JP2018074883A - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することが可能な電力変換装置の制御装置を提供する。【解決手段】この電源装置200の制御装置100は、AD変換回路12と、第1DSP14aおよび第2DSP14bと、FPGA11と、第1バス16と、第1バス16とは別個に設けられた第2バス4と、第2バス4を介してFPGA11により書き込み可能に構成されている記憶ユニット2とを備える。FPGA11は、装置データD1を、第2バス4を介して記憶ユニット2に書き込む制御を行うように構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、電力変換装置の制御装置に関し、特に、電力変換装置の内部の情報である装置情報に基づいて電力変換装置の動作を制御する電力変換装置の制御装置に関する。
従来、電力変換装置の内部の情報である装置情報に基づいて電力変換装置の動作を制御する電力変換装置の制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、無停電電源装置のセンサから入力された情報に基づいて無停電電源装置の動作を制御する制御装置が開示されている。この制御装置は、AD変換部と、プロセッサと、FPGAと、SRAMと、バスと、タッチパネルとを備える。そして、AD変換部は、無停電電源装置のセンサから入力されたアナログ値をデジタル値に変換するように構成されている。また、バスは、制御装置内の各部品を接続するように構成されている。FPGAは、変換されたデジタル値を、バスを介してSRAMに書き込みする処理を行うように構成されている。プロセッサは、デジタル値に基づいて無停電電源装置の制御を行うように構成されている。SRAMは、バスを介してプロセッサと情報のやり取りを行い、ワークエリアとして動作するように構成されている。タッチパネルは、ユーザに対して無停電電源装置の情報を表示するとともに、ユーザからのタッチ操作を受け付けるように構成されている。
上記特許文献1に記載のような従来の制御装置では、タッチパネル(外部のモニタ装置)に無停電電源装置の情報を表示させる際には、予め定義された専用の通信ポートおよび専用のプロトコルに対応する専用処理がプロセッサにより実行される。このような専用処理は、プロセッサが実行する無停電電源装置の制御処理との処理時間(バスを用いる時間)を分け合いながら実行される。さらに、このような専用処理は、一般的にポーリング方式でコマンド・レスポンスを行う方法が用いられるため、制御処理の途中で専用処理が割り込むことがある。このため、従来の制御装置と外部のモニタ装置との情報(データ)のやり取りを行うための制御処理の負荷が増大して、高速なデータのやり取りが困難になる。その結果、モニタ装置では、情報量が比較的少ない(軽い)データしか取得することができない。このため、このモニタ装置に表示される情報には、比較的情報量が多いアナログ値として入力された情報(無停電電源装置の制御で扱う詳細な情報)に比べて、少ない情報しか含まれない。
特開2015−173390号公報
上記特許文献1に記載のような従来の無停電源装置(電力変換装置)の制御装置では、外部のモニタ装置(外部機器)に表示される情報には、比較的情報量が多いアナログ値として入力された情報(無停電電源装置の制御で扱う詳細な情報)に比べて、少ない情報しか含まれないという不都合がある。また、外部のモニタ装置により電力変換装置の制御で扱う詳細な情報が取得されるようにするために、専用処理の処理時間を長くした場合には、電力変換装置の制御処理のための処置時間が短くなるため、電力変換装置の制御に影響が生じる。したがって、従来では、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することが可能な電力変換装置の制御装置が望まれていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することが可能な電力変換装置の制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の内部の情報である装置情報を取得して、取得した前記装置情報に基づいて、電力変換装置の動作を制御する電力変換装置の制御装置であって、装置情報がアナログ信号として入力され、入力された装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置の動作を制御するための制御情報を発生させる演算部と、制御情報を電力変換装置に伝達させる制御を行う本体側制御部と、本体側制御部の第1接続部に接続されているとともに、変換部と演算部と本体側制御部とを互いにアクセス可能に接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、本体側制御部の第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスと、第2バスを介して本体側制御部により書き込み可能に構成されている記憶ユニットとを備え、本体側制御部は、第1データを、第2バスを介して記憶ユニットに書き込む制御を行うように構成されている。
この発明の一の局面による電力変換装置の制御装置では、上記のように、第1バスとは別個に設けられ、本体側制御部の第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスを設ける。また、制御装置に、第2バスを介して本体側制御部により書き込み可能に構成されている記憶ユニットを設ける。そして、第1データを、第2バスを介して記憶ユニットに書き込む制御を行うように本体側制御部を構成する。これにより、電力変換装置の制御処理の際に使用される第1バスを用いることなく、第2バスを介して第1データを本体側制御部により記憶ユニットに書き込むことができる。その結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、装置情報(電力変換装置の制御で扱う詳細な情報)を記憶ユニットに記憶させることができるので、たとえば、記憶ユニットに記憶された第1データとしての装置情報を外部機器により取得することができる。この結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することができる。
上記一の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、記憶ユニットは、本体側制御部により第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1揮発性メモリから第1データを取得する記憶ユニット側制御部と、記憶ユニット側制御部により第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを含む。このように構成すれば、本体側制御部とは異なる記憶ユニット側制御部により、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに書き込むことができる。たとえば、第2データは、第1データが整理されたデータとして構成することができる。その結果、本体側制御部の制御処理の負担の増大を抑制しながら、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させることができる。
この場合、好ましくは、本体側制御部は、第1期間に、第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第1期間とは異なる第2期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1揮発性メモリが、本体側制御部および記憶ユニット側制御部の両方からアクセスされる場合でも、互いに異なる期間にアクセスされるので、情報のやり取りが干渉するのを抑制することができる。
上記第1期間に第1データが第1揮発性メモリに書き込まれ第2期間に第2データが第2揮発性メモリに記憶させる電力変換装置の制御装置において、好ましくは、電力変換装置の動作を制御するための搬送波を発生させる発振器をさらに備え、本体側制御部は、第1期間としての搬送波の周期の一部の期間に、第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第2期間としての搬送波の周期のうちの第1期間を除く期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、電力変換装置の動作を制御するために設けられる発振器による搬送波の周期を、本体側制御部の制御周期および記憶ユニット側制御部の制御周期として用いることができるので、新たに専用の発振器を設ける必要がない。その結果、制御装置の構成が複雑化するのを抑制しながら、情報のやり取りが干渉することを抑制することができる。
