JP2018074619A - ゲートパルス発生回路およびパルス電源装置 - Google Patents

ゲートパルス発生回路およびパルス電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パルストランスを大型化させることなくサイリスタの消弧を防ぐことが可能なゲートパルス発生回路を提供する。【解決手段】パルストランスに第1電流を出力する第1ゲートドライブ回路111,112,113,114,115と、パルストランスに第2電流を出力する第2ゲートドライブ回路121,122,123,124,125と、第1電流を出力させた後に第2電流を出力させる制御回路131,132,133,141,144とを備え、第1スイッチ回路115は、第1電流として単極性のパルス電流を生成する一方、第2スイッチ回路125は、第2電流として両極性のパルス電流を生成することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ゲートパルス発生回路および当該ゲートパルス発生回路を含むパルス電源装置に関する。
ゲートパルス発生回路としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。このゲートパルス発生回路は、定電圧直流電源に、RC直列回路および抵抗器の並列回路とスイッチ素子とを直列接続したものであり、スイッチ素子がオン状態のときに、パルストランスを介してサイリスタのゲートにゲートパルス電流を供給する。
また、別の例として、図9に示すようなゲートパルス発生回路1’も存在する。このゲートパルス発生回路1’は、交流電源101に、ブレーカ102、電磁接触器103および摺動電圧調整器104を介して接続された第1ゲートドライブ回路および第2ゲートドライブ回路と、制御回路とを備える。ゲートパルス発生回路1’は、出力端201,202に接続されたパルストランスを介してサイリスタのゲートにゲートパルス電流を供給する。
第1ゲートドライブ回路は、1次側が摺動電圧調整器104に接続された第1の変圧器111と、その2次側に接続された第1の整流ブリッジ回路112と、第1充電抵抗器113と、これを介して充電される第1コンデンサ114と、第1スイッチ素子116とを備える。第1ゲートドライブ回路は、第1スイッチ素子116がオン状態のときに、第1コンデンサ114の放電電流を出力端201,202から出力する。
第2ゲートドライブ回路は、1次側が摺動電圧調整器104に接続された第2の変圧器121と、その2次側に接続された第2の整流ブリッジ回路122と、第2充電抵抗器123と、これを介して充電される第2コンデンサ124と、第2スイッチ素子126と、逆流防止用のダイオード127とを備える。第2ゲートドライブ回路は、第2スイッチ素子126がオン状態のときに、第2コンデンサ124の放電電流を出力端201,202から出力する。
制御回路は、制御信号を出力するゲートパルス制御回路134と、制御信号に基づいて生成したタイミング制御信号を出力するタイミング制御回路135と、タイミング制御信号に基づいて第1駆動信号および第2駆動信号を生成するスイッチ素子駆動回路143とを備える。スイッチ素子駆動回路143は、第1駆動信号を第1スイッチ素子116に出力して第1スイッチ素子116をオン状態にするとともに、第2駆動信号を第2スイッチ素子126に出力して第2スイッチ素子126をオン状態にする。
特開平10−52030号公報
ところで、ゲートパルス発生回路1’を含むインパルス電流発生装置やパルス電磁石電源装置等の従来のパルス電源装置は、サイリスタのアノード側に設けられた主コンデンサと、サイリスタのカソード側に設けられた負荷コイルと、負荷コイルに並列に設けられたサージ吸収回路とを備え、サイリスタがオン状態のときに主コンデンサに蓄積された電力を負荷コイルに供給する。
図10(A)に、サイリスタのアノード−カソード間を流れるサイリスタ電流itと、サイリスタ電流itのうち負荷コイルに供給される負荷コイル電流iLと、サイリスタのオン状態を保持するのに必要なサイリスタ保持電流値ihとの関係を示す。図10(A)において、時間tは、サイリスタ電流itがサイリスタ保持電流値ihを下回る期間の開始時点であり、時間tは、上記期間の終了時点である。
図10(B)に、パルストランスの二次側に生じるパルストランス電圧vt,vtと、サイリスタのゲートに供給されるゲートパルス電流ig,ig(初期大電流igおよび持続小電流ig)との関係を示す。
サイリスタが点弧した直後はサージ吸収回路に立ち上がりの早いサイリスタ電流itを流す必要があること、およびサイリスタのゲートが加熱により破壊してしまうのを防ぐ必要があることから、電流値の大きいゲートパルス電流(初期大電流ig)をサイリスタのゲートに供給する必要がある。そして、負荷コイルのインダクタンスが大きく、負荷コイルに流れる負荷コイル電流iLの立ち上がりが遅い場合には、負荷コイル電流iLがサイリスタ保持電流値ihに達するまで10[ms]以上の比較的長い時間を要することから、持続時間の長いゲートパルス電流(持続小電流ig)を必要とする。
しかしながら、ゲートパルス発生回路1’では、初期大電流igに対応する第1コンデンサ114および第2コンデンサ124の放電電流と、持続小電流igに対応する第2コンデンサ124の放電電流とが連続してパルストランスに供給されるので、図10(B)に示すように、初期大電流igと持続小電流igとが連続した形になり、パルストランス電圧vt,vtも連続した形になる。これにより、パルストランスが連続的に一方向に励磁され、パルストランスの磁束が一方向にのみ増加するので、パルストランスが比較的短時間で飽和してしまう。
