JP2017080248A - キッチン前収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性の低下を抑制しつつ、電源コードの取出位置及びコンセントの設置位置の配置自由度を向上することができるキッチン前収納棚を提供する。【解決手段】背面に調理設備2が設けられる第一背板3と、一対の側板4A,4Bと、天板5と、天板5の下方に配置されて天板5との間に上部収納空間101を形成する棚板7と、第一背板3の手前側に配置されて上部収納空間101の背板となる第二背板8と、を備え、第一背板3は、コンセントが取り付けられる第一貫通孔31を有し、第二背板8は、第一背板3との間に、第一貫通孔31に連通される第一空間103を形成し、一対の側板4A,4Bの少なくとも一方は、電源コード10が引き込まれる第二貫通孔41を有し、棚板7は、内部に第二貫通孔41及び第一空間103に連通される第二空間104を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、キッチンの前に配置されるキッチン前収納に関する。
近年、住宅の間取りとして、キッチン(K)とリビング(L)及びダイニング(D)とを壁等で区切らずに、これらを一つの空間としたLDKが一般的に採用されている。LDKでは、リビング−ダイニング側に向けて調理できるように、キッチンとリビング―ダイニングとの間に、流し台、調理台、コンロ等の調理設備を配置した対面型キッチンが採用されることが多い。このような対面型キッチンでは、調理設備のリビング―ダイニング側に、調理設備が固定される背パネルを、キッチンとリビング―ダイニングとの間の仕切として設置している。そして、背パネルを有効利用するために、背パネルのリビング―ダイニング側に、キッチン前収納棚と呼ばれる収納設備を設けることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−070824号公報 特開2000−102428号公報
ところで、キッチンでは、食器乾燥機や電動調理器具等の電気機器を使用するために、背パネルにコンセントを設置することが求められる。
通常、コンセントに接続される電源コードは、袖壁等の壁面から取り出される。しかしながら、コンセントの設置位置が、電源コードの取出位置から離れていると、電源コードをキッチン前収納棚に通して配線する必要がある。しかも、キッチン前収納棚の設置位置によっては、電源コードの取出位置に対してキッチン前収納棚が前後する。また、調理台の高さ等によっては、電源コードの取出位置に対してコンセントの設置位置が上下する。このため、キッチン前収納棚には、電源コードの取出位置の前後方向における配置自由度と、コンセントの設置位置の上下方向における配置自由度と、が求められる。
この点、特許文献2には、配線を隠すための桟を設けることで、電源コードを露出させずに配線する技術が記載されている。しかしながら、特許文献2に記載された技術を用いると、キッチン前収納棚の外側に配線を隠すための桟を取り付ける必要があるため、キッチン前収納棚の意匠性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、意匠性の低下を抑制しつつ、電源コードの取出位置及びコンセントの設置位置の配置自由度を向上することができるキッチン前収納棚を提供することを目的とする。
本発明に係るキッチン前収納棚は、背面に調理設備が設けられる第一背板と、一対の側板と、天板と、天板の下方に配置されて天板との間に収納空間を形成する棚板と、第一背板の手前側に配置されて収納空間の背板となる第二背板と、を備え、第一背板は、コンセントが取り付けられる第一貫通孔を有し、第二背板は、第一背板との間に、第一貫通孔に連通される第一空間を形成し、一対の側板の少なくとも一方は、電源コードが引き込まれる第二貫通孔を有し、棚板は、内部に第二貫通孔及び第一空間に連通される第二空間を有する。
本発明に係るキッチン前収納棚では、第一貫通孔、第一空間、第二空間及び第二貫通孔がこの順に連通されている。このため、壁から取り出された電源コードを、側板の第二貫通孔から棚板の第二空間に引き込み、第二空間から第一背板と第二背板との間の第一空間に引き込み、第一空間から第一背板の第一貫通孔に引き出すことができる。そして、第一貫通孔に引き出された電源コードにコンセントを接続することで、第一背板の第一貫通孔にコンセントを設置することができる。これにより、電源コードをキッチン前収納棚の内部に配線することができるため、意匠性の低下を抑制することができる。しかも、第二空間を有する棚板は、キッチン前収納棚の前後方向に延びているため、電源コードの取出位置の前後方向における配置自由度が向上する。また、第一空間を形成する第一背板及び第二背板は、キッチン前収納棚の上下方向に延びているため、コンセントの設置位置の上下方向における配置自由度が向上する。
