JP2018073877A - 筐体用部材、電子機器及び筐体用部材の製造方法 - Google Patents

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Yoshiji Uchiyama
義治 内山
茂浩 堀内
Shigehiro Horiuchi
茂浩 堀内
賢 堂薗
Masaru Dosono
賢 堂薗
敏博 井上
Toshihiro Inoue
敏博 井上
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Abstract

【課題】表面に設けた脚部の脱落を防止することができる筐体用部材、該筐体用部材を用いた電子機器及び該筐体用部材の製造方法を提供する。
【解決手段】筐体用部材10は、平板状の表面22aを持ったベース部材22を有し、ベース部材22の表面22aの一部に凸状の脚部20を設けた構成であり、例えばノート型PC等の電子機器14の筐体12に用いられる。筐体用部材10では、脚部20はゴム材料部24で覆われており、このゴム材料部24は脚部20の周囲まで延出してベース部材22の表面22aを覆っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器等の筐体に用いられる筐体用部材、該筐体用部材を用いた電子機器及び該筐体用部材の製造方法に関する。
通常、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)等の電子機器の底面には、ゴム材料で形成された複数の脚部が設けられている。脚部は、電子機器の机上でのがたつきや衝撃を抑制すると共に、電子機器が机を傷つけることを防止するためのものである。例えば特許文献1には、ゴム材料で形成した脚部を電子機器の筐体の底面に両面テープで接着する構成が開示されている。
特開2015−79392号公報
上記従来技術のように脚部を両面テープで筐体に接着した場合、接着時の両面テープの不適切な取扱いや経年劣化等によって脚部が剥がれおちてしまう場合がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、表面に設けた脚部の脱落を防止することができる筐体用部材、該筐体用部材を用いた電子機器及び該筐体用部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る筐体用部材は、平板状の表面を持ったベース部材を有し、該ベース部材の表面の一部に凸状の脚部を設けた筐体用部材であって、前記脚部は、ゴム材料で覆われており、前記ゴム材料は、前記脚部の周囲まで延出して前記ベース部材の表面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする。
このような構成によれば、当該筐体用部材は脚部の周囲までがゴム材料によって覆われている。このため、脚部の剥離や脱落を防止することができる。しかも脚部及びその周囲がゴム材料で覆われているため、脚部とその周囲との間に隙間や段差が形成されず、外観品質が高いという利点もある。
前記ベース部材の表面には、凸状部が形成されており、前記脚部は、前記凸状部を前記ゴム材料で覆った構成であってもよい。そうすると、脚部を剛性の高いベース部材の凸状部とこれを覆うゴム材料とで形成でき、衝撃吸収性能と剛性感とを両立できる。
前記凸状部は、中心に凹部が形成された円環状のリブであり、前記ゴム材料は、前記凹部に充填された状態で前記リブを覆った構成であってもよい。そうすると、脚部を形成するゴム材料がリブの凹凸形状に噛み合うことでその剛性や安定性が向上する。また、ゴム材料が凹部に充填された状態となることで、脚部でのゴム材料の厚みが増大し、その衝撃吸収性能が向上する。
前記ゴム材料は、前記ベース部材の表面の略全体を覆った構成であってもよい。そうすると、ベース部材に対する塗装工程が不要となり、製造効率が向上する。
前記ベース部材の表面には、開口部又は操作部が設けられており、前記ゴム材料は、前記開口部又は前記操作部を除く前記ベース部材の表面の略全体を覆った構成であってもよい。そうすると、例えば排気口や吸気口等の開口部、又はスイッチ等の操作部を避けてゴム材料を配置することができる。
本発明に係る電子機器は、上記構成の筐体用部材を用いた筐体を備える電子機器であって、前記筐体用部材を前記筐体の裏面カバー部材として用いたことを特徴とする。このような構成によれば、裏面カバー部材として筐体用部材を用いることで、脱落や剥離を抑えた脚部を持った電子機器の筐体を構成できる。
