JP2000308352A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP2000308352A
JP2000308352A JP11107911A JP10791199A JP2000308352A JP 2000308352 A JP2000308352 A JP 2000308352A JP 11107911 A JP11107911 A JP 11107911A JP 10791199 A JP10791199 A JP 10791199A JP 2000308352 A JP2000308352 A JP 2000308352A
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JP
Japan
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voltage
converter
air conditioner
capacitor
power
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Application number
JP11107911A
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English (en)
Inventor
Yohei Suzuki
洋平 鈴木
Takahito Uejima
敬人 上島
Hidenori Okuda
秀憲 奥田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用空気調和機の電源回路において、力率
を改善し、待機時消費電力を低減する。 【解決手段】 一次交流電圧を高圧直流電圧に変換する
ダイオードブリッジと複数の平滑コンデンサと高圧直流
電圧を低圧直流電圧に変換するDC/DCコンバータに
より電源回路を構成し、前記DC/DCコンバータの二
次側負荷レベルを検出し、その検出値に基ずき前記複数
の平滑コンデンサを選択して接続して待機時消費電力低
減を行う手段を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の空気調和機の制御装置の電
源回路の構成を示している。従来の電源回路では、ノイ
ズフィルター5と交流電源4からの交流電圧がダイオー
ドブリッジによって直流電圧に整流され、整流後の直流
電圧が平滑コンデンサ8により平滑され、DC−DCコ
ンバータ9にて一定の電圧値に変換され、各アクチェレ
ータ等に出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、室内の空調を行
う空気調和機の電源には、空気調和機の制御を行う制御
系電源、リレー、ステッピングモーター等の各種駆動機
構(アクチュエータ等)を駆動するためのパワー系電源
とファンモータを駆動させる電源とが必要である。例え
ば、制御系電源として5V、パワー系電源として12V
直流電圧、ファンモータ駆動用電源として0〜40V可
変直流電圧が必要とされるため、コンデンサは二次最大
出力供給に充分な大容量のものを要求される。一方、空
気調和機の待機時には、可変直流電圧の必要がなく、制
御系回路を動作させるための一定電圧5Vが必要なだけ
であるため、コンデンサ容量は運転時に比べ、低容量で
すむ。この容量の差が、力率を悪くし、不要電力損失と
なり、待機時消費電力を増加させる原因となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、一次交流電圧を高圧直流電圧に変換するダ
イオードブリッジと複数の平滑コンデンサと高圧直流電
圧を低圧直流電圧に変換するDC/DCコンバータによ
り電源回路を構成し、DC/DCコンバータの二次側負
荷レベルを検出し、その検出値に基ずき前記複数の平滑
コンデンサを選択して接続するようにしたもので、この
構成により平滑コンデンサの容量はDC/DCコンバー
タの二次側負荷レベルに合せて大容量と、低容量に切り
換えができ、その結果、力率を改善し、待機時消費電力
を低減させることができる。
【0005】さらに、本発明は、交流一次側回路にイン
ダクタを設けたものである。この構成によりDC/DC
コンバータの二次側負荷レベルに合わせ、マイコン制御
等でインダクタンスの接続切換えを行う。その結果、イ
ンダクタンスが増加され力率を改善し電力損失を低減
し、待機時消費電力を低減させる。
【0006】また、本発明は、一次側電源とダイオード
ブリッジ間にコモンモードチョークコイルにて構成され
たノイズフィルターを設け、前記コモンモードチョーク
フィルターの一片の巻線数を他方の巻線数と異ならせた
ものである。この構成により、漏れ磁束を増加させ、ノ
ーマルモードチョーク成分として等価的に増加させるこ
とで、一次回路インダクタンスとして作用させる。その
結果、力率を改善し、消費電力低減させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る制御装置の電源回路の一実施形態を説明する。
【0008】(実施の形態1)図1は本発明の空気調和
機の制御装置の実施の形態1の電源回路の構成を示した
図である。図1に示すように、電源回路は、交流電源4
とノイズフィルタ5からの交流電圧を整流するダイオー
ドブリッジ7と、整流後の直流電圧を平滑するコンデン
サ8と、整流平滑された電圧を入力し、一定電圧と可変
電圧に変換するDC−DCコンバータ10とからなる。
さらに前記コンデンサ9と並列に補助コンデンサ11及
びこの補助コンデンサ11のON/OFFを行うスイッ
チ12を設ける。
【0009】この電源回路の動作を説明する。空気調和
機が運転動作を始めると各種駆動機構(アクチュエータ
等)や制御系回路を駆動させるために、二次電力の充分
な供給が必要となるためコンデンサは大容量のものを要
求される。一方、空気調和機が運転待機時には、制御系
回路の動作のみ必要となるだけで、コンデンサは低容量
のもので十分である。
【0010】このことから、DC/DCコンバータの二
次側負荷レベルを検出し、その検出した負荷レベルが所
定値より大きい場合に、スイッチ12をONし補助コン
デンサ11を接続する。これにより、二次側負荷レベル
に合わせて、平滑コンデンサの容量を切り換えること
で、電流実効値を低減し、コンバータが消費する電力、
電圧は一定であるため、下記(数1)及び(数2)より
力率を改善することができ、電力損失を低減し、空気調
和機の待機時消費電力を低減することができる。
【0011】
