JP2018079482A - はんだ鏝用鏝先クリーナー - Google Patents

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Abstract

【課題】はんだ鏝の鏝先に近接する位置からエアを鏝先に向けて確実に噴射することができる鏝先クリーナーを提供する。【解決手段】鏝先クリーナーは、はんだ鏝1の鏝先1aを挿入するための挿入孔32,33を上面に有するクリーナーボックス10と、クリーナーボックス10の内部に全体が収容されたノズル部材11とを有し、ノズル部材11には、はんだ鏝1の鏝先1aに向けてエアを噴射する第1ノズル孔12が形成され、第1ノズル孔12は、水平方向に細長い長孔からなる。【選択図】図1

Description

本発明は、はんだ鏝の鏝先に付着したはんだ屑をエアブローにより剥離させて鏝先をクリーニングするはんだ鏝用鏝先クリーナーに関するものである。
この種の鏝先クリーナーは、例えば特許文献1に開示されているように公知である。公知の鏝先クリーナーは、箱形をしたクリーナーケースに、噴射口を先端に備えた細長い筒状のエアノズルを、噴射口がクリーナーケースの内部に挿入されると共にその他の部分がクリーナーケースの外部に位置するような姿勢で、噴射角度を調整自在なるように取り付け、クリーナーケース内に挿入したはんだ鏝の鏝先に噴射口からエアを噴射することにより、鏝先に付着したはんだ屑を吹き飛ばして除去するように構成されている。
一方、自動はんだ付け装置に使用されるはんだ鏝は、図14及び図15に示すように、はんだ付け装置毎に、はんだ付け対象に応じた様々な向き及び傾斜角度ではんだ付けアームに取り付けられている。また、はんだ鏝1には、線状はんだを供給するためのはんだ供給ニードル2が、ニードル先端を鏝先1aに近接させた状態で付設されている。このため、鏝先クリーナーをはんだ付け装置に設置する場合には、エアノズルの位置や噴射角度等を、そのはんだ付け装置におけるはんだ鏝の傾斜角度やはんだ供給ニードルの位置などに合わせて調整する必要があった。
しかし、エアノズルの位置及び噴射角度の調整は、エアノズルを、鏝先1やはんだ供給ニードル2と接触することがなく、しかも、鏝先1aのはんだ屑付着部位に向けてエアを正確に吹き付けることができるような位置及び噴射角度に配置しなければならないため、精確性を要求される非常に細かく且つ手間のかかる作業であった。しかも、鏝先1aとはんだ供給ニードル2との位置関係によっては、細長い筒状をしたエアノズルの先端の噴射口を鏝先に近づけるのが難しいため、エアを鏝先に直接吹き付けることが困難になるケースが多かったり、エアノズルのクリーナーケースから外部に突出する部分や、この突出する部分に接続されたエア配管等が邪魔になり、はんだ鏝の鏝先を正しい姿勢でクリーナーケースの内部に挿入するのが困難になるなどのケースも多かった。
特開2004−344920号公報
本発明の技術的課題は、はんだ鏝の傾斜角度やはんだ供給ニードルの位置などが様々に異なる場合でも、はんだ鏝の鏝先をクリーナーボックスの内部に確実に挿入することができると共に、鏝先に近接する位置からエアを鏝先に向けて確実に噴射することができる、合理的設計構造を有する鏝先クリーナーを提供することにある。
本発明の鏝先クリーナーは、はんだ鏝の鏝先を挿入するための挿入孔を上面に有するクリーナーボックスと、クリーナーボックスの内部に全体が収容されたノズル部材とを有し、ノズル部材には、はんだ鏝の鏝先に向けてエアを噴射する第1ノズル孔が形成され、第1ノズル孔は、水平方向に細長い長孔からなることを特徴とするものである。
本発明において、クリーナーボックスは、鏝先から剥離したはんだ屑を収容して搬出するための引出しを有し、引出しの前面壁には、クリーナーボックスの内部に向けて延びる支持アームが取り付けられ、この支持アームにノズル部材が支持されている。
また、ノズル部材は、次第に先細りをなす前端部を有するブロック状の部材であり、第1ノズル孔は、ノズル部材の前端部の前面上端位置に形成されている。
本発明において好ましくは、ノズル部材の姿勢の変更により、第1ノズル孔からのエアの噴射角度が変更可能であることである。