この場合、第二空間は、第一背板まで延びて第一空間に開口していてもよい。このキッチン前収納棚では、第二空間が第一背板まで延びて第一空間に開口しているため、第二空間と第一空間とを容易に連通させることができる。
また、棚板は、芯材と、芯材を挟んで対向配置される上板及び下板と、を有し、第二空間は、上板と下板との間の中空空間であってもよい。このキッチン前収納棚では、棚板が、芯材を上板及び下板で挟む構造であるため、上板と下板との間に芯材分の中空空間が形成される。そこで、この中空空間を第二空間とすることで、棚板の内部に容易に第二空間を形成することができる。
この場合、上板及び下板の少なくとも一方は、収納空間において第二空間を開閉する蓋部を有してもよい。このキッチン前収納棚では、上板及び下板の少なくとも一方の蓋部を開閉することで、棚板の上方又は下方から第二空間を観察することができる。このため、蓋部を開けることで、目視しながら電源コードを第二空間に引き込むことができ、その後、蓋部を閉めることで、収納空間の意匠性が低下するのを抑制することができる。
本発明によれば、意匠性の低下を抑制しつつ、電源コードの取出位置及びコンセントの設置位置の配置自由度を向上することができる。
キッチン前収納棚の斜視図である。 キッチン前収納棚の正面図である。 図2に示すIII−III線における断面図である。 キッチン前収納棚の背面図である。 天板及び引出を取り除いたキッチン前収納棚の斜視図である。 図5に示すキッチン前収納棚の平面図である。 更に第一背板及び蓋部を取り除いたキッチン前収納棚の斜視図である。 図7に示すキッチン前収納棚の平面図である。 図6に示すIX−IX線における断面図である。 図6に示すX−X線における断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態のキッチン前収納棚について詳細に説明する。なお、全図中、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、キッチン前収納棚の斜視図である。図1に示すように、本実施形態のキッチン前収納棚1は、キッチンとリビング−ダイニングとの間に配置されて、背面に調理設備2が設けられる収納棚である。
調理設備2は、キッチンにおいて調理を行う設備である。調理設備2は、例えば、流し台21、調理台22、コンロ23、収納部24等を備えている。
図2は、キッチン前収納棚の正面図である。図3は、図2に示すIII−III線における断面図である。図4は、キッチン前収納棚の背面図である。なお、図1及び図3では、キッチン前収納棚が取り付けられる調理設備も示している。図1〜図4に示すように、キッチン前収納棚1は、第一背板3と、一対の側板4A,4Bと、天板5と、地板6と、棚板7と、第二背板8と、第三背板9と、を備える。なお、本実施形態では、第一背板3に対する調理設備2の反対側が前側となり、第一背板3に対する調理設備2側が後側となる。そして、キッチン前収納棚1の幅方向は、キッチン前収納棚1の正面視における左右方向、つまり図2における左右方向となる。
第一背板3は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形の板状部材である。第一背板3は、調理設備2を固定するとともにキッチンとリビング―ダイニングとを部分的に仕切るための背パネルである。このため、第一背板3の背面には、調理設備2が設けられる。つまり、第一背板3は、キッチン前収納棚1及び調理設備2の背板として機能する。第一背板3は、キッチン前収納棚1の設置面に立設されている。そして、第一背板3は、天板5まで延びており、天板5の後端部を下方から支持している。但し、第一背板3は、キッチン前収納棚1の設置面に立設されていなくてもよく、また、天板5の後端部を下方から支持していなくてもよい。なお、第一背板3の背面には、調理設備2の上方に、耐水性の化粧板(不図示)が貼り付けられる。
第一背板3は、キッチンで使用されるコンセントが取り付けられる第一貫通孔31を有する。第一貫通孔31は、第一背板3を貫通する貫通孔である。第一貫通孔31は、調理設備2の上方に位置する。なお、本実施形態では、第一貫通孔31は、キッチン前収納棚1の左上隅部(キッチン側から見ると右上隅部)に位置するものとして説明する。
