JP2018080140A - 美容方法および皮膚化粧料キット - Google Patents

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Abstract

【課題】経時的な肌上の水分の蒸散を防ぎ保湿感に優れる美容方法を提供すること。【解決手段】ペクチンを含む化粧料A及び多価有機塩を含む化粧料Bのいずれか一方を肌の被塗布部位に塗布した後に、他方を前記被塗布部位に重ね塗りする工程を含む、美容方法。【選択図】なし

Description

本発明は美容方法および皮膚化粧料キットに関する。
従来より、塗布時のみずみずしさを使用者に与える化粧料として、ペクチンを含む化粧料が知られている(特許文献1)。
特開2002−047128号公報
しかしながら、特許文献1の化粧料は、塗布時のみずみずしさは得られるものの、塗布後の経時での保湿感(保湿感の持続性)は必ずしも十分とは言えないことが分かった。これは、特許文献1の化粧料が、一つの製剤中にペクチンと、水溶液中で多価陽イオンを生成する塩とを含むものであるため、剤がゲル化し、肌上に均一な皮膜が形成されないためと推定される。
本発明の課題は、経時的な肌上の水分の蒸散を防ぎ保湿感に優れる美容方法を提供することにある。さらに本発明の課題は、かかる経時的な肌上の水分の蒸散を防ぎ優れた保湿感を付与する皮膚化粧料キットを提供することにある。
本発明は、
〔1〕 ペクチンを含む化粧料A及び多価有機塩を含む化粧料Bのいずれか一方を肌の被塗布部位に塗布した後に、他方を前記被塗布部位に重ね塗りする工程を含む、美容方法、
〔2〕 ペクチンを含む化粧料であって、前記〔1〕に記載の美容方法に使用するための化粧料、
〔3〕 多価有機塩を含む化粧料であって、前記〔2〕に記載の美容方法に使用するための化粧料、並びに
〔4〕 ペクチンを含む化粧料Aと多価有機塩を含む化粧料Bとを含む、皮膚化粧料キットに関する。
本発明によれば、経時的な肌上の水分の蒸散を防ぎ保湿感に優れる美容方法を提供することができる。さらに本発明によれば、かかる経時的な肌上の水分の蒸散を防ぎ優れた保湿感を付与する皮膚化粧料キットを提供することができる。
本発明の美容方法は、ペクチンを含む化粧料A及び多価有機塩を含む化粧料Bのいずれか一方を肌の被塗布部位に塗布した後に、他方を上記被塗布部位に重ね塗りする工程を含む。
本発明の美容方法により、経時的な肌上の水分の蒸散を防ぐことができるため、優れた保湿効果が達成される。このメカニズムは、以下の通りと推定される。
化粧料Aを肌上に塗布することにより、肌上にペクチンを含む親水性の膜が形成される。上記膜上にオクテニルコハク酸デンプンアルミニウム等の多価有機塩を含む化粧料Bを重ね塗りすることにより、上記膜中のペクチンが架橋し、均一な疎水性の皮膜を形成するものと推定される。これにより、水分蒸散防止効果が発揮される。なお、化粧料Bを先に肌上に塗布した後に、その上から化粧料Aを重ね塗りする場合にも、同様である。
特に、多価有機塩としてオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを用いる場合には、形成する疎水性の皮膜が、膜中にオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの高分子鎖を取り込んだものとなる結果、上記皮膜の柔軟性が向上し、ツッパリ感のない優れた感触の皮膜となるため好ましい。
一方、化粧料Aと化粧料Bとの重ね塗りを行わず、ペクチンと多価有機塩とを混合した単一の製剤とする場合には、上記製剤中でペクチンの架橋が生じるため、塗布後に肌上に均一な皮膜を形成しにくいため、十分な水分蒸散防止効果が発揮されない。
本発明において、各化粧料を肌に重ね塗りする態様、例えば塗布手段、各化粧料の塗布の間隔及び塗布順序等は限定されない。例えば、化粧料Aを肌の被塗布部位に塗布した後に、化粧料Bを上記被塗布部位に重ね塗りしても良く、あるいは化粧料Bを肌の被塗布部位に塗布した後に、化粧料Aを上記被塗布部位に重ね塗りしてもよい。また、これら化粧料A及びBとは別の化粧料を併用する態様や、化粧料A及びBの重ね塗りが複数回行われている態様も、本発明に包含される。
各化粧料の塗布の間隔は特に限定されないが、化粧料A及び化粧料Bは、連続して塗布されることが好ましく、例えば、一方の化粧料を肌の被塗布部位に塗布した後、他方の化粧料を上記被塗布部位に重ね塗りするまでの間隔は、例えば、10分以下(即ち、0〜10分)であることが好ましく、より好ましくは2分以下である。なお、重ね塗りであるため、一方の化粧料を肌の被塗布部位に塗布した後、該化粧料を洗い落とさずに、他方の化粧料を上記被塗布部位に塗布する必要がある。
本発明の美容方法は、個人的、家庭的に行うことができるだけでなく、エステティックサロンなどにおける商業的なサービスとして行うこともできる。さらに本発明の美容方法は、人間を手術、治療又は診断する方法に使用するものではない。
本発明の美容方法を適用する部位としては、肌であれば特に限定されず、顔(例えば、額、目元、目じり、頬、口元等)、腕、肘、手の甲、指先、足、膝、かかと、首、脇、背中などが挙げられる。特に顔が好ましい。
本発明の美容方法に使用される化粧料Aは、成分AAとしてペクチンを含む化粧料である。成分AAにより、化粧料Aを塗布した皮膚に成分AAの膜(親水性の膜)が形成される。
成分AAは、例えば、柑橘類、リンゴ、ナシ、ブドウなどの果実やニンジン、豆類等の野菜に含まれるものであり、果実や野菜から抽出することによって得られる成分である。主成分はガラクツロン酸からなり、ガラクツロン酸が鎖状にα−1,4グリコシド結合したポリガラクツロン酸のカルボキシル基が部分的にメチルエステル化されている構造を有する。成分AAには抽出工程の違いによるメチルエステル化度(%)の異なるものがあるが、本発明においてはどのようなメチルエステル化度を有するものも使用することができる。上記メチルエステル化度は、特に限定されないが、例えば、5〜95%が好ましく、より好ましくは20〜80%である。成分AAは1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
