JP2018076730A - バケット装置および管体内の障害物の除去方法 - Google Patents

バケット装置および管体内の障害物の除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】穴開き杭の管体内の障害物をより確実に除去する。【解決手段】穴開き杭の管体内掘削時に用いられるバケット装置1において、管体内の障害物Sを掬う1つのシェル3と、回動軸Rが水平となるようにシェル3が回動自在に取り付けられたシェル取付部材2とを備えさせ、シェル3の回動によりシェル3に載せられた障害物Sが該シェル3と管体Pの内面で支持されるように構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、鋼管やPC杭等の穴開き杭の管体内掘削時に用いられるバケット装置、および管体内の障害物の除去方法に関する。
鋼管やPC杭等の穴開き杭の管体内掘削作業においては、掘削中に管体内に転石等の障害物が現れた場合にその障害物を除去する作業が行われる。従来、管体内にある障害物を除去する際には、障害物を把持して上方に持ち上げるハンマーグラブといった装置が用いられていた。ハンマーグラブに関する技術は特許文献1〜3に開示されている。ハンマーグラブを用いた管体内の障害物の除去方法は次の通りである。
まず、図1(a)のようにクレーンで吊り下げ支持されたハンマーグラブ100を管体内に降下させる。ハンマーグラブ100を管体内の地表面に到達させた後、図1(b)のように2つのシェル101をそれぞれ回動させて障害物Sを把持する。その状態のまま、図1(c)のようにハンマーグラブ100を上昇させる。続いて、図1(d)のようにハンマーグラブ100を管体Pの外側まで上昇させた後、所定の障害物置場に障害物Sを捨てる。このようにして管体内の障害物Sが除去される。
特開2004−60186号公報 特開2009−138394号公報 特開2015−98736号公報
ハンマーグラブ100は構造上、管体内面と障害物Sとの間にシェル101を挿入しなければならないが、図2(a)のように管体内面と障害物Sとの間に隙間がない場合には、障害物Sを把持することが困難となる。また、図2(b)のように障害物Sを把持できたとしても、管体内における障害物Sの位置や障害物Sの把持時における各シェル101の角度が適切でないと、吊り上げ途中に障害物Sが落下することで障害物Sを管体Pの外に排出できないおそれがある。さらに図2(c)のように、シェル101が複数あると貫入抵抗が大きくなり、自重ではシェル101が地中に入り難くなる。また、大きな障害物Sを把持しようとしてシェル長を伸ばしても、把持力が小さくなると共に、鉛直面に対するシェル101の回動角度を大きくすることができないため、障害物Sを除去することが困難となる。このように従来のハンマーグラブ100においては、障害物Sのサイズや管体における位置によっては障害物Sを十分に除去できないことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、穴開き杭の管体内の障害物をより確実に除去することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、穴開き杭の管体内掘削時に用いられるバケット装置であって、前記管体内の障害物を掬う1つのシェルと、回動軸が水平となるように前記シェルが回動自在に取り付けられたシェル取付部材とを備え、前記シェルの回動により該シェルに載せられた前記障害物が、該シェルと前記管体の内面で支持されるように構成されていることを特徴としている。
また、別の観点による本発明は、穴開き杭の管体内掘削時における管体内の障害物の除去方法であって、1つのシェルを回動軸が水平となるように回動自在にシェル取付部材に取り付け、前記シェル取付部材を前記管体内に降下させ、前記シェルを回動させて前記障害物を掬い取り、前記障害物が前記シェルと前記管体の内面で支持されたような状態で、前記シェル取付部材を前記管体の上端部まで上昇させて前記障害物を前記管体の外に排出することを特徴としている。
本発明においては、管体内に挿入するシェルが1つしかないため、管体内の障害物の一部が管体内面に接触しているような状況でも、管体内面と接触していない側の隙間からシェルを挿し込むことで、障害物を掬い上げることができる。また、管体内に挿入するシェルが1つしかないため、複数のシェルを要する従来のバケット装置よりも貫入抵抗を小さくすることができ、地中にシェルが入りやすくなる。これにより、従来のバケット装置よりも大きな障害物を除去することができる。
