JP2018077700A - 紙幣処理装置 - Google Patents
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本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、束紙幣からのはみ出しを検出したときに、当該束紙幣を容易に除去する手段を提供することを目的とする。
紙幣処理装置1は、銀行等の金融機関に設置され、紙幣Pを計数して所定枚数(本実施例では100枚)の紙幣Pを紙帯で結束した束紙幣(小束Tという。)を排出する機能を有しており、図1、図2に示す構成を備えている。
紙幣処理装置1の制御部2は、紙幣処理装置1内の各部を制御して紙幣結束処理等を実行する機能を有している。
投入口5は、装置の正面側に設けられた、担当者が結束する複数の紙幣Pをセットする部位であって、セットされた紙幣Pを下側から1枚毎に分離して繰出す分離繰出機構6等が設けられている。
表裏反転部9は、鑑別部7から搬送路8により搬送された紙幣Pを、鑑別部7からの表裏情報を基に表裏を揃えて搬送路8へ搬出する機能等を有している。
リジェクトポケット12は、鑑別部7で偽券や、金種等を鑑別できなかった紙幣P、搬送異常と鑑別された紙幣P等のリジェクト紙幣が搬送路8により搬送されて集積される。
本実施例では、集積部13a〜13dの4つの集積部13が設けられている。
搬送路8および振分搬送路14は、ベルト対もしくはローラ対またはベルトとローラの組合せで紙幣Pを挟持して搬送する搬送路であって、それぞれの搬送路の各分岐部には、図示しない切替ブレード等により紙幣Pの搬送方向を切替える切替機構が設けられている。
施封部15は、集積部13から移送された束のままの紙幣P(束紙幣という。)を結束搬送路16で受取り、これを結束部17により紙帯で結束して小束Tを作成し、排出口18から排出する機能等を有している。
遮光板23は、ハンド部22の引抜方向(図3において、左側から右側に向かう方向)に沿って設けられた板状部材であって、ハンド部22の引抜方向の上流側に第1の遮光部24aが、その下流側に第2の遮光部24bが、最下流に第3の遮光部24cが配置されている。
位置センサ25は、ハンド部22の引抜方向に沿って、その上流側に配置された第1の位置センサ25aと、下流側に配置された第2の位置センサ25bから構成される。
放出ローラ31は、フィードローラとプレッシャローラおよび図示しない叩き車等で構成され、振分搬送路14により振分けられて搬送された紙幣Pを受取ってステージ32上に放出する機能を有している。
長手整位板33は、ステージ32上に集積された紙幣Pの長手方向の一の側に立設された板状部材であって、集積される紙幣Pの長手方向を整位する機能を有している。
また、短手整位板34は、紙幣Pの放出方向の先端を整位する短手整位位置(図4参照)と、ステージ32上に集積された所定枚数の束紙幣がハンド部22より引抜かれるときに、ステージ32と略面一になる引抜位置(図8参照)との間を回動するよう構成されている。
このように光軸を傾斜させた状態で配置するのは、短手2つ折れの紙幣Pの残留を検出すると共に、下センサの上に紙粉が積もることによる検出障害を防止するためである。
以下に、図6ないし図11を用いて、本実施例の紙幣処理装置1による紙幣結束処理の処理動作について説明する。
また、把持部21のハンド部22は、最上位の集積部13aの引抜方向の後方の待機位置(第1および第2の位置センサ25a、25bが共に遮光部24を検出している位置)に、ハンド22a、22bを開作動させた状態で停止している。
鑑別結果が結束対象外の紙幣P(本実施例では2千円紙幣や損券)のときは、当該紙幣Pを搬送路8によりオープンポケット11へ搬送して集積する。
このとき、集積部13の短手整位板34は、ステージ32上に突出した短手整位位置で停止している。
集積部13へ搬送された紙幣Pは、放出ローラ31のローラ間に挟持されてステージ32上に放出される。
このようにして、結束対象の紙幣Pがそれぞれの集積部13に金種別に集積される。
この集積の間に、制御部2は、定期的にまたは必要に応じて、長手整位レバー36を回動させて紙幣Pの長手方向の一端を繰返し叩き、他端を長手整位板33に当接させて集積中の紙幣Pの長手方向を整位する。
集積部13のステージ32上に所定枚数の紙幣P、つまり束紙幣が集積されたことを認識した制御部2は、図6に示すように、把持部21のハンド部22を当該集積部13の方向に移動させてステージ32内へ挿入し、ハンド22a、22bを閉作動させて束紙幣を把持し、把持した束紙幣を少し持上げる。
このとき、短手整位板34は、引抜かれる束紙幣の先端で押し倒され(図8参照)、束紙幣が集積部13から円滑に引抜かれる。そして、束紙幣が集積部13から引抜かれたときに、短手整位板34は、図示しないトーションスプリングにより放出ローラ31の方向へ回動して元の位置、つまり短手整位位置に自動的に復帰する。
集積部13から束紙幣を引抜いた制御部2は、図7に示すように、束紙幣を把持したハンド部22を引抜方向に移動させて移送位置で停止させる。
このとき、本実施例のハンド部22は移送位置(待機位置)、つまり把持部21の内部の移送空間内に停止しているので、担当者は、束紙幣を把持したハンド部22に容易にアクセスすることができ、集積異常が発生した束紙幣の除去を容易に行うことができる。
このように、本実施例では、ハンド部22の把持位置から移送位置への移動中に、集積部13に残留した紙幣Pを検出する残留紙幣検出センサ35と、ハンド部22の位置を検出する2つの位置センサ25a、25bとの既存のセンサ類を利用して、集積部13に集積した所定枚数の束紙幣からのはみ出しを検出するので、新たにセンサを設けなくても、容易にはみ出しを検出することができ、紙幣処理装置1の簡素化を図ることができると共に、製造費用の削減を図ることができる。