成分AAとしては市販品を用いることができる。成分AAの市販品としては、例えば、ネオソフト P−3(商品名、太陽化学社製)、GENU PECTIN LM−106AS−YA−J、LM−104AS−BG−J、LM−104AS−FS−J、LM−104AS−J、X−211−04、LM−84AS、LM−102AS−J、LM−101AS−J、LM−101AS−JS−J、LM−105AS−J、USP−H、USP−L(商品名、何れもCP Kelco社製)等が挙げられる。
化粧料A100質量%中の成分AAの含有量は、特に限定されないが、保湿感の持続性の観点から、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.08質量%以上であり、塗布時の使用感や塗布後のつっぱり感を低減する観点から1.0質量%以下が好ましく、より好ましくは0.7質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である。なお、成分AAの含有量は、化粧料A中に含まれる全ての成分AAの合計量である。ここで、上記「つっぱり感」とは、柔軟性に欠ける膜が肌上に形成されるような感触をいう。
化粧料Aは成分ABとして水を含む。成分ABにより、化粧料Aが水系の化粧料となり、さっぱり感に優れた化粧料となる。
化粧料A100質量%中の成分ABの含有量は、60.0質量%以上が好ましく、より好ましくは65.0質量%以上、さらに好ましくは70.0質量%以上であり、他の成分を含有させる観点から99.9質量%以下が好ましい。例えば、98.5質量%以下であってもよく、さらに95.0質量%以下、90.0質量%以下であってもよい。
化粧料Aは、後述の成分BAを実質的に含まない。化粧料Aが成分BAを含む場合には、化粧料A中でペクチンの架橋が生じるため、塗布後に肌上に均一な皮膜を形成しにくいため、十分な水分蒸散防止効果が発揮されない。化粧料Aは成分BA(特に、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム)を含有しないか又は化粧料A100質量%中の成分BA(特に、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム)の含有量が0.1質量%未満が好ましく、より好ましくは0.01質量%未満である。
化粧料Aは、上記成分AAを少なくとも含有すればよく、さらに成分ABを含有することが好ましい。化粧料Aの具体的態様としては、特に限定されないが、例えば、さらに、トリメチルグリシンと単糖を含有するものが例示される。以下に、上記具体的態様である化粧料Aに含まれる成分を例示する。
化粧料Aは、つっぱり感やべたつき(特に化粧料Aの乾き際のべたつき)を低減できる観点から、さらに成分ACとしてトリメチルグリシンを含有してもよい。
成分ACとしては市販品を用いることができる。成分ACの市販品としては、例えば、アミノコート(商品名、旭化成ケミカルズ社製)等が挙げられる。
化粧料A100質量%中の成分ACの含有量は、つっぱり感及びべたつきを低減する観点から0.5質量%以上が好ましく、より好ましくは0.7質量%以上、さらに好ましくは1.0質量%以上であり、一方、製造上の安定性の観点から、15.0質量%以下が好ましく、より好ましくは13.0質量%以下、さらに好ましくは10.0質量%以下である。
化粧料Aは、つっぱり感を低減でき尚且つ保湿感を付与できる観点から、さらに成分ADとして単糖を含有してもよい。
成分ADとしては、例えば、グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシロース、フルクトース等が挙げられる。成分ADは1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。汎用性の観点から、上記単糖の中ではグルコースが好ましい。
成分ADとしては市販品を用いることができる。グルコースの市販品としては、例えば、メディカロース(商品名、日本食品化工業社製)、日本薬局方ブドウ糖NG−TDA(商品名、サンエイ糖化社製)等;キシロースの市販品としては、例えば、キシロースエーザイ(商品名、タマ生化学社製)等が挙げられる。
化粧料A100質量%中の成分ADの含有量は、保湿感を付与する観点及びつっぱり感を低減する観点から0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、べたつきを低減する観点から、6.0質量%以下が好ましく、より好ましくは5.0質量%以下、さらに好ましくは3.0質量%以下である。
化粧料A中の、成分AAの含有量に対する成分ACと成分ADの含有量の合計の質量比((AC+AD)/AA)は、保湿感を付与する観点及びつっぱり感を低減する観点から10.0以上が好ましく、より好ましくは20.0以上、より好ましくは25.0以上であり、べたつきのなさ、ハリ感の観点から300.0以下が好ましく、より好ましくは150.0以下、さらに好ましくは100.0以下である。なお、上記「ハリ感」とは、肌の柔軟性は保たれたまま肌がのばされるような感触(肌がピンと張るような感触)をいう。
化粧料A中の、成分ACと成分ADの含有量の合計に対する成分ACの含有量の質量比(AC/(AC+AD))は、べたつきを低減する観点から0.5以上が好ましく、より好ましくは0.6以上であり、保湿感を付与する観点から0.95以下が好ましく、より好ましくは0.9以下である。
化粧料Aは、化粧料を増粘し使用感を向上する観点から、さらに成分AEとしてキサンタンガムを含有してもよい。キサンタンガムとは、グルコース2分子、マンノース2分子グルクロン酸の繰り返し単位からなる鎖状多糖類である。
成分AEとしては市販品を用いることができる。成分AEの市販品としては、例えば、エコーガムT(商品名、DSP五協フード&ケミカル社製)、ノムコートZZ(商品名、日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
