JP2018077700A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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【課題】束紙幣からのはみ出しを検出したときに、当該束紙幣を容易に除去する手段を提供する。【解決手段】複数の紙幣を集積する集積部と、前記集積部に集積された紙幣の有無を検出する検出センサと、前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜く把持部と、を備え、前記把持部で束紙幣を引抜くときに、前記検出センサにより計測した計測時間と、はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定し、前記紙幣のはみ出しを判定したときに、前記把持部で把持した束紙幣を、除去し易い位置で停止させる。【選択図】 図10

Description

本発明は、紙幣を所定枚数の束に結束する紙幣処理装置に関する。
従来の紙幣処理装置は、集積部に、紙幣の引抜方向の直交方向に2つの通過検出センサを設け、把持部で束のまま把持した紙幣を引抜くときに、通過検出センサにより紙幣のはみ出しまたは斜行を検出した場合は、束搬送手段の駆動を停止して異常報知を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−151008号公報(段落0018、0029、0035、0036、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、通過検出センサにより紙幣の斜行またははみ出しを検出したときに束搬送手段の駆動を停止しているため、把持部で把持された束紙幣は集積部の内部に存在しており、束紙幣の除去に時間を要するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、束紙幣からのはみ出しを検出したときに、当該束紙幣を容易に除去する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、複数の紙幣を集積する集積部と、前記集積部に集積された紙幣の有無を検出する検出センサと、前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜く把持部と、を備え、前記把持部で束紙幣を引抜くときに、前記検出センサにより計測した計測時間と、はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定し、前記紙幣のはみ出しを判定したときに、前記把持部で把持した束紙幣を、除去し易い位置で停止させることを特徴とする。
これにより、本発明は、束紙幣からのはみ出しを検出したときに、当該束紙幣を容易に除去することができ、はみ出しが発生した束紙幣の除去に要する時間を短縮することができるという効果が得られる。
実施例の紙幣処理装置を示す説明図 実施例の紙幣処理装置を示すブロック図 実施例の把持部の側面を示す説明図 実施例の集積部の側面を示す説明図 実施例の集積部の上面を示す説明図 実施例の把持部の把持位置を示す説明図 実施例の把持部の移送位置を示す説明図 実施例のはみ出し紙幣の検出方法を示す説明図 実施例のはみ出し紙幣の検出方法を示す説明図 実施例のはみ出し紙幣の検出方法を示す説明図 実施例の把持部の受渡位置を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による紙幣処理装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図11を用いて本実施例の紙幣処理装置について説明する。
紙幣処理装置1は、銀行等の金融機関に設置され、紙幣Pを計数して所定枚数(本実施例では100枚)の紙幣Pを紙帯で結束した束紙幣(小束Tという。)を排出する機能を有しており、図1、図2に示す構成を備えている。
紙幣処理装置1の制御部2は、紙幣処理装置1内の各部を制御して紙幣結束処理等を実行する機能を有している。
