JP2018078756A - 電力変換装置、及びそれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空調機としての重負荷時においても、軽負荷時と同等の消費電力と低ノイズのスイッチング電源回路を備える電力変換装置を提供する。前記電力変換装置を備える低消費電力の空気調和機を提供する。【解決手段】交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路11と、前記全波倍電圧整流回路11から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路12と、を備え、前記全波倍電圧整流回路11は、複数のダイオードをブリッジ接続した整流回路14と複数のコンデンサによる平滑回路とを具備し、前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点が、前記整流回路を構成するダイオードブリッジ14の交流電圧が入力する二つのダイオードの接続点153に接続され、前記スイッチング電源回路12は、前記全波倍電圧整流回路11が有する前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点から直流電圧を供給される。【選択図】 図1
Description
本発明は、電力変換装置、及びそれを用いた空気調和機に関する。
一般的に空気調和機は、交流電圧の商用電源から直流電圧に変換するコンバータ回路と、この直流電圧に変換された直流電源から三相交流に変換するインバータ回路とを備え、前記三相交流を制御することで、圧縮機や室外ファンモータを駆動する構成としている。
また、前記インバータ回路を制御するドライブ回路、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源として、前記直流電源からスイッチング素子を用いて降圧し、前記制御用電源を構成するスイッチング電源を備えている。
また、前記インバータ回路を制御するドライブ回路、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源として、前記直流電源からスイッチング素子を用いて降圧し、前記制御用電源を構成するスイッチング電源を備えている。
空気調和機は、家庭内で使用される電力消費量の中でも比較的多くの電力を消費する機器であるため、室温が設定値に到達し安定している状態、つまり軽負荷時は低消費で駆動させることが求められる。一方、寒さが厳しい環境下等では高い暖房能力が求められるため、重負荷での駆動も求められる。
そのため、軽負荷から高負荷までワイドレンジに駆動し、その中でも全域に渡って高効率な駆動が求められる。
この課題を解決するために、消費電力の低減手段として様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1がある。
この課題を解決するために、消費電力の低減手段として様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1がある。
特許文献1の要約書の解決手段には、「プリドライバ17でスイッチング素子5をオン,オフ制御し、スイッチング素子5のオフの瞬間、トランス1で負荷に応じた量の電力がメイン巻線2から二次巻線4a〜4gに伝達される。スイッチング素子5のオン後、フィードバック回路11は二次側電圧VRを監視してスイッチング素子5のオフタイミングを設定する。即ち、マイコン19により、プリドライバ17は、重負荷時では、ベース巻線3の電圧VBを選択し、これから二次電流IRが0になるタイミングを検出してスイッチング素子5をオンする。また、軽負荷時には、オフ時間固定回路20の出力を選択し、スイッチング素子5がオフしてから一定時間後、スイッチング素子5がオンするようにする。」と記載され、電源装置に関する技術が開示されている。
また、近年においては、実使用に則した条件の高効率化、つまり低回転域の高効率化が求められてきている。
その有効な手段として、圧縮機モータの低速設計が進められている。低速設計をするためには、圧縮機モータのロータに使用している磁石の磁力を上げる、ステータ巻線の巻数を増やす、ステータの積厚を厚くするといった手段がある。
その有効な手段として、圧縮機モータの低速設計が進められている。低速設計をするためには、圧縮機モータのロータに使用している磁石の磁力を上げる、ステータ巻線の巻数を増やす、ステータの積厚を厚くするといった手段がある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術には、次のような課題がある。
すなわち、空気調和機(空調機)としての軽負荷時は重負荷時に対し、スイッチング電源回路の損失とノイズの低減がされるものの、空気調和機としての重負荷時においては、スイッチング電源回路の電源に高い直流電圧が加わるため、スイッチング電源の損失や、ノイズが大きいという課題がある。
すなわち、空気調和機(空調機)としての軽負荷時は重負荷時に対し、スイッチング電源回路の損失とノイズの低減がされるものの、空気調和機としての重負荷時においては、スイッチング電源回路の電源に高い直流電圧が加わるため、スイッチング電源の損失や、ノイズが大きいという課題がある。
また、前記の圧縮機モータの低速設計の技術では、誘起電圧定数を上げることに等しく、運転可能な最高回転速度(なお、回転速度とは回転数/単位時間)が低下するといったデメリットがある。つまり、軽負荷時で駆動可能な圧縮機の回転速度範囲が非常に狭い範囲になってしまうという課題がある。
本発明の課題は、空気調和機としての重負荷時においても、軽負荷時と同等の消費電力と低ノイズのスイッチング電源回路を備える電力変換装置を提供することである。
また、前記電力変換装置を備える低消費電力の空気調和機を提供することである。
また、前記電力変換装置を備える低消費電力の空気調和機を提供することである。
前記の課題を解決するために、以下のように構成した。
すなわち、本発明の電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路と、前記全波倍電圧整流回路から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路と、を備え、前記全波倍電圧整流回路は、複数のダイオードをブリッジ接続した整流回路と複数のコンデンサによる平滑回路とを具備し、前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点が、前記整流回路を構成するダイオードブリッジの交流電圧が入力する二つのダイオードの接続点に接続され、前記スイッチング電源回路は、前記全波倍電圧整流回路が有する前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点から直流電圧を供給される、ことを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
すなわち、本発明の電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路と、前記全波倍電圧整流回路から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路と、を備え、前記全波倍電圧整流回路は、複数のダイオードをブリッジ接続した整流回路と複数のコンデンサによる平滑回路とを具備し、前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点が、前記整流回路を構成するダイオードブリッジの交流電圧が入力する二つのダイオードの接続点に接続され、前記スイッチング電源回路は、前記全波倍電圧整流回路が有する前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点から直流電圧を供給される、ことを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、空気調和機としての重負荷時においても、軽負荷時と同等の消費電力と低ノイズのスイッチング電源回路を備える電力変換装置を提供できる。
また、前記電力変換装置を備える低消費電力の空気調和機を提供できる。
また、前記電力変換装置を備える低消費電力の空気調和機を提供できる。
以下、本発明を実施するための形態(以下においては「実施形態」と表記する)を、適宜、図面を参照して説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図1において、電力変換装置10は、全波倍電圧整流回路11とスイッチング電源回路12とを備えて構成されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図1において、電力変換装置10は、全波倍電圧整流回路11とスイッチング電源回路12とを備えて構成されている。