化粧料A100質量%中の成分AEの含有量は、化粧料を増粘し使用感を向上する観点から0.001質量%以上が好ましく、より好ましくは0.005質量%以上、さらに好ましくは0.01質量%以上であり、使用時のヌルつきやべたつきを低減する観点から、0.5質量%以下が好ましく、より好ましくは0.3質量%以下、さらに好ましくは0.1質量%以下である。
化粧料Aは、化粧料を増粘し使用感を向上する観点から、さらに成分AFとしてカルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有してもよい。即ち、成分AFは、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうちの一方または両方である。
カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸の重合体であり、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸とメタクリル酸アルキルの共重合体である。成分AFは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーは市販品として容易に入手することができる。カルボキシビニルポリマーの好ましい市販品としては、例えば、カーボポール934、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981、カーボポール1342、カーボポール2984、カーボポールUltrez 10、カーボポールETD 2050(商品名、いずれも日本ルーブリゾール社製);AQUPEC HV−501、AQUPEC HV−504、AQUPEC HV−505、ハイビスワコー104、ハイビスワコー105(商品名、いずれも和光純薬工業社製)等が挙げられる。アルキル変性カルボキシビニルポリマーの好ましい市販品としては、例えば、PEMULEN TR−1、PEMULEN TR−2、カーボポールETD 2020、カーボポールULTREZ 20、カーボポールULTREZ 21(商品名、いずれも日本ルーブリゾール社製)等が挙げられる。
化粧料A100質量%中の成分AFの含有量は、化粧料を増粘し使用感を向上する観点から0.005質量%以上が好ましく、より好ましくは0.01質量%以上、さらに好ましくは0.05質量%以上であり、一方、使用時のヌルつきやべたつきを低減する観点から、0.5質量%以下が好ましく、より好ましくは0.4質量%以下、さらに好ましくは0.3質量%以下である。なお、成分AFの含有量は、化粧料A中に含まれる全ての成分AFの合計量である。
化粧料Aは、さらに上記以外の任意成分を含有してもよい。上記任意成分としては、特に限定されないが、例えば、HLBが12を超える可溶化剤;紫外線吸収剤;粉体;酸化防止剤;メチルパラベン等の防腐剤;香料;着色剤;キレート剤;清涼剤;増粘剤;ビタミン類;中和剤;アミノ酸;pH調整剤;美白剤;抗炎症剤;消臭剤;動植物抽出物;エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩等の金属封鎖剤などの添加剤などが挙げられる。その他の成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
化粧料A中の油剤の含有量が少ないほど、ハリ感を使用者が感じやすくなるため好ましい。油剤を含む剤形、例えば乳化化粧料の場合、使用感に与える油剤の影響が大きいため、結果的に使用者がハリ感を感じにくくなる。即ち、化粧料Aは油剤を含有しないか仮に含まれていても微量であることが好ましい。化粧料Aは、油剤を含有しないか又は化粧料A100質量%中の油剤の含有量が1.0質量%未満(即ち、0質量%以上、1.0質量%未満)であることがより好ましく、さらに好ましくは油剤を含有しないか又はその含有量が0.8質量%以下である。なお、油剤の含有量は、化粧料A中に含まれる全ての油剤の合計量である。
上記油剤としては、例えば、炭化水素油、シリコーン油、エステル油、高級脂肪酸(例えば、炭素数が12〜22の高級脂肪酸)及び高級アルコール(例えば、炭素数が12〜22の高級アルコール)等が挙げられる。
上記油剤としては、例えば、オレフィンオリゴマー、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン等の炭化水素油;ジメチコン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン等のシリコーン油;オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸プロピレングリコール等のエステル油;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。
化粧料Aにおいては、エタノールの含有量が少ないほど、肌への刺激感が緩和されるため好ましい。即ち、化粧料Aはエタノールを含有しないか仮に含まれていても少量であることが好ましい。化粧料Aはエタノールを含有しないか又は化粧料A100質量%中のエタノールの含有量が3.0質量%未満であることがより好ましく、さらに好ましくはエタノールを含有しないか又はその含有量が2.5質量%以下である。
化粧料Aにおいては、HLBが12以下の乳化剤の含有量が少ないほど、ハリ感を使用者が感じやすくなるため好ましい。即ち、化粧料AはHLBが12以下の乳化剤を含有しないか仮に含まれていても微量であることが好ましい。化粧料Aは、上記乳化剤を含有しないか又は化粧料A100質量%中の上記乳化剤の含有量が0.1質量%未満であることがより好ましく、さらに好ましくは上記乳化剤を含有しないか又はその含有量が0.8質量%以下である。なお、HLBが12以下の乳化剤の含有量は、化粧料A中に含まれる全てのHLBが12以下の乳化剤の合計量である。
HLBが12以下の乳化剤としては、例えば、ステアリン酸グリセリル(HLB3.0)、モノステアリン酸ソルビタン(HLB4.7)、ヤシ油脂肪酸ソルビタン(HLB8.6)、PEG−10水添ヒマシ油(HLB6.5)、PEG−30水添ヒマシ油(HLB11.0)、ポリオキシエチレンセチルエーテル(7E.O.)(HLB11.5)、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(4E.O.)(HLB9.0)などが挙げられる。