パルストランスが飽和すると、2次側のパルストランス電圧が生じなくなり、サイリスタにゲートパルス電流を供給することができなくなる。サイリスタ電流itがサイリスタ保持電流値ihを下回る期間(時間t〜t)に、サイリスタへのゲートパルス電流(持続小電流ig)の供給が停止してしまうと、サイリスタの消弧が生じてしまう。一方、パルストランスの鉄心断面積を増やす方法によりパルストランスの飽和を遅らせることができるが、この方法では、パルストランスが大型化してしまう。
なお、パルストランスの巻数を増やす方法によりパルストランスの飽和を遅らせることもできるが、パルストランスの巻数を増やすとゲートパルス電流(初期大電流ig)の立ち上がりが遅くなる。サージ吸収回路に立ち上がりの早いサイリスタ電流itを流す必要があるパルス電源装置においては、ゲートパルス電流(初期大電流ig)の立ち上がりも約2[μs]以下にする必要があるので、この方法は適用できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、パルストランスを大型化させることなくサイリスタの消弧を防ぐことが可能なゲートパルス発生回路およびパルス電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るゲートパルス発生回路は、
パルストランスを介して、前記パルストランスの2次側に接続されたサイリスタのゲートにゲートパルス電流を供給するためのゲートパルス発生回路であって、
前記パルストランスに第1電流を出力する第1ゲートドライブ回路と、
前記パルストランスに第2電流を出力する第2ゲートドライブ回路と、
前記第1ゲートドライブ回路に前記第1電流を出力させた後に、前記第2ゲートドライブ回路に前記第2電流を出力させる制御回路と、
を備え、
前記第1ゲートドライブ回路は、
第1コンデンサと、
前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第1コンデンサの放電電流に基づいて前記第1電流として単極性のパルス電流を生成する第1スイッチ回路と、を備え、
前記第2ゲートドライブ回路は、
第2コンデンサと、
前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第2コンデンサの放電電流に基づいて前記第2電流として両極性のパルス電流を生成する第2スイッチ回路と、を備える
ことを特徴とする。
この構成によれば、第2ゲートドライブ回路が第2電流として両極性のパルス電流を生成して出力するので、パルストランスには両極性の電圧が印加されることになる。その結果、パルストランスが連続的に一方向に励磁されるのを防ぐことができる。したがって、パルストランスを大型化させることなく、パルストランスの飽和を防ぐことができる。さらに、この構成によれば、少ないパルストランスの磁束でサイリスタのゲートパルス電流を長時間流すことが可能となり、パルストランスの小型化が可能となる。
上記ゲートパルス発生回路において、
前記第2スイッチ回路は、
正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子を直列接続したハーフブリッジ回路と、
前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子の接続点に接続された直列共振コンデンサと、を備え、
前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下で交互にオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
ように構成することができる。
上記ゲートパルス発生回路において、
前記第2スイッチ回路は、
第1正極側スイッチング素子と第1負極側スイッチング素子を直列接続し、かつ第2正極側スイッチング素子と第2負極側スイッチング素子を直列接続したフルブリッジ回路と、
1次巻線の一端が前記第1正極側スイッチング素子と前記第1負極側スイッチング素子との接続点に接続され、前記1次巻線の他端が前記第2正極側スイッチング素子と前記第2負極側スイッチング素子との接続点に接続されたインバータトランスと、
前記インバータトランスの2次巻線と前記第2スイッチ回路の出力端との間に介装された結合コンデンサと、を備え、
前記第1正極側スイッチング素子、前記第1負極側スイッチング素子、前記第2正極側スイッチング素子および前記第2負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
ように構成することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るパルス電源装置は、
サイリスタと、前記サイリスタのアノード側に設けられた主コンデンサと、前記サイリスタのカソード側に設けられた負荷コイルと、前記負荷コイルに並列に設けられたサージ吸収回路とを備え、前記サイリスタがオン状態のときに前記主コンデンサに蓄積された電力を前記負荷コイルに供給する電源回路と、
パルストランスを備え、前記パルストランスの2次巻線の一端側が前記サイリスタのゲートに接続されたサイリスタゲート回路と、
前記パルストランスの1次巻線側に接続されたゲートパルス発生回路と、
を含むパルス電源装置であって、
前記ゲートパルス発生回路は、
前記パルストランスに第1電流を出力する第1ゲートドライブ回路と、
前記パルストランスに第2電流を出力する第2ゲートドライブ回路と、
前記第1ゲートドライブ回路に前記第1電流を出力させた後に、前記第2ゲートドライブ回路に前記第2電流を出力させる制御回路と、
を備え、
前記第1ゲートドライブ回路は、
第1コンデンサと、
前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第1コンデンサの放電電流に基づいて前記第1電流として単極性のパルス電流を生成する第1スイッチ回路と、を備え、
