JP2008094381A - 減速歯車機構及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噛合部のバックラッシュ量を少なくすることなく歯打ち音を低減させることができるようにする。
【解決手段】夫々の軸1,2が平行に配置され互いに噛合する小歯車2及び大歯車4と、小歯車2と一体回転する第1の回転体7、及び大歯車4と一体回転し、第1の回転体7との間に小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転する方向へ滑り摩擦が発生する第2の回転体8とを備え、小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転して小歯車2及び大歯車4の間に相対速度が発生したとき、一方の逆回転に抵抗を加え、相対速度を小さくし、歯面同士が当接するときの歯打ち音を低減するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】夫々の軸1,2が平行に配置され互いに噛合する小歯車2及び大歯車4と、小歯車2と一体回転する第1の回転体7、及び大歯車4と一体回転し、第1の回転体7との間に小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転する方向へ滑り摩擦が発生する第2の回転体8とを備え、小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転して小歯車2及び大歯車4の間に相対速度が発生したとき、一方の逆回転に抵抗を加え、相対速度を小さくし、歯面同士が当接するときの歯打ち音を低減するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は小歯車及び大歯車を有する減速歯車機構、及び該減速歯車機構を備え、操舵補助力の発生源として電動モータを用いてなる電動パワーステアリング装置に関する。
車両用の電動パワーステアリング装置としては、例えば操舵輪に繋がる入力軸及び該入力軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる出力軸の相対回転によって前記入力軸に加わる操舵トルクを検出し、検出したトルク等に基づいて操舵補助用の電動モータを駆動し、該電動モータの回転力を減速歯車機構を介して舵取手段に伝達することにより操舵輪の回転に応じた舵取手段の動作を前記電動モータの回転により補助し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
減速歯車機構は、電動パワーステアリング装置を小形化するために、ウォーム歯車に比べて動力伝達効率が高く、且つ夫々の軸が平行に配置され互いに噛合う平歯車対、又は、はすば歯車対が用いられている。そして、歯車対の小歯車が前記電動モータの駆動軸に繋がり、前記大歯車が前記出力軸に繋がり、電動モータが発生する回転力を前記小歯車から大歯車に伝達し、所定の減速比に減速した上で出力軸を回転させるように構成されている。
特開2005−319971号公報
ところで、減速歯車機構を備えた電動パワーステアリング装置にあっては、電動モータが発生する回転力を小歯車から大歯車に伝達して操舵補助しているとき、小歯車及び大歯車の歯面同士が当接しているため、歯打ち音は発生しない。しかし、転舵により操舵補助の方向が逆転し、小歯車が逆回転して小歯車及び大歯車の間に相対速度が発生したとき、歯打ち音が発生する。また、路面から操向輪を経て大歯車に伝わる逆入力荷重により、該大歯車が微小に回転振動し、大歯車及び小歯車の歯面同士が衝突して歯打ち音が発生する。
歯打ち音を低減するには噛合部のバックラッシュ量を少なくすればよい。しかし、この場合、小歯車及び大歯車の回転性が低下し、動力伝達効率が低下する。
また、夫々の軸が直交に配置され互いに噛合するウォーム歯車を有する減速歯車機構にあっては、特開2004−332921号公報、特開2004−26102号公報に記載されているように、ウォームに噛合する補助ウォームホイールをウォームホイールと別個に設けたり、ウォームホイールを分割したりすることにより噛合部のバックラッシュ量を少なくしているが、いずれもバックラッシュ量を少なくしているため、ウォーム歯車の回転性が低下し、動力伝達効率が低下する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は夫々の軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車及び大歯車を有する減速歯車機構において、噛合部のバックラッシュ量を少なくすることなく歯打ち音を低減することができる減速歯車機構、及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