【数1】
【0012】
【数2】
【0013】ここで、Pは高圧直流電圧変換後の電力、E
は電圧実効値、Iは電流実効値、Lはインダクタンス、C
はコンデンサ容量、Rは抵抗、cosθは力率を示す。
【0014】ここで、待機電力低減の詳細な説明を行っ
てみる。例えば、図5で空気調和機の待機電力(入力電
力)Pinは0.8Wで、力率は35%とすると、実際に高
圧直流電圧変換後の電力Pは、下記(数3)より0.2
8Wと求められる。この力率を本発明により、仮に70
%にまで改善したとすると、高圧直流電圧変換後の電力
Pは0.28Wで一定であると定義すると、(数3)よ
り、待機電力Pinは0.4Wとなり待機電力を低減するこ
とができる。
【0015】
【数3】
【0016】ここで、Pinは空気調和機の待機電力、Pは
高圧直流電圧変換後の電力をしめす。 (実施の形態2)次に、実施の形態2の電源回路につい
て説明する。本実施形態の電源回路の回路構成、動作は
基本的に実施の形態1と同じである。ここで違う所は、
ダイオードブリッジ7の前にインダクタンス13とそれ
のON/OFFを行うスイッチ14を付加している点で
ある。
【0017】図2に示すように電源回路の交流一次回路
にインダクタンス13を接続するスイッチ14を具備
し、DC/DCコンバータの二次負荷レベルにより、マ
イコン制御で、前記スイッチ14を入/切することがで
きる。このため、インダクタンス13が接続され増加さ
れた時、(数2)より力率が改善され、電力損失を低減
し、空気調和機の待機時消費電力をさらに低減すること
ができる。
【0018】(実施の形態3)次に、実施の形態3の電
源回路について説明する。本実施形態の電源回路の回路
構成、動作は基本的に実施の形態1と同じである。実施
の形態2のように、スイッチ14による切り換えでは、
スイッチを起動させるための電圧は必要となり、そのた
めの電力を使用してしまう。また、回路にインダクタン
ス13を追加ということは、コスト上昇や回路実装が複
雑となる。
【0019】そのため、実施の形態3は、図3に示すよ
うに全波整流直流電圧を低電圧に変換するスイッチング
電源のノイズ低減用にノイズフィルタ5を設けている
が、このノイズフィルターはコモンモードチョークコイ
ル6で構成されている。
【0020】理想的なコモンモードチョークコイルは互
いの磁束を打ち消すように働き、回路上では作用してい
ないことと同等である。そこで、片側のコイルの巻線数
を変えることで、打ち消しあうことのできない磁束が増
加され、等価的にノーマルモードチョーク成分を増加す
ることとなり、等価的に、一次回路インダクタンスとし
て作用させることができる。このことにより、実施の形
態2と同様に、電流実効値を低減し、力率を改善し電力
損失を低減し、空気調和機の消費電力をさらに低減する
ことができる。
【0021】尚、コモンモードチョークコイルを円形で
はなく、多角形にしたり、ギャップをいれることによ
り、同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1の制御装置によれば、
一次交流電圧を高圧直流電圧に変換するダイオードブリ
ッジと複数の平滑コンデンサと高圧直流電圧を低圧直流
電圧に変換するDC/DCコンバータにより電源回路を
構成したものであり、この構成により平滑コンデンサの
容量はDC/DCコンバータの二次側負荷レベルに合せ
て大容量と、低容量に切り換えができ、電流実効値を小
さくし、力率を改善することができ、効率よく電力を消
費するので、その結果、待機時消費電力が低減される。
【0023】また、請求項2の制御装置によれば、交流
一次側回路にインダクタを設け、DC/DCコンバータ
の二次負荷レベルの検出値に基ずき、前記インダクタを
接続することにより、さらに消費電力を低減できる。
【0024】また、請求項3のように、スイッチを使わ
ないで、コモンモードチョークコイルの性質を利用し
て、等価的にインダクタンスを発生させると、スイッチ
で消費される電力を削減することができ、待機時消費電
力が低減され、さらにインダクタンス、スイッチを使用
しないため、コストをかけずに改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の制御装置の実施形態
1における電源回路図
【図2】本発明に係る空気調和機の制御装置の実施形態
2における電源回路図
【図3】本発明に係る空気調和機の制御装置の実施形態
3における電源回路図
【図4】従来の空気調和機の制御装置における電源回路
【符号の説明】
4 交流電源 5 ノイズフィルタ 6 コモンモ−ドチョ−クコイル 7 ダイオードブリッジ 8 平滑コンデンサ 10 DC−DCコンバータ 11 平滑コンデンサ 13 インダクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 秀憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC10 DD08 EE04 3L061 BA07 5H006 AA01 AA02 CA08 CB01 CB09 CC01 CC08 DA02 GA02 5H730 AA02 AA03 AA14 AA18 AS23 BB00 CC01 DD10 FF09 FG01 XC09 XC20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流一次側電圧を高圧直流電圧に変換する
    ダイオードブリッジと複数の平滑コンデンサと高圧直流
    電圧を低圧直流電圧に変換するDC/DCコンバータに
    より電源回路を構成し、前記DC/DCコンバータの二
    次側負荷レベルを検出し、その検出値に基ずき前記複数
    の平滑コンデンサを選択して接続するようにした空気調
    和機の制御装置。
  2. 【請求項2】交流一次側回路にインダクタを設け、DC
    /DCコンバータの二次負荷レベルの検出値に基ずき、
    前記インダクタを接続するようにした請求項1記載の空
    気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】交流一次側電源とダイオードブリッジ間に
    コモンモードチョークコイルにて構成されたノイズフィ
    ルターを設け、前記コモンモードチョークフィルターの
    一方の巻線数を他方の巻線数と異ならせた請求項1また
    は2に記載の空気調和機の制御装置。
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