前記第2ゲートドライブ回路は、
第2コンデンサと、
前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第2コンデンサの放電電流に基づいて前記第2電流として両極性のパルス電流を生成する第2スイッチ回路と、を備える
ことを特徴とする。
この構成によれば、第2ゲートドライブ回路が第2電流として両極性のパルス電流を生成して出力するので、パルストランスには両極性の電圧が印加されることになる。その結果、パルストランスが連続的に一方向に励磁されるのを防ぐことができる。したがって、パルストランスを大型化させることなく、パルストランスの飽和を防ぐことができる。さらに、この構成によれば、少ないパルストランスの磁束でサイリスタのゲートパルス電流を長時間流すことが可能となり、パルストランスの小型化が可能となる。
上記パルス電源装置において、
前記第2スイッチ回路は、
正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子を直列接続したハーフブリッジ回路と、
前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子の接続点に接続された直列共振コンデンサと、を備え、
前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下で交互にオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
ように構成することができる。
上記パルス電源装置において、
前記第2スイッチ回路は、
第1正極側スイッチング素子と第1負極側スイッチング素子を直列接続し、かつ第2正極側スイッチング素子と第2負極側スイッチング素子を直列接続したフルブリッジ回路と、
1次巻線の一端が前記第1正極側スイッチング素子と前記第1負極側スイッチング素子との接続点に接続され、前記1次巻線の他端が前記第2正極側スイッチング素子と前記第2負極側スイッチング素子との接続点に接続されたインバータトランスと、
前記インバータトランスの2次巻線と前記第2スイッチ回路の出力端との間に介装された結合コンデンサと、を備え、
前記第1正極側スイッチング素子、前記第1負極側スイッチング素子、前記第2正極側スイッチング素子および前記第2負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
ように構成することができる。
上記パルス電源装置において、
前記サイリスタゲート回路は、
前記パルストランスの前記2次巻線に接続された整流回路と、
前記整流回路に接続された平滑回路と、
一端が前記平滑回路に接続され、他端が前記サイリスタの前記ゲートに接続されたゲート直列抵抗器と、を備え、
前記平滑回路は、
一端が前記ゲート直列抵抗器の一端に接続された抵抗器と、一端が前記抵抗器の他端に接続され、他端が前記サイリスタのカソードに接続された平滑コンデンサと、を備える
ことが好ましい。
この構成によれば、第2スイッチ回路から出力された両極性のパルス電流(第2電流)は、パルストランスを介して整流回路に流れ、整流回路で整流された後、平滑回路の抵抗器とゲート直列抵抗器に分流する。抵抗器に流れた電流は平滑コンデンサの充電電荷となり、この充電電荷によりパルス電流(ゲート直列抵抗器に流れたパルス電流)の谷間の期間においても、平滑コンデンサ−抵抗器−ゲート直列抵抗器の経路でサイリスタのゲートに電流が供給され続ける。したがって、サイリスタの消弧が生じてしまうのを確実に防ぐことができる。
本発明によれば、パルストランスを大型化させることなくサイリスタの消弧を防ぐことが可能なゲートパルス発生回路およびパルス電源装置を提供することができる。
本発明に係るゲートパルス発生回路の一実施例の回路図である。 本発明に係るパルス電源装置の回路図である。 本発明の第2スイッチ回路の一実施例の回路図である。 本発明のサイリスタゲート回路の回路図である。 (A)は、サイリスタ電流、負荷コイル電流およびサイリスタ保持電流値の関係を示す図である。(B)は、本発明におけるパルストランス電圧、ゲートパルス電流およびゲートパルス電圧の波形図である。 (A)は、本発明の第1タイミング制御回路の回路図である。(B)は、本発明の第2タイミング制御回路の回路図である。 本発明に係るゲートパルス発生回路の他の実施例の回路図である。 本発明の第2スイッチ回路の他の実施例の回路図である。 従来例に係るゲートパルス発生回路の回路図である。 (A)は、サイリスタ電流、負荷コイル電流およびサイリスタ保持電流値の関係を示す図である。(B)は、従来例におけるパルストランス電圧およびゲートパルス電流の波形図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るゲートパルス発生回路、および当該ゲートパルス発生回路を含むパルス電源装置の実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係るゲートパルス発生回路1Aを示し、図2に、ゲートパルス発生回路1Aを含むパルス電源装置100を示す。なお、図1に示されている各構成のうち、図9と同一の符号を付した構成については従来例で説明したものと同様なので、ここでは説明を一部省略する。
図2に示すように、パルス電源装置100は、ゲートパルス発生回路1Aと、少なくとも1つ(本実施形態では、2つ)のサイリスタゲート回路2と、サイリスタゲート回路2と同数の電源回路と、を含むインパルス電流発生装置である。
