JP2018076932A - 電動弁及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ部のロータ軸411の回転駆動により作動軸640を進退させてニードル弁630(弁部材)で弁ポート250を開閉する電動弁において、ロータ軸411と作動軸640との摩耗等を防止して、作動性を確保する。【解決手段】マグネットロータ410のロータ軸411の下端に第1連結板11を固着する。作動軸640の上端に第2連結板12を固着する。第1連結板11の連結ピン11a,11bを、第2連結板12の長溝12aと長孔12bに係合する。第1連結板11と第2連結板12とで連結機構10を構成し、ロータ軸411の回転を連結機構10を介して作動軸640に伝達する。連結機構10を弁ハウジング20内のホルダ板50側の開放空間20B内に配設する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルシステムなどに使用する電動弁に関する。
従来、この種の電動弁として、モータ部のロータ軸(出力軸)の回転により、ねじ送り機構で弁部材を進退させて弁ポートを開閉するものがある。このような電動弁は例えば特開2015−14306号公報(特許文献1)、特許第5380562号公報(特許文献2)及び特許第5156418号公報(特許文献3)に開示されている。
特許文献1の電動弁は、モータ部のロータの回転を出力する出力軸と、ロータの回転運動を弁体の軸線方向の運動に変換するねじ送り機構とが、それぞれ分離して設けられている。また、出力軸とねじ送り機構とが、出力軸側に形成された噛合溝部(942a)と、ネジ部材(82)の先端部分に形成された面形成部(822)との噛み合いにより構成されたカップリングによりロータの回転運動をねじ送り機構に伝達している。そして、出力軸とネジ部材(82)とが、弁本体に固定された雌ネジ部材(84)の上部に一体に形成された軸受部によって出力軸が案内されている。
また、特許文献2の電動弁では、モータ部側の出力軸(46)と、ねじ送り機構側のねじ軸(52)とが、凸部(54)及び凹部(55)で連結されているが、出力軸(46)とねじ軸(52)とが、これらの外周に整合する筒状軸受(50)によって案内されている。
また、特許文献3の電動弁では、モータ部側の出力軸(58)と、ねじ送り機構側のねじ軸(62)とが、継ぎ手部(61)で連結されているが、出力軸(58)とねじ軸(62)とがこれらの外周に整合する軸受(63)によって案内されている。
特開2015−14306号公報 特許第5380562号公報 特許第5156418号公報
特許文献1乃至3のものは、いずれも、軸受と、ねじ送り機構の軸やロータの回転軸(出力軸)との間の同軸度が低い場合、ロータ側とねじ送り機構側との組み付けが困難になってしまうため、これらの部品には高寸法精度、高仕上げ精度、および高い組み付け精度が狭い空間に必要とされる。また、ねじ送り機構の軸やロータの回転軸が同一の軸受により案内されるため、これらの部材の摺動により生じた摩耗粉が、カップリング部や雄ねじの摺動部等の狭い空間へ浸透し、堆積し易く、ロック等の作動不良の原因となる。
本発明は、モータ部の出力軸の回転駆動により作動軸を進退させて弁部材で弁ポートを開閉する電動弁において、組み付けの際の自由度が大きく、出力軸と作動軸との摩耗粉の発生を抑制して、良好な作動性を確保することを課題とする。
請求項1の電動弁は、モータ部と、弁ハウジングに設けられて前記モータ部の出力軸の回転駆動により作動軸を進退させて該作動軸に設けられた弁部材で弁ポートを開閉する弁機構部と、を備えた電動弁において、前記出力軸の前記弁機構部側の端部と前記弁機構部の前記出力軸側の端部とを収容する開放空間が設けられ、前記開放空間で前記出力軸と前記作動軸とを前記出力軸の軸線方向に相互に移動可能に連結する連結機構を備えたことを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記連結機構が、前記出力軸と前記作動軸との一方に固定されるとともに、前記軸線回りの周上に設けられた連結凸部と、前記出力軸と前記作動軸との他方に固定されるとともに、前記連結凸部に対して前記軸線回りに当接可能に該連結凸部に係合する係合部を有する連結板と、で構成されていることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記連結機構の前記係合部に、前記連結凸部に当接する緩衝部材が設けられていることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記連結機構の前記連結板が弾性板で構成されていることを特徴とする。
請求項5の電動弁は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記連結機構の前記係合部が、前記連結凸部に係合して、前記軸線に対する半径方向を長手方向とする長孔及び/または長溝であることを特徴とする。
請求項6の電動弁は、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記係合部が、前記弁機構部の前記弁部材を進退させるねじ送り機構よりも外側に形成されていることを特徴とする。
請求項7の電動弁は、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記作動軸と前記弁部材とが圧縮コイルバネを介して連結されていることを特徴とする。
