JP2018073698A - 超電導線材及び超電導コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いが容易でありかつ低減された遮蔽電流と交流損失とを有する超電導線材を提供する。【解決手段】超電導線材は、複数の超電導線材部分を備える。複数の超電導線材部分は、各々、第1主面と第1主面とは反対側の第2主面とを有する基板と、第1主面上に設けられた超電導材料層とを含む。複数の超電導線材部分は、第1主面に直交する第2の方向に沿って互いに積層される。超電導線材の長手方向に直交する断面における、超電導線材の高さhに対する超電導線材の幅wの比w/hは0.7以上3以下である。幅wは2mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、超電導線材及び超電導コイルに関する。
基板と基板上に設けられた超電導材料層とを含む超電導線材、及び、この超電導線材を含む超電導コイルが知られている(特許文献1を参照)。
特開2015−228357号公報
しかしながら、特許文献1に記載された超電導線材の幅は超電導線材の高さの40倍以上であるため、超電導線材のハンドリング性が劣っている。また、特許文献1に記載された超電導線材は5mmのような広い幅を有しているため、超電導線材における遮蔽電流及び交流損失が大きい。
特許文献1に記載された超電導線材の取扱いが難しいため、このような超電導線材を巻き回して超電導コイルを製造するためには、複雑な巻き回し技術が必要である。また、特許文献1に記載された超電導線材では大きな遮蔽電流と大きな交流損失とが発生するため、このような超電導線材が巻き回された超電導コイルでは、超電導コイルの中心磁場が減少する。
本発明の一態様の目的は、取り扱いが容易でありかつ低減された遮蔽電流と低減された交流損失とを有する超電導線材を提供することである。
本発明の別の態様の目的は、簡単に製造され得るとともに増加された中心磁場を有する超電導コイルを提供することである。
本発明の一態様に係る超電導線材は、複数の超電導線材部分を備える。複数の超電導線材部分は、各々、第1主面と第1主面とは反対側の第2主面とを有する基板と、第1主面上に設けられた超電導材料層とを含む。複数の超電導線材部分は、第1主面に直交する第2の方向に沿って互いに積層される。超電導線材の長手方向に直交する断面における、超電導線材の高さhに対する超電導線材の幅wの比w/hは0.7以上3以下である。幅wは2mm以下である。幅wは、この断面において第1主面が延在する第1の方向における超電導線材の最大幅として定義される。高さhは、この断面において第1の方向に直交する第2の方向における超電導線材の最大高さとして定義される。
本発明の一態様に係る超電導コイルは、本発明の一態様に係る超電導線材と、絶縁体とを備える。超電導線材は、周回毎に空間を置いて巻き回された渦巻形状を有する。絶縁体は、空間を充たしており、かつ、超電導線材の渦巻形状を保持する。
本発明の一態様によれば、取り扱いが容易でありかつ低減された遮蔽電流と低減された交流損失とを有する超電導線材を提供することができる。
本発明の一態様によれば、簡単に製造され得るとともに増加された中心磁場を有する超電導コイルを提供することができる。
実施の形態1に係る超電導線材の長手方向に直交する断面における、超電導線材の概略断面図である。 実施の形態1に係る超電導線材の製造方法の一工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る超電導線材の製造方法における、図2に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る超電導線材の製造方法における、図3に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る超電導コイルの概略平面図である。 実施の形態1に係る超電導コイルの、図5に示す断面線VI−VIにおける概略断面図である。 実施の形態2に係る超電導線材の長手方向に直交する断面における、超電導線材の概略断面図である。 実施の形態2に係る超電導線材の製造方法の一工程を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る超電導線材の製造方法における、図8に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る超電導線材の製造方法における、図9に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る超電導コイルの概略平面図である。 