また、他の目的は大歯車側から大歯車に伝達トルクが加わる場合であっても、また、小歯車側から小歯車に伝達トルクが加わる場合であっても歯打ち音を低減することができる減速歯車機構、及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
第1発明に係る減速歯車機構は、夫々の軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車及び大歯車を有する減速歯車機構において、前記小歯車及び大歯車の間に相対速度が発生したとき、前記相対速度を小さくする手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る減速歯車機構は、小歯車及び大歯車に加わる伝達トルクに応じた抵抗を前記小歯車及び大歯車の相対回転に加える抵抗部を備えることを特徴とする。
第3発明に係る減速歯車機構は、前記相対速度を小さくする手段は、前記小歯車及び大歯車の一方と一体回転する第1の回転体、及び他方と一体回転し、前記第1の回転体との間に滑り摩擦が発生する第2の回転体を有することを特徴とする。
第4発明に係る減速歯車機構は、前記第1及び第2の回転体は、各周面が接触していることを特徴とする。
第5発明に係る減速歯車機構は、前記相対速度を小さくする手段は、前記第1及び第2の回転体の間の滑り摩擦抵抗力よりも大きい滑り摩擦抵抗力を前記第1及び第2の回転体の一方との間に発生し、且つ他方と相対回転が可能な第3の回転体と、前記相対回転に抵抗を加える抵抗体とを有することを特徴とする。
第6発明に係る減速歯車機構は、前記相対速度を小さくする手段は、前記小歯車及び大歯車の一方と一体回転する第1の回転体、他方と相対回転し、且つ前記第1の回転体との間に滑り摩擦が発生する第4の回転体、並びに前記他方と第4の回転体との相対回転に抵抗を加える抵抗体を有することを特徴とする。
第7発明に係る減速歯車機構は、前記第1及び第2の回転体は、各周面にかけてベルトを襷掛けしてあることを特徴とする。
第8発明に係る減速歯車機構は、前記第1及び第2の回転体の少なくとも一方は弾性材で形成してあることを特徴とする。
第9発明に係る減速歯車機構は、前述の発明の減速歯車機構を備え、前記小歯車が電動モータの出力軸に繋がり、前記大歯車が舵取手段に繋がり、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにしたことを特徴とする。
第1発明にあっては、小歯車及び大歯車の間に相対速度が発生したとき、相対速度を小さくする手段が抵抗を加え、相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。また、小歯車及び大歯車の相対速度を小さくすることにより歯打ち音を低減するため、換言すれば、バックラッシュ量を確保することができるため、小歯車及び大歯車の高い回転性を確保することができ、しかも、小歯車、大歯車及び歯車を支持する支持部材の寸法精度を緩和することが可能であり、コストを低減し得る。また、小歯車及び大歯車の材料に関係なく歯打ち音を低減できるため、小歯車及び大歯車を金属製とし、剛性を高めることができる。
第2発明にあっては、小歯車及び大歯車に加わる伝達トルクに応じた抵抗を前記小歯車及び大歯車の相対回転に加えることができるため、小歯車及び大歯車の間の相対速度が比較的速い場合でも、また、比較的遅い場合でも相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
第3発明にあっては、小歯車と一体回転する第1の回転体、及び大歯車と一体回転する第2の回転体を付設することにより相対速度を小さくする手段を構成することができるため、減速歯車機構を比較的小形で、且つ安価にできる。