記憶部3は、制御部2が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部2による処理結果等が格納される。
投入口5は、装置の正面側に設けられた、担当者が結束する複数の紙幣Pをセットする部位であって、セットされた紙幣Pを下側から1枚毎に分離して繰出す分離繰出機構6等が設けられている。
鑑別部7は、投入口5から搬送路8により搬送された紙幣Pの真偽や正損、表裏、金種等を鑑別すると共に、連鎖、重送、斜行等の搬送異常を鑑別する機能等を有している。
表裏反転部9は、鑑別部7から搬送路8により搬送された紙幣Pを、鑑別部7からの表裏情報を基に表裏を揃えて搬送路8へ搬出する機能等を有している。
表示部としての操作表示部10は、紙幣処理装置1の正面側に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面に担当者が行う各種の業務の選択ボタンや指示ボタン等を表示した業務選択画面等を表示すると共に、入力手段により担当者からの指示入力等を受付ける機能等を有している。
オープンポケット11は、投入口5に投入された紙幣Pの金種毎の枚数を計数して操作表示部10に表示する計数処理における計数後の紙幣Pや、結束対象外の紙幣Pが、搬送路8により搬送されて集積される。
リジェクトポケット12は、鑑別部7で偽券や、金種等を鑑別できなかった紙幣P、搬送異常と鑑別された紙幣P等のリジェクト紙幣が搬送路8により搬送されて集積される。
集積部13は、搬送路8に接続する振分搬送路14により金種等に応じて振分けられた紙幣Pを所定枚数集積する機能を有している。
本実施例では、集積部13a〜13dの4つの集積部13が設けられている。
搬送路8および振分搬送路14は、ベルト対もしくはローラ対またはベルトとローラの組合せで紙幣Pを挟持して搬送する搬送路であって、それぞれの搬送路の各分岐部には、図示しない切替ブレード等により紙幣Pの搬送方向を切替える切替機構が設けられている。
また、本実施例の搬送路8および振分搬送路14における紙幣Pの搬送は、紙幣Pの短手方向を搬送方向として行われる。
施封部15は、集積部13から移送された束のままの紙幣P(束紙幣という。)を結束搬送路16で受取り、これを結束部17により紙帯で結束して小束Tを作成し、排出口18から排出する機能等を有している。
本実施例の把持部21は、図3に示すように、ハンド部22、遮光板23、位置センサ25、ハンド部22を昇降させる図示しない昇降機構と、ハンド部22を集積部13の方向へ挿入し、引抜く機能を有する図示しない挿抜機構等により構成され、集積部13に集積された所定枚数の紙幣Pを、束のまま引抜いて施封部15へ移送する機能等を有している。
ハンド部22は、集積部13に集積された所定枚数の紙幣Pを束のまま把持する上ハンド22a、下ハンド22bを有しており、上ハンド22a、下ハンド22bは、図示しないアクチュエータにより離間方向、把持方向に開閉作動する。
遮光板23は、ハンド部22の引抜方向(図3において、左側から右側に向かう方向)に沿って設けられた板状部材であって、ハンド部22の引抜方向の上流側に第1の遮光部24aが、その下流側に第2の遮光部24bが、最下流に第3の遮光部24cが配置されている。
また、遮光板23の第1の遮光部24aと第2の遮光部24bとは、これらの間の距離である所定距離が、第1の位置センサ25aと、第2の位置センサ25bとの間の距離と同等の距離となるよう配置されている(図7参照)。
位置センサ25は、ハンド部22の引抜方向に沿って、その上流側に配置された第1の位置センサ25aと、下流側に配置された第2の位置センサ25bから構成される。
これら第1および第2の位置センサは、それぞれ遮光板23の遮光部24を挟んで発光部と受光部とを対向配置した光学式センサであって、いずれかの遮光部24が発光部からの光を遮ったこと受光部で検出してハンド部22の現在位置を検出する機能等を有している。
本実施例のハンド部22は、第1の位置センサ25aが、第3の遮光部24cにより遮光される把持位置(図6参照)と、第1の位置センサ25aおよび第2の位置センサ25bが、それぞれ第1の遮光部24aおよび第2の24bにより遮光される移送位置(図7参照、待機位置ともいう。)との間を移動し、その途中に第2の位置センサ25bが、第3の遮光部24cにより遮光される受渡位置(図11参照)が設定されている。
