JP2018077173A - 回転ねじり試験機 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験体として、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータを試験する場合において、本来の使用状態と同じ使用状態、すなわち、実車形態での試験が可能で、試験体の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機を提供する。【解決手段】試験体12が保持される試験体保持部14に、一端が連結された入力軸を構成する内側回転軸20と、内側回転軸20の外周に配置され、内側回転軸20を回転駆動するとともに、内側回転軸20に対して回転可能に連結された外側回転軸38と、内側回転軸20を回転駆動して、試験体12を正逆回転方向に揺動回転するための内側回転駆動機構22と、試験体12の内側回転軸20と対峙する方向に連結された試験体側出力軸34と、外側回転軸38と試験体側出力軸34とを連結するとともに、試験体12を覆うように設けられた外側連結部材66と備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車のクラッチ、トルクコンバータ、トランスミッション、プロペラシャフトなどの動力伝達部品であって、高速に回転した状態で、トルク(ねじり荷重)を受ける試験体(以下、単に「試験体」と言う)に対して、その耐久性を評価するために、回転駆動される試験体に対して、正逆の揺動負荷をかけて、ねじり角度、トルクを検出して、試験体の耐久試験を行う回転ねじり試験機に関する。
従来、このような回転ねじり試験機として、本出願人は、既に、特許文献1(特開平03−200043号公報)において、いわゆる「閉ループ式」の回転ねじり試験機を提案している。
図3は、特許文献1の回転ねじり試験機100の構成の概略を説明する構成概略図である。
図3に示したように、特許文献1の回転ねじり試験機100は、試験体102が保持される試験体保持部104を備えている。
また、試験体102は、試験体対象物102aと、その両端にそれぞれ連結されたバネ部材102bから構成されている。
そして、これらのバネ部材102bの外端が、それぞれ、接合部102cを介して、試験体保持部104の外端部と接合されている。
また、回転ねじり試験機100は、アクチュエータ部101を備えており、アクチュエータ部101は、試験体102が保持される試験体保持部104に、その一端106が連結された内側回転軸108を備えている。
なお、内側回転軸108の一端106が、試験体保持部104に、接合部102c、バネ部材102bを介して保持された試験体対象物102aに連結されている。
これにより、後述するように、油圧アクチュエータ113を作動させて、正逆回転方向に内側回転軸108を、外側回転軸110に対して揺動回転させるように構成されている。
その結果、内側回転軸108の一端106に連結された試験体対象物102aが捩られて、バネ部材102bも捩られるようになっている。
そして、内側回転軸108の外周に回転可能に配置され、内側回転軸108に対して回転可能に連結された外側回転軸110が備えられている。
また、外側回転軸110の一端112が、試験体保持部104に連結されるとともに、外側回転軸110の他端114に、外側回転軸110を回転駆動するための外側回転駆動モータ116が連結されている。
これにより、外側回転駆動モータ116の回転駆動によって、外側回転軸110が回転駆動されて、試験体保持部104に保持された試験体102が、一定回転速度で、回転駆動されるように構成されている。
また、図示しないが、内側回転軸108には、油圧パワーユニットからの圧油を供給することにより、正逆回転方向に内側回転軸108を、外側回転軸110に対して揺動回転させる油圧アクチュエータ113が備えられている。
そして、外側回転軸110の回転速度、すなわち、外側回転駆動モータ116の回転速度を検出する回転速度センサ118が、外側回転駆動モータ116の回転駆動軸に付設されている。
また、外側回転軸110と内側回転軸108との間の相対角度(ねじれ角度)を検出する角度センサ120が設けられている。
さらに、試験体保持部104と外側回転軸110との間には、トルクを検出するためのトルクセンサ122が付設されている。
このように構成される特許文献1の回転ねじり試験機100では、以下のように作動される。
先ず、外側回転駆動モータ116を作動させることによって、外側回転軸110が、図3の矢印A方向に回転駆動されて、試験体保持部104に保持された試験体102が、図3の矢印A方向に、一定回転速度で、回転駆動される。
この状態で、油圧ユニットからの圧油を供給することにより、油圧アクチュエータ113を作動させて、図3の矢印B方向に、正逆回転方向に内側回転軸108が揺動回転される。
これにより、試験体保持部104に保持された試験体102が、図3の矢印B方向に揺動回転され(正逆回転方向に揺動回転)、ねじりが負荷される。