請求項8の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1から7に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
請求項1の電動弁によれば、連結機構が開放空間に設けられているため、この連結機構の部分において、摺動部品としての高寸法精度、高仕上げ精度、および組み付けの際の自由度が高く、また、出力軸と作動軸との摩耗粉の発生を抑制でき、良好な作動性を確保できる。
請求項2の電動弁によれば、連結凸部と連結板という簡単な構成で連結機構を構成することができる。
請求項3の電動弁によれば、連結機構の係合部に、連結凸部に当接する緩衝部材が設けられているので、連結凸部に起因する騒音が低減できる。
請求項4の電動弁によれば、連結機構の連結板が弾性板で構成されているので、連結凸部に起因する騒音が低減できる。
請求項5の電動弁によれば、連結機構の係合部が、軸線に対する半径方向を長手方向とする長孔及び/または長溝であるので、この係合部と連結凸部との半径方向の位置ずれを吸収することができ、組立性が向上する。
請求項6の電動弁によれば、係合部が、弁機構部の弁部材を進退させるねじ送り機構よりも外側に形成されているので、出力軸の回転力を作動軸に対して容易に伝達することができる。
請求項7の電動弁によれば、作動軸と弁部材とが圧縮コイルバネを介して連結されているので、圧縮コイルバネのばね力により弁ポートに対する弁閉性が向上する。
請求項8の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至7と同様な効果が得られる。
本発明の実施形態の電動弁の縦断面図である。 実施形態の電動弁の第1実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第2実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第3実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第4実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第5実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第6実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の電動弁の第7実施例の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。 実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。
次に、本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の電動弁の縦断面図、図2は実施形態の電動弁の連結機構の縦断面図及びA−A断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この実施形態の電動弁100は、連結機構10と、弁ハウジング20と、非磁性体からなる密閉ケース30と、「モータ部」としてのステッピングモータ40と、ホルダ板50と、弁機構部60とを備えている。そして、この電動弁100は後述の冷凍サイクルシステムに用いられる。
弁ハウジング20はステンレス等で略円筒形状に形成されており、その内側に弁室20Aを有している。弁ハウジング20の外周片側には弁室20Aに導通される第1継手管210が接続されるとともに、下端から下方に延びる筒状部に第2継手管220が接続されている。また、第2継手管220の弁室20A側には弁座部材230が嵌合されている。弁座部材230には、その内側に弁室20Aに連通する円形の弁ポート240が形成されている。弁ポート240は軸線Lを中心とする断面形状が円形の形状であり、この弁ポート240を介して弁室20Aと第2継手管220とが導通可能となっている。なお、後述の冷凍サイクルシステムにおいて、第1継手210は室外熱交換器側に接続され、第2継手220は室内熱交換器側に接続される。
弁ハウジング20の上端のフランジ部20aには密閉ケース30が溶接等によって気密に固定されている。そして、ステッピングモータ40は、密閉ケース30の内部で回転可能に配設されたマグネットロータ410と、密閉ケース30の外周に取り付けられたステータコイル420とを備えている。
密閉ケース30内で弁ハウジング20のフランジ部20aの上端には、ホルダ板50が固定されている。そして、マグネットロータ410の中心に固定された「出力軸」としてのロータ軸411が、ホルダ板50の軸受け孔510と、密閉ケース30の天井部の軸受け孔310とに支持されることにより、マグネットロータ410は密閉ケース30内で回転可能に配設されている。
弁機構部60は、支持部材610と、弁ホルダ620と、「弁部材」としてのニードル弁630と、作動軸640とを有している。支持部材610は合成樹脂製であり、インサート成形により一体に設けられたステンレス製の固定金具611を有している。そして、支持部材610は、固定金具611により弁ハウジング20の中断の段部に固着されている。