実施の形態2に係る超電導コイルの、図11に示す断面線XII−XIIにおける概略断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る超電導線材1,2は、複数の超電導線材部分10,10bを備える。複数の超電導線材部分10,10bは、各々、第1主面11fと第1主面11fとは反対側の第2主面11sとを有する基板11と、第1主面11f上に設けられた超電導材料層13とを含む。複数の超電導線材部分10,10bは、第1主面11fに直交する第2の方向(y方向)に沿って互いに積層される。超電導線材1,2の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における、超電導線材1,2の高さhに対する超電導線材1,2の幅wの比w/hは0.7以上3以下である。幅wは2mm以下である。幅wは、この断面(x−y面)において第1主面11fが延在する第1の方向(x方向)における超電導線材1,2の最大幅として定義される。高さhは、この断面(x−y面)において第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)における超電導線材1,2の最大高さとして定義される。
超電導線材1,2の比w/hは0.7以上3以下であるため、超電導線材1,2の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における超電導線材1,2の断面形状は、向上された対称性を有する。取り扱いが容易である超電導線材1,2が提供され得る。また、超電導線材1,2において発生する遮蔽電流と交流損失とは、超電導線材1,2の幅wが小さくなるにつれて減少する。超電導線材1,2の幅wは2mm以下であり、狭い幅を有している。そのため、超電導線材1,2において発生する遮蔽電流と交流損失とは低減され得る。
(2)上記(1)に係る超電導線材1,2は、第2の方向(y方向)において互いに対向する第1表面7と第2表面8とを有する。複数の超電導線材部分10,10bの各々に含まれる基板11の第1主面11fが第1表面7に対向するように、複数の超電導線材部分10,10bは互いに積層されている。そのため、超電導線材1,2は、超電導線材1,2の長手方向(z方向)の端部において、他の導体と容易に接続され得る。
(3)上記(1)または(2)に係る超電導線材1,2は、複数の超電導線材部分10,10bを互いに接合する導電接合層20をさらに備えている。導電接合層20は、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導線材1,2が破損することが防止され得る。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに係る超電導線材1,2は、複数の超電導線材部分10,10bの外周を被覆する絶縁層30をさらに備える。絶縁層30は、複数の超電導線材1,2が互いに短絡することなく高い密度で配置されることを可能にする。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに係る超電導線材2では、複数の超電導線材部分10,10bは、各々、安定化層15をさらに含む。安定化層15は、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導線材2が破損することがさらに防止され得る。
(6)上記(1)から(5)のいずれかに係る超電導線材1,2では、比w/hは0.8以上2以下である。取り扱いが容易である超電導線材1,2が提供され得る。
(7)上記(1)から(6)のいずれかに係る超電導線材1,2では、幅wは1mm以下である。超電導線材1,2において発生する遮蔽電流と交流損失とはさらに低減され得る。
(8)本発明の一態様に係る超電導コイル5,6は、上記(1)から(7)のいずれかに係る超電導線材1,2と、絶縁体33とを備える。超電導線材1,2は、周回毎に空間を置いて巻き回された渦巻形状を有する。絶縁体33は、空間を充たしており、かつ、巻き回された超電導線材1,2の渦巻形状を保持する。超電導線材1,2の断面形状は向上された対称性を有するため、超電導線材1,2は、容易に渦巻き状に巻き回され得る断面形状を有している。そのため、超電導コイル5,6は簡単に製造され得る。超電導線材1,2の幅wは2mm以下であるため、超電導線材1,2において発生する遮蔽電流と交流損失とは低減され得る。このような超電導線材1,2が巻き回された超電導コイル5,6では、超電導コイル5,6の中心磁場が増加し得る。
[本発明の実施形態の詳細]