上記第1期間に第1データが第1揮発性メモリに書き込まれ第2期間に第2データが第2揮発性メモリに記憶させる電力変換装置の制御装置において、好ましくは、第1期間は、第2期間よりも短い。このように構成すれば、本体側制御部が第1揮発性メモリに第1データを書き込むのに要する処理時間よりも、記憶ユニット側制御部が第1揮発性メモリから第1データを抜き取り、抜き取った第1データを第2データに変換して、変換した第2データを第2揮発性メモリに書き込むのに要する処理時間が長い場合でも、より確実に、記憶ユニット側制御部の制御処理を実行することができる。
上記第1期間に第1データが第1揮発性メモリに書き込まれ第2期間に第2データが第2揮発性メモリに記憶させる電力変換装置の制御装置において、好ましくは、記憶ユニットは、第2バスに接続されたバス切替部と、バス切替部と第1揮発性メモリとを接続する第3バスと、バス切替部と第2揮発性メモリと記憶ユニット側制御部とを接続する第4バスとを含み、バス切替部は、第1期間において、第2バスと第3バスとを接続する状態に切り替えるとともに、第2期間において、第3バスと第4バスとを接続する状態に切り替えるように構成されている。このように構成すれば、バス切替部によって物理的に回路を切り替えることにより、本体側制御部と第1揮発性メモリとを接続する状態と、記憶ユニット側制御部と第1揮発性メモリと第2揮発性メモリとを接続する状態とを切り替えるので、より確実に情報のやり取りの干渉が生じるのを抑制することができる。
上記第2揮発性メモリを備える電力変換装置の制御装置において、好ましくは、記憶ユニットは、不揮発性メモリを含み、記憶ユニット側制御部は、所定のタイミングに、第2揮発性メモリに記憶された第2データを不揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されている。このように構成すれば、不揮発性メモリを設けることにより、制御装置に電力が供給されない状態になっても、第2データが消失するのを抑制することができる。そして、所定のタイミングに、第2データが不揮発性メモリに書き込まれるので、第2揮発性メモリに記憶された第2データの全てが不揮発性メモリに書き込まれる場合に比べて、不揮発性メモリが大型化するのを抑制することができ、不揮発メモリのデータ書き込み上限(制限)を極力抑えることができる。
この場合、好ましくは、第2揮発性メモリは、リングバッファ構造を有し、不揮発性メモリは、第2データが所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成されている。このように構成すれば、リングバッファ構造を有する第2揮発性メモリにより、所定の情報量を確保した状態でループしながら第2データが記憶されるので、不揮発性メモリに第2データが記憶されるタイミングがいつ生じても、そのタイミング前後の第2揮発性メモリに記憶された所定の情報量を確実に不揮発性メモリに記憶することができる。また、不揮発性メモリを、第2データが所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成することにより、記憶するタイミング(イベント)毎に、第2データを取得することができる。
上記不揮発性メモリを備える電力変換装置の制御装置において、好ましくは、記憶ユニットは、不揮発性メモリに記憶された第2データが外部機器に出力されるように外部機器に接続される記憶ユニット側接続部を含む。このように構成すれば、不揮発性メモリに記憶された第2データを、記憶ユニット側接続部を介して外部機器に容易に取り出すことができる。
上記一の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、本体側制御部は、第1データのうちの一部が分割された分割データを、第2バスを介して記憶ユニットに書き込む制御を行うように構成されている。このように構成すれば、記憶ユニットに1度に書き込まれる第1データの大きさが増大するのを抑制することができる。これにより、本体側制御部により第1データを記憶ユニットに書き込み1回当りの書き込む時間が長くなるのを抑制することができる。
上記一の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、第1バスが配置されている第1基板をさらに備え、記憶ユニットは、第1基板とは別個に設けられている第2基板に配置されている。このように構成すれば、電力変換装置の制御を行うための第1基板の構造を変更することなく、記憶ユニットを制御装置に設けることができる。
本発明によれば、上記のように、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することができる。
本発明の第1実施形態および第2実施形態による電源装置および制御装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による制御装置の搬送波の波形を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態による制御装置のバス切替部の動作を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による制御装置の第1期間および第2期間を説明するための図(図2のB部分の拡大図)である。 本発明の第1実施形態による制御装置の装置データについて説明するための図である。 本発明の第1実施形態による制御装置のカウンタ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による制御装置の装置データの更新について説明するための図である。 本発明の第1実施形態による制御装置の記憶用データについて説明するための図である。 本発明の第1実施形態による制御装置のROMのバンク分けについて説明するための図である。 本発明の第2実施形態による制御装置の第1期間および第2期間を説明するための図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態の変形例による制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
まず、図1〜図9を参照して、第1実施形態による電源装置200の制御装置100の構成について説明する。電源装置200は、たとえば、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)、または、パワーコンディショナー(PCS:Power Conditioning System)として構成されている。なお、電源装置200は、特許請求の範囲の「電力変換装置」の一例である。
電源装置200は、制御装置100、電力変換部201、蓄電池202、アナログ検出部203および信号送受信部204を備える。電力変換部201は、制御装置100からの制御情報Daを取得して、取得した制御情報Daに基づいて、図示しない商用電源からの電力を変換して、負荷(図示せず)側または蓄電池202側に供給するか、または、蓄電池202からの電力を変換して、負荷側に供給するように構成されている。電力変換部201は、たとえば、コンバータ、チョッパ、および、インバータを含む。そして、電力変換部201は、制御装置100によりPWM(Pulse Width Modulation)制御されるように構成されている。なお、電力変換部201、蓄電池202、アナログ検出部203および信号送受信部204は、1つのユニット(電源ユニット)として構成されていてもよい。
また、アナログ検出部203は、制御装置100によりフィードバック制御されるための装置情報を検出するように構成されている。そして、アナログ検出部203は、検出された装置情報Dbを制御装置100にフィードバックするように構成されている。具体的には、アナログ検出部203は、アナログ信号の装置情報Dbとして、電源装置200の入力側の電圧および電流、蓄電池202の電圧および充放電電流、直流中間電圧の電圧値、電源装置200内の各種回路の切り替えを行うスイッチ部(図示せず)の情報、電源装置200の出力側の電圧および電流を検出するように構成されている。