支持部材610には軸線L方向に長いガイド孔610aが形成されており、このガイド孔610a内に、円筒状の弁ホルダ620が軸線L方向に摺動可能に嵌合されている。弁ホルダ620は弁室20Aと同軸に設けられ、この弁ホルダ620の下端部にニードル弁630が固着されている。なお、弁ホルダ620内には、バネ受け620aが軸線L方向に移動可能に設けられ、バネ受け620aとニードル弁630との間に圧縮コイルバネ620bが所定の荷重を与えられた状態で取り付けられている。この圧縮コイルバネ620bはニードル弁630が弁座部材230に着座して弁ポート240を閉塞する場合には、ニードル弁230を弁座部材230側に付勢する。
作動軸640の外周には雄ねじ部640aが形成されている。また、支持部材610には、軸線Lを中心としてガイド孔610aに貫通するネジ孔内に雌ねじ部610bが形成されており、作動軸640の雄ねじ部640aがこの雌ねじ部610bに螺合されている。そして、弁ホルダ620の上端部は作動軸640の下端部に係合され、弁ホルダ620は作動軸640によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。
作動軸640とマグネットロータ410のロータ軸411とが後述の連結部材10によって切り離されて連結されるのに加えて、作動軸640とニードル弁630とも切り離されており、さらにはニードル弁630が圧縮コイルバネ620bを介して作動軸640と連結されているため、ニードル弁630が弁座部材230に着座している際にステッピングモータ40駆動時の間欠運動がニードル弁230に伝わり難くなっている。
図1及び図2に示すように、連結機構10は、弁ハウジング20で弁機構部60とホルダ板50との間に構成されている。すなわち、弁ハウジング20内にはホルダ板50側に円柱状の開放空間20Bが形成されており、連結機構10はこの開放空間20B内に配設されている。連結機構10は、第1連結板11と第2連結板12とを備えている。第1連結板11はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板11は、軸線Lと平行に延びる二本の棒状の「連結凸部」としての連結ピン11a,11bを備えている。連結ピン11a,11bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。また、第2連結板12は作動軸640の上端に固着されており、この第2連結板12には、連結ピン11a,11bに対応する「係合部」としての長溝12aと「係合部」としての長孔12bとが形成されている。長溝12aと長孔12bは、軸線Lに対する半径方向を長手方向としている。そして、第1連結板11の連結ピン11a,11bは第2連結板12の長溝12aと長孔12bとにそれぞれ係合されている。第1連結板11や第2連結板12は、ステンレス等の金属材料や各種樹脂材料等の適宜な材質により形成される。例えば、第1連結板11の第2連結板12に対する良好な摺動性のためにPPS(ポリフェニレンサルファイド)を母材としてグラファイトやカーボン等の炭素系材料をフィラ―として含有することが好ましい。
以上の構成により、ステッピングモータ40のステータコイル420にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてマグネットロータ410が回転される。そして、このマグネットロータ410の回転によってマグネットロータ410と一体のロータ軸411が回転する。そして、このロータ軸411の回転は連結機構10の第1連結板11と第2連結板12を介して作動軸640に伝達される。作動軸640が回転すると、作動軸640の雄ねじ部640aと支持部材610の雌ねじ部610bのねじ送り機構により作動軸640及びニードル弁630が軸線L方向に上下動(進退)する。これにより、ニードル弁630が弁ポート240の開口面積を増減し、第1継手管210から第2継手管220へ、あるいは第2継手管220から第1継手管210へ流れる冷媒の流量を制御する。
連結機構10において、第1連結板11の一方の連結ピン11aは第2連結板12の長溝12aに係合し、第1連結板11の他方の連結ピン11bは第2連結板12の長孔12bに係合している。したがって、第1連結板11が回転すると連結ピン11aは、長溝12aの内側面12a1に当接し、連結ピン11bは長孔12bの内側面12b1に当接し、第1連結板11の回転力が第2連結板12に伝達される。また、連結ピン11a,11bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板11と第2連結板12とは軸線L方向に相互に移動可能である。このように、連結機構10は、ロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
以上のように、実施形態の電動弁は、ステッピングモータ40と、弁ハウジング20に設けられてステッピングモータ40のロータ軸411(出力軸)の回転駆動により作動軸640を進退させる構成となっている。また、作動軸640に設けられたニードル弁630(弁部材)で弁ポート240を開閉する弁機構部60とを備えている。そして、連結機構10が開放空間20B内に配設されることにより、開放空間20Bは、ロータ軸411の弁機構部60側の端部と弁機構部60のロータ軸411側の端部(作動軸640の上端部)とを収容している。また、連結機構10は、開放空間20Bでロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
