JP6620500B2 - 収納棚 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチン前収納等に用いられる収納棚に関する。
従来から、キッチンとダイニングとの間に配置されるキッチン前収納棚が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。このようなキッチン前収納棚としては、天板と調理台との統一性を図るために、天板にも調理台と同じ人工大理石が用いられるものがある。
特開2003−189952号公報 特開平06−070824号公報
近年、意匠的な観点から、キッチン前収納棚の最上段を、キッチン前収納棚の幅方向全域に亘って仕切りのないオープン棚にしたいとの要望がある。
しかしながら、このようなオープン棚では、天板を支持する仕切が無いため、天板に重量物である人工大理石を用いると、天板の前端部が垂れ下がり易くなって耐荷重性が低下するという問題がある。そこで、天板の重量増加を抑制するとともに、キッチン前収納棚にシャープで軽快な意匠性を与えるために、人工大理石の天板を薄くすることが考えられる。しかしながら、単に天板を薄くするだけでは、天板の剛性が小さくなって耐荷重性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、天板に人工大理石を用いる場合に、天板を薄くしつつ耐荷重性の低下を抑制できるキッチン前収納棚を提供することを課題とする。
本発明に係るキッチン前収納棚は、背面に調理設備が設けられる背板と、一対の対向する側板と、人工大理石の天板と、天板の下方に配置されて天板との間に上段収納棚を形成する上段棚板と、天板を支持する天板支持部材と、を備え、天板支持部材は、天板の下方に配置されて一対の側板に固定された水平支持板と、水平支持板の手前側に配置されて水平支持板に固定された前框と、を有し、水平支持板は、天板の中央部を支持し、前框は、天板の前端部を支持する。
本発明に係るキッチン前収納棚では、天板に人工大理石が用いられており、天板と上段棚板との間に上段収納棚が形成されている。天板の中央部は、天板の下方に配置されて一対の側板に固定された水平支持板に支持されており、天板の前端部は、水平支持板の手前側に配置されて水平支持板に固定された前框に支持されている。このため、天板を薄くしても、耐荷重性が低下するのを抑制することができる。
この場合、上段収納棚は、一方の側板から他方の側板までキッチン前収納棚の幅方向に貫通されていることが好ましい。このキッチン前収納棚では、上段収納棚が一方の側板から他方の側板までキッチン前収納棚の幅方向に貫通されているため、キッチン前収納棚に幅方向に広がる意匠性を与えることができる。
また、前框は、天板と水平支持板との間に空間が形成されるように天板を支持し、天板支持部材は、空間において天板に接着されて水平支持板に固定される固定用板を更に有することが好ましい。このキッチン前収納棚では、前框により天板と水平支持板との間に空間が形成されるため、前框を高くすることにより前框の耐荷重性を向上させることができるとともに、上段収納棚の上方に配置される天板及び天板支持部材の軽量化を図ることができる。そして、天板に接着された固定用板が水平支持板に固定されることで、水平支持板に対して天板を固定することができる。
また、天板支持部材は、キッチン前収納棚の幅方向に延びて上段棚板に対して水平支持板を支持する垂直支持部材を更に有することが好ましい。このキッチン前収納棚では、キッチン前収納棚の幅方向に延びる垂直支持部材が、上段棚板に対して水平支持板を支持するため、キッチン前収納棚の幅方向全域に亘って仕切りのない上段収納棚を形成しつつ、水平支持板及び天板の耐荷重性を向上することができる。
また、前框は、前框の前端面に向けて天板側に傾斜する傾斜底面を有し、天板は、前框から突出することが好ましい。このキッチン前収納棚では、前框は、傾斜底面により前框の前端面に向けて天板側に傾斜するため、天板を薄く見せることができる。また、天板が前框から突出しているため、天板と前框とが面一になっている場合に比べて、天板を薄く見せることができる。これにより、キッチン前収納棚にシャープで軽快な意匠性を与えることができる。
本発明によれば、天板に人工大理石を用いる場合に、天板を薄くしつつ耐荷重性の低下を抑制できる。