また、信号送受信部204は、装置情報Dbを送信するとともに、制御情報Daを受信するように構成されている。具体的には、信号送受信部204は、電源装置200内で瞬時過電流(オーバーカレント)信号の検出された場合や回路切換等で使用する切替部により検出されたアンサーバック信号等の信号を装置情報Dbとして制御装置100に送信するとともに、制御装置100から送信された制御情報Daを取得するように構成されている。
(制御装置の構成)
電源装置200の制御装置100は、電源装置200の内部の情報である装置情報Dbを取得して、取得した装置情報Dbに基づいて、電源装置200の動作を制御するように構成されている。具体的には、制御装置100は、制御ユニット1を備える。制御ユニット1は、制御基板10と、FPGA(Field Programmable Gate Array)11と、AD(Analog−Digital)変換回路12と、SRAM(Static Random Access Memory)13と、第1DSP(Digital Signal Processor)14aと、第2DSP14bと、発振器15と、第1バス16とを含む。なお、制御基板10は、特許請求の範囲の「第1基板」の一例である。また、FPGA11は、特許請求の範囲の「本体側制御部」の一例である。また、AD変換回路12は、特許請求の範囲の「変換部」の一例である。また、第1DSP14aおよび第2DSP14bは、特許請求の範囲の「演算部」の一例である。
第1バス16は、FPGA11の第1ポート11aに接続されている。そして、第1バス16は、AD変換回路12とSRAM13と第1DSP14aと第2DSP14bとFPGA11とを、互いにアクセス可能に接続するように構成されている。なお、第1ポート11aは、特許請求の範囲の「第1接続部」の一例である。
また、第1バス16は、制御基板10に配置されている。また、FPGA11、AD変換回路12、SRAM13、第1DSP14a、第2DSP14b、および、発振器15は、制御基板10に配置されている。
AD変換回路12は、信号線3aを介して、アナログ検出部203に接続されている。そして、AD変換回路12は、アナログ検出部203からアナログ信号の装置情報Dbを取得するように構成されている。そして、AD変換回路12は、取得したアナログ信号の装置情報Dbをデジタル信号の装置情報Db(以下、「装置データD1」とする)に変換するように構成されている。なお、装置データD1は、特許請求の範囲の「第1データ」の一例である。
FPGA11は、装置データD1を処理する機能を有する。たとえば、FPGA11は、装置データD1をAD変換回路12から取得するとともに、SRAM13に装置データD1を書き込む制御を行うように構成されている。
第1DSP14aおよび第2DSP14bは、SRAM13から装置データD1を取得して、取得した装置データD1を演算処理して、電源装置200の動作を制御するための制御情報Daを発生させるように構成されている。そして、第1DSP14aおよび第2DSP14bは、制御情報DaをSRAM13に書き込むか、または、FPGA11の内部のメモリに制御情報Daを書き込むように構成されている。
FPGA11には、GPIO(General Purpose Input Output)11bが設けられている。GPIO11bは、信号線3bを介して、信号送受信部204に接続されており、電源装置200の装置情報Db(オーバーカレント信号およびアンサーバック信号など)を取得するように構成されている。また、FPGA11は、GPIO11bを介して、制御情報Da(PWM制御信号、バイパス回路切換指令信号、および、外送信号等の切り替えリレー信号などを含む情報)を信号送受信部204(電力変換部201)に送信するように構成されている。
発振器15は、図2に示すように、電力変換部201のPWM制御を行うための搬送波A1を発生させるように構成されている。たとえば、搬送波A1は、三角波として構成されており、第1DSP14aは、発振器15からの搬送波A1と指令正弦波A2とを比較することにより、電力変換部201のスイッチング素子(たとえば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)のゲート駆動信号としての櫛歯状の矩形波形(図示せず)(制御情報Daの一部)を発生させるように構成されている。そして、第1DSP14aは、FPGA11を介して、この制御情報Daを信号送受信部204(電力変換部201)に伝達するように構成されている。
また、発振器15は、信号線15aを介して、第1DSP14a、第2DSP14b、SRAM13、AD変換回路12、および、FPGA11の各々に搬送波A1を伝達するように構成されている。これにより、制御ユニット1では、第1バス16により互いに接続されている各回路は、搬送波A1の周期Tfにアクセスタイミング(アクセス周期)が同期された状態で動作するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、図1に示すように、制御ユニット1は、第1バス16とは別個に設けられ、FPGA11の第1ポート11aとは異なる第2ポート11cに接続されている制御ユニット側第2バス4a(以下、「制御第2バス4a」)を備える。また、制御第2バス4aは、記憶ユニット側第2バス4b(以下、「記憶第2バス4b」)に接続されることにより、第2バス4を構成する。そして、制御ユニット1は、制御第2バス4aを、記憶第2バス4bに接続するためのコネクタ10aを含む。なお、第2ポート11cは、特許請求の範囲の「第2接続部」の一例である。
図1に示すように、記憶ユニット2は、記憶第2バス4bと、記憶第2バス4bを制御第2バス4aに接続するためのコネクタ20aとを含む。また、第1実施形態では、記憶ユニット2は、制御基板10とは別個に設けられている記憶基板20に配置されている。コネクタ20aは、コネクタ10aに着脱可能に構成されている。そして、コネクタ20aは、コネクタ10aに接続されることにより、記憶第2バス4bを制御第2バス4aに接続するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、記憶ユニット2は、第2バス4を介してFPGA11によりデータが書き込み可能に構成されている。そして、FPGA11は、装置データD1を、第2バス4を介して記憶ユニット2に書き込む(バッファリングする)制御を行うように構成されている。
具体的には、第1実施形態では、記憶ユニット2は、FPGA11により装置データD1が直接書き込まれるSRAM21と、SRAM21から装置データD1を取得するCPU(Central Processing Unit)22と、CPU22により装置データD1に基づく記憶用データD2が書き込まれるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)23とを含む。なお、SRAM21は、特許請求の範囲の「第1揮発性メモリ」の一例である。また、CPU22は、特許請求の範囲の「記憶ユニット側制御部」の一例である。また、SDRAM23は、特許請求の範囲の「第2揮発性メモリ」の一例である。
また、第1実施形態では、図1に示すように、記憶ユニット2は、不揮発性メモリであるFlashROM24(以下、「ROM24」とする)と、バス切替部25とを含む。そして、記憶ユニット2は、図3に示すように、第2バス4に接続されたバス切替部25と、バス切替部25とSRAM21とを接続する第3バス26と、バス切替部25とSDRAM23とを接続する第4バス27とを含む。そして、バス切替部25は、第1期間T1において、第2バス4と第3バス26とを接続する状態(図3(a)参照)に切り替えるとともに、第2期間T2において、第3バス26と第4バス27とを接続する状態(図3(b)参照)に切り替えるように構成されている。なお、ROM24は、特許請求の範囲の「不揮発性メモリ」の一例である。
バス切替部25は、搬送波A1の周期Tf内に切り替える必要があるため、比較的高速切替が可能な3ステートバッファ等を含むことが好ましい。また、バス切替部25は、制御ユニット1と記憶ユニット2との電気的な影響を抑制するために、バス切替部25には、絶縁部が設けられている。絶縁部は、たとえば、比較的高速(フォトカプラよりも高速)に絶縁が可能なデジタルアイソレータ(コンデンサタイプまたは磁気結合タイプ)を含むことが好ましい。