また、図2(B)に示されるように長溝12aと長孔12bは、軸線Lに対する半径方向を長手方向とされている。このため、第1連結板11と第2連結板12の半径方向の位置ずれ、すなわち長溝12a及び長孔12bと、連結ピン11a,11bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、連結ピン11a,11b(連結凸部)と、長溝12a及び長孔12b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。
以上の図1及び図2に示す連結機構10は第1実施例であるが、以下、図3乃至図8により連結機構10の第2実施例乃至第7実施例について説明する。図1では第1実施例について図示してあるが、第2実施例乃至第7実施例の連結機構も開放空間20B内に配設され、ロータ軸411と作動軸640とを連結することは第1実施例と同じである。
図3は第2実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。この第2実施例の連結機構10は、第1連結板21と第2連結板22とを備えている。第1連結板21はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板21は、軸線Lと平行に延びる二本の板状の「連結凸部」としての連結アーム21a,21bを備えている。連結アーム21a,21bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。この第2実施例でも、第1連結板21や第2連結板22は、ステンレス等の金属材料や各種樹脂材料等の適宜な材質により形成される。例えば、第1連結板21の第2連結板22に対する良好な摺動性のためにPPS(ポリフェニレンサルファイド)を母材としてグラファイトやカーボン等の炭素系材料をフィラ―として含有することが好ましい。
また、第2連結板22は作動軸640の上端に固着されており、この第2連結板22には、連結アーム21a,21bに対応する「係合部」としての長溝22a,22bが形成されている。長溝22a,22bは、軸線Lに対する半径方向を長手方向としている。そして、第1連結板21の連結アーム21a,21bは第2連結板22の長溝22a,22bにそれぞれ係合されている。
そして、マグネットロータ410の回転によって第1連結板21が回転すると連結アーム21a,21bは、長溝22a,22bの内側面22a1,22b1にそれぞれ当接し、第1連結板21の回転力が第2連結板22に伝達される。また、連結アーム21a,21bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板21と第2連結板22とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第2実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第2実施例でも、長溝22a,22bは半径方向を長手方向とされているので、この長溝22a,22bと、連結アーム21a,21bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、連結アーム21a,21b(連結凸部)と、長溝22a,22b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。
図4は第3実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。この第3実施例の連結機構10は、第1連結板31と弾性部材製の第2連結板32とを備えている。第1連結板31はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板31は、軸線Lと平行に延びる二本の板状の「連結凸部」としての連結アーム31a,31bを備えている。連結アーム31a,31bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。この第3実施例でも、第1連結板31は、ステンレス等の金属材料や各種樹脂材料等の適宜な材質により形成される。例えば、第1連結板31の第2連結板32に対する良好な摺動性のためにPPS(ポリフェニレンサルファイド)を母材としてグラファイトやカーボン等の炭素系材料をフィラ―として含有することが好ましい。また、第2連結板32は、ニトリルゴムや、ニトリルゴムにフッ素等の高摺動性樹脂を皮膜した弾性部材である。
また、第2連結板32は作動軸640の上端に固定部材33と固定部材34とにより挟持されており、この第2連結板32は、連結アーム31a,31bに対応する「係合部」としての長溝32a,32bが形成されている。長溝32a,32bは、軸線Lに対する半径方向を長手方向としている。そして、第1連結板31の連結アーム31a,31bは第2連結板32の長溝32a,32bにそれぞれ係合されている。