実施形態のキッチン前収納棚の斜視図である。 図1に示すキッチン前収納棚の正面図である。 図1に示すキッチン前収納棚の平面図である。 図3に示すIII−III線における断面図である。 図3に示す断面図の一部拡大図である。 図5に示すVI−VI線における断面図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。 天板の支持構造の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態のキッチン前収納棚について詳細に説明する。なお、全図中、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態のキッチン前収納棚の斜視図である。図2は、図1に示すキッチン前収納棚の正面図である。図3は、図1に示すキッチン前収納棚の平面図である。図4は、図3に示すIII−III線における断面図である。図5は、図3に示す断面図の一部拡大図である。図6は、図5に示すVI−VI線における断面図である。図1〜図6に示すように、本実施形態のキッチン前収納棚1は、キッチンとダイニングとの間に配置されて、背面に調理設備が設けられる収納棚である。キッチン前収納棚1は、調理設備2と、背板3と、一対の対向する側板4A,4Bと、前面収納部5と、側面収納部6と、天板7と、天板支持部材8と、を備える。なお、本実施形態では、前面収納部が配置される側が前側となり、調理設備が配置される側が後側となる。そして、キッチン前収納棚1の幅方向は、キッチン前収納棚1の正面視における左右方向、つまり図2における左右方向となる。
調理設備2は、キッチンにおいて調理を行う設備である。調理設備2は、例えば、流し台21、調理台22、コンロ23、収納部24等を備えている。
背板3は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形の板状部材である。背板3の背面には、調理設備2が設けられる。背板3の前面には、前面収納部5が設けられる。つまり、背板3は、調理設備2の背板及び前面収納部5の背板として機能する。背板3は、キッチン前収納棚1の設置面に立設されている。そして、背板3は、天板7まで延びており、天板7の後端部を下方から支持している。なお、背板3の背面には、調理設備2の上方に、耐水性の化粧板31が貼り付けられる。
側板4A,4Bは、キッチン前収納棚1の前後方向に延びる矩形の板状部材である。側板4Aは、キッチン前収納棚1の右側に配置される側板であり、側板4Bは、キッチン前収納棚1の左側に配置される側板である。側板4A,4Bは、キッチン前収納棚1の設置面に立設されている。そして、側板4A,4Bは、天板7まで延びており、天板7の両側端部を下方から支持している。なお、側板4A,側板4Bの外表面には、化粧板が貼り付けられている。
前面収納部5は、背板3の前面に設けられて、キッチン前収納棚1の前方に向けられた収納設備である。前面収納部5は、下段棚板51と、上段棚板52と、を備えている。
下段棚板51は、前面収納部5の下部において前面収納部5を上下に仕切る棚板である。下段棚板51は、側板4Aから側板4Bまで延びる矩形板状に形成されており、その両端が側板4A及び側板4Bに固定されている。側板4A及び側板4Bに対する下段棚板51の固定は、例えば、下段棚板51の両側面に埋設されたボルト用アンカ(不図示)に、側板4A及び側板4Bを挿通させたボルト(不図示)を締結することにより行うことができる。
上段棚板52は、前面収納部5の上部において前面収納部5を上下に仕切る棚板である。上段棚板52は、側板4Aから側板4Bまで延びる矩形板状に形成されており、その両端が側板4A及び側板4Bに固定されている。側板4A及び側板4Bに対する上段棚板52の固定は、例えば、上段棚板52の両側面に埋設されたボルト用アンカ(不図示)に、側板4A及び側板4Bを挿通させたボルト(不図示)を締結することにより行うことができる。
前面収納部5には、下段棚板51と上段棚板52とにより、前面収納部5の下段に位置する蹴込53と、前面収納部5の中段に位置する戸棚54と、前面収納部5の上段に位置するオープン棚55と、が形成されている。つまり、前面収納部5は、蹴込53、戸棚54及びオープン棚55の三段構成となっている。
蹴込53は、前面収納部5を支える基台となる部位であり、足が入り込むように戸棚54の前端よりも奥側に凹んでいる。
戸棚54は、前面に開閉可能な扉56が配置された収納棚である。戸棚54は、1又は複数の戸棚用仕切板54aと、1又は複数の戸棚用着脱棚板54bと、戸棚用背板54cと、を備えている。
戸棚用仕切板54aは、戸棚54をキッチン前収納棚1の幅方向に仕切る仕切板である。戸棚用仕切板54aは、下段棚板51から上段棚板52まで垂直方向に延びる矩形板状に形成されており、その両端が下段棚板51及び上段棚板52に当接されている。このため、戸棚用仕切板54aは、上段棚板52を下方から支持する。なお、戸棚用仕切板54aの上下端は、下段棚板51及び上段棚板52に固定されていてもよい。この場合、側板4A及び側板4Bに対する上段棚板52の固定は、例えば、接着又はボルト締めにより行うことができる。