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
(実施の形態1)
図1に示されるように、本実施の形態に係る超電導線材1は、複数の超電導線材部分10を主に備える。超電導線材1は、導電接合層20と、絶縁層30とをさらに備えてもよい。
複数の超電導線材部分10は、各々、第1主面11fと第1主面11fとは反対側の第2主面11sとを有する基板11と、第1主面11f上に設けられた超電導材料層13とを含む。複数の超電導線材部分10は、各々、中間層12と、保護層14と、下地層16とをさらに含んでもよい。
基板11は、金属基板であってもよい。特定的には、基板11は、配向金属基板であってもよい。なお、配向金属基板は、第1主面11f及び第2主面11s内の2つの方向(x方向及びz方向)に関して、結晶方位が揃っている基板を意味する。配向金属基板は、例えば、SUSまたはハステロイ(登録商標)のベース基板上にニッケル層及び銅層などが配置されたクラッドタイプの金属基板であってもよい。基板11の材料はこれらに限定されず、例えば金属以外の材料であってもよい。
基板11は、複数の超電導線材部分10の各々に含まれる他の構成要素(中間層12,超電導材料層13,保護層14,下地層16)よりも大きな厚さを有している。基板11の厚さは特に限定されないが、30μm以上であってもよく、特定的には50μm以上であってもよい。基板11の生産性及びコストを考慮して、基板11の厚さは、1mm以下であってもよく、特定的には200μm以下であってもよい。基板11の厚さは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1主面11fの法線に平行な第2の方向(y方向)における基板11の最大高さとして定義される。
中間層12は、基板11の第1主面11f上に設けられている。中間層12は、基板11と超電導材料層13との間に配置されている。中間層12は、超電導材料層13との反応性が極めて低く、超電導材料層13の超電導特性を低下させないような材料を用いることができる。中間層12は、高温プロセスを利用して超電導材料層13を形成する際に、基板11から超電導材料層13へ金属原子が拡散することを抑制することができる。基板11がその表面に結晶配向性を有するとき、中間層12は、基板11と超電導材料層13との結晶配向性の差を緩和してもよい。中間層12は、例えば、0.1μm以上3.0μm以下の厚さを有してもよい。
中間層12は、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、CeO(酸化セリウム)、MgO(酸化マグネシウム)、Y(酸化イットリウム)、Al(酸化アルミニウム)、LaMnO(酸化ランタンマンガン)、Gd2Zr27(ジルコン酸ガドリニウム)およびSrTiO(チタン酸ストロンチウム)の少なくとも一つから構成されてもよい。中間層12は、複数の層により構成されていてもよい。中間層12の各々が複数の層により構成される場合、複数の層は、互いに異なる材質により構成されてもよいし、一部が同じ材質により構成されかつ残りは互いに異なる材質により構成されてもよい。基板11としてSUS基板またはハステロイ基板が用いられる場合、中間層12は、例えば、IBAD(Ion Beam Assisted Deposition)法にて形成された結晶配向層であってもよい。
中間層12の、基板11に面する主面と反対側の主面上に、超電導材料層13が設けられてもよい。超電導材料層13は、中間層12を挟んで基板11の第1主面11f上に設けられてもよい。超電導材料層13は、超電導線材1のうち、超電導電流が流れる部分である。
超電導材料層13を構成する超電導材料は特に限定されないが、例えば、RE−123系の酸化物超電導体とすることが好ましい。RE−123系の酸化物超電導体は、REBa2Cu3y(yは6〜8、より好ましくは6.8〜7、REとはイットリウム、またはGd、Sm、Hoなどの希土類元素を意味する)として表される超電導体を意味する。超電導材料層13の厚さは特に限定されないが、超電導材料層13に流れる超電導電流の臨界電流Icを向上させるために、超電導材料層13の厚さは、0.5μm以上であってもよく、特定的には1.0μm以上であってもよい。超電導材料層13の生産性を考慮して、超電導材料層13の厚さは10μm以下であってもよく、特定的には5μm以下であってもよい。超電導材料層13は、中間層12よりも厚くてもよい。