また、図4(A)のグラフに示したように、角度センサ120によって、外側回転軸110と内側回転軸108との間の相対角度(ねじれ角度)が検出され、図4(B)のグラフに示したように、トルクセンサ122によって、トルクが検出されるように構成されている。
さらに、図4(C)のグラフに示したように、回転速度センサ118によって回転速度(回転数)が検出されるようになっている。
このように、別途図示しない制御部において、ねじり角度、トルク、回転数に基づいて、予め設定されたプログラムに基づいて、試験体の耐久試験を行い、試験体の耐久性を評価するように構成されている。
特開平03−200043号公報 特開2004−125549号公報
このような特許文献1の回転ねじり試験機100では、入力軸である内側回転軸108と、出力軸である外側回転軸110との二重軸構造から構成されている。このため、試験体102として、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータ(トルクコンバータASSY)(以下、単に「トルクコンバータ」と言う)を試験する場合には、回転ねじり試験機100に合わせて、本来の使用状態とは違う形態や、入出力の関係を逆にして試験が行われており、正確な再現試験が実施できないことになっていた。
すなわち、図5に示したように、自動車のトルクコンバータを試験する場合には、本来の回転ねじり試験機使用状態としては、エンジン200の回転軸と、トルクコンバータからなる試験体202が保持される試験体保持部204が連結される。そして、試験体保持部204の試験体202に、エンジン200と反対側に出力軸206を介して、トランスミッション208、タイヤ210が連結されるものである。
なお、試験体202は、試験体対象物202aと、その両端にそれぞれ連結されたバネ部材202bから構成されている。
そして、これらのバネ部材202bの外端が、それぞれ、接合部202cを介して、試験体保持部204の外端部と接合されている。
この場合、特許文献1の回転ねじり試験機100のように、これまでの回転ねじり試験機でトルクコンバータを試験する場合には、図6に示したように、外側回転軸110を、本来はエンジン側となるので、ねじり加振の入力軸として使用し、内側回転軸108を、本来はトランスミッション側として、出力軸に使用できれば理想的である。
しかしながら、特許文献1の回転ねじり試験機100では、外側回転軸110はねじり加振の反力側となっており、内側回転軸108は、ねじり加振の入力側となっており、入出力の関係を逆にして試験が行われており、正確な再現試験が実施できないことになっていた。
一方、従来の回転ねじり試験機として、特許文献2(特開2004−125549号公報)などに開示されるように、2個の大容量の回転駆動モータで行う、いわゆる「駆動吸収方式」と呼ばれる回転ねじり試験機300が提案されている。
図7は、特許文献2の回転ねじり試験機300の構成の概略を説明する構成概略図である。
図7に示したように、回転ねじり試験機300は、試験体302が保持される試験体保持部304を備えている。
また、試験体302は、試験体対象物302aと、その両端にそれぞれ連結されたバネ部材302bから構成されている。
そして、これらのバネ部材302bの外端が、それぞれ、接合部302cを介して、試験体保持部304の外端部と接合されている。
また、回転ねじり試験機300は、アクチュエータ部301を備えており、アクチュエータ部301は、試験体302が保持される試験体保持部304に、その一端306が連結された回転駆動モータ側回転軸308を備えている。
そして、回転駆動モータ側回転軸308の外周に回転可能に配置され、回転駆動モータ側回転軸308に対して回転可能に連結された揺動回転伝達用回転軸310が備えられている。
また、揺動回転伝達用回転軸310の一端312に、回転駆動モータ316が連結されている。
これにより、揺動回転伝達用回転軸310と、回転駆動モータ側回転軸308を含んだ、負荷モータ側回転軸320の一端322までが、連続して堅固に連結されているので、これらがあたかも1本の回転軸のように回転駆動されるようになっている。
すなわち、このように、回転駆動モータ316の回転駆動によって、揺動回転伝達用回転軸310と、回転駆動モータ側回転軸308を含んだ、負荷モータ側回転軸320の一端322に連結された負荷モータ324までが、あたかも1本の回転軸のように回転駆動されることになる。
これにより、これらの回転軸間に保持されている試験体保持部304と、試験体302も、一定回転速度で、回転駆動されるように構成されている。
また、図示しないが、回転駆動モータ側回転軸308には、油圧パワーユニットからの圧油を供給することにより、正逆回転方向に回転駆動モータ側回転軸308を、揺動回転伝達用回転軸310に対して揺動回転する油圧アクチュエータ313が備えられている。
さらに、試験体302が保持される試験体保持部304に、回転駆動モータ側回転軸308と対峙する方向から、その一端318が連結される負荷モータ側回転軸320を備えている。
そして、負荷モータ側回転軸320の他端322には、負荷モータ324が連結されている。