戸棚用着脱棚板54bは、戸棚54をキッチン前収納棚1の上下向に仕切る棚板である。戸棚用着脱棚板54bは、側板4A、戸棚用仕切板54a及び側板4Bにより仕切られる各空間において、着脱可能に設置される。戸棚用着脱棚板54bの設置は、例えば、側板4A、戸棚用仕切板54a及び側板4Bに固定されたダボに戸棚用着脱棚板54bを載置することにより行うことができる。
戸棚用背板54cは、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形の板状部材である。戸棚用背板54cは、背板3の前方に配置されて、スペーサー54dを介して背板3に固定される。このため、戸棚用背板54cは、戸棚54の背板として機能する。戸棚用背板54cは、下段棚板51に立設されている。そして、戸棚用背板54cは、上段棚板52まで延びて、上段棚板52の後端部を下方から支持している。
オープン棚55は、前面が開放された収納棚である。なお、オープン棚55は、戸棚54の上段に位置するため、上段収納棚ともいう。オープン棚55は、側板4Aから側板4Bまでキッチン前収納棚1の幅方向に貫通されている。つまり、オープン棚55には、側板4Aと側板4Bとの間において、奥行き方向に延びてオープン棚55を幅方向に仕切る仕切板が設けられていない。
側面収納部6は、背板3の背面に設けられて、キッチン前収納棚1の調理設備2とは反対側の側方に向けられた収納設備である。側面収納部6は、本等を展示、収納等する棚板61と、背板3とは反対側に配置される側板62と、を備える。そして、側面収納部6は、調理設備2の側面収納部6側の側板(不図示)を背板(不図示)として利用し、背板3を一方側の側板として利用する。
天板7は、前面収納部5及び側面収納部6の天板として機能する。天板7は、人工大理石により形成された薄い板状部材である。天板7は、前面収納部5に沿って延びる第一天板部71と、側面収納部6に沿って延びる第二天板部72と、を備えている。つまり、天板7は、第一天板部71及び第二天板部72により、L字状に形成されている。天板7は、調理台22よりも高い位置に配置されている。また、天板7は、カウンターとしても利用されるため、カウンターとして使い勝手の良い高さに配置されている。
ところで、人工大理石の原板は、一般に所定の規定サイズで流通している。このため、略L字状に形成された天板7を形成するためには、二枚の原板を接合する必要がある。一方、L字状の天板7は、運搬等する際に、その内隅において最も強い応力を受ける。このため、二枚の原板を、それぞれ第一天板部71と第二天板部72とに分けると、その内隅を起点として第一天板部71と第二天板部72との境界に亀裂が生じる可能性がある。そこで、二枚の原板の接合面73を、第一天板部71と第二天板部72との境界ではなく、第一天板部71内又は第二天板部72内に位置することが好ましい。本実施形態では、接合面73を、第二天板部72内に位置するものとして説明する。つまり、第一天板部71と第二天板部72の一部とにより構成されるL字状の部分を一枚の原板で形成し、第二天板部72の残りの一部により構成される矩形の部分を他の一枚の原板で形成する。
天板支持部材8は、天板7を支持する部材である。天板支持部材8は、水平支持板82と、前框83と、1又は複数の固定用板84と、垂直支持板85と、を備える。天板支持部材8を構成する補助垂直板81、水平支持板82、前框83、固定用板84及び垂直支持板85は、人工大理石よりも軽い素材、例えば木材により構成されている。
水平支持板82は、天板7の下方に配置されている。水平支持板82は、側板4Aから側板4Bまで水平方向に延びる矩形板状に形成されており、その両端が側板4A及び側板4Bに固定されている。側板4A及び側板4Bに対する水平支持板82の固定は、例えば、図6に示すように、水平支持板82の両側面に埋設されたボルト用アンカ87に、側板4A及び側板4Bを挿通させたボルト88を締結することにより行うことができる。この場合、側板4A及び側板4Bに対する水平支持板82の支持強度を高めるために、ボルト用アンカ87及びボルト88の組は、キッチン前収納棚1の奥行き方向に複数設けることが好ましい。
水平支持板82の後端は、背板3に当接されている。なお、水平支持板82の後端は、背板3に固定されていてもよい。この場合、背板3に対する水平支持板82の固定は、例えば、水平支持板82の後端面に埋設されたボルト用アンカ(不図示)に、背板3を挿通させたボルト(不図示)を締結することにより行うことができる。
前框83は、側板4Aから側板4Bまで水平方向に延びる棒状に形成されている。前框83は、水平支持板82の手前側に配置されており、前框83の後端部は、水平支持板82の前端部に固定されている。水平支持板82に対する前框83の固定は、例えば、次のように行うことができる。水平支持板82の前端部に、幅方向全域に延びる凸部82aを設け、前框83の後端部に、幅方向全域に延びる凹溝83aを設ける。そして、凸部82aを凹溝83aに嵌め込んで、凸部82aと凹溝83aとを接着する。これにより、水平支持板82に対して前框83を固定することができる。なお、図6に示すように、前框83は、水平支持板82にのみ固定され、側板4A,4Bには固定されない。