保護層14は、超電導材料層13の、中間層12に面する主面と反対側の主面上に形成されている。保護層14は、導電材料で構成されてもよい。保護層14は、例えば、銀(Ag)または銀合金から構成されてもよい。保護層14の厚さは、例えば、0.1μm以上であってもよく、特定的には1μm以上であってもよい。保護層14の厚さは、例えば、20μm以下であってもよく、特定的には10μm以下であってもよい。保護層14は、超電導材料層13の側面(y−z面)上に設けられてもよい。保護層14は、中間層12の側面(y−z面)上にさらに設けられてもよい。保護層14は、基板11の側面(y−z面)上と第2主面11s上とにさらに設けられてもよい。
複数の超電導線材部分10は、第1主面11fに直交する第2の方向(y方向)に沿って互いに積層されている。少なくとも3つの超電導線材部分10が、第1主面11fに直交する第2の方向(y方向)に沿って互いに積層されてもよい。超電導線材1は、第2の方向(y方向)において互いに対向する第1表面7と第2表面8とを有する。特定的には、複数の超電導線材部分10の各々に含まれる基板11の第1主面11fが第1表面7に対向するように、複数の超電導線材部分10は互いに積層されている。互いに隣り合う第1の超電導線材部分(10)と第2の超電導線材部分(10)とが、第1の超電導線材部分(10)の基板11の第1主面11fが、第2の超電導線材部分(10)の基板11の第2主面11sに対向するように、複数の超電導線材部分10は互いに積層されている。
超電導線材1は、複数の超電導線材部分10を互いに接合する導電接合層20をさらに備えている。複数の超電導線材部分10は、導電接合層20を介して互いに積層されている。導電接合層20は、保護層14とともに、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。導電接合層20の材料は特に限定されないが、例えば、はんだであってもよい。導電接合層20の厚さは特に限定されないが、例えば、1μm以上であってもよく、特定的には10μm以上であってもよい。導電接合層20の厚さは、例えば、100μm以下であってもよく、特定的には50μm以下であってもよい。
下地層16は、基板11に対する導電接合層20の密着性を向上させる。下地層16は、基板11の第2主面11s上に設けられている。下地層16は、基板11の側面(y−z面)上にも設けられてもよい。下地層16は、保護層14と同様に、導電材料で構成されてもよい。下地層16は、例えば、銀(Ag)または銀合金から構成されてもよい。下地層16の厚さは、例えば、0.1μm以上10μm以下であってもよく、1μm以上5μm以下であってもよい。下地層16は、保護層14に一体化されてもよい。下地層16は、保護層14とともに、基板11、中間層12及び超電導材料層13から構成される積層体部分(11,12,13)の全ての表面を覆ってもよい。
本実施の形態の超電導線材1は、複数の超電導線材部分10の外周を被覆する絶縁層30をさらに備える。絶縁層30は、例えば、クラフト紙もしくは半合成絶縁紙のような絶縁テープ、または、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイドもしくはポリエステルなどのような樹脂からなる絶縁テープであってもよい。絶縁層30は、絶縁テープを複数の超電導線材部分10の外周に巻きつけることによって構成されてもよい。絶縁層30は、複数の超電導線材1が互いに短絡することを防止する。
超電導線材1は、長手方向(z方向)に延在する長尺線材である。超電導線材1の長手方向(z方向)の長さは、超電導線材1の高さh及び幅wよりもはるかに大きい。超電導線材1の長手方向(z方向)の長さは、例えば、1m以上であってもよく、特定的には100m以上であってもよく、さらに特定的には1km以上であってもよい。本明細書において、超電導線材1の幅wは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1主面11fが延在する第1の方向(x方向)における超電導線材1の最大幅として定義される。本明細書において、超電導線材1の高さhは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)における超電導線材1の最大高さとして定義される。
超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における、超電導線材1の高さhに対する幅wの比w/hは0.7以上3以下である。比w/hが0.7以上3以下となるように、複数の超電導線材部分10は、第1主面11fに直交する第2の方向(y方向)に沿って互いに積層されている。比w/hは、0.8以上であってもよく、1以上であってもよい。比w/hは、2以下であってもよく、1.5以下であってもよい。