本発明の具体的な構成態様によれば、クリーナーボックスの上面に、外蓋と内蓋とが設けられ、はんだ鏝の鏝先を挿入するための挿入孔は、外蓋及び内蓋にそれぞれ形成され、外蓋に形成された第1挿入孔の開口面積より、内蓋に形成された第2挿入孔の開口面積の方が小さい。
この場合、第1挿入孔は、外蓋に取り付けられた第1マスクプレートに形成され、第2挿入孔は、内蓋に取り付けられた第2マスクプレートに形成され、各々のマスクプレートは、はんだ鏝の鏝先が接触したとき変形可能な程度の柔軟性と弾性とを有することが望ましい。
また、本発明においては、鏝先から剥離したはんだ屑の落下方向をエアの噴射により変更させるための第2ノズル孔を有していても良い。
第2ノズル孔は、ノズル部材の第1ノズル孔より下方位置に形成されていることが望ましい。
本発明によれば、クリーナーボックスの内部にノズル部材全体を非突出状態に収容し、このノズル部材に、水平方向に細長い長孔からなる第1ノズル孔を形成したので、はんだ鏝を、その傾斜角度やはんだ供給ニードルの位置などが様々に異なる場合でも、ノズル部材との位置競合を生じることなく、クリーナーボックスの内部に収容して鏝先を第1ノズル孔に近づけることができ、また、横長の第1ノズル孔から、鏝先を横切るように鏝先全体にエアを確実に噴射することができる。
本発明に係る鏝先クリーナーの側面図である。 鏝先クリーナーの平面図である。 鏝先クリーナーの正面図である。 鏝先クリーナーの外蓋及び内蓋を取り外して引出しを途中まで引き出した状態の部分側面図である。 外蓋の平面図である。 外蓋の側面図である。 内蓋の平面図である。 内蓋の側面図である。 ノズル部材と支持アームとを示す側面図で、ノズル部材の一部を破断して示す図である。 図9を左側から見た正面図で、カバーを取り外した状態の図である。 図11の平面図である。 ノズル部材を水平に取り付けた状態を示す要部側面図である。 ノズル部材を前傾姿勢に取り付けた状態を示す要部側面図である。 はんだ鏝の鏝先をクリーニングしている状態の一例を示す側面図である。 はんだ鏝の鏝先をクリーニングしている状態の他例を示す側面図である。
図1−図3は本発明に係る鏝先クリーナーの一実施形態を示すものである。この鏝先クリーナーは、図14及び図15に示すように、はんだ屑が付着したはんだ鏝1の鏝先1aをエアの噴射によりクリーニングするもので、エアブロー域を内部に有するクリーナーボックス10と、クリーナーボックス10の内部に配設されたノズル部材11と、このノズル部材11の前端面の上下端位置に開口する第1ノズル孔12及び第2ノズル孔13とを有している。
第1ノズル孔12は、はんだ鏝1の鏝先1aに付着しているはんだ屑をエアの噴射により剥離させるためのノズル孔であり、第2ノズル孔13は、鏝先1aから剥離したはんだ屑をエアの噴射により分散させて一箇所に集中して落下させないようにするためのノズル孔である。
クリーナーボックス10は、前後方向に細長い直方体状をした箱形の部材であって、外箱14と、外箱14の中に入れ子状に収容された内箱15と、外箱14の前面側から出し入れ自在の引出し16とを有している。
外箱14は、上面と前面の一部とが開放する容器形の外箱本体17と、外箱本体17の上面に着脱自在に取り付けられた四角い浅皿状をした外蓋18とからなっており、内箱15は、上面及び底面と前面とが開放する平面視コ字状をした内箱本体19と、内箱本体19の上面に開閉自在に取り付けられた平板状の内蓋20とからなっている。
また、引出し16は、はんだ鏝1の鏝先1aから剥離したはんだ屑を収容して搬出するためのもので、内箱15及び外箱14の前面を覆うと共に、内箱15の底としての役目を果たすものである。図4からも分かるように、引出し16の前面壁16aには、ハンドル16bが取り付けられている他、前面壁16aの上端部にポートプレート21が取り付けられ、このポートプレート21に、支持アーム22を介してノズル部材11が支持されている。更に、引出し16の前面壁16aには排気口23が形成され、この排気口23に吸引管24の一端が接続され、吸引管24の他端は、不図示の吸引機構を介して大気に接続されている。
外蓋18及び内蓋20は、鉄板等の磁性材からなるもので、それぞれ以下のように形成されている。