そして、前框83は、天板7と水平支持板82との間に空間Aが形成されるように、天板7を支持する。具体的に説明すると、前框83の高さ(厚さ)を、水平支持板82の厚さよりも大きくする。また、前框83の下面を、水平支持板82の下面と面一にすることで、前框83を水平支持板82よりも上方に突出させる。そして、前框83の水平支持板82よりも上方に突出した部分に天板7を載置する。これにより、天板7と水平支持板82との間に空間Aが形成されるように、前框83により天板7を支持することができる。
また、前框83には、傾斜底面83bが形成されている。傾斜底面83bは、前框83の手前側の底面であり、前框83の前端面に向けて天板7側に傾斜している。傾斜底面83bは、例えば、前框83の手前側の下部に位置する角部を面取りすることにより形成することができる。更に、天板7は、前框83から前方に突出している。なお、天板7は、背板3からも後方に突出している。
固定用板84は、空間Aにおいて天板7に接着されている。なお、固定用板84は、天板7の前面に接着されてもよいが、天板7の反り防止、固定用板84の軽量化などの観点から、天板7の一部にのみ接着されていることが好ましい。そして、天板7に接着された固定用板84は、水平支持板82に固定されている。このため、水平支持板82は、固定用板84を介して、天板7の中央部を下方から支持する。水平支持板82に対する固定用板84の固定は、例えば、固定用板84に挿通したネジ86を固定用板84にねじ込むことにより行うことができる。なお、固定用板84が複数ある場合、隣り合う固定用板84を所定間隔で離間させることが好ましい。
垂直支持板85は、キッチン前収納棚1の幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材である。垂直支持板85は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形板状に形成されており、その両端が側板4A及び側板4Bに固定されている。側板4A及び側板4Bに対する垂直支持板85の固定は、例えば、垂直支持板85の両側面に埋設されたボルト用アンカ(不図示)に、側板4A及び側板4Bを挿通させたボルト(不図示)を締結することにより行うことができる。
垂直支持板85は、上段棚板52の前後方向における中央部に立設されている。そして、垂直支持板85は、水平支持板82まで垂直に延びて、水平支持板82の前後方向における中央部を下方から支持している。なお、垂直支持板85は、上段棚板52及び水平支持板82に固定されていてもよい。この場合、上段棚板52及び水平支持板82に対する垂直支持板85の固定は、例えば、接着又はボルト締めにより行うことができる。
ところで、垂直支持板85は、上段棚板52と天板7及び天板支持部材8との間の空間を前後方向に仕切る。そして、垂直支持板85の前面側の空間Bが、オープン棚55となり、垂直支持板85の背面側の空間Cが、キッチン前収納棚1の各種配線を収納する配線スペースとなる。なお、空間Bは、側板4A、側板4B、上段棚板52、天板支持部材8(水平支持板82及び前框83)及び垂直支持板85により囲まれて、前方に開放される空間である。また、空間Cは、側板4A、側板4B、上段棚板52、天板支持部材8(水平支持板82及び前框83)、垂直支持板85及び補助垂直板81(背板3)により囲まれる閉空間である。
なお、上段棚板52に対する垂直支持板85の立設位置は、上段棚板52の前後方向における何れの位置であってもよく、背板3に近づくほどオープン棚55の空間Bを広く取ることができ、背板3から遠ざかるほど水平支持板82の支持強度を向上させることができる。
このように、本実施形態のキッチン前収納棚1では、天板7に人工大理石が用いられており、天板7と上段棚板52との間にオープン棚55が形成されている。天板7の中央部は、天板7の下方に配置されて一対の側板4A,4Bに固定された水平支持板82に固定されており、天板7の前端部は、水平支持板82の手前側に配置されて水平支持板82に固定された前框83に支持されている。このため、天板7を薄くしても、耐荷重性が低下するのを抑制することができる。
また、オープン棚55が側板4Aから側板4Bまでキッチン前収納棚1の幅方向に貫通されているため、キッチン前収納棚1に幅方向に広がる意匠性を与えることができる。
また、前框83により天板7と水平支持板82との間に空間Aが形成されるため、前框83を高くすることにより前框83の耐荷重性を向上させることができるとともに、オープン棚55の上方に配置される天板7及び天板支持部材8の軽量化を図ることができる。しかも、空間Aは、収納空間、配線用の空間等として使用することができる。そして、天板7に接着された固定用板84が水平支持板82に固定されることで、水平支持板82に対して天板7を固定することができる。