本実施例の集積部13は、図4、図5に示すように、放出ローラ31、ステージ32、長手整位板33、短手整位板34、検出センサとしての残留紙幣検出センサ35、長手整位レバー36(図5参照)等で構成される。
放出ローラ31は、フィードローラとプレッシャローラおよび図示しない叩き車等で構成され、振分搬送路14により振分けられて搬送された紙幣Pを受取ってステージ32上に放出する機能を有している。
ステージ32は、放出ローラ31により図4に矢印Aで示す放出方向に放出された紙幣Pを厚さ方向に集積する板状部材であった、図5に示すように、ハンド22a、22bにフォーク状に形成された3つの伸張部を挿通させる切欠部が設けられている。
長手整位板33は、ステージ32上に集積された紙幣Pの長手方向の一の側に立設された板状部材であって、集積される紙幣Pの長手方向を整位する機能を有している。
短手整位板34は、ステージ32上に集積される紙幣Pの長手方向の中央部に設けられた可倒式の棒状部材であって、集積される紙幣Pの短手方向を整位する機能等を有している。
また、短手整位板34は、紙幣Pの放出方向の先端を整位する短手整位位置(図4参照)と、ステージ32上に集積された所定枚数の束紙幣がハンド部22より引抜かれるときに、ステージ32と略面一になる引抜位置(図8参照)との間を回動するよう構成されている。
残留紙幣検出センサ35は、ステージ32上に集積された紙幣Pを挟んで、発光部と受光部とを対向配置した光学式センサであって、ステージ32上に集積された所定枚数の束紙幣がハンド部22より引抜かれたときに、発光部からの光を紙幣Pが遮っていること受光部で検出してステージ32上に残留する紙幣Pの存在を検出する機能等を有している。
本実施例の残留紙幣検出センサ35の光軸は、上センサが放出ローラ31側に傾斜した状態で、ステージ32上に集積された紙幣Pの長手方向の中央部に設置され(図5参照)、紙幣Pが集積されたときは、常に遮光状態になっている(図4参照)。
このように光軸を傾斜させた状態で配置するのは、短手2つ折れの紙幣Pの残留を検出すると共に、下センサの上に紙粉が積もることによる検出障害を防止するためである。
長手整位レバー36は、図示しないステッピングモータ等の駆動機構によって、回転支点36aを中心に、図5に矢印Bで示す方向に回動し、ステージ32上に集積された紙幣Pの長手整位板33と反対側の端部を叩いて、集積された紙幣Pを長手整位板33に整位させる機能を有している。
上記の紙幣処理装置1の記憶部3には、ハンド部22がはみ出し等のない正常な束紙幣を把持して把持位置から引抜方向に移動し、残留検出センサ35が遮光から透光に変化した時点から、遮光板23の第3の遮光部24cが第2の位置センサ25bを遮光するまでの基準引抜時間(本実施例では150ms)から、所定の誤差代(本実施例では25ms)を減じたはみ出し判定時間が、予め設定されて格納されている。
また、記憶部3には、各集積部13に集積された紙幣Pの枚数をカウントする集積枚数カウントエリアが集積部13別に確保されている。
以下に、図6ないし図11を用いて、本実施例の紙幣処理装置1による紙幣結束処理の処理動作について説明する。
本実施例の紙幣処理装置1の初期状態における各集積部13は、集積部13aに1万円紙幣、集積部13bに5千円紙幣、集積部13cに千円紙幣がそれぞれ集積されるように設定され、集積部13dはバックアップ集積部に設定されている。
また、把持部21のハンド部22は、最上位の集積部13aの引抜方向の後方の待機位置(第1および第2の位置センサ25a、25bが共に遮光部24を検出している位置)に、ハンド22a、22bを開作動させた状態で停止している。
金融機関等の担当者が、始業時等に紙幣処理装置1へ電源を投入すると、紙幣処理装置1の記憶部3に格納されているプログラムが自動的に起動される。
担当者が、投入口5に金種を混在させた紙幣Pをセットし、操作表示部10の画面から開始ボタンを押下すると、これを認識した制御部2は、投入口5の分離繰出機構6を駆動して、セットされている紙幣Pを1枚ずつ搬送路8に繰出し、繰出した紙幣Pを鑑別部7へ搬送する。