バス切替部25の切り替え動作は、たとえば、FPGA11により制御される。この場合、第2バス4は、バス占有権信号S1を伝達することが可能な信号線を含む。図4に示すように、FPGA11は、搬送波A1の立下り期間(第1期間T1)では、バス占有権信号S1をハイレベル(H)にして、バス占有権信号S1をバス切替部25に伝達する制御を行うように構成されている。また、FPGA11は、搬送波A1の第1期間T1を除く期間である立上り期間(第2期間T2)では、バス占有権信号S1をローレベル(L)にして、バス占有権信号S1をバス切替部25に伝達する制御を行うように構成されている。すなわち、第1実施形態では、第1期間T1と第2期間T2とは、略同一の長さを有する。なお、搬送波A1の立下り期間は、特許請求の範囲の「搬送波の周期の一部の期間」の一例である。
そして、バス切替部25は、バス占有権信号S1がハイレベルの期間(第1期間T1)において、第2バス4と第3バス26とを接続する状態(図3(a)参照)に切り替えるとともに、バス占有権信号S1がローレベルの期間(第2期間T2)において、第3バス26と第4バス27とを接続する状態(図3(b)参照)に切り替えるように構成されている。
そして、FPGA11は、第1期間T1に、装置データD1をSRAM21に書き込む制御を行うように構成されている。また、CPU22は、第1期間T1とは異なる第2期間T2に、SRAM13から装置データD1を抜き取るとともに、装置データD1に基づく記憶用データD2をSDRAM23に記憶させる制御を行うように構成されている。
ここで、第1実施形態では、図5に示すように、FPGA11は、送信する装置データD1のうちの一部が分割された分割データD3を、第2バス4を介して記憶ユニット2に書き込む制御を行うように構成されている。図5では、装置データD1の例を示している。たとえば、装置データD1は、第1期間T1に伝送可能なデータサイズを有するように構成されている。そして、装置データD1は、たとえば、分割データD3、BITフラグ、制御データ、ADデータゼロクロス、および、ADデータピークのワード数を合計した数が、第1期間T1に伝送可能なワード数以下になるように構成されている。
また、分割データD3は、更新周期が搬送波A1の周期Tfよりも大きいデータを含む。たとえば、分割データD3は、6キャリア(周期Tfの6倍)ごとに更新されるシーケンスフラグおよび外部信号、12キャリアごとに更新される計測データ、および、24キャリアごとに更新されるモニタ用データおよび通信ログを含む。また、BITフラグ、制御データ、ADデータゼロクロス、および、ADデータピークの情報は、搬送波A1の周期Tfごとに更新される。
また、図6に示すように、FPGA11は、分割データD3の同期信号S2を発生させるカウンタ回路17を含む。具体的には、カウンタ回路17は、4進カウンタ17aと、6進カウンタ17bと、論理回路17cとを含む。そして、論理回路17cは、4進カウンタ17aおよび6進カウンタ17bの両方がゼロとなった場合と、4進カウンタ17aおよび6進カウンタ17bの少なくとも一方がゼロではない場合とで、同期信号S2のレベルを反転するように構成されている。また、第2バス4は、同期信号S2を伝達するための信号線を含む。
そして、FPGA11は、図5および図7に示すように、4進カウンタ17aおよび6進カウンタ17bの値に対応して時分割された装置データD1を構成するとともに、装置データD1を同期信号S2とともに、記憶ユニット2のSRAM21に送信する(書き込む)ように構成されている。
そして、CPU22は、第2期間T2に、SRAM21に記憶された装置データD1を抜き出すとともに、図8に示すように、抜き出した装置データD1をCPU22のソフトウェア内部の構造体の配列に対応した配列に再構成(マッピング)して記憶用データD2を構成する制御を行う。たとえば、CPU22は、制御データや、ADデータゼロクロスなどのデータを、SDRAM23の開始アドレス「0から2300ワードまで」の領域に記憶するとともに、シーケンスフラグのデータを開始アドレス「2400ワードから2784ワードまで」の領域に記憶するように構成されている。これにより、SDRAM23は、CPU22により、整理済みの記憶用データD2が記憶される。
ここで、第1実施形態では、SDRAM23は、リングバッファ構造を有する。すなわち、SDRAM23は、一定の情報量以内でループしながら記憶用データD2を記憶するように構成されている。たとえば、SDRAM23は、24キャリア分のデータを1サイクルとして、661サイクル分の容量を有するリングバッファ構造を有する。これにより、SDRAM23は、所定のタイミングt1の記憶用データD2が抜き出される場合に、タイミングt1前後の一定期間(SDRAM23の容量に対応した期間)の記憶用データD2が抜き出されるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、CPU22は、所定のタイミングt1に、SDRAM23に記憶された記憶用データD2をROM24に書き込む制御を行うように構成されている。すなわち、CPU22は、SDRAM23に記憶された記憶用データD2の全てをROM24にコピーする訳ではなく、イベントが発生したタイミングt1のみに、記憶用データD2をROM24に書き込む制御を行うように構成されている。
たとえば、イベント(タイミングt1)は、定周期(たとえば、1日毎など)や、電源装置200の起動時、または、その他イベント(異常など)発生時として設定されており、これらが組み合わされて設定されていてもよい。
CPU22は、イベントの情報を取得するために、FPGA11に接続されていてもよいし、記憶用データD2の内容に応じて、イベントの情報を取得する制御を行うように構成されていてもよい。
そして、CPU22は、イベントの情報を取得した場合に、所定のタイミングt1にSDRAM23から記憶用データD2を抜き取り、第4バス27を介して、記憶用データD2をROM24に書き込む制御を行うように構成されている。
ここで、第1実施形態では、図9に示すように、ROM24は、記憶用データD2が所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成されている。これにより、ROM24は、複数回イベントが生じた場合でも、イベント各々にアクセス可能に構成されている。たとえば、図9に示すように、ROM24は、661サイクル分を1つのバンク(2MW分)として、4つのバンク(たとえば、図9の第1、第2、第3および第4のバンク)にバンク分けされている。これにより、CPU22は、記憶用データD2を、イベント毎にそれぞれのバンクに記憶するように構成されている。
また、第1実施形態では、図1に示すように、記憶ユニット2は、ROM24に記憶された記憶用データD2が外部機器(たとえば、外部コンピュータやモニター)に出力されるように外部機器に接続される接続部28を含む。たとえば、接続部28は、RS485規格のコネクタインターフェースとして構成されており、高速通信においても信号の反射が発生しない程度の比較的低い特性インピーダンスを有する。なお、接続部28は、特許請求の範囲の「記憶ユニット側接続部」の一例である。
また、記憶ユニット2は、高速通信に対応したTTL(Transistor Transistor Logic)からRS485規格のレベルの信号へ変換するドライバ29を含む。また、通信パケットデータユニット(PDU)は、専用のプロトコル(ブロック転送を行うプロトコル)により構成されている。これにより、たとえば、記憶ユニット2は、1Mbpsの通信速度でデータ転送が可能に構成されている。すなわち、従来の通信速度は19.2kbpsであり、データ転送の所要時間が約50分の1となる。また、ドライバ29をEthernetコントローラとして構成することにより、1Gbps以上の通信速度を有するように構成することが可能になる。
また、記憶ユニット2は、発振器29aを含む。発振器29aは、たとえば、1MbpsでUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)通信することが可能な周期の信号を発生させるように構成されている。
(制御装置の動作)
次に、図1、図3〜図5、図8および図9を参照して、電源装置200の制御装置100の動作について説明する。
