JP7272185B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、PWM制御によって電力の変換を制御する電力変換装置に関する。
従来、PWM制御によって電力の変換を制御する電力変換装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、半導体素子を含むとともに電力を変換する電力変換器(電力変換部)と、電力の変換を制御する制御装置(制御部)と、を備えた電力変換装置が記載されている。上記特許文献1に記載の電力変換装置の制御装置は、電圧指令値と三角波状のキャリア信号とを比較して、半導体素子のスイッチングを制御するゲート信号(パルス信号)を生成することにより、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行うように構成されている。
特開2019-92333号公報
ここで、上記特許文献1には記載されていないが、上記特許文献1に記載のような従来の電力変換装置では、機能・性能の検証や故障時の解析・分析(以下、「データ分析」とする)に用いるために、電力変換部における電流値・電圧値や電力変換装置の動作を管理するシーケンスフラグなどの電力変換装置のデータを、装置の稼働時に常時取得する場合がある。この場合、データ分析が適切に行われるように、取得されたデータにエラーが発生したか否かを示す情報(エラー情報)を取得することによって、データの信頼性を確保する必要がある。そこで、上記特許文献1に記載のような従来の電力変換装置において、たとえば、PWM制御に用いられるキャリア信号の複数周期分のデータを1つのブロックデータとして管理することが考えられる。そして、取得されたデータにエラーが発生した場合、エラーが発生したブロックデータ全体を除外して使用することによって、データ分析の際のデータの信頼性を確保することが可能である。しかしながら、エラーが発生したブロックデータ全体を除外して使用した場合、データの信頼性を確保することができるものの、データ分析に用いることが可能なデータ量が減少するので、データ分析の精度が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、データ分析が適切に行われるようにデータの信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを抑制することが可能な電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力変換装置は、PWM制御によって電力の変換を制御する電力変換装置であって、電力変換部と、電力変換部における電力の変換をPWM制御によって制御するとともに、PWM制御に用いられるキャリア信号の所定のタイミングにおいて電力変換装置のデータを取得する、制御部と、を備え、制御部は、キャリア信号の複数周期分のデータを1つのブロックデータとして管理するとともに、少なくともキャリア信号の周期毎にデータにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を取得するように構成されている。
この発明の一の局面による電力変換装置では、上記のように、制御部は、少なくともキャリア信号の周期毎にデータにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を取得するように構成されている。これにより、エラー情報が少なくともキャリア信号の周期毎に取得されるので、取得したデータからブロックデータ中におけるエラーが発生したと示された周期のデータのみを除外することができる。したがって、ブロックデータ毎にエラー情報を取得する場合と比較して、取得したデータから除外する必要があるデータ量を少なくすることができるので、データ分析に用いることが可能なデータ量が減少するのを抑制することができる。その結果、データ分析が適切に行われるようにデータの信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを抑制することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、制御部は、少なくとも周期毎にデータを取得するとともに、少なくとも周期毎にエラー情報を取得するように構成されている。このように構成すれば、少なくとも周期毎に取得されたデータの各々に対してエラーが発生したか否かを示すエラー情報を取得することができるので、取得したデータからブロックデータ中におけるエラーが発生したと示された周期のデータのみを確実に除外することができる。
この場合、好ましくは、揮発性メモリを含む第1記憶部をさらに備え、制御部は、少なくとも周期毎に取得されたデータおよびエラー情報を、第1記憶部に一時的に記憶させるように構成されている。このように構成すれば、一般的にPWM制御に用いられるキャリア信号の周期は比較的短いので、キャリア信号の周期が比較的短いことに起因して短時間で大量に取得されるデータおよびエラー情報を、制御部から高速にアクセス可能な揮発性メモリにより、容易に一時的に記憶させることができる。