化粧料Aにおいては、ハリ感を付与する観点から、化粧料A中のガラクトマンナン多糖増粘剤の含有量が少ないほど好ましい。このメカニズムは、ガラクトマンナン多糖が、成分AAと皮膚上の電解質とによる膜の形成を妨害することによるものと推定される。即ち、化粧料Aはガラクトマンナン多糖増粘剤を含有しないか仮に含まれていても微量であることが好ましく、具体的には、ガラクトマンナン多糖増粘剤を含有しないか又は化粧料A100質量%中のガラクトマンナン多糖増粘剤の含有量が0.05質量%未満であることがより好ましく、さらに好ましくはガラクトマンナン多糖増粘剤を含有しないか又はその含有量が0.01質量%以下である。なお、ガラクトマンナン多糖増粘剤の含有量は、化粧料A中に含まれる全てのガラクトマンナン多糖増粘剤の合計量である。
ガラクトマンナン多糖増粘剤とはガラクトマンナン多糖を主成分とする増粘剤である。ガラクトマンナン多糖とは、マンノースを構成単位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成された多糖のことであり、例えば、マンノースとガラクトースの組成比が4:1であるローカストビーンガム、マンノースとガラクトースの組成比が3:1であるタラガム、マンノースとガラクトースの組成比が2:1であるグアーガム等が挙げられる。
ガラクトマンナン多糖の具体例としては、例えば、ヒドロキシプロピルローカストビーンガム、ヒドロキシプロピルタラガム、ヒドロキシプロピルグアーガムなどが挙げられる。
化粧料Aの保存安定性向上の観点から、化粧料A中の電解質の含有量が少ないほど好ましい。即ち、化粧料Aは電解質を含有しないか仮に含まれていても微量であることが好ましく、具体的には、電解質を含有しないか又は化粧料A100質量%中の電解質の含有量が0.3質量%未満であることがより好ましく、さらに好ましくは電解質を含有しないか又はその含有量が0.2質量%以下である。なお、電解質の含有量は、化粧料A中に含まれる全ての電解質の合計量である。
電解質としては、例えば、一価の金属塩、二価以上の多価金属塩等が挙げられる。上記金属塩は、無機塩であってもよいし、有機塩であってもよい。また、上記金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩等が挙げられる。具体的には、パラフェノールスルホン酸亜鉛、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ミョウバン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム(クエン酸三ナトリウム)、エデト酸二ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム等を例示することができる。さらに電解質には、塩化ベンザルコニウム及びクロルヒドロキシアルミニウムも包含される。
化粧料AのpHは、特に限定されないが、例えば、25℃において、4.0〜9.0が好ましく、5.0〜8.0がより好ましい。
化粧料Aは、特に限定されないが、例えば、化粧水、ジェルであることが好ましく、より好ましくは化粧水である。
化粧料Aは、成分AAによるハリ感をより一層発揮する観点から、乳化されていない化粧料、即ち、非乳化化粧料であることが好ましい。
化粧料Aとしては、特に限定されないが、例えば、保湿化粧料、美白化粧料、アクネケア用化粧料、アンチエージング化粧料(例えば、しわ抑制、たるみ抑制等を目的とする)等のスキンケア化粧料などが挙げられる。化粧料Aは皮膚化粧料として好ましく用いられる。化粧料Aは、例えば、化粧品、医薬部外品、医薬品、雑貨のいずれであってもよい。
化粧料Aを調製する方法としては、上記各構成成分を混合し、公知の方法、例えばパドルミキサーを用いて攪拌する方法等が挙げられる。
本発明の美容方法に使用される化粧料Bは、成分BAとして多価有機塩を含む化粧料である。
成分BAは2価以上の有機塩である。成分BAは、例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等であることが好ましい。成分BAとしては、例えば、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム等が挙げられる。成分BAは1種のみを用いてもよく、2種以上を用いてもよい。特に、成分BAとしてオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを用いる場合には、化粧料A及び化粧料Bにより形成する疎水性の皮膜が、膜中にオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの高分子鎖を取り込んだものとなる結果、上記皮膜の柔軟性が向上し、つっぱり感のない優れた感触の皮膜となるため好ましい。
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムにより、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを含有する化粧料Bを塗布した皮膚にハリ感を与える効果が達成される。
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを使用する場合、化粧料Bにおいて、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは水和状態で存在することが好ましい。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを水和状態にする方法としては、例えば、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを水と共に加温する方法が挙げられる。水と共に加温することでオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの構造変化が生じ、疎水性の粉体が親水性に変化して水和状態となる。上記加温における温度は60℃以上が好ましく、より好ましくは65〜90℃、さらに好ましくは70〜85℃である。