本発明によれば、穴開き杭の管体内の障害物をより確実に除去することができる。
従来の障害物の除去方法を示す図である。 従来方法の課題を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るバケット装置の概略構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るバケット装置の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るバケット装置の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るシェルの回動時の状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害物の除去方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る障害物の除去方法を示す図である。 従来のワイヤ巻取装置を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るワイヤ巻取装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る弛み除去装置の概略構成を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る弛み除去装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る弛み除去装置の動作を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る弛み除去装置の動作を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る弛み除去装置のローラ構造を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
図3〜図5に示すように第1の実施形態に係るバケット装置1は、円筒状のケース2と、半円パイプ状のシェル3と、上下方向に伸縮するシリンダ4を有するシリンダ機構を備えている。
ケース2は底面部のみが開口した形状となっており、管体Pの中に挿入できるよう管体Pの径よりやや小さな径を有している。ケース2の上端部にはシリンダ4が固定され、シリンダ4の上端部には、クレーン30のフックに掛けられたワイヤ31が取り付けられている。これにより、クレーン30の昇降動作に合わせてケース2も昇降移動する。なお、ケース2の形状は円筒形状に限定されず、例えば断面が多角形状のケースであっても良い。また、シリンダ4としては例えば油圧シリンダが用いられ、この場合、油圧シリンダには管体Pの外側から延びる油圧ホースが接続される。
ケース2の下端部にはシェル3の後端部3aが取り付けられ、ピン部材等により回動軸Rが水平となるように回動自在に接続されている。なお、シェル3は、管体Pの径に応じた交換がしやすいように着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
シリンダ4の下端部には複数のリンク5から成るリンク5機構が取り付けられ、シリンダ4の先端から枝分かれしたリンク5がシェル側面の両側の頂部3bにそれぞれ取り付けられている。このように、第1の実施形態のバケット装置1はシェル3の後端部3aが回動軸Rとなるようにケース2に取り付けられ、シリンダ4に接続するリンク5がシェル3の後端部3aから離れた側面頂部3bに取り付けられることにより、図6のようにシリンダ4の伸縮動作に合わせてシェル3が回動する。
図5に示すようにシェル3は、正面視において先端部3cに近づくほど緩やかに幅が狭くなるように形成され、シェル3の回動時に管体内面に沿うような形状を有している。また、シェル3は、全体として半円パイプ状に形成され、ケース2の降下時にシェル3が管体内面に沿うような形状を有している。シェル3がこのような形状であることにより、ケース2の降下時およびシェル3の回動時において常に管体Pに沿うようにシェル3が動作する。なお、シェル3の形状は第1の実施形態で説明したものに限定されることはなく、例えば正面視においてV字状や多角形状の形状であっても良い。ただし、シェル回動時においてシェル3と管体内面との隙間を小さくして、その隙間からの小さな転石等の落下を抑制するという観点からは第1の実施形態のように管体内面に沿うようなシェル形状にすることが好ましい。