また、前框83が水平支持板82にのみ固定されて側板4A,4Bには固定されないため、側板4A,4Bに対する天板支持部材8の取り付け作業性を向上することができる。
また、キッチン前収納棚1の幅方向に延びる垂直支持板85が、上段棚板52に対して水平支持板82を支持するため、キッチン前収納棚1の幅方向全域に亘って仕切りのないオープン棚55を形成しつつ、水平支持板82及び天板7の耐荷重性を向上することができる。
また、前框83は、傾斜底面83bにより前框83の前端面に向けて天板7側に傾斜するため、天板7を薄く見せることができる。これにより、キッチン前収納棚1にシャープで軽快な意匠性を与えることができる。
また、天板7が前框83から突出しているため、天板7と前框83とが面一になっている場合に比べて、天板7を薄く見せることができる。これにより、キッチン前収納棚1にシャープで軽快な意匠性を与えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、側面収納部6を備えるものとして説明したが、収納部としては、前面収納部5のみ備えており、側面収納部6を備えなくてもよい。
また、上記実施形態では、天板7の支持構造について具体的に説明したが、例えば図7〜図14に示すように、天板7は、前框83の他に、如何なる部材により支持してもよい。図7〜図14は、図5に対応する図であって、天板の支持構造の変形例を示す図である。
図7に示す変形例のキッチン前収納棚1Aでは、垂直支持部材として機能する垂直支持板85が設けられていない。このため、空間Bを広くすることができる。この場合、水平支持板82は、側板4A,4Bに固定されるが、下方から支持されない。なお、キッチン前収納棚1Aでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、背板3に固定されていることが好ましい。そして、天板7は、上記実施形態と同様に、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。
図8に示す変形例のキッチン前収納棚1Bでは、垂直支持部材として機能する垂直支持板85が設けられていない。また、このキッチン前収納棚1Bでは、背板3は、設置面に立設されておらずに、上段棚板52に立設されている。この場合、水平支持板82は、側板4A,4Bに固定されるが、下方から支持されない。なお、キッチン前収納棚1Bでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、背板3に固定されていることが好ましい。そして、天板7は、上記実施形態と同様に、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、空間Bを広くすることができる。
図9に示す変形例のキッチン前収納棚1Cでは、背板3が天板7に当接しておらず、天板7と背板3との間に隙間が形成されている。つまり、天板7は、背板3により下方から支持されない。なお、キッチン前収納棚1Cでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、垂直支持板85に固定されていることが好ましい。この場合、水平支持板82は、上記実施形態と同様に、垂直支持板85により下方から支持される。そして、天板7は、前端部において前框83に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、天板7と背板3との納まりが良くなる。
図10に示す変形例のキッチン前収納棚1Dでは、背板3が天板7に当接しておらず、天板7と背板3との間に隙間が形成されている。つまり、天板7は、背板3により下方から支持されない。また、このキッチン前収納棚1Dでは、垂直支持板85の代わりに箱型補強部材91が設けられている。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1Dの幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材である。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1の幅方向に延びる箱状に形成されている。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びていてもよく、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びていなくてもよい。