そして、マグネットロータ410の回転によって第1連結板31が回転すると連結アーム31a,31bは、長溝32a,32bの内側面32a1,32b1にそれぞれ当接し、第1連結板31の回転力が第2連結板32に伝達される。また、連結アーム31a,31bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板31と第2連結板32とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第3実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第3実施例では、第2連結板32が弾性部材からなる弾性板であるので、連結機構10における連結アーム31a,31bと長溝32a,32bとの間の接触音などの騒音を低減できる。さらに、この第3実施例でも、長溝32a,32bが半径方向を長手方向とされていることから、これによっても、位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、連結アーム31a,31b(連結凸部)と、長溝32a,32b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。また、第2連結板32が弾性部材で構成されているため連結機構10の耐摩耗性が向上する。
図5は第4実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。この第4実施例の連結機構10は、第1連結板41と弾性部材製の第2連結板42とを備えている。第1連結板41はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板41は、軸線Lと平行に延びる二本の棒状の「連結凸部」としての連結ピン41a,41bを備えている。連結ピン41a,41bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。この第4実施例でも、第1連結板41は、ステンレス等の金属材料や各種樹脂材料等の適宜な材質により形成される。例えば、第1連結板41の第2連結板42に対する良好な摺動性のためにPPS(ポリフェニレンサルファイド)を母材としてグラファイトやカーボン等の炭素系材料をフィラ―として含有することが好ましい。また、第2連結板42は、ニトリルゴムや、ニトリルゴムにフッ素等の高摺動性樹脂を皮膜した弾性部材である。
また、第2連結板42は作動軸640の上端に固定部材43と固定部材44とにより挟持されており、この第2連結板42は、連結ピン41a,41bに対応する軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に12個の「係合部」としての長孔42a,42bが形成されている。長孔42a,42bは、軸線Lに対する半径方向を長手方向としている。そして、第1連結板41の連結ピン41a,41bは第2連結板42の180度離間した位置の一対の長孔42a,42bにそれぞれ係合されている。
そして、マグネットロータ410の回転によって第1連結板41が回転すると連結ピン41a,41bは、一対の長孔42a,42bの内側面42a1,42b1にそれぞれ当接し、第1連結板41の回転力が第2連結板42に伝達される。また、連結ピン41a,41bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板41と第2連結板42とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第4実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第4実施例でも、第2連結板42が弾性部材からなる弾性板であるので、連結機構10における連結ピン41a,41bと長孔42a,42bとの間の接触音などの騒音を低減できる。さらに、長孔42a,42bが半径方向を長手方向とされていることから、長孔42a,42bと、連結ピン41a,41bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、連結ピン41a,41b(連結凸部)と、長孔42a,42b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。また、この第4実施例では、多数(12個)の長孔42a,42bを備えているので、組立の際にこのうちの任意の2つを選択すればよく第1連結板41と第2連結板42との組立性がさらに向上する。また、第2連結板42が弾性部材で構成されているため連結機構10の耐摩耗性が向上する。なお、上記の例では、「係合部」としての複数(12個)の長孔を形成した例に説明したが、この複数の「係合部」は、軸線Lに対する半径方向を長手方向とする長溝でもよいし、長孔と長溝を組み合わせたものでもよい。
図6は第5実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。この第5実施例の連結機構10は、第1連結板51と第2連結板52とを備えている。第1連結板51はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板51は、軸線Lと平行に延びる二本の棒状の「連結凸部」としての連結ピン51a,51bを備えている。連結ピン51a,51bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。この第5実施例でも、第1連結板51や第2連結板52は、ステンレス等の金属材料や各種樹脂材料等の適宜な材質により形成される。例えば、第1連結板51の第2連結板52に対する良好な摺動性のためにPPS(ポリフェニレンサルファイド)を母材としてグラファイトやカーボン等の炭素系材料をフィラ―として含有することが好ましい。