ゲートパルス発生回路1Aは、サイリスタゲート回路2を介してサイリスタ3のゲートにゲートパルス電流を供給する。サイリスタゲート回路2は、パルストランス21および整流平滑回路22を備える。なお、ゲートパルス発生回路1および整流平滑回路22の詳細な構成については、後述する。
電源回路は、サイリスタ3と、サイリスタ3のアノード側に設けられた主コンデンサ4と、サイリスタ3のカソード側に同軸ケーブル5を介して設けられたサージ吸収回路6(抵抗器61およびコンデンサ62の直列回路)と、サージ吸収回路6に並列に設けられた負荷コイル7と、主コンデンサ4に接続された充電抵抗器8と、充電抵抗器8を介して主コンデンサ4に並列接続された放電抵抗器9および放電器10の直列回路と、充電抵抗器8および放電抵抗器9の前段に設けられた断路器11および充電器12とを備える。
電源回路は、サイリスタ3がオン状態のときに主コンデンサ4に蓄積された電力を負荷コイル7に供給する。また、同軸ケーブル5、サージ吸収回路6、負荷コイル7および充電器12は、各電源回路で共有されている。
図1に示すように、ゲートパルス発生回路1Aは、交流電源101に、ブレーカ102、電磁接触器103および摺動電圧調整器104を介して接続された第1ゲートドライブ回路および第2ゲートドライブ回路と、制御回路とを備える。
第1ゲートドライブ回路は、1次側が摺動電圧調整器104に接続された変圧器111と、変圧器111の2次側に接続された整流ブリッジ回路112と、整流ブリッジ回路112の後段に設けられた第1充電抵抗器113と、第1充電抵抗器113を介して充電される第1コンデンサ114と、第1スイッチ回路115とを備える。
第1スイッチ回路115は、制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、第1コンデンサ114の放電電流に基づいて単極性のパルス電流(第1電流)を生成する。具体的には、第1スイッチ回路115は、スイッチング素子からなり、当該スイッチング素子がオン状態のときに、第1コンデンサ114の放電電流を第1電流として出力端201,202から出力する。
変圧器111の2次側の電圧は、第1コンデンサ114の放電電流(第1電流)を供給できるだけの電圧値とする。また第1コンデンサ114の静電容量は、第1コンデンサ114の放電電流(第1電流)を後述する「第1期間」の間流したときのパルストランス電圧の低下が大きくなり過ぎないような値とする。
第2ゲートドライブ回路は、変圧器111と、整流ブリッジ回路112と、整流ブリッジ回路112の後段に設けられた第2充電抵抗器123と、第2充電抵抗器123を介して充電される第2コンデンサ124と、第2スイッチ回路125とを備える。
第2スイッチ回路125は、制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、第2コンデンサ124の放電電流に基づいて両極性のパルス電流(第2電流)を生成する。具体的には、第2スイッチ回路125は、図3に示すように、正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252を直列接続したハーフブリッジ回路と、正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252の接続点に接続された直列共振コンデンサ1253と、直列共振コンデンサ1253に直列接続された直列共振リアクトル1254とを備える。
正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252は、制御回路の制御下で交互にオン状態とオフ状態とが切り替わる。これにより、直列共振コンデンサ1253および直列共振リアクトル1254に振動電流が流れ、両極性のパルス電流(第2電流)が生成される。その結果、パルストランス21には両極性のパルス電圧が印加されるので、パルストランス21が連続的に一方向に励磁されるのを防ぐことができる。したがって、本実施形態では、パルストランス21を大型化させることなく、パルストランス21の飽和を防ぐことができる。
正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252は、例えば、IGBTからなる。正極側スイッチング素子1251のコレクタは、第2コンデンサ124の正極側に接続され、負極側スイッチング素子1252のエミッタは、第2コンデンサ124の負極側に接続されている。また、直列共振リアクトル1254は、第2電流を抑制する必要がない場合は、省略することができる。
第2コンデンサ124の静電容量は、第2コンデンサ124の放電電流(第2電流)を後述する「第3期間」の間流したときのパルストランス電圧の低下が大きくなり過ぎないような値とする。第2コンデンサ124の種類は問わないが、比較的大きな静電容量を確保するため、電解コンデンサを用いることが好ましい。
再び図1を参照して、制御回路は、制御信号を出力するゲートパルス制御回路131と、制御信号に基づいて第1タイミング制御信号を生成する第1タイミング制御回路132と、制御信号に基づいて第2タイミング制御信号を生成する第2タイミング制御回路133と、第1タイミング制御信号に基づいて第1駆動信号を生成する第1スイッチ素子駆動回路141と、第2タイミング制御信号に基づいて第2駆動信号および第3駆動信号を生成する第2スイッチ素子駆動回路142とを備える。
第1スイッチ素子駆動回路141は、第1駆動信号を第1スイッチ回路115に出力して第1スイッチ回路115をオン状態(導通状態)にする。第2スイッチ素子駆動回路142は、第2駆動信号を第2スイッチ回路125の正極側スイッチング素子1251に出力して正極側スイッチング素子1251をオン状態(導通状態)にする一方、第3駆動信号を第2スイッチ回路125の負極側スイッチング素子1252に出力して負極側スイッチング素子1252をオン状態(導通状態)にする。第2スイッチ素子駆動回路142は所定の周期で第2駆動信号および第3駆動信号を交互に出力する。