先ず、外蓋18について説明すると、図5及び図6から明らかなように、天板18aの下面に、マグネット取付枠27が固定され、このマグネット取付枠27のL字形に連なる2つの枠辺27a,27bに、マグネット28がホルダ29を介してそれぞれ取り付けられている。
一方、内蓋20は、図7及び図8に示すように、外蓋18より小径の矩形板状をなしていて、外蓋18のマグネット28に吸着されることによって外蓋18と一体化しており、その状態で、外蓋18を外箱14に取り付けると、内蓋20は内箱15の上面を覆い、外蓋18を外箱14から取り外すと、内蓋20も内箱15から取り外されるようになっている。
また、外蓋18と内蓋20とには、両者が一体化したとき相互に嵌合して位置決めされように、外蓋18のマグネット取付枠27の一部に、細長い位置決め突起30が下方に突出した状態に形成されると共に、内蓋20にスリット状の位置決め孔31が形成されている。
なお、内蓋20を外蓋18から取り外すときは、マグネット28の吸着力より強い力で内蓋20を外蓋18から引き離せば良い。
また、外蓋18と内蓋20とには、開口面積の大きい第1挿入孔32と開口面積の小さい第2挿入孔33とが、図12及び図13からも分かるように、傾斜姿勢をなすはんだ鏝1の鏝先1aをはんだ供給ニードル2と共にクリーナーボックス10の内部に挿入可能なるような形状及び配置で形成されている。このように、開口面積の異なる第1挿入孔32と第2挿入孔33とを外蓋18と内蓋20とに上下二重に設けるのは、エアの噴射によって鏝先1aから吹き飛ばされたはんだ屑が外部に飛び出すのを極力防止するためである。
外蓋18に形成された第1挿入孔32は、図5から分かるように、長円形状をなす鏝挿入部32aと、鏝挿入部32aの長軸方向の一端から外蓋18の長手方向に延びる均一孔幅のニードル挿入部32bとを有していて、鏝挿入部32aの短軸方向の孔幅D1は、ニードル挿入部32bの孔幅D2より大きい。
一方、内蓋20に形成された第2挿入孔33は、図7から分かるように、長孔状をなす鏝挿入部33aと、鏝挿入部33aの長軸方向の一端から内蓋20の長手方向に延びるニードル挿入部33bとを有し、ニードル挿入部33bは、均一孔幅を有する狭幅部33cと、長孔状をした広幅部33dとに分かれている。鏝挿入部33aの短軸方向の孔幅D3は、ニードル挿入部33bにおける狭幅部33cの孔幅D4及び広幅部33dの孔幅D5より大きく、狭幅部33cの孔幅D4は広幅部33dの孔幅D5より小さい。
また、第2挿入孔33における鏝挿入部33aの孔幅D3は、第1挿入孔32における鏝挿入部32aの孔幅D1より小さく、第2挿入孔33におけるニードル挿入部33bの孔幅D4及びD5は、第1挿入孔32におけるニードル挿入部32bの孔幅D2より小さい。
第1挿入孔32及び第2挿入孔33は、外蓋18及び内蓋20にそれぞれ取り付けられたマスクプレート34,35に形成されている。
即ち、外蓋18においては、図5及び図6に示すように、天板18aに長方形の窓孔18bが形成され、この窓孔18bを覆うように第1マスクプレート34が、天板18aの下面に螺子36で固定され、この第1マスクプレート34に第1挿入孔32が形成されている。
また、内蓋20においては、図7及び図8に示すように、この内蓋20に長方形をした窓孔20aが形成され、この窓孔20aを覆うように、第2マスクプレート35が複数の螺子37で取り付けられ、この第2マスクプレート35に第2挿入孔33が形成されている。
第1マスクプレート34及び第2マスクプレート35は、鏝先1aやはんだ供給ニードル2が接触したとき変形し得るような、耐熱性と柔軟性と弾性とを有する素材で形成されている。このような素材としては、例えばシリコン樹脂をあげることができる。これにより、鏝先1aやはんだ供給ニードル2がマスクプレート34,35に接触しても、鏝先1a及びはんだ供給ニードル2の損傷が防止される。