シェル3の長さ(後端部3aから先端部3cまでの長さ)は、管体内の転石や土を十分に掬い上げることができるよう管体Pの径に応じて適宜設定される。例えば、シェル回動時にシェル3の先端部3cが管体内面に接するような長さであることが好ましい。なお、シェル3の長さを短くすればシェル3の回動角度θ(図6)を大きくすることができ、シェル3の長さを長くすればシェル3の回動角度θを小さくすることができる。シェル3の回動角度θは60度程度であることが好ましい。
図3〜図6に示すようにケース上端部の外側面、具体的にはケース2の、障害物Sを掬う方向にシェル3が回動した時のシェル3の先端部3cの上方部分には、例えばボルト固定等で着脱自在に取りつけられたプレート(以下、“傾斜抑制プレート6”)が設けられている。傾斜抑制プレート6は、ケース2と管体内面との隙間を埋めるような厚さを有している。傾斜抑制プレート6を設けてなくても障害物Sを除去することは可能であるが、傾斜抑制プレート6を設ければ、障害物Sを掬い上げた際の重心位置の移動でケース2が前方に傾斜しようとした場合に傾斜抑制プレート6を管体内面に接触させることができる。これにより、ケース2を過度に傾斜させず安定した姿勢で上昇させることができるため、障害物Sの落下を抑制することが可能となる。
また、第1の実施形態のように傾斜抑制プレート6が着脱自在に設けられていれば、管体Pの径に応じて厚さの異なる傾斜抑制プレート6に交換することが可能である。これにより、同一のバケット装置1を径の異なる管体Pに使用することもできる。なお、ケース2に対する傾斜抑制プレート6の取り付け位置は、ケース2の形状やシェル3の形状により適宜変更されるものである。即ち、傾斜抑制プレート6は、障害物Sを掬った際の重心移動に起因するケース2の鉛直面に対する傾斜方向に応じて、ケース2の傾斜を抑制可能な位置に取り付けられていれば良い。例えば第1の実施形態のようなバケット装置1であれば、シェル後端部3a近傍のケース下端部の外側面に傾斜抑制プレート6を設けても同様の効果が期待される。また、傾斜抑制プレート6は板状の部材に限定されない。
第1の実施形態に係るバケット装置1は以上のように構成されている。次に、バケット装置1を用いた管体内の障害物Sの除去方法について説明する。
まず、図7(a)のように吊り下げ支持されたケース2を管体内に降下させる。このとき、シリンダ4は伸びた状態にあり、シェル3の先端部3cは管体内の地表面に向いた状態となる。
続いて、図7(b)のように管体内面と障害物Sとの隙間を通すようにしてシェル3を地中に押し込む。図7(b)に示す例では障害物Sの一部が管体内面に接しているため、管体内面に接していない側の隙間からシェル3を挿し込んでいる。なお、第1の実施形態においては、シェル3は自重により地中に押し込まれる。
その後、図7(c)のようにシリンダ4を縮ませてシェル3を回動させる。シェル3を回動させると、シェル3の先端部3cが管体Pの内面に接触し、それ以上は回動しなくなる。即ち、シェル3は水平となるまでは回動せず、障害物Sは管体Pの内面に押し付けられるような状態でシェル3の上に載ることになる。なお、シェル3を回動させる際には、シェル3の先端部3cを管体内面に接触させなくても障害物Sを除去することは可能である。ただし、小さな転石等がシェル先端部3cと管体内面の隙間からこぼれ落ちることを防ぐためには、シェル3の先端部3cが管体内面に接するまでシェル3を回動させることが好ましい。
続いて、図7(d)のように障害物Sが管体内面に押し付けられた状態のまま、ケース2を上昇させる。このとき、シェル3が傾斜していることにより、障害物Sがシェル3の先端部3cに転がるように移動しようとするが、管体内面に接しているため、障害物Sがシェル3から落下し難くなる。このようにシェル3に載せられた障害物Sがシェル3と管体内面で支持されていることで、障害物Sの落下防止機構等を設ける必要がなくなり、装置構造の簡易化により製造コストを低減することができる。また、第1の実施形態では、ケース2の傾斜を抑制する傾斜抑制プレート6が設けられているため、ケース2が安定した姿勢で上昇する。これにより、障害物Sが更に落下し難くなる。
そして、図7(e)のようにケース2を管体Pの上端部まで上昇させて障害物Sを管体Pの外に捨てる。このとき、シェル3は傾斜した状態で固定されていることから、障害物Sはシェル3の先端部3cが管体Pの上端部を超えた段階で管体内面による押えが効かなくなり、自動的に管体Pに外側に排出される。即ち、第1の実施形態の障害物Sの除去方法によれば、障害物Sを管体Pの外に出す際にクレーン30を移動させる必要がなくなるため、作業効率が向上し、障害物Sの除去作業の時間短縮、ひいては工期の短縮を図ることが可能となる。例えば、図7(e)のように障害物Sを管体Pの外に出した後、続けて次の障害物Sの除去作業を行う場合には、クレーン30を移動させずに図7(a)に示す作業を開始することができる。