図4に示すように、サイリスタゲート回路2は、パルストランス21および整流平滑回路22を備え、パルストランス21の2次巻線の一端側が整流平滑回路22を介してサイリスタ3のゲートに接続されている。
整流平滑回路22は、整流回路221と、抵抗器222および平滑コンデンサ223からなる平滑回路と、ゲート直列抵抗器224と、ゲート並列抵抗器225と、ゲート並列コンデンサ226とを備える。
整流回路221は、ダイオードブリッジ回路であり、パルストランス21の2次巻線に接続されている。抵抗器222は、一端がゲート直列抵抗器224を介してサイリスタ3のゲートに接続され、他端が平滑コンデンサ223の一端(正極側)に接続されている。平滑コンデンサ223の他端は、サイリスタ3のカソードに接続されている。ゲート並列抵抗器225およびゲート並列コンデンサ226は、それぞれ一端がサイリスタ3のゲートに接続され、他端がサイリスタ3のカソードに接続されている。
図5(A)に、サイリスタ3のアノード−カソード間を流れるサイリスタ電流itと、サイリスタ電流itのうち負荷コイル7に供給される負荷コイル電流iLと、サイリスタ3のオン状態を保持するのに必要なサイリスタ保持電流値ihとの関係を示す。図5(A)において、時間tは、サイリスタ電流itがサイリスタ保持電流値ihを下回る期間の開始時点であり、時間tは、上記期間の終了時点である。
図5(B)に、パルストランス21の二次側に生じるパルストランス電圧vt,vtと、サイリスタ3のゲートに供給されるゲートパルス電流ig,ig(初期大電流igおよび持続小電流ig)と、パルストランス電圧vtに応じてサイリスタ3のゲートに印加されるゲートパルス電圧vgとの関係を示す。
時間tにおいて、制御回路の制御下で第1スイッチ回路115がターンオンし、第1コンデンサ114の放電電流(第1電流)がパルストランス21に供給され、パルストランス21から整流平滑回路22を介してサイリスタ3のゲートにゲートパルス電流が供給されると、サイリスタ3が点弧してサイリスタ電流itがサージ吸収回路6および負荷コイル7に供給され始める。
サイリスタ3が点弧してからサイリスタ電流itが増加する第1期間において、制御回路は、第1スイッチ回路115をオン状態に維持し、第2スイッチ回路125の正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252をオフ状態に維持する。これにより、第1コンデンサ114の放電電流(第1電流)がパルストランス21に供給され続け、パルストランス21の2次側にパルストランス電圧vtが発生する。
第1スイッチ回路115から出力された放電電流(第1電流)は、パルストランス21および整流平滑回路22を介して、電流値の大きいゲートパルス電流(初期大電流ig)としてサイリスタ3のゲートに供給される。なお、初期大電流igは、平滑回路の抵抗器222の存在により、平滑回路の平滑コンデンサ223の影響をほとんど受けない。
第1期間終了時からサイリスタ電流itがサイリスタ保持電流値ihを下回るまでの第2期間において、制御回路は、第1期間終了時(第2期間開始時)に第1スイッチ回路115をターンオフした後、第1スイッチ回路115をオフ状態に維持する一方、第2スイッチ回路125の正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252を交互にオンオフさせる動作を開始する。これにより、直列共振コンデンサ1253および直列共振リアクトル1254に振動電流が流れ、第2スイッチ回路125からパルストランス21に両極性のパルス電流(第2電流)が供給される。その結果、パルストランス21の2次側に両極性のパルストランス電圧vtが発生する。
第2スイッチ回路125から出力された両極性のパルス電流(第2電流)は、パルストランス21を介して整流回路221に流れ、整流回路221で整流された後、抵抗器222とゲート直列抵抗器224に分流する。抵抗器222に流れた電流は平滑コンデンサ223の充電電荷となり、この充電電荷によりパルス電流(ゲート直列抵抗器224に流れたパルス電流)の谷間の期間においても、平滑コンデンサ223−抵抗器222−ゲート直列抵抗器224の経路でサイリスタ3のゲートに電流が供給され続ける。その結果、サイリスタ3のゲートには、図5(B)に示すゲートパルス電流(持続小電流)igが供給され、ゲートパルス電流igに応じたゲートパルス電圧vgが印加される。
サイリスタ電流itがサイリスタ保持電流値ihを下回る第3期間(時間t〜tの期間)において、制御回路は、第2スイッチ回路125の正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252を交互にオンオフさせ続ける。これにより、上記第2期間と同様に、第2スイッチ回路125からパルストランス21に両極性のパルス電流(第2電流)が供給され、パルストランス21の2次側に両極性のパルストランス電圧vtが発生する。このため、パルストランス21は、第1電流による励磁状態から変わらない磁束を保つことができ、連続的に一方向に励磁されるのを防ぐことができる。また、サイリスタ3のゲートにはゲートパルス電流igが供給され続けるので、サイリスタ3の消弧が生じてしまうのを確実に防ぐことができる。
