぶ場合があり、したがって、経済的ではない場合もある。
物理的な点で、MASロータの温度を制御する少なくとも1つの温度制御ノズルからなる温度制御デバイスを有するMASステータであって、少なくとも1つの温度制御ノズルは0.04mm〜0.5mmの内径dを持ち、1bar〜5barの圧力が動作中に温度制御ノズルに印加されることを特徴とするMASステータを用いて本発明に係る方法を行うことができる。
上述の最適流が適宜に実現されるのは、特に特徴のこの組み合せ、すなわち特定のノズル径及び印加圧力の場合である。
また、本発明の範囲は、本発明に係る上述の種類のMASステータを有するNMR−MASプローブヘッドであって、MASロータのアウタージャケットは、外径D≦1.9mm、特に0.7mm≦D≦1.3mmの外径Dを持ち、MASロータは回転数f≧67kHzで回転されるNMR−MASプローブヘッドをカバーする。本発明のこれらの実施の形態は実際に特に有用であることが分かる。これに対して、上記で引用されている特許文献1(米国特許第7,915,893号明細書)に係る先行技術には、約3mmのロータの外径Dと約30kHzの一定の回転数fとが開示されている。
2つの根本的に異なるステータ変形例をここで用いることができる。すなわち、一方は室温変形例であり、ステータは開いており、温度制御流は周囲に漏れる。他方は冷却送出/受入電子装置(cooled transmitter/receiver electronics)を有する閉じた低温変形例であり、ロータを閉じたパイプ内で動作させ、温度制御流は外部に広がらずに低温電子装置に向かう。
本発明に係るNMR−MASプローブヘッドの有効な実施の形態の第1のクラスでは、したがって、MASステータは開いた構成を持ち、これにより、温度制御ガスの流れは、MASロータのアウタージャケットと接した後、周囲に漏れることができる。これらの実施の形態では、温度制御ノズルは、円筒対称MASロータの長手方向軸に対して角度α≦45°、好ましくは角度α≦30°でMASロータのアウタージャケット上に温度制御ガスの流れを吹きつけることができるように配置される。
通常の状態の温度制御ノズルはロータ表面にぴったりとは位置しないので、ロータで斜めに温度制御ガスを導入することを目指すべきである。さらに、このように斜めに導入される温度制御流は、ロータとロータを囲むRFコイルとの間のギャップに入る場合に優れており、より効果的である。したがって、ラジアルベアリングを起点にして、ノズルは好ましくはこのギャップに斜めに向けられる。これにより、ロータ表面から摩擦熱をより効率的に取り除くことができる。
ガスの流れは、特に20°〜40°の衝突角度、好ましくは0°〜80°の衝突角度で上側のベアリングから下方に向けられる。ノズルの迎え角のさらなる利点は、従来の衝突ノズルとは対照的に、ロータを安定させる下向きの力をロータが受けることである。下向きの力は小型ロータ(すなわち外径D≦1.9mmのロータ)の場合に特に重要である。
本発明に係るNMR−MASプローブヘッドの実施の形態の代替クラスでは、MASステータは閉じた構成を持ち、これにより、温度制御ガスの流れは、MASロータのアウタージャケットと接した後、直接周囲に漏れることができない。この際、温度制御ノズルは、円筒対称MASロータの長手方向軸に対する角度αがα≦10°であるように配置される。この変形例では、ガスの流れをロータに平行にガイドすることもできる。中央管により、温度制御ガスのガイドを制御することが可能になる。
MASロータのアウタージャケットとMASステータの包囲内面との間の、0.02mm〜0.3mmのギャップ幅bを持つギャップが、温度制御ガスの流れが自由に出入りできる状態にあり、これにより、ロータの近傍で流れの十分な交換が確実に行われる実施の形態のこのクラスの発展例が特に好ましい。いくつかの場合では必要な圧力を損なうが、温度制御が改善されるようにギャップ幅をセットすることができる。
角度α≒0°で、すなわち円筒対称MASロータの長手方向軸に平行にMASロータのアウタージャケットに沿って温度制御ガスの流れを吹きつけることができるように温度制御ノズルが配置される実施の形態のこのクラスの発展例が有効である。中央管が存在する場合には、管自体によって必要なガイドが提供されるので、ガスが斜めに吹き込まれることはもはや不可欠でない。
