JP2018077321A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、ユーザーがケーブルコネクタを把持することなく、画像形成装置本体からステイプルユニットを引っ張るように取り出してしまって、ケーブルが伸びきって破損してしまうなど、画像形成装置本体に対するステイプルユニットの着脱操作性が充分ではなかった。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、9は感光体ドラム1上に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送される用紙Pに転写する転写ローラ、12は転写紙等の用紙Pが収納された給紙部(給紙カセット)、を示す。
また、16は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20は用紙P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、を示す。
感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、などが配設されている。
まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム1の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム1は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム1の表面は、帯電ローラ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム1上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム1の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0〜−100V程度である。)となって、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム1の表面は、転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に達する。そして、転写ローラ9との転写ニップ部で、電源部から転写ローラ9に転写バイアス(トナーの極性とは異なる極性のバイアスである。)が印可されることによって、レジストローラ16により搬送された用紙P上に、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
こうして、感光体ドラム1上における一連の作像プロセスが終了する。
まず、給紙部12に収納された用紙Pの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、用紙Pは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達した用紙Pは、感光体ドラム1上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム1との当接位置である。)に向けて搬送される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
本実施の形態における画像形成装置100は、図2(A)に示すように、複数の本体カバーで覆われている。そして、図2(B)に示すように、右側方の本体カバー40に対して着脱可能に設置されたカバー部材41を取り外すと、画像形成装置本体100の内部に設置された固定部42や本体側コネクタ43が開口部40aから露呈するように構成されている(図6をも参照できる。)。
具体的に、ステイプルユニット50は、複数の用紙P(用紙束)に対して綴じ処理をおこなうためのオプションユニットであって、その使用を希望するユーザーに対して選択的に用いられるものである。すなわち、ステイプルユニット50の使用を希望しないユーザーに対しては、開口部40aが露呈して外観上の美観が損なわれないように、図2(A)に示すように、画像形成装置100の本体カバー40にカバー部材41が装着されることになる。これに対して、ステイプルユニット50の使用を希望するユーザーに対しては、図2(B)に示すように、画像形成装置100の本体カバー40からカバー部材41が取り外された後に、図3、図4に示すように、画像形成装置本体100の外側に露呈するようにステイプルユニット50が装着されることになる。そして、ユーザーは、画像形成装置100から出力されて排紙トレイ上に積載された用紙束を取り出して、その用紙束を把持しながらステイプルユニット50の位置まで移動させて、ステイプルユニット50によって用紙束に対して綴じ処理をおこなうことになる。
ステイプル本体60としては、金属針を用いるタイプのものや、金属針を用いないタイプのもの、など公知のものを用いることができる。また、ステイプル本体60としては、ステイプルユニット50の外装カバー51〜53(又は、画像形成装置本体100の操作パネル)に綴じ処理をおこなうためのスイッチを設けたものを用いることもできるし、綴じ処理部60aに用紙束が挿入されたことをセンサで検知して綴じ処理をおこなうものを用いることもできる。
本実施の形態において、外装カバー51〜53は、複数(3つである。)に分割可能に構成されている。詳しくは、外装カバーは、ステイプルユニット50の下部を覆う第1外装カバー51と、ステイプルユニット50の中部を覆う第2外装カバー52と、ステイプルユニット50の上部を覆う第3外装カバー53と、で構成されていて、それぞれ独立して着脱できるように形成されている。このように構成することによって、ステイプルユニット50の組付け性やメンテナンス性が向上することになる。