ノズル部材11は、図4及び図9−図11から明らかなように、平面視形状が六角形状をなすブロック形の部材であって、前端部11aが次第に先細り状をなしており、このノズル部材11の内部に、軸線が上下方向を向く円形孔からなる第1エア室41と第2エア室42とが、上下同軸上に形成され、第1エア室41の開放する上端部は、ノズル部材11の上端面に螺子43aで固定された平らな第1蓋板43により塞がれ、第2エア室42の開放する下端部は、ノズル部材11の下端面に螺子44aで固定された平らな第2蓋板44により塞がれている。従って、ノズル部材11の上端面及び下端面は、螺子43a及び44aの頭部を除いて平坦な面である。
そして、第1蓋板43とノズル部材11の上端面との間に、横に細長い長孔からなるスリット状の第1ノズル孔12が形成され、この第1ノズル孔12が、第1エア室41の上端部に連通すると共に、ノズル部材11の背面に開口する第1エア導入口45が、第1エア室41の下端部に連通している。また、第2蓋板44とノズル部材11の下端面との間に、横に細長い長孔からなるスリット状の第2ノズル孔13孔が形成され、この第2ノズル孔13孔が、第2エア室42の下端部に連通すると共に、ノズル部材11の背面に開口する第2エア導入口46が、第2エア室42の上端部に連通している。
図11から明らかなように、第1ノズル孔12は、第1エア室41に通じる孔後端部から、外部に開放する孔先端部に至るまで、全長にわたって実質的に均一孔幅を有する孔であり、また、第2ノズル孔13は、第2エア室42に通じる孔後端部から、外部に開放する孔先端部に至るまで、次第に孔幅が拡大する孔であり、第2ノズル孔13の孔先端部の孔幅は、第1ノズル孔12の孔先端部の孔幅より大きい。
ノズル部材11を支持する支持アーム22は、平面視形状がL字形をなすもので、ポートプレート21に螺子52で着脱自在に取り付けられた矩形板状の基板部50と、基板部50の左右一方の側端部に螺子51aで固定されてクリーナーボックス10の内方に延びる細長い矩形板状をした支持板部51とを有し、支持板部51の先端にノズル部材11が、図12及び図13から分かるように、2つの取付螺子53と、支持板部51に形成された2対の螺子挿通孔54a,54bとにより、取付姿勢を変更可能なるように取り付けられ、取付姿勢の変更によってエアの噴射角度を変更することができるようになっている。
即ち、図9及び図12に示すように、2つの取付螺子53,53を第1螺子挿通孔54a,54aに挿通してノズル部材11を支持板部51に取り付けると、ノズル部材11が水平を向いて第1ノズル孔12及び第2ノズル孔13からエアが水平方向に噴射され、図13に示すように、2つの取付螺子53,53を第2螺子挿通孔54b,54bに挿通してノズル部材11を支持板部51に取り付けると、ノズル部材11がやや前傾して第1ノズル孔12及び第2ノズル孔13からエアが斜め下向きに噴射される。このようにノズル部材11の取付姿勢を変更するのは、はんだ付け装置に取り付けられているはんだ鏝1の傾斜角度に合わせて、第1ノズル孔12を鏝先1aに正しく向けるためである。
ノズル部材11の第1エア導入口45と、基板部50に形成された第1エア中継孔55の出口とには、合成樹脂製チューブからなる第1エア導入管56の一端と他端とが、それぞれ継手57a,57bを介して接続され、同様に、ノズル部材11の第2エア導入口46と、基板部50に形成された第2エア中継孔58の出口とには、合成樹脂製チューブからなる第2エア導入管59の一端と他端とが、それぞれ継手60a,60bを介して接続されている。
また、基板部50における第1エア中継孔55の入口及び第2エア中継孔58の入口には、それぞれ挿入式の継手61が取り付けられ、基板部50をポートプレート21に取り付けると、この継手61,61が、ポートプレート21に形成された第1ポート62の出口部分62a及び第2ポート63の出口部分63aに、それぞれOリング64を介して挿入し接続されるようになっている。
更に、第1ポート62の入口には、第1管継手67が取り付けられて第1エア供給管68が接続され、第2ポート63の入口には、第2管継手69が取り付けられて第2エア供給管70が接続され、これら第1エア供給管68と第2エア供給管70とは、合流用継手71で1つにまとめられ、この合流用継手71に接続されるエア配管を通じて共通のエア源に接続されるようになっている。
また、第1管継手67には、可変絞りを有する流量調整弁が内蔵され、操作子67aを回転させて可変絞りの開口面積を調整することにより、エアの流量を調整することができるようになっている。
