JP2018079025A - 天板付家具 - Google Patents

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【課題】見栄えが良く、天板上の物品の管理が行い易い天板付家具を提供する。【解決手段】本発明に係るに係る天板付家具は、床面からの高さ位置が固定された固定天板1と、この固定天板1の反使用端側に隣接し上下に昇降可能な可動天板3と、可動天板3の反使用縁から垂下し固定天板1の反使用端よりも上方に露出し得る第一の幕板41と、この第一の幕板41から所定寸法隔てた箇所において可動天板3から垂下する第二の幕板42と、これら第一の幕板41及び第二の幕板42間に形成されたフレーム構造体と、このフレーム構造体に設けられ可動天板3を昇降可能に支持する支持構造体6とを具備することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、昇降可能に構成された天板を有する天板付家具に関するものである。
従来、天板を昇降可能に構成することで、使用者が所望の目的で使用することができる天板付家具が周知である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、接客者による顧客への接客を目的としたスペースでは、一台の天板付家具を介して使用者である顧客と接客者が対面するレイアウトとなるのが通例である。そして顧客又は接客者が着座姿勢、起立姿勢何れの姿勢でも使用できるよう、対をなす天板がそれぞれ昇降可能に構成されている天板付家具も提案されている。
特開平10−099135号公報 特開平10−099136号公報
しかしながら、上記特許文献に記載されているような従来の昇降テーブルは、昇降機構の突没が外観に現れて見栄えが良いものとはいえない。更に、上述したような、接客を目的として天板付家具を使用する場合では、対をなす天板のうちの何れか一方の天板上に載置された書類等の物品が他方の天板側へ脱落してしまうと、使用者の視野から一時的に物品が消えてしまうという不具合も起こり得る。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、見栄えが良く、天板上の物品の管理が行い易い天板付家具を提供することを目的とするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る天板付家具は、床面からの高さ位置が固定された固定天板と、この固定天板の反使用端側に隣接し上下に昇降可能な可動天板と、前記可動天板の反使用縁から垂下し前記固定天板の反使用端よりも上方に露出し得る第一の幕板と、この第一の幕板から所定寸法隔てた箇所において前記可動天板から垂下する第二の幕板と、これら第一の幕板及び第二の幕板間に形成されたフレーム構造体と、このフレーム構造体に設けられ前記可動天板を昇降可能に支持する支持構造体とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、天板を昇降可能に支持するための構成を第一の幕板及び第二の幕板との間に配置することで外方から有効に隠蔽することができる。また可動天板の反使用端から垂下した第一の幕板が固定天板の反使用端側に露出するようにしているので、固定天板上の物品が反使用端側に位置する可動天板側へ脱落してしまうという不具合を有効に回避することができる。すなわち本発明によれば、見栄えが良く、天板上の物品の管理が行い易い天板付家具を提供することができる。
また可動天板側の下肢空間の見栄えを向上させるとともに、両天板の下方の下肢空間を好適に仕切るための構成として、フレーム構造体における可動天板に固定された固定パネルを設け、この固定パネルが、第二の幕板に厚み方向に近接し可動天板の動作範囲において常に少なくとも一部が第二の幕板に対し上下方向に重複している構成を挙げることができる。
また、フレーム構造体へのアクセスやメンテナンスを行い易くするためには、固定パネルを、フレーム構造体に対し着脱可能に設けられフレーム構造体の略全域を被覆し得るものとすることが望ましい。
そして、固定天板から可動天板下方への物品の落下をより有効に防止するためには、第一の幕板を、可動天板の動作範囲において常に当該可動天板と固定天板との間を塞ぎ得るようにすることが望ましい。