超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における積層体(10,20)の高さに対する幅の比は、0.7以上3以下である。積層体(10,20)の高さに対する幅の比は、0.8以上2以下であってもよい。本明細書において、積層体(10,20)の幅は、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1主面11fが延在する第1の方向(x方向)における積層体(10,20)の最大幅として定義される。本明細書において、積層体(10,20)の高さは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)における積層体(10,20)の最大高さとして定義される。
超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において、超電導線材1は長方形の形状を有している。特定的には、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において、超電導線材1は正方形の形状を有してもよい。超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において、積層体(10,20)は長方形の形状を有している。特定的には、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において、積層体(10,20)は正方形の形状を有してもよい。
超電導線材1の幅wは、2mm以下である。超電導線材1の幅wは、1mm以下であってもよい。超電導線材1の幅wは、0.7mm以下であってもよい。超電導線材1の幅wは、0.5mm以下であってもよい。積層体(10,20)の幅は、2mm以下である。積層体(10,20)の幅は、1mm以下であってもよい。積層体(10,20)の幅は、0.7mm以下であってもよい。積層体(10,20)の幅は、0.5mm以下であってもよい。
図2から図4を参照して、本実施の形態の超電導線材1の製造方法の一例を説明する。
図2を参照して、基板11上に、中間層12と、超電導材料層13と、保護層14と、下地層16とを含む超電導線材部分10が形成される。具体的には、基板11の第1主面11f上に中間層12が形成される。中間層12の形成方法として、例えばスパッタ法などの物理蒸着法が用いられてもよい。基板11の第1主面11fが配向結晶化されていない場合には、イオンビームアシスト蒸着(IBAD)法によって、配向された中間層12が形成されてもよい。
次に、中間層12上に超電導材料層13が形成される。本実施の形態では、中間層12の基板11に面する主面と反対側の主面上に、RE−123系の酸化物超電導体を含む超電導材料層13が形成される。例えば、気相堆積法、液相堆積法、またはこれらの組合せにより、超電導材料層13が形成されてもよい。気相堆積法としては、パルスレーザ蒸着法(PLD法)、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、有機金属化学気相堆積(MOCVD)法や分子線エピタキシー(MBE)法などが例示され得る。溶液を用いた堆積法として、有機金属堆積(MOD)法が例示され得る。
次に、超電導材料層13上に保護層14が形成される。具体的には、超電導材料層13の中間層12に面する主面と反対側の主面上に、保護層14が形成される。保護層14は、例えば、スパッタなどの物理的蒸着法またはめっき法などにより形成されてもよい。基板11の第2主面11s上に下地層16が形成される。下地層16は、例えば、スパッタなどの物理的蒸着法またはめっき法などにより形成されてもよい。下地層16は、保護層14と同一の工程で形成されてもよい。それから、超電導材料層13に酸素を導入するために、超電導線材部分10が酸素雰囲気下でアニールされてもよい。
図2及び図3に示されるように、基板11、中間層12、超電導材料層13、保護層14及び下地層16から構成される超電導線材部分10が分割線35で分割される。一例では、超電導線材部分10にレーザビームを照射することにより、超電導線材部分10が分割されてもよい。別の例では、回転刃を用いて超電導線材部分10を機械的に切断すること(機械スリット加工)により、超電導線材部分10が分割されてもよい。
それから、図4に示されるように、はんだ層のような導電接合層20を用いて、分割された複数の超電導線材部分10が互いに積層される。特定的には、複数の超電導線材部分10の各々に含まれる基板11の第1主面11fが第1表面7に対向するように、複数の超電導線材部分10は導電接合層20を介して互いに積層される。互いに隣り合う第1の超電導線材部分(10)と第2の超電導線材部分(10)とが、第1の超電導線材部分(10)の基板11の第1主面11fが、第2の超電導線材部分(10)の基板11の第2主面11sに対向するように、複数の超電導線材部分10は導電接合層20を介して互いに積層される。