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは、デンプンをオクテニルコハク酸でエステル化し、アルミニウム塩を付加したデンプン誘導体である。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを構成するデンプンとしてはトウモロコシデンプン等が挙げられる。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムとしては市販品を用いることができる。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの市販品としては、DRY−FLO PURE(商品名、AKZONOBEL社製)、DRY−FLO PC(商品名、NATIONAL STARCH AND CHEMICAL社製)、オクティエ(商品名、日澱化学社製)が挙げられる。
化粧料B100質量%中の成分BAの含有量は、保湿感の持続性の観点から、0.2質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、皮膚への塗布時の塗布カスの発生を抑制する観点から3.5質量%以下が好ましく、より好ましくは3.0質量%以下、さらに好ましくは2.5質量%以下である。なお、成分BAの含有量は、化粧料B中に含まれる全ての成分BAの合計量である。
化粧料Bは成分BBとして水を含む。成分BBは化粧料Bの媒体として機能する。
化粧料B100質量%中の成分BBの含有量は、媒体としての役割の観点から40.0質量%以上が好ましく、より好ましくは50.0質量%以上、さらに好ましくは60.0質量%以上であり、他の成分を含有させる観点から99.0質量%以下が好ましい。例えば、95.0質量%以下であってもよく、90.0質量%以下であってもよい。
化粧料Bは、上述の成分AAを実質的に含まない。化粧料Bが成分AAを含む場合には、化粧料B中でペクチンの架橋が生じるため、塗布後に肌上に均一な皮膜を形成しにくいため、十分な水分蒸散防止効果が発揮されない。化粧料Bは成分AAを含有しないか又は化粧料A100質量%中の成分AAの含有量が0.1質量%未満が好ましく、より好ましくは0.01質量%未満である。
化粧料Bは非乳化系でも乳化系でもよい。中でも、製剤安定性や使用感に優れる観点から、化粧料Bは乳化化粧料であることが好ましい。化粧料Bを乳化系とすることで、例えば成分BAとしてオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを用いる場合に、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムの弾性が高くなることをより効果的に抑制できる。
化粧料Bは、上記成分BAを少なくとも含有すればよく、さらに成分BBを含有することが好ましい。化粧料Bの具体的態様としては、特に限定されないが、例えば、さらにリン脂質を含む乳化化粧料が挙げられる。以下に、上記具体的態様である化粧料Bに含まれる成分を例示する。
化粧料Bは、剤形を乳化系とする観点から、さらに成分BCとして油剤を含有してもよい。成分BCとしては、例えば、高級アルコール、高級脂肪酸、油脂、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、ロウ等が挙げられる。
上記成分BCの具体例としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ヤシ油、パーム油、水素添加パーム油、アボカド油、ゴマ油、オリーブ油、ククイナッツ油、ブドウ粒子油、サフラワー油、アーモンド油、トウモロコシ油、綿実油、ヒマワリ種子油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油等の油脂;オレフィンオリゴマー、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン等の炭化水素油;オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸プロピレングリコール等のエステル油;ジメチコン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン等のシリコーン油;ホホバ油、ミツロウ等のロウ等が挙げられる。成分BCは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
化粧料B100質量%中の成分BCの含有量は特に限定されないが、エモリエント効果を付与する観点から、2.0質量%以上が好ましく、より好ましくは3.0質量%以上である。一方、べたつき抑制の観点から、上記含有量としては、30.0質量%以下が好ましく、より好ましくは20.0質量%以下である。なお、成分BCの含有量は、化粧料B中に含まれる全ての成分BCの合計量である。
化粧料Bは、乳化の促進や塗布時のコク感の向上及び塗布後の皮膚への柔らかい感触の付与の観点から、さらに成分BDとしてリン脂質を含有してもよい。なお、上記「コク感」とは、塗布時に剤の塗布層の厚みが感じられ、濃度の高い剤を塗布しているような感触をいう。