《全波倍電圧整流回路11》
全波倍電圧整流回路11は、4個のダイオード111,112,113,114からなるダイオードブリッジ14と、コンデンサ115,116の直列回路からなる平滑回路を備えている。
全波倍電圧整流回路11は、4個のダイオード111,112,113,114からなるダイオードブリッジ14と、コンデンサ115,116の直列回路からなる平滑回路を備えている。
ダイオード112のカソードとダイオード111のアノードは接続されている。
ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードは接続されている。
ダイオード112のアノードとダイオード114のアノードは接続されている。
ダイオード111のカソードとダイオード113のカソードは接続されている。
ダイオード112のカソードとダイオード111のアノードとの接続点は、交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101に接続されている。
ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードとの接続点は、交流電圧入力の第2の交流電圧入力端子102に接続されている。
ダイオード112のアノードとダイオード114のアノードとの接続点は、直流負電位端子152に接続されている。
ダイオード111のカソードとダイオード113のカソードとの接続点は、直流正電位端子151に接続されている。
ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードは接続されている。
ダイオード112のアノードとダイオード114のアノードは接続されている。
ダイオード111のカソードとダイオード113のカソードは接続されている。
ダイオード112のカソードとダイオード111のアノードとの接続点は、交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101に接続されている。
ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードとの接続点は、交流電圧入力の第2の交流電圧入力端子102に接続されている。
ダイオード112のアノードとダイオード114のアノードとの接続点は、直流負電位端子152に接続されている。
ダイオード111のカソードとダイオード113のカソードとの接続点は、直流正電位端子151に接続されている。
コンデンサ115とコンデンサ116は、直列に接続され、コンデンサ115の第1端子は、直流正電位端子151(直流電圧の正側の端子)に接続されている。また、コンデンサ116の第1端子は直流負電位端子152(基準電位)に接続されている。
コンデンサ115の第2端子とコンデンサ116の第2端子との接続点154は、ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードとの接続点153に接続されている。なお、前記したように、接続点153は、第2の交流電圧入力端子102に接続されている。
コンデンサ115の第2端子とコンデンサ116の第2端子との接続点154は、ダイオード114のカソードとダイオード113のアノードとの接続点153に接続されている。なお、前記したように、接続点153は、第2の交流電圧入力端子102に接続されている。
交流電源200から交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とを介してダイオードブリッジ14に入力した交流電圧は、第1の交流電圧入力端子101が正電位、第2の交流電圧入力端子102が負電位の区間において、ダイオード111とコンデンサ115との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115に蓄積される。
また、入力した交流電圧が、第1の交流電圧入力端子101で負電位、第2の交流電圧入力端子102で正電位の区間において、ダイオード112とコンデンサ116との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ116に蓄積される。
また、入力した交流電圧が、第1の交流電圧入力端子101で負電位、第2の交流電圧入力端子102で正電位の区間において、ダイオード112とコンデンサ116との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ116に蓄積される。
例えば、交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
同様に、コンデンサ116の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
したがって、直列に接続されたコンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。
なお、√2とは、ルート2、あるいは2(1/2)を意味するものであり、表記上の都合により、このように記載している。
同様に、コンデンサ116の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
したがって、直列に接続されたコンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。
なお、√2とは、ルート2、あるいは2(1/2)を意味するものであり、表記上の都合により、このように記載している。
《スイッチング電源回路12》
スイッチング電源回路12は、スイッチング素子(不図示)とトランス(不図示)と整流回路(不図示)と平滑回路(不図示)を備え、入力した直流電圧(電力)をスイッチング素子でスイッチング(オン・オフを繰り返す)することによって、高周波の交流を発生し、トランスで変圧して、発生した交流電圧を整流、平滑し、入力電圧(直流電圧)とは異なった出力電圧(直流電圧)を供給するものである。
スイッチング電源回路の基本的な構成と動作原理は、一般的によく知られているので、詳細な説明は省略する。
図1において、スイッチング電源回路12は、コンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154と、直流負電位端子152との間の直流電圧(電力)を電力入力端子156から入力している。
そして、スイッチング電源回路12で低電圧化した直流電圧を、第2の直流電圧出力端子105と直流負電位端子152(基準電位)との間に生成する。直流負電位端子152(基準電位)は、基準電圧出力端子104に接続しているので、スイッチング電源回路12は低電圧化した直流電圧を、第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間から出力する。
スイッチング電源回路12は、スイッチング素子(不図示)とトランス(不図示)と整流回路(不図示)と平滑回路(不図示)を備え、入力した直流電圧(電力)をスイッチング素子でスイッチング(オン・オフを繰り返す)することによって、高周波の交流を発生し、トランスで変圧して、発生した交流電圧を整流、平滑し、入力電圧(直流電圧)とは異なった出力電圧(直流電圧)を供給するものである。
スイッチング電源回路の基本的な構成と動作原理は、一般的によく知られているので、詳細な説明は省略する。
図1において、スイッチング電源回路12は、コンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154と、直流負電位端子152との間の直流電圧(電力)を電力入力端子156から入力している。
そして、スイッチング電源回路12で低電圧化した直流電圧を、第2の直流電圧出力端子105と直流負電位端子152(基準電位)との間に生成する。直流負電位端子152(基準電位)は、基準電圧出力端子104に接続しているので、スイッチング電源回路12は低電圧化した直流電圧を、第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間から出力する。
《電力変換装置10》
電力変換装置10は、前記したように、全波倍電圧整流回路11とスイッチング電源回路12を備えている。
電力変換装置10は、第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とによって、交流電源200から交流電圧(電力)を入力する。
全波倍電圧整流回路11によって、交流電圧(電力)を整流、平滑化して、倍電圧の直流電圧を生成し、第1の直流電圧出力端子103と基準電圧出力端子104から直流電圧(V1)を出力する。