側板4A,4Bは、キッチン前収納棚1の前後方向に延びる矩形の板状部材である。側板4Aは、キッチン前収納棚1の右側に配置される側板であり、側板4Bは、キッチン前収納棚1の左側に配置される側板である。側板4A,4Bは、キッチン前収納棚1の設置面に立設されている。そして、側板4A,4Bは、天板5まで延びており、天板5の両側端部を下方から支持している。
側板4A,4Bの少なくとも一方は、電源コード10が引き込まれる第二貫通孔41を有する。本実施形態では、側板4Aのみ、第二貫通孔41を有するものとして説明する。第二貫通孔41は、側板4Aを貫通する貫通孔である。第二貫通孔41は、袖壁等の壁面から取り出される電源コード10の取出位置と同じ高さに形成されている。
天板5は、薄い板状部材により構成される。天板5は、第一背板3や側板4A,4B等により下方から支持されて、調理台22よりも高い位置に配置されている。また、天板5は、カウンターとしても利用されるため、カウンターとして使い勝手の良い高さに配置されている。
地板6は、薄い板状部材により構成される。地板6は、キッチン前収納棚1の収納空間の最下段に配置される棚板である。地板6は、側板4Aから側板4Bまで延びる矩形板状に形成されており、その両端が側板4A及び側板4Bに固定されている。なお、地板6の下側は、キッチン前収納棚1の基台となる蹴込が構成されている。
棚板7は、キッチン前収納棚1の収納空間を上下に仕切る棚板である。棚板7は、天板5の下方且つ地板6の上方に配置されている。棚板7は、側板4Aから側板4Bまで延びる矩形板状に形成されており、その左右端が側板4A及び側板4Bに固定されている。側板4A及び側板4Bに対する棚板7の固定は、例えば、棚板7の両側面に埋設されたボルト用アンカ(不図示)に、側板4A及び側板4Bを挿通させたボルト(不図示)を締結することにより行うことができる。そして、棚板7は、天板5との間に上部収納空間101を形成し、地板6との間に下部収納空間102を形成する。なお、棚板7の詳細な構成については後述する。
上部収納空間101には、上部収納空間101を左右に仕切る仕切板11が配置されている。仕切板11は、棚板7から天板5まで垂直方向に延びる矩形板状に形成されており、その上下端が棚板7及び天板5に固定されている。このため、上部収納空間101は、仕切板11を境にして、右側上部収納空間101Aと左側上部収納空間101Bとに分けられている。また、仕切板11は、後述する第二背板8よりも第一背板3側まで延びているが、第一背板3には当接していない(図6及び図8参照)。つまり、第一背板3と仕切板11との間に隙間が形成されている。
右側上部収納空間101A及び左側上部収納空間101Bには、それぞれ引出12が引き出し可能に収納されている。右側上部収納空間101Aに収納される引出12は、側板4Aの左側面及び仕切板11の右側面に固定された左右の引出レール13(図5及び図7参照)に摺動可能に装着されている。左側上部収納空間101Bに収納される引出12は、側板4Bの右側面及び仕切板11の左側面に固定された左右の引出レール13(図5及び図7参照)に摺動可能に装着されている。
下部収納空間102には、下部収納空間102を左右に仕切る仕切板14が配置されている。仕切板14は、地板6から棚板7まで垂直方向に延びる矩形板状に形成されており、その上下端が地板6及び棚板7に固定されている。このため、下部収納空間102は、仕切板14を境にして、右側下部収納空間102Aと左側下部収納空間102Bとに分けられている。
右側下部収納空間102Aには、一又は複数の可動棚板15が着脱可能に設けられる。左側下部収納空間102Bには、一又は複数の可動棚板15が着脱可能に設けられる。可動棚板15は、右側下部収納空間102A及び左側下部収納空間102Bを上下に仕切る棚板である。右側下部収納空間102Aに設けられる可動棚板15は、側板4Aの左側面及び仕切板14の右側面に取り付けられたダボ等に載置される。左側下部収納空間102Bに設けられる可動棚板15は、側板4Bの右側面及び仕切板14の左側面に取り付けられたダボ等に載置される。