前述したように、回転駆動モータ316の回転駆動によって、揺動回転伝達用回転軸310と、回転駆動モータ側回転軸308を含んだ、負荷モータ側回転軸320の一端322に連結された負荷モータ324までが、あたかも1本の回転軸のように回転駆動されている。
従って、負荷モータ324を駆動することによって、回転駆動モータ316から負荷モータ側回転軸320の一端322までに対して、負荷トルクを発生させることができるようになっている。
すなわち、負荷モータ324の駆動によって、負荷モータ側回転軸320が回転駆動されて、試験体302と試験体保持部304を含んだ、回転駆動モータ側回転軸の一端312まで、負荷トルクが与えられるように構成されている。
そして、回転駆動モータ316の回転速度を検出する回転速度センサ326が、回転駆動モータ316の回転駆動軸に付設されている。
また、揺動回転伝達用回転軸310と回転駆動モータ側回転軸308との間の相対角度(ねじれ角度)を検出する角度センサ328が設けられている。
さらに、試験体保持部304と揺動回転伝達用回転軸310との間には、トルクを検出するための第1のトルクセンサ330が付設されている。また、試験体対象物302aと負荷モータ324との間には、トルクを検出するための第2のトルクセンサ332が付設されている。
このように構成される回転ねじり試験機300では、以下のように作動される。
先ず、回転駆動モータ316を作動させることによって、揺動回転伝達用回転軸310と、回転駆動モータ側回転軸308を含んだ、負荷モータ側回転軸320の一端322までが回転駆動されることになる。
その結果、これらの回転軸間に保持されている試験体保持部304と試験体302も、一定回転速度で、回転駆動されることになる。
次に、負荷モータ324を作動させることによって、回転駆動モータ316に対して、試験体302に与えたい負荷トルクを発生させている。
この状態で、油圧ユニットからの圧油を供給することにより、油圧アクチュエータ313を作動させて、揺動回転伝達用回転軸310に対して、正逆回転方向に回転駆動モータ側回転軸308を揺動回転させている。
これにより、角度センサ328によって、揺動回転伝達用回転軸310と回転駆動モータ側回転軸308との間の相対角度(ねじれ角度)が検出され、第1のトルクセンサ330、第2のトルクセンサ332によって、トルクが検出されるように構成されている。さらに、回転速度センサ326によって回転速度(回転数)が検出されるようになっている。
以上の様に、別途図示しない制御部において、ねじり角度、トルク、回転数に基づいて、予め設定されたプログラムに基づいて、試験体の耐久試験を行い、試験体の耐久性を評価するように構成されている。
なお、図8に示したように、回転ねじり試験機300において、揺動回転伝達用回転軸310、油圧アクチュエータ313を省略して、回転駆動モータ側回転軸308を直接、回転駆動するための回転駆動モータ334に連結されている構成の回転ねじり試験機300もある。
このような特許文献2の回転ねじり試験機300では、外側回転駆動モータ316側を、エンジン側として入力軸に、試験体側回転駆動モータ324側を、トランスミッション側として出力軸に用いて、本来の使用状態と同一の形態で試験を行うことができる。
しかしながら、特許文献2の回転ねじり試験機300では、2個の自動車の原動機やエンジンと同等の大出力で大容量の回転駆動モータを設ける必要があるので、回転ねじり試験機300が大型化してしまい、設置スペースも広く、コストも高くつくことになる。
また、特許文献2の回転ねじり試験機300では、2個の回転駆動モータ(すなわち、回転駆動モータ316と負荷トルクを発生させる負荷モータ324との間、または、回転駆動モータ334と負荷モータ324との間)のねじり剛性計測を行うためには、同期運転が必要となるが、同期運転を行うことは技術的に難しいという課題がある。
さらに、特許文献2の回転ねじり試験機300では、高回転で大トルクの回転駆動モータを設ける必要があるので、回転駆動モータ自体の慣性が大きく、高い角加速度での試験もできなかった。
本発明は、このような現状に鑑み、試験体として、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータを試験する場合において、本来の使用状態と同じ使用状態、すなわち、実車形態での試験(振動入力軸と負荷側出力軸が実車相当になる)が可能で、試験体の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機を提供することを目的とする。
また、本発明は、一つの回転ねじり試験機で、実車形態での耐久試験と、耐久中(回転中)の試験体の変化を計測する剛性測定とが可能な回転ねじり試験機を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、従来の回転ねじり試験機のように、特殊なモータや、2個の大容量の回転駆動モータが不要で、市販の入手性の良い回転モータが使用でき、回転ねじり試験機が大型化することなく、小さい設置スペースですみ、コストも低減でき、しかも、高耐久性に優れ、確実に回転ねじり試験を行うことのできる回転ねじり試験機を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の回転ねじり試験機は、