最後に、複数の超電導線材部分10の外周が絶縁層30で被覆される。例えば、複数の超電導線材部分10の外周に絶縁テープを巻きつけることによって、複数の超電導線材部分10の外周が絶縁層30で被覆されてもよい。こうして、図1に示される超電導線材1が得られる。
図5及び図6に示されるように、本実施の形態の超電導コイル5は、本実施の形態の超電導線材1と、絶縁体33とを主に備える。
超電導線材1は、コイル軸を中心とした渦巻形状を有している。超電導線材1は、コイル軸を中心として巻き回されている。超電導線材1は、周回毎に空間を置いて巻き回されている。第1主面11f及び第2主面11sがそれぞれ超電導コイル5の外周側及び内周側に位置するように、超電導線材1は配向されてもよい。
絶縁体33は、巻き回された超電導線材1の間の空間を充たしている。絶縁体33は、巻き回された超電導線材1の渦巻形状を保持する。具体的には、空間を置いて巻き回された超電導線材1は、絶縁体33によって、互いに絶縁されかつ固着される。絶縁体33を構成する材料として、樹脂、特定的には熱硬化性樹脂が用いられてもよい。絶縁体33に用いられる熱硬化性樹脂の一例は、エポキシ樹脂である。
本実施の形態の超電導コイル5の製造方法の一例を説明する。超電導線材1を巻枠に巻きつけることにより、超電導線材1が渦巻形状に巻き回される。超電導線材1は、周回毎に空間を置いて巻き回されている。それから、渦巻形状に巻き回された超電導線材1の間の空間に、絶縁樹脂が充填される。例えば、渦巻形状に巻き回された超電導線材1の間の空間に、エポキシ樹脂が含浸される。それから、絶縁樹脂は硬化されて、巻き回された超電導線材1の渦巻形状を保持する絶縁体33となる。絶縁体33は、空間を置いて巻き回された超電導線材1を、互いに絶縁しかつ固着する。こうして、本実施の形態の超電導コイル5は製造されてもよい。
本実施の形態の超電導コイル5の製造方法の別の一例を説明する。超電導線材1の外表面に絶縁樹脂を塗布する。絶縁樹脂が塗布された超電導線材1を巻枠に巻きつけることにより、超電導線材1が渦巻形状に巻き回される。それから、絶縁樹脂は硬化されて、巻き回された超電導線材1の渦巻形状を保持する絶縁体33となる。絶縁体33は、空間を置いて巻き回された超電導線材1を、互いに絶縁しかつ固着する。こうして、本実施の形態の超電導コイル5は製造されてもよい。
本実施の形態の超電導線材1及び超電導コイル5の作用及び効果について説明する。
本実施の形態の超電導線材1は、複数の超電導線材部分10を備える。複数の超電導線材部分10は、各々、第1主面11fと第1主面11fとは反対側の第2主面11sとを有する基板11と、第1主面11f上に設けられた超電導材料層13とを含む。複数の超電導線材部分10は、第1主面11fに直交する第2の方向(y方向)に沿って互いに積層されている。超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における、超電導線材1の高さhに対する超電導線材1の幅wの比w/hは0.7以上3以下である。幅wは2mm以下である。幅wは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1主面11fが延在する第1の方向(x方向)における超電導線材1の最大幅として定義される。高さhは、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)において第1の方向(x方向)に直交する第2の方向(y方向)における超電導線材1の最大高さとして定義される。
超電導線材1の比w/hは0.7以上3以下であるため、超電導線材1の長手方向(z方向)に直交する断面(x−y面)における超電導線材1の断面形状は、向上された対称性を有する。取り扱いが容易である超電導線材1が提供され得る。また、超電導線材1において発生する遮蔽電流と交流損失とは、超電導線材1の幅wが小さくなるにつれて減少する。本実施の形態の超電導線材1の幅wは2mm以下であり、狭い幅を有する。そのため、超電導線材1において発生する遮蔽電流と交流損失とは低減され得る。
本実施の形態の超電導線材1は、第2の方向(y方向)において互いに対向する第1表面7と第2表面8とを有する。複数の超電導線材部分10の各々に含まれる基板11の第1主面11fが第1表面7に対向するように、複数の超電導線材部分10は互いに積層されている。そのため、本実施の形態の超電導線材1は、超電導線材1の長手方向(z方向)の端部において、他の導体と容易に接続され得る。