まず、制御装置100のAD変換回路12により、アナログ検出部203からアナログ信号の装置情報Dbが取得される。そして、AD変換回路12により、アナログ信号の装置情報Dbがデジタル信号の装置データD1に変換される。そして、FPGA11により、装置データD1がSRAM21に書き込まれる。そして、第1DSP14aおよび第2DSP14bにより、装置データD1に基づいて演算処理を行い、制御情報Daが発生される。FPGA11により、制御情報DaがGPIO11bを介して、信号送受信部204に伝達される。
また、図4に示すように、FPGA11から第2バス4を介してバス占有権信号S1がバス切替部25に入力されている。そして、図3に示すように、バス切替部25により、バス占有権信号S1に基づいて第1期間T1に、第2バス4と第3バス26とが接続される。そして、FPGA11により、装置データD1(図5参照)がSRAM21に書き込まれる(バッファリング)。
そして、バス切替部25により、バス占有権信号S1に基づいて第2期間T2に、第3バス26と第4バス27とが接続される。そして、CPU22により、第2期間T2に、SRAM21から装置データD1が抜き出されるとともに、装置データD1が記憶用データD2(図8参照)に変換され、記憶用データD2がSDRAM23に書き込まれる。
そして、所定のタイミングt1(イベントが発生した場合)に、CPU22により、SDRAM23から記憶用データD2が抜き出され、記憶用データD2がROM24(図9参照)に記憶される。そして、図1に示すように、CPU22およびドライバ29により、接続部28を介して、外部機器(図示せず)に、ROM24に記憶された記憶用データD2がデータ転送される。これにより、外部機器において、電源装置200の制御で扱う詳細な情報が取得される。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、第1バス16とは別個に設けられ、FPGA11の第1ポート11aとは異なる第2ポート11cに接続されている第2バス4を設ける。また、制御装置100に、第2バス4を介してFPGA11により書き込み可能に構成されている記憶ユニット2を設ける。そして、装置データD1を、第2バス4を介して記憶ユニット2に書き込む制御を行うようにFPGA11を構成する。これにより、電源装置200の制御処理の際に使用される第1バス16を用いることなく、第2バス4を介して装置データD1をFPGA11により記憶ユニット2に書き込むことができる。その結果、電源装置200の制御に影響が生じるのを抑制しながら、装置情報Db(電源装置200の制御で扱う詳細な情報)を記憶ユニット2に記憶させることができる。この結果、記憶ユニット2に記憶された装置データD1(記憶用データD2)を外部機器により取得することができる。その結果、電源装置200の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電源装置200の制御で扱う詳細な情報を取得することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、記憶ユニット2に、FPGA11により装置データD1が書き込まれるSRAM21と、SRAM21から装置データD1を取得するCPU22と、CPU22により装置データD1に基づく記憶用データD2が書き込まれるSDRAM23とを設ける。これにより、FPGA11とは異なるCPU22により、装置データD1に基づいて整理された記憶用データD2をSDRAM23に書き込むことができる。その結果、FPGA11の制御処理の負担の増大を抑制しながら、整理された記憶用データD2をSDRAM23に記憶させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、FPGA11を、第1期間T1に装置データD1をSRAM21に書き込む制御を行うように構成する。また、CPU22を、第1期間T1とは異なる第2期間T2に、SRAM21から装置データD1を抜き取るとともに、装置データD1に基づく記憶用データD2をSDRAM23に記憶させる制御を行うように構成する。これにより、SRAM21が、FPGA11およびCPU22の両方からアクセスされる場合でも、互いに異なる期間にアクセスされるので、情報のやり取りが干渉するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御装置100に、電源装置200(電力変換部201)の動作を制御するための搬送波A1を発生させる発振器15を設ける。また、FPGA11を、第1期間T1としての搬送波A1の立下りの期間に、装置データD1をSRAM21に書き込む制御を行うように構成する。また、CPU22を、第2期間T2としての搬送波A1の周期のうちの第1期間T1を除く期間に、SRAM21から装置データD1を抜き取るとともに、記憶用データD2をSDRAM23に記憶させる制御を行うように構成する。これにより、電源装置200の動作を制御するために設けられる発振器15による搬送波A1の周期Tfを、FPGA11の制御周期およびCPU22の制御周期として用いることができるので、新たに専用の発振器を設ける必要がない。その結果、制御装置100の構成が複雑化するのを抑制しながら、情報のやり取りが干渉することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、記憶ユニット2に、第2バス4に接続されたバス切替部25と、バス切替部25とSRAM21とを接続する第3バス26と、バス切替部25とSDRAM23とCPU22とを接続する第4バス27とを設ける。また、バス切替部25を、第1期間T1において、第2バス4と第3バス26とを接続する状態に切り替えるとともに、第2期間T2において、第3バス26と第4バス27とを接続する状態に切り替えるように構成する。これにより、バス切替部25によって物理的に回路を切り替えることにより、FPGA11とSRAM21とを接続する状態と、CPU22とSRAM21とSDRAM23とを接続する状態とを切り替えるので、より確実に情報のやり取りの干渉が生じるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、記憶ユニット2に、ROM24を設ける。また、CPU22を、所定のタイミングt1に、SDRAM23に記憶された記憶用データD2をROM24に書き込む制御を行うように構成する。これにより、ROM24を設けることにより、制御装置100に電力が供給されない状態になっても、記憶用データD2が消失するのを抑制することができる。そして、所定のタイミングt1に、記憶用データD2がROM24に書き込まれるので、SDRAM23に記憶された記憶用データD2の全てがROM24に書き込まれる場合に比べて、ROM24が大型化するのを抑制することができ、ROM24のデータ書き込み上限(制限)を極力抑えることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、SDRAM23を、リングバッファ構造に構成する。また、ROM24を、記憶用データD2が所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成する。これにより、リングバッファ構造を有するSDRAM23により、所定の情報量を確保した状態でループしながら記憶用データD2が記憶されるので、ROM24に記憶用データD2が記憶されるタイミングがいつ生じても、そのタイミング前後のSDRAM23に記憶された所定の情報量を確実にROM24に記憶することができる。また、ROM24を、記憶用データD2が所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成することにより、記憶するタイミング(イベント)毎に、記憶用データD2を取得することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、記憶ユニット2に、ROM24に記憶された記憶用データD2が外部機器に出力されるように外部機器に接続される接続部28を設ける。これにより、ROM24に記憶された記憶用データD2を、接続部28を介して外部機器に容易に取り出すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、FPGA11を、装置データD1のうちの一部が分割された分割データD3を、第2バス4を介して記憶ユニット2に書き込む制御を行うように構成する。これにより、記憶ユニット2に1度に書き込まれる装置データD1の大きさが増大するのを抑制することができる。これにより、FPGA11により装置データD1を記憶ユニット2に書き込み1回当り書き込む時間が長くなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御ユニット1に、第1バス16が配置されている制御基板10を設ける。また、記憶ユニット2を、制御基板10とは別個に設けられている記憶基板20に配置する。これにより、電源装置200の制御を行うための既存の制御基板10の構造を変更することなく、記憶ユニット2を制御装置100に設けることができる。