なお、第1の直流電圧出力端子103は、直流正電位端子151と同電位であり、基準電圧出力端子104は、前記したように、直流負電位端子152と同電位である。
電力変換装置10は、前記したように、全波倍電圧整流回路11とスイッチング電源回路12を備えている。
電力変換装置10は、第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とによって、交流電源200から交流電圧(電力)を入力する。
全波倍電圧整流回路11によって、交流電圧(電力)を整流、平滑化して、倍電圧の直流電圧を生成し、第1の直流電圧出力端子103と基準電圧出力端子104から直流電圧(V1)を出力する。
なお、第1の直流電圧出力端子103は、直流正電位端子151と同電位であり、基準電圧出力端子104は、前記したように、直流負電位端子152と同電位である。
また、電力変換装置10は、前記したように、スイッチング電源回路12で低電圧化した直流電圧(V2)を第2の直流電圧出力端子105から出力する。
すなわち、交流電源200から入力する交流電圧を実効値で100Vの場合、基準電圧出力端子104を0Vとして、第1の直流電圧出力端子103からは略280Vの直流電圧が出力する。
また、第2の直流電圧出力端子105からは、140V以下の所定の電圧に変換した直流電圧が出力する。
すなわち、交流電源200から入力する交流電圧を実効値で100Vの場合、基準電圧出力端子104を0Vとして、第1の直流電圧出力端子103からは略280Vの直流電圧が出力する。
また、第2の直流電圧出力端子105からは、140V以下の所定の電圧に変換した直流電圧が出力する。
《電力変換装置10と負荷との関係について》
電力変換装置10の第1の直流電圧出力端子103と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V1は、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302に供給されている。
電力変換装置10の第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V2は、図示していない負荷に供給されている。
例えば、第1のインバータ回路301は、空調機(不図示)の圧縮機(不図示)の駆動用電源として直流電圧(電力)V1を三相交流電圧(電力)に変換する。
また、第2のインバータ回路302は、例えば、空調機(不図示)の室外ファンモータ(不図示)の駆動用電源として、直流電圧(電力)V1を三相交流電圧(電力)に変換する。
また、第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V2が供給される負荷としては、例えば、前記インバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)がある。
電力変換装置10の第1の直流電圧出力端子103と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V1は、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302に供給されている。
電力変換装置10の第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V2は、図示していない負荷に供給されている。
例えば、第1のインバータ回路301は、空調機(不図示)の圧縮機(不図示)の駆動用電源として直流電圧(電力)V1を三相交流電圧(電力)に変換する。
また、第2のインバータ回路302は、例えば、空調機(不図示)の室外ファンモータ(不図示)の駆動用電源として、直流電圧(電力)V1を三相交流電圧(電力)に変換する。
また、第2の直流電圧出力端子105と基準電圧出力端子104との間に出力された直流電圧(電力)V2が供給される負荷としては、例えば、前記インバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)がある。
空調機(不図示)の圧縮機(不図示)は、重負荷時において、圧縮機の回転速度をあげる必要があるので、大きな電力が必要である。そのため、圧縮機に電力を供給する第1のインバータ回路301は、入力に高い電圧が必要である。
そのため、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置10からは、全波倍電圧整流回路11の高い直流電圧(V1)を第1の直流電圧出力端子103から第1のインバータ回路301に供給している。
また、前記したインバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)には、スイッチング電源回路12の低い電圧の直流電圧(V2)を第2の直流電圧出力端子105から供給している。
そのため、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置10からは、全波倍電圧整流回路11の高い直流電圧(V1)を第1の直流電圧出力端子103から第1のインバータ回路301に供給している。
また、前記したインバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)には、スイッチング電源回路12の低い電圧の直流電圧(V2)を第2の直流電圧出力端子105から供給している。
第2の直流電圧出力端子105の電源となるスイッチング電源回路12は、前記したように、第1の直流電圧出力端子103と同電位の直流正電位端子151の半分の直流電圧であるコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧を入力している。
この接続点154の直流電圧は、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧に比較して、略1/2の低い直流電圧である。
そのため、スイッチング電源回路12は、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧を用いる場合に比較して、低電圧で動作することになる。
スイッチング電源回路12が低電圧で動作することによって、スイッチング損失を低減できる。また、低ノイズとなる。
また、スイッチング電源回路12の電源電圧が低電圧になることによって、低耐圧の素子を用いることができるので、スイッチング電源回路12の低コスト化が可能となる。
また、スイッチングにあたって高電圧を抑制するスナバ回路を削除、または低コスト化を図ることができる。
この接続点154の直流電圧は、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧に比較して、略1/2の低い直流電圧である。
そのため、スイッチング電源回路12は、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧を用いる場合に比較して、低電圧で動作することになる。
スイッチング電源回路12が低電圧で動作することによって、スイッチング損失を低減できる。また、低ノイズとなる。
また、スイッチング電源回路12の電源電圧が低電圧になることによって、低耐圧の素子を用いることができるので、スイッチング電源回路12の低コスト化が可能となる。
また、スイッチングにあたって高電圧を抑制するスナバ回路を削除、または低コスト化を図ることができる。
<第1実施形態の効果>
以上より、本発明の第1実施形態の電力変換装置10は、スイッチング電源回路12の入力電圧をコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧としており、インバータ回路(301,302)が入力する第1の直流電圧出力端子103の直流電圧とは別の低い電圧にしている。そのため、空調機が重負荷時においても、空調機に充分な電力を供給しつつ、併せて、スイッチング電源回路12を低電圧による低消費電力、低ノイズで動作させることができる。
すなわち、低消費電力、低ノイズ、低コストの電力変換装置10を提供できる。
以上より、本発明の第1実施形態の電力変換装置10は、スイッチング電源回路12の入力電圧をコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧としており、インバータ回路(301,302)が入力する第1の直流電圧出力端子103の直流電圧とは別の低い電圧にしている。そのため、空調機が重負荷時においても、空調機に充分な電力を供給しつつ、併せて、スイッチング電源回路12を低電圧による低消費電力、低ノイズで動作させることができる。