上記揮発性メモリを含む第1記憶部を備える構成において、好ましくは、第1記憶部は、複数のブロックデータが記憶される第1領域と、第1領域とは別個に設けられ、複数のブロックデータ分のエラー情報が記憶される第2領域と、を含む。このように構成すれば、データを記憶するための領域およびエラー情報を記憶するための領域が、各々、別個に確保されているので、データおよびエラー情報を確実に一時的に記憶させることができる。
上記第1記憶部が第1領域と第2領域とを含む構成において、好ましくは、制御部は、少なくとも周期毎に取得したエラー情報を、各々、第1記憶部の第2領域にビット情報として記憶させるように構成されている。このように構成すれば、エラー情報をビット情報(0または1)で記憶させることによって、1つのエラー情報毎の記憶容量を最小にすることができるので、エラー情報全体を記憶するための容量が大きくなるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、少なくとも周期毎にビット情報として記憶されたエラー情報を、第1記憶部の第2領域にブロックデータ毎に記憶させるように構成されている。このように構成すれば、各々のエラー情報が分散して記憶される場合と比較して、エラー情報が記憶される第2領域が一箇所に纏まるので、エラー情報を記憶するための専用の領域としての第2領域を第1記憶部において容易に確保することができる。
上記揮発性メモリを含む第1記憶部を備える構成において、好ましくは、不揮発性メモリを含む第2記憶部をさらに備え、制御部は、第1記憶部に記憶されたデータおよびエラー情報を、順次、第2記憶部に複製するように構成されている。このように構成すれば、比較的容量が小さい揮発性メモリにより一時的に記憶されたデータおよびエラー情報を、比較的容量が大きく長期間に渡って記憶を保持可能な不揮発性メモリに順次複製することにより、大量に取得されるデータおよびエラー情報の全てを、データ分析に用いるために確実に記憶することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、データは、少なくとも周期毎に毎回取得される第1データと、複数周期毎に取得される第2データと、を含む。このように構成すれば、少なくとも周期毎に毎回取得される第1データは、エラーが発生した周期に取得されたデータのみを除外することによって、データ分析の際のデータの信頼性を確保することができる。また、複数周期毎に取得される第2データは、第2データを取得していない周期においてエラーが発生した場合、第2データを除外することなく、データ分析の際のデータの信頼性を確保することができる。これらの結果、データ分析が適切に行われるようにデータの信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、データ分析が適切に行われるようにデータの信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による電力変換装置の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による電力変換装置におけるPWM制御に用いられるキャリア信号を示した図である。 本発明の一実施形態による電力変換装置において取得される電力変換装置のデータを説明するための図である。 本発明の一実施形態による電力変換装置の第1記憶部においてデータおよびエラー情報が記憶される領域を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図4を参照して、本発明の一実施形態による電力変換装置100の構成について説明する。電力変換装置100は、PWM制御によって電力の変換を制御する電力変換装置である。電力変換装置100は、たとえば、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)である。
図1に示すように、電力変換装置100は、電力変換部10と、制御機器20と、を備えている。
電力変換部10は、電力変換装置100の外部の商用電源(図示しない)および負荷(図示しない)に接続されている。電力変換部10は、商用電源から入力される電力を変換して、負荷に供給するように構成されている。電力変換部10は、電力を変換するためのスイッチング素子としての半導体素子(図示しない)を含む。電力変換部10は、たとえば、整流器やインバータである。
制御機器20は、制御部21と、第1記憶部22と、第2記憶部23と、を含む。
制御部21は、電力変換部10における電力の変換をPWM制御によって制御するように構成されている。具体的には、制御部21は、電圧指令値と三角波状のキャリア信号30とを比較して、半導体素子のスイッチングを制御するゲート信号(パルス信号)を生成する。制御部21は、たとえば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