第4発明にあっては、第1の回転体を小歯車のかみ合いピッチ円とほぼ等径に形成し、第2の回転体を大歯車のかみ合いピッチ円とほぼ等径に形成することにより、小歯車及び大歯車の減速比と等しい減速比で接触させて互いに転動させることができ、小歯車及び大歯車の高い回転性を確保することができる。
第5発明にあっては、第3の回転体及び抵抗体を付加することにより、小歯車及び大歯車に加わる伝達トルクに応じた抵抗を小歯車及び大歯車の相対回転に加える抵抗部を構成することができるため、該抵抗部を有する減速歯車機構を比較的小形で、且つ安価にできる。
第6発明にあっては、第2の回転体をなくし、第4の回転体及び抵抗体を付加することにより、小歯車及び大歯車に加わる伝達トルクに応じた抵抗を小歯車及び大歯車の相対回転に加える抵抗部を構成することができるため、前記相対速度が比較的速い場合でも、比較的遅い場合でも相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
第7発明にあっては、第1及び第2の回転体を小歯車及び大歯車に比べて小径に形成することができるため、全体の軽量化を図ることができる。
第8発明にあっては、小歯車及び大歯車を支持する支持部材が熱膨張する場合であっても第1及び第2の回転体の接触状態を維持することができ、熱膨張に影響されることなく歯打ち音を低減できる。
第9発明にあっては、転舵により操舵補助の方向が逆転したとき、及び大歯車に逆入力荷重が加わったとき歯打ち音が発生するのを低減できる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係る減速歯車機構の構成を示す模式図である。
実施の形態1
図1は本発明に係る減速歯車機構の構成を示す模式図である。
減速歯車機構は、第1の軸1を有する小歯車2と、第1の軸1と平行に配置される第2の軸3を有し、小歯車2に噛合する大歯車4と、小歯車2を両持ちする第1の軸受5,5と、大歯車4を両持ちする第2の軸受6,6と、第1の軸1に設けられている小径の第1の回転体7と、第2の軸3に設けられ、第1の回転体7の周面に接触する大径の第2の回転体8とを備える。
小歯車2及び大歯車4は金属製のはすば歯車を用いてなり、小歯車2及び大歯車4の噛合部には適宜のバックラッシュ量が設けられ、高い回転性が得られるように構成されている。
第1及び第2の回転体7,8は小歯車2及び大歯車4の間に相対速度が発生したとき、該相対速度を小さくする手段(たとえば抵抗付加手段)を構成する。第1の回転体7は小歯車2のかみ合いピッチ円とほぼ等径の金属製の小径円板を用いてなり、第2の回転体8は大歯車4のかみ合いピッチ円とほぼ等径の金属製の大径円板を用いてなり、小歯車2及び大歯車4の減速比とほぼ等しい減速比で周面同士が接触している。また、第1の回転体7は第1の軸1に外嵌固定されており、第2の回転体8は第2の軸3に外嵌固定されている。
尚、第1及び第2の回転体8は金属製である他、いずれか一方を金属製とし、他方を合成樹脂、合成ゴム等の弾性材からなる構成としてもよいし、また、両方を合成樹脂、合成ゴム等の弾性材からなる構成としてもよいし、また、金属製芯体の外周部を弾性環が覆う構成としてもよい。
以上のように構成された減速歯車機構は、第1の軸1の一端部が電動モータ等の駆動源に接続され、第2の軸3が被動側に接続され、駆動源の回転力を第2の軸3に増加して伝動する。
小歯車2が一方向へ回転するとき、該小歯車2の歯面が大歯車4の歯面に当接し、大歯車4が連動して相反する方向へ回転し、また、第1及び第2の回転体7,8は周面が接触している状態で相反する方向へ転動し、二つの回転体間に相対速度は発生しない。
小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転し、小歯車2及び大歯車4間に、前記バックラッシュ量に相当する回転量で相対速度が発生したとき、第1及び第2の回転体7,8の一方は周面同士が接触している状態で他方に対して逆回転し、第1及び第2の回転体7,8間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2及び大歯車4の一方に加わり、逆回転する一方の歯車に抵抗が加わる。従って、小歯車2及び大歯車4の一方の相対速度を小さくでき、逆回転方向で小歯車2及び大歯車4の歯面同士が強く当接するのを抑制でき、歯打ち音を低減できる。
実施の形態2