前記筐体用部材は、前記ベース部材の前記平板状の表面の周囲で起立した側壁部を有し、前記筐体は、前記筐体用部材の側壁部に対して表面カバー部材が連結されることで箱状に構成されており、前記側壁部はその表面から上端面までが前記ゴム材料によって覆われると共に、該側壁部の上端面と前記表面カバー部材との間に前記上端面を覆うゴム材料が挟み込まれた構成であってもよい。そうすると、ゴム材料の端部を側壁部の上端面と表面カバー部材との間で挟持でき、ゴム材料がこの端部から捲れや剥離を生じることを防止できる。
本発明に係る筐体用部材の製造方法は、ベース部材の平板状の表面の少なくとも一部にゴム材料をアウトサート成形又はインサート成形によって固着すると同時に、前記ベース部材の表面の一部に前記ゴム材料によって覆われた凸状の脚部を形成することを特徴とする。このような方法によれば、ベース部材の表面にゴム材料を強固に固着することができる。
前記ベース部材の表面には、凸状部が形成されており、前記アウトサート成形又は前記インサート成形した前記ゴム材料によって前記凸状部を覆うことで前記脚部を形成してもよい。
前記ベース部材の表面に加硫接着剤を塗布した後、該ベース部材に対する前記ゴム材料の前記アウトサート成形又は前記インサート成形を実行することで、前記ゴム材料を前記ベース部材の表面に固着させると同時に加硫処理を行ってもよい。そうすると、ゴム材料をベース部材の表面に固着させると同時に加硫処理を行うことができ、製造効率が向上する。
本発明によれば、ゴム材料で脚部及びその周囲を覆っているため、脚部の剥離や脱落を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る筐体用部材を用いた筐体を備える電子機器の斜視図である。 図2は、図1に示す電子機器を構成する筐体の前後方向に沿う縦断面図である。 図3は、筐体用部材の製造方法の一手順を示すフローチャートである。 図4は、ゴム材料部のベース部材に対するアウトサート成形工程を模式的に示す断面図である。 図5は、ゴム材料部をベース部材の表面の一部にのみ設けた構成例を示す筐体の底面図である。 図6は、ベース部材のゴム材料部の縁部との境界となる位置に凸部を設けた構成例を示す要部拡大断面図である。 図7は、第1変形例に係る筐体用部材を用いた筐体の前後方向に沿う縦断面図である。 図8は、第2変形例に係る筐体用部材を用いた筐体の底面図である。 図9は、ベース部材の開口部の周囲に凸部を設けた構成例を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明に係る筐体用部材について、この部材を用いた電子機器を例示して好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る筐体用部材10を用いた筐体12を備える電子機器14の斜視図であり、電子機器14を底面12a側から見た図である。本実施形態では、筐体用部材10をノート型PCである電子機器14の筐体12に適用した構成を例示する。筐体用部材10は、タブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)やスマートフォン、携帯電話等の各種の電子機器や精密機器等に適用可能である。
図1に示すように、電子機器14は、筐体12の後端部にディスプレイ筐体16をヒンジで開閉可能に連結した構成である。筐体12の表面には図示しないキーボードが設けられ、ディスプレイ筐体16の表面には図示しないディスプレイが設けられている。図1は、筐体12とディスプレイ筐体16を閉じ、その内側にキーボードとディスプレイを収納した状態を示している。
筐体12は、裏面カバー部材18と表面カバー部材19とを連結することで扁平な箱状に構成されている。裏面カバー部材18は、本実施形態に係る筐体用部材10によって構成されている。裏面カバー部材18は、筐体12の底面12a及び側面の一部を形成する。表面カバー部材19は、筐体12の上面をキーボードと共に覆う樹脂製若しくは金属製の部材である。筐体12の底面12a、つまり裏面カバー部材18の表面の四隅付近には、凸状の脚部20が設けられている。脚部20は、電子機器14の机上でのがたつきや衝撃を抑制すると共に、電子機器14が机を傷つけることを防止するためのゴム脚である。
次に、筐体用部材10で構成した裏面カバー部材18の具体的な構成を説明する。図2は、図1に示す電子機器14を構成する筐体12の前後方向に沿う縦断面図である。