また、可動天板の昇降を好適にガイドするとともに、外力等による第一の幕板及び第二の幕板の厚み方向の不要な動作を有効に防止するためには、フレーム構造体を、両側端において立設される側フレームと、この側フレームの上端間に架設される上フレームと、この上フレームから垂下され第一の幕板及び第二の幕板間に介在する配線ダクトとを有するものとすることが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから見栄えが良く、天板上の物品の管理が行い易い天板付家具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る斜視図。 同実施形態に係る他の斜視図。 同正面図。 同平面図。 同背面図。 同右側面図。 同中央側断面図。 図7に係る動作説明図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
本実施形態に係る天板付家具は、例えば銀行や他の店舗における接客業務のために利用されるべく接客者と顧客との間に介在するように配置することで接客用カウンターとして好適に利用され得るものである。
天板付家具は、主に銀行の店員といった接客者が利用するための固定天板1と、この固定天板1を下方から支持するための固定脚2と、固定天板1の反使用端側に隣接して設けられた上下方向に昇降可能な可動天板3と、この可動天板3から垂下させて設けられた可動幕板と、可動天板3の両側に設けられた側板7と、両側板7間に架設されたフレーム構造体5と、このフレーム構造体5内に設けられ可動天板3を昇降可能に支持するための支持構造体6とを有している。言い換えると、可動天板3は床面に接地してある側板7間に支持されたフレーム構造体5に、支持構造体6を介して昇降可能に支持されている。
ここで、本実施形態に係る天板付家具は、床面からの高さ位置が固定された固定天板1と、この固定天板1の反使用端側に隣接し上下に昇降可能な可動天板3と、可動天板3の反使用縁から垂下し固定天板1の反使用端よりも上方に露出し得る第一の幕板41と、この第一の幕板41から所定寸法隔てた箇所において可動天板3から垂下する第二の幕板42と、これら第一の幕板41及び第二の幕板42間に形成されたフレーム構造体5と、このフレーム構造体5に設けられ可動天板3を昇降可能に支持する支持構造体6とを具備することを特徴とする。
以下、天板付家具の各部の構成について図1〜図10を参照して説明する。なお図1及び図2は当該天板付家具を示す斜視図である。そして本実施形態では図示の便宜上、フレーム構造体5内に配される配線H及び、支持構造体6の一部である電源ケーブル61は、要部を拡大した図9及び要部の分解斜視図である図10にのみ示している。
固定天板1は、本実施形態では使用者のうち、主として着座している接客者により使用される。この固定天板1は、天板面を構成する天板本体10と、この天板本体10の側縁から突出し、同じ形状をなす他の天板付家具に連接固定するための連接プレート12と、天板本体10の下面側において連接プレート12に係り合うプレート受け13とを有している。そして固定天板1は、縁部である反使用端に二箇所、使用端側の隅部において二箇所、すなわち計四本の固定脚2により支持されてなる。また固定天板1は、図7及び図8に示すように、反使用縁側に、可動天板3側との隙間を充填するための隙間充填部材11を配している。当該隙間充填部材11が固定天板1と可動天板3側との間の隙間を常に埋めているため、固定天板1に載置した物品が反使用縁側から可動天板3側へ脱落することは無い。当該隙間充填部材11の一例としては、モヘアを含む、天然繊維或いは化学繊維からなる毛織物を挙げることができる。当該モヘアに代表されるような毛織物であれば、固定天板1と可動天板3側との間の隙間を常に好適に埋め得るものとなる。
固定脚2は、固定天板1の反使用端側の縁部において支持構造体6に連結される連結脚21と、固定天板1の使用端側の隅部において固定天板1を支持する端部脚22と、この端部脚22の中間位置に固定されフレーム構造体5側に連結される連結板23とを有している。連結脚21は、矩形パイプ状をなす脚本体24と、この脚本体24の下端に設けられたアジャスタ25とを有している。そして図10に示すように、脚本体24の上下方向中間位置には連結板23を取り付けるための板取付穴24aが設けられている。端部脚22は、矩形パイプ状をなす脚本体26と、この脚本体26の下端に設けられたアジャスタ27とを有している。連結板23は、板金を屈曲成形させてなる板本体28と、この板本体28に穿たれフレーム構造体5側にねじ止めされるための長穴29とを有している。つまりこの固定脚2は、固定天板1を支持する連結脚21のアジャスタ25並びに端部脚22のアジャスタ27を適宜調節することによって床面に不陸が生じていても固定天板1の上面が水平に保たれる。そして固定脚2により固定天板1の水平が保たれた上で、連結板23を介してフレーム構造体5に固定される。