図2は本発明に係る減速歯車機構の要部の他の構成を示す模式図である。図に示す減速歯車機構は第1及び第2の回転体7,8の周面同士を接触させる代わりに、第1及び第2の回転体7,8の周面にかけて無端のベルト9を襷掛けしたものである。
図2は本発明に係る減速歯車機構の要部の他の構成を示す模式図である。図に示す減速歯車機構は第1及び第2の回転体7,8の周面同士を接触させる代わりに、第1及び第2の回転体7,8の周面にかけて無端のベルト9を襷掛けしたものである。
この実施の形態にあっては、小歯車2が一方向へ回転し、小歯車2及び大歯車4が連動して相反する方向へ回転するとき、第1及び第2の回転体8とベルトとの間に相対滑りが発生することなく第1の回転体7の回転力がベルト9から第2の回転体8に伝達され、二つの回転体7,8が相反する方向へ回転し、二つの回転体7,8間に相対速度は発生しない。
小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転し、小歯車2及び大歯車4間に、前記バックラッシュ量に相当する回転量で相対速度が発生したとき、第1及び第2の回転体7,8の一方とベルト9との間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2及び大歯車4の一方に加わり、逆回転する一方の歯車に抵抗が加わる。従って、小歯車2及び大歯車4の一方の相対速度を小さくでき、逆回転方向で小歯車2及び大歯車4の歯面同士が強く当接するのを抑制でき、歯打ち音を低減できる。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態3
図3は本発明に係る減速歯車機構の他の構成を示す模式図である。図3に示す減速歯車機構は、第2の回転体8と軸長方向で対向し、第1の回転体7の周面と接触する第3の回転体20と、第2及び第3の回転体8,20の間に介在され、第2及び第3の回転体8,20の相対回転に抵抗を加える粘性材等の抵抗体21とを実施の形態1に付加してある。尚、第3の回転体20と抵抗体21とが抵抗部を構成している。
図3は本発明に係る減速歯車機構の他の構成を示す模式図である。図3に示す減速歯車機構は、第2の回転体8と軸長方向で対向し、第1の回転体7の周面と接触する第3の回転体20と、第2及び第3の回転体8,20の間に介在され、第2及び第3の回転体8,20の相対回転に抵抗を加える粘性材等の抵抗体21とを実施の形態1に付加してある。尚、第3の回転体20と抵抗体21とが抵抗部を構成している。
この実施の形態3において、第2の回転体8は第2の軸3に固定され、第1の回転体7との間の比較的小さい滑り摩擦抵抗力を与えてある。第3の回転体20は第2の回転体8とほぼ等径の円板からなり、第2の軸3に相対回転を可能に遊嵌支持され、第1の回転体7との間に、第1及び第2の回転体7,8の間の滑り摩擦抵抗力よりも大きい滑り摩擦抵抗力(約2倍の滑り摩擦抵抗力)を与えてある。また、第3の回転体20は軸長方向一方への移動が規制され、第2の回転体8との間の距離が一定に保たれている。
抵抗体21は潤滑油脂等の粘性が比較的高いゲル状の粘性材からなり、第2及び第3の回転体8,20の互いに対向する一側面と接触、又は密着し、粘性力により第2及び第3の回転体8,20の相対回転に抵抗を与えている。尚、抵抗体21は円板状に形成されている。
この実施の形態にあっては、小歯車2が一方向へ回転するとき、該小歯車2の歯面が大歯車4の歯面に当接し、大歯車4が連動して相反する方向へ回転し、また、第1の回転体7と第2及び第3の回転体8,20とは周面が接触している状態で相反する方向へ転動し、第1の回転体7と第2及び第3の回転体8,20との間に相対速度は発生しない。
小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転し、小歯車2及び大歯車4間に、前記バックラッシュ量に相当する回転量で相対速度が発生したとき、この相対速度の速さ、換言すると相対速度によって発生する伝達トルクの大きさに応じて第2及び第3の回転体8,20が抵抗体21を介して相対回転し、逆回転する一方の歯車に抵抗が加わる。例えば、比較的小さい伝達トルクが大歯車4に加わり、該大歯車4が比較的低速で逆回転するとき、前記滑り摩擦抵抗力の違いにより第2の回転体8は大歯車4と一体に逆回転し、第3の回転体20は前記滑り摩擦抵抗力により回転せず、抵抗体21による抵抗に打ち勝って第2及び第3の回転体8,20は相対回転する。