成分BDとしては、リン酸残基を含む複合脂質であって、天然リン脂質、合成リン脂質、天然由来のリン脂質の不飽和炭素鎖を水素により飽和とした水素添加リン脂質等が挙げられる。上記リン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然リン脂質;ジラウロイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ジオレオイルホスファチジルコリン、パルミトイル・オレオイルホスファチジルコリン等の合成リン脂質;水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、水素添加ホスファチジルコリン、水素添加ホスファチジルセリン等の水素添加リン脂質等が挙げられる。このうち、保存安定性に優れる観点から、水素添加リン脂質が好ましく、水素添加大豆レシチンがより好ましい。成分BDは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分BDとしては市販品を用いることができる。水素添加大豆レシチンの市販品としては、例えば、COATSOME NC−61(商品名、日油社製)、NIKKOL レシノールS−10(商品名、日光ケミカルズ社製)、ベイシス LP−20H(商品名、日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
化粧料B100質量%中の成分BDの含有量は、塗布感触向上の観点から0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、経時での変色や臭気の発生抑止の観点から5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.5質量%以下、さらに好ましくは2.5質量%以下である。なお、成分BDの含有量は、化粧料B中に含まれる全ての成分BDの合計量である。
化粧料Bは、コク感の付与及び高温安定性の観点から、さらに成分BEとしてモノベヘン酸グリセリルを含有してもよい。
化粧料B100質量%中の成分BEの含有量は、コク感の付与及び高温安定性の観点から0.2質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、一方、高温安定性の観点から、2.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.8質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。
化粧料Bにおける成分BEに対する成分BCの質量比(BC/BE)は、コク感を付与する観点から、3.0以上が好ましく、より好ましくは3.25以上であり、また、30.0以下が好ましく、より好ましくは20.0以下である。
化粧料Bは、後述する成分BGとの併用による低温安定性の付与の観点から、さらに成分BFとしてキサンタンガムを含有してもよい。
成分BFとしては市販品を用いることができる。成分BFの市販品としては、例えば、上記の成分AEに記載されたもの等が挙げられる。
化粧料B100質量%中の成分BFの含有量は、低温安定性の観点から0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.02質量%以上、さらに好ましくは0.03質量%以上であり、ベタつきや皮膚への塗布時の塗布カスの発生を抑制する観点から、0.5質量%以下が好ましく、より好ましくは0.3質量%以下、さらに好ましくは0.2質量%以下である。
化粧料B中の、成分BAに対する成分BFの質量比(BF/BA)は、低温安定性が低下して化粧料Bがゼリー状に高弾性化することを防ぐ観点から0.03以上が好ましく、より好ましくは0.035以上、さらに好ましくは0.04以上であり、化粧料Bが不均一な状態(モロモロな状態:高弾性な部分が混じっている状態)となり、塗布感触が低下することを防ぐ観点から0.35以下が好ましく、より好ましくは0.3以下である。
化粧料Bは、成分BFとの併用による低温安定性の観点から、さらに成分BGとして「カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー」を含有してもよい。即ち、成分BGは、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうちの一方または両方である。成分BGは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーは市販品として容易に入手することができる。カルボキシビニルポリマーの好ましい市販品としては、例えば、上記の成分AFに記載されたもの等が挙げられる。
化粧料B100質量%中の成分BGの含有量は、低温安定性の観点から0.05質量%以上が好ましく、より好ましくは0.06質量%以上、さらに好ましくは0.08質量%以上であり、一方、化粧料Bが不均一な状態(モロモロな状態:高弾性な部分が混じっている状態)となり、塗布感触が低下することを抑制する観点から、0.3質量%以下が好ましく、より好ましくは0.25質量%以下である。なお、成分BGの含有量は、化粧料B中に含まれる全ての成分BGの合計量である。
化粧料B中の、成分BAに対する成分BGの質量比(BG/BA)は、低温安定性の観点から0.045以上が好ましく、より好ましくは0.05以上、さらに好ましくは0.08以上であり、塗布感触の観点から0.5以下が好ましい。
化粧料Bは、化粧料Bのコク感向上の観点から、さらに成分BHとして「モノステアリン酸グリセリル及び/又はモノステアリン酸ソルビタン」を含有してもよい。即ち、成分BHは、モノステアリン酸グリセリル及びモノステアリン酸ソルビタンのうちの一方または両方である。また、成分BHと成分BDとを併用することにより、成分BDによる乳化をより一層安定化できるため好ましい。
化粧料B100質量%中の成分BHの含有量は、コク感向上および乳化安定性向上の観点から0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.2質量%以上であり、使用感向上の観点から3.0質量%以下が好ましく、より好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは2.0質量%以下である。