以上の通り、第1の実施形態のバケット装置1においては、管体内面と障害物Sとの間に1つのシェル3を挿し込むことができるだけの隙間があれば、障害物Sを掬い上げることが可能となる。また、障害物Sの一部が管体内面に接触しているような状況でも、障害物Sと管体内面が接触していない部分からシェル3を挿し込んで障害物Sを掬い上げることができる。これにより、従来のハンマーグラブ100を用いた場合に比べて大きな障害物Sを除去することも可能となり、障害物Sの除去作業が改善される。
なお、第1の実施形態では、シェル3を回動させる回動機構としてシリンダ機構を用いたが、回動機構はこれに限定されない。例えば、管体Pの外側から延びるワイヤ(不図示)をシェル側面の頂部3bに取り付け、ワイヤの引き上げ動作によりシェル3を回動させても良い。また、シェル3を回動させる際にはシェル側面の頂部3bではなく他の部分を上下に移動させても良い。即ち、シェル3の後端部3aが回動軸Rとなり、シェル3の後端部3a以外の部分を上下に移動させる移動機構が設けられていれば、シェル3を回動させることができる。
また、第1の実施形態では、シェル3の後端部3aをケース2に取り付ける構成としたが、ケース2の下部に他の部材が設けられ、その部材にシェル3の後端部3aが回動自在に取り付けられていても良い。即ち、ケース2や他の部材に関わらず、シェル3が取り付けられるシェル取付部材に対して、シェル3の後端部3aが回動自在に取り付けられていれば良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態のバケット装置1は、シェル3を回動させる構造が第1の実施形態とは異なっている。第2の実施形態のバケット装置1によれば、地中にシェル3を押し込みやすくなり、障害物Sの掬い上げ作業をより確実に行うことができる。以下、第2の実施形態のバケット装置1について説明する。
図8(a)に示すように第2の実施形態に係るバケット装置1は、ケース2の下端部にフレーム7が取り付けられており、このフレーム7にシェル3の側面頂部3bが回動自在に取り付けられている。一方、シェル3の後端部3aには上下に伸縮するシリンダ4の先端が取り付けられており、シリンダ4の伸縮動作に連動してシェル3の後端部3aが上下に移動するように構成されている。また、フレーム7には上下方向に延びるガイド穴7aが形成されており、シェル側面頂部3bとフレーム7との接続部はそのガイド穴7aに沿って上下に移動するように構成されている。なお、第2の実施形態では、ケース2を昇降させるクレーン30のフックに掛けられたワイヤ31(図3)がケース2に直接取り付けられている。
このような構造のバケット装置1で障害物Sを除去する場合には、図8(a)のようにシェル3が管体内の地表面に到達した際に、図8(b)のようにシリンダ4を伸ばしてシェル3の後端部3aを下方に押し込む。このとき、シェル3とフレーム7との接続部がガイド穴7aに沿って下方に移動することになるため、シェル3は回動しない。即ち、シェル3とフレーム7の接続部が移動した分だけ、シェル3の先端部3cが地中に押し込まれることになる。
前述の第1の実施形態におけるシェル3は自重により地中に押し込まれる構造であったため、地盤が固い場合や地中に押し込まれるシェル3の先端に転石等があった場合、シェル3の先端部3cが十分に地中に押し込まれないこともある。これに対して、第2の実施形態のバケット装置1は、シェル3の後端部3aを積極的に下方に押し込む構造であるため、シェル3の先端部3cをより地中深くに押し込むことができる。これにより、障害物Sをより確実に掬い上げることが可能となる。
なお、フレーム7にガイド穴7aを設けない場合は、シェル3が自重により地中に押し込まれることにはなるが、この場合でも第1の実施形態と同様に、従来のハンマーグラブ100よりは障害物Sを除去しやすくなる。また、シェル3の後端部3aを上下に移動させる機構はシリンダ機構に限定されず、シェル3の後端部3aを上下に移動させることが可能な移動機構であれば他の構造であっても良い。また、シェル3とフレーム7の接続部は、シェル側面の頂部3bに限らず、シェル3の後端部3a以外の他の部分であっても良い。また、第2の実施形態では、シェル3をケース2の下端に設けられたフレーム7に取り付ける構造としたが、ケース2が下方に突出するような形状であって、その突出部にシェル3を取り付ける構造であっても良い。即ち、ケース2やフレーム7に関わらず、シェル3が取り付けられるシェル取付部材とシェル3の接続部が回動軸Rとなるように構成されていれば良い。