鑑別部7へ紙幣Pを搬送した制御部2は、鑑別部7により当該紙幣Pの真偽や正損、表裏、金種等を鑑別し、その鑑別結果がリジェクト紙幣のときは、当該リジェクト紙幣を搬送路8によりリジェクトポケット12へ搬送して集積する。
鑑別結果が結束対象外の紙幣P(本実施例では2千円紙幣や損券)のときは、当該紙幣Pを搬送路8によりオープンポケット11へ搬送して集積する。
鑑別結果が結束対象の紙幣Pのときは、当該紙幣Pの金種により搬送先の集積部13を特定し、記憶部3の集積枚数カウントエリアの当該集積部13(例えば1万円紙幣の場合は集積部13a)のカウント数に「1」を加えてカウント数を更新すると共に、当該紙幣Pを搬送路8により表裏反転部9へ搬送する。
表裏反転部9へ紙幣Pを搬送した制御部2は、鑑別部7による当該紙幣Pの表裏情報を基に、反転が必要な紙幣Pは表裏反転部9で表裏を反転させた後に、搬送路8により振分搬送路14へ搬送する。
表裏を揃えた紙幣Pを振分搬送路14へ搬送した制御部2は、紙幣Pを振分搬送路14により上記で特定した集積部13(例えば集積部13a)へ搬送する。
このとき、集積部13の短手整位板34は、ステージ32上に突出した短手整位位置で停止している。
集積部13へ搬送された紙幣Pは、放出ローラ31のローラ間に挟持されてステージ32上に放出される。
このとき、放出された紙幣Pは、その先端が突出状態の短手整位板34に当接して短手方向が整位される。
このようにして、結束対象の紙幣Pがそれぞれの集積部13に金種別に集積される。
この集積の間に、制御部2は、定期的にまたは必要に応じて、長手整位レバー36を回動させて紙幣Pの長手方向の一端を繰返し叩き、他端を長手整位板33に当接させて集積中の紙幣Pの長手方向を整位する。
そして、制御部2は、記憶部3の集積枚数カウントエリアの集積部13別のカウント数を監視し、いずれか一つの集積部13の集積枚数が所定枚数(本実施例では100枚)に達したときに、当該集積部13への紙幣Pの搬送を停止し、当該金種のオーバーフロー紙幣の搬送先をバックアップ集積部として設定した集積部13dに切替え、当該金種の101枚目からの紙幣Pの集積部13dへの集積を開始する。
つまり、投入口5からの繰出動作は停止しないで、集積部13への集積動作はそのまま継続し、所定枚数の紙幣Pを集積した集積部13への搬送のみを停止する。
集積部13のステージ32上に所定枚数の紙幣P、つまり束紙幣が集積されたことを認識した制御部2は、図6に示すように、把持部21のハンド部22を当該集積部13の方向に移動させてステージ32内へ挿入し、ハンド22a、22bを閉作動させて束紙幣を把持し、把持した束紙幣を少し持上げる。
束紙幣を把持した制御部2は、ハンド部22を引抜き方向に移動させて当該集積部13から束紙幣を引抜く。
このとき、短手整位板34は、引抜かれる束紙幣の先端で押し倒され(図8参照)、束紙幣が集積部13から円滑に引抜かれる。そして、束紙幣が集積部13から引抜かれたときに、短手整位板34は、図示しないトーションスプリングにより放出ローラ31の方向へ回動して元の位置、つまり短手整位位置に自動的に復帰する。
また、制御部2は、所定枚数の束紙幣を引抜いた集積部13をバックアップ集積部として設定する。
集積部13から束紙幣を引抜いた制御部2は、図7に示すように、束紙幣を把持したハンド部22を引抜方向に移動させて移送位置で停止させる。
上記したハンド部22の把持位置から移送位置への移動を開始したときに、制御部2は、記憶部3からはみ出し判定時間を読出すと共に、残留紙幣検出センサ35の受光状態を監視し、図8に示すように、紙幣による遮光が透光に変化したときから、図9に示すように、遮光板23の第3の遮光部24cが第2の位置センサ25bを遮光するまでの時間、つまり束紙幣が集積部13から引抜かれたことを検出するまでの時間を計測する。
そして、制御部2は、計測した計測時間と、はみ出し判定時間とを比較し、計測時間がはみ出し判定時間を超えている場合は集積状態が正常と判定し、計測時間がはみ出し判定時間以下の場合は集積状態が異常と判定し、束紙幣からのはみ出しが発生していると判定する。