化粧料Bは、成分BD以外の乳化剤(「その他乳化剤」と略記する。)を含有してもよい。上記その他の乳化剤としては、特に限定されないが、ノニオン性乳化剤が好ましい。「その他乳化剤」は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記「その他乳化剤」としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等のノニオン性乳化剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等のアニオン性乳化剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム等のカチオン性乳化剤などが挙げられる。中でも、ノニオン性乳化剤が好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
化粧料B100質量%中の「その他乳化剤」の含有量は、0.05質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.0質量%以下である。なお、ノニオン性乳化剤が上記範囲を満たすことが好ましい。なお、「その他乳化剤」の含有量は、化粧料B中に含まれる全ての「その他乳化剤」の合計量である。
化粧料Bは、上記以外の任意成分がさらに含有されていても良い。上記任意成分としては、特に限定されないが、例えば、低級アルコール;グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;紫外線吸収剤;粉体;酸化防止剤;メチルパラベン等の防腐剤;香料;着色剤;キレート剤;清涼剤;増粘剤;ビタミン類;中和剤;アミノ酸;pH調整剤;美白剤;抗炎症剤;消臭剤;動植物抽出物;エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩等の金属封鎖剤などの添加剤などが挙げられる。その他の成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
化粧料Bは、「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」を実質的に含有しない方が好ましい。即ち、化粧料Bは上記脂肪族アルコールを含有しないか仮に含まれていても微量であることが好ましい。上記脂肪族アルコールを含有する場合には、化粧料Bが経時的に硬くなる場合がある。ここで、化粧料B100質量%中の「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」の含有量は0.1質量%以下(即ち、0〜0.1質量%)が好ましく、より好ましくは0.05質量%以下、さらに好ましくは0.01質量%以下である。特に、化粧料Bが乳液である場合に上記範囲を満たすことが好ましい。
「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」の具体例としては、例えば、セタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール等が挙げられる。「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」は、1種のみの場合もあり、2種以上の場合もある。
化粧料BのpHは、特に限定されないが、例えば、25℃において、5.0〜7.5が好ましく、5.5〜7.0がより好ましい。
化粧料Bの粘度は、特に限定されないが、例えば、25℃での粘度が500〜80000mPa・sであることが好ましく、1500〜25000mPa・sであることがより好ましい。粘度測定はB型粘度計を用い、粘度に合ったローター、回転数で実施する。なお、上記粘度が500〜25000mPa・sである場合、化粧料Bは乳液状である。
化粧料Bの剤型としては、特に限定されないが、例えば、クリーム、乳液などが挙げられる。中でも、乳液が好ましい。
化粧料Bとしては、特に限定されないが、例えば、保湿化粧料、美白化粧料、アクネケア用化粧料、アンチエージング化粧料(例えば、しわ抑制、たるみ抑制等を目的とする)等のスキンケア化粧料などが挙げられる。化粧料Bは皮膚化粧料として好ましく用いられる。化粧料Bは、例えば、化粧品、医薬部外品、医薬品、雑貨のいずれであってもよい。
上述のように、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを含有する化粧料Bにおいては、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムが水和状態で含まれていることが好ましい。これにより、皮膚に膜が形成される効果が達成される。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを水和状態とするためには、化粧料Bの製造工程において、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを少なくとも水と一緒に加温することが好ましい。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを含有する化粧料Bの製造方法の一例を以下に示す。
即ち、化粧料Bの製造方法の一例としては、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、成分BB、成分BC及び成分BDを混合する化粧料Bの製造方法であって、少なくともオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを好ましくは60℃以上に加温する工程を含むことを特徴とする化粧料Bの製造方法が挙げられる。上記製造方法においては、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを65〜90℃に加温することがより好ましく、70〜85℃に加温することがさらに好ましい。上記製造方法の態様としては、例えば、水性成分(例えば、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、成分BB、成分BF、成分BG、電解質等)と、油性成分(成分BC、成分BD、成分BE、成分BH、等)を別個に加温した後、両成分を混合して化粧料Bを製造する態様が挙げられる。なお、上記加温前のオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは疎水性粉体の状態であることが好ましい。