箱型補強部材91がキッチン前収納棚1の幅方向全域に延びていない場合、箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1の幅方向に一つのみ設けられていてもよく、キッチン前収納棚1の幅方向に複数設けられていてもよい。箱型補強部材91の上面は、水平支持板82の下面に当接されている。箱型補強部材91の下面は、上段棚板52の上面に当接されている。箱型補強部材91の背面は、背板3の前面に当接されている。箱型補強部材91の両側面は、側板4A,4Bの内面に当接されている。この場合、水平支持板82は、箱型補強部材91により下方から支持される。なお、キッチン前収納棚1Dでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、箱型補強部材91に固定されていることが好ましい。そして、天板7は、前端部において前框83に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、天板7と背板3との納まりが良くなる。また、水平支持板82の支持強度が向上する。
図11に示す変形例のキッチン前収納棚1Eでは、背板3は、設置面に立設されておらずに、上段棚板52に立設されている。また、このキッチン前収納棚1Eでは、補助水平板92が更に設けられている。補助水平板92は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形板状に形成されている。補助水平板92は、垂直支持板85と背板3との間において、上段棚板52の上面に当接されている。補助水平板92の前端は、垂直支持板85に固定されており、補助水平板92の後端は、背板3に固定されている。この場合、水平支持板82は、上記実施形態と同様に、垂直支持板85により下方から支持される。なお、キッチン前収納棚1Eでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、垂直支持板85に固定されていることが好ましい。そして、天板7は、上記実施形態と同様に、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、背板3の下端部が補助水平板92に固定されるため、背板3が傾倒するのを抑制できる。
図12に示す変形例のキッチン前収納棚1Fでは、垂直支持板85の代わりに箱型補強部材91が設けられている。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1Fの幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材であり、キッチン前収納棚1Dの箱型補強部材91と同じものである(図10参照)。この場合、水平支持板82は、箱型補強部材91により下方から支持される。なお、キッチン前収納棚1Fでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、箱型補強部材91に固定されていることが好ましい。そして、天板7は、上記実施形態と同様に、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、水平支持板82の支持強度が向上する。
図13に示す変形例のキッチン前収納棚1Gでは、箱型補強部材91が更に設けられている。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1Gの幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材であり、キッチン前収納棚1Dの箱型補強部材91と同じものである(図10参照)。そして、箱型補強部材91の前面が、垂直支持板85の背面に当接されている。なお、キッチン前収納棚1Gでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、垂直支持板85及び箱型補強部材91に固定されていることが好ましい。この場合、水平支持板82は、垂直支持板85及び箱型補強部材91により下方から支持される。そして、天板7は、上記実施形態と同様に、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、水平支持板82の支持強度が更に向上する。