すなわち、低消費電力、低ノイズ、低コストの電力変換装置10を提供できる。
≪第2実施形態≫
図2は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図2の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Bの直流電圧出力端子において、スイッチング電源回路12Bの出力する端子が直流電圧出力端子105A、105B,105Cと増えたこと、およびコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧が直流電圧出力端子106として備えられたことである。
その他の構成や機能や動作は、図1における説明と事実上、同じであるので、重複する説明は省略する。
図2は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図2の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Bの直流電圧出力端子において、スイッチング電源回路12Bの出力する端子が直流電圧出力端子105A、105B,105Cと増えたこと、およびコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧が直流電圧出力端子106として備えられたことである。
その他の構成や機能や動作は、図1における説明と事実上、同じであるので、重複する説明は省略する。
スイッチング電源回路12Bの出力は、一つの直流電圧に限定されない。複数の直流電圧に変換して、それぞれの直流電圧を出力することができる。
図2の直流電圧出力端子105A、105B,105Cにおいて、負荷(不図示)の用途に応じた直流電圧を出力する。
また、前記したように、コンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧が直流電圧出力端子106から出力される。負荷が第1の直流電圧出力端子103の半分の電圧が適している場合には、直流電圧出力端子106の出力する直流電圧を用いることができる。
なお、直流電圧出力端子105A、105B,105C、106の負荷は、例えば、前記したインバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)などである。
図2の直流電圧出力端子105A、105B,105Cにおいて、負荷(不図示)の用途に応じた直流電圧を出力する。
また、前記したように、コンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧が直流電圧出力端子106から出力される。負荷が第1の直流電圧出力端子103の半分の電圧が適している場合には、直流電圧出力端子106の出力する直流電圧を用いることができる。
なお、直流電圧出力端子105A、105B,105C、106の負荷は、例えば、前記したインバータ回路(301,302)を制御するドライブ回路(不図示)、冷媒の流量を制御する電動膨張弁等のアクチュエータ(不図示)、サーミスタ等のセンサを駆動するための制御用電源(不図示)などである。
<第2実施形態の効果>
以上より、本発明の第2実施形態の電力変換装置10Bは、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧の半分以下の中間電位を複数、出力できるので、第1実施形態の電力変換装置10Bの効果に加え、負荷の用途に適した直流電圧を供給できるという効果がある。
以上より、本発明の第2実施形態の電力変換装置10Bは、第1の直流電圧出力端子103の直流電圧の半分以下の中間電位を複数、出力できるので、第1実施形態の電力変換装置10Bの効果に加え、負荷の用途に適した直流電圧を供給できるという効果がある。
≪第3実施形態≫
図3は、本発明の第3実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図3の構成が図1の構成と異なるのは、コンデンサ115の両端に放電回路13を備えたことである。
その他の構成や機能や動作は、図1における説明と事実上、同じであるので、重複する説明は省略する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図3の構成が図1の構成と異なるのは、コンデンサ115の両端に放電回路13を備えたことである。
その他の構成や機能や動作は、図1における説明と事実上、同じであるので、重複する説明は省略する。
前述した図1に示す第1実施形態に係る電力変換装置10において、動作時は、前記したとおりの機能、効果を有する。
ただし、図1において、コンデンサ115とコンデンサ116との関係では、コンデンサ116の両端にはスイッチング電源回路12が接続されているのに対し、コンデンサ115の両端には逆方向に接続されたダイオード113以外に接続された回路、素子がない。
そのため、電力変換装置10を搭載する空気調和機(不図示)の停止時には、下側のコンデンサ116のチャージが早く抜けてしまうのに対し、上側のコンデンサ115のチャージだけが残り、逆バイアスが掛ることが懸念される。
上側のコンデンサ115のチャージは、停止時において、ほぼ消費されることがないため、特にメンテナンス時やサービス時は感電に注意が必要である。
ただし、図1において、コンデンサ115とコンデンサ116との関係では、コンデンサ116の両端にはスイッチング電源回路12が接続されているのに対し、コンデンサ115の両端には逆方向に接続されたダイオード113以外に接続された回路、素子がない。
そのため、電力変換装置10を搭載する空気調和機(不図示)の停止時には、下側のコンデンサ116のチャージが早く抜けてしまうのに対し、上側のコンデンサ115のチャージだけが残り、逆バイアスが掛ることが懸念される。
上側のコンデンサ115のチャージは、停止時において、ほぼ消費されることがないため、特にメンテナンス時やサービス時は感電に注意が必要である。
したがって、図3の第3実施形態に係る電力変換装置10Cにおいては、前記したように放電回路13を備え、この放電回路13によって、コンデンサ115の前記したチャージを放電する。
放電回路は、例えば、放電用スイッチ(不図示)と放電用抵抗(不図示)とを備えて構成される。
放電用スイッチを閉じて(オンして)と放電用抵抗にチャージを通すことによって、チャージを放電して除去する。
放電用スイッチ(開閉器)は、電気的に開閉してもよいし、手動で開閉してもよい。
手動の放電用スイッチ(開閉器)を用いる場合には、絶縁または高耐圧のドライブ回路が不要となるので、コストの低減と、回路の簡素化を図ることも可能となる。
放電回路は、例えば、放電用スイッチ(不図示)と放電用抵抗(不図示)とを備えて構成される。
放電用スイッチを閉じて(オンして)と放電用抵抗にチャージを通すことによって、チャージを放電して除去する。
放電用スイッチ(開閉器)は、電気的に開閉してもよいし、手動で開閉してもよい。
手動の放電用スイッチ(開閉器)を用いる場合には、絶縁または高耐圧のドライブ回路が不要となるので、コストの低減と、回路の簡素化を図ることも可能となる。
<第3実施形態の効果>
以上より、本発明の第3実施形態の電力変換装置10Cは、コンデンサ115の両端に放電回路13を備えることにより、電力変換装置10を搭載する空気調和機(不図示)の停止時におけるコンデンサ115に蓄積されたチャージを除去することができる。
そして、空気調和機のメンテナンス時やサービス時における感電を防止できるという効果がある。
以上より、本発明の第3実施形態の電力変換装置10Cは、コンデンサ115の両端に放電回路13を備えることにより、電力変換装置10を搭載する空気調和機(不図示)の停止時におけるコンデンサ115に蓄積されたチャージを除去することができる。
そして、空気調和機のメンテナンス時やサービス時における感電を防止できるという効果がある。
≪第4実施形態≫
図4は、本発明の第4実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図4の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Dの全波倍電圧整流回路11Dにおいて、コンデンサ117(第3コンデンサ)とコンデンサ118(第4コンデンサ)を備えたことである。
コンデンサ117とコンデンサ118は、直列に接続され、コンデンサ117の第1端子は、直流正電位端子151に接続されている。また、コンデンサ118の第1端子は、直流負電位端子152(基準電位)に接続されている。
コンデンサ117の第2端子とコンデンサ118の第2端子との接続点158は、ダイオード112のカソードとダイオード111アノードとの接続点157に接続されている。