図2に示すように、裏面カバー部材18を構成する筐体用部材10は、ベース部材22の略全体をゴム材料部24で覆った構成である。
ベース部材22は、マグネシウム等の金属材料によって形成された金属板である。ベース部材22は、樹脂板であってもよい。ベース部材22は、平板状に形成された表面22aの周囲4辺に側壁部22bを起立させた浅い容器構造である。平板状の表面22aの四隅付近には、円環状のリブ(凸状部)26が形成されている。リブ26の中心には凹部26aが形成されている。
ゴム材料部24は、ベース部材22の平板状の表面22aから側壁部22bの表面までを覆うようにゴム材料を層状に固着させたものである。ゴム材料部24は、リブ26の全体をドーム状に覆うことで脚部20を形成すると共に、リブ26の凹部26aに充填されている。本実施形態の場合、ゴム材料部24は、加硫接着剤28(図4参照)を用いてゴム材料をベース部材22に接着すると同時に加硫処理したものであるが、詳細は後述する。
ゴム材料部24は、側壁部22bの上端面22cも覆っている。上端面22cを覆うゴム材料部24は、上端面22cと表面カバー部材19との間に挟み込まれた状態で強固に保持されている。
次に、裏面カバー部材18を構成する筐体用部材10の製造方法について説明する。図3は、筐体用部材10の製造方法の一手順を示すフローチャートである。図4は、ゴム材料部24のベース部材22に対するアウトサート成形工程を模式的に示す断面図である。
図3中のステップS1に示すように、先ず、ベース部材22となるマグネシウム製等の金属板を鋳造工程によって成形する。ステップS2では、成形したベース部材22をCNC(コンピュータ数値制御)切削加工機等で切削し、所定の寸法形状とする。ステップS3では、切削工程後のベース部材22に所定の化成剤等を用いて化成処理を施す。
ステップS4では、ステップS1〜S3で形成したベース部材22にゴム材料部24を形成するアウトサート成形工程を実行する。このアウトサート成形工程では、先ずゴム材料部24を固着する部分、本実施形態ではベース部材22の表面22a(及び側壁部22bの表面及び上端面22c)に加硫接着剤28を塗布する。加硫接着剤28としては、例えばケムロック(Chemlok。ロード コーポレーションの商品名。登録商標)を例示できる。次いで加硫接着剤28を塗布したベース部材22を金型30内のキャビティに配置し、ゴム材料部24を形成するゴム材料(例えば天然ゴム)を射出すると同時に所定の温度及び圧力を付与するアウトサート成形を実施する。その結果、ゴム材料がベース部材22の表面22aに固着すると同時にゴム材料に加硫処理が施され、ゴム材料がベース部材22の表面22aや側壁部22b等に強固に固着したゴム材料部24が形成される。
このアウトサート成形工程では、ゴム材料(例えば天然ゴム)を加硫接着剤28と加硫させることができる程度の温度や圧力に設定するとよい。また例えばベース部材22の板厚を0.8mmとした場合、ゴム材料部24の厚みは最小で0.2mm程度に設定するとよい。なお、このステップS4は、アウトサート成形に代えてインサート成形を行い、ゴム材料をベース部材22に固着させてゴム材料部24を形成してもよい。
次に、ゴム材料部24を設けたベース部材22の反りを測定及び矯正する反り矯正工程を行う(ステップS5)。これにより、筐体用部材10の成形が完成する。そこで、この筐体用部材10を裏面カバー部材18として使用する際に必要な部品等を組み付ける部品組付工程を行った後(ステップS6)、外観検査等の最終的な検査工程を実行することで(ステップS7)、裏面カバー部材18の製造が完了する。
以上のように、本実施形態に係る筐体用部材10は、平板状の表面22aを持ったベース部材22を有し、ベース部材22の表面22aの一部に凸状の脚部20を設けた構成である。そして、脚部20はゴム材料部24で覆われており、このゴム材料部24は脚部20の周囲まで延出してベース部材22の表面22aを覆っている。
このように脚部20は、その周囲までがゴム材料部24によって覆われている。すなわち、従来技術ではゴムで形成した脚部を両面テープ等で筐体に接着していたが、当該脚部20はベース部材22と一体的に形成されている。このため、脚部20の剥離や脱落を防止することができる。しかも脚部20及びその周囲がゴム材料部24で覆われている。すなわち、別体のゴム脚を筐体12に接着する場合はゴム脚の周囲に筐体表面との間の隙間や段差を生じるが、当該筐体用部材10の脚部20ではその周囲に隙間や段差が形成されず、外観品質を確保できる。