図14に示す変形例のキッチン前収納棚1Hでは、箱型補強部材91と、補助垂直板93と、が更に設けられている。箱型補強部材91は、キッチン前収納棚1Hの幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材であり、キッチン前収納棚1Dの箱型補強部材91と同じものである(図10参照)。箱型補強部材91は、垂直支持板85と背板3との間に配置されて、垂直支持板85に当接されている。補助垂直板93は、キッチン前収納棚1Hの幅方向に延びて上段棚板52に対して水平支持板82を支持する垂直支持部材である。補助垂直板93は、キッチン前収納棚1の幅方向全域に延びる矩形板状に形成されている。補助垂直板93は、上段棚板52の前後方向における後端部(背板3側の端部)に立設されている。そして、補助垂直板93は、天板7まで延びて、天板7の後端部を下方から支持している。また、補助垂直板93は、箱型補強部材91と背板3との間に配置されて、箱型補強部材91及び背板3に当接されている。なお、キッチン前収納棚1Hでは、水平支持板82の支持強度を向上させるために、水平支持板82は、垂直支持板85及び箱型補強部材91に固定されていることが好ましい。この場合、水平支持板82は、垂直支持板85及び箱型補強部材91により下方から支持される。そして、天板7は、前端部において前框83に支持され、後端部において背板3及び補助垂直板93に支持され、両側端部において側板4A,4Bに支持され、前後方向中央部において固定用板84を介して水平支持板82に支持される。これにより、水平支持板82の支持強度が更に向上する。また、垂直支持板85が傾倒するのを抑制できる。
このように、図7〜図14に示す変形例のキッチン前収納棚1A〜1Hにおいても、天板7の前端部が前框83により支持されるため、上記実施形態と同様に、天板7を薄くしても、耐荷重性が低下するのを抑制することができる。なお、キッチン前収納棚1A〜1Hにおいて、天板7は、側板4A,4Bに支持されていなくてもよい。また、キッチン前収納棚1Aのように背板3が設置面に立設されていない場合、調理設備2と前面収納部5との間に隙間が生じるが、この隙間に、スペーサー等の隙間埋め材や充填材を充填することで、剛性が低下するのを抑制することができる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H…キッチン前収納棚、2…調理設備、3…背板、4A…側板(一方の側板)、4B…側板(他方の側板)、5…前面収納部、6…側面収納部、7…天板、8…天板支持部材、21…流し台、22…調理台、23…コンロ、24…収納部、31…化粧板、51…下段棚板、52…上段棚板、53…蹴込、54…戸棚、54a…戸棚用仕切板、54b…戸棚用着脱棚板、54c…戸棚用背板、54d…スペーサー、55…オープン棚(上段収納棚)、56…扉、61…棚板、62…側板、71…第一天板部、72…第二天板部、73…接合面、82…水平支持板、82a…凸部、83…前框、83a…凹溝、83b…傾斜底面、84…固定用板、85…垂直支持板、86…ネジ、87…ボルト用アンカ、88…ボルト、91…箱型補強部材、92…補助水平板、93…補助垂直板、A…空間、B…空間、C…空間。

Claims (7)

  1. 背面に調理設備が設けられる背板と、
    一対の対向する側板と、
    人工大理石の天板と、
    前記天板の下方に配置されて前記天板との間に上段収納棚を形成する上段棚板と、
    前記天板を支持する天板支持部材と、を備え、
    前記天板支持部材は、
    前記天板の下方に配置されて前記一対の側板に固定された水平支持板と、
    前記水平支持板の手前側に配置されて前記水平支持板に固定された前框と、を有し、
    前記水平支持板は、前記天板の中央部を支持し、
    前記前框は、前記天板の前端部を支持する、
    キッチン前収納棚。
  2. 前記上段収納棚は、一方の前記側板から他方の前記側板までキッチン前収納棚の幅方向に貫通されている、
    請求項1に記載のキッチン前収納棚。
  3. 前記前框は、前記天板と前記水平支持板との間に空間が形成されるように前記天板を支持し、
    前記天板支持部材は、前記空間において前記天板に接着されて前記水平支持板に固定される固定用板を更に有する、
    請求項1又は2に記載のキッチン前収納棚。
  4. 前記天板支持部材は、前記キッチン前収納棚の幅方向に延びて前記上段棚板に対して前記水平支持板を支持する垂直支持部材を更に有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のキッチン前収納棚。
  5. 前記前框は、前記前框の前端面に向けて前記天板側に傾斜する傾斜底面を有する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のキッチン前収納棚。
  6. 前記天板は、前記前框から突出する、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のキッチン前収納棚。
  7. 前記背板は、前記天板まで延びており、前記天板の後端部を下方から支持している、
    請求項1〜6の何れか一項に記載のキッチン前収納棚。
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