図6(A)に、第1タイミング制御回路132の回路図を示す。第1タイミング制御回路132は、ゲートパルス制御回路131側の入力端301,302と、第1スイッチ素子駆動回路141側の出力端303,304とを備える。入力端301は、抵抗器305を介してNPN型のトランジスタ306のベースに接続されている。トランジスタ306のエミッタは、グランドに接続されている。トランジスタ306のコレクタは、抵抗器307およびコンデンサ308からなる並列回路と当該並列回路に直列に接続された抵抗器309とを介して、PNP型のトランジスタ310のベースに接続されている。トランジスタ310のベースは、抵抗器311を介して電源Vccに接続され、トランジスタ310のエミッタは電源Vccに直接接続されている。トランジスタ310のコレクタは、抵抗器312を介して出力端303に接続されるとともに、抵抗器313を介してグランドに接続されている。
第1タイミング制御回路132は、制御信号が入力されるとトランジスタ306がオンし、抵抗器309を介してコンデンサ308を充電している期間だけトランジスタ310がオンして、出力端303,304から第1タイミング制御信号を出力するので、抵抗器309およびコンデンサ308の時定数を調整することで、第1期間すなわちサイリスタ3のゲートに初期大電流igが供給される期間を調整することができる。なお、抵抗器307は、制御信号が入力されない時にコンデンサ308の電荷を放電するためのもので、通常は抵抗器309に比べて十分に大きい抵抗値をもつ。
図6(B)に、第2タイミング制御回路133の回路図を示す。第2タイミング制御回路133は、ゲートパルス制御回路131側の入力端401,402と、第2スイッチ素子駆動回路142側の出力端403,404とを備える。入力端401は、抵抗器405を介してNPN型のトランジスタ406のベースに接続されている。トランジスタ406のエミッタは、グランドに接続されている。トランジスタ406のベース−エミッタ間にはコンデンサ407および抵抗器408が接続されている。トランジスタ406のコレクタは、抵抗器409を介してPNP型のトランジスタ410のベースに接続されている。トランジスタ410のベースは、抵抗器411を介して電源Vccに接続され、トランジスタ410のエミッタは電源Vccに直接接続されている。トランジスタ410のコレクタは、抵抗器412を介して出力端403に接続されるとともに、抵抗器413を介してグランドに接続されている。
第2タイミング制御回路133は、制御信号が入力されると抵抗器405、コンデンサ407および抵抗器408からなる回路の時定数に応じた遅延時間を経てトランジスタ406がオンし、抵抗器409を介してトランジスタ410がオンして、出力端403,404から第2タイミング制御信号を出力する。
第2スイッチ素子駆動回路142は、第2タイミング制御信号が入力されると、所定の周期で第2駆動信号および第3駆動信号を交互に出力する。これにより、正極側スイッチング素子1251および負極側スイッチング素子1252は、交互にオン状態とオフ状態とが切り替わる。
以上、本発明に係るゲートパルス発生回路、および当該ゲートパルス発生回路を含むパルス電源装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
[変形例]
例えば、第1ゲートドライブ回路および第2ゲートドライブ回路の構成は、第1ゲートドライブ回路が制御回路の制御下でパルストランス21に単極性のパルス電流を出力し、第2ゲートドライブ回路が制御回路の制御下でパルストランス21に両極性のパルス電流を出力するのであれば、適宜変更することができる。
制御回路の構成は、第1期間において、第1ゲートドライブ回路に第1電流を出力させ、第2期間において、第1ゲートドライブ回路に第1電流の出力を停止させるとともに第2ゲートドライブ回路に第2電流を出力させ、第3期間において、第2ゲートドライブ回路に第2電流を出力させ続けることができるのであれば、適宜変更することができる。
第1タイミング制御回路132および第2タイミング制御回路133の構成は、適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、第2スイッチ回路125をハーフブリッジ回路として構成したが、他の実施形態においては、図7に示すゲートパルス発生回路1Bのように、フルブリッジ回路として構成した第2スイッチ回路155を用いることが可能である。第2スイッチ回路125は、図8に示すように、出力側にインバータトランス1557および結合コンデンサ1558を有する。
ゲートパルス発生回路1Bの第2ゲートドライブ回路は、変圧器111と、整流ブリッジ回路112と、整流ブリッジ回路112の後段に設けられた第2充電抵抗器123と、第2充電抵抗器123を介して充電される第2コンデンサ124と、第2スイッチ回路155とを備える。
第2スイッチ回路155は、第1正極側スイッチング素子1551および第1負極側スイッチング素子1552を直列接続して第2コンデンサ124の極間に接続する第一の回路枝と、第2正極側スイッチング素子1253および第2負極側スイッチング素子1254を直列接続して第2コンデンサ124の極間に接続する第二の回路枝を有するフルブリッジ回路を含む。これらの回路枝の2個のスイッチング素子の直列接続点の間には、直列共振コンデンサ1555と直列共振リアクトル1556とインバータトランス1557の1次巻線が直列に接続されている。また、インバータトランス1557の2次巻線は、結合コンデンサ1558を介して第1および第2ゲートドライブ回路出力端201および202に接続されている。