なお、コンデンサ117(第3コンデンサ)とコンデンサ118(第4コンデンサ)とを直列接続した回路を適宜、第2コンデンサ平滑回路と表記する。また、コンデンサ115(第1コンデンサ)とコンデンサ116(第2コンデンサ)とを直列接続した回路を適宜、第1コンデンサ平滑回路と表記する。
図4は、本発明の第4実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図4の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Dの全波倍電圧整流回路11Dにおいて、コンデンサ117(第3コンデンサ)とコンデンサ118(第4コンデンサ)を備えたことである。
コンデンサ117とコンデンサ118は、直列に接続され、コンデンサ117の第1端子は、直流正電位端子151に接続されている。また、コンデンサ118の第1端子は、直流負電位端子152(基準電位)に接続されている。
コンデンサ117の第2端子とコンデンサ118の第2端子との接続点158は、ダイオード112のカソードとダイオード111アノードとの接続点157に接続されている。
なお、コンデンサ117(第3コンデンサ)とコンデンサ118(第4コンデンサ)とを直列接続した回路を適宜、第2コンデンサ平滑回路と表記する。また、コンデンサ115(第1コンデンサ)とコンデンサ116(第2コンデンサ)とを直列接続した回路を適宜、第1コンデンサ平滑回路と表記する。
交流電源200から交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とを介して、それぞれ接続点157と接続点153からダイオードブリッジ14に交流電圧が入力する。
入力した交流電圧は、前記したように、第1の交流電圧入力端子101が正電位、第2の交流電圧入力端子102が負電位の区間において、ダイオード111とコンデンサ115(第1コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115に蓄積される。また、併せて、ダイオード114とコンデンサ118(第4コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ118に蓄積される。
また、入力した交流電圧が、第1の交流電圧入力端子101で負電位、第2の交流電圧入力端子102で正電位の区間において、前記したように、ダイオード112とコンデンサ116(第2コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ116に蓄積される。また、併せて、ダイオード113とコンデンサ117(第3コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ117に蓄積される。
入力した交流電圧は、前記したように、第1の交流電圧入力端子101が正電位、第2の交流電圧入力端子102が負電位の区間において、ダイオード111とコンデンサ115(第1コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115に蓄積される。また、併せて、ダイオード114とコンデンサ118(第4コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ118に蓄積される。
また、入力した交流電圧が、第1の交流電圧入力端子101で負電位、第2の交流電圧入力端子102で正電位の区間において、前記したように、ダイオード112とコンデンサ116(第2コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ116に蓄積される。また、併せて、ダイオード113とコンデンサ117(第3コンデンサ)との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ117に蓄積される。
例えば、交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、前記したように、コンデンサ115の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。また、併せて、コンデンサ118の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
同様に、前記したように、コンデンサ116の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。また、併せて、コンデンサ117の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
同様に、前記したように、コンデンサ116の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。また、併せて、コンデンサ117の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
したがって、前記したように、直列に接続されたコンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。また、併せて、直列に接続されたコンデンサ117とコンデンサ118の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。
すなわち、直流正電位端子151と直流負電位端子152(基準電位)との間には、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路による略280Vの直流電圧と、コンデンサ117とコンデンサ118の直列回路による略280Vの直流電圧とが併せて、供給される。
すなわち、直流正電位端子151と直流負電位端子152(基準電位)との間には、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路による略280Vの直流電圧と、コンデンサ117とコンデンサ118の直列回路による略280Vの直流電圧とが併せて、供給される。
図1に示した第1実施形態おいては、ダイオード111とコンデンサ115による整流回路と、ダイオード112とコンデンサ116による整流回路とによって、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に略280Vの直流電圧を生成していた。
それに対して、図4に示した第4実施形態おいては、さらに、ダイオード113とコンデンサ117とによる整流回路と、ダイオード114とコンデンサ118とによる整流回路とによっても、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に略280Vの直流電圧を生成している。
すなわち、ダイオードブリッジ14を構成するダイオード111〜114のすべてを活用して全波倍電圧整流回路を構成しているので、全波倍電圧整流回路の倍電圧の直流電圧(電力)の供給原としての出力インピーダンスは低くなり、電源として望ましい特性が得られる。
また、ダイオード111〜114の間で負担が平均化されるので、ダイオードの寿命が永くなる。
それに対して、図4に示した第4実施形態おいては、さらに、ダイオード113とコンデンサ117とによる整流回路と、ダイオード114とコンデンサ118とによる整流回路とによっても、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に略280Vの直流電圧を生成している。
すなわち、ダイオードブリッジ14を構成するダイオード111〜114のすべてを活用して全波倍電圧整流回路を構成しているので、全波倍電圧整流回路の倍電圧の直流電圧(電力)の供給原としての出力インピーダンスは低くなり、電源として望ましい特性が得られる。
また、ダイオード111〜114の間で負担が平均化されるので、ダイオードの寿命が永くなる。
なお、図4におけるコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧は、図1におけるコンデンサ115とコンデンサ116とが接続されている接続点154の直流電圧と同じである。図4においても、スイッチング電源回路12は、全波倍電圧整流回路の倍電圧の直流電圧(略280V)の半分の直流電圧(略140V)を用いているので、スイッチング電源回路12は低消費電力、低ノイズで動作する。
その他の構成は、図1と同じであるので、重複する説明は省略する。
その他の構成は、図1と同じであるので、重複する説明は省略する。
<第4実施形態の効果>
以上より、本発明の第4実施形態の電力変換装置10Dは、さらに、ダイオードブリッジ14に接続されたコンデンサ117とコンデンサ118を備えているので、全波倍電圧整流回路の倍電圧の直流電圧(電力)の供給原としての出力インピーダンスは低くなる効果がある。