回転駆動される試験体に対して、正逆の揺動負荷をかけて、ねじり角度、トルクを検出して、試験体の耐久試験を行う回転ねじり試験機であって、
前記試験体が保持される試験体保持部に、一端が連結された入力軸を構成する内側回転軸と、
前記内側回転軸の外周に配置され、内側回転軸を回転駆動するとともに、内側回転軸に対して回転可能に連結された外側回転軸と、
前記外側回転軸を回転駆動する外側回転駆動モータと、
前記内側回転軸を回転駆動して、試験体を正逆回転方向に揺動回転するための内側回転駆動機構と、
前記試験体の内側回転軸と対峙する方向に連結された試験体側出力軸と、
前記外側回転軸と試験体側出力軸とを連結するとともに、前記試験体を覆うように設けられた外側連結部材と備えることを特徴とする。
このように構成することによって、試験体が、内側回転軸、外側回転軸、外側連結部材を介して、試験体側出力軸に連結されていることになる。
従って、外側連結部材が、試験体にかけられる負荷に対する反力軸となるとともに、外側連結部材によって、試験体と、試験体側出力軸とが同期回転することができる。
従って、試験体が保持される試験体保持部に一端が連結された内側回転軸側を、エンジン側として入力軸に、試験体側出力軸側を、トランスミッション側として出力軸に用いて、本来の使用状態と同一の形態で試験を行うことができる。
すなわち、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータを試験する場合において、本来の使用状態と同じ使用状態である実車形態での試験、すなわち、振動入力軸である内側回転軸と、負荷側出力軸である試験体側出力軸が実車相当となった実車形態での試験を行うことが可能で、試験体の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
また、一つの回転ねじり試験機で、実車形態での耐久試験と、耐久中(回転中)の試験体の変化を計測する剛性測定とが可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
さらに、従来の回転ねじり試験機のように、特殊なモータや、2個の大容量の回転駆動モータが不要で、市販の回転モータが使用でき、回転ねじり試験機が大型化することなく、小さい設置スペースですみ、構造も簡単で、コストも低減でき、しかも、高耐久性に優れ、確実に回転ねじり試験を行うことのできる回転ねじり試験機を提供することができる。
また、本発明の回転ねじり試験機は、前記連結部材が、開閉可能に構成され、前記試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着できるように構成されていることを特徴する。
このように構成することによって、連結部材が、開閉することによって、試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着でき、試験が終了した試験体を取り出し、新しい試験体と交換でき、極めて便利である。
また、本発明の回転ねじり試験機は、前記連結部材が、内側回転軸側連結部材と試験体出力軸側連結部材とに分離可能に構成され、前記試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着できるように構成されていることを特徴する。
このように構成することによって、内側回転軸側と試験体側出力軸側とに分離した状態で、これらの分離した内側回転軸側連結部材と試験体出力軸側連結部材の間の開口部を介して、試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着でき、試験が終了した試験体を取り出し、新しい試験体と交換でき、極めて便利である。
また、本発明の回転ねじり試験機は、前記試験体に対して作動圧油を供給するための油圧供給経路が、試験体側出力軸側から試験体に至るように形成されていることを特徴する。
このように構成することによって、例えば、試験体がトルクコンバータである場合に、エンジン側と、トランスミッションに連結されたタービンランナとを直結するためのロックアップクラッチを作動させるために必要な油圧を、油圧供給経路を介して供給することができる。
また、本発明の回転ねじり試験機は、少なくとも油圧供給経路の周囲に断熱機構が設けられていることを特徴する。
このように構成することによって、例えば、試験体がトルクコンバータである場合に、ロックアップクラッチを作動させるために必要な油圧の温度は、試験により高温(例えば、120〜140℃)から低温(例えば、常温)までの条件が存在するが、試験体を支持する試験機自体が、温度変化の影響を受けることがなく、正確な試験を行うことができるようになる。
また、本発明の回転ねじり試験機は、前記試験体が、自動車のトルクコンバータASSYであることを特徴する。