本発明の他の好ましい発展例では、MASロータは、支持されないか、管の外面上に巻きつけられるソレノイド形状のRFコイルによって囲まれ、MASロータは、温度制御ガスの流れをロータと管又はコイルとの間に案内することができるように配置される。RFコイルはNMR測定に必要な構成部品である。支持管と共に、RFコイルもこの場合には温度制御ガスをガイドするように機能する。
これらの発展例は、MASロータが、支持管の内壁から0.02mm〜0.3mmの距離にあるソレノイド形状のRFコイルによって囲まれることによってより一層改善することができる。この場合にも、MASロータの温度制御が改善されるようにギャップ幅を設定することができる。
いくつかの温度制御ノズル、特に、互いに同一である構成の温度制御ノズルが存在し、好ましくは、円筒対称MASロータの長手方向軸まわりに対称的に配置される本発明に係るNMR−MASプローブヘッドの実施の形態は有効である。この種の放射対称性により、所定の方向のロータの機械的影響が避けられる。さらに、複数のノズルにより、温度制御ガスの大量の流れが可能になる。
温度制御ノズルがMASロータのラジアルベアリングに組みこまれる本発明に係るNMR−MASプローブヘッドの実施の形態も特に好ましい。これにより構造が非常にコンパクトになる。均一なガス供給によって軸受けと温度制御とを同時に提供することで、MASシステムが単純化される。
これの代わりに、NMR−MASプローブヘッドの他の実施の形態では、温度制御ノズルの少なくとも1つには分流流路を介して温度制御ガスを供給することができる。特定の用途、たとえば低温での用途では、他方で、温度制御流路を空間的に、可能であれば熱的に分離することが必要である場合がある。このようにしてさらなる自由度が得られるが、それは、この場合には、温度制御流路を任意の所望の圧力で任意の所望の温度でベアリング流路と独立して運用することができるからである。
実際には、MASロータが、0.2mm〜0.7mm、好ましくは約0.3mm〜0.55mmの壁厚を持ち、4mm未満、特に、約3.2mm、約1.9mm又は約1.3mmの径を持つサファイヤ、正方晶的安定化酸化ジルコニウム及び/又は窒化ケイ素から構成される本発明に係るプローブヘッドの実施の形態が特に効果的であることが分かっている。これらの材料は、これらが非磁気的で非導電性であり、回転の場合に生じる力に抗するために、十分な機械的剛性を持ち、上記の手法で最大伝導(maximum transmission)に対してその壁厚を設定することができるので、特にMAS−NMRに好適である。
本発明のさらなる利点は記載と図面とから明らかになる。本発明に係る上記の特徴及び以下で説明される特徴も、各場合で単独で用いてもよく、又は任意に組み合せて共に用いてもよい。示され且つ説明されている実施の形態は、網羅的な列挙物として解するべきではなく、本発明を説明する例示性のあるものである。
開いたMASステータ、及び軸に対して斜めにMASロータに向けられる温度制御ノズルを有する本発明に係るNMR−MASプローブヘッドの実施の形態の概略断面図である。 先行技術(ブルーカー バイオスピン社)に係る開いたMASステータを有するNMR−MASプローブヘッドの概略断面図である。 MASロータに斜めに向けられる温度制御ノズルを有する本発明に係るMASステータの開いた実施の形態の概略断面図である。 温度制御ノズルがMASロータの長手方向軸に平行に向けられる図3aに類似の実施の形態の図である。 MASロータに斜めに向けられる温度制御ノズルを有する本発明に係るMASステータの閉じた実施の形態の概略断面図である。 温度制御ノズルがMASロータの長手方向軸に平行に向けられる図4aに類似の実施の形態の図である。 温度制御ノズルの異なる複数の径でのロータ軸に沿った測定試料の計算温度プロファイルを含むグラフを示す。 ロータと閉じたMASステータの中央管との間のギャップ距離の関数としてのMASロータ位置における壁温度の計算プロファイルを含むグラフを示す。
本発明は図面に示され、図示される実施の形態に基づいてより詳細に説明される。
その物理的形態における発明は、本発明に係る上記の方法を行う新規な構成であって、MASステータ及びこのMASステータを有するNMR−MASプローブヘッドの構成に関し、その主要な用途は磁気共鳴装置の構成部分などである。