因って、第1及び第2の回転体7,8間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が大歯車4に加わり、大歯車4の逆回転に抵抗が加わる。また、比較的大きい伝達トルクが小歯車2に加わり、該小歯車2が比較的速く逆回転するとき、第3の回転体20の前記滑り摩擦抵抗力により第1及び第3の回転体7,20間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2に加わり、小歯車2の逆回転に抵抗が加わる。このように小歯車2及び大歯車4が相対的に逆回転するときの速度差に影響されることなく、小歯車2及び大歯車4の一方の相対速度を小さくでき、逆回転方向で小歯車2及び大歯車4の歯面同士が強く当接するのを抑制でき、歯打ち音を低減できる。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
尚、第3の回転体20は金属製である他、合成樹脂、合成ゴム等の弾性材からなる構成としてもよいし、また、金属製芯体の外周部を弾性環が覆う構成としてもよい。
また、抵抗体21は、ゲル状の粘性材である他、例えば比較的粘性の低い潤滑油脂をシール材で第2及び第3の回転体8,20間の封入した構成としてもよいし、また、皿ばね、コイルバネ等の弾性材であってもよい。
実施の形態4
図4は本発明に係る減速歯車機構の他の構成を示す模式図である。図4に示す減速歯車機構は、実施の形態1における第2の回転体8をなくし、大歯車4と軸長方向で対向し、第1の回転体7の周面と接触する第4の回転体22と、大歯車4及び第4の回転体22の間に介在され、大歯車4及び第4の回転体22の相対回転に抵抗を加える粘性材等の抵抗体21とを備える。尚、第4の回転体22と抵抗体21とが抵抗部を構成している。
図4は本発明に係る減速歯車機構の他の構成を示す模式図である。図4に示す減速歯車機構は、実施の形態1における第2の回転体8をなくし、大歯車4と軸長方向で対向し、第1の回転体7の周面と接触する第4の回転体22と、大歯車4及び第4の回転体22の間に介在され、大歯車4及び第4の回転体22の相対回転に抵抗を加える粘性材等の抵抗体21とを備える。尚、第4の回転体22と抵抗体21とが抵抗部を構成している。
この実施の形態において、第4の回転体22は大歯車4とほぼ等径の円板からなり、第2の軸3に相対回転を可能に遊嵌支持され、第1の回転体7との間に比較的大きい滑り摩擦抵抗力を与えてある。また、第4の回転体22は軸長方向一方への移動が規制され、大歯車4との間の距離が一定に保たれている。
抵抗体21は潤滑油脂等の粘性が比較的高いゲル状の粘性材からなり、大歯車4及び第4の回転体22の互いに対向する一側面と接触、又は密着し、粘性力により大歯車4及び第4の回転体22の相対回転に抵抗を与えている。尚、抵抗体21は円板状に形成されている。
この実施の形態にあっては、小歯車2が一方向へ回転するとき、該小歯車2の歯面が大歯車4の歯面に当接し、大歯車4が連動して相反する方向へ回転し、また、第1及び第4の回転体7,22は周面が接触している状態で相反する方向へ転動し、第1及び第4の回転体7,22の間に相対速度は発生しない。
小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転し、小歯車2及び大歯車4間に、前記バックラッシュ量に相当する回転量で相対速度が発生したとき、この相対速度の速さ、換言すると相対速度によって発生する伝達トルクの大きさに応じて大歯車4及び第4の回転体22が抵抗体21を介して相対回転し、逆回転する一方の歯車に抵抗が加わる。例えば、比較的小さい伝達トルクが大歯車4に加わり、該大歯車4が比較的低速で逆回転するとき、第4の回転体22は前記滑り摩擦抵抗力により回転せず、抵抗体21による抵抗に打ち勝って大歯車4は第4の回転体22に対して逆回転する。因って、大歯車4の逆回転に、抵抗体21による抵抗力が加わる。また、比較的大きい伝達トルクが小歯車2に加わり、該小歯車2が比較的速く逆回転するとき、第4の回転体22の前記滑り摩擦抵抗力により第1及び第4の回転体7,22間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2に加わり、小歯車2の逆回転に抵抗が加わる。このように小歯車2及び大歯車4が相対的に逆回転するときの速度差に影響されることなく、小歯車2及び大歯車4の一方の相対速度を小さくでき、逆回転方向で小歯車2及び大歯車4の歯面同士が強く当接するのを抑制でき、歯打ち音を低減できる。