支持アーム22の基板部50と支持板部51とには、第1エア導入管56及び第2エア導入管59を覆うカバー73が螺子74により取り付けられている。このカバー73は、上面板73aと底面板73bと前面板73cと1つの側面板73dとが一体に連なったもので、前面板73cの側端部に形成された開口73eからノズル部材11が前方(内箱15の後面壁15a側)に向けて突出している。このカバー73を、図11に鎖線で示すように支持アーム22に取り付けると、四角い箱形をした支持ボックス75が形成され、この支持ボックス75の内部に第1エア導入管56及び第2エア導入管59が収容されると共に、支持ボックス75の前端部にノズル部材11が支持された状態になる。
このように構成することにより、鏝先1aから剥離して飛散するはんだ屑が、エア導入管56,59や継手57a,57b,60a,60b等に付着するのが防止される。
以上の構成を有する鏝先クリーナーをはんだ付け装置に付設するときは、ノズル部材11の取付姿勢を、図12及び図13に示すように、そのはんだ付け装置に取り付けられているはんだ鏝1の傾斜角度に合わせて、2つの取付螺子53,53と2対の螺子挿通孔54a,54a及び54b,54bとにより調整する。
次に、鏝先クリーナーで鏝先1aのクリーニングを行うときは、はんだ鏝1及びはんだ供給ニードル2を、傾斜姿勢のまま第1挿入孔32及び第2挿入孔33を通じてクリーナーボックス10の内部に挿入する。このとき、ノズル部材11が全体としてクリーナーボックス10の内部に非突出状態に収容されていて、このノズル部材11の前面上端位置に第1ノズル孔12が形成されているので、はんだ鏝1の傾斜角度やはんだ供給ニードル2の位置などが様々に異なる場合でも、ノズル部材11との位置競合を生じることなくはんだ鏝1クリーナーボックス10の内部に収容して、鏝先1aを第1ノズル孔12に近づけることができる。
そして、鏝先1aを第1ノズル孔12の直前に位置させた状態で、第1ノズル孔12及び第2ノズル孔13からエアを噴射させ、それと同時に、吸引機構も起動することにより、クリーナーボックス10の内部を吸引管24によって排気状態にする。
そうすることにより、鏝先1aに付着していたはんだ屑は、横長の第1ノズル孔12から、点状ではなく、鏝先1aの幅方向に線状に噴射されるエアによって確実に吹き飛ばされ、引出し16の内部に落下する。そして、落下の途中で、先広がりをなす第2ノズル孔13から横長且つ先広がりの平面状(エアカーテン状)に噴射されるエアによって落下方向を変えられると共に、分散され、引出し16の底部の一部分だけに集中して落下するのが防止される。この結果、引出し16の底部の一部にはんだ屑が柱状に堆積するのが防止されるため、柱状に堆積したはんだ屑が鏝先1aに接触して再付着するといった不都合が解消されるだけでなく、引出し16内に溜まったはんだ屑を排出する頻度も少なくなり、鏝先クリーナーを長時間連続して使用することが可能になる。
また、鏝先1aから吹き飛ばされたはんだ屑は、外蓋18と内蓋20とに第1挿入孔32と第2挿入孔33とが内外二重に設けられると共に、内蓋20の第2挿入孔33の開口面積が小さく形成されているため、その殆どが内蓋20によって遮られ、クリーナーボックス10の外部に飛び出しにくい。
しかし、第1挿入孔32及び第2挿入孔33の一方だけではんだ屑の飛び出しを防止することができるときは、何れか一方の挿入孔を省略することも可能である。
なお、第1ノズル孔12からのエアにより鏝先1aから吹き飛ばされたあと、第2ノズル孔13からのエアにより飛散方向を横向きに変えられたはんだ屑の一部は、内箱15の内壁面に付着して柱状に成長するが、その付着量が多くなって柱が長くなると、自重により折れて引出し16内に落下するので、はんだ屑の柱が鏝先1aに接触するというような不都合は生じにくい。
内箱15及び引出し16の内面は、付着したはんだ屑が剥離し易く、且つ、清掃やメンテナンスも容易であるように、フッ素樹脂でコーティングするか、あるいは、フッ素含有メッキ層で被覆することが望ましい。