図5は、天板及び引出を取り除いたキッチン前収納棚の斜視図である。図6は、図5に示すキッチン前収納棚の平面図である。図7は、更に第一背板及び蓋部を取り除いたキッチン前収納棚の斜視図である。図8は、図7に示すキッチン前収納棚の平面図である。図3、図5〜図8に示すように、第二背板8は、第一背板3の手前側に配置されて、上部収納空間101の背板として機能する。具体的に説明すると、第二背板8は、仕切板11を境にして、右側第二背板8Aと左側第二背板8Bとに分けられている。右側第二背板8Aは、側板4Aから仕切板11までの幅方向全域に延びる矩形の板状部材であり、側板4Aの左側面、仕切板11の右側面及び棚板7の上面に形成された溝に挿抜可能に差し込まれている。このため、右側上部収納空間101Aは、天板5、棚板7、側板4A、仕切板11及び右側第二背板8Aにより囲まれた空間となる。左側第二背板8Bは、側板4Bから仕切板11までの幅方向全域に延びる矩形の板状部材であり、側板4Bの右側面、仕切板11の左側面及び棚板7の上面に形成された溝に挿抜可能に差し込まれている。このため、左側上部収納空間101Bは、天板5、棚板7、側板4B、仕切板11及び左側第二背板8Bにより囲まれた空間となる。
そして、第二背板8は、第一背板3との間に、第一貫通孔31に連通される第一空間103を形成している。つまり、右側第二背板8A及び左側第二背板8Bは、それぞれ第一背板3から離間して配置されることで第一背板3との間に空間が形成されており、これらの両空間は、仕切板11と第一背板3との間の隙間で連通されている。そして、この空間が、第一空間103となる。このため、第一空間103は、側板4Aから側板4Bまで左右方向に延びるとともに、棚板7から天板5まで上下方向に延びる空間となり、第一貫通孔31と連通される。第一背板3と第二背板8との離間距離は、上部収納空間101を十分に確保する観点から、例えば、30mm以上110mm以下とすることができる。第一背板3と仕切板11との間は、第一空間103の最狭部となるため、第一背板3と仕切板11との間の隙間は、電源コード10の配線スペースを確保する観点から、例えば、20mm以上100mm以下とすることができる。
図3、図5及び図7に示すように、第三背板9は、第一背板3の手前側に配置されて、下部収納空間102の背板として機能する。具体的に説明すると、第三背板9は、仕切板14を境にして、右側第三背板9Aと左側第三背板9Bとに分けられている。右側第三背板9Aは、側板4Aから仕切板14までの幅方向全域に延びる矩形の板状部材であり、側板4Aの左側面、仕切板14の右側面、地板6の上面及び棚板7の下面に形成された溝に差し込まれている。このため、右側下部収納空間102Aは、棚板7、地板6、側板4A、仕切板14及び右側第三背板9Aにより囲まれた空間となる。左側第三背板9Bは、側板4Bから仕切板14までの幅方向全域に延びる矩形の板状部材であり、側板4Bの右側面、仕切板14の左側面、地板6の上面及び棚板7の下面に形成された溝に差し込まれている。このため、左側下部収納空間102Bは、棚板7、地板6、側板4B、仕切板14及び左側第三背板9Bにより囲まれた空間となる。
そして、第三背板9は、第二背板8と同様に、第一背板3との間に第三空間105を形成している。第三空間105は、側板4Aから側板4Bまで左右方向に延びるとともに、棚板7から地板6まで上下方向に延びる空間となる。
図9は、図6に示すIX−IX線における断面図である。図10は、図6に示すX−X線における断面図である。図5〜図10に示すように、棚板7は、内部に第二貫通孔41及び第一空間103に連通される第二空間104を有する。具体的に説明すると、棚板7は、仕切板11及び仕切板14の右側に位置して、右側上部収納空間101Aと右側下部収納空間102Aとを仕切る右側棚板7Aと、仕切板11及び仕切板14の左側に位置して、左側上部収納空間101Bと左側下部収納空間102Bとを仕切る左側棚板7Bと、を有する。右側棚板7A及び左側棚板7Bは、一体に構成されている。そして、右側棚板7Aにより形成される第二空間104が、右側第二空間104Aとなり、左側棚板7Bにより形成される第二空間104が、左側第二空間となる。
右側棚板7Aは、芯材71Aと、芯材71Aを挟んで対向配置される上板72A及び下板73Aと、を有するフラッシュ構造の棚板である。また、左側棚板7Bは、芯材71Bと、芯材71Bを挟んで対向配置される上板72B及び下板73Bと、を有するフラッシュ構造の棚板である。そして、上板72Aと下板73Aとの間の中空空間が、右側第二空間104Aとなり、上板72Bと下板73Bとの間の中空空間が、左側第二空間104Bとなる。なお、芯材71Aと芯材71B、上板72Aと上板72B、下板73Aと下板73Bとは、それぞれ一体である。
芯材71Aは、中央部に中空部が形成されて側板4A側及び第一背板3側に開口した略枠状に形成されている。つまり、芯材71Aの中央部に位置する中空部は、側板4A側及び第一背板3側に開口している。そして、芯材71Aの側板4A側に開口した側板側枠開口部74Aは、少なくとも第二貫通孔41を含むように、キッチン前収納棚1の前後方向に長く形成されている。このため、右側第二空間104Aは、側板側枠開口部74Aから第二貫通孔41に連通される。なお、芯材71Aの第一背板3側に開口した第一背板側枠開口部75Aは、電源コード10の配線スペースを確保できる程度の寸法であればよい。