その他の構成及び作用は実施の形態1、3と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は実施の形態1、3と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
尚、第4の回転体22は金属製である他、合成樹脂、合成ゴム等の弾性材からなる構成としてもよいし、また、金属製芯体の外周部を弾性環が覆う構成としてもよい。
図5は本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す断面図である。以上のように構成された実施の形態1−4の減速歯車機構は例えば電動パワーステアリング装置に組み込まれる。
次に、実施の形態1の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置について説明する。
次に、実施の形態1の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置について説明する。
この電動パワーステアリング装置は、操作部材としてのステアリングホイールに連なり、舵取手段としての操舵軸10と、操舵補助用の電動モータ11と、該電動モータ11の回転力を操舵軸10に増加して加える減速歯車機構Aと、該減速歯車機構Aを回転自在に支持する支持部材としてのハウジング12と、ステアリングホイールの操作に応じて操舵軸10に加わるトルクを検出するトルクセンサ13とを備え、該トルクセンサ13の検出結果に基づいて電動モータ11が駆動され、該電動モータ11の回転力が減速歯車機構Aを介して操舵軸10に伝達され、操舵補助するように構成されている。
操舵軸10は、その上部がステアリングホイールに繋がる上側軸体10aと、該上側軸体10aの下部に連結されたトーションバー10bと、該トーションバー10bの下部に連結され、自在軸継手を介して例えばラックピニオン式の転舵機構に繋がる下側軸体10cとを有しており、ステアリングホイールの操作に応じてトーションバー10bが捩じれ、上側軸体10a及び下側軸体10cに操舵トルクが加わるように構成されている。
上側軸体10aの下部にはトーションバー10bの上部が挿入された筒部10dが結合されている。下側軸体10cは第2の軸3を構成するもので、トーションバー10bの下部及び筒部10dの先端部が挿入されるように筒形に形成されており、この下側軸体10c及び筒部10dの周りにトルクセンサ13が配置されている。また、下側軸体10cの中途に大歯車4及び軸受6,6が外嵌され、大歯車4を両持ちしている。
小歯車2は第1の軸1の一方側を歯切り装置で歯切りすることにより形成されている。第1の軸1の一方側に小歯車2の歯底径と等径以下の嵌合部1aを設けてあり、該嵌合部1aに円筒形をなす第1の回転体7が外嵌固定されている。第1の軸1の他方側にスプラインが設けられており、該スプライン部分が電動モータ11の出力軸にスプライン嵌合により連動連結されている。また、第1の軸1の両端部には第1の軸受5,5が外嵌され、小歯車2を両持ちしている。
第1の回転体7は小歯車2のかみ合いピッチ円とほぼ等径の外径を有する金属筒からなり、小歯車2と第1の軸受5との間に挾着されている。
大歯車4は下側軸体10cに嵌合される嵌合孔を中心部に有しており、一側面に大歯車4のかみ合いピッチ円と近似する外径を有する第2の回転体8が複数本のボルト14により取付けられている。
第2の回転体8は外周面に環状溝8bを有する金属製の芯環8aと、該芯環8aの環状溝8bに嵌合され、その外周面が第1の回転体7の周面に接触する弾性環8cとを備え、該弾性環8cが径方向に若干撓んで第1の回転体7の周面に接触している。
ハウジング12は、小歯車2及び第1の軸1を収容する第1収容部12aと、該第1収容部12aに連通孔を介して連通し、大歯車4及び下側軸体10cを収容する第2収容部12bと、該第2収容部12bに連通し、トルクセンサ13を収容する第3収容部12cとを有し、第1収容部12aの開放口に電動モータ11が取外しを可能に取着されている。