図1及び図3a〜図4bに示されている本発明に係る構成のすべての実施の形態は、先行技術に係る構成(その1つが図2に示されている)も同様であるが、各場合で、外径Dのアウタージャケットを有する実質的に中空円筒形のMASロータ13,23,33,43を収容するNMRプローブヘッド10,20のMASステータ11,21,31a,31b,41a;41bを備え、MASロータは、試料空間内の試料物質を含み、少なくとも1つのベアリングノズル12’,22’,32’,42’を有するガス供給用デバイスによってMASステータ11,21,31a,31b,41a,41b内の測定位置に加圧ガス中でマウントされると共に、空気圧駆動装置によってMASロータ13,23,33,43のシリンダ軸回りに回転数fで回転される。MASロータ13,23,33,43は各場合でソレノイド形状のRFコイル14,24,34,44で囲まれる。さらに、本発明のすべての実施の形態は(さらに先行技術に係る構成も)、NMR−MAS測定中にM温度制御ガスをASロータ13,33,43のアウタージャケット上に吹きつける1つ以上の温度制御ノズル12,32a,32b,42a,42bを有する。
本発明は、MASロータ13,33,43上に温度制御ノズル12,32a,32b,42a,42bを通じて吹きつけられる温度制御ガスの流速が、ノズル断面において、回転するMASロータ13,33,43のアウタージャケットの周速の少なくとも半分に対応し、最高でも温度制御ガスの音速に対応することを特徴とする。
先行技術では、温度制御されたガスの流れは、一般的には、極めて大型のノズルによって直接的にロータ上にほぼ垂直に向けられる。したがって、わずかな熱交換しかロータでは起こることがなく、ロータの中央に向かう熱勾配が生じる。
これに対して、本発明に従って用いられる温度制御ノズルを用いて、また、特に、本発明に係る方法を適用することによって、空気流は、好ましくは、角度付けられたノズルによってコイルとロータとの間に十分に高い速さで吹き込まれる。本発明の図示されている実施の形態では、温度制御流は各場合でベアリングノズルとリンクし、温度制御ノズルはベアリングノズルよりも小さい径を持ち、これにより、高い流速が達成される。ロータとコイルとの間のギャップにおける主流はさらにそこで広がり、効果的な冷却を確実にする。
ノズルの寸法に応じて、また、ベアリング圧力/温度制御圧力に応じて、加熱を低減することができると共に、加熱を所定の限界範囲内に納めることができ、温度分布を均一にすることもできる。シミュレーショングラフは、ノズルを大型化し、それと関連してガス流が増大するときに冷却性能も向上することを示している。ただし、小さい温度勾配を可能にする流れのサイズ又はノズルサイズを選択することが同様に有効である。各場合に、本発明を利用して最適性をチェックすることができる。
・ロータ軸に対して0°〜80°の斜め方向又は軸方向の温度制御ノズルを有するMASステータは、ロータ中央に向けられ、周速の少なくとも50%の速さでガスの流れを当てる;
・温度制御ノズルはラジアルベアリングに導入され、したがって、給入ラインを省いて供給することができる;
・ノズル径0.04mm〜0.5mm;
・同様に配置されるが、別の流路を介してガスを供給する温度制御ノズル(効果:ベアリング流路の二重機能、ロータのエアベアリングと温度制御とを分離すると共にベアリング流路を一定温度で運用することができる)。
軸方向温度制御流をロータに沿って案内するようにRFコイルを主に管上に巻きつける。ロータと中央管との間の所定のギャップと一体となったVT流を案内することにより、さらなるVT最適化をもたらすことができる。中央管の変形例も考えられる。本発明に係るMASロータ−ステータシステムをロータサイズの外径D≦1.9mmとして設計する。特に極めて小型の当該ロータでは、摩擦熱は極めて大きく、システムの温度を制御することは困難である。これは、質量が小さいことと、摩擦力に比して小型ロータの表面が小さいことにも起因すると思われる。
温度制御ノズルを通過する流れ
断面表面積Aを持つノズルを通じて圧力p、密度ρ、温度Tのタンクから流出する断熱指数κを持つ理想気体の質量流量
に以下を適用する。
は外圧に対応する。ガスの密度ρは、理想気体では、以下のように圧力pのタンクに関連する。
は、当該ガスの固有気体定数である。
質量流量
は単位kg/sを持ち、以下のように標準体積流量に変換することができる。
ここで、p=1013mbarであり、T=273Kである(標準状態での圧力及び温度)。
ノズルからの流出速さは以下のように計算される。