上板72Aは、右側上部収納空間101Aの底面を構成する。上板72Aは、右側上部収納空間101Aに配置されるが、第一空間103には配置されない。つまり、上板72Aは、右側棚板7Aの手前側先端から右側第二背板8Aまで延びており、第一背板3との間に隙間が形成されている。このため、第一背板3まで延びる右側第二空間104Aは、、上板72Aと第一背板3との間の隙間から第一空間103に開口している。これにより、右側第二空間104Aは、第一空間103に連通される。
また、上板72Aは、右側第二空間104Aを開閉する蓋部76Aを有する。蓋部76Aは、矩形状に形成されている。蓋部76Aの四隅は、芯材71Aに載置されているとともに、ビス等の締結部材77により芯材71Aに着脱可能に取り付けられている。なお、締結部材77を外して蓋部76Aを取り外すと、右側第二空間104Aの一部が露出する。
下板73Aは、右側下部収納空間102Aの天面を構成する。下板73Aは、右側棚板7Aの手前側先端から第一背板3まで延びて、右側上部収納空間101A及び第一空間103の双方に配置されている。
芯材71B、上板72B及び下板73Bは、右側棚板7Aの芯材71A、上板72A及び下板73Aと同様である。つまり、芯材71Bには、側板側枠開口部74A及び第一背板側枠開口部75Aに対応する側板側枠開口部74B及び第一背板側枠開口部75Bが設けられている。但し、側板側枠開口部74Bは、側板4A側ではなく側板4B側に開口する開口である。なお、電源コード10が引き込まれる第二貫通孔が側板4Bに形成される場合は、側板側枠開口部74Bは、少なくともこの第二貫通孔を含むように、キッチン前収納棚1の前後方向に長く形成されている。また、上板72Bには、蓋部76Aに対応する蓋部76Bが設けられている。
次に、キッチン前収納棚1の組み立て方法及び電源コード10の配線方法について説明する。
まず、図7に示すように、第一背板3と、一対の側板4A,4Bと、地板6と、棚板7と、第三背板9とを組み立てる。このとき、棚板7から、蓋部76Aを取り外しておく。この状態では、第一空間103及び右側第二空間104Aが外部から視認可能となる。
次に、壁から引き出された電源コード10を、第二貫通孔41から側板側枠開口部74Aを通って右側第二空間104Aに引き込み、仕切板11と第一背板3との間を通して、第一貫通孔31から引き出す。
次に、図5に示すように、電源コード10を第一背板側枠開口部75Aに通して、蓋部76Aを閉じる。そして、電源コード10を第一背板3に沿わせて、右側第二背板8A及び左側第二背板8Bを組み付ける。すると、壁から引き出された電源コード10は、第二貫通孔41からキッチン前収納棚1の内部に引き込まれ、右側第二空間104A及び第一空間103を通って、第一貫通孔31からキッチン側に引き出される。
そして、電源コード10にコンセントを接続し、コンセントを第一背板3のキッチン側に設置する。これにより、電源コード10の配線が終了する。また、天板5を組み付け、適宜引出12や可動棚板15を取り付けることで、キッチン前収納棚1の組み立てが終了する。
このように、本実施形態のキッチン前収納棚1では、第一貫通孔31、第一空間103、右側第二空間104A及び第二貫通孔41がこの順に連通されている。このため、壁から取り出された電源コード10を、側板4Aの第二貫通孔41から棚板7の右側第二空間104Aに引き込み、右側第二空間104Aから第一背板3と第二背板8との間の第一空間103に引き込み、第一空間103から第一背板3の第一貫通孔31に引き出すことができる。そして、第一貫通孔31に引き出された電源コード10にコンセントを接続することで、第一背板3の第一貫通孔31にコンセントを設置することができる。これにより、電源コード10をキッチン前収納棚1の内部に配線することができるため、意匠性の低下を抑制することができる。しかも、右側第二空間104Aを有する棚板7は、キッチン前収納棚1の前後方向に延びているため、電源コード10の取出位置の前後方向における配置自由度が向上する。また、第一空間103を形成する第一背板3及び第二背板8は、キッチン前収納棚1の上下方向に延びているため、コンセントの設置位置の上下方向における配置自由度が向上する。
また、右側第二空間104Aが第一背板3まで延びて第一空間103に開口しているため、右側第二空間104Aと第一空間103とを容易に連通させることができる。