つまり、集積時に束紙幣からのはみ出しが発生すると、図8に示すように、ハンド部22の移送位置への移動中に、残留検出センサ35の遮光時間が、はみ出し紙幣のはみ出し量C分長くなり、結果として、遮光板23の第3の遮光部24cが第2の位置センサ25bを遮光するまでの時間が短くなる。これにより、本実施例では、実際の計測時間が、はみ出し判定時間以下のときに束紙幣からのはみ出しの発生を判定する。
束紙幣からのはみ出しを判定した制御部2は、はみ出し紙幣を含む束紙幣が全て集積部13から引き抜かれた状態にするために、図10に示すように、集積異常が発生した束紙幣を把持したハンド部22を、移送位置(待機位置)まで移動させた後に、装置の運用を停止させる。
装置の運用を停止した制御部2は、操作表示部10の画面に異常発生の旨の文言と紙幣除去の旨のガイダンスを表示して、担当者に異常の発生を報知し、これを認識した担当者は、はみ出しが発生した束紙幣を除去する。
このとき、本実施例のハンド部22は移送位置(待機位置)、つまり把持部21の内部の移送空間内に停止しているので、担当者は、束紙幣を把持したハンド部22に容易にアクセスすることができ、集積異常が発生した束紙幣の除去を容易に行うことができる。
一方、集積状態が正常と判定した制御部2は、把持部21の束紙幣を把持したハンド部22を下降させて施封部15の位置に停止させ、図11に示すように、ハンド部22を施封部15の方向に移動させて、第2の位置センサ25bが、遮光板23の第3の遮光部24cによる遮光を検出したときに停止させ、ハンド部22を受渡位置に停止させる。
ハンド部22を受渡位置に停止させた制御部2は、ハンド22a、22bを開作動させて束紙幣を結束搬送路16へ引渡し、これを結束部17で結束して小束Tを作成し、作成した小束Tを排出口18から外部へ排出する。
上記のようにして、本実施例の紙幣処理装置1による紙幣結束処理が行われる。
このように、本実施例では、ハンド部22の把持位置から移送位置への移動中に、集積部13に残留した紙幣Pを検出する残留紙幣検出センサ35と、ハンド部22の位置を検出する2つの位置センサ25a、25bとの既存のセンサ類を利用して、集積部13に集積した所定枚数の束紙幣からのはみ出しを検出するので、新たにセンサを設けなくても、容易にはみ出しを検出することができ、紙幣処理装置1の簡素化を図ることができると共に、製造費用の削減を図ることができる。
以上説明したように、本実施例では、集積部13に集積された紙幣Pの有無を検出する残留紙幣検出センサ35と、集積部13に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜く把持部21と、を備えた紙幣処理装置1において、把持部21で束紙幣を引抜くときに、残留紙幣検出センサ35が紙幣Pの存在を検出しなくなったときから計測した計測時間を、はみ出し判定時間と比較して、紙幣Pのはみ出しを判定し、紙幣Pのはみ出しを判定したときに、把持部21で把持した束紙幣を、除去し易い位置で停止させるようにしたことによって、束紙幣からのはみ出しを検出したときに、当該束紙幣を容易に除去することができ、はみ出しが発生した束紙幣の除去に要する時間を短縮して、紙幣処理装置1の稼働率を向上させることができる。
なお、本実施例においては、紙幣Pの長手方向の整位を長手整位レバー36により行うとして説明したが、紙幣Pの短手方向にも同様の短手整位レバーを設けるようにしてもよい。
この場合に、束紙幣からのはみ出しを検出したときは、当該束紙幣を一旦、集積部13に戻し、ハンド部22による把持を解除した後に、短手整位レバーを作動させて短手方向の再整位を行うようにしてもよい。
また、本実施例においては、残留紙幣検出センサ35は、光軸を傾斜させて設置するとして説明したが、光軸を集積された紙幣Pの鉛直方向に設置するようにしてもよい。
更に、本実施例においては、短手整位板34はトーションスプリングにより短手整位位置へ自動的に復帰するとして説明したが、アクチュエータ等を設けて制御部2の制御により回動させるようにしてもよく、紙幣Pの長手方向に沿って回動させるようにしてもよい。
1 紙幣処理装置
2 制御部
3 記憶部
5 投入口
6 分離繰出機構