ステイプルユニット50が画像形成装置本体100に装着されたときの外観上の美観、質感、一体感を考慮して、外装カバー51〜53は、本体カバー40と同じ色の樹脂材料で形成されている。
ユニット側コネクタ55は、画像形成装置本体100の本体側コネクタ43(図6等を参照できる。)に接続されて、画像形成装置本体100とステイプル本体60(ステイプルユニット50)との間で電気や信号のやり取りをおこなうためのものである。
そして、固定部42は、ネジ穴42aに貫通穴54a1を介して固定ネジ70が螺合されることでステイプルユニット50における固定ブラケット54の被固定部54aが固定されることになる。
ここで、図7等を参照して、本実施の形態では、固定ネジ70として、ドライバなどの工具を要しないツマミネジを用いている。これにより、ユーザーがステイプルユニット50の着脱操作を簡単におこなえることになる。なお、固定ネジ70として、ドライバなどの特別な工具を要しないコインネジを用いることもできる。
本体側コネクタ43は、固定部42(本体側ブラケット)に形成された開口に嵌合されていて、本体フレーム110の内部で本体電装部に対してハーネスを介して接続されている。本体側コネクタ43は、固定部42(ネジ穴42a)の下方に配置されている。本体側コネクタ43は、ユニット側コネクタ55に接続されて、画像形成装置本体100(本体電装部)とステイプル本体60(ステイプルユニット50)との間で電気や信号のやり取りをおこなうためのものである。
また、画像形成装置本体100には、ステイプルユニット50が離脱された状態のとき、固定部42と本体側コネクタ43とが露呈しないように本体カバー40の開口部40aを覆うカバー部材41が着脱可能に設置されている。本実施の形態では、カバー部材41の着脱操作性を考慮して、カバー部材41がパッチン止めにて開口部40aに着脱されるように構成されている。また、カバー部材41は、画像形成装置本体100に装着されたときの外観上の美観、質感、一体感を考慮して、本体カバー40と同じ色の樹脂材料で形成されている。
一方、図2、図6に示すように、画像形成装置本体100の本体カバー40には、ステイプルユニット50の差込部54bが差し込まれて嵌合する差込口44が形成されている。
すなわち、ステイプルユニット50は、差込口44に差込部54bが差し込まれて嵌合して、本体側コネクタ43にユニット側コネクタ55が嵌合した状態で、固定部42に被固定部54aがネジ締結された状態で、画像形成装置本体100に固定保持されることになる。
このようにステイプルユニット50の差込部54bを差込口44に差し込みながらステイプルユニット50の装着をおこなうことで、装着操作において画像形成装置本体100に対するステイプルユニット50の位置を定めやすくなる。したがって、ステイプルユニット50の装着操作性が向上することになる。
このように構成することで、第3外装カバー53を取り外した状態(図7の状態である。)で、ステイプルユニット50の正面50dの側から、固定ネジ70を把持して直接回転させて、固定ネジ70をネジ穴42aに螺合させて、固定部42への被固定部54aの固定を簡易におこなうことができる。また、固定部42への被固定部54aの固定をおこなった後には、第3外装カバー53をステイプルユニット50に装着することで、金属材料からなる被固定部54aや固定ネジ70を隠すことができるため、被固定部54aが装着された状態の美観や質感を向上させることができる。
まず、図2(B)に示すように、画像形成装置本体100の本体カバー40からカバー部材41を取り外して、開口部40aを露呈させる。そして、第3外装カバー53を取り外した状態のステイプルユニット50(図7の状態のものである。)を、外装カバー51、52の部分を把持した状態で、背面50cの側を装着方向奥側として図2の+Y方向に移動させる。そして、差込口44に差込部54bを差し込んで、本体側コネクタ43にユニット側コネクタ55を嵌合させる。そして、正面側から2つの固定ネジ70をそれぞれ貫通穴54a1を介してネジ穴42aに螺合させることで、固定部42に被固定部54aを固定する。最後に、第3外装カバー53をステイプルユニット50に装着して、ステイプルユニット50の装着操作が完了する。
なお、画像形成装置本体100からのステイプルユニット50の離脱操作は、上述した装着操作と逆の手順がおこなわれることになる。
これにより、ステイプルユニット50が装着された画像形成装置100の美観や質感が向上するとともに、ステイプルユニット50と画像形成装置本体100との間に誤って人の手が入り込んでしまう不具合も抑止することができる。
これにより、ステイプルユニット50の上面50aが、人の手によって押し下げられたりして、大きな負荷がかかってステイプルユニット50が破損してしまう不具合が軽減されることになる。
なお、上面50aは傾斜していれば平面であっても曲面であっても良い。
これにより、ステイプルユニット50の下面50bが、人の手によって持ち上げられたりして、大きな負荷がかかってステイプルユニット50が破損してしまう不具合が軽減されることになる。
なお、下面50bは傾斜していれば平面であっても曲面であっても良い。
これにより、画像形成装置100にステイプルユニット50が装着されても、装置全体としての接地性が強化されて、電波ノイズが生じにくくなる。
図10は、変形例としての、画像形成装置本体100に装着された状態のステイプルユニット50の要部を示す拡大斜視図である。
図10に示す変形例としてのステイプルユニット50は、3つに分割された外装カバーのうち、最上方の第3外装カバー56の構成が、本実施の形態のものとは異なる。
図10に示すように、変形例における第3外装カバー56(外装カバー)は、その上部に、収納部56a(凹部)と、突起部56bと、穴部56cと、が形成されている。
収納部56aは、上方に開口して底面の近傍まで窪んだ空間であって、その内部が壁部で幾つかに区切られていて、その内部に筆記具や予備の針などを収納できるように形成されている。