このように構成することによって、試験体が、自動車のトルクコンバータASSYであれば、本来の使用状態と同じ使用状態である実車形態での試験、すなわち、振動入力軸である内側回転軸と、負荷側出力軸である試験体側出力軸が実車相当となった実車形態での試験を行うことが可能で、試験体の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
また、一つの回転ねじり試験機で、実車形態での耐久試験と、耐久中(回転中)の試験体の変化を計測する剛性測定とが可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
本発明によれば、試験体が、内側回転軸、外側回転軸、外側連結部材を介して、試験体側出力軸に連結されていることになる。
従って、外側連結部材が、試験体にかけられる負荷に対する反力軸となるとともに、外側連結部材によって、試験体と、試験体側出力軸とが同期回転することができる。
従って、試験体が保持される試験体保持部に一端が連結された内側回転軸側を、エンジン側として入力軸に、試験体側出力軸側を、トランスミッション側として出力軸に用いて、本来の使用状態と同一の形態で試験を行うことができる。
すなわち、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータを試験する場合において、本来の使用状態と同じ使用状態である実車形態での試験、すなわち、振動入力軸である内側回転軸と、負荷側出力軸である試験体側出力軸が実車相当となった実車形態での試験を行うことが可能で、試験体の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
また、一つの回転ねじり試験機で、実車形態での耐久試験と、耐久中(回転中)の試験体の変化を計測する剛性測定とが可能な回転ねじり試験機を提供することができる。
さらに、従来の回転ねじり試験機のように、特殊なモータや、2個の大容量の回転駆動モータが不要で、市販の入手性の良い回転モータが使用でき、回転ねじり試験機が大型化することなく、小さい設置スペースですみ、コストも低減でき、しかも、高耐久性に優れ、確実に回転ねじり試験を行うことのできる回転ねじり試験機を提供することができる。
図1は、本発明の回転ねじり試験機の概略を模式的に示す概略縦断面図である。 図2は、図1の回転ねじり試験機の連結部材を開いた状態を示す図1と同様な概略縦断面図である。 図3は、特許文献1の回転ねじり試験機100の構成の概略を説明する構成概略図である。 図4(A)は、相対角度(ねじれ角度)を示すグラフ、図4(B)は、トルク(ねじり荷重)を示すグラフ、図4(C)は、回転速度(回転数)を示すグラフである。 図5は、自動車のトルクコンバータを試験する場合の概略を説明する概略図である。 図6は、特許文献1の回転ねじり試験機100において、入出力の関係を逆にして試験が行われる状態を説明する図3と同様な構成概略図である。 図7は、特許文献2の回転ねじり試験機300の構成の概略を説明する構成概略図である。 図8は、回転ねじり試験機300の別の構成の概略を説明する構成概略図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例)
図1は、本発明の回転ねじり試験機の概略を模式的に示す概略縦断面図、図2は、図1の回転ねじり試験機の連結部材を開いた状態を示す図1と同様な概略縦断面図である。
図1〜図2において、符号10は、全体で本発明の回転ねじり試験機を示している。
図1〜図2に示したように、本発明の回転ねじり試験機10は、例えば、自動車のクラッチ、トルクコンバータ、トランスミッション、プロペラシャフトなどの動力伝達部品であって、高速に回転した状態で、トルク(ねじり荷重)を受ける試験体12を対象とする。
なお、この実施例では、試験体12として、トルクコンバータを用いた実施例を図示している。
また、このような回転駆動される試験体12に対して、正逆の揺動負荷をかけて、ねじり角度、トルクを検出して、試験体の耐久試験を行う回転ねじり試験機10である。
そして、回転ねじり試験機10は、試験体12が保持される試験体保持部14を備えている。また、回転ねじり試験機10は、アクチュエータ部11を備えており、アクチュエータ部11は、試験体12が保持される試験体保持部14に、その一端18が連結された、入力軸を構成する内側回転軸20を備えている。
なお、図示しないが、内側回転軸20の一端18は、トルクコンバータのフロントカバーに連結され、フロントカバーと一体のポンプインペラーを回転させるようになっている。
また、図1〜図2に示したように、内側回転軸20の外周に配置された略円筒形状の外側回転軸38が備えられている。外側回転軸38は、内側回転軸20を回転駆動するとともに、内側回転軸20に対して回転可能に連結されている。
なお、図1〜図2に示したように、内側回転軸20と外側回転軸38との間は、ベアリング26を介して、相互に回転できるように構成されている。
また、この外側回転軸38を回転駆動する外側回転駆動モータ44が備えられている。すなわち、外側回転軸38の一端には、外側回転プーリ46が設けられており、外側回転駆動モータ44の駆動軸52に設けられた駆動プーリ54と、外側回転プーリ46とに駆動ベルト50が架け渡されている。