図2に示すように、制御部21(図1参照)は、PWM制御に用いられるキャリア信号30の所定のタイミングにおいて電力変換装置100のデータ40を取得するように構成されている。具体的には、制御部21は、三角波状のキャリア信号30の全てのピーク点31および全ての0(ゼロ)クロス点(中央値の点)32において、電力変換装置100のデータ40を取得するように構成されている。
図3に示すように、電力変換装置100のデータ40は、周期30a(図2参照)毎に毎回取得される第1データ41と、複数周期30a毎に取得される第2データ42と、を含む。すなわち、本実施形態では、制御部21は、キャリア信号30の周期30a毎にデータ40を取得するように構成されている。なお、図3では、キャリア信号30(図2参照)の1周期を「1キャリア(図2参照)」として、データ40の取得が開始されてから1周期目、2周期目、3周期目、…を、それぞれ、キャリア1、キャリア2、キャリア3、…として図示している。
具体的には、制御部21(図1参照)は、第1データ41であるAデータ、Bデータ、Cデータ、DデータおよびEデータを、周期30a(図2参照)毎に毎回取得するように構成されている。第1データ41は、たとえば、電力変換部10(図1参照)における電流値・電圧値などである。また、制御部21は、第2データ42であるFデータ、Gデータ、HデータおよびIデータを、複数周期30a毎に取得するように構成されている。第2データ42は、たとえば、制御部21の動作を管理するシーケンスフラグなどである。なお、第2データ42であるFデータ、Gデータ、HデータおよびIデータは、それぞれ、異なるキャリアにおいて取得される。また、第2データ42の内、FデータおよびIデータは、複数回に分割して取得される(複数回分で1つ分のデータ40となる)。なお、制御部21(図1参照)によりキャリア信号30の1周期(1キャリア)で取得されるデータ量は、制御部21の処理速度などに応じて設定されている。
図2に示すように、電力変換装置100では、制御部21(図1参照)は、第1データ41および第2データ42を、それぞれ、キャリア信号30の同一タイミングで取得するように構成されている。具体的には、キャリア信号30の上側のピーク点31を1キャリアの開始点とした場合、キャリア毎に、開始点から1/4周期分だけ進んだ0(ゼロ)クロス点において、第1データ41であるBデータおよびDデータが取得される。また、キャリア毎に、開始点から2/4周期分だけ進んだピーク点31において、第1データ41であるBデータおよびCデータが取得される。また、キャリア毎に、開始点から4/4周期分だけ進んだピーク点31(すなわち、次の1キャリアの開始点)において、第1データ41であるAデータおよびEデータが取得される。また、キャリア毎に、開始点から3/4周期分だけ進んだ0(ゼロ)クロス点において、第2データ42であるFデータ、Gデータ、HデータおよびIデータのいずれかが取得される(図4参照)。
図1に示すように、第1記憶部22は、制御部21により取得されたデータ40(図3参照)を一時的に記憶するために設けられている。第1記憶部22は、揮発性メモリを含む。第1記憶部22は、たとえば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
第2記憶部23は、第1記憶部22に一時的に記憶されたデータ40(図3参照)を長期的に記憶するために設けられている。第2記憶部23は、第1記憶部22と比較して、大きな記憶容量を有する。第2記憶部23は、不揮発性メモリを含む。第2記憶部23は、たとえば、フラッシュメモリである。
ここで、本実施形態では、図3に示すように、制御部21(図1参照)は、キャリア信号30(図2参照)の複数周期30a(図2参照)分のデータ40を1つのブロックデータ40aとして管理するように構成されている。具体的には、複数周期30a毎に取得される第2データ42の内、Fデータ、GデータおよびHデータは、6周期(6キャリア)毎に1つ分のデータ40が取得される。また、第2データ42の内、Iデータは、24周期(24キャリア)毎に1つ分のデータ40が取得される。すなわち、24周期(24キャリア)で、全てのデータ40(第1データ41および第2データ42)が少なくとも1つ分取得される。したがって、電力変換装置100では、24周期(24キャリア)を1サイクルとして、データ40の取得が行われる。
そして、図4に示すように、制御部21(図1参照)は、1サイクル(24キャリア分)のデータ40(図3参照)を、1つのブロックデータ40aとして、ブロックデータ40a毎に、第1記憶部22に一時的に記憶させる。すなわち、本実施形態では、制御部21は、周期30a(図2参照)毎に取得されたデータ40を、第1記憶部22に一時的に記憶させるように構成されている。なお、図4では、1サイクル目、2サイクル目、3サイクル目、…を、それぞれ、サイクル1、サイクル2、サイクル3、…として図示している。