引出し16内にはんだ屑が堆積すると、図4に示すように、外蓋18及び内蓋20を取り外した状態で引出し16を引き出し、内部のはんだ屑を廃棄処分する。この場合、同じ構成を有する複数の引出し16を用意し、それらを交換しながら使用することにより、はんだ屑を廃棄処分する際のはんだ付け装置の停止時間を短くして稼働率を高めることができる。
図示した実施形態では、1つのノズル部材11に第1ノズル孔12と第2ノズル孔13との両方が設けられているが、クリーナーボックス10の内部に2つのノズル部材を設け、一方の第1ノズル部材に第1ノズル孔12を設け、他方の第2ノズル部材に第2ノズル孔13を設けても良い。
また、ノズル部材11の第1エア導入口45及び第2エア導入口46と、支持アーム22の基板部50の第1エア中継孔55及び第2エア中継孔58とは、第1エア導入管56及び第2エア導入管59で接続されているが、支持アーム22を柱状の部材で形成して、この部材の内部に第1エア導入管56及び第2エア導入管59に代わる2つの流路孔を形成することにより、第1エア導入管56及び第2エア導入管59をなくすこともできる。
更に、第2ノズル孔13は、複数の小孔が横に並んで形成されたものであっても良い。
1 はんだ鏝
1a 鏝先
10 クリーナーボックス
11 ノズル部材
12 第1ノズル孔
13 第2ノズル孔
16 引出し
16a 前面壁
18 外蓋
20 内蓋
22 支持アーム
32 第1挿入孔
33 第2挿入孔
34 第1マスクプレート
35 第2マスクプレート
41 エア室
45 エア導入口

Claims (8)

  1. はんだ鏝の鏝先に付着したはんだ屑をエアの噴射により剥離させて鏝先をクリーニングする鏝先クリーナーにおいて、
    鏝先クリーナーは、はんだ鏝の鏝先を挿入するための挿入孔を上面に有するクリーナーボックスと、クリーナーボックスの内部に全体が収容されたノズル部材とを有し、
    ノズル部材には、はんだ鏝の鏝先に向けてエアを噴射する第1ノズル孔が形成され、第1ノズル孔は、水平方向に細長い長孔からなる、
    ことを特徴とするはんだ鏝用鏝先クリーナー。
  2. クリーナーボックスは、鏝先から剥離したはんだ屑を収容して搬出するための引出しを有し、引出しの前面壁には、クリーナーボックスの内部に向けて延びる支持アームが取り付けられ、この支持アームにノズル部材が支持されていることを特徴とする請求項1に記載の鏝先クリーナー。
  3. ノズル部材は、次第に先細りをなす前端部を有するブロック状の部材であり、第1ノズル孔は、ノズル部材の前端部の前面上端位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鏝先クリーナー。
  4. ノズル部材の姿勢の変更により、第1ノズル孔からのエアの噴射角度が変更可能であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の鏝先クリーナー。
  5. クリーナーボックスの上面に、外蓋と内蓋とが設けられ、はんだ鏝の鏝先を挿入するための挿入孔は、外蓋及び内蓋にそれぞれ形成され、外蓋に形成された第1挿入孔の開口面積より、内蓋に形成された第2挿入孔の開口面積の方が小さいことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の鏝先クリーナー。
  6. 第1挿入孔は、外蓋に取り付けられた第1マスクプレートに形成され、第2挿入孔は、内蓋に取り付けられた第2マスクプレートに形成され、各々のマスクプレートは、はんだ鏝の鏝先が接触したとき変形可能な程度の柔軟性と弾性とを有することを特徴とする請求項5に記載の鏝先クリーナー。
  7. 鏝先から剥離したはんだ屑の落下方向をエアの噴射により変更させるための第2ノズル孔を有することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の鏝先クリーナー。
  8. 第2ノズル孔は、ノズル部材の第1ノズル孔より下方位置に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の鏝先クリーナー。
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