また、棚板7が、芯材71A,71Bを上板72A,72B及び下板73A,73Bで挟む構造であるため、上板72A,72Bと下板73A,73Bとの間に芯材71A,71B分の中空空間が形成される。そこで、この中空空間を右側第二空間104A及び左側第二空間104Bとすることで、棚板7の内部に容易に右側第二空間104A及び左側第二空間104Bを形成することができる。
また、上板72Aの蓋部76Aを開閉することで、棚板7の上方から右側第二空間104Aを観察することができる。このため、蓋部76Aを開けることで、目視しながら電源コード10を右側第二空間104Aに引き込むことができ、その後、蓋部76Aを閉めることで、上部収納空間101の意匠性が低下するのを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、側板4Aに第二貫通孔41が形成されており、右側第二空間104Aから第一空間103に電源コード10を引き込むものとして説明したが、側板4Bに第二貫通孔41が形成されている場合は、左側第二空間104Bから第一空間103に電源コードを引き込めばよい。
また、上記実施形態では、仕切板11及び仕切板14により収納空間が左右に二分割されるものとして説明したが、収納空間が左右に分割されていなくてもよく、また、収納空間が左右に3以上に分割されていてもよい。
また、上記実施形態では、第一貫通孔31が棚板7よりも上方に位置するものとして説明したが、第一貫通孔が棚板7よりも下方に位置する場合は、下板73Aと第一背板3との間に隙間を形成することで、第一空間103と第三空間105とを連通させればよい。
また、上記実施形態では、棚板の上板のみが第二空間開閉する蓋部を有するものとして説明したが、蓋部は、棚板の上板及び下板の少なくとも一方に有していればよい。このため、例えば、上板と下板の双方が蓋部を有していてもよい。
1…キッチン前収納棚、2…調理設備、3…第一背板、4A,4B…側板、5…天板、6…地板、7…棚板、7A…右側棚板、7B…左側棚板、8…第二背板、8A…右側第二背板、8B…左側第二背板、9…第三背板、9A…右側第三背板、9B…左側第三背板、10…電源コード、11…仕切板、12…引出、13…引出レール、14…仕切板、15…可動棚板、21…流し台、22…調理台、23…コンロ、24…収納部、31…第一貫通孔、41…第二貫通孔、71A,71B…芯材、72A,72B…上板、73A,73B…下板、74A,74B…側板側枠開口部、75A,75B…第一背板側枠開口部、76A,76B…蓋部、77…締結部材、101…上部収納空間、101A…右側上部収納空間、101B…左側上部収納空間、102…下部収納空間、102A…右側下部収納空間、102B…左側下部収納空間、103…第一空間、104…第二空間、104A…右側第二空間、104B…左側第二空間、105…第三空間。

Claims (4)

  1. 背面に調理設備が設けられる第一背板と、
    一対の側板と、
    天板と、
    前記天板の下方に配置されて前記天板との間に収納空間を形成する棚板と、
    前記第一背板の手前側に配置されて前記収納空間の背板となる第二背板と、を備え、
    前記第一背板は、コンセントが取り付けられる第一貫通孔を有し、
    前記第二背板は、前記第一背板との間に、前記第一貫通孔に連通される第一空間を形成し、
    前記一対の側板の少なくとも一方は、電源コードが引き込まれる第二貫通孔を有し、
    前記棚板は、内部に前記第二貫通孔及び前記第一空間に連通される第二空間を有する、
    キッチン前収納棚。
  2. 前記第二空間は、前記第一背板まで延びて前記第一空間に開口している、
    請求項1に記載のキッチン前収納棚。
  3. 前記棚板は、芯材と、前記芯材を挟んで対向配置される上板及び下板と、を有し、
    前記第二空間は、前記上板と前記下板との間の中空空間である、
    請求項1又は2に記載のキッチン前収納棚。
  4. 前記上板及び前記下板の少なくとも一方は、前記第二空間を開閉する蓋部を有する、
    請求項3に記載のキッチン前収納棚。
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JP2020054437A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大和ハウス工業株式会社 室内の収納構造

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