第1の実施形態と第2の実施形態では、シェル3とシェル取付部材との接続位置およびシェル3の回動軸Rの位置がそれぞれ異なるが、どちらの実施形態でも従来のハンマーグラブ100よりは障害物Sを除去しやすくなる。即ち、1つのシェル3が、回動軸Rが水平となるように回動自在にシェル取付部材に取り付けられ、シェル3に載せられた障害物Sがシェル3と管体内面で支持されるようにバケット装置1が構成されていれば、管体内の障害物Sをより確実に除去するといった効果を享受することができる。
また、第2の実施形態のバケット装置1は、管体Pに対するケース2の位置を固定するクランプ機構20を備えており、クランプ機構20はケース2と一体となって昇降するよう構成されている。クランプ機構20は、管体Pの半径方向に伸縮するクランプ用シリンダ21を備えたシリンダ機構と、クランプ用シリンダ21の先端部に取り付けられたクランプ部材22を有している。クランプ用シリンダ21としては例えば油圧シリンダが用いられ、この場合、油圧シリンダには管体Pの外側から延びる油圧ホースが接続される。
このような構造を有するバケット装置1は、例えば図8(b)に示す工程でクランプ用シリンダ21を伸ばし、クランプ部材22を管体内面に押し付けることができる。これにより、クランプ機構20は管体内面において突っ張るようにして固定され、クランプ機構20と一体に上下動するケース2も管体内面に対する位置が固定される。これにより、シェル3を地中に押し込む際に地盤からの反力でケース2が上昇しないようにすることができる。このため、シェル3を地中深くに押し込みやすくなり、シェル3の上に障害物Sを載せやすくすることができる。また、図8(c)のようなシェル回動時においても管体内面に対するケース2の位置が固定されていることで、シェル3の上に障害物Sを載せやすくなる。
なお、クランプ機構20を設けなくても、従来よりも障害物Sを適切に除去できるといった効果を得ることは可能であるが、障害物Sをより確実に除去するという観点ではクランプ機構20を設けることが好ましい。また、クランプ機構20は第1の実施形態の構造のバケット装置1にも適用することができる。第1の実施形態のバケット装置1にクランプ機構20を設けることで、障害物Sを掬い上げる際に地盤からの反力を受けてもケース2が上昇せずにシェル3を回動させることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、ケースを昇降させるクレーンのワイヤの張力を調節するワイヤ巻取装置について説明する。
上記実施形態で説明したように、鋼管やPC杭等の穴開き杭の管体内においてケース2のような吊り下げ支持される対象物(以下、“吊り下げ対象物”)を昇降させる際にはクレーン30が用いられる。なお、以降の説明で参照する図面では上記実施形態で説明したケース2やシェル3等を吊り下げ対象物Hとして模式的に示す。
クレーン30のワイヤ32はウィンチ42により送り出しと巻き取りが行われ、図9(a)のように吊り下げ対象物Hを降下させる際にはウィンチ42によりワイヤ32が送り出される。ところで、管体内の地表面部の高さは掘削時に排出する土量に応じて変化していくが、閉塞された管体内の環境下においては、管体外から地表面の高さを確認することが難しく、吊り下げ対象物Hを降下させる量を事前に把握することは困難である。このため、作業者が想定していたよりも早いタイミングで管体内地表面に吊り下げ対象物Hが到達した場合には、作業者によるウィンチ42の停止が間に合わず、図9(b)のようにウィンチ42で送り出され続けたワイヤ32に弛みが発生する。この状態でワイヤ32の巻き取りを行うと、ワイヤ32が正常な状態で巻き取られない、いわゆる乱巻きが発生する。これにより、ワイヤ32のキンクや破断が生じるおそれがある。
そこで、第3の実施形態に係るバケット装置は、クレーン30のワイヤ32の弛みを除去するワイヤ巻取装置を備えており、図10に示すようにワイヤ巻取装置40は、ワイヤ32が巻き付けられるウィンチドラム41と、ウィンチドラム41を回転させるウィンチ42と、ワイヤ32の弛みに応じてワイヤ32に張力を付与する弛み除去装置50を備えている。
図11および図12に示すように弛み除去装置50は、吊り下げ対象物Hに取り付けられたワイヤ32に接するローラ51と、ローラ51の回転軸を両端部で支持する棒状のローラ支持部材52と、水平面に対して垂直に設けられた板状部材53と、ローラ支持部材52の位置を検出する位置検出センサ54と、位置検出センサ54で検出された板状部材53の位置に基づいてウィンチ42の動作を停止させる制御を行う制御部(不図示)を備えている。