なお、上記では脚部20を筐体12の底面12aの四隅付近に設けた構成を例示したが、脚部20は例えば底面12aの後端側左右両端部のみに設けてもよい。すなわち、当該筐体用部材10は、底面12aの略全体をゴム材料部24で覆っているため、底面12aの前端側の脚部20を省略しても衝撃吸収性能等への影響を最小限に抑えることができる。また脚部20に代えて、1本の帯状の脚部を底面12a後端側のみ、又は後端側及び前端側に設けてもよい。
また、本実施形態に係る筐体用部材10の製造方法は、ベース部材22の平板状の表面22aにゴム材料をアウトサート成形又はインサート成形によって固着すると同時に、ベース部材22の表面22aにゴム材料部24によって覆われた凸状の脚部20を形成する。
従って、ベース部材22の表面22aにゴム材料部24を強固に固着することができる。しかもベース部材22の略全体をゴム材料部24で覆う構成とすると、ベース部材22に対する塗装工程が不要となり、製造効率が向上する。また、ベース部材22の表面22aに加硫接着剤28を塗布してアウトサート成形を実行することで、ゴム材料をベース部材22の表面22aに固着させると同時に加硫処理を行うことができ、製造効率が一層向上する。
なお、脚部20を形成するゴム材料部24は、ベース部材22の全体を覆っていなくてもよい。図5は、ゴム材料部24をベース部材22の表面22aの一部にのみ設けた構成例を示す筐体12の底面図である。
図5に示すように、ゴム材料部24はベース部材22の表面22aの全体ではなく、脚部20を含む一部のみを覆うように設けてもよい。この構成においても、脚部20はその周囲までがゴム材料部24によって覆われているため、その剥離や脱落が防止される。
ところで、図5に示す構成では、ゴム材料部24の縁部24aがベース部材22の表面22a(底面12a)に露出した状態となる。そこで、図6に示すように、ベース部材22の表面22aにおけるゴム材料部24の縁部24aとの境界となる部分にリブ状の凸部31を設けてもよい。これにより、ゴム材料部24の縁部24aが底面12aに露出することを防止でき、ゴム材料部24が縁部24aから捲れや剥離を生じることを防止できる。凸部31は傾斜面で構成され、ゴム材料部24から表面22aまでを滑らかに連続させてもよい。
当該筐体用部材10では、ベース部材22に設けた凸状部は、中心に凹部26aが形成された円環状のリブ26であり、ゴム材料部24は凹部26aに充填された状態でリブ26を覆っている。このため、脚部20を形成するゴム材料部24がリブ26の凹凸形状に噛み合うことでその剛性や安定性が向上する。また、ゴム材料部24が凹部26aに充填された状態となることで、脚部20でのゴム材料部24の厚みが増大し、その衝撃吸収性能が向上する。
なお、脚部20はベース部材22にリブ26を設けず、平板状の表面22aに直接的にドーム状のゴム材料部24を形成して構成してもよい。また、脚部20を構成するベース部材22の凸状部の形状は円環状のリブ26以外であってもよい。
図7は、第1変形例に係る筐体用部材10Aを用いた筐体12の前後方向に沿う縦断面図である。図7に示すように、筐体用部材10Aは、図2に示す筐体用部材10とは構造の異なる脚部32を備える。脚部32は、ベース部材22の表面22aの四隅付近に形成されたドーム状の凸状部34をゴム材料部24で覆ったものである。
図8は、第2変形例に係る筐体用部材10Bを用いた筐体12の底面図である。図8に示すように、筐体用部材10Bは、筐体12の底面12aとなる部分に開口部36を有する。開口部36は、例えば筐体12内に設置される図示しない冷却ファンの排気口又は吸気口となる複数のスリット状の孔部である。開口部36は、ベース部材22に形成されている。この場合、ゴム材料部24の縁部24aは、開口部36を避ける逃げ孔となる。
このように筐体用部材10Bでは、逃げ孔を形成する縁部24aによってゴム材料部24がベース部材22の開口部36を閉塞することを防止している。換言すれば、ゴム材料部24は開口部36を除くベース部材22の略全体を覆っている。このため、筐体用部材10Bは、筐体12の底面12aとなる部分に開口部36が設けられた場合でも、この開口部36での吸排気等を適正に確保することができる。ベース部材22の表面22aに開口部36ではなく、所定のスイッチ等の操作部を設けた構成とした場合にも、逃げ孔となる縁部24aによって該操作部を避けてゴム材料部24を設けるとよい。