以上のように構成された電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールの操作に応じて上側軸体10aが一方向、又は、他方向に回転し、トルクセンサ13の検出結果に基づいて電動モータ11が駆動され、該電動モータ11の回転力が第1の軸1、小歯車2及び大歯車4を経て下側軸体10cに伝達され、操舵補助される。このとき、小歯車2及び大歯車4の間に相対速度は発生しない。
転舵により操舵補助の方向が逆転し、小歯車2が逆回転したとき、小歯車2及び大歯車4の間に相対速度が発生し、同時に第1の回転体7が小歯車2と一体に逆回転するが、第1の回転体7には第2の回転体8と接触することによって発生する摩擦抵抗力が加わっているため、この摩擦抵抗力により逆回転する第1の回転体7に抵抗を加えることができ、小歯車2の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
路面から操向輪及び下側軸体10cを経て大歯車4に逆入力荷重が加わり、大歯車4が小歯車2に対して微小に回転振動したとき、大歯車4及び小歯車2の間に相対速度が発生し、同時に第2の回転体8が大歯車4と一体に微小に回転振動するが、第2の回転体8には第1の回転体7と接触することによって発生する摩擦抵抗力が加わっているため、この摩擦抵抗力により第2の回転体8の回転振動に抵抗を加えることができ、大歯車4の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
また、第2の回転体8は大歯車4の一側に取付けてあるため、大歯車4の下側軸体10cへの嵌合長さを、第2の回転体8に影響されることなく比較的長くすることができ、大歯車4の剛性を高めることができる。
また、第2の回転体8は弾性環8cが第1の回転体7に接触しているため、第1及び第2の軸1,3を支持する支持孔の中心間距離等を高い精度に加工することなく第1及び第2の回転体87,8間に所定の摩擦抵抗力を得ることができ、ハウジング12等の加工性を高めることができる。
以上説明した実施の形態では、実施の形態1の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置について説明したが、実施の形態2−4の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置も図5に示す実施の形態と同様に構成される。
実施の形態3の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置にあっては、第3の回転体20及び抵抗体21を備えるため、路面から操向輪及び下側軸体10cを経て大歯車4に逆入力荷重が加わり、換言すると比較的小さい伝達トルクが加わり、大歯車4が小歯車2に対して微小に回転振動したとき、大歯車4及び小歯車2の間に比較的低速の相対速度が発生し、同時に第2の回転体8が大歯車4と一体に微小に回転振動するが、第2の回転体8には第1の回転体7と接触することによって発生する比較的小さい滑り摩擦抵抗力が加わっているため、この滑り摩擦抵抗力により第2の回転体8の回転振動に抵抗を加えることができ、大歯車4の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
また、転舵により操舵補助の方向が急速に逆転し、比較的大きい伝達トルクが小歯車2に加わり、該小歯車2が急速に逆回転するとき、第3の回転体20の滑り摩擦抵抗力により第1及び第3の回転体7,20間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2に加わり、小歯車2の逆回転に抵抗を加えることができ、小歯車2の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
実施の形態4の減速歯車機構が組み込まれている電動パワーステアリング装置にあっては、第4の回転体22及び抵抗体21を備えるため、路面から操向輪及び下側軸体10cを経て大歯車4に逆入力荷重が加わり、換言すると比較的小さい伝達トルクが加わり、大歯車4が小歯車2に対して微小に回転振動したとき、大歯車4及び小歯車2の間に比較的低速の相対速度が発生するが、第4の回転体22には第1の回転体7と接触することによって発生する比較的小さい滑り摩擦抵抗力が加わっているため、この滑り摩擦抵抗力により第2の回転体8の回転振動に抵抗を加えることができ、大歯車4の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