また、本実施形態では、制御部21(図1参照)は、キャリア信号30(図2参照)の周期30a(図2参照)毎にデータ40(図2参照)にエラーが発生したか否かを示すエラー情報43を取得するように構成されている。そして、制御部21は、少なくとも周期30a毎に取得したエラー情報43を、第1記憶部22に一時的に記憶させるように構成されている。具体的には、制御部21は、第1記憶部22に記憶させたデータ40に対して、1周期(1キャリア)のデータ40毎に、データ40を記憶させる(書き込む)際に生じるエラー(書き込みエラーや転送エラー)の検出を行う。エラーの検出は、たとえば、パリティチェックやチェックサムなどにより行われる。そして、制御部21は、1周期(1キャリア)のデータ40毎に検出した(取得した)エラー情報43を、第1記憶部22に記憶させる。
また、本実施形態では、第1記憶部22は、複数のブロックデータ40aが記憶される第1領域R10と、第1領域R10とは別個に設けられ、複数のブロックデータ40a分のエラー情報43が記憶される第2領域R21と、を含む。具体的には、第1記憶部22では、ブロックデータ40a(データ40(図3参照))の記憶用に、第1領域R10が割り当てられている。電力変換装置100では、第1領域R10に、複数(661個)のブロックデータ40aを記憶可能となっている。そして、第1記憶部22に、ブロックデータ40aを可能な限りの個数(電力変換装置100では、661個)だけ記憶させるように割り当てた際に、残余領域R20が生じる。第1記憶部22では、エラー情報43の記憶用に、残余領域R20内の第2領域R21が割り当てられている。第2領域R21には、複数(661個)のブロックデータ40aに対応する複数(661個)のブロックデータ40a分のエラー情報43が記憶される。
また、本実施形態では、制御部21(図1参照)は、周期30a(図2参照)毎に取得したエラー情報43を、各々、第1記憶部22の第2領域R21にビット情報として記憶させるように構成されている。具体的には、制御部21は、1周期(1キャリア)のデータ40(図2参照)毎に取得したエラー情報43を、各々、ビット情報(0または1)として第1記憶部22に記憶させる。たとえば、エラーなしの場合およびエラーありの場合を、それぞれ、0および1として記憶させる。
また、本実施形態では、制御部21(図1参照)は、周期30a(図2参照)毎にビット情報として記憶されたエラー情報43を、第1記憶部22の第2領域R21にブロックデータ40a毎に記憶させるように構成されている。具体的には、制御部21は、1サイクル(24キャリア)分(24個)のエラー情報43を、1つのブロックとして、ブロック毎に、第2領域R21に一時的に記憶させる。すなわち、第2領域R21には、661サイクル分のエラー情報43が、1サイクル毎にブロック化された状態で記憶される。
また、本実施形態では、制御部21(図1参照)は、第1記憶部22に記憶されたデータ40(図3参照)およびエラー情報43を、順次、第2記憶部23(図1参照)に複製するように構成されている。具体的には、制御部21は、サイクル順(サイクル1、サイクル2、サイクル3、…)に第1領域R10にデータ40を記憶させる処理や第2領域R21にエラー情報43を記憶させる処理を行いながら、第1領域R10に記憶されたデータ40および第2領域R21に記憶されたエラー情報43を、サイクル順に、第2記憶部23に複製する処理を行う。したがって、サイクル662のデータ40およびサイクル662のエラー情報43は、それぞれ、サイクル1のデータ40およびサイクル1のエラー情報43が記憶されていた領域に記憶される(書き換えられる)。
以上の構成により、第2記憶部23(図1参照)には、データ分析(機能・性能の検証や故障時の解析・分析)に用いられるデータ40(図3参照)およびエラー情報43が蓄積される。そして、第2記憶部23に蓄積されたデータ40およびエラー情報43に基づいて、データ分析が行われる。具体的には、全てのデータ40(図3参照)から、エラー情報43においてエラーが発生したと示されたキャリアのデータ40を除外した上で、データ分析が行われる。図3に示すように、キャリア1~3、7~9、13~15、…において、エラーが発生している場合、周期30a(図2参照)毎に毎回取得される第1データ41(Aデータ、Bデータ、Cデータ、DデータおよびEデータ)と、複数周期30a毎に取得される第2データ42の内、キャリア1~3、7~9、13~15、…において取得されるFデータとが、データ分析の対象から除外される。また、キャリア4、10、16、…において、エラーが発生している場合、第1データ41と、第2データ42の内、キャリア4、10、16、…において取得されるGデータとが、データ分析の対象から除外される。また、キャリア5、11、17、…において、エラーが発生している場合、第1データ41と、第2データ42の内、キャリア5、11、17、…において取得されるHデータとが、データ分析の対象から除外される。また、キャリア6、12、18、…において、エラーが発生している場合、第1データ41と、第2データ42の内、キャリア6、12、18、…において取得されるIデータとが、データ分析の対象から除外される。なお、データ分析は、電力変換装置100が行うように構成してもよいし、電力変換装置100の外部に設けられた装置で行われるように構成してもよい。