ところで、図8に示す構成では、ゴム材料部24の逃げ孔となる縁部24aがベース部材22の表面22a(底面12a)に露出した状態となる。そこで、図9に示すように、ベース部材22の表面22aに開口部36の四周を囲むリブ状の凸部38を設けてもよい。すなわち、開口部36を内側に設けた凸部38の外側にゴム材料部24を設けることで、ゴム材料部24の逃げ孔となる縁部24aが露出することを防止できる。これにより、ゴム材料部24が縁部24aから捲れや剥離を生じることを防止できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10,10A,10B 筐体用部材
12 筐体
12a 底面
14 電子機器
16 ディスプレイ筐体
18 裏面カバー部材
19 表面カバー部材
20,32 脚部
22 ベース部材
22a 表面
22b 側壁部
22c 上端面
24 ゴム材料部
24a 縁部
26 リブ
26a 凹部
28 加硫接着剤
30 金型
31,38 凸部
34 凸状部
36 開口部

Claims (10)

  1. 平板状の表面を持ったベース部材を有し、該ベース部材の表面の一部に凸状の脚部を設けた筐体用部材であって、
    前記脚部は、ゴム材料で覆われており、
    前記ゴム材料は、前記脚部の周囲まで延出して前記ベース部材の表面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする筐体用部材。
  2. 請求項1記載の筐体用部材において、
    前記ベース部材の表面には、凸状部が形成されており、
    前記脚部は、前記凸状部を前記ゴム材料で覆った構成であることを特徴とする筐体用部材。
  3. 請求項2記載の筐体用部材において、
    前記凸状部は、中心に凹部が形成された円環状のリブであり、
    前記ゴム材料は、前記凹部に充填された状態で前記リブを覆っていることを特徴とする筐体用部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の筐体用部材において、
    前記ゴム材料は、前記ベース部材の表面の略全体を覆っていることを特徴とする筐体用部材。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の筐体用部材において、
    前記ベース部材の表面には、開口部又は操作部が設けられており、
    前記ゴム材料は、前記開口部又は前記操作部を除く前記ベース部材の表面の略全体を覆っていることを特徴とする筐体用部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の筐体用部材を用いた筐体を備える電子機器であって、
    前記筐体用部材を前記筐体の裏面カバー部材として用いたことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6記載の電子機器において、
    前記筐体用部材は、前記ベース部材の前記平板状の表面の周囲で起立した側壁部を有し、
    前記筐体は、前記筐体用部材の側壁部に対して表面カバー部材が連結されることで箱状に構成されており、
    前記側壁部はその表面から上端面までが前記ゴム材料によって覆われると共に、該側壁部の上端面と前記表面カバー部材との間に前記上端面を覆うゴム材料が挟み込まれていることを特徴とする電子機器。
  8. ベース部材の平板状の表面の少なくとも一部にゴム材料をアウトサート成形又はインサート成形によって固着すると同時に、前記ベース部材の表面の一部に前記ゴム材料によって覆われた凸状の脚部を形成することを特徴とする筐体用部材の製造方法。
  9. 請求項8記載の筐体用部材の製造方法において、
    前記ベース部材の表面には、凸状部が形成されており、
    前記アウトサート成形又は前記インサート成形した前記ゴム材料によって前記凸状部を覆うことで前記脚部を形成することを特徴とする筐体用部材の製造方法。
  10. 請求項8又は9記載の筐体用部材の製造方法において、
    前記ベース部材の表面に加硫接着剤を塗布した後、該ベース部材に対する前記ゴム材料の前記アウトサート成形又は前記インサート成形を実行することで、前記ゴム材料を前記ベース部材の表面に固着させると同時に加硫処理を行うことを特徴とする筐体用部材の製造方法。
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