また、第2連結板52は作動軸640の上端に固着されており、この第2連結板52は、連結ピン51a,51bに対応する「係合部」としての丸孔52a,52bが形成されている。丸孔52a,52b内には、「緩衝部材」としてのOリング52c,52dが嵌め込まれている。これらのOリング52cと52dは、止め金具52e,52fを丸孔52a,52b内に嵌め込むことにより第2連結板52に固定されている。そして、第1連結板51の連結ピン51a,51bは第2連結板52側のOリング52c,52d内にそれぞれ弾性的に係合し保持されている。
そして、マグネットロータ410の回転によって第1連結板51が回転すると連結ピン51a,51bは、Oリング52c,52dにそれぞれ当接し、第1連結板51の回転力が第2連結板52に伝達される。また、連結ピン51a,51bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板51と第2連結板52とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第5実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第5実施例では、第2連結板52側のOリング52c,52dが弾性部材(緩衝部材)を構成し、第1連結板51の連結ピン51a,51bが弾性的に係合し保持されているので、連結ピン51a,51bによる第2連結板62への接触音などの騒音を低減できだけでなく、第1連結板51と第2連結板52とガタツキなく組み付けることができる。これにより、マグネットロータ410の回転方向が逆転した際、すなわち、ロータ軸411の回転方向が逆転した際でも連結機構10において応答性のズレ(ヒステリシス)が生じることを防止できる。また、Oリング52c,52dの弾性により、連結ピン51a,51bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、Oリング52c,52dによる弾性的な係合により、連結ピン51a,51b(連結凸部)と、丸孔52a,52b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、この第5実施例でも、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。また、連結ピン51a,51bが緩衝部材を介して第2連結板52と係合しているため連結機構10の耐摩耗性が向上する。
図7は第6実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。この第5実施例の連結機構10は、金属製の第1連結板61と金属製の第2連結板62とを備えている。第1連結板61はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板61は、軸線Lと平行に延びる二本の棒状の「連結凸部」としての連結ピン61a,61bを備えている。連結ピン61a,61bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。
また、第2連結板52は作動軸640の上端に固着されており、この第2連結板62は、第5実施例と同様な構造で、連結ピン61a,61bに対応する位置に、「係合部」としての丸孔62a,62b、「緩衝部材」としてのOリング62c,62d、止め金具62e,62fを有している。
ここで、第5実施例では、連結ピン51a,51bはOリング52c,52d内に接触しているが、この第6実施例では、連結ピン61a,61bはOリング62c,62d内に接触しないで、このOリング62c,62d内に挿通されているだけである。そして、第1連結板61が回転すると連結ピン61a,61bは、Oリング62c,62dにそれぞれ当接し、第5実施例と同様に、第1連結板61の回転力が第2連結板62に伝達される。また、連結ピン61a,61bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板61と第2連結板62とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第6実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第6実施例でも、Oリング62c,62dが弾性部材(緩衝部材)を構成しているので、連結ピン61a,61bによる第2連結板62への接触音などの騒音を低減できる。また、Oリング62c,62dの弾性により、連結ピン61a,61bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、Oリング62c,62dによる弾性的な係合により、連結ピン61a,61b(連結凸部)と、丸孔62a,62b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、この第6実施例でも、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。また、連結ピン61a,61bは、緩衝部材を介して第2連結板62と係合しているため連結機構10の耐摩耗性が向上する。