これにより、外側回転駆動モータ44の回転駆動によって、外側回転軸38を介して、内側回転軸20が回転駆動されて、試験体保持部14に保持された試験体12が、一定回転速度で、回転駆動されるように構成されている。
また、図示しないが、内側回転軸20には、油圧パワーユニットからの圧油を供給することにより、正逆回転方向に内側回転軸20の一端18に対して内側回転軸20を揺動回転する、内側回転駆動機構22として、油圧アクチュエータ24が備えられている。
そして、外側回転軸38の回転速度を検出して、外側回転駆動モータ44の回転速度を制御するための回転速度センサ28が、外側回転軸38に付設されている。
また、外側回転軸38と内側回転軸20との間の相対角度(ねじれ角度)を検出する角度センサ32が設けられている。
さらに、試験体保持部14と内側回転軸20との間には、トルクを検出するための入力軸側トルクセンサ30が付設されている。
また、図1〜図2に示したように、試験体12の内側回転軸20と対峙する方向には、試験体側出力軸34が連結されている。すなわち、図示しないが、試験体側出力軸34の一端36が、トランスミッションに連結されることになる、トルクコンバータのタービンランナに連結されている。
この試験体側出力軸34の他端には、トルクを検出するための出力軸側トルクセンサ40が設けられている。
さらに、試験体側出力軸34の他端側は、出力軸延設部42が延設されるように形成されており、この出力軸延設部42が、ベアリング48a、48bを介して、ベース56に回転可能に支持されている。
また、出力軸延設部42の先端部には、出力軸側スリップリング58が設けられており、この出力軸側スリップリング58を介して、出力軸側トルクセンサ40などからの信号を取り出し、図示しない外部のコンピュータなどの制御部に入力されるようになっている。
同様に、図1〜図2に示したように、外側回転軸38の先端部には、入力軸側スリップリング60が設けられており、この入力軸側スリップリング60を介して、入力軸側トルクセンサ30などからの信号を取り出し、図示しない外部のコンピュータなどの制御部に入力されるようになっている。
さらに、外側回転軸38の内側の端部には、外側回転軸側フランジ62が、半径方向外側に延設するように形成されている。そして、この外側回転軸側フランジ62に対応するように、試験体側出力軸34に、試験体出力軸側フランジ64が、半径方向外側に延設するように形成されている。
図1〜図2に示したように、外側回転軸38の外側回転軸側フランジ62と、試験体側出力軸34の試験体出力軸側フランジ64とを連結するとともに、試験体12を覆うように設けられた略円筒形状の外側連結部材66が備えられている。
この実施例では、外側連結部材66は、図1の矢印Dで示したように、開閉可能に構成され、試験体12を回転ねじり試験機10に脱着自在に装着できるように構成されている。
すなわち、外側連結部材66が、内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70とに分離可能に構成されている。また、図1〜図2に示したように、内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70とは、相互に接近離反する方向に移動することができるようになっている。
なお、この実施例では、内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70とは、当接部68a、70aにより、図示しないが、例えば、ボルトなどの締結部材によって、内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70とを固定することができるように構成されている。
このように構成することによって、内側回転軸側連結部材68と試験体出力軸側連結部材70とに分離した状態で、これらの分離した内側回転軸側連結部材68と試験体出力軸側連結部材70の間の開口部72を介して、試験体12を回転ねじり試験機10の試験体保持部14に脱着自在に装着でき、試験が終了した試験体12を取り出し、新しい試験体12と交換でき、極めて便利である。
さらに、図1〜図2に示したように、試験体側出力軸34の出力軸延設部42のベアリング48a、48bによる回転支持部の間には、圧油供給用の回転継手部74が形成されている。また、試験体側出力軸34の試験体12側には、油圧供給ユニット76が設けられているととともに、回転継手部74から油圧供給ユニット76へ至る油圧供給経路78が形成されている。
この油圧供給ユニット76から、例えば、試験体12がトルクコンバータである場合に、エンジン側と、トランスミッションに連結されたタービンランナとを直結するためのロックアップクラッチを作動させるために必要な油圧を、図1の矢印Eで示したように、油圧供給経路78を介して供給することができるように構成されている。
この場合、図示しないが、油圧供給経路78は、油圧パワーユニットからの圧油が供給されるように構成されている。また、油圧供給経路78は、油圧供給ユニット76のポンプ用、開閉バルブ用、ロックアップ圧力用の3系統の油圧供給経路78を備えている。