また、ダイオード111〜114の間で負担が平均化されるので、ダイオードの寿命が永くなる効果がある。
以上より、本発明の第4実施形態の電力変換装置10Dは、さらに、ダイオードブリッジ14に接続されたコンデンサ117とコンデンサ118を備えているので、全波倍電圧整流回路の倍電圧の直流電圧(電力)の供給原としての出力インピーダンスは低くなる効果がある。
また、ダイオード111〜114の間で負担が平均化されるので、ダイオードの寿命が永くなる効果がある。
≪第5実施形態≫
図5は、本発明の第5実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図5の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Eにおいて、スイッチ(S1)141と、スイッチ(S2)142と、スイッチ(T)143、およびこれらのスイッチ(開閉器)の開閉を制御する制御回路16を備えたことである。
スイッチ(S1)141は、ダイオード113とダイオード114との接続点153と、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点154との間に設けられている。
スイッチ(S2)142は、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点154とスイッチング電源回路12の電力入力端子156との間に設けられている。
スイッチ(T)143は、直流正電位端子151とスイッチング電源回路12の電力入力端子156との間に設けられている。
その他の構成は、図1と同じであるので、重複する説明は省略する。
図5は、本発明の第5実施形態に係る電力変換装置の回路構成例と、関連する機器・回路との接続構成例を示す図である。
図5の構成が図1の構成と異なるのは、電力変換装置10Eにおいて、スイッチ(S1)141と、スイッチ(S2)142と、スイッチ(T)143、およびこれらのスイッチ(開閉器)の開閉を制御する制御回路16を備えたことである。
スイッチ(S1)141は、ダイオード113とダイオード114との接続点153と、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点154との間に設けられている。
スイッチ(S2)142は、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点154とスイッチング電源回路12の電力入力端子156との間に設けられている。
スイッチ(T)143は、直流正電位端子151とスイッチング電源回路12の電力入力端子156との間に設けられている。
その他の構成は、図1と同じであるので、重複する説明は省略する。
スイッチ(S1)141がオン(ON)していると、図5における全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eは、図1に示した全波倍電圧整流回路11と等価の回路となる。
すなわち、前記したように、交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116のそれぞれの両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。そのため、直列に接続されたコンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。
すなわち、前記したように、交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116のそれぞれの両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。そのため、直列に接続されたコンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧が生成される。
また、スイッチ(S1)141がオフ(OFF)していると、図5における全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eは、全波整流回路となる。
すなわち、交流電源200から交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とを介してダイオードブリッジ14に入力した交流電圧は、第1の交流電圧入力端子101が正電位、第2の交流電圧入力端子が負電位の区間において、ダイオード111とコンデンサ115とコンデンサ116とダイオード114との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115とコンデンサ116の直列回路に蓄積される。つまり交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
すなわち、交流電源200から交流電圧入力の第1の交流電圧入力端子101と第2の交流電圧入力端子102とを介してダイオードブリッジ14に入力した交流電圧は、第1の交流電圧入力端子101が正電位、第2の交流電圧入力端子が負電位の区間において、ダイオード111とコンデンサ115とコンデンサ116とダイオード114との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115とコンデンサ116の直列回路に蓄積される。つまり交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
また、入力した交流電圧が、第1の交流電圧入力端子101で負電位、第2の交流電圧入力端子で正電位の区間において、ダイオード113とコンデンサ115とコンデンサ116とダイオード112との作用によって、整流・平滑化された直流電圧がコンデンサ115とコンデンサ116の直列回路に蓄積される。
つまり交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
つまり交流電源200が交流電圧の実効値で100Vの場合、コンデンサ115とコンデンサ116の直列回路の両端には、波高値として実効値の√2倍の略140Vの直流電圧が蓄積される。
したがって、スイッチ(S1)141がオフ(OFF)していると、図5における全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eは、全波整流回路となる。
すなわち、コンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの√2倍の波高値として略140Vの直流電圧が生成される。
すなわち、コンデンサ115とコンデンサ116の両端に相当する直流正電位端子151と直流負電位端子152との間には、交流電源200から入力する交流電圧の実効値100Vの√2倍の波高値として略140Vの直流電圧が生成される。
空調機が重負荷の場合には、圧縮機に三相交流電圧(電力)を供給する第1のインバータ回路301と、室外ファンモータに三相交流電圧(電力)を供給する第2のインバータ回路302には、高い直流電圧を供給する必要がある。
そのため、スイッチ(S1)141をオン(ON)にして、全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eを全波倍電圧整流回路としての動作をさせ、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧を発生させる。
このとき、併せて、スイッチ(S2)142をオン(ON)、スイッチ(T)143をオフ(OFF)させると、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点の直流電圧である140Vがスイッチング電源回路12の入力に供給される。
すなわち、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302に高い直流電圧(略280V)を供給しながら、スイッチング電源回路12には低い直流電圧(略140V)を供給する。
そのため、スイッチ(S1)141をオン(ON)にして、全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eを全波倍電圧整流回路としての動作をさせ、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に交流電圧の実効値100Vの2√2倍の略280Vの直流電圧を発生させる。
このとき、併せて、スイッチ(S2)142をオン(ON)、スイッチ(T)143をオフ(OFF)させると、コンデンサ115とコンデンサ116との接続点の直流電圧である140Vがスイッチング電源回路12の入力に供給される。