図8は第7実施例の連結機構10の縦断面図及びA−A断面図である。なお、図8(A)は図1及び図2(A)に対して軸線L回りに90度回転した位置から見た側面図である。この第7実施例の連結機構10は、金属製の第1連結板71と金属製の第2連結板72とを備えている。第1連結板71はロータ軸411の下端に固着されており、この第1連結板71は、軸線Lと平行に延びる二本の板状の「連結凸部」としての連結アーム71a,71bを備えている。連結アーム71a,71bは、軸線Lから所定距離(所定半径)の周上に位置している。
また、第2連結板72は作動軸640の上端に固着されており、この第2連結板72には、連結アーム71a,71bに対応する「係合部」としての切り溝72a,72bが形成されている。切り溝72a,72bの内周には、「緩衝部材」としてのゴム等のエラストマーからなるブッシュ72c,72dが嵌め込まれている。そして、第1連結板71の連結アーム71a,71bは第2連結板72側のブッシュ72c,72d内にそれぞれ係合されている。
そして、マグネットロータ410のロータ軸411の回転によって第1連結板71が回転すると連結アーム71a,71bは、ブッシュ72c,72dにそれぞれ当接し、第1連結板71の回転力が第2連結板72に伝達される。また、連結アーム71a,71bは軸線Lと平行になっているので、第1連結板71と第2連結板72とは軸線L方向に相互に移動可能であり、この第7実施例でも、連結機構10はロータ軸411の回転力を作動軸640に伝達するとともに、ロータ軸411と作動軸640とをロータ軸411の軸線L方向に相互に移動可能に連結している。
この第7実施例では、第2連結板72側のブッシュ72c,72dが緩衝部材を構成しているので、連結アーム71a,71bによる第2連結板72への接触音などの騒音を低減できる。また、ブッシュ72c,72dの弾性により、連結アーム71a,71bの位置ずれを吸収することができる。このように、連結機構において、連結アーム71a,71b(連結凸部)と、切り溝72a,72b(係合部)とが、軸線Lと直交する方向に相対移動が可能であるため、ロータ軸411と作動軸640の軸ずれを吸収できる。したがって、この第7実施例でも、作動性が安定するとともに、組立性が向上する。また、連結アーム71a,71bが、緩衝部材を介して第2連結板72と係合しているため連結機構10の耐摩耗性が向上する。
以上のように各実施例の連結機構10は、各実施例の効果が得られるとともに、各実施例の連結機構10は、開放空間50A内に配設されているので、ロータ軸(出力軸)と作動軸との摩耗等を防止することができ、作動性を確保できる。
また、図2乃至図8に示すように、連結機構10において、係合部(切り溝や長溝や長孔や丸孔)が、弁機構部60の雄ねじ部640aと雌ねじ部610bからなるねじ送り機構よりも軸線Lに対して外側に形成されている。したがって、ロータ軸411の回転力を作動軸640に対して容易に伝達することができる。
図9は実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。図において、符号100は膨張弁を構成する本発明の実施形態の電動弁、200は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、300は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、400は四方弁を構成する流路切換弁、500は圧縮機である。電動弁100、室外熱交換器200、室内熱交換器300、流路切換弁400、及び圧縮機500は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
冷凍サイクルの流路は、流路切換弁400により冷房運転時の流路と暖房運転時の流路の2通りに切換えられる。冷房運転時には、図に実線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室外熱交換器200に流入され、この室外熱交換器200は凝縮器として機能し、室外熱交換器200から流出された冷媒液は電動弁100を介して室内熱交換器300に流入され、この室内熱交換器300は蒸発器として機能する。
一方、暖房運転時には、図に破線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室内熱交換器300、電動弁100、室外熱交換器200、流路切換弁400、そして、圧縮機500の順に循環され、室内熱交換器300が凝縮器として機能し、室外内熱交換器200が蒸発器として機能する。電動弁100は、冷房運転時に室外熱交換器200から流入する冷媒液、または暖房運転時に室内熱交換器300から流入する冷媒液を、それぞれ減圧膨張し、さらにその冷媒の流量を制御する。
以上、本発明の実施の形態についてはロータ軸411側に連結凸部(連結ピンや連結アーム)を備えた第1連結板を設け、作動軸640側に連結凸部が係合される係合部を備えた第2連結板を設けているが、作動軸640側に連結凸部を備えた第1連結板を設け、ロータ軸411側に係合部を備えた第2連結板を設けてもよい。