図5では、実線は先行技術(ブルーカー バイオスピン社によって現在提供されているような技術)を表し、点線は異なる複数のノズルを用いる本発明を表す。この比較グラフには、ロータの最高温度と、部分的にではあるが、さらにはロータの温度勾配とが温度制御ノズルによって下がっていることが示されている。空気速さだけがロータ温度に影響するのではなく、流量も影響することも示されている。温度制御ノズルが大きいほど、ロータでの冷却効果も大きい。
最後に、図6は、ロータと中央管との間のギャップ距離に対するロータ位置での温度のプロファイルを示す。ロータ表面上の温度が、大きいギャップを起点にしてギャップを減少させると、最初に増加することがこのグラフから分かる。最高値は約0.35mmのギャップで実現される。ギャップをさらに減少させる場合、冷却性能は約0.06mmで最適値まで改善し、それ未満で、温度は鋭く再び増加する。しかし、小さいギャップには高い圧力が必要であり、これにより、装置を考慮した最適値は0.06mmでなく、むしろ0.1mmであることを考慮しなければならない。
10,20 NMRプローブヘッド
11,21,31a,31b,41a,41b MASステータ
12’,22’,32’,42’ ベアリングノズル
12,32a,32b,42a,42b 温度制御ノズル
13,23,33,43’ MASロータ
14,24,34,44 RFコイル

Claims (15)

  1. 外径Dのアウタージャケット及び試料空間内の試料物質を含む実質的に円筒形の中空MASロータ(13,23,33,43)を収容するMASステータ(11,21,31a,31b,41a,41b)を有するNMRプローブヘッド(10,20)を操作する方法であって、前記MASロータ(13,23,33,43)は、ベアリングノズル(12’,22’,32’,42’)を有するガス供給用デバイスによって前記MASステータ(11,21,31a,31b,41a,41b)内の測定位置に加圧ガス中でマウントされ、空気圧駆動装置によって前記MASロータ(13,23,33,43)のシリンダ軸回りに回転数f≧30kHzで回転され、NMR−MAS測定中、温度制御ガスが、前記円筒対称MASロータ(13,23,33,43)の長手方向軸に対して角度α<90°で前記MASロータ(13,23,33,43)の前記アウタージャケット上に温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)によって吹きつけられ、
    前記MASロータ(13,33,43)上に前記温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)を通じて吹きつけられる前記温度制御ガスの流速が、ノズル断面において、前記回転するMASロータ(13,33,43)の前記アウタージャケットの周速の少なくとも半分に対応し、最高でも前記温度制御ガスの音速に対応する方法。
  2. 前記MASロータ(13,33,43)の前記アウタージャケットは外径D≦1.9mmを有し、前記MASロータ(13,33,43)は、回転数f≧50kHz、好ましくはf≧67kHzで回転する請求項1に記載の方法。
  3. 温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)を通じて吹きつけられる前記温度制御ガスの標準体積流量は、0.01l/分〜10l/分である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法を行うMASステータ(11,31a,31b,41a,41b)であって、前記MASロータ(13,33,43)の温度を制御する少なくとも1つの温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)からなる温度制御デバイスを有し、前記少なくとも1つの温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)は0.04mm〜0.5mmの内径dを持ち、1bar〜5barの圧力が前記温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)に印加されるMASステータ。