すなわち、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302に高い直流電圧(略280V)を供給しながら、スイッチング電源回路12には低い直流電圧(略140V)を供給する。
また、空調機が低負荷の場合には、圧縮機に三相交流電圧(電力)を供給する第1のインバータ回路と、室外ファンモータに三相交流電圧(電力)を供給する第2のインバータ回路には、低い直流電圧を供給する方が低消費電力となる。
この場合には、スイッチ(S1)141をオフ(OFF)にして、全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eを全波整流回路としての動作をさせ、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に交流電圧の実効値100Vの√2倍の略140Vの直流電圧を発生させる。
このとき、併せて、スイッチ(S2)142をオフ(OFF)、スイッチ(T)143をオン(ON)させると、直流正電位端子151の直流電圧である140Vがスイッチング電源回路12の入力に供給される。
この場合には、スイッチ(S1)141をオフ(OFF)にして、全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eを全波整流回路としての動作をさせ、直流正電位端子151と直流負電位端子152との間に交流電圧の実効値100Vの√2倍の略140Vの直流電圧を発生させる。
このとき、併せて、スイッチ(S2)142をオフ(OFF)、スイッチ(T)143をオン(ON)させると、直流正電位端子151の直流電圧である140Vがスイッチング電源回路12の入力に供給される。
すなわち、空調機の負荷が重負荷や軽負荷のそれぞれ場合において、電力変換装置10Eの第1の直流電圧出力端子103から高い直流電圧(略280V)や低い直流電圧(略140V)に負荷に対応して変化させて出力する場合にも、スイッチング電源回路12には、常に低い直流電圧(略140V)が供給されている。
<第5実施形態の効果>
以上より、本発明の第5実施形態の電力変換装置10Eは、空調機の負荷が重負荷や軽負荷のそれぞれ場合に対応して、高い直流電圧や低い直流電圧を第1の直流電圧出力端子103から出力するとともに、スイッチング電源回路12には、常に低い直流電圧が供給される。
そのため、空調機の負荷の広い範囲において、適した出力電圧を供給するとともに、スイッチング電源回路12が常に低消費電力、低ノイズで動作するという効果がある。
以上より、本発明の第5実施形態の電力変換装置10Eは、空調機の負荷が重負荷や軽負荷のそれぞれ場合に対応して、高い直流電圧や低い直流電圧を第1の直流電圧出力端子103から出力するとともに、スイッチング電源回路12には、常に低い直流電圧が供給される。
そのため、空調機の負荷の広い範囲において、適した出力電圧を供給するとともに、スイッチング電源回路12が常に低消費電力、低ノイズで動作するという効果がある。
≪第6実施形態:空気調和機≫
本発明の第6実施形態に係る空気調和機は、第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を搭載したものである。
前記したように、第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を空気調和機に搭載することによって、空気調和機として低消費電力と低ノイズの特性となる。
本発明の第6実施形態に係る空気調和機は、第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を搭載したものである。
前記したように、第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を空気調和機に搭載することによって、空気調和機として低消費電力と低ノイズの特性となる。
<第6実施形態の効果>
第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を空気調和機に搭載することによって、空気調和機が低消費電力と低ノイズとなる効果がある。
第1〜第5実施形態で説明した電力変換装置を空気調和機に搭載することによって、空気調和機が低消費電力と低ノイズとなる効果がある。
≪その他の実施形態、変形例≫
以上、本発明は、前記した実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
以上、本発明は、前記した実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
《ダイオードブリッジ》
図1で示した第1実施形態において、ダイオードブリッジ14として、4個のダイオードによる構成を示したが、ダイオードブリッジを構成するダイオードの個数は、4個に限定されない。
図1で説明したダイオードブリッジ14に、さらにダイオードを付加して、図1に示したダイオードブリッジ14と等価の回路を構成してもよい。
図1で示した第1実施形態において、ダイオードブリッジ14として、4個のダイオードによる構成を示したが、ダイオードブリッジを構成するダイオードの個数は、4個に限定されない。
図1で説明したダイオードブリッジ14に、さらにダイオードを付加して、図1に示したダイオードブリッジ14と等価の回路を構成してもよい。
《4個の平滑コンデンサを用いる他の実施例》
図4で示した第4実施形態において、コンデンサ115とコンデンサ116のみならず、コンデンサ117とコンデンサ118を併せて備え、倍電圧を2系統で生成する方法を説明した。しかし、この方法は図4に示した全波倍電圧整流回路11Dにだけ限定される訳ではない。
例えば、図5において、図4と同様に、コンデンサ117とコンデンサ118とを備え、さらに接続点158(図4)と接続点157(図4)との間にスイッチを備え、図5におけるスイッチ(S1)141と同じタイミングで開閉させる。このようにすると、図5で示した全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eに比較して、低インピーダンスで直流電圧を生成、供給する全波倍電圧整流回路兼全波整流回路を有する電力変換装置が提供できる。
図4で示した第4実施形態において、コンデンサ115とコンデンサ116のみならず、コンデンサ117とコンデンサ118を併せて備え、倍電圧を2系統で生成する方法を説明した。しかし、この方法は図4に示した全波倍電圧整流回路11Dにだけ限定される訳ではない。
例えば、図5において、図4と同様に、コンデンサ117とコンデンサ118とを備え、さらに接続点158(図4)と接続点157(図4)との間にスイッチを備え、図5におけるスイッチ(S1)141と同じタイミングで開閉させる。このようにすると、図5で示した全波倍電圧整流回路兼全波整流回路11Eに比較して、低インピーダンスで直流電圧を生成、供給する全波倍電圧整流回路兼全波整流回路を有する電力変換装置が提供できる。
《交流電圧》
図1で示した第1実施形態において、電力変換装置10の入力に用いる交流電源200の交流電圧を実効値100Vの場合で説明したが、100Vに限定される訳ではない。例えば200Vを用いてもよい。その場合においても、電力変換装置10の基本的な構成と動作に変わりはない。
図1で示した第1実施形態において、電力変換装置10の入力に用いる交流電源200の交流電圧を実効値100Vの場合で説明したが、100Vに限定される訳ではない。例えば200Vを用いてもよい。その場合においても、電力変換装置10の基本的な構成と動作に変わりはない。
《負荷》
図1で示した第1実施形態において、第1の直流電圧出力端子103に接続された負荷は、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302の例を示したが、インバータ回路に限定される訳ではない。
一般的な負荷を第1の直流電圧出力端子103に接続してもよい。
図1で示した第1実施形態において、第1の直流電圧出力端子103に接続された負荷は、第1のインバータ回路301と第2のインバータ回路302の例を示したが、インバータ回路に限定される訳ではない。
一般的な負荷を第1の直流電圧出力端子103に接続してもよい。
《電力変換装置10を搭載する機器》
第6実施形態においては、図1で示した第1実施形態の電力変換装置10を搭載する機器として、空気調和機として説明したが、空気調和機に限定されない。
周波数と電圧が可変の三相交流電源と併せて電圧が可変の直流電源を供給する電力変換装置が必要とされる用途に、広く用いることが可能であり、低消費電力、低ノイズの効果および特性を、搭載した機器も有することになる。