また、転舵により操舵補助の方向が急速に逆転し、比較的大きい伝達トルクが小歯車2に加わり、該小歯車2が急速に逆回転するとき、第4の回転体22の滑り摩擦抵抗力により第1及び第4の回転体7,22間に相対滑りが発生し、この相対滑りによる摩擦力が小歯車2に加わり、小歯車2の逆回転に抵抗を加えることができ、小歯車2の相対速度を小さくすることができ、歯打ち音を低減できる。
尚、以上説明した実施の形態では、小歯車2及び大歯車4の一方が逆回転する場合について説明したが、その他、小歯車2及び大歯車4の一方が停止、あるいは、減速し、小歯車2及び大歯車4に相対速度が発生した場合でも抵抗付加手段にて相対速度を小さくして歯打ち音を低減できる。
また、以上説明した実施の形態では第1の回転体7が第1の軸1に嵌合され、第2の回転体8が大歯車4の一側に取付けられている構成について説明したが、その他、第1の回転体7は第1の軸1又は小歯車2と一体に形成される構成とし、第2の回転体8は大歯車4と一体に形成される構成としてもよい。
また、以上説明した実施の形態では大歯車4、小歯車2をはすばとしたが、その他、平歯としてもよい。
また、本発明に係る減速歯車機構Aは電動パワーステアリング装置と異なる装置に使用されてもよい。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、図5に示してあるようにコラムハウジングの下端部に電動モータ11が装着される構成である他、両端が操向輪に繋がる転舵軸を支持する支持部材に操舵補助用の電動モータが装着され、且つ該電動モータの出力軸が転舵軸と平行に配置され、該出力軸及び転舵軸間に減速歯車機構が設けられる構成であってもよい。
1 第1の軸、2 小歯車、3 第2の軸、4 大歯車、7 第1の回転体(相対速度を小さくする手段)、8 第2の回転体8(相対速度を小さくする手段)、9 ベルト(相対速度を小さくする手段)、10 操舵軸(舵取手段)、11 電動モータ、20 第3の回転体、21 抵抗体、22 第4の回転体、A 減速歯車機構
Claims (9)
- 夫々の軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車及び大歯車を有する減速歯車機構において、前記小歯車及び大歯車の間に相対速度が発生したとき、前記相対速度を小さくする手段を備えることを特徴とする減速歯車機構。
- 小歯車及び大歯車に加わる伝達トルクに応じた抵抗を前記小歯車及び大歯車の相対回転に加える抵抗部を備える請求項1記載の減速歯車機構。
- 前記相対速度を小さくする手段は、前記小歯車及び大歯車の一方と一体回転する第1の回転体、及び他方と一体回転し、前記第1の回転体との間に滑り摩擦が発生する第2の回転体を有する請求項1又は2記載の減速歯車機構。
- 前記第1及び第2の回転体は、各周面が接触している請求項3記載の減速歯車機構。
- 前記相対速度を小さくする手段は、前記第1及び第2の回転体の間の滑り摩擦抵抗力よりも大きい滑り摩擦抵抗力を前記第1及び第2の回転体の一方との間に発生し、且つ他方と相対回転が可能な第3の回転体と、前記相対回転に抵抗を加える抵抗体とを有する請求項1記載の減速歯車機構。
- 前記相対速度を小さくする手段は、前記小歯車及び大歯車の一方と一体回転する第1の回転体、他方と相対回転し、且つ前記第1の回転体との間に滑り摩擦が発生する第4の回転体、並びに前記他方と第4の回転体との相対回転に抵抗を加える抵抗体を有する請求項1記載の減速歯車機構。
- 前記第1及び第2の回転体は、各周面にかけてベルトを襷掛けしてある請求項3記載の減速歯車機構。
- 前記第1及び第2の回転体の少なくとも一方は弾性材で形成してある請求項4記載の減速歯車機構。
- 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の減速歯車機構を備え、前記小歯車が電動モータの出力軸に繋がり、前記大歯車が舵取手段に繋がり、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにしたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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