この場合に、束紙幣からのはみ出しを検出したときは、当該束紙幣を一旦、集積部13に戻し、ハンド部22による把持を解除した後に、短手整位レバーを作動させて短手方向の再整位を行うようにしてもよい。
更に、本実施例においては、短手整位板34はトーションスプリングにより短手整位位置へ自動的に復帰するとして説明したが、アクチュエータ等を設けて制御部2の制御により回動させるようにしてもよく、紙幣Pの長手方向に沿って回動させるようにしてもよい。
2 制御部
3 記憶部
5 投入口
6 分離繰出機構
7 鑑別部
8 搬送路
9 表裏反転部
10 操作表示部
11 オープンポケット
12 リジェクトポケット
13、13a、13b、13c、13d 集積部
15 施封部
16 結束搬送路
17 結束部
18 排出口
21 把持部
22 ハンド部
22a 上ハンド
22b 下ハンド
23 遮光板
24、24a、24b、24c 遮光部
25a、25b 位置センサ
31 放出ローラ
32 ステージ
33 長手整位板
34 短手整位板
35 残留紙幣検出センサ
36 長手整位レバー
36a 回転支点
Claims (5)
- 複数の紙幣を集積する集積部と、
前記集積部に集積された紙幣の有無を検出する検出センサと、
前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜く把持部と、を備え、
前記把持部で束紙幣を引抜くときに、前記検出センサにより計測した計測時間と、はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定し、
前記紙幣のはみ出しを判定したときに、前記把持部で把持した束紙幣を、除去し易い位置で停止させることを特徴とする紙幣処理装置。 - 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
前記把持部に、束紙幣を把持するハンド部と、前記ハンド部の位置を検出する位置センサを設け、
前記ハンド部で束紙幣を把持して引抜くときに、前記検出センサが紙幣の存在を検出しなくなったときから、前記位置センサが前記束紙幣が前記集積部から引抜かれたことを検出するまで計測した計測時間と、前記はみ出し判定時間とを比較して、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定することを特徴とする紙幣処理装置。 - 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
前記位置センサを、前記ハンド部の引抜方向に沿って配置した第1および第2の位置センサとすると共に、前記引抜方向に沿って配置され、前記第1および第2の位置センサを遮光する第1、第2および第3の遮光部を有する遮光板を設け、
前記第1および第2の位置センサが、それぞれ前記第1および第2の遮光部により遮光されたときに、前記ハンド部を停止させることを特徴とする紙幣処理装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の紙幣処理装置において、
異常の発生を報知する表示部を設け、
前記除去し易い位置で停止させたときに、前記表示部の画面に、異常発生の旨と紙幣除去の旨を表示することを特徴とする紙幣処理装置。 - 複数の紙幣を集積する集積部と、
前記集積部に残留した紙幣を検出する残留紙幣検出センサと、
前記集積部に集積された紙幣を、束のまま把持して引抜くハンド部を有する把持部と、
前記ハンド部の引抜方向に沿って配置され、前記ハンド部の位置を検出する第1および第2の位置センサと、
前記ハンド部の引抜方向に沿って配置され、前記第1および第2の位置センサを遮光する第1、第2および第3の遮光部を有する遮光板と、を備え、
前記ハンド部で束紙幣を把持して引抜くときに、前記残留紙幣検出センサが紙幣の存在を検出しなくなったときから、前記ハンド部の引抜方向の下流側に配置された前記第2の位置センサが、前記遮光板の、前記引抜方向の最下流に配置された第3の遮光部を検出するまでの時間を計測し、
前記計測した計測時間が、はみ出し判定時間以下のときに、前記束紙幣からの紙幣のはみ出しを判定することを特徴とする紙幣処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016219490A JP6750466B2 (ja) | 2016-11-10 | 2016-11-10 | 紙幣処理装置 |
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JP2018077700A true JP2018077700A (ja) | 2018-05-17 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019204149A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 沖電気工業株式会社 | 紙幣処理装置 |
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2016
- 2016-11-10 JP JP2016219490A patent/JP6750466B2/ja active Active
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