可動天板3は、固定天板1の反使用端側に隣接し上下昇降可能に設けられたものである。この可動天板3は図10に特に示すように、天板面を構成する天板本体30を主体とするものであり、下面側には当該天板本体30の昇降動作とともに動作する電源ケーブル61を案内するための案内部材31を有している。案内部材31は、長尺状の板金素材を概略L字状に屈曲形成し、天板本体30に一方の直線部分がねじ止めされることにより設けられている。しかし当該案内部材31の具体的な形状や素材は電源ケーブル61を案内し得るものであれば既存の種々の構成を利用し得る。そしてこの可動天板3は、固定天板1と可動天板3との間に形成される段差や隙間を塞ぐために設けられた可動幕板4を反使用端近傍から垂下させてなる。
可動幕板4は、可動天板3の天板本体30の反使用縁から下方に垂下する可動パネルたる第一の幕板41と、この第一の幕板41から使用端側に所定距離離間させた位置から下方へ垂下する第二の幕板42とを有している。第一の幕板41は、例えば板金素材を適宜折り曲げることにより構成されたもので可動天板3の動作範囲にかかわらず常に固定天板1側から可動天板3の下側を隠蔽し得るものである。また第一の幕板41は昇降動作を行う際、フレーム構造体5の一部に近接し場合によっては摺動しながらの昇降動作を可能とすることにより、外力が加わったとしても厚み方向のぐらつきや不要な撓みが有効に禁止されている。第二の幕板42は、第一の幕板41から所定寸法離間して可動天板3の天板本体30から垂下するものであり、フレーム構造体5側の構成とともに可動天板3の下肢空間側から固定天板1の下肢空間を隠蔽するためのものである。この第二の幕板42は、一定の厚み寸法を有するパネル素材を主体としたものであるが、当該パネル素材については既存の構成を適宜利用し得るため、詳細な説明を省略するものとする。
側板7は、可動天板3の両側に位置づけられて立設されたものであり、フレーム構造体5を両側から支持することにより可動天板3を間接的に支持しつつ、可動天板3下方の下肢空間を側方から隠蔽するためのものである。この側板7は、パネル要素を主体とした側パネル71と、この側パネル71に設けられフレーム構造体5内に収容した配線等を外方へ案内し得る、上下二つの概略矩形状をなす通線窓72と、下端に設けられたアジャスタ73とを有している。このアジャスタ73の調節により、当該側板7に間接的に支持されている可動天板3もまた上面が安定して水平に保持され得る。
フレーム構造体5は、両側を側板7に固定されることにより支持されつつ可動天板3を間接的に支持するとともに、内部に各種の配線H等を収容し得るものである。このフレーム構造体5は、床面近傍に横方向に延びる下フレーム51と、この下フレーム51の両側から立設する側フレーム52と、下フレーム51の中間位置から支持構造体6を支持するとともに横方向に配線Hを挿通し得る配線挿通孔54bを有する支持フレーム54と、側フレーム52の上端間を架設する上フレーム53と、この上フレーム53から垂下させて設けた配線ダクト55と、側フレーム52に着脱可能に掛け止められた固定パネル56と、下フレーム51に固定され固定パネル56の下方に連続して床面近傍まで垂下する床上パネル57とを具備している。下フレーム51は、上向きに開口した概略チャネル状をなしたものであり、配線Hを収容し得るダクト部51aと、底壁部分に設けられ配線Hを床面へ案内し得る下穴51bと、床上パネル57をねじ止めするための取付穴51cを有している。側フレーム52は、外側の略全域が側板7に対して固定されたものであり、下端部は下フレーム51を固定するとともに上端部は上フレーム53を固定している。そして側フレーム52には、側板7に設けられた通線窓72に連通する開口である通線孔52aが設けられている。上フレーム53は、側フレーム52の上端間に架設されたものであり、案内部材31を上下に接すること無く挿通させるための上挿通孔53aと、配線ダクト55を取り付けるための開口である懸吊部53b(図10)とを有している。この懸吊部53bは配線ダクト55を横方向に一定の範囲位置変更可能に固定し得る等間隔に複数設けられた配線ダクトをねじ止めするための開口である。支持フレーム54は、下フレーム51の中間位置の二箇所から立設され上端を上フレーム53に固定されたものであり、支持構造体6を下フレーム51から上方へ一定寸法離間させた状態で収容する中空枠状の収容部54aと、支持構造体6よりも下側、すなわち下フレーム51近傍には横方向に連通する配線挿通孔54bと、連結板23に対してねじ止めされるための連結孔54c(図10)と、固定パネル56を掛け止めするために上端及び下端近傍に穿たれた引掛孔54dとを有している。