突起部56bは、収納部56aが形成された位置とは異なる位置であって、外装カバー56の側面に近い位置の上面から上方に向けて突出するように形成されていて、マニュアルなどが取り付けられた環状物(輪っか)やキーホルダーの環状物などを引っ掛けて保持できるように形成されている。
また、穴部56cは、収納部56aの空間に貫通するように外装カバー56の側面に形成されていて、マニュアルなどが取り付けられたフックを引っ掛けられるように形成されている。
このように外装カバー56を構成することで、綴じ処理をおこなうためのステイプルユニット50に付加価値を生じさせることができる。
なお、変形例では、第3外装カバー56に、収納部56aと突起部56bと穴部56cとの3つを形成したが、収納部56aと突起部56bと穴部56cとのうち1つ又は2つを組み合わせて形成することもできる。
これにより、画像形成装置本体100に対するステイプルユニット50の着脱操作性を高くすることができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
40a 開口部、
41 カバー部材、
42 固定部、
42a ネジ穴(雌ネジ部)、
43 本体側コネクタ、
44 差込口、
50 ステイプルユニット、
50a 上面、 50b 下面、 50c 背面、 50d 正面、
51 第1外装カバー(外装カバー)、
52 第2外装カバー(外装カバー)、
53 第3外装カバー(外装カバー)、
54 固定ブラケット、
54a 被固定部、 54a1 貫通穴、
54b 差込部、 54c 保持部、 54d 開口、
55 ユニット側コネクタ、
56 第3外装カバー(外装カバー)、
56a 収納部、 56b 突起部、 56c 穴部、
60 ステイプル本体、
60a 綴じ処理部、
70 固定ネジ、
71、72 ネジ、
80 ハーネス、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
110 本体フレーム。
Claims (9)
- 画像形成装置本体に対してステイプルユニットが着脱可能に設置される画像形成装置であって、
前記ステイプルユニットは、
複数枚の用紙の端部を綴じ処理部に位置合わせさせた状態で前記複数枚の用紙に対して綴じ処理をおこなうステイプル本体と、
前記ステイプル本体を固定して保持するとともに、ネジ締結用の貫通穴が形成された被固定部を具備した固定ブラケットと、
前記固定ブラケットの前記被固定部が背面側に露呈して、前記ステイプル本体の前記綴じ処理部が前記背面側とは異なる側に露呈するように、前記ステイプル本体の周囲を覆う外装カバーと、
前記外装カバーの前記背面側に露呈するように前記固定ブラケットに固定して保持されて、前記外装カバーの内部で前記ステイプル本体に対してハーネスを介して接続されたユニット側コネクタと、
を備え、
前記画像形成装置本体は、
ネジ穴が形成されていて、前記ネジ穴に前記貫通穴を介して固定ネジが螺合されることで前記ステイプルユニットにおける前記固定ブラケットの前記被固定部が固定される固定部と、
前記ステイプルユニットにおける前記ユニット側コネクタが接続される本体側コネクタと、
前記固定部と前記本体側コネクタとが露呈する開口部が形成されて、当該画像形成装置本体の周囲を覆う本体カバーと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置本体に前記ステイプルユニットが装着された状態のとき、前記ステイプルユニットの前記外装カバーと前記画像形成装置本体の前記本体カバーとの間に隙間が生じないように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置本体は、前記ステイプルユニットが離脱された状態のとき、前記固定部と前記本体側コネクタとが露呈しないように前記本体カバーの前記開口部を覆うカバー部材が着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ステイプルユニットの前記固定ブラケットは、前記被固定部に対して前記ユニット側コネクタを介して対向する位置に、前記外装カバーの前記背面側に露呈するように突出する差込部が形成され、
前記画像形成装置本体の前記本体カバーは、前記ステイプルユニットの前記差込部が差し込まれて嵌合する差込口が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記固定ブラケットに保持される前記ステイプル本体の被保持部と、前記固定ブラケットと、前記固定部と、は、いずれも、金属材料で形成されるとともに、接地されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ステイプルユニットの前記外装カバーは、その上面が、前記背面側から正面側に向けて低くなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ステイプルユニットの前記外装カバーは、その下面が、前記背面側から正面側に向けて高くなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ステイプルユニットの前記外装カバーは、複数に分割可能に構成され、
前記ステイプルユニットは、複数に分割された前記外装カバーのうちの1つを取り外した状態のとき、正面側からも前記被固定部が露呈するように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記ステイプルユニットの前記外装カバーは、その上部に、小物を収納するための収納部、環状物を引っ掛けて保持するための突起部、フックを引っ掛けるための穴部、のうち少なくとも1つが形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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