[第2実施形態]
次に、図1および図10を参照して、第2実施形態の電源装置200の制御装置300の構成について説明する。第2実施形態による制御装置300では、第1期間T1と第2期間T2とが略同一の長さ(図4参照)に設定されていた第1実施形態による制御装置100とは異なり、第1期間T11が第2期間T12よりも短く設定されている。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
第2実施形態による制御装置300は、図1に示すように、制御ユニット301を備える。制御ユニット301は、FPGA311を含む。そして、FPGA311は、第1期間T11を第2期間T12よりも短く設定する制御を行うように構成されている。なお、FPGA311は、特許請求の範囲の「本体側制御部」の一例である。
具体的には、図10に示すように、FPGA311は、搬送波A1の立下り期間の途中までの期間(Tfの2分の1よりも短い期間)を第1期間T11として、バス占有権信号S11をハイレベル(H)にする制御を行うように構成されている。また、FPGA311は、搬送波A1の第1期間T1を除く期間(Tfの2分の1よりも長い期間)を第2期間T12として、バス占有権信号S11をローレベル(L)にする制御を行うように構成されている。すなわち、第2実施形態による制御装置300では、FPGA311によりSRAM21に装置データD1が書き込まれる期間が、CPU22によりSRAM21から装置データD1が抜き取られ、抜き取られた装置データD1が記憶用データD2に変換され、変換された記憶用データD2がSDRAM23に書き込まれる期間よりも短く設定されている。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、第1期間T11を、第2期間T12よりも短く設定する。これにより、FPGA311がSRAM21に装置データD1を書き込むのに要する処理時間よりも、CPU22がSRAM21から装置データD1を抜き取り、抜き取った装置データD1を記憶用データD2に変換して、変換した記憶用データD2をSDRAM23に書き込むのに要する処理時間が長い場合でも、より確実に、CPU22の制御処理を完了させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、特許請求の範囲の本体側制御部の一例として、FPGAを示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、本体側制御部として、FPGA以外の制御回路を用いてもよい。たとえば、本体側制御部として、ASIC(Application Specific integrated Circuit)を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、特許請求の範囲の第1不揮発性メモリの一例として、SRAMを示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1不揮発性メモリとしてDRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、特許請求の範囲の第2不揮発性メモリの一例として、リングバッファ構造を有するSDRAMを示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第2不揮発性メモリとして、リングバッファ構造以外の構造を有する不揮発性メモリを用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、バス切替部の動作をFPGAにより制御する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、記憶ユニットのCPUによりバス切替部の動作を制御するように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、記憶ユニットのCPUを、所定のタイミングt1の時に(イベントが発生した際に)、ROMに記憶用データを書き込むように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。記憶ユニットのCPUを、所定のタイミングt1以外の時も、ROMに記憶用データを書き込むように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1バスが配置されている制御基板と、記憶ユニットが配置されている記憶基板とを別個に構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。図11に示す変形例の制御装置400のように、基板410に第1バス16(制御ユニット1)および記憶ユニット2の両方を配置してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、記憶ユニットにFlashROMを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、記憶ユニットにFlashROM以外の不揮発性メモリを設けてもよい。たとえば、記憶ユニットにSDカード(Secure Digital Memory Card)を設けて、SDRAMからの記憶用データを記憶するように構成してもよい。
2 記憶ユニット
4 第2バス
10 制御基板 (第1基板)
11、311 FPGA (本体側制御部)
11a 第1ポート (第1接続部)
11c 第2ポート (第2接続部)
12 AD変換回路 (変換部)
14a 第1DSP (演算部)
14b 第2DSP (演算部)
15 発振器
16 第1バス
20 記憶基板 (第2基板)
21 SRAM (第1揮発性メモリ)
22 CPU (記憶ユニット側制御部)
23 SDRAM (第2揮発性メモリ)
24 ROM (不揮発性メモリ)
25 バス切替部
26 第3バス
27 第4バス
28 接続部(記憶ユニット側接続部)
100、300、400 制御装置
200 電源装置(電力変換装置)
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の装置情報がアナログ信号として入力され、装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置を制御する制御情報を発生させる演算部と、第1接続部および第2接続部を有し、制御情報を電力変換装置に伝達させる本体側制御部と、本体側制御部から第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを有する記憶ユニットと、第1接続部に接続され、変換部と演算部と本体側制御部とを接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、第2接続部に接続され、本体側制御部と記憶ユニットとを接続する第2バスと、制御情報の1つである搬送波の周期の一部の期間は、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行う期間であり、搬送波の周期の他部の期間は、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行わない期間である。
この発明の第1の局面による電力変換装置の制御装置では、上記のように、第1バスとは別個に設けられ、第2接続部に接続され、本体側制御部と記憶ユニットとを接続する第2バスを設ける。また、制御装置に、本体側制御部から第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを有する記憶ユニットを設ける。そして、制御情報の1つである搬送波の周期の一部の期間を、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行う期間とし、搬送波の周期の他部の期間を、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行わない期間とする。これにより、電力変換装置の制御処理の際に使用される第1バスを用いることなく、第2バスを介して第1データを本体側制御部により記憶ユニットに書き込むことができる。その結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、装置情報(電力変換装置の制御で扱う詳細な情報)を記憶ユニットに記憶させることができるので、たとえば、記憶ユニットに記憶された第1データとしての装置情報を外部機器により取得することができる。この結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することができる。