板状部材53にはローラ支持部材52が通る貫通孔が設けられており、ローラ支持部材52は長手方向が、水平かつ平面視においてウィンチドラム41の回転軸に対して垂直な方向となるような状態で板状部材53で支持されている。ローラ支持部材52の先端部52bにはバネ等の弾性部材55の一端が取り付けられており、他端は板状部材53のローラ51が設けられている側の面に取り付けられている。このような構成であることにより、ローラ支持部材52が支持するローラ51から受ける力に応じて弾性部材55が伸縮し、ローラ51の水平方向における位置が変化する。このため、例えば張力が大きく、弛んでいない状態のワイヤ32にローラ51が接すると、弾性部材55が圧縮され、ローラ51が後方に移動した状態になる。
位置検出センサ54は、ローラ支持部材52の後端部52aの下方に設けられている。位置検出センサ54としては例えば光電センサなどの物体の有無を検出するセンサが用いられる。
弛み除去装置50を備えたワイヤ巻取装置40は以上のように構成される。次に、弛み除去装置50の動作について説明する。
図13(a)のように、まずワイヤ32が送り出されて吊り下げ対象物Hが管体内地表面に到達する。この段階ではワイヤ32がまだ張った状態にあり、ローラ51がワイヤ32から受ける力は弾性部材55が伸びようとする力よりも大きくなっている。このときのウィンチドラム41から吊り下げ対象物Hまでのワイヤ32の長さをLとする。
その後、ウィンチ42が停止しないことによりワイヤ32が送り出され続け、図13(b)のようにワイヤ32に弛みが生じ始める。これに伴い、ローラ51がワイヤ32から受ける力は弾性部材55が伸びようとする力より小さくなり、弾性部材55が伸び始める。即ち、ローラ51が前方に移動し始める。
その後さらにワイヤ32が送り出され、図13(c)のようにワイヤ32の弛みがさらに大きくなる。これにより、ワイヤ32に接するローラ51がさらに前方に移動する。このとき、ローラ支持部材52の後端部52aが位置検出センサ54の検出範囲から外れ、制御部(不図示)は位置検出センサ54から入力される信号の変化に応じて、ウィンチ42を停止させる。
一方、吊り下げ対象物Hが地表面に到達してからウィンチ42が停止するまでに送り出されたワイヤ32は、ローラ51に押し出され、ウィンチドラム41からローラ51までのワイヤ32の長さL1と、ローラ51から吊り下げ対象物Hまでの長さL2の和が、図13(a)に示す前述のワイヤ32の長さLよりも長くなる。即ち、ローラ51の移動によってワイヤ32が弛んだ分だけウィンチドラム41から吊り下げ対象物Hまでの距離を長くとることができ、ワイヤ32に張力が生じている状態を維持することができる。
このように、第3の実施形態に係るワイヤ巻取装置40によれば、吊り下げ対象物Hの昇降動作時に生じるワイヤ32の弛みを除去することができ、ワイヤ32の乱巻きを抑えることが可能となる。これにより、ワイヤ32のキンクや破断を抑えることができる。結果として、ワイヤ巻取装置40を備えるバケット装置の安全性を向上させ、長期間繰り返し使用することができる。
なお、第3の実施形態では、ローラ支持部材52の下方に位置検出センサ54を設け、その位置検出センサ54で水平方向に移動するローラ支持部材52の後端部52aを検出することとしたが、位置検出機構の構成はこれに限定されない。即ち、ワイヤ32から受ける力に応じて移動するローラ支持部材52の動きを検出できる構成であれば良い。また、弛み除去機能を有するワイヤ巻取装置40は、バケット装置に限らず、吊り下げ対象物Hを昇降させるような他の装置に設けることも可能である。
<第4の実施形態>
第4の実施形態では、ワイヤ32の弛み除去能力を更に向上させた弛み除去装置50について説明する。
図14(a)に示すように、第4の実施形態の弛み除去装置50は前述のローラ51を第1のローラ51aとすると、第1のローラ51aの下方に第2のローラ51bが設けられている。図15に示すように第1のローラ51aと第2のローラ51bとはリンク56により連結されており、リンク56は第1のローラ51aと第2のローラ51bの中間位置において回転軸部材57に接続されている。吊り下げ対象物Hに取り付けられるワイヤ32は第1のローラ51aと第2のローラ51bとの間に通されている。回転軸部材57は図示しない部材に固定されており、移動しないように構成されている。なお、図15においてはローラ支持部材52の図示を省略している。