第2スイッチ回路155は、動作時には第2スイッチ素子駆動回路142の制御下で2つのオン状態とオフ状態とが切り替わり、第2コンデンサ124の放電電流に基づいて両極性のパルス電流(第2電流)を生成する。具体的には、第1正極側スイッチング素子1551および第2負極側スイッチング素子1554がオンして直列共振コンデンサ1555に図の右向きの電流が流れる第一のオン状態と、第2正極側スイッチング素子1553および第1負極側スイッチング素子1552がオンして直列共振コンデンサ1555に図の左向きの電流が流れる第二のオン状態と、オフ状態とが切り替わる。これにより、直列共振リアクトル1556とインバータトランス1557の1次巻線に両極性のパルス電流(第2電流)が生成され、インバータトランス1557の2次巻線および結合コンデンサ1558を介して両極性のパルス電流(第2電流)がパルストランス21に通流される。パルストランス21には両極性のパルス電圧が印加されるので、パルストランス21が連続的に一方向に励磁されるのを防ぐことができる。したがって、本実施形態においても、パルストランス21を大型化させることなく、パルストランス21の飽和を防ぐことができる。
第2スイッチ回路155をフルブリッジ回路として構成した場合には、直列共振コンデンサ1555には直流電圧が印加されないので、これを小型化することができるという利点がある。
さらに、フルブリッジ回路の駆動方法等によりインバータトランス1557の偏磁や飽和を防ぐ配慮をすれば、結合コンデンサ1558を直列共振コンデンサ1555と兼用することが可能で、この場合は直列共振コンデンサ1555を省略することができる。また、上記実施形態と同様に、直列共振リアクトル1556を省略することもできる。
第2ゲートドライブ回路の主要部をハーフブリッジ回路として構成する場合とフルブリッジ回路として構成とする場合との得失を表1に記載した。なお、直列共振コンデンサ1253、1555が、表1の1次側コンデンサに相当する。
Figure 2018074619
本発明に係るパルス電源装置は、ゲートパルス発生回路1A(または1B)と、3つ以上のサイリスタゲート回路2と、サイリスタゲート回路2と同数の電源回路とを含んでもよい。ゲートパルス発生回路1A(または1B)によりパルストランス21の小型化が可能になるので、例えば、数十個以上のサイリスタゲート回路2および電源回路を並列駆動する大型のインパルス電流発生装置においては、装置全体におけるサイリスタゲート回路2の占有体積を縮小することができ、装置全体を小型化することができる。
本発明に係るゲートパルス発生回路は、インパルス電流発生装置以外のパルス電源装置にも適用可能である。
1A、1B、1’ ゲートパルス発生回路
2 サイリスタゲート回路
3 サイリスタ
4 主コンデンサ
5 同軸ケーブル
6 サージ吸収回路
7 負荷コイル
8 充電抵抗器
9 放電抵抗器
10 放電器
11 断路器
12 充電器
21 パルストランス
22 整流平滑回路
100 パルス電源装置
101 交流電源
102 ブレーカ
103 電磁接触器
104 摺動電圧調整器
111,121 変圧器
112,122 整流ブリッジ回路
113 第1充電抵抗器
114 第1コンデンサ
115 第1スイッチ回路
116 第1スイッチ素子
123 第2充電抵抗器
124 第2コンデンサ
125 第2スイッチ回路
126 第2スイッチ素子
127 逆流防止用のダイオード
131 ゲートパルス制御回路
132 第1タイミング制御回路
133 第2タイミング制御回路
134 ゲートパルス制御回路
135 タイミング制御回路
141 第1スイッチ素子駆動回路
142 第2スイッチ素子駆動回路
143 スイッチ素子駆動回路
155 第2スイッチ回路
201,202 第1および第2ゲートドライブ回路出力端
221 整流回路
222 抵抗器
223 平滑コンデンサ
224 ゲート直列抵抗器
225 ゲート並列抵抗器
226 ゲート並列コンデンサ
301,302 第1タイミング制御回路入力端
303,304 第1タイミング制御回路出力端
305,307,309,311,312,313 抵抗器
306 NPNトランジスタ
308 コンデンサ
310 PNPトランジスタ
401,402 第2タイミング制御回路入力端
403,404 第2タイミング制御回路出力端
405,408,409,411,412,413 抵抗器
406 NPNトランジスタ
407 コンデンサ
410 PNPトランジスタ
1251 正極側スイッチング素子
1252 負極側スイッチング素子
1253 直列共振コンデンサ
1254 直列共振リアクトル
1551 第1正極側スイッチング素子
1552 第1負極側スイッチング素子
1553 第2正極側スイッチング素子
1554 第2負極側スイッチング素子
1555 直列共振コンデンサ
1556 直列共振リアクトル
1557 インバータトランス
1558 結合コンデンサ

Claims (7)

  1. パルストランスを介して、前記パルストランスの2次側に接続されたサイリスタのゲートにゲートパルス電流を供給するためのゲートパルス発生回路であって、
    前記パルストランスに第1電流を出力する第1ゲートドライブ回路と、
    前記パルストランスに第2電流を出力する第2ゲートドライブ回路と、
    前記第1ゲートドライブ回路に前記第1電流を出力させた後に、前記第2ゲートドライブ回路に前記第2電流を出力させる制御回路と、
    を備え、
    前記第1ゲートドライブ回路は、
    第1コンデンサと、
    前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第1コンデンサの放電電流に基づいて前記第1電流として単極性のパルス電流を生成する第1スイッチ回路と、を備え、
    前記第2ゲートドライブ回路は、
    第2コンデンサと、
    前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第2コンデンサの放電電流に基づいて前記第2電流として両極性のパルス電流を生成する第2スイッチ回路と、を備える
    ことを特徴とするゲートパルス発生回路。
  2. 前記第2スイッチ回路は、