上記第1の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、記憶ユニットは、第1揮発性メモリから第1データを取得して、第2揮発性メモリに第2データを書き込む記憶ユニット側制御部を含む。このように構成すれば、本体側制御部とは異なる記憶ユニット側制御部により、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに書き込むことができる。たとえば、第2データは、第1データが整理されたデータとして構成することができる。その結果、本体側制御部の制御処理の負担の増大を抑制しながら、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させることができる。
この発明の第2の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の装置情報がアナログ信号として入力され、装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置を制御する制御情報を発生させる演算部と、第1接続部および第2接続部を有し、制御情報を電力変換装置に伝達させる本体側制御部と、第1接続部に接続され、変換部と演算部と本体側制御部とを接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、本体側制御部の第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスと、本体側制御部により第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1揮発性メモリから第1データを取得する記憶ユニット側制御部と、記憶ユニット側制御部により第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを含む記憶ユニットと、電力変換装置の動作を制御するための搬送波を発生させる発振器とを備え、本体側制御部は、第1期間としての搬送波の周期の一部の期間に、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第1期間とは異なる第2期間としての搬送波の周期のうちの第1期間を除く期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、電力変換装置の動作を制御するために設けられる発振器による搬送波の周期を、本体側制御部の制御周期および記憶ユニット側制御部の制御周期として用いることができるので、新たに専用の発振器を設ける必要がない。その結果、制御装置の構成が複雑化するのを抑制しながら、情報のやり取りが干渉することを抑制することができる。
この発明の第3の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の装置情報がアナログ信号として入力され、装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置を制御する制御情報を発生させる演算部と、第1接続部および第2接続部を有し、制御情報を電力変換装置に伝達させる本体側制御部と、第1接続部に接続され、変換部と演算部と本体側制御部とを接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、本体側制御部の第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスと、本体側制御部により第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1揮発性メモリから第1データを取得する記憶ユニット側制御部と、記憶ユニット側制御部により第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを含む記憶ユニットとを備え、本体側制御部は、第1期間に、第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第1期間とは異なる第2期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されており、第1期間は、第2期間よりも短い。このように構成すれば、本体側制御部が第1揮発性メモリに第1データを書き込むのに要する処理時間よりも、記憶ユニット側制御部が第1揮発性メモリから第1データを抜き取り、抜き取った第1データを第2データに変換して、変換した第2データを第2揮発性メモリに書き込むのに要する処理時間が長い場合でも、より確実に、記憶ユニット側制御部の制御処理を実行することができる。
この発明の第4の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の装置情報がアナログ信号として入力され、装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置を制御する制御情報を発生させる演算部と、第1接続部および第2接続部を有し、制御情報を電力変換装置に伝達させる本体側制御部と、第1接続部に接続され、変換部と演算部と本体側制御部とを接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、本体側制御部の第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスと、本体側制御部により第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1揮発性メモリから第1データを取得する記憶ユニット側制御部と、記憶ユニット側制御部により第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを含む記憶ユニットとを備え、本体側制御部は、第1期間に、第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第1期間とは異なる第2期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されており、記憶ユニットは、第2バスに接続されたバス切替部と、バス切替部と第1揮発性メモリとを接続する第3バスと、バス切替部と第2揮発性メモリと記憶ユニット側制御部とを接続する第4バスとを含み、バス切替部は、第1期間において、第2バスと第3バスとを接続する状態に切り替えるとともに、第2期間において、第3バスと第4バスとを接続する状態に切り替えるように構成されている。このように構成すれば、バス切替部によって物理的に回路を切り替えることにより、本体側制御部と第1揮発性メモリとを接続する状態と、記憶ユニット側制御部と第1揮発性メモリと第2揮発性メモリとを接続する状態とを切り替えるので、より確実に情報のやり取りの干渉が生じるのを抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、本体側制御部は、第1データのうちの一部が分割された分割データを、第2バスを介して記憶ユニットに書き込む制御を行うように構成されている。このように構成すれば、記憶ユニットに1度に書き込まれる第1データの大きさが増大するのを抑制することができる。これにより、本体側制御部により第1データを記憶ユニットに書き込み1回当りの書き込む時間が長くなるのを抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置の制御装置において、好ましくは、第1バスが配置されている第1基板をさらに備え、記憶ユニットは、第1基板とは別個に設けられている第2基板に配置されている。