(実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、制御部21を、キャリア信号30の周期30a毎にデータ40にエラーが発生したか否かを示すエラー情報43を取得するように構成する。これにより、エラー情報43がキャリア信号30の周期30a毎に取得されるので、取得したデータ40からブロックデータ40a中におけるエラーが発生したと示された周期30aのデータ40のみを除外することができる。したがって、ブロックデータ40a毎にエラー情報43を取得する場合と比較して、取得したデータ40から除外する必要があるデータ量を少なくすることができるので、データ分析に用いることが可能なデータ量が減少するのを抑制することができる。その結果、データ分析が適切に行われるようにデータ40の信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部21を、周期30a毎にデータ40を取得するとともに、周期30a毎にエラー情報43を取得するように構成する。これにより、周期30a毎に取得されたデータ40の各々に対してエラーが発生したか否かを示すエラー情報43を取得することができるので、取得したデータ40からブロックデータ40a中におけるエラーが発生したと示された周期30aのデータ40のみを確実に除外することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換装置100を、揮発性メモリを含む第1記憶部22を備えるように構成する。そして、制御部21を、周期30a毎に取得されたデータ40およびエラー情報43を、第1記憶部22に一時的に記憶させるように構成する。これにより、一般的にPWM制御に用いられるキャリア信号30の周期30aは比較的短いので、キャリア信号30の周期30aが比較的短いことに起因して短時間で大量に取得されるデータ40およびエラー情報43を、制御部21から高速にアクセス可能な揮発性メモリにより、容易に一時的に記憶させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1記憶部22を、複数のブロックデータ40aが記憶される第1領域R10と、第1領域R10とは別個に設けられ、複数のブロックデータ40a分のエラー情報43が記憶される第2領域R21と、を含むように構成する。これにより、データ40を記憶するための領域およびエラー情報43を記憶するための領域が、各々、別個に確保されているので、データ40およびエラー情報43を確実に一時的に記憶させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部21を、周期30a毎に取得したエラー情報43を、各々、第1記憶部22の第2領域R21にビット情報として記憶させるように構成する。これにより、エラー情報43をビット情報(0または1)で記憶させることによって、1つのエラー情報43毎の記憶容量を最小にすることができるので、エラー情報43全体を記憶するための容量が大きくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部21を、周期30a毎にビット情報として記憶されたエラー情報43を、第1記憶部22の第2領域R21にブロックデータ40a毎に記憶させるように構成する。これにより、各々のエラー情報43が分散して記憶される場合と比較して、エラー情報43が記憶される第2領域R21が一箇所に纏まるので、エラー情報43を記憶するための専用の領域としての第2領域R21を第1記憶部22において容易に確保することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換装置100を、不揮発性メモリを含む第2記憶部23を備えるように構成する。そして、制御部21を、第1記憶部22に記憶されたデータ40およびエラー情報43を、順次、第2記憶部23に複製するように構成する。これにより、比較的容量が小さい揮発性メモリにより一時的に記憶されたデータ40およびエラー情報43を、比較的容量が大きく長期間に渡って記憶を保持可能な不揮発性メモリに順次複製することにより、大量に取得されるデータ40およびエラー情報43の全てを、データ分析に用いるために確実に記憶することができる。