本実施形態では支持フレーム54に配線挿通孔54bを設けることによってフレーム構造体5内には横方向全域に亘って配線Hを挿通させ得る横配線空間Sが形成される。配線ダクト55は、上フレーム53の横方向中間位置から配線ダクト55を垂下させ設けた板金素材を側面視概略チャネル状に成形したものであり、フレーム構造体5の上下方向における中間位置で配線Hを案内し得るものである。この配線ダクト55は、主に配線H等の一部分をフレーム構造体5における上下方向中間位置で保持するためのダクト本体55aと、第一の幕板41に近接するか相対的に摺動し得る第一案内面55bと、固定パネル56に接した状態で固定パネル56の厚み方向のずれを防止し得る第二案内面55cとを有している。すなわち本実施形態ではこの配線ダクト55は、第一の幕板41及び第二の幕板42間に介在している。固定パネル56は、両側フレーム52間の離間距離に略等しい幅寸法を有しながら支持フレーム54に取り付けられることで、第二の幕板42とともに可動天板3の反使用縁側を隠蔽し、固定天板1側の下肢空間にのみ横配線空間Sが開放されるようにしたものである。また当該固定パネル56が、第二の幕板42に厚み方向に近接し可動天板3の動作範囲において常に少なくとも一部が第二の幕板42に対し上下方向に重複している。この固定パネル56は、板状をなすパネル本体56aと、このパネル本体56aの上端付近において上向きかぎ状に形成された上フック56bと、パネル本体56aの下端付近において下向きかぎ状に形成された下フック56cとを有している。この固定パネル56は、これら上フック56b、下フック56cを支持フレーム54の引掛孔54dに対し、上下何れか一方を一方の引掛孔54dに深く挿入しつつ他方を他方の引掛孔54dに挿入することで取り付けることができる。これにより固定パネル56はなんら工具や他の部品を必要とせずに支持フレーム54に対して容易に着脱可能な構成が実現されている。床上パネル57は、上端が固定パネル56の下端に重複しつつ下端を床面に接するか略接する箇所にまで届くように下フレーム51に取り付けられるものである。床上パネル57は、下フレーム51に縦方向に取り付けられる立板57aと、この立板57aから略直角に屈曲し床面に接するか略接する接地板57bと、立板57aに複数形成され、下フレーム51の取付穴51cに対し上下に微調整しながらねじ止めされるための長穴57cとを有している。この長穴57cにより、床面に多少の傾斜が存在しても長穴57cと取付穴51cとの相対位置を調整しながら床上パネル57を下フレーム51にねじ止めし、床面と接地板57bとの間に形成される隙間を塞ぐことができる。すなわち当該床上パネル57により、第二の幕板42、固定パネル56とともに、可動天板3下方の下肢空間は上下に亘って完全に固定天板1側から隠蔽される。換言すれば本実施形態では第二の幕板42、固定パネル56及び当該床上パネル57により、固定天板1側の下肢空間は上下に亘って略完全に可動天板3側から隠蔽されている。つまり、フレーム構造体5が可動天板3の反使用縁側である固定天板1側のみから配線Hを引き出し可能に構成される。これはすなわち当該天板付家具は、固定天板1を利用する接客者側のみから配線Hの取り回しやメンテナンスを容易に行い得る仕様であることを意味する。
支持構造体6は、特に図7、図8及び図10に示すように、可動天板3を上下昇降可能に支持すべく電力により伸縮動作するものである。支持構造体6は、本実施形態では図7に示すように伸縮動作により可動天板3を固定天板1よりも高い位置に保持する通常位置(P)と、図8に示すように可動天板3を固定天板1に対し面一な位置で保持し得る面一位置(Q)との間で可動天板3を昇降可能に支持するものである。この支持構造体6は、主に伸縮動作をおこなう昇降機構60と、この昇降機構60へ電力を供給するためにフレーム構造体5内に取り回される電源ケーブル61と、可動天板3の下面側に例えば一体に形成され可動天板3の撓みを有効に防止するための天板補強部材62とを有している。昇降機構60は、支持フレーム54に固定される固定部63と、この固定部63からテレスコピック状に突没する可動部64と、可動部64の上端において電源ケーブル61に接続されるケーブル接続部65(図10)とを有している。