第6実施形態においては、図1で示した第1実施形態の電力変換装置10を搭載する機器として、空気調和機として説明したが、空気調和機に限定されない。
周波数と電圧が可変の三相交流電源と併せて電圧が可変の直流電源を供給する電力変換装置が必要とされる用途に、広く用いることが可能であり、低消費電力、低ノイズの効果および特性を、搭載した機器も有することになる。
10,10B,10C,10D,10E 電力変換装置
11,11D 全波倍電圧整流回路
11E 全波倍電圧整流回路兼全波整流回路
12 スイッチング電源回路
13 放電回路
14 ダイオードブリッジ(整流回路)
16 制御回路
101,102 交流電圧入力端子
103,105,105A,105B,105C,106 直流電圧出力端子
104 基準電圧出力端子
141,142,143 スイッチ(開閉器)
151 直流正電位端子
152 直流負電位端子(基準電位)
111,112,113,114 ダイオード
115,116,117,118 コンデンサ
200 交流電源
301,302 インバータ回路
11,11D 全波倍電圧整流回路
11E 全波倍電圧整流回路兼全波整流回路
12 スイッチング電源回路
13 放電回路
14 ダイオードブリッジ(整流回路)
16 制御回路
101,102 交流電圧入力端子
103,105,105A,105B,105C,106 直流電圧出力端子
104 基準電圧出力端子
141,142,143 スイッチ(開閉器)
151 直流正電位端子
152 直流負電位端子(基準電位)
111,112,113,114 ダイオード
115,116,117,118 コンデンサ
200 交流電源
301,302 インバータ回路
Claims (10)
- 交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路と、
前記全波倍電圧整流回路から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路と、
を備え、
前記全波倍電圧整流回路は、複数のダイオードをブリッジ接続した整流回路と複数のコンデンサによる平滑回路とを具備し、前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点が、前記整流回路を構成するダイオードブリッジの交流電圧が入力する二つのダイオードの接続点に接続され、
前記スイッチング電源回路は、前記全波倍電圧整流回路が有する前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点から直流電圧を供給される、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
前記ダイオードブリッジは、4個のダイオードで構成される、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記スイッチング電源回路の直流電圧出力端子は複数である、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項3において、
前記スイッチング電源回路の電力入力端子が、複数の直流電圧出力端子の内のひとつの直流電圧出力端子として出力されている、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記全波倍電圧整流回路の出力する直流電圧の正側の端子と前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点とに間に接続されたコンデンサに対して、電荷を放電する放電回路を備える、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項5において、
前記放電回路は、放電用抵抗と開閉器とを具備して構成される、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項6において、
前記開閉器は、手動で開閉できる、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路と、
前記全波倍電圧整流回路から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路と、
を備え、
前記全波倍電圧整流回路は、4個のダイオードをブリッジ接続した整流回路と、第1コンデンサと第2コンデンサとを直列接続した第1コンデンサ平滑回路と、第3コンデンサと第4コンデンサとを直列接続した第2コンデンサ平滑回路とを具備し、前記第1コンデンサと第2コンデンサの直列回路の中点が前記整流回路を構成するダイオードブリッジの第2の交流電圧入力端子に接続され、前記第3コンデンサと第4コンデンサの直列回路の中点が前記整流回路を構成するダイオードブリッジの第1の交流電圧入力端子に接続され、
前記スイッチング電源回路は、前記第1コンデンサと第2コンデンサの直列回路の中点または前記第3コンデンサと第4コンデンサの直列回路の中点から直流電圧を供給される、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 交流電力を直流電力に変換する全波倍電圧整流回路兼全波整流回路と、
前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路から供給される直流電圧を降圧して低電圧の直流電力を出力するスイッチング電源回路と、
第1の開閉器と、
第2の開閉器と、
第3の開閉器と、
前記第1の開閉器と第2の開閉器と第3の開閉器を制御する制御回路と、
を備え、
前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路は、複数のダイオードをブリッジ接続した整流回路と複数のコンデンサによる平滑回路を具備し、前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点と、前記整流回路を構成するダイオードブリッジの交流入力端子と、の間に前記第1の開閉器が配置され、
前記スイッチング電源回路の電力入力端子と、前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路が有する前記複数のコンデンサからなる直列回路の中点と、の間に前記第2の開閉器が配置され、
前記スイッチング電源回路の電力入力端子と、前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路の直流正電位端子と、の間に前記第3の開閉器が配置され、
前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路を全波倍電圧整流回路として動作させる場合には、前記第1の開閉器と前記第2の開閉器をオン、前記第3の開閉器をオフさせ、
前記全波倍電圧整流回路兼全波整流回路を全波整流回路として動作させる場合には、前記第1の開閉器と前記第2の開閉器をオフ、前記第3の開閉器をオンさせる、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の電力変換装置を搭載したことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016220105A JP2018078756A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 電力変換装置、及びそれを用いた空気調和機 |
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JP2016220105A Pending JP2018078756A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 電力変換装置、及びそれを用いた空気調和機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108644986A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-12 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器电控组件及空调器 |
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-
2016
- 2016-11-11 JP JP2016220105A patent/JP2018078756A/ja active Pending
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