本実施の形態の超電導線材1は、複数の超電導線材部分10を互いに接合する導電接合層20をさらに備えている。導電接合層20は、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導線材1が破損することが防止され得る。
本実施の形態の超電導線材1は、複数の超電導線材部分10の外周を被覆する絶縁層30をさらに備える。絶縁層30は、複数の超電導線材1が互いに短絡することなく高い密度で配置されることを可能にする。
本実施の形態の超電導線材1の比w/hは、0.8以上2以下であってもよい。超電導線材1の断面形状は、さらに向上された対称性を有する。取り扱いが容易である超電導線材1が提供され得る。
本実施の形態の超電導線材1の幅wは、1mm以下であってもよい。超電導線材1において発生する遮蔽電流と交流損失とはさらに低減され得る。
本実施の形態の超電導コイル5は、以上に述べた本実施の形態の超電導線材1と、絶縁体33とを備える。超電導線材1は、周回毎に空間を置いて巻き回された渦巻形状を有する。絶縁体33は、空間を充たしており、かつ、超電導線材1の渦巻形状を保持する。超電導線材1の断面形状は向上された対称性を有するため、超電導線材1は、容易に渦巻き状に巻き回され得る断面形状を有している。そのため、超電導コイル5は簡単に製造され得る。超電導線材1の幅wは2mm以下であるため、超電導線材1において発生する遮蔽電流と交流損失とは低減され得る。このような超電導線材1が巻き回された超電導コイル5では、超電導コイル5の中心磁場が増加し得る。
(実施の形態2)
図7を参照して、実施の形態2の超電導線材2について説明する。図11及び図12を参照して、実施の形態2の超電導コイル6について説明する。本実施の形態の超電導線材2及び超電導コイル6は、実施の形態1の超電導線材1及び超電導コイル5と同様の構成を備えるが、以下の点で主に異なる。
図7に示されるように、本実施の形態の超電導線材2では、複数の超電導線材部分10bは、各々、安定化層15をさらに含んでいる。図11及び図12に示されるように、本実施の形態に係る超電導コイル6は、本実施の形態の超電導線材2を備えている。
安定化層15は、保護層14上に設けられてもよい。保護層14の、超電導材料層13に面する主面と反対側の主面上に、安定化層15が形成されてもよい。保護層14は、超電導材料層13と安定化層15との間に配置されている。安定化層15は、基板11、中間層12、超電導材料層13及び保護層14から構成される積層体部分(11,12,13,14)を囲んでもよい。
安定化層15は、保護層14とともに、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。安定化層15は、良導電性の金属材料の箔またはめっき層などからなる。安定化層15を構成する材料は、たとえば銅(Cu)または銅合金などが好ましい。安定化層15の厚さは特に限定されないが、10μm以上であってもよく、特定的には20μm以上であってもよい。安定化層15の厚さは、100μm以下であってもよく、特定的には50μm以下であってもよい。安定化層15は、保護層14よりも厚い。
図8から図10を参照して、本実施の形態の超電導線材2の製造方法の一例を説明する。
図8を参照して、基板11上に、中間層12と、超電導材料層13と、保護層14と、安定化層15と、下地層16とを形成する。こうして、超電導線材部分10bが得られる。本実施の形態の中間層12、超電導材料層13、保護層14及び下地層16は、実施の形態1の中間層12、超電導材料層13、保護層14及び下地層16と、同様に方法によって製造されてもよい。安定化層15は、保護層14上にめっきを施すこと、または、保護層14上に金属箔を貼り合せること等によって、形成されてもよい。
図8及び図9を参照して、超電導線材部分10bが、分割線35で分割される。一例では、超電導線材部分10bにレーザビームを照射することにより、超電導線材部分10bが分割されてもよい。別の例では、回転刃を用いて超電導線材部分10bを機械的に切断すること(機械スリット加工)により、超電導線材部分10bが分割されてもよい。
それから、図10を参照して、はんだ層のような導電接合層20を用いて、分割された複数の超電導線材部分10bが互いに積層される。特定的には、複数の超電導線材部分10bの各々に含まれる基板11の第1主面11fが第1表面7に対向するように、複数の超電導線材部分10bは導電接合層20を介して互いに積層される。互いに隣り合う第1の超電導線材部分(10b)と第2の超電導線材部分(10b)とが、第1の超電導線材部分(10b)の基板11の第1主面11fが、第2の超電導線材部分(10b)の基板11の第2主面11sに対向するように、複数の超電導線材部分10bは導電接合層20を介して互いに積層される。