このように構成された弛み除去装置50は、図14(a)〜(c)に示すようにワイヤ32に弛みが生じた際に、第1のローラ51aとは逆方向に第2のローラ51bが移動し、ウィンチドラム41から吊り下げ対象物Hまでの距離を更に長くとることができる。即ち、ワイヤ32の押し曲げ点が増えることにより、弛み量の大きいワイヤ32に対しても張力が生じた状態を維持することができる。
なお、第4の実施形態においてはローラ51を2つ設けることとしたが、ローラ51の数はこれに限定されない。ローラ51を更に複数設け、リンク56を適宜連結することで弛み除去機能を更に向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、穴開き杭の管体内の掘削作業に適用することができる。
1 バケット装置
2 ケース
3 シェル
3a シェルの後端部
3b シェルの側面頂部
3c シェルの先端部
4 シリンダ
5 リンク
6 傾斜抑制プレート
7 フレーム
7a ガイド穴
20 クランプ機構
21 クランプ用シリンダ
22 クランプ部材
30 クレーン
31 ワイヤ
32 ワイヤ
40 ワイヤ巻取装置
41 ウィンチドラム
42 ウィンチ
50 弛み除去装置
51 ローラ
51a 第1のローラ
51b 第2のローラ
52 ローラ支持部材
52a ローラ支持部材の後端部
52b ローラ支持部材の先端部
53 板状部材
54 位置検出センサ
55 弾性部材
56 リンク
57 回転軸部材
100 ハンマーグラブ
101 シェル
H 吊り下げ対象物
L ウィンチドラムから吊り下げ対象物までのワイヤの長さ
L1 ウィンチドラムからローラまでのワイヤの長さ
L2 ローラから吊り下げ対象物までの長さ
P 管体
R 回動軸
S 障害物
θ シェルの回動角度

Claims (9)

  1. 穴開き杭の管体内掘削時に用いられるバケット装置であって、
    前記管体内の障害物を掬う1つのシェルと、
    回動軸が水平となるように前記シェルが回動自在に取り付けられたシェル取付部材とを備え、
    前記シェルの回動により該シェルに載せられた前記障害物が、該シェルと前記管体の内面で支持されるように構成されている、バケット装置。
  2. 前記シェルは、該シェルの後端部が前記回動軸となるように前記シェル取付部材に取り付けられ、
    前記シェルの後端部以外の部分を上下に移動させる移動機構が設けられている、請求項1に記載のバケット装置。
  3. 前記シェルの後端部を上下に移動させる移動機構が設けられ、
    前記シェルが、前記後端部以外の部分が前記回動軸となるように前記シェル取付部材に取り付けられている、請求項1に記載のバケット装置。
  4. 上下方向に延伸するガイド穴が前記シェル取付部材に設けられ、
    前記シェルと前記シェル取付部材との接続部が前記ガイド穴に沿って移動するように構成されている、請求項3に記載のバケット装置。
  5. 前記シェル取付部材の、前記障害物を掬う方向に前記シェルが回動した時の該シェルの先端部の上方部分に、該シェル取付部材の傾斜を抑制する傾斜抑制部材が取り付けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバケット装置。
  6. 前記傾斜抑制部材が着脱自在に取り付けられている、請求項5に記載のバケット装置。
  7. 前記管体に対する前記シェル取付部材の位置を固定するクランプ機構が設けられ、
    前記クランプ機構は、前記管体内面に接触するクランプ部材と、前記クランプ部材を管体の半径方向に移動させる移動機構を備えている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のバケット装置。
  8. 前記シェルが着脱自在に取り付けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のバケット装置。
  9. 穴開き杭の管体内掘削時における管体内の障害物の除去方法であって、
    1つのシェルを回動軸が水平となるように回動自在にシェル取付部材に取り付け、
    前記シェル取付部材を前記管体内に降下させ、前記シェルを回動させて前記障害物を掬い取り、
    前記障害物が前記シェルと前記管体の内面で支持されたような状態で、前記シェル取付部材を前記管体の上端部まで上昇させて前記障害物を前記管体の外に排出する、管体内の障害物の除去方法。
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