また、実施例では、係合部(切り溝や長溝や長孔や丸孔)を有する第2連結板が弾性体で構成されている形態や、第2連結板に緩衝部材を設ける形態について説明したが、これに限らず、第1連結板における連結凸部にゴム等の弾性体を皮膜することで第1連結板側に緩衝部材を設けてもよい。また、比較的剛性の高い硬質ゴム等の弾性体から連結凸部(連結ピンや連結アームを含む第1連結板を形成してもよく、これらの方法により、第1連結板と第2連結板の双方に緩衝部材を設ける、または、第1連結板1、第2連結板の双方を弾性体から形成する、あるいは、これらを適宜組み合わせることで、連結機構を構成してもよい。
なお、本実施の形態の電動弁100は、前記のように、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とを含む冷凍サイクルシステムにおいて、凝縮器と蒸発器との間に設けられる電子膨張弁として用いられる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
10 連結機構
20 弁ハウジング
20A 弁室
20B 開放空間
210 第1継手管
220 第2継手管
230 弁座部材
240 弁ポート
30 密閉ケース
40 ステッピングモータ(モータ部)
410 マグネットロータ
411 ロータ軸(出力軸)
50 ホルダ板
60 弁機構部
610 支持部材
610b 雌ねじ部
640 作動軸
640a 雄ねじ部
621 弁ホルダ
630 ニードル弁(弁部材)
11 第1連結板
11a 連結ピン(連結凸部)
11b 連結ピン(連結凸部)
12 第2連結板
12a 長溝(係合部)
12b 長孔(係合部)
21 第1連結板
21a 連結アーム(連結凸部)
21b 連結アーム(連結凸部)
22 第2連結板
22a 長溝(係合部)
22b 長溝(係合部)
31 第1連結板
31a 連結アーム(連結凸部)
31b 連結アーム(連結凸部)
32 第2連結板
32a 長溝(係合部)
32b 長溝(係合部)
41 第1連結板
41a 連結ピン(連結凸部)
41b 連結ピン(連結凸部)
42 第2連結板
42a 長孔(係合部)
42b 長孔(係合部)
51 第1連結板
51a 連結ピン(連結凸部)
51b 連結ピン(連結凸部)
52 第2連結板
52a 丸孔(係合部)
52b 丸孔(係合部)
52c Oリング(緩衝部材)
52d Oリング(緩衝部材)
52e 止め金具
52f 止め金具
61 第1連結板
61a 連結ピン(連結凸部)
61b 連結ピン(連結凸部)
62a 丸孔(係合部)
62b 丸孔(係合部)
62c Oリング(緩衝部材)
62d Oリング(緩衝部材)
62e 止め金具
62f 止め金具
71 第1連結板
71a 連結アーム(連結凸部)
71b 連結アーム(連結凸部)
72 第2連結板
72a 切り溝(係合部)
72b 切り溝(係合部)
72c ゴムブッシュ(緩衝部材)
72d ゴムブッシュ(緩衝部材)
L 軸線

Claims (8)

  1. モータ部と、弁ハウジングに設けられて前記モータ部の出力軸の回転駆動により作動軸を進退させて該作動軸に設けられた弁部材で弁ポートを開閉する弁機構部と、を備えた電
    動弁において、
    前記出力軸の前記弁機構部側の端部と前記弁機構部の前記出力軸側の端部とを収容する開放空間が設けられ、前記開放空間で前記出力軸と前記作動軸とを前記出力軸の軸線方向に相互に移動可能に連結する連結機構を備えた
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記連結機構が、
    前記出力軸と前記作動軸との一方に固定されるとともに、前記軸線回りの周上に設けられた連結凸部と、
    前記出力軸と前記作動軸との他方に固定されるとともに、前記連結凸部に対して前記軸線回りに当接可能に該連結凸部に係合する係合部を有する連結板と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記連結機構の前記係合部に、前記連結凸部に当接する緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記連結機構の前記連結板が弾性板で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  5. 前記連結機構の前記係合部が、前記連結凸部に係合して、前記軸線に対する半径方向を長手方向とする長孔及び/または長溝であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電動弁。
  6. 前記係合部が、前記弁機構部の前記弁部材を進退させるねじ送り機構よりも外側に形成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の電動弁。
  7. 前記作動軸と前記弁部材とが圧縮コイルバネを介して連結されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の電動弁。
  8. 圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1から7に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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