ここで本実施形態に係る天板付家具は、図7〜図10に示すように、支持構造体6が、フレーム構造体5の支持フレーム54を利用することで、固定天板1に対し相対的な取付位置を調整可能に接続する連結機構Xを介して接続されている。この連結機構Xは、固定天板1との高さ位置を調整可能となるように、固定脚2の連結板23及び支持フレーム54から構成されている。つまり、本実施形態に係る天板付家具は、設置する場所を選ぶこと無く、固定天板1及び可動天板3がともに水平で有り且つ面一な面一位置(Q)が安定して実現される。
具体的に説明すると、本実施形態の天板付家具を設置する際の一例としては、予め固定脚2の連結板23とフレーム構造体5の支持フレーム54とはねじ止めせずにフレーム構造体5側にある支持フレーム54の連結孔54cと、固定脚2側にある連結板23の長穴28とが連通するように隣接させるのみの状態としておく。そして固定天板1側では、固定脚2に設けられた四つのアジャスタ25、27の調整を行うことにより、固定天板1の天板本体10が水平となるよう設置する。平行して可動天板3側においては予め支持構造体6を操作し、可動天板3を動作範囲下端に保持させる。そして側板7に設けられた四つのアジャスタ73を調整し、可動天板3の天板本体30を水平とし、且つ固定天板1に対し面一となるようにする。しかる後、上述の連結孔54cと長穴28とを図示しないねじにより強固にねじ止めすれば、天板付家具は好適に設置される。
また本実施形態に係る天板付家具は、特に図9及び図10に示すように、フレーム構造体5内に設けられ横方向全域に亘って配線Hを挿通し得る横配線空間Sが設けられる。
具体的に説明すると、図9及び図10に示すように、支持フレーム54の収容部54aよりも下側には、幅方向に配線Hを挿通し得る配線挿通孔54bが形成される。これにより同図に示すように、下フレーム51のダクト本体55aに案内される配線Hは下肢空間側へはみ出すことなくフレーム構造体5に平面視重複した空間のみで取り回すことができる横配線空間Sが好適に設けられる。
加えて本実施形態に係る天板付家具は特に図10に示すように、支持構造体6が、昇降動作する上端部に接続された電源ケーブル61から供給される電動によりテレスコープ状に突没可能な昇降機構60を有するものであり、フレーム構造体5が、側フレーム52の上端間に架設され電源ケーブル61を挿通し得る上挿通孔53aを有した上フレーム53を有し、電源ケーブル61が、可動天板3から垂下させた案内部材31に沿って案内されるとともに上挿通孔53aを案内部材31とともに挿通し下方へ案内される。
つまり可動天板3に取り付けられた案内部材31は、電源ケーブル61を添設させながら可動天板3の上下動と連動する上下動は、添設している電源ケーブル61の一部分とともに上挿通孔53aを挿抜する動作に相当する。
また本実施形態では案内部材31に案内された電源ケーブル61は更に配線ダクト55へ案内され配線ダクト55のダクト本体55aに一部が保持され得る。その結果、電源ケーブル61が不要に下フレーム51のダクト部51aに案内される他の配線H等に干渉してしまうことが有効に回避されている。
更に本実施形態に係る天板付家具は、可動天板3の動作範囲において常に第一の幕板41及び固定パネル56が正面視少なくとも一部分が重複するように構成されているので、下肢空間から光が漏れて天板付家具の見た目を損なうこともない。また本実施形態では、斯かる構成に加え、第一の幕板41が可動天板3から垂下する態様としているので、可動天板3側に顧客が位置しているときは可動天板3の反使用縁から書類等が脱落しても固定天板1側の下肢空間に書類等が紛れ込むこともない。また固定パネル56は可動天板3側から遠い位置に配されているため、可動天板3の使用者にはより広い下肢空間を提供し得るものとなっている。また本実施形態では、可動天板3から垂下される第二の幕板42を固定パネル56よりも可動天板3の使用端側に配している。これにより、可動天板3の下肢空間に形成される第二の幕板42と固定パネル56とにより形成される隙間は常に可動天板3側から下向きに面することとなる。これはすなわち、可動天板3の下肢空間から書類が落下或いは脱落しても、第二の幕板42と固定天板56との間の隙間にはまり込み、誤って固定天板1側の下肢空間へ紛れ込むことは無い。なお、もし第二の幕板42が固定パネル56よりも固定天板1寄りに配されている場合は、可動天板3の下肢空間に上向きの隙間が形成されてしまい、可動天板3の下肢空間から上記隙間から書類が固定天板1の下肢空間に紛れ込むリスクが生じることとなる。