7 鑑別部
8 搬送路
9 表裏反転部
10 操作表示部
11 オープンポケット
12 リジェクトポケット
13、13a、13b、13c、13d 集積部
15 施封部
16 結束搬送路
17 結束部
18 排出口
21 把持部
22 ハンド部
22a 上ハンド
22b 下ハンド
23 遮光板
24、24a、24b、24c 遮光部
25a、25b 位置センサ
31 放出ローラ
32 ステージ
33 長手整位板
34 短手整位板
35 残留紙幣検出センサ
36 長手整位レバー
36a 回転支点

Claims (5)

  1. 複数の紙幣を集積する集積部と、
    前記集積部に集積された紙幣の有無を検出する検出センサと、
    前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜く把持部と、を備え、
    前記把持部で束紙幣を引抜くときに、前記検出センサにより計測した計測時間と、はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定し、
    前記紙幣のはみ出しを判定したときに、前記把持部で把持した束紙幣を、除去し易い位置で停止させることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記把持部に、束紙幣を把持するハンド部と、前記ハンド部の位置を検出する位置センサを設け、
    前記ハンド部で束紙幣を把持して引抜くときに、前記検出センサが紙幣の存在を検出しなくなったときから、前記位置センサが前記束紙幣が前記集積部から引抜かれたことを検出するまで計測した計測時間と、前記はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定することを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
    前記位置センサを、前記ハンド部の引抜方向に沿って配置した第1および第2の位置センサとすると共に、前記引抜方向に沿って配置され、前記第1および第2の位置センサを遮光する第1、第2および第3の遮光部を有する遮光板を設け、
    前記第1および第2の位置センサが、それぞれ前記第1および第2の遮光部により遮光されたときに、前記ハンド部を停止させることを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の紙幣処理装置において、
    異常の発生を報知する表示部を設け、
    前記除去し易い位置で停止させたときに、前記表示部の画面に、異常発生の旨と紙幣除去の旨を表示することを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 複数の紙幣を集積する集積部と、
    前記集積部に残留した紙幣を検出する残留紙幣検出センサと、
    前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜くハンド部を有する把持部と、
    前記ハンド部の引抜方向に沿って配置され、前記ハンド部の位置を検出する第1および第2の位置センサと、
    前記ハンド部の引抜方向に沿って配置され、前記第1および第2の位置センサを遮光する第1、第2および第3の遮光部を有する遮光板と、を備え、
    前記ハンド部で束紙幣を把持して引抜くときに、前記残留紙幣検出センサが紙幣の存在を検出しなくなったときから、前記ハンド部の引抜方向の下流側に配置された前記第2の位置センサが、前記遮光板の、前記引抜方向の最下流に配置された第3の遮光部を検出するまでの時間を計測し、
    前記計測した計測時間が、はみ出し判定時間以下のときに、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定することを特徴とする紙幣処理装置。
JP2016219490A 2016-11-10 2016-11-10 紙幣処理装置 Active JP6750466B2 (ja)

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