    正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子を直列接続したハーフブリッジ回路と、
    前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子の接続点に接続された直列共振コンデンサと、を備え、
    前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下で交互にオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲートパルス発生回路。
  3. 前記第2スイッチ回路は、
    第1正極側スイッチング素子と第1負極側スイッチング素子を直列接続し、かつ第2正極側スイッチング素子と第2負極側スイッチング素子を直列接続したフルブリッジ回路と、
    1次巻線の一端が前記第1正極側スイッチング素子と前記第1負極側スイッチング素子との接続点に接続され、前記1次巻線の他端が前記第2正極側スイッチング素子と前記第2負極側スイッチング素子との接続点に接続されたインバータトランスと、
    前記インバータトランスの2次巻線と前記第2スイッチ回路の出力端との間に介装された結合コンデンサと、を備え、
    前記第1正極側スイッチング素子、前記第1負極側スイッチング素子、前記第2正極側スイッチング素子および前記第2負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲートパルス発生回路。
  4. サイリスタと、前記サイリスタのアノード側に設けられた主コンデンサと、前記サイリスタのカソード側に設けられた負荷コイルと、前記負荷コイルに並列に設けられたサージ吸収回路とを備え、前記サイリスタがオン状態のときに前記主コンデンサに蓄積された電力を前記負荷コイルに供給する電源回路と、
    パルストランスを備え、前記パルストランスの2次巻線の一端側が前記サイリスタのゲートに接続されたサイリスタゲート回路と、
    前記パルストランスの1次巻線側に接続されたゲートパルス発生回路と、
    を含むパルス電源装置であって、
    前記ゲートパルス発生回路は、
    前記パルストランスに第1電流を出力する第1ゲートドライブ回路と、
    前記パルストランスに第2電流を出力する第2ゲートドライブ回路と、
    前記第1ゲートドライブ回路に前記第1電流を出力させた後に、前記第2ゲートドライブ回路に前記第2電流を出力させる制御回路と、
    を備え、
    前記第1ゲートドライブ回路は、
    第1コンデンサと、
    前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第1コンデンサの放電電流に基づいて前記第1電流として単極性のパルス電流を生成する第1スイッチ回路と、を備え、
    前記第2ゲートドライブ回路は、
    第2コンデンサと、
    前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わり、前記第2コンデンサの放電電流に基づいて前記第2電流として両極性のパルス電流を生成する第2スイッチ回路と、を備える
    ことを特徴とするパルス電源装置。
  5. 前記第2スイッチ回路は、
    正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子を直列接続したハーフブリッジ回路と、
    前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子の接続点に接続された直列共振コンデンサと、を備え、
    前記正極側スイッチング素子および前記負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下で交互にオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルス電源装置。
  6. 前記第2スイッチ回路は、
    第1正極側スイッチング素子と第1負極側スイッチング素子を直列接続し、かつ第2正極側スイッチング素子と第2負極側スイッチング素子を直列接続したフルブリッジ回路と、
    1次巻線の一端が前記第1正極側スイッチング素子と前記第1負極側スイッチング素子との接続点に接続され、前記1次巻線の他端が前記第2正極側スイッチング素子と前記第2負極側スイッチング素子との接続点に接続されたインバータトランスと、
    前記インバータトランスの2次巻線と前記第2スイッチ回路の出力端との間に介装された結合コンデンサと、を備え、
    前記第1正極側スイッチング素子、前記第1負極側スイッチング素子、前記第2正極側スイッチング素子および前記第2負極側スイッチング素子は、前記制御回路の制御下でオン状態とオフ状態とが切り替わることで、前記第2電流を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルス電源装置。
  7. 前記サイリスタゲート回路は、
    前記パルストランスの前記2次巻線に接続された整流回路と、
    前記整流回路に接続された平滑回路と、
    一端が前記平滑回路に接続され、他端が前記サイリスタの前記ゲートに接続されたゲート直列抵抗器と、を備え、
    前記平滑回路は、
    一端が前記ゲート直列抵抗器の一端に接続された抵抗器と、一端が前記抵抗器の他端に接続され、他端が前記サイリスタのカソードに接続された平滑コンデンサと、を備える
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のパルス電源装置。
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