このように構成することによって、例えば、試験体12がトルクコンバータである場合に、エンジン側と、トランスミッションに連結されたタービンランナとを直結するためのロックアップクラッチを作動させるために必要な油圧を、油圧供給経路78を介して供給することができる。
さらに、図1〜図2に示したように、少なくとも油圧供給経路78の周囲に断熱機構80が設けられているのが望ましい。
なお、断熱機構80として、周知の断熱機構を採用することができ、特に限定されるものではなく、例えば、空冷式、水循環式、断熱材などによる断熱機構とすることができる。
このように構成することによって、例えば、試験体12がトルクコンバータである場合に、ロックアップクラッチを作動させるために必要な油圧の温度は、試験により高温(例えば、120〜140℃)から低温(例えば、常温)までの条件が存在するが、試験体12を支持する試験機10自体が、温度変化の影響を受けることがなく、正確な試験を行うことができるようになる。
このように構成される本発明の回転ねじり試験機10では、以下のように作動される。
すなわち、外側回転駆動モータ44を作動させることによって、外側回転軸38が回転駆動されて、外側回転軸38を介して、内側回転軸20が回転駆動されて、試験体保持部14に保持された試験体12が、図1の矢印Aで示したように、一定回転速度で、回転駆動される。
これと同期するように、図1の矢印Bで示したように、外側回転軸38の回転が、外側連結部材66(内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70)とを介して、試験体側出力軸34が回転駆動されて、試験体保持部14に保持された試験体12と同期して、同じ一定回転速度で、回転駆動される。
この状態で、油圧ユニットからの圧油を供給することにより、油圧アクチュエータ24を作動させて、図1の矢印Cで示したように、正逆回転方向に内側回転軸20が揺動回転される。
これにより、図4(A)のグラフに示したように、角度センサ32によって、外側回転軸38と内側回転軸20との間の相対角度(ねじれ角度)が検出され、図4(B)のグラフに示したように、入力軸側トルクセンサ30、出力軸側トルクセンサ40によって、トルクが検出されるように構成されている。さらに、図4(C)のグラフに示したように、回転速度センサ28によって回転速度(回転数)が検出されるようになっている。
これにより、別途図示しない制御部において、ねじり角度、トルク、回転数に基づいて、予め設定されたプログラムに基づいて、試験体の耐久試験を行い、試験体の耐久性を評価するように構成されている。
本発明によれば、試験体12が、内側回転軸20、外側回転軸38、外側連結部材66(内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70)を介して、試験体側出力軸34に連結されていることになる。
従って、外側連結部材66(内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70)が、試験体12にかけられる負荷に対する反力軸となるとともに、外側連結部材66(内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70)によって、図1の矢印Bで示したように、試験体12と、試験体側出力軸34とが同期回転することができる。
従って、試験体12が保持される試験体保持部14に一端が連結された内側回転軸20側を、エンジン側として入力軸に、試験体側出力軸34側を、トランスミッション側として出力軸に用いて、本来の使用状態と同一の形態で試験を行うことができる。
すなわち、例えば、自動車のクラッチやトルクコンバータを試験する場合において、本来の使用状態と同じ使用状態である実車形態での試験、すなわち、振動入力軸である内側回転軸20と、負荷側出力軸である試験体側出力軸34が実車相当となった実車形態での試験を行うことが可能で、試験体12の回転中のねじり剛性の測定が可能な回転ねじり試験機10を提供することができる。
また、一つの回転ねじり試験機10で、実車形態での耐久試験と、耐久中(回転中)の試験体12の変化を計測する剛性測定とが可能な回転ねじり試験機10を提供することができる。
さらに、従来の回転ねじり試験機のように、特殊なモータや、2個の大容量の回転駆動モータが不要で、市販の入手性の良い回転モータが使用でき、回転ねじり試験機が大型化することなく、小さい設置スペースですみ、コストも低減でき、しかも、高耐久性に優れ、確実に回転ねじり試験を行うことのできる回転ねじり試験機10を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の回転ねじり試験機10では、内側回転軸20には、油圧パワーユニットからの圧油を供給することにより、正逆回転方向に内側回転軸20を揺動回転する、内側回転駆動機構として、油圧アクチュエータ24が備えられている。
しかしながら、内側回転駆動機構として、油圧アクチュエータ24の代わりに、図示しないが、例えば、モータ、または、差動歯車機構などの遊星歯車機構を採用することもできる。