以上のように、本実施形態に係る天板付家具は、可動天板3を昇降可能に支持するための構成を第一の幕板41及び第二の幕板42との間に配置することで外方から有効に隠蔽せしめている。また可動天板3の反使用端から垂下した第一の幕板41が固定天板1の反使用端側に露出するようにしているので、固定天板1上の物品が反使用端側に位置する可動天板3側へ脱落してしまうという不具合を有効に回避せしめている。その結果、見栄えが良く、天板上の物品の管理が行い易い天板付家具が実現されている。
また可動天板3側の下肢空間の見栄えを向上させるとともに、両天板の下方の下肢空間を好適に仕切るための構成として本実施形態では、側フレーム52にフレーム構造体5を介して固定した固定パネル56が、第二の幕板42に厚み方向に近接し可動天板3の動作範囲において常に少なくとも一部が第二の幕板42に対し上下方向に重複している構成を適用した。
また、フレーム構造体5へのアクセスやメンテナンスを行い易くするために本実施形態では、固定パネル56を、側フレーム52に対し、固定パネル56は、これら上フック56b、下フック56cを支持フレーム54の引掛孔54dに対し、上下何れか一方を一方の引掛孔54dに深く挿入しつつ他方を他方の引掛孔54dに挿入することで取り付ける、いわゆるけんどん方式によって簡便に着脱可能なものとなっている。
そして、固定天板1から可動天板3下方への物品の落下をより有効に防止するために本実施形態では、第一の幕板41を、可動天板3の動作範囲において常に当該可動天板3と固定天板1との間を塞ぎ得るようにしている。
また、可動天板3の昇降を好適にガイドするとともに、外力等による第一の幕板41及び第二の幕板42の厚み方向の不要な動作を有効に防止するために本実施形態では、フレーム構造体5を、両側端において立設される側フレーム52と、この側フレーム52の上端間に架設される上フレーム53と、この上フレーム53から垂下され第一の幕板41及び第二の幕板42間に介在する配線Hを支持するための配線ダクト55とを有するものとしている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば上記実施形態では支持構造体は天板を電気的に昇降させる態様のみを開示したが勿論、支持構造体は例えばガススプリングにより天板を上昇させ得るようなものであってもよい。また上記実施形態では伸縮動作をおこなう昇降機構を適用した可動天板の昇降のみを開示したが勿論、天板を昇降可能に動作させる態様は適宜変更可能である。また上記実施形態では天板の高さ位置を動作範囲の両端である二つの態様のみを開示したが、可動天板の高さ位置を固定天板よりも高い任意の位置に選択し利用し得るものであっても本発明の概念に含まれる。
また、幕板、フレーム構造体、支持構造体の具体的な形状や仕様といったその他の詳細な構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・固定天板
3・・・可動天板
41・・・第一の幕板
42・・・第二の幕板
5・・・フレーム構造体
52・・・側フレーム
53・・・上フレーム
55・・・配線ダクト
56・・・固定パネル

Claims (5)

  1. 床面からの高さ位置が固定された固定天板と、
    この固定天板の反使用端側に隣接し上下に昇降可能な可動天板と、
    前記可動天板の反使用縁から垂下し前記固定天板の反使用端よりも上方に露出し得る第一の幕板と、
    この第一の幕板から所定寸法隔てた箇所において前記可動天板から垂下する第二の幕板と、
    これら第一の幕板及び第二の幕板間に形成されたフレーム構造体と、
    このフレーム構造体に設けられ前記可動天板を昇降可能に支持する支持構造体と、
    を具備することを特徴とする天板付家具。
  2. 前記フレーム構造体における可動天板に固定された固定パネルを有するものであり、
    この固定パネルが、前記第二の幕板に厚み方向に近接し前記可動天板の動作範囲において常に少なくとも一部が前記第二の幕板に対し上下方向に重複している請求項1記載の天板付家具。
  3. 前記固定パネルが、前記フレーム構造体に対し着脱可能に設けられ前記フレーム構造体の略全域を被覆し得るものである請求項2記載の天板付家具。
  4. 前記第一の幕板が、前記可動天板の動作範囲において常に当該可動天板と前記固定天板との間を塞ぎ得る請求項1〜3の何れかに記載の天板付家具。
  5. 前記フレーム構造体が、両側端において立設される側フレームと、この側フレームの上端間に架設される上フレームと、この上フレームから垂下され前記第一の幕板及び前記第二の幕板間に介在する配線ダクトとを有している請求項1〜4の何れかに記載の天板付家具。
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