上述のように、本発明の美容方法によれば、化粧料A及び化粧料Bを肌に塗布する順序に関わらず、両化粧料を肌の被塗布部位に重ね塗りすることによって肌上の水分の蒸散を防ぎ保湿効果が達成されるので、本明細書は、ペクチンを含む化粧料であって、本発明の美容方法に使用するための化粧料や、多価有機塩を含む化粧料であって、本発明の美容方法に使用するための化粧料も本発明として開示する。さらに上記化粧料Aと上記化粧料Bとを含む皮膚化粧料キットも本発明として開示され、各化粧料をキットとして提供することによって、使用者に上記効果を容易に提供することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。なお、配合量及び含有量は、純分に換算した量であり、特記しない限り「質量%」を表す。
実施例1〜10及び比較例1〜4(化粧料の調製)
実施例1〜10及び比較例1〜3の化粧料Aについては、表1に記した組成に従い、常法にて調製した。上記化粧料Aはいずれも化粧水であった。比較例4については、化粧料Aとして水を使用した。
実施例1〜9並びに比較例1、2及び4の化粧料Bについては、表1に記した組成に従い、次のように調製した。水相成分(成分BA、成分BB、成分BF、成分BG、水酸化カリウム、グリセリン及び1,3−ブチレングリコール)を混合して85℃に加温した。また、油相成分(成分BC、成分BD、成分BE、成分BH)を混合して85℃に加温した。次いで、上記水相成分及び上記油相成分を混合し、ホモミキサーで回転数6000rpm、5分間の条件で攪拌して乳化し、35℃に冷却して、乳化化粧料(乳液)を調製した。実施例10については、成分BA及び成分BBのみを85℃で混合した後、35℃に冷却して化粧料B(化粧水)とした。比較例3については、化粧料Bとして水を使用した。
試験例1:保湿感(塗布30分後)
各実施例及び各比較例で得られた化粧料Aを前腕部内側に塗布し手でなじませた。その直後、上記化粧料Aを塗布した部分の肌上に、各実施例及び各比較例で得られた化粧料Bを重ね塗りして手でなじませた。塗布30分後の肌の「保湿感」を以下の基準で評価した。評価は、専門評価員3名がそれぞれ行った。結果を表1に示す。
<保湿感の評価基準>
◎(優れる):肌のしっとりとした保湿感が十分に感じられる。
○(良好):肌のしっとりとした保湿感が明らかに感じられる。
△(不十分):肌のしっとりとした保湿感がほとんど感じられない。
×(不良):肌のしっとりとした保湿感が全く感じられない。
Figure 2018080140
なお、各成分の詳細は以下の通りである。
ペクチン:CP Kelco社製、商品名「GENU PECTIN USP−H」
オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンAl:AKZONOBEL社製、商品名「DRY−FLO PURE」、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム
流動パラフィン:SONNEBORN社製、商品名「CARNATION#70」
メチルポリシロキサン(ジメチコン):東レ・ダウコーニング社製、商品名「SH200C 10CS−JASU」
イソステアリン酸PG:青木油脂工業社製、商品名「イソステアリンサンPG」、イソステアリン酸プロピレングリコール
水素添加大豆リン脂質:日光ケミカルズ社製、商品名「レシノール S−10」
キサンタンガム:DSP五協フード&ケミカル社製、商品名「エコーガムT」
カルボキシビニルポリマー:LUBRIZOL社製、商品名「カーボポール980」
アルキル変性カルボキシビニルポリマー:LUBRIZOL社製、商品名「PEMULEN TR−1」
上記の表1から以下のことが分かった。
成分AAを含有する化粧料Aと成分BAを含有する化粧料Bとを重ね塗りした美容方法である実施例は、成分AAを含有しない化粧料Aと成分BAを含有する化粧料Bとを重ね塗りした美容方法である比較例1及び比較例4に比べて、保湿感の点で優れていたことが分かった。さらに、上記実施例の美容方法は、成分AAを含有する化粧料Aと成分BAを含有しない化粧料Bとを重ね塗りした美容方法である比較例2〜3に比べて、保湿感の点で優れていたことが分かった。
試験例2:水分量(塗布30分後)
実施例1、比較例3、4について、水分量を下記のとおり測定した。
各実施例及び各比較例で得られた化粧料Aを前腕部内側に塗布し手でなじませた。その直後、上記化粧料Aを塗布した部分の肌上に、各実施例及び各比較例で得られた化粧料Bを重ね塗りして手でなじませた。塗布30分後の肌の角層水分量(単位:μS)を、皮表角層水分量測定装置(株式会社ヤヨイ製、「SKICON‐200」)を用いて測定した。
その結果、実施例1の評価結果(角質水分量)は411μS、比較例3の評価結果は210μS、比較例4の評価結果は305μSであった。これより、実施例の方が比較例よりも経時後の肌の角質水分量が高くなっており、試験例1の専門評価員による保湿感の評価は水分量に適切に対応していることが分かった。
本発明の美容方法は、例えば、保湿化粧料、美白化粧料、アクネケア用化粧料、アンチエージング化粧料(例えば、しわ抑制、たるみ抑制等を目的とする)等のスキンケア化粧料などの分野に使用される。

Claims (5)

  1. ペクチンを含む化粧料A及び多価有機塩を含む化粧料Bのいずれか一方を肌の被塗布部位に塗布した後に、他方を前記被塗布部位に重ね塗りする工程を含む、美容方法。
  2. 前記多価有機塩がオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムである、請求項1に記載の美容方法。
  3. ペクチンを含む化粧料であって、請求項1又は2に記載の美容方法に使用するための化粧料。
  4. 多価有機塩を含む化粧料であって、請求項1又は2に記載の美容方法に使用するための化粧料。
  5. ペクチンを含む化粧料Aと多価有機塩を含む化粧料Bとを含む、皮膚化粧料キット。
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