また、上記実施例では、外側連結部材66を、軸方向に2分割の内側回転軸側連結部材68と、試験体出力軸側連結部材70から構成したが、図示しないが、半径方向に2分割とすることも、また、軸方向に入れ子式で開閉できる外側連結部材66とすることも可能である。
また、回転ねじり試験機として、例えば、自動車のクラッチ、トルクコンバータ、トランスミッション、プロペラシャフトなどの動力伝達部品であって、高速に回転した状態で、トルク(ねじり荷重)を受ける試験体に適用したが、自動車部品以外でも、その他の機械部品、完成品、さらに、土木関係の構造物など、回転駆動して使用される試験体に適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、自動車のクラッチ、トルクコンバータ、トランスミッション、プロペラシャフトなどの動力伝達部品であって、高速に回転した状態で、トルク(ねじり荷重)を受ける試験体に対して、その耐久性を評価するために、回転駆動される試験体に対して、正逆の揺動負荷をかけて、ねじり角度、トルクを検出して、試験体の耐久試験を行う回転ねじり試験機に適用することができる。
10 回転ねじり試験機
11 アクチュエータ部
12 試験体
14 試験体保持部
18 一端
20 内側回転軸
22 内側回転駆動機構
24 油圧駆動ユニット
26 ベアリング
28 回転速度センサ
30 入力軸側トルクセンサ
32 角度センサ
34 試験体側出力軸
36 一端
38 外側回転軸
40 出力軸側トルクセンサ
42 出力軸延設部
44 外側回転駆動モータ
46 外側回転プーリ
48a、48b ベアリング
50 駆動ベルト
52 駆動軸
54 駆動プーリ
56 ベース
58 出力軸側スリップリング
60 入力軸側スリップリング
62 外側回転軸側フランジ
64 試験体出力軸側フランジ
66 外側連結部材
68 内側回転軸側連結部材
68a 当接部
70 試験体出力軸側連結部材
72 開口部
74 回転継手部
76 油圧供給ユニット
78 油圧供給経路
80 断熱機構
100 回転ねじり試験機
101 アクチュエータ部
102a 試験体対象物
102b バネ部材
102c 接合部
104 試験体保持部
106 一端
108 内側回転軸
110 外側回転軸
112 一端
113 油圧アクチュエータ
114 他端
116 外側回転駆動モータ
118 回転速度センサ
120 角度センサ
122 トルクセンサ
200 エンジン
202 試験体
202a 試験体対象物
202b バネ部材
202c 接合部
204 試験体保持部
206 出力軸
208 トランスミッション
210 タイヤ
300 回転ねじり試験機
301 アクチュエータ部
302 試験体
304 試験体保持部
306 一端
308 回転駆動モータ側回転軸
310 回転駆動モータ側回転軸
312 一端
313 油圧アクチュエータ
316 回転駆動モータ
318 一端
320 負荷モータ側回転軸
322 他端
324 負荷モータ
326 回転速度センサ
328 角度センサ
330 第1のトルクセンサ
332 第2のトルクセンサ
334 内側回転駆動モータ

Claims (6)

  1. 回転駆動される試験体に対して、正逆の揺動負荷をかけて、ねじり角度、トルクを検出して、試験体の耐久試験を行う回転ねじり試験機であって、
    前記試験体が保持される試験体保持部に、一端が連結された入力軸を構成する内側回転軸と、
    前記内側回転軸の外周に配置され、内側回転軸を回転駆動するとともに、内側回転軸に対して回転可能に連結された外側回転軸と、
    前記外側回転軸を回転駆動する外側回転駆動モータと、
    前記内側回転軸を回転駆動して、試験体を正逆回転方向に揺動回転するための内側回転駆動機構と、
    前記試験体の内側回転軸と対峙する方向に連結された試験体側出力軸と、
    前記外側回転軸と試験体側出力軸とを連結するとともに、前記試験体を覆うように設けられた外側連結部材と備えることを特徴とする回転ねじり試験機。
  2. 前記連結部材が、開閉可能に構成され、前記試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着できるように構成されていることを特徴する請求項1に記載の回転ねじり試験機。
  3. 前記連結部材が、内側回転軸側連結部材と試験体出力軸側連結部材とに分離可能に構成され、前記試験体を回転ねじり試験機に脱着自在に装着できるように構成されていることを特徴する請求項2に記載の回転ねじり試験機。
  4. 前記試験体に対して作動圧油を供給するための油圧供給経路が、試験体側出力軸側から試験体に至るように形成されていることを特徴する請求項1から3のいずれかに記載の回転ねじり試験機。
  5. 少なくとも油圧供給経路の周囲に断熱機構が設けられていることを特徴する請求項4に記載の回転ねじり試験機。
  6. 前記試験体が、自動車のトルクコンバータASSYであることを特徴する請求項1から5のいずれかに記載の回転ねじり試験機。
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