また、本実施形態では、上記のように、データ40を、周期30a毎に毎回取得される第1データ41と、複数周期30a毎に取得される第2データ42と、を含むように構成する。これにより、周期30a毎に毎回取得される第1データ41は、エラーが発生した周期30aに取得されたデータ40のみを除外することによって、データ分析の際のデータ40の信頼性を確保することができる。また、複数周期30a毎に取得される第2データ42は、第2データ42を取得していない周期30aにおいてエラーが発生した場合、第2データ42を除外することなく、データ分析の際のデータ40の信頼性を確保することができる。これらの結果、データ分析が適切に行われるようにデータ40の信頼性を確保するとともに、データ量の減少に起因してデータ分析の精度が低下するのを効果的に抑制することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、制御部21を、キャリア信号30の周期30a毎にデータ40を取得するとともに、キャリア信号30の周期30a毎にエラー情報43を取得するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部を、キャリア信号の周期よりも短い頻度でデータを取得するように構成してもよいし、キャリア信号の周期よりも短い頻度でエラー情報を取得するように構成してもよい。キャリア信号の周期よりも短い頻度とは、たとえば、キャリア信号の全てのピーク点毎(1/2周期毎)、キャリア信号の全ての0(ゼロ)クロス点毎(1/2周期毎)、キャリア信号の全てのピーク点および全ての0(ゼロ)クロス点毎(1/4周期毎)などが考えられる。
また、上記実施形態では、制御部21を、第1記憶部22に記憶されたデータ40およびエラー情報43を、順次、電力変換装置100が備える第2記憶部23に複製するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部を、第1記憶部に記憶されたデータおよびエラー情報を、順次、電力変換装置の外部に設けられ電力変換装置に接続された第2記憶部に複製するように構成してもよい。
10 電力変換部
21 制御部
22 第1記憶部
23 第2記憶部
30 キャリア信号
30a (キャリア信号の)周期
40 (電力変換装置の)データ
40a ブロックデータ
41 第1データ
42 第2データ
43 エラー情報
100 電力変換装置
R10 第1領域
R21 第2領域

Claims (8)

  1. PWM制御によって電力の変換を制御する電力変換装置であって、
    電力変換部と、
    前記電力変換部における電力の変換を前記PWM制御によって制御するとともに、前記PWM制御に用いられるキャリア信号の所定のタイミングにおいて前記電力変換装置のデータを取得する、制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記キャリア信号の複数周期分の前記データを1つのブロックデータとして管理するとともに、少なくとも前記キャリア信号の周期毎に前記データにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を取得するように構成されている、電力変換装置。
  2. 前記制御部は、少なくとも前記周期毎に前記データを取得するとともに、少なくとも前記周期毎に前記エラー情報を取得するように構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 揮発性メモリを含む第1記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、少なくとも前記周期毎に取得された前記データおよび前記エラー情報を、前記第1記憶部に一時的に記憶させるように構成されている、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1記憶部は、複数の前記ブロックデータが記憶される第1領域と、前記第1領域とは別個に設けられ、前記複数のブロックデータ分の前記エラー情報が記憶される第2領域と、を含む、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部は、少なくとも前記周期毎に取得した前記エラー情報を、各々、前記第1記憶部の前記第2領域にビット情報として記憶させるように構成されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、少なくとも前記周期毎にビット情報で記憶された前記エラー情報を、前記第1記憶部の前記第2領域に前記ブロックデータ毎に記憶させるように構成されている、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 不揮発性メモリを含む第2記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1記憶部に記憶された前記データおよび前記エラー情報を、順次、前記第2記憶部に複製するように構成されている、請求項3~6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記データは、少なくとも前記周期毎に毎回取得される第1データと、前記複数周期毎に取得される第2データと、を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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