このように構成すれば、電力変換装置の制御を行うための第1基板の構造を変更することなく、記憶ユニットを制御装置に設けることができる。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置の制御装置は、電力変換装置の装置情報がアナログ信号として入力され、装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、第1データを演算して、電力変換装置を制御する制御情報を発生させる演算部と、第1接続部および第2接続部を有し、制御情報を電力変換装置に伝達させる本体側制御部と、本体側制御部から第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを有する記憶ユニットと、第1接続部に接続され、変換部と演算部と本体側制御部とを接続する第1バスと、第1バスとは別個に設けられ、第2接続部に接続され、本体側制御部と記憶ユニットとを接続する第2バスと、制御情報の1つである搬送波の周期の一部の期間は、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行う第1期間であり、搬送波の周期の他部の期間は、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行わない第2期間である。
この発明の第1の局面による電力変換装置の制御装置では、上記のように、第1バスとは別個に設けられ、第2接続部に接続され、本体側制御部と記憶ユニットとを接続する第2バスを設ける。また、制御装置に、本体側制御部から第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを有する記憶ユニットを設ける。そして、制御情報の1つである搬送波の周期の一部の期間を、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行う第1期間とし、搬送波の周期の他部の期間を、本体側制御部が、第2バスを介して第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行わない第2期間とする。これにより、電力変換装置の制御処理の際に使用される第1バスを用いることなく、第2バスを介して第1データを本体側制御部により記憶ユニットに書き込むことができる。その結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、装置情報(電力変換装置の制御で扱う詳細な情報)を記憶ユニットに記憶させることができるので、たとえば、記憶ユニットに記憶された第1データとしての装置情報を外部機器により取得することができる。この結果、電力変換装置の制御に影響が生じるのを抑制しながら、電力変換装置の制御で扱う詳細な情報を取得することができる。
この場合、好ましくは、本体側制御部は、第1期間に、第1データを第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、記憶ユニット側制御部は、第2期間に、第1揮発性メモリから第1データを抜き取るとともに、第1データに基づく第2データを第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1揮発性メモリが、本体側制御部および記憶ユニット側制御部の両方からアクセスされる場合でも、互いに異なる期間にアクセスされるので、情報のやり取りが干渉するのを抑制することができる。

Claims (11)

  1. 電力変換装置の内部の情報である装置情報を取得して、取得した前記装置情報に基づいて、前記電力変換装置の動作を制御する電力変換装置の制御装置であって、
    前記装置情報がアナログ信号として入力され、入力された前記装置情報をデジタル信号の第1データに変換する変換部と、
    前記第1データを演算して、前記電力変換装置の動作を制御するための制御情報を発生させる演算部と、
    前記制御情報を前記電力変換装置に伝達させる制御を行う本体側制御部と、
    前記本体側制御部の第1接続部に接続されているとともに、前記変換部と前記演算部と前記本体側制御部とを互いにアクセス可能に接続する第1バスと、
    前記第1バスとは別個に設けられ、前記本体側制御部の前記第1接続部とは異なる第2接続部に接続されている第2バスと、
    前記第2バスを介して前記本体側制御部により書き込み可能に構成されている記憶ユニットとを備え、
    前記本体側制御部は、前記第1データを、前記第2バスを介して前記記憶ユニットに書き込む制御を行うように構成されている、電力変換装置の制御装置。
  2. 前記記憶ユニットは、前記本体側制御部により前記第1データが書き込まれる第1揮発性メモリと、前記第1揮発性メモリから前記第1データを取得する記憶ユニット側制御部と、前記記憶ユニット側制御部により前記第1データに基づく第2データが書き込まれる第2揮発性メモリとを含む、請求項1に記載の電力変換装置の制御装置。
  3. 前記本体側制御部は、第1期間に、前記第1データを前記第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、
    前記記憶ユニット側制御部は、前記第1期間とは異なる第2期間に、前記第1揮発性メモリから前記第1データを抜き取るとともに、前記第1データに基づく前記第2データを前記第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている、請求項2に記載の電力変換装置の制御装置。
  4. 前記電力変換装置の動作を制御するための搬送波を発生させる発振器をさらに備え、
    前記本体側制御部は、前記第1期間としての前記搬送波の周期の一部の期間に、前記第1データを前記第1揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されており、
    前記記憶ユニット側制御部は、前記第2期間としての前記搬送波の周期のうちの前記第1期間を除く期間に、前記第1揮発性メモリから前記第1データを抜き取るとともに、前記第2データを前記第2揮発性メモリに記憶させる制御を行うように構成されている、請求項3に記載の電力変換装置の制御装置。
  5. 前記第1期間は、前記第2期間よりも短い、請求項3または4に記載の電力変換装置の制御装置。
  6. 前記記憶ユニットは、前記第2バスに接続されたバス切替部と、前記バス切替部と前記第1揮発性メモリとを接続する第3バスと、前記バス切替部と前記第2揮発性メモリと前記記憶ユニット側制御部とを接続する第4バスとを含み、
    前記バス切替部は、前記第1期間において、前記第2バスと前記第3バスとを接続する状態に切り替えるとともに、前記第2期間において、前記第3バスと前記第4バスとを接続する状態に切り替えるように構成されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御装置。
  7. 前記記憶ユニットは、不揮発性メモリを含み、
    前記記憶ユニット側制御部は、所定のタイミングに、前記第2揮発性メモリに記憶された前記第2データを前記不揮発性メモリに書き込む制御を行うように構成されている、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御装置。
  8. 前記第2揮発性メモリは、リングバッファ構造を有し、
    前記不揮発性メモリは、前記第2データが所定の情報量毎に区分けされた領域に記憶可能に構成されている、請求項7に記載の電力変換装置の制御装置。
  9. 前記記憶ユニットは、前記不揮発性メモリに記憶された前記第2データが外部機器に出力されるように前記外部機器に接続される記憶ユニット側接続部を含む、請求項7または8に記載の電力変換装置の制御装置。
  10. 前記本体側制御部は、前記第1データのうちの一部が分割された分割データを、前記第2バスを介して前記記憶ユニットに書き込む制御を行うように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御装置。
  11. 前記第1バスが配置されている第1基板をさらに備え、
    前記記憶ユニットは、前記第1基板とは別個に設けられている第2基板に配置されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御装置。
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