  5. 請求項4に記載のMASステータ(11,31a,31b,41a,41b)を有するNMR−MASプローブヘッド(10)であって、前記MASロータ(13,33,43)の前記アウタージャケットは、外径D≦1.9mm、特に0.7mm≦D≦1.3mmの外径Dを持ち、前記MASロータ(13,33,43)は回転数f≧67kHzで回転されるNMR−MASプローブヘッド。
  6. 前記MASステータ(11,31a,31b)は開いた構成を持ち、これにより、温度制御ガスの流れは、前記MASロータ(13,33)の前記アウタージャケットと接した後、周囲に漏れ、前記温度制御ノズル(12,32a,32b)は、前記円筒対称MASロータ(13,33)の前記長手方向軸に対して角度α≦45°、好ましくは角度α≦30°で前記MASロータ(13,33)の前記アウタージャケット上に温度制御ガスの流れを吹きつけることができるように配置される請求項5に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  7. 前記MASステータ(41a,41b)は閉じた構成を持ち、これにより、温度制御ガスの前記流れは、前記MASロータ(43)の前記アウタージャケットと接した後、直接周囲に漏れるず、前記温度制御ノズル(42a,42b)は、前記円筒対称MASロータ(43)の前記長手方向軸に対する前記角度αがα≦10°であるように配置される請求項5に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  8. 前記MASロータ(43)の前記アウタージャケットと前記MASステータ(41a,41b)の包囲内面との間において、0.02mm〜0.3mmのギャップ幅bを持つギャップは、温度制御ガスの前記流れが自由に出入りできる状態にある請求項7に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  9. 前記温度制御ノズル(42b)は、角度α≒0°、すなわち前記円筒対称MASロータ(43)の前記長手方向軸に平行に前記MASロータ(43)の前記アウタージャケットに沿って温度制御ガスの流れを吹きつけることができるように配置される請求項7又は8に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  10. 前記MASロータ(13,33,43)は、管の外面上に巻きつけられるソレノイド形状のRFコイル(14,34,44)によって囲まれ、前記MASロータ(13,33,43)は、温度制御ガスの前記流れを前記ロータと前記管との間に案内することができるように配置される請求項5〜9のいずれか1項に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  11. 前記MASロータ(13,33,43)は、前記管の内壁から0.02mm〜0.3mmの距離にある前記ソレノイド形状のRFコイル(14,34,44)によって囲まれる請求項10に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  12. いくつかの温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)、特に、互いに同一である構成の温度制御ノズルが存在し、好ましくは、前記円筒対称MASロータ(13,33,43)の前記長手方向軸回りに対称的に配置される請求項5〜11のいずれか1項に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  13. 前記温度制御ノズル(12,32a,32b,42a,42b)の少なくとも1つは、前記MASロータ(11,31a,31b,41a,41b)のラジアルベアリングに組みこまれる請求項5〜12のいずれか1項に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  14. 前記温度制御ノズル(32a,32b)の少なくとも1つには、分流流路を介して温度制御ガスを供給することができる請求項5〜11のいずれか1項に記載のNMR−MASプローブヘッド。
  15. 前記MASロータ(13,33,43)は、0.2mm〜0.7mm、好ましくは約0.55mmの壁厚を持つサファイヤ、正方晶的安定化酸化ジルコニウム及び/又は窒化ケイ素から構成される請求項5〜14のいずれか1項に記載のNMR−MASプローブヘッド。
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