最後に、複数の超電導線材部分10bの外周が絶縁層30で被覆される。例えば、複数の超電導線材部分10bの外周に絶縁テープを巻きつけることによって、複数の超電導線材部分10bの外周が絶縁層30で被覆されてもよい。こうして、図7に示される超電導線材2が得られる。
本実施の形態の超電導線材2及び超電導コイル6の作用及び効果について説明する。本実施の形態の超電導線材2及び超電導コイル6は、実施の形態1の超電導線材1及び超電導コイル5の効果に加えて、以下の効果を奏する。
本実施の形態の超電導線材2では、複数の超電導線材部分10bは、各々、安定化層15をさらに含んでいる。安定化層15は、超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導材料層13を流れていた電流が転流するバイパスとして機能する。超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に超電導線材2が破損することがさらに防止され得る。
本実施の形態の超電導コイル6は、本実施の形態の超電導線材2と、絶縁体33とを備える。超電導材料層13が超電導状態から常電導状態に遷移する際に、超電導コイル6が破損することがさらに防止され得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 超電導線材
5,6 超電導コイル
7 第1表面
8 第2表面
10,10b 超電導線材部分
11 基板
11f 第1主面
11s 第2主面
12 中間層
13 超電導材料層
14 保護層
15 安定化層
16 下地層
20 導電接合層
30 絶縁層
33 絶縁体
35 分割線

Claims (8)

  1. 複数の超電導線材部分を備える超電導線材であって、
    前記複数の超電導線材部分は、各々、第1主面と前記第1主面とは反対側の第2主面とを有する基板と、前記第1主面上に設けられた超電導材料層とを含み、
    前記複数の超電導線材部分は、前記第1主面に直交する第2の方向に沿って互いに積層され、
    前記超電導線材の長手方向に直交する断面における、前記超電導線材の高さhに対する前記超電導線材の幅wの比w/hは0.7以上3以下であり、
    前記幅wは2mm以下であり、
    前記幅wは、前記断面において前記第1主面が延在する第1の方向における前記超電導線材の最大幅として定義され、
    前記高さhは、前記断面において前記第1の方向に直交する前記第2の方向における前記超電導線材の最大高さとして定義される、超電導線材。
  2. 前記超電導線材は、前記第1の方向において互いに対向する第1表面と第2表面とを有し、
    前記複数の超電導線材部分の各々に含まれる前記基板の前記第1主面が前記第1表面に対向するように、前記複数の超電導線材部分は互いに積層されている、請求項1に記載の超電導線材。
  3. 前記複数の超電導線材部分を互いに接合する導電接合層をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の超電導線材。
  4. 前記複数の超電導線材部分の外周を被覆する絶縁層をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超電導線材。
  5. 前記複数の超電導線材部分は、各々、安定化層をさらに含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の超電導線材。
  6. 前記比w/hは0.8以上2以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の超電導線材。
  7. 前記幅wは1mm以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の超電導線材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の超電導線材と、
    絶縁体とを備え、
    前記超電導線材は、周回毎に空間を置いて巻き回された渦巻形状を有し、
    前記絶縁体は、前記空間を充たしており、かつ、前記超電導線材の前記渦巻形状を保持する、超電導コイル。
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